JPH023859B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH023859B2
JPH023859B2 JP10544785A JP10544785A JPH023859B2 JP H023859 B2 JPH023859 B2 JP H023859B2 JP 10544785 A JP10544785 A JP 10544785A JP 10544785 A JP10544785 A JP 10544785A JP H023859 B2 JPH023859 B2 JP H023859B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
force
panel
steel material
section
view
Prior art date
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Expired
Application number
JP10544785A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61266735A (ja
Inventor
Kunimitsu Yamada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kensetsu Kiso Engineering Co Ltd
Original Assignee
Kensetsu Kiso Engineering Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kensetsu Kiso Engineering Co Ltd filed Critical Kensetsu Kiso Engineering Co Ltd
Priority to JP10544785A priority Critical patent/JPS61266735A/ja
Priority to US06/863,307 priority patent/US4798499A/en
Publication of JPS61266735A publication Critical patent/JPS61266735A/ja
Publication of JPH023859B2 publication Critical patent/JPH023859B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Retaining Walls (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は土留パネルに関するものである。
従来技術 特願昭59−278500号(特開昭61−155515号公
報)において、本件発明者は横断面円弧状の土留
パネルを地山に沿つて並べ、アーチ形の構造によ
つて土圧を受けるという発明を開示した。同明細
書中にも述べたようにアーチ形の構造は従来の直
線状の構造に比して、極めて有利な点を幾つか有
している。
すなわちこのアーチ形構造において特に重要な
要素となるのが、水平方向の反力である。第12
図に示すように土圧Pを受けた土留パネルaは、
左右の支承部b,bに分力P1,P2として伝え
支承部b,bにて分力P1に対して水平反力T1
が生じる。アーチ形構造の有利性はこの水平反力
が生じることで、構造部に大きな曲げモーメント
が発生することなく、軸圧縮力が有利に作用す
る。土留パネルの材料であるコンクリートは圧縮
応力に強いので、極めて有利である。
この発明が解決すべき問題点 このような構造において問題となるのは、支承
部において水平反力が正確に発生しない場合があ
ることである。支承部において分力P1に対する
反力T2は容易に期待し、又は実現することが可
能である。
しかし支承部を変位させずに正確に固定するの
は設計・施工上十分に注意を払う必要があり、技
術的に高度なテクニツクが常に要求される。
水平方向に支承部が少しでも変位した場合には
水平反力は十分に発生ぜず、普通の曲つた部材と
なるため構造上の有利性はなく、曲げモーメント
も大きくなり、軸力は発生しないことになる。
問題点を解決するための手段 この発明は、横断面円弧状のパネル部の左右両
端部間に直線状のPC鋼材を弦状に架設し、該PC
鋼材にプレストレス力を与え、支承部で発生する
反力を前もつてプレストレス力として与えること
によつて、常に土圧を軸圧縮力として作用させる
ものである。
実施例 以下図に示す一実施例に基づきこの発明を詳細
に説明する。
図において1は横断面円弧状のパネル部であつ
て、パネル部1の左右両端部間に弦状にPC鋼材
2が架設されている。
第1図に示す実施例においてはパネル部1の凹
部側に断面L字形の棚部2が水平に形成されてお
り、棚部2の隅角部にPC鋼材挿通孔4が水平に
貫通されている。該PC鋼材挿通孔4内にPC鋼材
3が挿通されている。
PC鋼材3としてはPC鋼棒、PC鋼線、PC鋼よ
り線等が使用可能である。
PC鋼材3は緊張して両端部をくさび或いはナ
ツト5によつて固定する。
以上のような構成を有する土留パネルを地山に
沿つて縦横に並べ、左右端部を地山に埋設したア
ンカーに固定すればよい。棚部2には土砂をつめ
植生することが可能である。(第3図) 尚この棚部は過大なプレストレス力を与えたこ
とによつて逆にアーチ部の破壊を防止することに
も有効であり、構造的な効果は大きい。
この棚部を設けたことによつて、運搬、現場で
の設置作業時におけるパネルの破損を防ぐことが
できる。
パネルにプレストレスを与えることによつて
RC部材ではコンクリートにクラツクが入つて地
山側より水が湧出してコンクリート表面が汚れる
ことが多いが、これを防ぐことができるので、美
観上すぐれたパネルを作ることができる。これは
当然棚部にもプレストレスが入るので、土砂受け
部に入る水のクラツクよりの流出も防ぐことがで
きる。
以上のような構成において、PC鋼材3を緊張
した場合を第11図に示すが、土圧Pは左右端部
において分力P1,P2になるが、PC鋼材3に
プレストレス力Sが与えられている。従つてプレ
ストレス力Sによつてパネル部1には軸圧縮力が
作用し、該プレストレス力Sを分力P1が越えな
い限りは、両端支持部は外側への変位は発生しな
い。
圧縮力に強いコンクリートにとつては、プレス
トレス力Sが働いている以上水平変位が生ぜず、
左右端部を正確に押えることができずとも極めて
強度の大きい耐久性の高いパネルとして使用でき
る。
第4図に示すのは他の実施例であつて、棚部2
がパネル部1の下端に設けられている場合であ
る。
第6図に示すのはその他の実施例であつて、棚
部2を水平の板状にしたものを上下二段に設け、
PC鋼材3を貫通させた場合である。
第8図に示すのはPC鋼材3を棚部2内に貫通
させず、隅角部内側に位置させたものである。
第9図に示すのは断面L字形の棚部2を先に形
成してプレストレス力を与えておき、その後工場
或いは現場においてパネル部1を形成する方法を
示すものである。
第10図に示すのは複数枚のパネルにPC鋼材
3を貫通させ、一度にプレストレス力を与えた場
合である。
発明の効果 この発明は以上のような構成を有し、横断面円
弧状のパネル部の左右端部間に弦状にPC鋼材を
架設してプレストレス力を与えたため、支承部は
土圧の分力がプレストレス力以上にならなければ
パネル部端部に水平変位が生じることがなく、屈
強なパネルとして使用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の斜視図、第2図
はその縦断面図、第3図は施工状態の斜視図、第
4図はその他の実施例の斜視図、第5図はその縦
断面図、第6図はその他の実施例の斜視図、第7
図はその縦断面図、第8図はその他の実施例の縦
断面図、第9図及び第10図はその他の実施例の
平面図、第11図は本発明にかかる土留パネルの
平面図、第12図は従来例の平面図である。 1……パネル部、2……棚部、3……PC鋼材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 横断面円弧状のパネル部の左右両端部間に直
    線状のPC鋼材を弦状に架設し、該PC鋼材にプレ
    ストレス力を与えたコンクリート製土留パネル。
JP10544785A 1985-05-17 1985-05-17 土留パネル Granted JPS61266735A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10544785A JPS61266735A (ja) 1985-05-17 1985-05-17 土留パネル
US06/863,307 US4798499A (en) 1985-05-17 1986-05-15 Retaining panel

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10544785A JPS61266735A (ja) 1985-05-17 1985-05-17 土留パネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61266735A JPS61266735A (ja) 1986-11-26
JPH023859B2 true JPH023859B2 (ja) 1990-01-25

Family

ID=14407841

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10544785A Granted JPS61266735A (ja) 1985-05-17 1985-05-17 土留パネル

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63197721A (ja) * 1987-02-09 1988-08-16 Kensetsu Kiso Eng Kk 土留パネル
JP5770155B2 (ja) * 2012-12-25 2015-08-26 株式会社富士ピー・エス 壁体の構造
KR101880257B1 (ko) * 2017-02-09 2018-07-19 코오롱글로벌 주식회사 프리스트레스트 토류판 및 이를 이용한 흙막이 벽체

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Publication number Publication date
JPS61266735A (ja) 1986-11-26

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