JPH0236149A - 重合性組成物の製造方法 - Google Patents

重合性組成物の製造方法

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JPH0236149A
JPH0236149A JP18537888A JP18537888A JPH0236149A JP H0236149 A JPH0236149 A JP H0236149A JP 18537888 A JP18537888 A JP 18537888A JP 18537888 A JP18537888 A JP 18537888A JP H0236149 A JPH0236149 A JP H0236149A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)発明の目的 [産業上の利用分野] 本発明は、親水性及び親油性のいずれの系においても高
い溶解性を示すポリオールポリアクリレート又は/及び
ポリオールポリメタクリレート(本明細書においては、
ポリオールポリ(メタ)アクリレートと表す)の製造方
法に関する。
本発明の製造方法により得られる生成物は、紫外線、電
子線等の照射により、又はラジカル重合開始剤の存在下
における加熱等の手段により硬化可能であって、従来の
アクリル酸エステル又は/及びメタクリル酸エステル(
本明細書においては、(メタ)アクリル酸エステルと表
す)に比較して卓越した相溶性を有するため、インキ、
コーティング剤又は成型材料として各種の産業分野にお
いて利用できるものである。
[従来の技術] 一般に、紫外線、電子線等の照射により硬化可能な硬化
性樹脂は、光重合性プレポリマー、光重合性上ツマ−及
び光重合開始剤からなる主要部分の他、各種添加剤及び
溶剤の各種成分を混合して用いられる。上記各種成分の
うち、ポリオールポリ(メタ)アクリレートは、紫外線
、電子線等の照射により、又はラジカル重合開始剤の存
在下における加熱等の手段により硬化可能なビヒクル或
は反応性希釈剤として用いられ、これら重合性モノマー
には以下の性質を持つことが望まれる。
1)低粘度で、作業性が良いこと。
2)樹脂、オリゴマー及び溶剤等に対して高相溶性であ
ること。
3)反応性が高く、短時間に硬化すること。
4)低臭気かつ低皮膚刺激性であること。
しかしながら、従来のポリオールポリ(メタ)アクリレ
ートでは上記の特性を十分に満足させることができず、
一般に低粘度、高相溶性のものは、低反応性、高皮膚刺
激性である場合が多く、逆に高反応性、低臭気かつ低皮
膚刺激性のものは高粘度、低相溶性である場合が多い。
相溶性を改善するための技術として、ポリオールとカル
ボン酸とのエステル化反応において、カルボン酸として
炭素数14から22の脂肪酸とアクリル酸又は/及びメ
タクリル酸(本明細書においては、(メタ)アクリル酸
と表す)を用いる方法があり(特開昭59−82344
号公報ン、これにより無極性溶剤に対する相溶性が大幅
に改善された。しかし、上記の方法により得られた組成
物は、極性溶剤に対する相溶性が極めて低く、又エステ
ル化反応におけるカルボキシル基と水酸基の配合比(C
OOH基10H基比)が常に1未満であるため、得られ
る組成物は著しく粘度が高いものとなり、作業性の面か
らも好ましくない。又、Jr(I溶性を改善することが
できる他の技術として、ジペンタエリスリトールと炭素
数2から6の飽和一塩基酸および(メタ)アクリル酸と
を反応させる方法もあるが(特公昭62−6699号)
、この方法では飽和一塩基酸の炭素数が少ないためか、
無極性溶剤に対する溶解性は低く、充分相溶性が改善さ
れているとは言えない。
[本発明が解決しようとする課題] 本発明は、紫外線及び電子線等の照射又は加熱等の手段
により硬化可能なポリオールポリ(メタ)アクリレート
に望まれる上記特性のうち、特に高相溶性、低粘度及び
高反応性を兼ね備えた組成物の製造方法について検討す
ることを課題とする。
(ロ)発明の構成 [課題を解決するための手段] 本発明者等は鋭意検討した結果、ポリオールポリ(メタ
)アクリレートを得るだめのポリオール及び(メタ)ア
クリル酸とのエステル化反応において、カルボン酸の一
部にある種の飽和一塩基カルボン酸を用い、さらにカル
ボン酸基と水酸基との割合および飽和一塩基カルボン酸
と水酸基との割合を特定範囲に制御することにより上記
問題点を大幅に改善し得ることを見いだし本発明を完成
するに至った。
即ち本発明は、一分子中にN(但しNは3以上の整数)
個以上のアルコール性水酸基を有する多価アルコール1
モル当り、(メタ)アクリル酸Aモル及び炭素数8から
22の飽和一塩基カルボン酸8モルをエステル化するこ
とを特徴とするポリオールポリ(メタ)アクリレートの
製造方法に関するものである。
但し、上記A及びBはそれぞれ下記の範囲内にある数値
とする。
N≦A+B≦2N O52≦B≦N/3 以下に本発明で用いる成分、反応割合、エステル化方法
及び特性の評価方法について説明する。
く成分〉 本発明において使用するポリオールは1分子中に3個以
上のアルコール性水酸基を有するものであり、その具体
例としては例えば、トリメチロールエタン、トリメチロ
ールプロパン、126ヘキサントリオール、トリス−2
−ヒドロキシエチル−イソシアヌレート、グリセリン=
ポリエチシングリコール=エーテル、ペンタエリスリト
ール、ジトリメチロールプロパン、ジペンタエリスリト
ール、トリペンタエリスリトール等が挙げられ、これら
をそれぞれ単独又は混合して使用することができる。
本発明において使用する飽和一塩基カルボン酸としては
、炭素数が8から22までのものであり、その具体例と
しては例えば、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、
ミリスチン酸、バルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸
等が挙げられ、これらを単独又は混合して使用できる。
炭素数が7以下であると、無極性溶剤に対する相溶性を
低下させ、逆に炭素数が23以上では極性溶剤への相溶
性を低下させ、さらに一分子当りの(メタ)アクリロイ
ル基(アクリロイル基又は/及びメタクリロイル基を表
す、以下同じ、)の重量割合を低下させるため、反応性
を低下させるという問題が生ずる。
く反応割合〉 本発明において高相溶性、低粘度及び高反応性を兼ね備
えたポリオールポリ (メタ)アクリレートを得るため
には、各原料の反応割合を次の範囲内にしなければなら
ない、即ち、1分子中にN(但しNは3以上の整数)個
のアルコール性水酸基を有するポリオール1モルに対し
て(メタ)アクリル酸のモル数をA、炭素数8から22
ののモル数をBとすると、 N≦A+B≦2N 0.2≦B≦N/3 を満たす範囲、好ましくは 1、IN≦A+8≦1.3N 0.2≦B≦N/6 を満たす範囲である。A+BがN未満であると、未反応
の水酸基が残存するため生成物の相溶性、粘度特性を低
下させ、逆にA十Bが2Nより大きい場合は経済的に不
利となるという問題が生じる。
又、Bが0.2より小さい或はN/3より大きい場合は
、各々無極性或は極性系での相溶性を低下させるという
問題が生じる。
なお、上記原料の仕込み方法は一括、分割或は逐次の何
れの方法であっても良いが、カルボン酸を分割して仕込
む場合、1段目におけるカルボン酸の仕込量はポリオー
ル1モルに対してN’:A+B を満足することが好ましい。
又、融点の高い飽和一塩基カルボン酸を先に溶解してお
くこともできる。
くエステル化反応〉 本発明は、ポリオールとカルボン酸の脱水エステル化反
応によってポリオールポリ(メタ)アクリレートを得る
ものであり、エステル化反応を行うには例えば次の方法
が好ましい、nち、撹拌機、温度計、空気吹き込み管及
び水分離器を備えた反応器に、ポリオール、飽和一塩基
カルボン酸及び(メタ)アクリル酸、さらに通常好まし
くは脱水共沸剤を兼ねた反応溶媒及びエステル化触媒を
仕込み、加熱下において反応させ生成する水を反応溶媒
との共沸混合物として系外に除去する。
エステル化触媒としては、硫酸、塩酸、p−トルエンス
ルホン酸、メタンスルホン酸及びリン酸等の酸触媒を用
いることができる。
脱水共沸剤を兼ねた反応溶媒としては、60〜130°
Cの沸点を有し、水と分離可能なものであれば良く、例
えばn−ヘキサン、n−へブタンのような脂肪族炭化水
素、ベンゼン、トルエンのような芳香族炭化水素、シク
ロヘキサンのような脂環式炭化水素等を用いることがで
きる。
エステル化反応を行う際、重合防止剤を用いることが好
ましく、重合防止剤としてはハイドロキノン、ハイドロ
キノンモノメチルエーテル、ベンゾキノン、フェノチア
ジン、銅塩等を用いることができる。又反応液中に空気
を吹き込むことを併用しても良い。
エステル化反応における加熱温度としては、重合防止及
び製品品質の上から70〜130°C程度が望ましく、
常圧、減圧又は加圧下のいずれでも反応を行うことがで
きる。
反応終点は副生ずる水の量で検知すればよく、反応を終
了した反応液をアルカリ水溶液及び水で洗浄したのち水
層を分離除去し、減圧下で溶剤を留去して目的とする生
成物を得る。
[実施例及び比較例] 以下に実施例及び比較例を挙げて、本発明を更に詳細に
説明する。なお、各側における特性の評価方法は、下記
の通りである。
〈特性の評価〉 相溶性:以下の簡便法により溶剤溶解性として評価され
る。即ち、試料5.00 gをトルエン2゜00gに溶
解させた二つの試料溶液を用意し、方には極性溶剤とし
てアセトニトリルを、他方には無捲性溶剤としてケロシ
ンを、それぞれ試料溶液が白濁するまで滴下し、白濁点
を終点とする。
この滴定の測定精度は0.1!IIである6本発明にお
いては、上記闇便法による滴定量がアセトニトリルで1
0m1以上、ケロシンで10m1以上であることを高相
溶性の判定基準とした。
粘度二東京計器株式会社製ED型粘度計を用いて、25
°C或は50°Cにおける粘度を測定した。
酸価:アルカリとしてN/100のアルコール性水酸化
カリウム溶液を、また指示薬としてB。
T、Bを用いた滴定法により、Igの試料を中和するの
に要したアルカリ量を測定した。
反応性;試料に光重合開始剤としてダロクール(Dar
ocur)11173 (メルク(1’ll!IICK
)社製)を2%添加したものを、ラボラトリ−、コーチ
インブロンドを用いて約6μmの厚さに板上に塗布した
80W/cmの高圧水銀灯(オゾン集光型1灯、ウシオ
電機株式会社製)の垂直下1oanに20+*/mtn
で移動するベルト(JTSG3141SPCC−DB 
を雲144処理冷間圧延鋼)上に、上記の塗布板を取り
付けて、紫外線照射域を通過させることにより紫外線を
照射し、表面のタッキネスがなくなるまでの照射回数を
測定した。
実施例1 撹拌機、温度計、空気吹き込み管及び水分離器を備えた
反応器にトリメチロールプロパン134g(1モル)、
カプリン酸68.8 g (0,4モル)、ベヘン酸3
4g(0,1モル)、アクリル酸201.6 g (2
,8モルL p−トルエンスルホン酸9g、1〜ルエン
29 B g及ヒハイドロキノン0.45 gを仕込み
1、空気を30m1/分の割合で吹き込みながら撹拌、
加熱した。内温か103°Cになると反応により生成し
た水がトルエンとの共沸混合物として留出し始めた。共
沸混合物を冷却し、トルエン層と水層に分離しトルエン
層を反応器へもどし水層は系外へ抜き去った。留出開始
から6時間経過した時点で反応を終了し、このとき内温
は115°Cになり水は56m1留出していた。反応終
了後、冷却した反応液を10%水酸化ナトリウム水溶液
で洗浄し、さらに水で洗浄した。その後、ハイドロキノ
ンモノメチルエーテルを加え、80’Cで減圧蒸留によ
りトルエンを除去して反応生成物350gを得た。
反応生成物について、溶媒及び内部標準としてCDC1
,を用い、周波数を25MHzに設定した条件で”C−
NMRによる分析を行った結果、165.62ppH,
173,36ppm及び64.06ppg+の周波数位
置に吸収を示すピークが他の吸収ピークと共に現れた。
一方、特定の分子構造中の炭素に固有なピークとして、
171.64ppm  (アクリル酸のカルボニル炭素
) 、180.60ppm  (飽和一塩基カルボン酸
(ノナン酸)のカルボニル炭素) 、59.93pps
 (多価アルコール(ポリエチレングリコール)の水酸
基からα位の炭素〕の周波数位置に吸収を示すピークが
知られていることから、上記反応の前後において特定の
分子構造中の炭素に固有なピークは、いずれもエステル
化反応に特有なシフトを示しており、アクリル酸、飽和
一塩基カルボン酸及び多価アルコールが反応したポリオ
ールポリアクリレートが生成したことがわかる。
また、得られた生成物は下記の性質を存していた。
酸価       3 、7 mgKOH/g粘度(2
5°C)   75cps 溶剤溶解性 (アセトニトリル滴定量)]:33.2m1ケロシン滴
定量)    30.ml  以上反応性      
20回以上 実施例2 実施例1と同様の反応器にトリス−2−ヒドロキシエチ
ル=イソシアヌレート261g(1モル)、ラウリン酸
80g(0,4モル)、ミリスチン酸22.8g (0
,1モル)、アクリル酸180g(2,5モル)、p−
トルエンスルホン酸11.5g、トルエン576g及び
ハイドロキノン1.15gを仕込み1、空気を30 m
 1. /分の割合で吹き込みながら撹拌、加熱した。
内温が105°Cになると反応により生成した水がトル
エンとの共沸混合物として留出し始めた。共沸混合物を
冷却し、トルエン層と水層に分離しトルエン層を反応器
へもどし水層は系外へ抜き去った0反応が進むにつれて
内温は上昇し3時間後には111℃になより水が46m
1留出した。続いてアクリル酸21.6 g (0,3
モル)を仕込み反応を更に縫続した。留出開始から5時
間経過した時点で反応を終了したが、内温は114°C
になり水は54゜81留出していた。その後実施例1と
同様の操作を行い反応生成物438gを得た。
反応生成物について、溶媒及び内部標準としてCDC1
,を用い、周波数を25MHzに設定した条件で13C
−NMRによる分析を行った結果、吸収ピークの中に1
65.86pp■、173.60pp■及び61゜08
pp−の周波数位置に吸収を示すピークが他のピークと
共に現れた。
一方、特定の分子構造中の炭素に固有なピークとして、
171.64ppm  (アクリル酸のカルボニル炭素
) 、180.60pps  (飽和一塩基カルボン酸
(ノナン酸)のカルボニル炭素) 、 59.93pp
m (多価アルコール(ポリエチレングリコール)の水
酸基からα位の炭素〕の周波数位置に吸収を示すピーク
が知られていることから、上記反応の前後において特定
の分子構造中の炭素に固有なピークは、いずれもエステ
ル化反応に特有なシフトを示しており、アクリル酸、飽
和一塩基カルボン酸及び多価アルコールが反応したポリ
オールポリアクリレートが生成したことがわかる。
また、得られた生成物は下記の性質を有していた。
酸価       3 、4 mgKOH/g粘度(2
5℃)   3100cps 溶剤溶解性 (アセトニトリル滴定量)    30m1以上(ケロ
シン滴定量)       10.5m1反応性   
    6回 実施例3 ペンタエリスリトール136g(1,0モル)、ステア
リン酸312.4 g (1,1モル)、アクリル酸2
66.3g (3,7モル)、p−トルエンスルホン酸
34g、)ルエン400g及びハイドロキノン1.1 
gを用いる他は実施例1と同様に反応を行い、反応生成
物546gを得た。
反応生成物のゲルパーミュエーションクロマトグラフィ
(以下GPCと略す)測定結果を第1図に示した0図中
の横軸は、ポリスチレンの分子量で換算した分子量を表
し、図中のA、 B、、C,D及びE各記号の横に示し
た数字は、各記号とその頂点位置が対応するピークの分
子量を表す、GPCの測定条件は以下の通りである。
装置:東ソー HLC−8Q2tlR カラム: TSK ll−8 キャリア:THF 流量: 1.0 ml/win 圧カニ 45 kgf/cm” 温度: 0VEN 40℃ CELL 40℃また、反
応生成物は下記の性質を有していた。
酸価       14 mgKOH/g粘度(50℃
)   51cps 溶剤溶解性 (アセトニトリル滴定量)    11m1(ケロシン
滴定り      30m1以上反応性      1
0回 実施例4 ジペンタエリスリトール254.3g (1,0モル)
、パルミチン酸256g(1,0モル)、アクリル酸4
35.6 g (6,05モル)、96%硫酸16g、
l−ルエン645g及びハイドロキノン1.6 gを用
いる他は実施例1と同様に反応を行い、反応生成物65
9gを得た。
反応生成物について、溶媒及び内部標準としてCDCl
、を用い、周波数を25MHzに設定した条件で”C−
NMRによる分析を行った結果、165.32ppm 
、173.O5ppm及び62.66ρp−の周波数位
置に吸収を示すピークが他のピークと共に現れた。
一方、特定の分子構造中の炭素に固有なピークとして、
171.64pp+s  (アクリル酸のカルボニル炭
素) 、180.60ppm  (飽和一塩基カルボン
酸(ノナン酸)のカルボニル炭素) 、59.93pp
m (多価アルコール(ポリエチレングリコール)の水
酸基からα位の炭素〕の周波数位置に吸収を示すピーク
が知られていることから、上記反応の前後において特定
の分子構造中の炭素に固有なピークは、いずれもエステ
ル化反応に特有なシフトを示しており、アクリル酸、飽
和一塩基カルボン酸及び多価アルコールが反応したポリ
オールポリアクリレートが生成したことがわかる。
また、得られた生成物は下記の性質を有していた。
酸価       13 、5 mgKOII/g粘度
(25°C)   4200cps溶剤溶解性 (アセトニトリル滴定量)   18m+1(ケロシン
滴定量)       14m1反応性       
6回 実施例5 ジペンタエリスリトール254.3g (1,0モル)
、ラウリン酸150g(0,75モル)、ステアリン酸
71g(0,25モル)、アクリル酸446.4g (
6,2モル)、96%硫酸16g1 トルエン645g
及びハイドロキノン1.6gを用いる他は実施例1と同
様に反応を行い、反応生成物693gを得た。
反応生成物のGPC測定を、実施例3と同様の方法によ
り行い、測定結果を第2図に示した。
また、反応生成物は下記の性質を有していた。
酸価       16mgKOH/g粘度(25°C
)   2 ]、 O0cps溶剤溶解性 (アセトニトリル滴定り   30m1以上(ケロシン
滴定り       12m1反応性       7
回 比較例1 トリメチロールプロパン134g(1,0モル)、ヘヘ
ン酸425g(1,25モル)、アクリル酸147.6
 g (2,05モル)、p−)ルエンスルホン酸14
g、!−ルエン477 g及びハイドロキノン0.7g
を用いる他は実施例1と同様に反応を行い、反応生成物
550gを得た。このものは下記の性質を有していた。
酸価       4.2曽gKOH/g粘度(50″
C)   46cps 溶剤溶解性 (アセトニトリル滴定量)   0.5m1(ケロシン
滴定り      30m1以上比較例2 アクリル酸165.6 g (2,3モル)を用いる他
は実施例3と同様に反応を行い、反応生成物480gを
得た。このものは下記の性質を有していた。
酸価       6.5−gKon/g粘度(50°
C)   190cps 溶剤溶解性 (アセトニトリル滴定り    1゜9m1(ケロシン
滴定量)      30m1以上比較例3 アクリル酸316.8 g (4,4モル)を用いる他
は実施例5と同様に反応を行い、反応生成物580gを
得た。このものは下記の性質を有していた。
酸価       7.7−gKOH/g粘度(25°
C)    16000cps溶剤溶解性 (アセトニトリル滴定量)5−1 (ケロシン滴定量)     20g+1さらに比較例
として、汎用のポリオールポリアクリレートについて、
粘度、溶剤熔解性及び反応性を表1に示した。
上記の様に、実施例において得られたポリオールポリ 
(メタ)アクリレートは、従来のものに比較して特に相
溶性及び粘度において優れており、反応性においても従
来の要求を充分満足するレベ(ハ)発明の効果 本発明の製造方法により、従来の重合性モノマーに比l
ixして相溶性、粘度及び反応性のいずれの特性におい
ても優れるポリオールポリ(メタ)アクリレートを/i
)ることができる。
得られた生成物は作業性が良く、短時間に硬化さ・Uo
ることかできるという特長を有する上、極性の制限を受
けることなく各種の樹脂、オリゴマー及び溶媒と相溶性
を有するため、加熱又は紫外線等の照射により硬化する
硬化性樹脂を用いるインニド、コーティング剤及び塗料
等の特性を広範囲に制御できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例3において得られた反応生成物のCP
C測定曲線、第2図は、実施例5において得られた反応
生成物のC,P Cff1l!定曲線である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一分子中にN(但しNは3以上の整数)個以上のア
    ルコール性水酸基を有する多価アルコール1モル当り、
    (メタ)アクリル酸Aモル及び炭素数8から22の飽和
    一塩基カルボン酸Bモルをエステル化することを特徴と
    するポリオールポリ(メタ)アクリレートの製造方法。 但し、上記A及びBはそれぞれ下記の範囲内にある数値
    とする。 N≦A+B≦2N 0.2≦B≦N/3
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003128628A (ja) * 2001-10-23 2003-05-08 Nippon Shokubai Co Ltd エステル化物の製造方法

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JP2003128628A (ja) * 2001-10-23 2003-05-08 Nippon Shokubai Co Ltd エステル化物の製造方法

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