JPH0237601Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0237601Y2 JPH0237601Y2 JP1982067786U JP6778682U JPH0237601Y2 JP H0237601 Y2 JPH0237601 Y2 JP H0237601Y2 JP 1982067786 U JP1982067786 U JP 1982067786U JP 6778682 U JP6778682 U JP 6778682U JP H0237601 Y2 JPH0237601 Y2 JP H0237601Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rim
- connecting member
- plate
- annular groove
- vehicle wheel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005266 casting Methods 0.000 claims description 6
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 7
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 1
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 1
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Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案はハブおよびプレートを一体鋳造する
際にプレートの先端部とリムとを結合した車両用
ホイールに関する。
際にプレートの先端部とリムとを結合した車両用
ホイールに関する。
従来の車両用ホイールは、リムの内周面に平板
状の突片(連結部材に相当する)の端部を溶接す
ることによつて連結部材を突設し、この突片をハ
ブと一体鋳造されたプレートの先端部に鋳包むこ
とによつて、リムと、プレートおよびハブとを結
合していた。
状の突片(連結部材に相当する)の端部を溶接す
ることによつて連結部材を突設し、この突片をハ
ブと一体鋳造されたプレートの先端部に鋳包むこ
とによつて、リムと、プレートおよびハブとを結
合していた。
しかしながら、この従来の車両用ホイールにあ
つては、リムの内周面に前記突片を溶接するにあ
たり、接合部全面にわたつてMIG又はTIG溶接
していたため、溶接作業に手間がかかり、この結
果、リムとプレートとの結合作業に手間がかかる
という不都合を有した。
つては、リムの内周面に前記突片を溶接するにあ
たり、接合部全面にわたつてMIG又はTIG溶接
していたため、溶接作業に手間がかかり、この結
果、リムとプレートとの結合作業に手間がかかる
という不都合を有した。
この考案の課題は、かかる不都合を解消するこ
とである。
とである。
上記課題を達成するために、この考案の車両用
ホイールにおいては、 断面略U字状に形成されたリムと、このリムの
内側に連結部材を介して固定された鋳造プレート
とを備え、 前記リムの外側面には、周方向に延びる断面凹
状の環溝を有し、 前記連結部材は、基片の両端にそれぞれ突片を
断面コ字状に折り曲げ形成することにより構成さ
れ、 この連結部材は前記リムにおける前記環溝裏面
において、前記突片が前記環溝延長方向(溝の前
後方向)になるとともに各突片が前記環溝の前後
方向に対面するように位置決めされる状態に載置
され、且つ、この連結部材の前記基片は前記リム
の内側面にスポツト溶接され、 且つ、前記連結部材の前記突片および前記基片
は前記鋳造プレートの先端部に鋳包まれているこ
とを特徴とするものである。
ホイールにおいては、 断面略U字状に形成されたリムと、このリムの
内側に連結部材を介して固定された鋳造プレート
とを備え、 前記リムの外側面には、周方向に延びる断面凹
状の環溝を有し、 前記連結部材は、基片の両端にそれぞれ突片を
断面コ字状に折り曲げ形成することにより構成さ
れ、 この連結部材は前記リムにおける前記環溝裏面
において、前記突片が前記環溝延長方向(溝の前
後方向)になるとともに各突片が前記環溝の前後
方向に対面するように位置決めされる状態に載置
され、且つ、この連結部材の前記基片は前記リム
の内側面にスポツト溶接され、 且つ、前記連結部材の前記突片および前記基片
は前記鋳造プレートの先端部に鋳包まれているこ
とを特徴とするものである。
この考案の車両用ホイールは上記のように構成
されているため、即ち、連結部材をリムの内側に
固着するにあたつて、スポツト溶接を採用してい
るため、連結部材をリムに固着する作業を簡易迅
速に行うことができる。
されているため、即ち、連結部材をリムの内側に
固着するにあたつて、スポツト溶接を採用してい
るため、連結部材をリムに固着する作業を簡易迅
速に行うことができる。
また、車両がコーナーリングする際のコーナー
リングフオースは、路面と接するタイヤ側のプレ
ートと連結部材との固着部に荷重が集中する傾向
となるが、この考案にあつては、連結部材におけ
る一対の突片が環溝延長方向(溝の前後方向)に
設置されているとともに前記突片が対面している
ため、コーナーリングフオースに対する受圧面は
突片の端面となり、この結果、車両用ホイールが
受ける面圧が少ない。
リングフオースは、路面と接するタイヤ側のプレ
ートと連結部材との固着部に荷重が集中する傾向
となるが、この考案にあつては、連結部材におけ
る一対の突片が環溝延長方向(溝の前後方向)に
設置されているとともに前記突片が対面している
ため、コーナーリングフオースに対する受圧面は
突片の端面となり、この結果、車両用ホイールが
受ける面圧が少ない。
更に、連結部材はプレートを鋳造する際に鋳包
まれているため、表面には露出していない。
まれているため、表面には露出していない。
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
第1図〜第3図に示されるように、車両用ホイ
ール11は、ハブ13,リム15およびハブ13
とリム15との間に介設されたプレート17,1
7,…とから構成されている。
ール11は、ハブ13,リム15およびハブ13
とリム15との間に介設されたプレート17,1
7,…とから構成されている。
リム15は鉄材による断面U字状の環体であ
り、その外側面には周方向に延びる断面凹状の環
溝151が形成されている。又、リム15の内側
面にはリム15の内側方向に開口する嵌合溝21
が設けられている。この嵌合溝21は、後記する
連結部材19を固着するにあたつて位置決めしや
すくするとともにかかる固着を強化するためのも
のである。連結部材19は金属板状材料によつて
形成され、基片23の両端に突片25,25が折
り曲げ立設されている。この突片25は台形状で
あり、先端に向かつて漸次広幅となつている。な
お、前記連結部材19の幅は前記プレート17の
厚さよりも狭いものである。次に、前記リム15
の嵌合溝21には、連結部材19の基片23が埋
設されている。この基片23の背面と前記嵌合溝
21の底面とはスポツト溶接によつて溶着されて
いる。なお、基片23を嵌合溝21に埋設するに
あたつて、突片25,25をリム15の環溝延長
方向(溝の前後方向)に位置させるとともに各々
の突片25,25が互いに対面するように位置決
めする。よつて、車両用ホイール11は、回転す
る際に回転方向の横側から受ける荷重に対する面
圧(例えば、車両がコーナーリングする際のコー
ナーリングフオースによる)を小さくすることが
できる。又、突片25の個数は二個に限定されな
い。
り、その外側面には周方向に延びる断面凹状の環
溝151が形成されている。又、リム15の内側
面にはリム15の内側方向に開口する嵌合溝21
が設けられている。この嵌合溝21は、後記する
連結部材19を固着するにあたつて位置決めしや
すくするとともにかかる固着を強化するためのも
のである。連結部材19は金属板状材料によつて
形成され、基片23の両端に突片25,25が折
り曲げ立設されている。この突片25は台形状で
あり、先端に向かつて漸次広幅となつている。な
お、前記連結部材19の幅は前記プレート17の
厚さよりも狭いものである。次に、前記リム15
の嵌合溝21には、連結部材19の基片23が埋
設されている。この基片23の背面と前記嵌合溝
21の底面とはスポツト溶接によつて溶着されて
いる。なお、基片23を嵌合溝21に埋設するに
あたつて、突片25,25をリム15の環溝延長
方向(溝の前後方向)に位置させるとともに各々
の突片25,25が互いに対面するように位置決
めする。よつて、車両用ホイール11は、回転す
る際に回転方向の横側から受ける荷重に対する面
圧(例えば、車両がコーナーリングする際のコー
ナーリングフオースによる)を小さくすることが
できる。又、突片25の個数は二個に限定されな
い。
ハブ13は車両用ホイール11の軸部に位置
し、軸孔27を有する円柱状に形成されている。
このハブ13の外側周面には、周囲にわたつて所
要数のプレート17,17,…が放射状に、アル
ミニウム鋳造によつて一体成形されている。プレ
ート17の先端部33は略台形状をしており、そ
の内部にはリム15に溶着された連結部材19の
突片25,25が鋳包まれている。なお、プレー
ト17の中央部には透孔29が形成され、又、プ
レート17の両側端部には表裏ともリム31,3
1,…が形成されている。
し、軸孔27を有する円柱状に形成されている。
このハブ13の外側周面には、周囲にわたつて所
要数のプレート17,17,…が放射状に、アル
ミニウム鋳造によつて一体成形されている。プレ
ート17の先端部33は略台形状をしており、そ
の内部にはリム15に溶着された連結部材19の
突片25,25が鋳包まれている。なお、プレー
ト17の中央部には透孔29が形成され、又、プ
レート17の両側端部には表裏ともリム31,3
1,…が形成されている。
図面におけるプレート17,17,…は片状で
あるがハブ13の外側周面に一体鋳造されたデイ
スク状のものを形成することもできる。
あるがハブ13の外側周面に一体鋳造されたデイ
スク状のものを形成することもできる。
この考案に係る車両用ホイール11を製造する
には、先ずリム15を内周面に連結部材19をス
ポツト溶接により溶着して突片25,25をリム
15の内側方向に突設せしめ、プレート17,1
7,…を鋳造する際にこの突片25,25をプレ
ート17の先端部33に鋳包めばよい。
には、先ずリム15を内周面に連結部材19をス
ポツト溶接により溶着して突片25,25をリム
15の内側方向に突設せしめ、プレート17,1
7,…を鋳造する際にこの突片25,25をプレ
ート17の先端部33に鋳包めばよい。
[考案の効果]
この考案に係る車両用ホイールは上記のように
構成されているため、即ち、連結部材をリムの内
側に固着するにあたつて、スポツト溶接を採用し
ているため、連結部材をリムに固着する作業を簡
易迅速に行うことができる。
構成されているため、即ち、連結部材をリムの内
側に固着するにあたつて、スポツト溶接を採用し
ているため、連結部材をリムに固着する作業を簡
易迅速に行うことができる。
また、車両がコーナーリングする際のコーナー
リングフオースは、路面と接するタイヤ側のプレ
ートと連結部材との固着部に荷重が集中する傾向
となるが、この考案にあつては、連結部材におけ
る一対の突片が環溝延長方向(溝の前後方向)に
設置されているとともに前記突片が対面している
ため、コーナーリングフオースに対する受圧面は
突片の端面となり、この結果、車両用ホイールが
受ける面圧が少ない。よつて、この車両用ホイー
ルを使用すれば車両用ホイールの受ける荷重は小
さくなるので車両の安全性が向上する。
リングフオースは、路面と接するタイヤ側のプレ
ートと連結部材との固着部に荷重が集中する傾向
となるが、この考案にあつては、連結部材におけ
る一対の突片が環溝延長方向(溝の前後方向)に
設置されているとともに前記突片が対面している
ため、コーナーリングフオースに対する受圧面は
突片の端面となり、この結果、車両用ホイールが
受ける面圧が少ない。よつて、この車両用ホイー
ルを使用すれば車両用ホイールの受ける荷重は小
さくなるので車両の安全性が向上する。
更に、連結部材はプレートを鋳造する際に鋳包
まれているため、表面には露出していないため、
スポツト溶接部は腐蝕しにくく、この結果、連結
部材とリムとの結合は長期にわたつて維持でき
る。
まれているため、表面には露出していないため、
スポツト溶接部は腐蝕しにくく、この結果、連結
部材とリムとの結合は長期にわたつて維持でき
る。
なお、急ブレーキなどで発生する回転方向の荷
重は、リムと連結部材との全ての固着部によつて
受けられるので、各々の固着部に加わる荷重は分
散されるものである。
重は、リムと連結部材との全ての固着部によつて
受けられるので、各々の固着部に加わる荷重は分
散されるものである。
第1図はこの考案に係る車両用ホイールの実施
例の中心から右半分を表した部分断面図、第2図
は第1図における−線断面図、第3図はリム
に連結部材を固着する直前の斜視図である。 15……リム、19……連結部材、17……鋳
造プレート、19……連結部材、23……基片
(連結部材の)、25……突片(連結部材の)、3
3……先端部(鋳造プレートの)。
例の中心から右半分を表した部分断面図、第2図
は第1図における−線断面図、第3図はリム
に連結部材を固着する直前の斜視図である。 15……リム、19……連結部材、17……鋳
造プレート、19……連結部材、23……基片
(連結部材の)、25……突片(連結部材の)、3
3……先端部(鋳造プレートの)。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 断面略U字状に形成されたリム15と、このリ
ム15の内側に連結部材19を介して固定された
鋳造プレート17とを備え、 前記リム15の外側面には、周方向に延びる断
面凹状の環溝151を有し、 前記連結部材19は、基片23の両端にそれぞ
れ突片25,25を断面コ字状に折り曲げ形成す
ることにより構成され、 この連結部材19は前記リム15における前記
環溝裏面において、前記突片25,25が前記環
溝延長方向(溝の前後方向)になるとともに各突
片25,25が前記環溝の前後方向に対面するよ
うに位置決めされる状態に載置され、且つ、この
連結部材19の前記基片23は前記リム15の内
側面にスポツト溶接され、 且つ、前記連結部材19の前記突片25および
前記基片23は前記鋳造プレート17の先端部3
3に鋳包まれていることを特徴とする車両用ホイ
ール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6778682U JPS58170201U (ja) | 1982-05-10 | 1982-05-10 | 車両用ホイ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6778682U JPS58170201U (ja) | 1982-05-10 | 1982-05-10 | 車両用ホイ−ル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58170201U JPS58170201U (ja) | 1983-11-14 |
JPH0237601Y2 true JPH0237601Y2 (ja) | 1990-10-11 |
Family
ID=30077596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6778682U Granted JPS58170201U (ja) | 1982-05-10 | 1982-05-10 | 車両用ホイ−ル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58170201U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3399930A (en) * | 1966-09-06 | 1968-09-03 | Electro Chemical Ind Inc | Composite vehicle wheel and method of making the same |
-
1982
- 1982-05-10 JP JP6778682U patent/JPS58170201U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3399930A (en) * | 1966-09-06 | 1968-09-03 | Electro Chemical Ind Inc | Composite vehicle wheel and method of making the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58170201U (ja) | 1983-11-14 |
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