JPH02309130A - 電子レンジ用発熱容器 - Google Patents

電子レンジ用発熱容器

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JPH02309130A
JPH02309130A JP13093789A JP13093789A JPH02309130A JP H02309130 A JPH02309130 A JP H02309130A JP 13093789 A JP13093789 A JP 13093789A JP 13093789 A JP13093789 A JP 13093789A JP H02309130 A JPH02309130 A JP H02309130A
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container
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ferrite
heat
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Nobushige Arai
洗 暢茂
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ この発明は電子レンジ用発熱容器に関するものであり、
特に容器の表面上に高周波加熱によって発熱する皮膜を
形成した電子レンジ用発熱容器に関するものである。
[従来の技術] パンの生地を高周波加熱によって発熱する容器に入れ、
その容器を電子レンジ内に入れ、その容器に高周波を照
射することによって、容器を発熱させ、パンを焼き上げ
る方法がある。第4図は電子レンジ内に電子レンジ用発
熱容器が載置されている状態の断面図である。
第4図に示すように、電子レンジ1は、外枠2、高周波
照射室3および高周波発振器4を備えている。外枠2内
には導波管5が取付けられており、導波管5は高周波発
振器4と高周波照射口3aとをつないでいる。導波管5
によって、高周波発振器4で発生させた高周波を高周波
照射室3内に導いているのである。高周波照射室3内に
は電子レンジ用発熱容器6が載置されている。電子レン
ジ用発熱容器6の構造を以下説明する。
第5図は従来の電子レンジ用発熱容器の断面図である。
第5図に示すように電子レンジ用発熱容器6は、容器部
7と蓋8からなる。容器部7はアルミニウムからなり、
容器部7の外面上にはフェライト皮膜9が形成されてい
る。M8もアルミニラムからなり、蓋8の外面上にはフ
ェライト皮膜9が形成されている。フェライト皮膜9が
高周波照射によって発熱するのである。フェライト皮膜
9の膜厚が厚ければ発熱量が増加する。パンを焼き上げ
るには200℃くらい必要なので、フェライト皮膜9の
膜厚は180〜220μmとなっていた。
[発明が解決しようとする課題] ところでフェライト皮膜は、フェライト粉末とシンナー
等を混合した粘液を容器部7に吹付け、それを焼成する
ことによって形成する。1度にフェライト粉末等を含有
する粘液をフェライト皮膜の膜厚が180〜220μm
になる量を吹付けると、フェライト等を含有する粘液は
容器部7や蓋8の表面上を垂れ流れ電子レンジ用発熱容
器6の外観不良を引き起こす。
そこで従来はフェライト等を含有する粘液を容器部7や
M8にフェライト皮膜の膜厚が100μmになる量を吹
付けそれを仮焼成する。そして仮焼成したものに再びフ
ェライト粉末等を含有する粘液をフェライト皮膜の膜厚
が100μmになる量を吹付けて、それを焼成すること
により厚さ180〜220μmのフェライト皮膜を形成
していた。
フェライト皮膜の厚みが100μmになる程度の吹付は
量ならば、180〜220μmに比べればフェライト粉
末を含有する粘液が容器部7、蓋8の外面上を垂れ流れ
外観不良を起こす可能性は少なくなる。しかしながらフ
ェライト皮膜の厚みが100μmになる量の吹付けを2
回行なうので電子レンジ用発熱容器6が外観不良を起こ
す確率は無視できな(なる。つまり容器部7や蓋8にフ
ェライト皮膜9の膜厚が100μmになる量を吹付け、
仮焼成をした段階では外観不良を起こしていなかったが
、その後再びフェライト皮膜の厚みが100μmになる
量を吹付けることによってフェライト等を含有する粘液
が垂れ流れ外観不良を起こすことがある。また最初に容
器部7、蓋8にフェライト皮膜9の膜厚が100μmに
なる量を吹付けた段階でフェライト等を含有する粘液が
垂れ流れ、外観不良を起こすことがある。
したがって、この発明はかかる従来の問題点を解決する
ためになされたもので、その目的は外観不良が起こりに
くい電子レンジ用発熱容器を提供することである。
[課題を解決するための手段] この発明は、高周波加熱によって発熱する電子レンジ用
発熱容器に関するものである。
この発明にかかる電子レンジ用発熱容器は、熱伝導性の
良い板材によって形成され、容器の内壁部を構成する内
壁板と、高周波加熱によって発熱する板材によって形成
され、内壁部の外面上に位置する外壁板と、外壁板の表
面上に形成され、高周波加熱によって発熱する皮膜と、
を備えている。
[作用コ この発明にかかる電子レンジ用発熱容器は、容器の外壁
部を構成する外壁板も発熱するので外壁板の表面上に形
成する発熱皮膜の膜厚は従来より薄くできる。したがっ
て発熱皮膜形成工程は1回で済むので、発熱材料を含有
した粘液が外壁板の表面を垂れ流れ、容器が外観不良を
起こすという確率が低くなる。
熱伝導性の良い板材を容器の内壁にしたのは次の理由か
らである。高周波加熱によって発熱する板材は一般に熱
伝導性が悪い。したがってスターラフアン(扇風機の羽
根にアルミニウムを付けたようなもので、スターラフア
ンを回転させることにより高周波が撹拌される。)やタ
ーンテーブルが付いていない単機能電子レンジでは、高
周波が一方向からしか電子レンジ用発熱容器に当たらな
いので、容器が高周波加熱によって発熱する板材のみだ
と、電子レンジ用発熱容器が局部加熱を起こし、電子レ
ンジ用発熱容器内の食品がむら焼けを起こすのである。
よって熱伝導性の良い板材を電子レンジ用発熱容器の内
壁にすることにより電子レンジ用発熱容器全体が均一に
加熱されるようにしたのである。
[実施例] 第1図はこの発明にかかる電子レンジ用発熱容器の一実
施例の断面図である。この電子レンジ用発熱容器はパン
を焼き上げるためのものである。
電子レンジ用発熱容器は容器部12と蓋13からなる。
容器部12はフェライト系ステンレス製の外壁板14と
、アルミニウム製の内壁板15と、からなる。容器部1
2はフェライト系ステンレスとアルミニウムのクラツド
材をプレス成形したものである。フェライト系ステンレ
スとしては5US430.5US444.5UH21,
5UH446などがある。フェライト系ステンレスの厚
みとしては0.2〜0.6mmが好ましい。厚みが0゜
2mm以下では強度が弱くなるからであり、厚みが0.
6mm以上では熱容量が大きくなり温度上昇が遅くなる
からである。アルミニウムとしてはJISIlooがあ
る。アルミニウムの厚みとしては0.2〜1.0mmが
好ましい。厚みが0゜2mm以下では強度が弱くなるか
らであり、厚みが1.0mm以上では加工が難しくなる
からである。容器部12のさらに詳しい構造を第2A図
を用いて説明する。
第2A図は、第1図中の矢印Aで示す部分を拡大した図
である。フェライト系ステンレス製の外壁板14の表面
上には厚さ100μmのフェライト皮膜16が形成され
ている。フェライト皮膜16の形成方法を以下説明する
。まず8ページの表1に示す組成からなる原料をキシレ
ン20%、ターペン70%、トルエン10%からなるシ
ンナーと混ぜ、フェライト等を含有する粘液を作製する
そしてこの粘液をフェライト系ステンレス製の外壁板1
4に吹付け、それを280℃、20分の条件下で焼成し
、フェライト皮膜16を形成する。
すなわち1コート1ベークで仕上げる。
表1 アルミニウム製の内壁板15の表面上と、フェライト皮
膜16の表面上にはそれ杉れ表面保護膜17が形成され
ている。表面保護膜17は以下のようにして形成する。
まず9ページの表2に示す組成の原料をキシレン20%
、ブタノール20、トルエン60%からなるシンナーと
混ぜ粘液を作成する。その粘液を内壁板15の表面上と
フェライト皮膜16の表面上にそれぞれ吹付け、それを
焼成することによって形成する。表面保護膜17は非粘
着性なので、電子レンジ用発熱容器に食品がこびりつく
のを防ぐ。また表面保護膜17はフェライト皮膜16の
フェライトが酸化するのを防ぐ働きもする。
表2 蓋13はアルミニウムからなる。第2B図を用いて蓋1
3の詳しい構造を説明する。第2B図は、第1図中の矢
印Bで示す部分を拡大した図である。
第2B図に示すようにアルミニウム製の蓋13の一方の
表面上には厚さ100μmのフェライト皮膜16が形成
されている。フェライト皮膜16が形成されている方が
電子レンジ用発熱容器の外側になる。蓋13の他方の表
面上とフェライト皮膜16の表面上には表面保護膜17
が形成されている。フェライト皮膜16と表面保護膜1
7の形成方法は容器部12の場合と同じである。蓋13
にフェライト系ステンレスを設けなかったのは次の理由
からである。第4図に示すように通常の電子レンジでは
高周波照射室3の上側に高周波照射口3aがある。した
がって蓋13には直接高周波が当たるので、蓋13にフ
ェライト系ステンレス板を設けると蓋13の温度が必要
以上に上昇しパンのむら焼けが起こるのである。もっと
も蓋13としてアルミニウムとフェライト系ステンレス
を用いた場合はフェライト皮膜16の厚みを60〜80
μmにすることによってM13と容器部12を同じ温度
に上昇させることができる。
12ページの第3表で示す7種類の容器を用いて容器の
発熱試験を行なった。試験は容器を出力500Wの単機
能電子レンジに入れ、高周波によって容器を発熱させ、
各時間ごとに発熱温度を測定するものである。表3のA
SB、Cが本発明の容器であり、Dは本発明の容器に形
成するフェライト皮膜の膜厚を従来のフェライト皮膜の
厚さと同じにしたものである。Eは従来の容器である。
Fはアルミニウムのみからなる容器である。Gはアルミ
ニウムとフェライト系ステンレスのみからなる容器であ
る。試験結果を第3図に示す。
表3 本発明の容器であるASB、Cはフェライト皮膜の膜厚
が100μmであるが、パンを焼き上げるのに必要な温
度である200℃にまで容器は発熱する。
またフェライト系ステンレスの厚みが薄いA。
Bの方が、フェライト系ステンレスの厚みが厚いCより
も容器が200℃まで発熱するのにかかる時間は少ない
。したがってフェライト系ステンレスの厚みが薄い方が
速く調理をすることができる。
また本発明の容器に従来例と同じ厚さのフェライト皮膜
を形成したDは300℃まで発熱させることができる。
したがってDの容器は調理に高温を要するものに用いる
ことができる。
なおこの実施例においては内壁板としてアルミニウムを
用いたが、この発明においてはこれに限定されるわけで
はなく内壁板として銅および銅合金(真鍮、青鋼、黄銅
)を用いることもできる。
またこの実施例においてはアルミニウムとフェライト系
ステンレスからなるクラツド材を用いて容器を形成した
が、この発明においてはこれに限定されるわけではなく
、フェライト系ステンレスの容器とアルミニウムの容器
とを別々に製造し、アルミニウムの容器をフェライト系
ステンレスの容器に圧入嵌合することによって作製して
もよい。
[効果] この発明にかかる電子レンジ用発熱容器は、高周波加熱
によって発熱する板材からなる外壁板と、外壁板の表面
上に形成された高周波加熱によって発熱する皮膜と、に
よって容器の発熱を行なう。
したがって外壁板も発熱するので、外壁板の表面上に形
成する発熱皮膜の膜厚は従来より薄くできる。したがっ
て発熱皮膜形成工程は1回で済む。
したがって、発熱材料を含有した粘液が外壁板の表面を
垂れ流れ、外観不良を起こすという確率が従来よりかな
り低くなる。また生産の能率化も図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例である電子レンジ用発熱
容器の断面図である。 第2A図は、第1図中の矢印Aで示す部分を拡大した図
である。 第2B図は、第1図中の矢印Bで示す部分を拡大した図
である。 第3図は、この発明の実験結果のグラフを示す図である
。 第4図は、電子レンジ用発熱容器を載置した電子レンジ
の断面図である。 第5図は、従来の電子レンジ用発熱容器の断面図である
。 図において、12は容器部、13は蓋、14は外壁板、
15は内壁板、16はフェライト皮膜を示す。 81図 82A図 lS   1牛 83の 封手間(今) 84図 忌      j

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 高周波加熱によって発熱する電子レンジ用発熱容器であ
    って、 熱伝導性の良い板材によって形成され、前記容器の内壁
    部を構成する内壁板と、 高周波加熱によって発熱する板材によって形成され、前
    記内壁部の外面上に位置する外壁板と、前記外壁板の表
    面上に形成され、高周波加熱によって発熱する皮膜と、 を備えた、電子レンジ用発熱容器。
JP13093789A 1989-05-23 1989-05-23 電子レンジ用発熱容器 Expired - Fee Related JPH074312B2 (ja)

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