JPH01166723A - マイクロ波吸収発熱材料 - Google Patents
マイクロ波吸収発熱材料Info
- Publication number
- JPH01166723A JPH01166723A JP32783687A JP32783687A JPH01166723A JP H01166723 A JPH01166723 A JP H01166723A JP 32783687 A JP32783687 A JP 32783687A JP 32783687 A JP32783687 A JP 32783687A JP H01166723 A JPH01166723 A JP H01166723A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- microwave
- heat
- heat generating
- pyrogenic
- absorbing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 title claims abstract description 53
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 title abstract description 38
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 claims abstract description 18
- 229920001795 coordination polymer Polymers 0.000 claims abstract description 12
- 239000000126 substance Substances 0.000 claims description 24
- 229920005989 resin Polymers 0.000 abstract description 9
- 239000011347 resin Substances 0.000 abstract description 9
- -1 polysiloxane Polymers 0.000 abstract description 6
- 229920001296 polysiloxane Polymers 0.000 abstract description 5
- 230000001698 pyrogenic effect Effects 0.000 abstract 7
- 239000002510 pyrogen Substances 0.000 abstract 2
- 235000008429 bread Nutrition 0.000 description 13
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 9
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 9
- 235000013305 food Nutrition 0.000 description 8
- 240000004808 Saccharomyces cerevisiae Species 0.000 description 6
- 238000000855 fermentation Methods 0.000 description 6
- 230000004151 fermentation Effects 0.000 description 6
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 5
- 229920002050 silicone resin Polymers 0.000 description 5
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 239000003960 organic solvent Substances 0.000 description 4
- HBMJWWWQQXIZIP-UHFFFAOYSA-N silicon carbide Chemical compound [Si+]#[C-] HBMJWWWQQXIZIP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 229910010271 silicon carbide Inorganic materials 0.000 description 4
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 4
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 3
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 3
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N gold Chemical compound [Au] PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000010931 gold Substances 0.000 description 3
- 229910052737 gold Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 3
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 3
- 238000010411 cooking Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 2
- 229920000642 polymer Polymers 0.000 description 2
- 239000002966 varnish Substances 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 238000005238 degreasing Methods 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- AJCDFVKYMIUXCR-UHFFFAOYSA-N oxobarium;oxo(oxoferriooxy)iron Chemical compound [Ba]=O.O=[Fe]O[Fe]=O.O=[Fe]O[Fe]=O.O=[Fe]O[Fe]=O.O=[Fe]O[Fe]=O.O=[Fe]O[Fe]=O.O=[Fe]O[Fe]=O AJCDFVKYMIUXCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 230000000379 polymerizing effect Effects 0.000 description 1
- 235000013824 polyphenols Nutrition 0.000 description 1
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 1
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010703 silicon Substances 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 239000002904 solvent Substances 0.000 description 1
- 210000002268 wool Anatomy 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
- Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
- Cookers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野〕
本発明は、マイクロ波の照射により発熱するマイクロ波
吸収発熱物質とこのマイクロ波吸収発熱物質を結合する
ための結合剤とを有するマイクロ波吸収発熱材料に関し
、詳しくは、マイクロ波の照射により発熱し、被調理物
を加熱すると共に、この被調理物に焦げ目を付けるため
の電子レンジ用発熱体に用いることのできるマイクロ波
吸収発熱材料に関するものである。
吸収発熱物質とこのマイクロ波吸収発熱物質を結合する
ための結合剤とを有するマイクロ波吸収発熱材料に関し
、詳しくは、マイクロ波の照射により発熱し、被調理物
を加熱すると共に、この被調理物に焦げ目を付けるため
の電子レンジ用発熱体に用いることのできるマイクロ波
吸収発熱材料に関するものである。
通常、電子レンジは、マグネトロンから放射されたマイ
クロ波をオーブン庫内に導いて被調理物に照射し、被調
理物自体を発熱させて調理を行う調理器である。
クロ波をオーブン庫内に導いて被調理物に照射し、被調
理物自体を発熱させて調理を行う調理器である。
しかしながら、被調理物によっては、マイクロ波による
直接加熱に遺さないものがある0例えば、焦げ目が必要
な被調理物や加温により醗酵を促進させて調理を行う被
調理物である。
直接加熱に遺さないものがある0例えば、焦げ目が必要
な被調理物や加温により醗酵を促進させて調理を行う被
調理物である。
そこで、マイクロ波の照射により発熱する発熱物質(例
えば炭化珪素やフェライト)と、無機断熱基材(例えば
ガラスやセラミック)とを重合形成して二重構造とした
プレートからなる発熱体を有する電子レンジがある。こ
の電子レンジは、マイクロ波の照射のみで誘電加熱と熱
放射による加熱の真作用をなすものである。
えば炭化珪素やフェライト)と、無機断熱基材(例えば
ガラスやセラミック)とを重合形成して二重構造とした
プレートからなる発熱体を有する電子レンジがある。こ
の電子レンジは、マイクロ波の照射のみで誘電加熱と熱
放射による加熱の真作用をなすものである。
ところが、この種の発熱体においては、基材として無機
断熱材が用いられていることから、以下に示す問題点が
あった。
断熱材が用いられていることから、以下に示す問題点が
あった。
■発熱体の加工形状が制限される。
■基材が強度的に脆いことから発熱体を取り扱う際に破
損する恐れがある。
損する恐れがある。
0食品を赤外線のみで加熱する必要のある場合、例えば
パン生地のイースト菌醗酵を目的とする場合、マイクロ
波の一部が発熱体を透過してイースト凹の醗酵を妨害す
る。
パン生地のイースト菌醗酵を目的とする場合、マイクロ
波の一部が発熱体を透過してイースト凹の醗酵を妨害す
る。
■オーブン庫内でのマイクロ波強度が不均一であること
から、発熱体の表面では大きな温度斑が生じる。
から、発熱体の表面では大きな温度斑が生じる。
そこで、近年、これらの問題点を改善する目的で、発熱
物質をシリコン系樹脂(例えばポリフェールシロキサン
樹脂、エポキシ−シリコン樹脂。
物質をシリコン系樹脂(例えばポリフェールシロキサン
樹脂、エポキシ−シリコン樹脂。
ストレートシリコン樹脂)を結合剤として互いに結合す
ると共に、金属板からなる基材の表面に接着することに
より形成される発熱体が開発されている。
ると共に、金属板からなる基材の表面に接着することに
より形成される発熱体が開発されている。
この種の発熱体は、金属板が基材として用いられている
ことにより、強度、曲げ加工性、マイクロ波の遮断性及
び発熱体全体における熱伝導性等が改善されている。
ことにより、強度、曲げ加工性、マイクロ波の遮断性及
び発熱体全体における熱伝導性等が改善されている。
ところが、上記従来の発熱体においては、結合剤として
用いられているシリコン系樹脂の耐熱温度が400℃で
あることから、マイクロ波の吸収発熱によりこの発熱体
の温度が赤熱温度(700〜800℃)に達した場合、
発熱物質や上記シリコン系樹脂を有してなる金属板の表
面上の発熱層が亀裂、剥離あるいは粉化するという問題
点があった。
用いられているシリコン系樹脂の耐熱温度が400℃で
あることから、マイクロ波の吸収発熱によりこの発熱体
の温度が赤熱温度(700〜800℃)に達した場合、
発熱物質や上記シリコン系樹脂を有してなる金属板の表
面上の発熱層が亀裂、剥離あるいは粉化するという問題
点があった。
そこで、本発明の目的とするところは、400℃以上の
高温にも十分耐える発熱体の発熱層を形成することので
きるマイクロ波吸収発熱材料を提供することにある。
高温にも十分耐える発熱体の発熱層を形成することので
きるマイクロ波吸収発熱材料を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明が採用する主たる手
段は、その要旨とするところが、マイクロ波の照射によ
り発熱するマイクロ波吸収発熱物質とこのマイクロ波吸
収発熱物質を結合するための結合剤とを存するマイクロ
波吸収発熱材料において、上記結合剤が、有機金88合
体を有してなる点に係るマイクロ波吸収発熱材料である
。
段は、その要旨とするところが、マイクロ波の照射によ
り発熱するマイクロ波吸収発熱物質とこのマイクロ波吸
収発熱物質を結合するための結合剤とを存するマイクロ
波吸収発熱材料において、上記結合剤が、有機金88合
体を有してなる点に係るマイクロ波吸収発熱材料である
。
尚、上記有機金属重合体としては、ポリチタノカルボシ
ラン、ボロシロキサン樹脂及びポリシロキサン樹脂等が
ある。
ラン、ボロシロキサン樹脂及びポリシロキサン樹脂等が
ある。
本発明に係るマイクロ波吸収発熱材料は上記したように
構成されているため、マイクロ波吸収発熱物質がマイク
ロ波の照射により発熱する。そして、この吸収発熱物質
の発熱温度が400℃以上になった場合でも、結合剤に
用いられている有機金属重合体の耐熱温度が約1000
℃であることから、マイクロ波吸収発熱材料が劣化する
ということはない。
構成されているため、マイクロ波吸収発熱物質がマイク
ロ波の照射により発熱する。そして、この吸収発熱物質
の発熱温度が400℃以上になった場合でも、結合剤に
用いられている有機金属重合体の耐熱温度が約1000
℃であることから、マイクロ波吸収発熱材料が劣化する
ということはない。
以下添付図面を参照して、本発明を具体化した実施例に
付き説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施例
は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的
範囲を限定する性格のものではない。
付き説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施例
は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的
範囲を限定する性格のものではない。
ここに、第1図は本発明の一実施例に係るマイクロ波吸
収発熱材料が基材に被覆接着されてなる発熱体の要部側
断面図、第2図は上記発熱体を有して構成されるパン焼
き用の発熱装置の側断面図、第3図は上記発熱装置を有
する電子レンジの概略構成図である。
収発熱材料が基材に被覆接着されてなる発熱体の要部側
断面図、第2図は上記発熱体を有して構成されるパン焼
き用の発熱装置の側断面図、第3図は上記発熱装置を有
する電子レンジの概略構成図である。
この実施例に係るマイクロ波吸収発熱材料は、マイクロ
波の照射により発熱する発熱物質を結合するための結合
剤が、有機金属重合体(例えばポリチタノカルボシラン
、ボロシロキサン樹脂、ポリシロキサン樹脂等)を有し
て構成されている。
波の照射により発熱する発熱物質を結合するための結合
剤が、有機金属重合体(例えばポリチタノカルボシラン
、ボロシロキサン樹脂、ポリシロキサン樹脂等)を有し
て構成されている。
上記有機金M重合体の耐熱温度は約1000℃と極めて
高く、赤熱しても劣化することはない。
高く、赤熱しても劣化することはない。
尚、上記有機金属重合体の一例であるポリチタノカルボ
シランとしては宇部興産株式会社製の「チラノコート」
、ポリシロキサン樹脂ワニスとしては昭和電線電纜株式
会社製の「ショウエクセル」が知られている。また、ポ
リシロキサン樹脂ワニスとしては関西ペイント株式会社
製の「カンペセラ」が知られている。
シランとしては宇部興産株式会社製の「チラノコート」
、ポリシロキサン樹脂ワニスとしては昭和電線電纜株式
会社製の「ショウエクセル」が知られている。また、ポ
リシロキサン樹脂ワニスとしては関西ペイント株式会社
製の「カンペセラ」が知られている。
上記発熱材料は、炭化珪素やフェライト等のマイクロ波
吸収発熱物質の粒体若しくは粉体を主成分とする固体と
、有機金属重合体の粉体若しくは有機溶剤により溶解さ
れた液体とを結合剤に混合し、更に有機溶剤を加えるこ
とにより液化された塗料組成となっている。
吸収発熱物質の粒体若しくは粉体を主成分とする固体と
、有機金属重合体の粉体若しくは有機溶剤により溶解さ
れた液体とを結合剤に混合し、更に有機溶剤を加えるこ
とにより液化された塗料組成となっている。
以下の表1に、A、B、Cの3種類の発熱材料の各組成
物及びその各割合を示す。
物及びその各割合を示す。
表1
比率(重量%)
上記表1中、マイクロ波吸収発熱物質8トとしては、炭
化ケイ素、F’t330◆やバリウムフェライト等のフ
ェライト、あるいはこれらの粒体をそれぞれ適量混合(
炭化ケイ素対フェライトの混合比としては、例えば70
対30.50対50.30対To、40対60.60対
40)した複合マイクロ波吸収発熱物質の粒体若しくは
粉体等がある。
化ケイ素、F’t330◆やバリウムフェライト等のフ
ェライト、あるいはこれらの粒体をそれぞれ適量混合(
炭化ケイ素対フェライトの混合比としては、例えば70
対30.50対50.30対To、40対60.60対
40)した複合マイクロ波吸収発熱物質の粒体若しくは
粉体等がある。
また、溶剤として有機溶剤を用いることにより、上記発
熱材料A、B若しくはCを基材にコーティングして発熱
体を形成する場合、仕上がり外観の塗り斑、はじき及び
液垂れ等が発生しに(く、また、チクソトロピー性が良
いため厚膜に形成することができる。更に、前処理の段
階において脱脂斑があっても、塗膜の剥離、膨れ及び欠
は等が発生しに<<、皮膜処理加工工程における費用も
安価にすることができる。
熱材料A、B若しくはCを基材にコーティングして発熱
体を形成する場合、仕上がり外観の塗り斑、はじき及び
液垂れ等が発生しに(く、また、チクソトロピー性が良
いため厚膜に形成することができる。更に、前処理の段
階において脱脂斑があっても、塗膜の剥離、膨れ及び欠
は等が発生しに<<、皮膜処理加工工程における費用も
安価にすることができる。
次に、上記構成による発熱材料A、 B若しくはCを用
いて発熱体8を形成する場合の手順について、第1図に
基づいて説明する。
いて発熱体8を形成する場合の手順について、第1図に
基づいて説明する。
上記発熱材料A、B若しくはCを金属板からなる基材8
.の表面にコーティングする。この場合、上記基材8.
としては、金属板に代わって、パンチングメタル、金網
若しくはセラミック多孔質のプレート成形板等を用いて
も良(、また、上記発熱材料A、B若しくはCを2枚の
基材81の間に挟んでサンドインチ構造として接着した
り、この基材8.に含浸させても良い、また、基材8゜
の両面に発熱材料A、B若しくはCをコーティングした
サンドインチ構造とすることも可能である。
.の表面にコーティングする。この場合、上記基材8.
としては、金属板に代わって、パンチングメタル、金網
若しくはセラミック多孔質のプレート成形板等を用いて
も良(、また、上記発熱材料A、B若しくはCを2枚の
基材81の間に挟んでサンドインチ構造として接着した
り、この基材8.に含浸させても良い、また、基材8゜
の両面に発熱材料A、B若しくはCをコーティングした
サンドインチ構造とすることも可能である。
そして、上記基材8.の表面にコーティングされた発熱
材料A、B若しくはCを放置若しくは強制乾燥(例えば
雰囲気温度80〜100℃)して有機溶剤を蒸発させ、
200〜400℃で焼き付は硬化させて発熱層となす、
更に、この発熱層を400℃以上の雰囲気内で焼成し、
完全にセラミック化することも可能である。
材料A、B若しくはCを放置若しくは強制乾燥(例えば
雰囲気温度80〜100℃)して有機溶剤を蒸発させ、
200〜400℃で焼き付は硬化させて発熱層となす、
更に、この発熱層を400℃以上の雰囲気内で焼成し、
完全にセラミック化することも可能である。
上記したように、発熱材料A、B若しくはCの結合剤8
cに有機金M重合体を用いることにより、上記基材88
の熱膨張を吸収することができるため、基材83に対す
る発熱物質8トの密着強度を強力なものとすることがで
きる。
cに有機金M重合体を用いることにより、上記基材88
の熱膨張を吸収することができるため、基材83に対す
る発熱物質8トの密着強度を強力なものとすることがで
きる。
次に、上記構成による発熱体8を存して構成される例え
ばパン焼き用の発熱装置5を用いたパン焼き器の具体例
について、第2図及び第3図に基づいて説明する。
ばパン焼き用の発熱装置5を用いたパン焼き器の具体例
について、第2図及び第3図に基づいて説明する。
上記発熱装置5は、電子レンジのオーブン4内に着脱可
能な状態で配備される。
能な状態で配備される。
上記発熱装置5の外装は、マイクロ波を透過しない金属
製の上部外客器6と、マイクロ波の透過性を有する例え
ばプラスチックや陶器からなる下部外客器7とで構成さ
れている。
製の上部外客器6と、マイクロ波の透過性を有する例え
ばプラスチックや陶器からなる下部外客器7とで構成さ
れている。
上記上部外客器6は、蓋形式で下部外客器7に対して着
脱可能である。上記下部外客器7の内側には、マイクロ
波の透過性を有する例えばセラミンクウール製の断熱材
9を介して上記発熱体8が配備されており、この発熱体
8の上部には、内部にパン生地11を収容した内容器1
0が載置されている。
脱可能である。上記下部外客器7の内側には、マイクロ
波の透過性を有する例えばセラミンクウール製の断熱材
9を介して上記発熱体8が配備されており、この発熱体
8の上部には、内部にパン生地11を収容した内容器1
0が載置されている。
上記したように構成される発熱装置5をオーブン4内に
配備し、マイクロ波加熱用の熱源となるマグネトロン1
からマイクロ波を放射する。上記マイクロ波は、導波管
2に導かれて照射口3からオーブン4内の上記発熱装置
5に照射される。すると、マイクロ波の透過性を有する
材料からなる下部外客器7からこの発熱装置5の内部に
マイクロ波が侵入し、発熱物質8k (第1図)に吸
収されて発熱体8が発熱する。
配備し、マイクロ波加熱用の熱源となるマグネトロン1
からマイクロ波を放射する。上記マイクロ波は、導波管
2に導かれて照射口3からオーブン4内の上記発熱装置
5に照射される。すると、マイクロ波の透過性を有する
材料からなる下部外客器7からこの発熱装置5の内部に
マイクロ波が侵入し、発熱物質8k (第1図)に吸
収されて発熱体8が発熱する。
この場合、上記マイクロ波は、基材8aにより内容器1
0側への侵入が完全に阻止され、発熱物質81.により
吸収されて熱に変換される。そして、上記発熱物質8ト
からの熱は、熱伝導率の高い金属製の上記基材81によ
り発熱体8全域に均一に伝達され、発熱体8の表面全体
の温度分布が均一化される。
0側への侵入が完全に阻止され、発熱物質81.により
吸収されて熱に変換される。そして、上記発熱物質8ト
からの熱は、熱伝導率の高い金属製の上記基材81によ
り発熱体8全域に均一に伝達され、発熱体8の表面全体
の温度分布が均一化される。
上記発熱体8の表面から均一な状態で放射された熱は、
熱対流路12を通過して上部で対流し、内容器10全体
を均一に加熱することになる。
熱対流路12を通過して上部で対流し、内容器10全体
を均一に加熱することになる。
そして、上記内容器10の内部のパン生地11は、マイ
クロ波強度を適正に制御することにより ′、
イースト菌醗酵過程からパン焼き上げ過程を経てパンに
焼き上げられる。
クロ波強度を適正に制御することにより ′、
イースト菌醗酵過程からパン焼き上げ過程を経てパンに
焼き上げられる。
尚、例えば500W出力のマイクロ波により1斤分のパ
ン生地を調理する場合、通常、−次イースト菌醗酵過程
をマイクロ波断続照射により30〜40分、二次イース
ト菌醗酵過程をマイクロ波断続照射により30〜40分
、その後パン焼き上げ過程をマイクロ波連続照射により
約60分それぞれ実施することにより、適正なパン焼き
調理を行うことができる。
ン生地を調理する場合、通常、−次イースト菌醗酵過程
をマイクロ波断続照射により30〜40分、二次イース
ト菌醗酵過程をマイクロ波断続照射により30〜40分
、その後パン焼き上げ過程をマイクロ波連続照射により
約60分それぞれ実施することにより、適正なパン焼き
調理を行うことができる。
従って、上記構成による発熱材料A、B若しくはCを有
する発熱体8を用いることにより、マイクロ波は、基材
8.により反射されると共に発熱物質8しに完全に吸収
されて熱に変換されるため、発熱装置5の内部にマイク
ロ波が侵入するということはない。その結果、従来装置
の場合のようにパン生地内部にまでマイクロ波が?+U
し、イースト菌の醗酵を妨害するということはなく、良
好なパン焼きを行うことができる。また、発熱物質8し
からの熱は、基材8.により発熱体8全域に伝達される
ため、発熱体8の表面における温度分布が均一化される
。
する発熱体8を用いることにより、マイクロ波は、基材
8.により反射されると共に発熱物質8しに完全に吸収
されて熱に変換されるため、発熱装置5の内部にマイク
ロ波が侵入するということはない。その結果、従来装置
の場合のようにパン生地内部にまでマイクロ波が?+U
し、イースト菌の醗酵を妨害するということはなく、良
好なパン焼きを行うことができる。また、発熱物質8し
からの熱は、基材8.により発熱体8全域に伝達される
ため、発熱体8の表面における温度分布が均一化される
。
更に、上記基材8.が金属板により構成されていること
から、発熱体8全体の強度が強化され、容易に破損する
ということはなくなり、また、容易に曲げ加工を実施し
得ることから、種々の形状を有する発熱体8を形成する
ことができる。
から、発熱体8全体の強度が強化され、容易に破損する
ということはなくなり、また、容易に曲げ加工を実施し
得ることから、種々の形状を有する発熱体8を形成する
ことができる。
そして、上記発熱体8が発熱して700〜800℃にな
って更に赤熱しても、この発熱体8に用いられている発
熱材料A、B若しくはCの結合剤8oに耐熱温度が10
00℃と極めて高い有機金属重合体が用いられているこ
とから、この発熱体8の発熱層が剥離若しくは粉化する
ということはない。
って更に赤熱しても、この発熱体8に用いられている発
熱材料A、B若しくはCの結合剤8oに耐熱温度が10
00℃と極めて高い有機金属重合体が用いられているこ
とから、この発熱体8の発熱層が剥離若しくは粉化する
ということはない。
本発明は、上記したように、マイクロ波の照射により発
熱するマイクロ波吸収発熱物質とこのマイクロ波吸収発
熱物質を結合するための結合剤とををするマイクロ波吸
収発熱材料において、上記結合剤が、有機金属重合体を
有してなることを特徴とするマイクロ波吸収発熱材料で
あるから、上記発熱材料を用いることにより、400℃
以上の高温にも十分耐え得る発熱体の発熱層を形成する
ことができる。
熱するマイクロ波吸収発熱物質とこのマイクロ波吸収発
熱物質を結合するための結合剤とををするマイクロ波吸
収発熱材料において、上記結合剤が、有機金属重合体を
有してなることを特徴とするマイクロ波吸収発熱材料で
あるから、上記発熱材料を用いることにより、400℃
以上の高温にも十分耐え得る発熱体の発熱層を形成する
ことができる。
第111Jは本発明の一実施例に係るマイクロ波吸収発
熱材料が基材に被覆接着されてなる発熱体の要部側断面
図、第2図は上記発熱体を有して構成されるパン焼き用
の発熱装置の側断面図、第3図は上記発熱装置を有する
電子レンジの概略構成図である。 〔符号の説明〕 8・・・発熱体 8、・・・基材 8ト・・・マイクロ波吸収発熱物質 8c・・・結合剤 A、B、C・・・マイクロ波吸収発熱材料。
熱材料が基材に被覆接着されてなる発熱体の要部側断面
図、第2図は上記発熱体を有して構成されるパン焼き用
の発熱装置の側断面図、第3図は上記発熱装置を有する
電子レンジの概略構成図である。 〔符号の説明〕 8・・・発熱体 8、・・・基材 8ト・・・マイクロ波吸収発熱物質 8c・・・結合剤 A、B、C・・・マイクロ波吸収発熱材料。
Claims (1)
- 1、マイクロ波の照射により発熱するマイクロ波吸収発
熱物質とこのマイクロ波吸収発熱物質を結合するための
結合剤とを有するマイクロ波吸収発熱材料において、上
記結合剤が、有機金属重合体を有してなることを特徴と
するマイクロ波吸収発熱材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62327836A JPH07114148B2 (ja) | 1987-12-23 | 1987-12-23 | マイクロ波吸収発熱材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62327836A JPH07114148B2 (ja) | 1987-12-23 | 1987-12-23 | マイクロ波吸収発熱材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01166723A true JPH01166723A (ja) | 1989-06-30 |
JPH07114148B2 JPH07114148B2 (ja) | 1995-12-06 |
Family
ID=18203526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62327836A Expired - Fee Related JPH07114148B2 (ja) | 1987-12-23 | 1987-12-23 | マイクロ波吸収発熱材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07114148B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007170958A (ja) * | 2005-12-21 | 2007-07-05 | Tosoh Quartz Corp | マイクロチップ及びその製造方法 |
JP2021120942A (ja) * | 2020-01-31 | 2021-08-19 | タイガースポリマー株式会社 | 耐火性発熱体の製造方法 |
CN116217126A (zh) * | 2022-12-19 | 2023-06-06 | 奇遇新材料科技(佛山)有限公司 | 多吸收频段吸波膜及其制备方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60151276A (ja) * | 1984-01-18 | 1985-08-09 | 信越化学工業株式会社 | 炭化けい素焼結体の製造方法 |
-
1987
- 1987-12-23 JP JP62327836A patent/JPH07114148B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60151276A (ja) * | 1984-01-18 | 1985-08-09 | 信越化学工業株式会社 | 炭化けい素焼結体の製造方法 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007170958A (ja) * | 2005-12-21 | 2007-07-05 | Tosoh Quartz Corp | マイクロチップ及びその製造方法 |
JP4695977B2 (ja) * | 2005-12-21 | 2011-06-08 | 東ソー・クォーツ株式会社 | マイクロチップ及びその製造方法 |
JP2021120942A (ja) * | 2020-01-31 | 2021-08-19 | タイガースポリマー株式会社 | 耐火性発熱体の製造方法 |
CN116217126A (zh) * | 2022-12-19 | 2023-06-06 | 奇遇新材料科技(佛山)有限公司 | 多吸收频段吸波膜及其制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07114148B2 (ja) | 1995-12-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4822966A (en) | Method of producing heat with microwaves | |
KR920002093B1 (ko) | 마이크로웨이브 오븐용 발열용기 | |
AU619919B2 (en) | Improved microwave-powered heating device | |
AU606527B2 (en) | Heat generating container for microwave oven | |
CN102811649B (zh) | 烹调器具和使用该烹调器具的加热装置 | |
WO2010117137A3 (ko) | 발열 법랑 유약 및 이에 도포된 발열 용기 | |
WO1992022179A1 (en) | Heat generation body for absorbing microwave and method for forming heat generation layer used therein | |
JPS62200676A (ja) | マイクロ波による発熱方法 | |
JPH01166723A (ja) | マイクロ波吸収発熱材料 | |
JPH07318262A (ja) | マイクロ波焼成炉及び焼成釜 | |
JPH01164319A (ja) | 高周波加熱装置用発熱体 | |
JPS5856236B2 (ja) | 遠赤外線放射素子の製造法 | |
JPH01234719A (ja) | 電子レンジ用発熱容器 | |
KR940001467B1 (ko) | 마이크로파에 의한 발열방법 | |
JPH01167532A (ja) | 電子レンジ用発熱体 | |
KR920004075B1 (ko) | 전자레인지용 발열용기 | |
JPH024871A (ja) | マイクロ波吸収発熱塗料 | |
JPH03295192A (ja) | 電子レンジ用マイクロ波吸収発熱体 | |
JPH0631677Y2 (ja) | 高周波加熱装置用発熱体 | |
JPS6432822A (en) | Electronic oven cooker for food such as pizza | |
JPH0528715Y2 (ja) | ||
CA1273682A (en) | Method of producing heat with microwaves | |
JP3227437B2 (ja) | 高周波加熱装置用発熱体 | |
JPH0247555B2 (ja) | ||
JPH02309130A (ja) | 電子レンジ用発熱容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |