JPS5856236B2 - 遠赤外線放射素子の製造法 - Google Patents

遠赤外線放射素子の製造法

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JPS5856236B2
JPS5856236B2 JP9314877A JP9314877A JPS5856236B2 JP S5856236 B2 JPS5856236 B2 JP S5856236B2 JP 9314877 A JP9314877 A JP 9314877A JP 9314877 A JP9314877 A JP 9314877A JP S5856236 B2 JPS5856236 B2 JP S5856236B2
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JP
Japan
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far
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metal
manufacturing
heat
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JP9314877A
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明夫 三友
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Hitachi Netsu Kigu KK
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Hitachi Netsu Kigu KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は塗料の焼付乾燥、食品の加熱、暖房用等の熱源
として使用する遠赤外線放射素子の製造法に関するもの
である。
一般に遠赤外線放射素子から放射されるエネルギーEは
S tefan −B olzmannの式%式% (0) かられかるように、放射素子の温度と放射率に比例する
従って放射率の大きい物質を商況に保持すれば強力な遠
赤外線が放射されることになる。
一方、熱エネルギーの伝播には、伝導、放射、対流の3
種類があり、被加熱物が遠赤外線放射エネルギーにより
効率よく加熱されるためには、少なくとも次の2つを満
す必要がある。
■)熱源から放射素子への熱伝導が良好なこと。
2)対流による損失が小さいこと。
1)は熱源と放射素子の密着性を向上すればよく、2)
は反射板の併用により、対流損失を小さく抑えられるこ
とは広く知られているところである。
従来、遠赤外線放射素子の製造法としては放射重大なる
セラミック例えば、 Fe2O3? Cr2O3pNi
O9CO203,ZrO2,TiO2,SiO2,Al
2O3゜BN、SiCなど一種類以上を組合せ、次の方
法で発熱体表面に付着形成せしめる方法が行なわれてい
た。
1)溶射法 2)高温焼成により磁器化する方法 3)有機筐たは無機バインダーと組合せた耐熱塗料を塗
着する方法 溶射法とは、セラ□ツク粉体を放射重大なるように組合
せを行いプラズマ溶射やフレーム溶射などの装置により
1発熱体表面に放射層を形成する方法である。
本方法は発熱体表面をブラスト処理により、粗化したり
、Ae 、 A6−Ni 、 Mo fxどの自溶性金
属を下地に溶射し、その上に放射物質のセラミックをラ
イニングすることにより、放射層を発熱体表面に強力に
密着せしめかつ放射特注、冷熱サイクル、耐熱性、耐久
性などの優れた放射素子が得られる。
しかし溶射法の欠点として、複雑な形状の発熱体表面上
へのライニングが困難であること、溶射効率が40〜5
0%と低く生産性が悪いこと、溶射設備のコストが高い
こと、溶射時の騒音が100ホーン以上となり1作業環
境が悪いなどの欠点があった。
また、高淵焼戒法により磁器化した放射素子は機械的な
衡撃強度や冷熱サイクルに劣ること、生産性が低いこと
および加熱初期の速熱性に劣るなどの欠点があった。
及び、耐熱塗料を発熱体表面に塗着する方法は放射層の
製造工程が簡単で安価に放射素子が得られる長所がある
反面、この種の塗料は、冷熱サイクルや耐熱性に劣るた
め長時間使用を考えた場合、耐久性の悪い欠点があった
本発明は上記の欠点を鑑みてなされたもので。
鉄系金属中へ拡散性のある金属、金属化合物などを含ん
だ放射物質粉末を塗料化し21発発熱体表面に塗布焼付
することにより発熱基体と放射物質との密着性が向上し
、発熱体か500〜700℃の高湿に保持できるばかり
でなぐ、高湿の冷熱サイクル時においても熱的、機械的
、物理的、化学的に安定で耐久t/+:v−優れ、複雑
な形状の表面に対してもライニングでき高価な設備や騒
音発生もなく、さらに4〜50μの波長領域にわたって
大きな放射率を有する遠赤外線放射素子が極めて経済的
に製造できる方法を提供することにある。
以下本発明の製造方法につき図面とともに説明する。
鉄系金属中へ拡散性のある金属または金属化合物としテ
ハ例えばAe、Co 、Nj−Ag 、MoおよびAe
Ce2.AeCe2・6H20,C0Ce2などである
この種の物質は鉄系金属表向にライニングされた後、高
温度になると鉄原子と一種の置換反応を起し、鉄金属中
へ拡散する現象かある。
その結果、ライニング層と鉄系金属との結合は、噂なる
機械的投錨効果のような弱いものでなく、金属固溶体の
台金層形成による原子的結合になるため密着性が強固な
ものになる。
金属塩化物であるCoCe2・6■J20.Ae13e
8.AaCe3・6H20などを用いる理由は、高温下
にむいて鉄系金属表面を活性化し、金属拡散し易いよう
な作用を起し、かつ商況で酸化物となり良好な放射層を
形成する目的で添加するものである。
筐た、放射物質としては、公知の酸化物例えばF e
203 、 Co 203 vCoO、NiO,MnO
2,A403,5in2.ZrO2゜T i 02 、
MgOなどから一種類以上を任意に選択したものや、
Fe2O35i02 A6203を主成分とする銅鉱
石スラグが適している。
バインダーとしては、耐熱性樹脂のシリコン樹脂、珪酸
ソーダ。
リン酸アルミニウムなどが用いられる。
発熱体の一実施例としては、第1盟に示すシーズヒータ
が用いられる。
すなわち、金属パイプ1の中に1両端に電極ターミナル
2を有するら線状発熱体3を押通シ、7耐熱絶縁注充填
材4例えばMgOを充填し。
両端を気密材5でシールした構造を有する発熱体であり
、金属パイプ10表面には放射層6が形成される。
金属パイプ1の材質としては、低炭素鋼。低炭素のステ
ンレススケール例えば5US304 L、あるいは低炭
素鋼表面にクロムを拡散処理したいわゆるクロマイジン
グ処理(日本カロライズ社製)が適している。
但し、低炭素鋼の場合550℃以下、ステンレススチー
ルは750℃以下、クロマイジング処理は700℃以下
で使うことにより表面の酸化が進行せず安定に長時間使
用できる。
以上述べた各材料を使用し次の工程で遠赤外線放射素子
を製造する。
実施例 1 以下に示す金属、金属化合物およびセラミック粉末とシ
リコーン樹脂のバインダーとを攪拌し。
直径141nm、長さ500mmの鉄パイプを有するシ
ーズヒータ(100V、600W)表面に40〜60μ
の厚さに塗布する。
次に塗布物を自然乾燥させた後、150〜200℃の乾
燥オーブンに20〜30分放置するか、あるいはシーズ
ヒータの表面が1,50〜200℃になるような電圧を
加え、20〜30分乾燥し、更すて700〜900℃で
20〜90分間・焼付を行う。
実施例 2 以下に示す金属、金属化合物および銅鉱石スラグ粉末と
水ガラス(ケイ酸ソーダ)とを攪拌し。
直径14 mB、長さ500間の鉄パイプを有するシー
ズヒ−v(1ooV、600W)表面に40〜60μの
厚さに塗布する。
次に塗布物を自然乾燥させた後、■50〜400℃の乾
燥オーブンに20〜30分放置するか、あるいはシーズ
ヒータの表面が150〜400℃になるような電圧を加
え20〜30分間乾燥し、更に500〜1100℃で1
0〜90分間焼付を行う。
実施例1,2のようにして得たヒータを表面桿度が60
0℃になるように通電し、2.5〜50μの波長領域に
ついて赤外分光々度計で、比放射エネルギーを測定する
と、第2図のようになり、700℃以上の高湿焼付を行
なわない従来例に比較し、優れた特性を示すことがわか
った。
更に600℃と常湿の湿度で冷熱サイクルを行なったと
ころ、従来例は5〜10サイクルでクラックが生じたの
に対し、本実施例では50サイクルの冷熱サイクル後も
、全く、クラックや剥離は見られず、寿命的にも優れて
いることが実証された。
上記の如く、本発明の遠赤外線放射素子の製造法によれ
ば、放射特性も従来例以上となシ、かつ冷熱サイクルを
考えた耐久性の点でも優れ、多少複雑な発熱体表面上へ
も塗着でき、かつ安価な設備で製造できる長所を有する
【図面の簡単な説明】
第1図はシーズヒータパイプ表面に放射物質全形成させ
た遠赤外線ヒータの代表例を示す一部切断面図、第2図
は本発明の製造法で得た遠赤外線ヒータの実施例と従来
例の比放射エネルギー特注である。 1・・・・・・金属パイプ、6・・・・・・放射層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 鉄系金属中へ拡散性のある金属や金属化合物などと
    放射物質とを生成分とする混合粉末から成る耐熱塗料を
    発熱体表面に塗布し、次いで400℃以下で一次焼付後
    、500℃以上で二次焼付塗着することを特徴とする遠
    赤外線放射素子の製造法。
JP9314877A 1977-08-03 1977-08-03 遠赤外線放射素子の製造法 Expired JPS5856236B2 (ja)

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JPS5428030A JPS5428030A (en) 1979-03-02
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JPS61203807U (ja) * 1985-06-12 1986-12-22
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