JPH02355Y2 - - Google Patents
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- JPH02355Y2 JPH02355Y2 JP12929984U JP12929984U JPH02355Y2 JP H02355 Y2 JPH02355 Y2 JP H02355Y2 JP 12929984 U JP12929984 U JP 12929984U JP 12929984 U JP12929984 U JP 12929984U JP H02355 Y2 JPH02355 Y2 JP H02355Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speaker box
- vehicle
- box
- storage
- locking
- Prior art date
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- Expired
Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 49
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 15
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 5
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 1
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 1
- 239000011796 hollow space material Substances 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 239000003562 lightweight material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
- Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、自動車等の車両のルーフ下面に設け
られているスピーカボツクスを、上下方向に回動
させ得るようにして車外用としても利用できるよ
うにした、車内車外両用のスピーカ装置に関する
もので、特に、そのスピーカボツクスをルーフ下
面に沿うほぼ水平な車内使用位置で収納保持する
ための、回動式スピーカボツクスの収納保持装置
に関するものである。
られているスピーカボツクスを、上下方向に回動
させ得るようにして車外用としても利用できるよ
うにした、車内車外両用のスピーカ装置に関する
もので、特に、そのスピーカボツクスをルーフ下
面に沿うほぼ水平な車内使用位置で収納保持する
ための、回動式スピーカボツクスの収納保持装置
に関するものである。
(従来の技術)
自動車用ステレオ装置等のスピーカボツクスは
車室後部に設けられることが多いが、例えばハイ
ルーフ型の乗用車等においては、そのスピーカボ
ツクスをルーフ下面に沿つて設置するようにすれ
ば、車室内スペースの有効利用を図ることができ
るとともに、そのスピーカボツクスを大容積のも
のとして、音響効果の向上を図ることもできるよ
うになる。さらに、ハツチバツク車の場合には、
そのスピーカボツクスの後端部を、車体左右方向
の水平軸により上下方向に回動させ得るように軸
支しておけば、例えば実開昭56−11570号公報に
も示されているように、キヤンプやピクニツクな
どのとき、テールゲートを開いてそのスピーカボ
ツクスを下方に回動させ、スピーカを車外後方に
向けることにより、野外においても自動車用ステ
レオ装置等を用いて音楽等を楽しむことができる
ようになる。
車室後部に設けられることが多いが、例えばハイ
ルーフ型の乗用車等においては、そのスピーカボ
ツクスをルーフ下面に沿つて設置するようにすれ
ば、車室内スペースの有効利用を図ることができ
るとともに、そのスピーカボツクスを大容積のも
のとして、音響効果の向上を図ることもできるよ
うになる。さらに、ハツチバツク車の場合には、
そのスピーカボツクスの後端部を、車体左右方向
の水平軸により上下方向に回動させ得るように軸
支しておけば、例えば実開昭56−11570号公報に
も示されているように、キヤンプやピクニツクな
どのとき、テールゲートを開いてそのスピーカボ
ツクスを下方に回動させ、スピーカを車外後方に
向けることにより、野外においても自動車用ステ
レオ装置等を用いて音楽等を楽しむことができる
ようになる。
ところで、このようにスピーカボツクスを上下
方向に回動可能なものとして、車内用としても車
外用としても利用できるようにする場合には、走
行中にスピーカボツクスが下降することのないよ
うにするために、そのスピーカボツクスは車内使
用位置においてロツク装置により固定保持される
ようにする必要がある。そのような場合、一般に
は、前記公報にも示されているように、回動体側
にロツク爪とその操作機構とからなるロツク機構
を設け、固定側にそのロツク爪が係合するストラ
イカを設けるようにする。そして、外観上の問題
等から、そのロツク機構は回動体の内部に設ける
のが普通である。
方向に回動可能なものとして、車内用としても車
外用としても利用できるようにする場合には、走
行中にスピーカボツクスが下降することのないよ
うにするために、そのスピーカボツクスは車内使
用位置においてロツク装置により固定保持される
ようにする必要がある。そのような場合、一般に
は、前記公報にも示されているように、回動体側
にロツク爪とその操作機構とからなるロツク機構
を設け、固定側にそのロツク爪が係合するストラ
イカを設けるようにする。そして、外観上の問題
等から、そのロツク機構は回動体の内部に設ける
のが普通である。
(考案が解決しようとする問題点)
しかしながら、回動式スピーカボツクスの場合
には、その内部にロツク機構を設けることとする
と、それだけスピーカボツクスの容積が減ること
になり、音響効果が損なわれてしまう。特に車両
に搭載される回動式スピーカボツクスにおいて
は、走行中の車体振動等によるがたつきを防止す
るために、また、走行中にスピーカボツクスが下
降して後方視界が妨げられることのないようにす
るために、そのロツク装置は二重に設けることが
望まれるが、そのようなロツク機構をスピーカボ
ツクスの内部に設けることとすると、スピーカボ
ツクスの容積が大幅に削減されてしまうことにな
る。
には、その内部にロツク機構を設けることとする
と、それだけスピーカボツクスの容積が減ること
になり、音響効果が損なわれてしまう。特に車両
に搭載される回動式スピーカボツクスにおいて
は、走行中の車体振動等によるがたつきを防止す
るために、また、走行中にスピーカボツクスが下
降して後方視界が妨げられることのないようにす
るために、そのロツク装置は二重に設けることが
望まれるが、そのようなロツク機構をスピーカボ
ツクスの内部に設けることとすると、スピーカボ
ツクスの容積が大幅に削減されてしまうことにな
る。
また、そのようなスピーカボツクスは、確実に
ロツクされていることが確認されてから車両が走
行されるようにするために、そのロツク機構は運
転席等からリモートコントロールできるようにす
ることが望ましいが、回動されるスピーカボツク
ス側にロツク機構が設けられているものでは、そ
のようにすることも難しい。
ロツクされていることが確認されてから車両が走
行されるようにするために、そのロツク機構は運
転席等からリモートコントロールできるようにす
ることが望ましいが、回動されるスピーカボツク
ス側にロツク機構が設けられているものでは、そ
のようにすることも難しい。
本考案は、このような問題に鑑みてなされたも
のであつて、その主な目的は、回動式スピーカボ
ツクスが、その容積が大きく削減されることな
く、また、外観が損なわれることなく、車内使用
位置において車体側に確実に固定保持されるよう
にすることである。
のであつて、その主な目的は、回動式スピーカボ
ツクスが、その容積が大きく削減されることな
く、また、外観が損なわれることなく、車内使用
位置において車体側に確実に固定保持されるよう
にすることである。
本考案の他の目的は、回動式スピーカボツクス
のロツク機構を、容易にリモートコントロール可
能なものとすることができるようにすることであ
る。
のロツク機構を、容易にリモートコントロール可
能なものとすることができるようにすることであ
る。
(問題点を解決するための手段)
この目的を達成するために、本考案では、車内
用として使用されるとき回動式スピーカボツクス
がルーフ下面に沿つてほぼ水平な状態で収納保持
されるものにおいては、その収納時の外観を良く
する等のためにルーフ下面にスピーカボツクスを
収納する収納ボツクスが設けられることに着目
し、その収納ボツクス側にロツク爪及びそれを操
作する操作機構からなるロツク機構を設置し、ス
ピーカボツクス側にはそのロツク爪が係合する係
止溝のみを設けるようにしている。このような収
納ボツクスは、通常、プラスチツク等により薄肉
の成形体として成形される。したがつて、スピー
カボツクスを収納する凹状収納部の周囲には、ル
ーフ下面との間に中空室が形成されることにな
る。そこで、本考案では、スピーカボツクス収納
部の前方に形成される中空室内に、ロツク機構を
設置するようにしている。
用として使用されるとき回動式スピーカボツクス
がルーフ下面に沿つてほぼ水平な状態で収納保持
されるものにおいては、その収納時の外観を良く
する等のためにルーフ下面にスピーカボツクスを
収納する収納ボツクスが設けられることに着目
し、その収納ボツクス側にロツク爪及びそれを操
作する操作機構からなるロツク機構を設置し、ス
ピーカボツクス側にはそのロツク爪が係合する係
止溝のみを設けるようにしている。このような収
納ボツクスは、通常、プラスチツク等により薄肉
の成形体として成形される。したがつて、スピー
カボツクスを収納する凹状収納部の周囲には、ル
ーフ下面との間に中空室が形成されることにな
る。そこで、本考案では、スピーカボツクス収納
部の前方に形成される中空室内に、ロツク機構を
設置するようにしている。
(作用)
このように構成することにより、スピーカボツ
クスは、車内使用位置においては収納ボツクス内
に収納されるとともに、収納ボツクスとルーフ下
面との間のデツトスペース内に設置されたロツク
機構のロツク爪をスピーカボツクスの係止溝に係
合させることによつて、車体側に確実に固定保持
されるようになる。その場合、スピーカボツクス
には係止溝が設けられるだけであるので、その容
積が大幅に削減されることはない。また、収納ボ
ツクスの収納部前方に形成される中空室は、比較
的大きいスペースを有するものとなるので、その
内部に二重ロツク機構のような大型のロツク機構
をも設置することができる。さらに、スピーカボ
ツクスは前部、すなわち軸支部と反対側の端部で
ロツクされるようになるので、その固定保持も効
果的になされるようになる。
クスは、車内使用位置においては収納ボツクス内
に収納されるとともに、収納ボツクスとルーフ下
面との間のデツトスペース内に設置されたロツク
機構のロツク爪をスピーカボツクスの係止溝に係
合させることによつて、車体側に確実に固定保持
されるようになる。その場合、スピーカボツクス
には係止溝が設けられるだけであるので、その容
積が大幅に削減されることはない。また、収納ボ
ツクスの収納部前方に形成される中空室は、比較
的大きいスペースを有するものとなるので、その
内部に二重ロツク機構のような大型のロツク機構
をも設置することができる。さらに、スピーカボ
ツクスは前部、すなわち軸支部と反対側の端部で
ロツクされるようになるので、その固定保持も効
果的になされるようになる。
そして、そのロツク機構は車体に固定された部
分に設置されるので、それをリモートコントロー
ル式のものとすることも容易にできる。
分に設置されるので、それをリモートコントロー
ル式のものとすることも容易にできる。
(実施例)
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明す
る。
る。
図は、本考案による回動式スピーカボツクスの
収納保持装置の一実施例を示すもので、第1図は
そのスピーカボツクスを備えた自動車の概略側面
図であり、第2図はその収納保持装置の概略斜視
図である。また、第3,4及び5図は、その収納
保持装置のそれぞれ異なる切断面による要部縦断
面図である。
収納保持装置の一実施例を示すもので、第1図は
そのスピーカボツクスを備えた自動車の概略側面
図であり、第2図はその収納保持装置の概略斜視
図である。また、第3,4及び5図は、その収納
保持装置のそれぞれ異なる切断面による要部縦断
面図である。
第1図から明らかなように、この自動車1はハ
イルーフ型のハツチバツク車であつて、上下方向
に回動されるテールゲート2により車体後面の開
口3が開閉されるようになつている。この自動車
1のルーフ4下面には、大型のスピーカボツクス
5が取り付けられている。このスピーカボツクス
5の後端部は、ルーフ4の後端下部に設けられた
水平方向のヒンジ軸6によつて軸支されており、
それによつてこのスピーカボツクス5が、第1図
に実線で示すほぼ水平な位置と仮想線で示すほぼ
垂直な位置との間で上下方向に回動し得るように
されている。
イルーフ型のハツチバツク車であつて、上下方向
に回動されるテールゲート2により車体後面の開
口3が開閉されるようになつている。この自動車
1のルーフ4下面には、大型のスピーカボツクス
5が取り付けられている。このスピーカボツクス
5の後端部は、ルーフ4の後端下部に設けられた
水平方向のヒンジ軸6によつて軸支されており、
それによつてこのスピーカボツクス5が、第1図
に実線で示すほぼ水平な位置と仮想線で示すほぼ
垂直な位置との間で上下方向に回動し得るように
されている。
スピーカボツクス5の内部には、一対のスピー
カ7,7が左右に設けられており、自動車1の通
常走行時には、そのスピーカボツクス5がルーフ
4の下面に沿つてほぼ水平に支持される位置、す
なわち第1図に実線で示す車内使用位置に収納さ
れ、スピーカ7が車室8側に向くようにして、車
内用スピーカ装置として使用されるようになつて
いる。スピーカボツクス5をその車内使用位置か
ら下降させたときは、スピーカボツクス5は、そ
の自重によつて最も下降した位置で保持されるよ
うになつている。したがつて、そのときスピーカ
ボツクス5は、車室8の後端部、すなわち車体後
面開口3に近接した位置でヒンジ軸6によつてほ
ぼ垂直に懸吊されて支持される。そして、このよ
うな状態、すなわち第1図に仮想線で示す車外使
用位置では、スピーカ7が車外後方に向くように
なる。
カ7,7が左右に設けられており、自動車1の通
常走行時には、そのスピーカボツクス5がルーフ
4の下面に沿つてほぼ水平に支持される位置、す
なわち第1図に実線で示す車内使用位置に収納さ
れ、スピーカ7が車室8側に向くようにして、車
内用スピーカ装置として使用されるようになつて
いる。スピーカボツクス5をその車内使用位置か
ら下降させたときは、スピーカボツクス5は、そ
の自重によつて最も下降した位置で保持されるよ
うになつている。したがつて、そのときスピーカ
ボツクス5は、車室8の後端部、すなわち車体後
面開口3に近接した位置でヒンジ軸6によつてほ
ぼ垂直に懸吊されて支持される。そして、このよ
うな状態、すなわち第1図に仮想線で示す車外使
用位置では、スピーカ7が車外後方に向くように
なる。
スピーカボツクス5は、その車内使用位置で
は、車室8後部のルーフ4下面に固定して取り付
けられた収納ボツクス9の凹状収納部10内に収
納されるようになつている。この収納ボツクス9
は、プラスチツク等の軽量材料により薄肉の成形
体として成形されており、凹状収納部10の前壁
9a(第2図参照)下端は前方から斜め上方に延
出している。したがつて、収納ボツクス9の収納
部10前方には、ルーフ4の下面との間に中空室
11が形成されている。この中空室11内には、
スピーカボツクス5を車内使用位置で固定保持す
るためのロツク機構12が設置されている。
は、車室8後部のルーフ4下面に固定して取り付
けられた収納ボツクス9の凹状収納部10内に収
納されるようになつている。この収納ボツクス9
は、プラスチツク等の軽量材料により薄肉の成形
体として成形されており、凹状収納部10の前壁
9a(第2図参照)下端は前方から斜め上方に延
出している。したがつて、収納ボツクス9の収納
部10前方には、ルーフ4の下面との間に中空室
11が形成されている。この中空室11内には、
スピーカボツクス5を車内使用位置で固定保持す
るためのロツク機構12が設置されている。
第2図に示されているように、このロツク機構
12は、車体左右方向のほぼ中央に設けられた第
1ロツク機構13と、左右両側に設けられた一対
の第2ロツク機構14とを備えている。第1ロツ
ク機構13は、第3図から明らかなように、収納
ボツクス9に設けられたガイド部15により前後
方向に摺動自在に支持された第1ロツク爪16
と、このロツク爪16に一体に取り付けられ、下
端が車室8内に突出する操作ノブ17とを有して
いる。また、このロツク爪16は、圧縮ばね18
により常に後方に押圧され、その後端の爪部16
aが、収納ボツクス9の収納部前壁9aに形成さ
れた開口19を通して収納部10内に突出するよ
うにされている。こうして、これら操作ノブ17
及び圧縮ばね18により、第1ロツク爪16の操
作機構が構成されている。第1ロツク爪16の爪
部16aは、その下面が傾斜面とされている。一
方、スピーカボツクス5の前端面5aには、この
第1ロツク爪16の爪部16aが係合し得る第1
係止溝20が設けられている。
12は、車体左右方向のほぼ中央に設けられた第
1ロツク機構13と、左右両側に設けられた一対
の第2ロツク機構14とを備えている。第1ロツ
ク機構13は、第3図から明らかなように、収納
ボツクス9に設けられたガイド部15により前後
方向に摺動自在に支持された第1ロツク爪16
と、このロツク爪16に一体に取り付けられ、下
端が車室8内に突出する操作ノブ17とを有して
いる。また、このロツク爪16は、圧縮ばね18
により常に後方に押圧され、その後端の爪部16
aが、収納ボツクス9の収納部前壁9aに形成さ
れた開口19を通して収納部10内に突出するよ
うにされている。こうして、これら操作ノブ17
及び圧縮ばね18により、第1ロツク爪16の操
作機構が構成されている。第1ロツク爪16の爪
部16aは、その下面が傾斜面とされている。一
方、スピーカボツクス5の前端面5aには、この
第1ロツク爪16の爪部16aが係合し得る第1
係止溝20が設けられている。
また、第2ロツク機構14は、第2図及び第4
図から明らかなように、中央が軸21により収納
ボツクス9に回動自在に支持されたL字形の第2
ロツク爪22を備えている。このロツク爪22の
後端側はくさび状の爪部22aとされ、ロツク爪
22が軸21のまわりに回動されたとき、その爪
部22aが、収納ボツクス9の収納部前壁9aに
形成された開口23を通して収納部10内に突出
するようにされている。スピーカボツクス5の前
端面5aには、この第2ロツク爪22の爪部22
aが係合し得る第2係止溝24が設けられてい
る。この係止溝24の上面は、車体中央側に向か
つて下降する傾斜面とされている。
図から明らかなように、中央が軸21により収納
ボツクス9に回動自在に支持されたL字形の第2
ロツク爪22を備えている。このロツク爪22の
後端側はくさび状の爪部22aとされ、ロツク爪
22が軸21のまわりに回動されたとき、その爪
部22aが、収納ボツクス9の収納部前壁9aに
形成された開口23を通して収納部10内に突出
するようにされている。スピーカボツクス5の前
端面5aには、この第2ロツク爪22の爪部22
aが係合し得る第2係止溝24が設けられてい
る。この係止溝24の上面は、車体中央側に向か
つて下降する傾斜面とされている。
L字形の各第2ロツク爪22の前端側には、そ
れぞれ作動ロツド25,25の一端が連結されて
いる。そして、この作動ロツド25の他端は、中
空室11の中央部に設けられた駆動円板26の周
辺部に連結されている。この駆動円板26は、第
5図に示されているように、中空室11内に設け
られたアクチユエータ27とその下部の車室8側
に設けられた操作つまみ28と共通の回転軸29
に固着されており、アクチユエータ27あるいは
操作つまみ28のいずれによつても回転されるよ
うになつている。アクチユエータ27は、電動式
あるいは油圧式の回転モータのようなものでよ
く、自動車1の運転席からリモートコントロール
することができるようになつている。こうして、
これら作動ロツド25、、駆動円板26及び回転
軸29等によつて、第2ロツク爪22の操作機構
が構成されている。
れぞれ作動ロツド25,25の一端が連結されて
いる。そして、この作動ロツド25の他端は、中
空室11の中央部に設けられた駆動円板26の周
辺部に連結されている。この駆動円板26は、第
5図に示されているように、中空室11内に設け
られたアクチユエータ27とその下部の車室8側
に設けられた操作つまみ28と共通の回転軸29
に固着されており、アクチユエータ27あるいは
操作つまみ28のいずれによつても回転されるよ
うになつている。アクチユエータ27は、電動式
あるいは油圧式の回転モータのようなものでよ
く、自動車1の運転席からリモートコントロール
することができるようになつている。こうして、
これら作動ロツド25、、駆動円板26及び回転
軸29等によつて、第2ロツク爪22の操作機構
が構成されている。
このような車内車外両用のスピーカ装置を備え
た自動車において、車外で音楽等を聞くときに
は、自動車1を駐車してテールゲート2を上方に
回動させ、車体後面開口3を開く。そして、操作
つまみ28を操作して駆動円板26を第2図で反
時計方向に回転させ、第2ロツク機構14のロツ
ク爪22をスピーカボツクス5の第2係止溝24
から離脱させる。次いで、操作ノブ17を操作し
て、第1ロツク機構13のロツク爪16を圧縮ば
ね18に抗して前方に移動させる。それによつ
て、そのロツク爪16もスピーカボツクス5の係
止溝20から離脱するので、スピーカボツクス5
は下方に回動できるようになる。そこで、スピー
カボツクス5をヒンジ軸6のまわりに回動させ、
第1図に仮想線で示す車外使用位置まで下降させ
る。この状態では、スピーカ7は車体後面開口3
に近接した位置で車外後方を向くので、そのスピ
ーカボツクス5を利用して、自動車用ステレオ装
置等により車外でも音楽等を楽しむことができ
る。
た自動車において、車外で音楽等を聞くときに
は、自動車1を駐車してテールゲート2を上方に
回動させ、車体後面開口3を開く。そして、操作
つまみ28を操作して駆動円板26を第2図で反
時計方向に回転させ、第2ロツク機構14のロツ
ク爪22をスピーカボツクス5の第2係止溝24
から離脱させる。次いで、操作ノブ17を操作し
て、第1ロツク機構13のロツク爪16を圧縮ば
ね18に抗して前方に移動させる。それによつ
て、そのロツク爪16もスピーカボツクス5の係
止溝20から離脱するので、スピーカボツクス5
は下方に回動できるようになる。そこで、スピー
カボツクス5をヒンジ軸6のまわりに回動させ、
第1図に仮想線で示す車外使用位置まで下降させ
る。この状態では、スピーカ7は車体後面開口3
に近接した位置で車外後方を向くので、そのスピ
ーカボツクス5を利用して、自動車用ステレオ装
置等により車外でも音楽等を楽しむことができ
る。
車外で音楽等を聞いた後、再び自動車1を走行
させるときには、テールゲート2を閉じ、スピー
カボツクス5を押し上げる。スピーカボツクス5
の上端が第1ロツク機構13のロツク爪16に当
接すると、そのロツク爪16は、その爪部16a
の下面のカム作用により圧縮ばね18に抗して前
方に押圧摺動される。そして、スピーカボツクス
5の第1係止溝20が第1ロツク爪16に対向す
る位置まで達したところで、そのロツク爪16が
第1係止溝20に係合し、スピーカボツクス5が
車体側に仮止めされる。この状態で、操作つまみ
28を操作して駆動円板26を第2図で時計方向
に回転させると、第2ロツク爪22が作動ロツド
25に押されて回動し、その爪部22a開口23
から収納部10内に突出する。スピーカボツクス
5が第1ロツク機構13によつて仮止めされてい
る状態では、その第2係止溝24は第2ロツク機
構14のロツク爪22に対向する位置にあるの
で、ロツク爪22の回動に伴つて、そのくさび状
の爪部22aが第2係止溝24に係合する。そし
て、その係止溝24の上面は傾斜面とされている
ので、ロツク爪22と係止溝24との間にカム作
用が働き、スピーカボツクス5は押し上げられ
て、収納ボツクス9の収納部10の上底面に向け
押圧される。なお、このときスピーカボツクス5
が弾力的に支持されるようにするために、スピー
カボツクス5の上面あるいは収納ボツクス9の収
納部10上底面には、ゴム等の弾性材からなるバ
ツフア30を設けておくことが望ましい。
させるときには、テールゲート2を閉じ、スピー
カボツクス5を押し上げる。スピーカボツクス5
の上端が第1ロツク機構13のロツク爪16に当
接すると、そのロツク爪16は、その爪部16a
の下面のカム作用により圧縮ばね18に抗して前
方に押圧摺動される。そして、スピーカボツクス
5の第1係止溝20が第1ロツク爪16に対向す
る位置まで達したところで、そのロツク爪16が
第1係止溝20に係合し、スピーカボツクス5が
車体側に仮止めされる。この状態で、操作つまみ
28を操作して駆動円板26を第2図で時計方向
に回転させると、第2ロツク爪22が作動ロツド
25に押されて回動し、その爪部22a開口23
から収納部10内に突出する。スピーカボツクス
5が第1ロツク機構13によつて仮止めされてい
る状態では、その第2係止溝24は第2ロツク機
構14のロツク爪22に対向する位置にあるの
で、ロツク爪22の回動に伴つて、そのくさび状
の爪部22aが第2係止溝24に係合する。そし
て、その係止溝24の上面は傾斜面とされている
ので、ロツク爪22と係止溝24との間にカム作
用が働き、スピーカボツクス5は押し上げられ
て、収納ボツクス9の収納部10の上底面に向け
押圧される。なお、このときスピーカボツクス5
が弾力的に支持されるようにするために、スピー
カボツクス5の上面あるいは収納ボツクス9の収
納部10上底面には、ゴム等の弾性材からなるバ
ツフア30を設けておくことが望ましい。
自動車1を走行させるときには、運転席のリモ
ートコントロール位置を操作して、第2ロツク機
構14が操作されているがどうかを確認する。そ
の操作がなされていなかつた場合には、アクチユ
エータ27が作動して駆動円板26が駆動され、
第2ロツク爪22が回動される。
ートコントロール位置を操作して、第2ロツク機
構14が操作されているがどうかを確認する。そ
の操作がなされていなかつた場合には、アクチユ
エータ27が作動して駆動円板26が駆動され、
第2ロツク爪22が回動される。
このようにして、スピーカボツクス5は、ルー
フ4下面に沿うほぼ水平な車内使用位置に収納保
持されるようになる。この状態では、スピーカボ
ツクス5は収納ボツクス9に向けて押圧して保持
されているので、走行中の振動等によつてもスピ
ーカボツクス5ががたつくことはない。しかも、
このときには、第1ロツク機構13のロツク爪1
6及び第2ロツク機構14のロツク爪22のいず
れもがスピーカボツクス5の各係止溝20,24
に嵌合しているので、これらによつてスピーカボ
ツクス5には二重ロツクがなされていることにな
る。
フ4下面に沿うほぼ水平な車内使用位置に収納保
持されるようになる。この状態では、スピーカボ
ツクス5は収納ボツクス9に向けて押圧して保持
されているので、走行中の振動等によつてもスピ
ーカボツクス5ががたつくことはない。しかも、
このときには、第1ロツク機構13のロツク爪1
6及び第2ロツク機構14のロツク爪22のいず
れもがスピーカボツクス5の各係止溝20,24
に嵌合しているので、これらによつてスピーカボ
ツクス5には二重ロツクがなされていることにな
る。
なお、上記実施例においては、第2ロツク機構
14が、アクチユエータ27及び操作つまみ28
のいずれによつても操作されるものとし、操作つ
まみ28によつて操作した後、確認のためにアク
チユエータ27を作動させるものとしているが、
これを、アクチユエータ27のみによつて操作さ
れるものとすることも、あるいは操作つみみ28
のみによつて操作されるものとすることもでき
る。また、ロツク機構12として、二重のロツク
機構13,14を有するものを示したが、確実な
ロツク機構であれば単一のロツク機構とすること
もできる。
14が、アクチユエータ27及び操作つまみ28
のいずれによつても操作されるものとし、操作つ
まみ28によつて操作した後、確認のためにアク
チユエータ27を作動させるものとしているが、
これを、アクチユエータ27のみによつて操作さ
れるものとすることも、あるいは操作つみみ28
のみによつて操作されるものとすることもでき
る。また、ロツク機構12として、二重のロツク
機構13,14を有するものを示したが、確実な
ロツク機構であれば単一のロツク機構とすること
もできる。
(考案の効果)
以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、収納ボツクスの凹状収納部の前方に形成され
る中空室内に、ロツク爪とその操作機構とからな
るロツク機構を設置し、スピーカボツクスには、
そのロツク爪が係合し得る係止溝のみを設けるよ
うにしているので、スピーカボツクスの容積がそ
の外形に比して著しく小さくなることはなくな
り、大容積のスピーカボツクスによつて優れた音
響効果が得られるようにすることができるととも
に、収納ボツクスの前部に形成される広い中空室
を利用することにより、二重ロツク機構等のよう
な大型のロツク機構をも、車室側に露出すること
なく設置することができるようになり、外観を良
好に保つようにすることができる。さらに、その
ように広い中空室内にロツク機構を設置すること
により、ロツク爪の操作機構としてアクチユエー
タ等を採用することも可能となり、しかも、それ
が車体固定側に設けられるので、容易にリモート
コントロール式のものとすることができるように
なる。
ば、収納ボツクスの凹状収納部の前方に形成され
る中空室内に、ロツク爪とその操作機構とからな
るロツク機構を設置し、スピーカボツクスには、
そのロツク爪が係合し得る係止溝のみを設けるよ
うにしているので、スピーカボツクスの容積がそ
の外形に比して著しく小さくなることはなくな
り、大容積のスピーカボツクスによつて優れた音
響効果が得られるようにすることができるととも
に、収納ボツクスの前部に形成される広い中空室
を利用することにより、二重ロツク機構等のよう
な大型のロツク機構をも、車室側に露出すること
なく設置することができるようになり、外観を良
好に保つようにすることができる。さらに、その
ように広い中空室内にロツク機構を設置すること
により、ロツク爪の操作機構としてアクチユエー
タ等を採用することも可能となり、しかも、それ
が車体固定側に設けられるので、容易にリモート
コントロール式のものとすることができるように
なる。
第1図は、本考案の一実施例による回動式スピ
ーカボツクスの収納保持装置を備えた自動車の概
略側面図、第2図は、その収納保持装置の概略斜
視図、第3図は、第2図の−線による第1ロ
ツク機構の縦断面図、第4図は、第2図の−
線による第2ロツク機構の要部の縦断面図、第5
図は、第2図の−線による第2ロツク機構の
他の要部の縦断面図である。 1……自動車、2……テールゲート、3……車
体後面開口、4……ルーフ、5……スピーカボツ
クス、6……ヒンジ軸、7……スピーカ、8……
車室、9……収納ボツクス、10……収納部、1
1……中空室、12……ロツク機構、13……第
1ロツク機構、14……第2ロツク機構、16…
……第1ロツク爪、17……操作ノブ、18……
圧縮ばね、20……第1係止溝、22……第2ロ
ツク爪、24……第2係止溝、25……作動ロツ
ド、26……駆動円板、27……アクチユエー
タ、28……操作つまみ、29……回転軸。
ーカボツクスの収納保持装置を備えた自動車の概
略側面図、第2図は、その収納保持装置の概略斜
視図、第3図は、第2図の−線による第1ロ
ツク機構の縦断面図、第4図は、第2図の−
線による第2ロツク機構の要部の縦断面図、第5
図は、第2図の−線による第2ロツク機構の
他の要部の縦断面図である。 1……自動車、2……テールゲート、3……車
体後面開口、4……ルーフ、5……スピーカボツ
クス、6……ヒンジ軸、7……スピーカ、8……
車室、9……収納ボツクス、10……収納部、1
1……中空室、12……ロツク機構、13……第
1ロツク機構、14……第2ロツク機構、16…
……第1ロツク爪、17……操作ノブ、18……
圧縮ばね、20……第1係止溝、22……第2ロ
ツク爪、24……第2係止溝、25……作動ロツ
ド、26……駆動円板、27……アクチユエー
タ、28……操作つまみ、29……回転軸。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 車体後部のルーフ4の下面側に後端部が軸支さ
れ、上下方向に回動可能とされた回動式スピーカ
ボツクス5を、ルーフ4の下面に沿うほぼ水平な
車内使用位置において収納保持するための、回動
式スピーカボツクスの収納保持装置であつて; 前記スピーカボツクス5を収納し得る凹状収納
部10が形成された薄肉成形体からなる収納ボツ
クス9をルーフ4下面に取り付けるとともに、 その収納ボツクス9の収納部10前方とルーフ
4の下面との間に形成される中空室11内に、前
記スピーカボツクス5の前部に設けられた係止溝
20,24に係合させ得るロツク爪16,22及
びその操作機構からなるロツク機構12を設置し
てなる、 車両における回動式スピーカボツクスの収納保
持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12929984U JPH02355Y2 (ja) | 1984-08-28 | 1984-08-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12929984U JPH02355Y2 (ja) | 1984-08-28 | 1984-08-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6159145U JPS6159145U (ja) | 1986-04-21 |
JPH02355Y2 true JPH02355Y2 (ja) | 1990-01-08 |
Family
ID=30687914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12929984U Expired JPH02355Y2 (ja) | 1984-08-28 | 1984-08-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02355Y2 (ja) |
-
1984
- 1984-08-28 JP JP12929984U patent/JPH02355Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6159145U (ja) | 1986-04-21 |
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