JPH0242038A - 新規含フツ素化合物及びその製造方法 - Google Patents

新規含フツ素化合物及びその製造方法

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JPH0242038A
JPH0242038A JP19207388A JP19207388A JPH0242038A JP H0242038 A JPH0242038 A JP H0242038A JP 19207388 A JP19207388 A JP 19207388A JP 19207388 A JP19207388 A JP 19207388A JP H0242038 A JPH0242038 A JP H0242038A
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勇 金子
Hide Nakamura
秀 中村
Kazuya Oharu
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は新規含フツ素化合物及びその製造方法に関する
ものである。
[従来の技術] !1゛ 本発明の式CF2・CFCFOCF=CF2(+、1.
2,4.5.6.6へブタフルオロ−4−トリフルオロ
メチル−3−才キサー1.5−ヘキサジエン)は、文献
未載の新規化合物であり、反応性の異なる二種類の二重
結合なイ■する。このような例はCF2・CFOCF2
CF=CF。
、l、2,4,4,5,6.6−オクタフルオロ−3−
オキサ1.5−へキサジエン(特公昭60−45619
1なるものが知られていた。
[発明の解決しようとする課題] 従来知られていたCF2・CFOCF、CF=CF、は
、ラジカル開始剤存在下重合するとガラス転位温度が6
9°Cの環化重合体が得られる。
本発明は、環化重合し得るパーフルオロ化合物であり、
従来の環化重合物に比べ、高Tg、高撥水性を有する重
合体を与える新規含フツ素化合物及びその製造方法を提
供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] C1□ 一−−−−−→ CF2CICFCICF2CF2CO
F(c) される新規含フツ素化合物、第2に式 異なりCI、Br、 lから選ばれるハロゲン原子)で
表わされる含フツ素化合物と脱ハロゲン化剤とを反応さ
せて脱ハロゲンし、式 合物を得ることを字、シ徴とする製造方法を提供するも
のである。
本発明の新規含フツ素化合物は例えば、次のように合成
することが出来る。
Δ CF2・CFChOCF=CF2−  CF2=CFC
F2CF2COFfa)              
   (bl(it 即ち、パーフルオロアリルビニルエーテル(特公昭6O
−45619)を加熱しクライセン転位生成物(b)と
した後塩素を二重結合に付加させる。熱分解によりビニ
ル基を有する(dl を得、酸化によりエポキシ基含有
化合物(e) とする。
その後ルイス酸触媒存在下異性化させてTf)を得、金
属フッ化物存在下、ヘキサフルオロプロピレンオキシド
を低温下反応させ、熱分解によりビニルエーテル(hl
を生じさせ、亜鉛等の脱ハロゲン化剤を用いて脱塩素反
応することによって含フッ素子ツマ−(1)を得ること
が出来る。
(alのクライゼン転位反応の反応温度は、100℃〜
30(]℃、好ましくは100℃〜200℃である。
fbl と塩素との反応は0℃〜70℃、好ましくは3
0℃〜70℃である。
(dlのビニル化合物は、(c)の気相熱分解、もしく
は(c)と水酸化アルカリとを反応させて得られるカル
ボン酸アルカリ塩の熱分解により得ることが出来る。(
c)の気相熱分解における反応温度は、250℃〜40
0℃好ましくは280℃〜350℃であり、またカルボ
ン酸アルカリ塩の熱分解における反応温度は、150℃
〜300°C1好ましくは200℃〜280℃である。
反応温度が低い場合には変換率が低くなり、また高い場
合は分解生成物量が多くなる。(d)の酸化反応は、オ
ートクレーブ中に(c)をR113のごとき溶媒ととも
に又は無溶媒で仕込み加熱し、直接酸素を吹込ことによ
ってエポキシ基含有化合物(c)を得ることが出来る。
反応温度は50℃〜50℃、好ましくは70℃〜100
℃である。反応温度が低い場合には変換率が低くなり、
また高い場合には分解生成物量が多くなる。
またこの酸化反応は次亜塩素酸ナトリウム水溶液を用い
ても行うことが出来る。すなわち、大過剰の次亜塩素酸
ナトリウム水溶液とトリオクチルメチルアンモニウムク
ロライドのごとき相間移動触媒存在下(c)をキシレン
、R113のごとき溶媒とともに又は無溶媒で反応させ
ることによっても(el を得ることが出来る。
(e)をルイス酸触奴存在下気相熱異性化反応を行うと
ケトン(fl を生ずる。反応温度は、150℃〜30
0℃、好ましくは200℃〜250℃、接触時間は0.
01秒〜30秒、好ましくは0.1秒〜3秒である。
極性溶媒中、金属フッ化物の作用のちとに([)とヘキ
サフルオロプロピレンオキシド(IIFPO)とを反応
させることにより(gl を得ることが出来る。この時
の極性溶媒としては、例えばアセトニトリル、ジエチレ
ングリコールジメチルエーテル、1,4−ジオキサン等
があげられる。反応温度は50℃〜−20℃、好ましく
は、20℃〜−10℃である。
fh)のビニルエーテルは、(g)の気相熱分解、もし
くはfg) と水酸化アルカリとを反応させて得られる
カルボン酸アルカリ塩の熱分解により得ることが出来る
。(g)の気相熱分解における反応温度は、250℃〜
400℃好ましくは280℃〜350℃であり、またカ
ルボン酸アルカリ塩の熱分解における反応温度は、15
0 ℃〜300℃、好ましくは、150℃〜220℃で
ある。
反応温度が低い場合には変換率が低くなり、また高い場
合は分解生成物量が多くなる。
極性溶媒中、亜鉛等の脱ハロゲン化剤を用いて(h)を
脱塩素反応せしめることにより、目的生成物CF2・C
FCFOCF=CF2を得ることが出来る。
CF。
この反応における溶媒は、例えばジグライム、4−ジオ
キサン、メタノール等が好ましく使用される。また、脱
ハロゲン化剤としては、亜鉛の他にナトリウム、マグネ
シウム、スズ、銅、鉄等が挙げられるが、反応速度の上
から亜鉛が好ましく使用される。また、脱ハロゲン化剤
のモル比は、(hl の2〜6イFt、、好ましくは3
〜4イ8である。反応温度は20℃〜150℃、好まし
くは30℃〜100℃である。
[作用] 1F。
本発明の式CF2=CFCFOCF=CF、は、反応性
の異なった二種類の二重結合を含んでおり、かっその二
重結合を連結する原子数が3〜5であり、単独申合時に
は環化重合して主鎖に環構造を有するポリマーを生ずる
。また、もし分子内環化が進行しにくい場合であっても
、mtTr結合の反応性が異なるためにその場ではゲル
化せず、側鎖に二重結合を有するポリマーが得られる。
[実施例] 実施例1 Chem、 Soc、 、亘、 3640 [955)
 iこ、書己載されている)015gを入れ、95°C
に加熱した。酸素を5〜10kg/ゲージで3時間かけ
て73g加えた。酸素導入後さらに2時間攪拌を続けた
後、蒸留してg(90%収率)を得た。この化合物は、
p、b65.4 b : 134.3 74.0であっ た。
g、フッ化セシウム32g、アセトニトリル450m1
を入れ、10℃にした後、ヘキサフルオロプロピレンオ
キシド445gを2時間かけて導入し。
440 g +40%収率)を得た。この化合物は、p
、b、  132℃1. ” FNMR(δppm 、
CFC1s基準)次いで、アルミナを熱反応管に入れ、
220 ’C蒸気(326g)を2時間接触させ、CF
 2CF CCF。
!I CI  C10 a  ニー63.8.  b ニー126.8.c  
:  −76,3,d  :  −128,6c ニー
82.7 、 f ニー130.5 、  g : 2
7.0であった。
し1 し しFs  シl’:+U メタノール中にゆっくり滴下した。さらに、その中に水
酸化カリウムのメタノール溶液を反応液がアルカリ性と
なるまで加えた。その後、メタノールを留出させ、充分
に乾燥させた後、(72%収率)ヲ得り、コノ化合物ハ
、p、b、  120℃1. ” FNMR(δpmm
 CFCl3基準)F        F a ニー63.4  、 b ニー128.3  、 
 c ニー77.0  、d ニー130.2゜e ニ
ー134.0. f ニー122.0 、 g : −
116,0であった。
5flOml四ロフラスコに亜鉛60g、1.4〜ジオ
キ(0,23mall をゆっくり滴−ドした6滴下終
’il’1時間後に亜鉛を濾別し、蒸留により、 a  :   −117,5b:  −124,(]C
・−137,5(1: −134,30・ −85,2
f  :  −188,8g  :   −8’1.3
      h :  −105,6カツプリング定数
 (Ilzl J  F”F”=85     J  F”F’=66
  、   、J  Ft′F″=I+2J  F”F
”=59    J  F’F’・44  、  J 
 F’Fh・117、J ト’F’=51 元素分析測定結果 : F: 68.13 、C: 2
5.84In算値 、 F: 68.33 、C: 2
5.92[発明の効果1 本発明の新規含フツ素化合物は、反応性の異なる二種類
の二重結合をイー1するものであり、環化重合性に優れ
、Y鎖に環構造を有する含フツ素ポリマーを与え得ると
いう効果を有する。
p、b、  64  ℃

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式  ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる新規含フッ素化合物 2、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中X及びYは同一又は相異なりCl、Br、Iから
    選ばれるハロゲン原子) で表わされる含フッ素化合物と脱ハロゲン化剤とを反応
    させて脱ハロゲンし、式  ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる新規含フッ素化合物を得ることを特徴とす
    る製造方法。
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