JPH02370B2 - - Google Patents

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JPH02370B2
JPH02370B2 JP8001782A JP8001782A JPH02370B2 JP H02370 B2 JPH02370 B2 JP H02370B2 JP 8001782 A JP8001782 A JP 8001782A JP 8001782 A JP8001782 A JP 8001782A JP H02370 B2 JPH02370 B2 JP H02370B2
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JP
Japan
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parts
weight
red phosphorus
flame
powder
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP8001782A
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English (en)
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JPS58198521A (ja
Inventor
Noryuki Kawamura
Yoshinobu Yamagiwa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Chemical Products Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Chemical Products Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Chemical Products Co Ltd filed Critical Toshiba Chemical Products Co Ltd
Priority to JP8001782A priority Critical patent/JPS58198521A/ja
Publication of JPS58198521A publication Critical patent/JPS58198521A/ja
Publication of JPH02370B2 publication Critical patent/JPH02370B2/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)
  • Organic Insulating Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、テレビ受像機のフライバツクトラン
ス等の難燃性高電圧部品に使用されるエポキシ樹
脂組成物で、特に耐湿性、誘電特性の改良された
難燃性エポキシ樹脂組成物に関する。 〔発明の技術的背景とその問題点〕 フライバツクトランス等には通常ハロゲン化有
機化合物、三酸化アンチモンなどの難燃剤で難燃
化したエポキシ樹脂が用いられている。しかしハ
ロゲン化有機化合物は燃焼時ハロゲン化水素を主
成分とする毒ガスを多量に発生しかつ黒煙が多量
に発生する。使用するハロゲン化難燃剤の多くは
公害発生の要素を含んだものが多く、使用や生産
が限定されつつある。またそれらは高価でありし
かも必要混入量が比較的多く、製品コスト高にな
る。三酸化アンチモンも人体に有害なため取扱い
に問題がある。 電子部品の難燃性の要求はますます強くなりつ
つあり、難燃性かつ非ハロゲン系で無毒、無公害
の電子部品用難燃化樹脂組成物の開発という従来
にない新しい非常に強い要求が出てきた。 上記要求に対処してなされたものが赤リンや水
和アルミナを混入して難燃化する方法である。即
ちエポキシ樹脂に(i)赤リンを単独に使用するもの
(ii)表面処理した赤リンを単独使用するもの(iii)赤リ
ンに水和アルミナを併用する方法(iv)表面処理した
赤リンに水和アルミナを併用するものが知られて
いる。上記(i)の組成物では赤リンの混練時に発火
し、火災や爆発の危険があるという欠点を有して
いる。その上赤リンを単独で使用してUL規格94
で94V−0に合格するためには赤リンを多量に混
入しなければならないため組成物が高価となる。
また赤リンの比重が大きいため均一なものが得ら
れにくい。更に赤リン特有の着色があり自由な着
色ができない等の欠点を有している。上記(ii)の組
成物は表面処理をした赤リンを使用しているので
混練時の発火する危険や、自由な着色ができない
という欠点はなくなるがこれ以外の(i)の欠点は依
然として解消されない。上記(iii)の組成物は赤リン
の単独使用より赤リンを減少させることができ、
混練時発火せる安全で赤リンが沈降しないという
ように上記(i)(ii)の欠点が改善されている。しかし
赤リンと水和アルミナの添加量を増すと組成物の
初期粘度が上昇し、コイルに含浸しなくなり又ポ
ツトライフも短かくなる欠点を有している。上記
(iv)の組成物は最もバランスのとれた組成物である
が耐湿特性や電気特性主として誘電特性に劣ると
いう欠点を有している。 〔発明の目的〕 本発明は上記のような欠点に鑑みてなされたも
ので、耐湿性、電気特性主として誘電気特性に優
れた難燃性エポキシ樹脂組成物を得ることを目的
としている。 〔発明の概要〕 上記目的を達成するために本発明者らは、鋭意
研究を進めた結果、表面処理した赤リンおよび水
和アルミナの添加量を減少させ、シリカ粉末を配
合すれば良いことを見出した。即ち、エポキシ樹
脂100重量部に対し、表面処理した赤リン粉末8
〜20重量部と、水和アルミナ30〜120重量部と、
シリカ粉末30〜120重量部と、酸無水物系硬化剤
とからなることを特徴とする難燃性エポキシ樹脂
組成物である。 本発明に使用されるエポキシ樹脂としては、ビ
スフエノールAジグリシジルエーテル、ビスフエ
ノールFジグリシジルエーテル、フタル酸、テレ
フタル酸、テトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロ
フタル酸の如きポリカルボン酸のポリグリシジル
エステル、およびシクロヘキセン誘導体のエポキ
シ化により得られるポリエポキシドたとえば
(3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシル)
メチルエステルが使用できる。この場合、必要に
応じて液状モノエポキサイド、ジエポキサイド、
トリエポキサイドなどの希釈剤を用いて粘度を下
げることも可能である。 次に本発明で用する表面処理した赤リン粉末
は、燐化学(株)の商品名「ノーバレツト」および日
本化学工業(株)の商品名「CP−A15」などがあり、
有機化合物および無機化合物を表面コートした赤
リン粉末を使用することができる。 水和アルミナは化学式Al2O3・3H2Oで示され
る粉末であり、シリカ粉末はSiO2で示される粉
末であり、両者共市販されている各種類のものが
使用できる。 硬化剤としては、酸無水物系が最適で常温で液
状のものが使用される。通常酸無水物硬化剤を用
いる場合の反応促進剤としてイミダゾール系化合
物、3級アミン化合物を用いることができる。 表面処理した赤リン粉末と水和アルミナ粉末と
シリカ粉末の配合量は、エポキシ樹脂100重量部
に対して前記の範囲の割合が良い。前記範囲外で
あると作業性、難燃性、電気特性、耐湿性の点で
不十分となりいずれも好ましくない。 本発明の難燃性エポキシ樹脂組成物は、他の無
機質充填剤、消泡剤、着色剤等を添加配合するこ
とも可能である。 〔発明の効果〕 以上の記載から明らかなように本発明のエポキ
シ樹脂組成物は、表面処理した赤リン粉末と水和
アルミナを比較的減少させかつ、シリカ粉末を加
えたことによつて耐湿性、電気特性に優れ、これ
らの特性が重要視される高電圧部品の樹脂組成物
として適していることがわかつた。 〔発明の実施例〕 以下本発明を実施例により説明する。 実施例 1 第1表に示す通り、ビスフエノールAグリシジ
ルエーテル90重量部、モノエポキサイド系エポキ
シ樹脂10重量部、表面処理赤リン粉末12重量部、
水和アルミナ90重量部、シリカ粉末60重量部、シ
ランカツプリング剤1重量部を混合し、しかる後
に硬化剤としてメチルテトラヒドロ無水フタル酸
80重量部、促進剤としてベンジルジメチルアミン
1重量部を加えて混合して難燃性エポキシ樹脂組
成物を得た。これをあらかじめ脱泡し105℃で10
時間加熱硬化させた。このようにして得られた硬
化物について難燃性、誘電特性、煮沸吸水率を測
定したところ、夫々V−0、(3.88、4.03)、(0.8
%、0.8%)、0.16%であつた。これを第1表に示
した。 実施例2〜4および比較例1〜2 実施例1と同様に第1表の配合により樹脂組成
物を得、その後、硬化物の特性を測定し第1表に
示した。 【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 エポキシ樹脂100重量部に対し、表面処理し
    た赤リン粉末8〜20重量部と、水和アルミナ30〜
    120重量部と、シリカ粉末30〜120重量部と、酸無
    水物系硬化剤とからなることを特徴とする難燃性
    エポキシ樹脂組成物。
JP8001782A 1982-05-14 1982-05-14 難燃性エポキシ樹脂組成物 Granted JPS58198521A (ja)

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JPS58198521A JPS58198521A (ja) 1983-11-18
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JPS5998123A (ja) * 1982-11-26 1984-06-06 Sanyurejin Kk 難燃性エポキシ樹脂組成物
JPS61152746A (ja) * 1984-12-27 1986-07-11 Nippon Chem Ind Co Ltd:The 難燃性樹脂組成物
DE50208447D1 (de) * 2002-05-29 2006-11-23 Nippon Chemical Ind Phosphorhaltiges epoxidharz, phosphorhaltiges epoxidharz enthaltende zusammensetzung, herstellungsverfahren dafür und dichtungsmasse und laminat, jeweils dieses enthaltend oder damit hergestellt

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JPS58198521A (ja) 1983-11-18

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