JPH0232934Y2 - - Google Patents

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JPH0232934Y2
JPH0232934Y2 JP1985002687U JP268785U JPH0232934Y2 JP H0232934 Y2 JPH0232934 Y2 JP H0232934Y2 JP 1985002687 U JP1985002687 U JP 1985002687U JP 268785 U JP268785 U JP 268785U JP H0232934 Y2 JPH0232934 Y2 JP H0232934Y2
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support rod
protector
power unit
stopper
shift lever
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、横置きエンジンを有する変速機の操
作装置に関するものである。
(従来の技術) 従来の変速機の操作装置としては、例えば、実
公昭59−33058号公報に記載されているようなも
のが知られている。
この公報には、リンクの前端に円筒形状のリン
グ部が固着され、このリング部(プロテクタ)の
内側とエンジン側の支持部との間に弾性体が設け
られた構成が示されている。
従つて、エンジンの上下方向の移動を剛性が小
なる弾性体の剪断で受けて同方向の移動を許容す
ると共に、エンジンの前後方向の移動を剛性が大
なる弾性体の引張・圧縮で受けて同方向の移動を
拘束する。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上述のような従来の変速機の操
作装置にあつては、シフト操作時におけるリンク
(サポートロツド)の移動規制を弾性体の剛性に
頼つているために、節度感に欠け、運転者にとつ
てシフト操作の手応えに劣るという問題点があつ
た。
しかも、弾性体のバネ定数を低くした方が防振
上好ましいのであるが、リンク(サポートロツ
ド)の移動規制を果たすためにはバネ定数の低下
にも限界があり、十分なシフトレバーの振動対策
ができないという問題点もあつた。
ところで、弾性体を介在させた部分で節度感を
得るための構成としては、例えば、特開昭58−
168114号公報のシフトレバーに示されているよう
に、弾性体を介在させた上方部材と下方部材の相
対変位量を所定以下に規制するストツパを設けた
構造、つまり、上方部材の下端前後位置に断面四
角形のストツパ片が設けられ、下方部材の上端の
前後位置に、前記突起と所定の間隙を有した凹形
状の溝部を備えたストツパ片が設けられた構造が
公知である。
この構造の場合、振動吸収をシフトレバーの位
置で行うから、見栄えが悪いし、また、見栄えを
良くするための手段が必要になり、その分部品点
数や作業が増してコストアツプを招くという問題
がある。また、シフトストロークを設定する場合
に、シフトレバー側とサポートロツド側とで調整
が必要で調整に手間がかかるという問題もある。
さらに、この構造を本願のようなサポートロツ
ドとパワーユニツトとの間に設けることが考えら
れる。
しかしながら、この構造では、四角形のストツ
パ片と凹形状の溝部を備えたストツパ片とにより
前後移動量を規制する構造であるため、パワーユ
ニツトの取付軸に対してサポートロツドが回動し
た際に、プロテクタ側の突起とストツパとの前後
方向の隙間の幅が変化するため、シフト時のスト
ローク量が変つてしまうという問題がある。
さらに、上方部材のストツパ片下面と下方部材
のストツパ片上面とが当接する構造であるため、
本願考案のプロテクタとパワーユニツトとの間に
これを適用すると、プロテクタ下端面とパワーユ
ニツト側の部材とが当接していて、サポートロツ
ドがパワーユニツト側の取付軸に対してねじれ変
位した場合、プロテクタ下端面とパワーユニツト
側の部材と衝突して、両者がけずれたり破損した
りする恐れがあると共に、取付軸に曲りが生じる
という問題がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上述の問題点を解決することを目的と
してなされたもので、その目的を達成するための
手段として本考案の変速機の操作装置は、エンジ
ンとトランスミツシヨンを有するパワーユニツト
が車体に載置され、該パワーユニツトに設けられ
た取付軸に先端が取り付けられ、他端が車体に取
り付けられたサポートロツドが設けられ、該サポ
ートロツドには、軸受を介してシフトレバーが傾
動可能に連結され、かつ、前記サポートロツド
が、前記パワーユニツトとシフトレバーとが相対
変位しないよう揺動可能に設けられた変速機の操
作装置において、前記サポートロツドの先端に円
筒形のプロテクタを一体に設け、前記パワーユニ
ツトに、前記プロテクタの前側位置及び後側位置
に間隙を介して配置される円弧形状の前側ストツ
パ及び後側ストツパを前記取付軸と一体に形成し
たストツパブラケツトを設け、前記プロテクタと
取付軸との間に弾性部材を設け、該弾性部材に、
前記プロテクタ下端面とストツパブラケツトとの
間に介在状態で配設するフランジ部を形成した構
成とした。
(作用) 従つて、シフトレバーのシフト操作を行うと、
パワーユニツト側の取付部との間に設けられた弾
性部材の弾発力に抗してサポートロツドが移動さ
れ、その後、サポートロツドの前側・後側プロテ
クタのいずれかが、前側・後側ストツパに当接さ
れると、サポートロツドの移動が停止され、そこ
で節度感を得ることができる。
また、パワーユニツト側からサポートロツドへ
伝わる振動は弾性部材によつて吸収される。
そして、円筒形のプロテクタに対し両ストツパ
を円弧形状に形成したため、サポートロツドがパ
ワーユニツトに対して回動しても、ストツパとプ
ロテクタとの前後方向の間隔が変化することな
く、一定のストローク量が得られる。
さらに、サポートロツドがパワーユニツトに対
してねじれた場合、プロテクタ端面とストツパブ
ラケツトとの衝突及び擦れは、両者の間に介在さ
れている弾性部材のフランジ部により吸収され
る。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図〜第3図に示
しその構成を詳細に説明する。
尚、この実施例を説明するにあたり、前輪駆動
車用変速器の操作装置を例にとつて説明する。
1はパワーユニツトであつて、車体4に載置さ
れ、エンジン2とトランスミツシヨン8を有して
いる。
エンジン2は、車体4のエンジンルーム6に横
置きに設けられているもので、このエンジン2
は、トランスミツシヨン8に連結されており、両
者2,8はエンジンマウントラバー10,10に
よつて支持されている。
尚、12はトランスミツシヨン8から延設され
た変速制御杆である。
14はサポートロツドであつて、先端がトラン
スミツシヨン8に取付けられ、かつ、後端が車体
4のシフトレバー16近傍のフロアパネル18に
リヤマウンテイングラバー20を介して取付けら
れているもので、このサポートロツド14には、
軸受22を介して前記シフトレバー16が傾動可
能に連結され、かつ、前記エンジン2とシフトレ
バー16とが相対変位しないよう揺動可能となつ
ている。
尚、前記シフトレバー16は、上端にノブ24
が設けられ、かつ、下端は前記変速制御杆12に
自由継手26を介して連結されたコントロールロ
ツド28が軸着されている。
30はプロテクタであつて、前記サポートロツ
ド14の先端に一体に設けられたもので、このプ
ロテクタ30は、円筒形をしており、前記パワー
ユニツト1側に前側プロテクタ部301と、前記
シフトレバー16側に後側プロテクタ部302
と、を有している。
32はサポートロツド14のパワーユニツト側
取付部に設けられたブラケツト(ストツパブラケ
ツト)であつて、このブラケツト32はネジ3
4,34でトランスミツシヨン8に固着され、か
つ、中央に支軸(取付軸)36が一体に設けられ
ている。
尚、前記ブラケツト32の外縁はトランスミツ
シヨン8と反対側に折曲され、円弧状の前側スト
ツパ38と後側ストツパ40とが設けられてい
る。
42はゴム製の弾性部材であつて、中央に支軸
貫通穴44が設けられたもので、この弾性部材4
2は、前記プロテクタ30に嵌め込まれ、かつ支
軸挿通穴44にブラケツト32と一体の支軸36
が挿通され、かつ、ボルト46締めによつて蓋体
48で押えられている。
尚、前記弾性部材42の上下端には糸巻き状に
フランジ部421が形成されており、前記プロテ
クタ30が前・後・上・下方向以外のねじれの力
を受けた場合に、その力をフランジ部421で吸
収できるようになつている。
前記前側プロテクタ部301と前側ストツパ3
8、また、前記後側プロテクタ部302と後側ス
トツパ40、の間には間隙50,50が設けられ
ている、この間隙50の幅はシフトレバー16の
シフトストロークが設定した操作力等によつて適
宜決められる。
次に、実施例の作用を説明する。
シフトレバー16をシフト操作すると、それに
伴いサポートロツド14が前方もしくは後方に移
動される。
サポートロツド14が前方移動された場合、プ
ロテクタ30の前側プロテクタ部301が前側ス
トツパ38に当接して移動が規制され、また、後
方移動された場合には、後側プロテクタ部302
が後側ストツパ40に当接して、サポートロツド
14の移動が規制される。
尚、サポートロツド14の移動に際してサポー
トロツド14とブラケツト32の支軸36との相
対的移動によつて、弾性部材42はサポートロツ
ド14の移動方向と反対側で、支軸36とプロテ
クタ30間で圧縮される。
以上、本考案の実施例を図面により説明してき
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲におけ
る設計変更等があつても本考案に含まれる。
例えば、弾性部材42は弾性を有していればゴ
ムに限らず合成樹脂等であつてもよい。
(考案の効果) 上述のように本考案の変速機の操作装置によれ
ば、シフト操作に伴うサポートロツドの移動の規
制を、サポートロツドの先端に設けた前後プロテ
クタと前後ストツパとで行うために以下に述べる
効果を得ることができる。
サポートロツドと取付軸との間に弾性部材を
設けていても、シフトチエンジの際に十分な節
度感が得られ、シフト操作の手応えを非常に好
ましいものとすることができる。
弾性部材のバネ定数がサポートロツドの移動
規制に関係しなくなるため、弾性部材のバネ定
数を低くし、より高い防振効果を得ることがで
きる。
サポートロツドの移動を前側と後側のストツ
パで受け止め、支軸で受け止めないようにした
ので、支軸の耐久性が向上されると共に、支軸
を細くさせることができ、それによつて、より
弾性部材の量を増加させて、より高い防振効果
を得ることができる。
弾性部材にフランジ部を設けたために、ブラ
ケツトに対するサポートロツドのねじれを吸収
することができ、それにより、プロテクタ及び
ブラケツトが破損したり取付軸が曲つてしまう
のを防止することができる。しかも、このよう
にねじれを吸収するための部材(フランジ部)
を弾性体に形成しているため、部品点数を少な
くして組付の手間や製造コストを低く抑えるこ
とが可能である。
プロテクタを円筒形にし、かつ、両ストツパ
も円弧を描いているため、ブラケツトに対しサ
ポートロツドが多少回動しても間隙の幅は常に
同じであつて、一定のストローク量が得られ
る。
支軸と両ストッパは、ブラケツトで一体とな
つているので、組付けが簡単で精度も得易い。
車体のシフトレバー側に防振用の弾性部材や
ストツパを設けるのに比べて、見栄えが良く、
構造が簡単で、精度も得易く、組付け時のシフ
ト量の調整が不要であるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の変速機の操作装置を示
す全体図、第2図は実施例装置の要部を示す横断
面図、第3図は実施例装置の要部を示す縦断面図
である。 1……パワーユニツト、2……エンジン、4…
…車体、14……サポートロツド、16……シフ
トレバー、22……軸受、30……プロテクタ、
32……ブラケツト(ストツパブラケツト)、3
6……支軸(取付軸)、38……前側ストツパ、
40……後側ストツパ、42……弾性部材、50
……間隙、421……フランジ部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エンジンとトランスミツシヨンを有するパワー
    ユニツトが車体に載置され、 該パワーユニツトに設けられた取付軸に先端が
    取り付けられ、他端が車体に取り付けられたサポ
    ートロツドが設けられ、 該サポートロツドには、軸受を介してシフトレ
    バーが傾動可能に連結され、かつ、前記サポート
    ロツドが、前記パワーユニツトとシフトレバーと
    が相対変位しないよう揺動可能に設けられた変速
    機の操作装置において、 前記サポートロツドの先端に円筒形のプロテク
    タを一体に設け、 前記パワーユニツトに、前記プロテクタの前側
    位置及び後側位置に間隙を介して配置される円弧
    形状の前側ストツパ及び後側ストツパを前記取付
    軸と一体に形成したストツパブラケツトを設け、 前記プロテクタと取付軸との間に弾性部材を設
    け、 該弾性部材に、前記プロテクタ下端面とストツ
    パブラケツトとの間に介在させて配設するフラン
    ジ部を形成したことを特徴とする変速機の操作装
    置。
JP1985002687U 1985-01-12 1985-01-12 Expired JPH0232934Y2 (ja)

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JPS61118836U JPS61118836U (ja) 1986-07-26
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JP2855737B2 (ja) * 1990-01-10 1999-02-10 日産自動車株式会社 チェンジレバーと変速機の連結構造
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