JPH02307925A - 高級綿様風合を有する合成繊維糸条およびその製造方法 - Google Patents

高級綿様風合を有する合成繊維糸条およびその製造方法

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JPH02307925A
JPH02307925A JP1128624A JP12862489A JPH02307925A JP H02307925 A JPH02307925 A JP H02307925A JP 1128624 A JP1128624 A JP 1128624A JP 12862489 A JP12862489 A JP 12862489A JP H02307925 A JPH02307925 A JP H02307925A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〉 本発明は、高級綿様風合を有する合成繊維糸条とその製
造方法に関するものである。
(従来技術) 近年、天然繊維のもつ自然な味が好まれる風潮にあり、
合成繊維においてもこれに近ずけるべく改良研究が行わ
れている。なかでも、絹様、羊毛様、麻様なとは一応の
成功を修め、既に数多くの有用な商品が実用化されてい
る。しかしながら、高級綿様に関しては、未だこれとい
って見るべきものがなく、前三者に比べて各段に遅れて
いる。
(発明の目的〉 本発明は、従来の合成繊維で未だ得られていない木綿様
風合、特に海島綿などで代表される高級綿様風合、タッ
チを有する合成繊維糸条を得ることを目的とするもので
ある。
(発明の構成および作用) 即ち、本発明者等は、鋭意研究の結果、極細デニールの
単繊維からなるポリエステル繊維にスーパーハイモジュ
ラス繊維を混合すると、驚くべきことに今迄表現できな
かった高級綿様風合の合成繊維糸条が得られることを見
出し、本発明に到達した。
即ち、本発明は、単糸繊度0.9de以下の極細ポリエ
ステル繊維と4000Kg/mm2以上のヤング率を有
する有機系スーパーハイモジュラス繊維とがらなり、そ
の混率が30 : 70〜80 : 20であることを
特徴とする高級綿様風合を有する合成繊維糸条である。
よく知られているように、スーパーハイモジュラス繊維
は、金属よりもはるかに強く、一般の合成繊維綿のヤン
グ率が100〜800 Kg/mm2であるのに対し4
00〜15000 Kg/mm2と極めて高く、伸びが
ほとんどなく、軽量である。従って航空機、圧力容器、
セメント補強材、摩擦材、パツキン、ベルト、ケーブル
、タイヤ、ホースなどといった主に産業資材分野によく
使われている。
一方、極細繊維は、一般の合成繊維が5〜1.2deな
のに対して0.9〜0.08deなど細さの極限を追及
して生まれてきた新質感繊維で、極めてしなやかで、ハ
イソフトな風合、触覚、木目細かな外観など審美性に優
れ、シルキー織物、人ニスニード布帛、ピーチスキン調
織物、産毛タッチ布帛などといった高級衣料分野によく
使われている。
ところが驚くべきことに、この全く性質の異なる二つの
素材を混ぜ合せると、その両者のいずれも有していない
綿様風合が得られることを発見した。その理由はよく判
らないが、恐らくスーパーハイモジュラス繊維の硬さと
低伸度および極細繊維のしなやかさとが丁度合いまって
、あの海島綿などで代表される高級綿のもつ独特の張腰
とハイソフトタッチとを具備することになったものと推
察される。
即ち、海島綿などの高級綿は、−mの合成繊維の綿に比
べて、単繊維デニールが0.7〜1デニールと極めて細
く、一方モジュラスも1000〜1500Kg/ mm
 2とかなり高く伸度が3〜7%と低いのが特徴である
が、これが撚によって第1図(伺、(ロ)に示すような
糸条に集束形成され、芯部が張腰を、また芯部の周囲に
密集した毛羽がハイソフトタッチを各々演出し、高級綿
様風合、タッチの基本要素を構成しているものと考えら
れる。
従って、極細繊維のみで糸条を形成した場合、ハイソフ
トタッチは得られるもののモジュラス不足で張・腰のな
い風合しか得られず、とても高級綿様品位は得られない
。一方、スーパーハイモジュラス繊維のみで糸条を形成
した場合、今度は逆にモジュラスが高過ぎて風合が硬く
なり過ぎ、かつ表面タッチも粗硬となり、やはり高級綿
様品位は得られない。極細ポリエステル繊維とスーパー
ハイモジュラス繊維との混率は30:70〜80 : 
20の範囲、好ましくは40:60〜70 : ’30
の範囲にする必要がある。第1表は混率と風合との関係
を示したものである。
第1表 Pは単糸繊度0.4デニールのポリエステル繊維Aはパ
ラ系芳香族ポリアミド繊維であり、混合繊維の全繊度は
130デニールで織物の組織は片マット組織である。3
0 : 70未満ではスーパーハイモジュラス繊維の硬
さが効き過ぎて張・腰、タッチ共硬くなる。逆に80 
: 20を越えると極細ポリエステルの柔軟性が効き過
ぎてタッチはソフトになるものの張・腰が不足する。ま
た極細ポリエステル繊維とスーパーハイモジュラス繊維
との物性差は大きいので、染色した場合にかなり明瞭な
色差が発生したり、あるいは染色しなくても原糸段階で
既に色差があったりするが、混合繊維はいわゆるヘザー
調となり、両者の混率が30:70〜80 : 20の
範囲をはずれると、混合斑が生じ易くなる。特に極端な
モジュラス差がある場合、極細繊維を混用する場合には
顕著に混合斑が現れるので上記混率の範囲とすることは
重要である。また、ポリエステル繊維の単繊維デニール
も重要な要素であり、0.9デニール以下にする必要が
ある。第2表は単繊維デニールと風合との関係を示した
ものである。
第2表 単繊維デニールはポリエステル繊維の単繊維デニール、
パラ系芳香族ポリアミド繊維の単繊維デニールは1.5
デニール、混率はポリエステル繊維:パラ系芳香族ポリ
アミド繊維が45:55、織物の組織は片マット組織。
ポリエステル繊維の単繊維デニールが0.9deを越え
ると、タッチが粗硬になり、高級綿様のハイソフトタッ
チは得られなくなってしまう。単繊維デニールが太くな
ると、風合が硬化しかつタッチが粗硬化して高級綿様風
合から遠のくばかりか、同じ太さの糸条を構成するのに
繊維本数が少なくなるため、第2表からも明らかなよう
に混繊斑、糸の太さ斑なども悪化する。この傾向は、混
率がどちらか一方に片寄る程、更には糸条の太さが高級
綿糸のように200deから140de以下へと細くな
る程顕在化し易く、先に述べた本発明の繊維比率を用い
ることはここでも重要になってくる。一方、ここに使用
する原糸についてであるが、極細繊維としてはポリエス
テル繊維が最適である。、即ち、使用繊維にとって必須
条件である単繊維デニールの極細化と相まって極細製糸
性、紡績性、牽切性などの製造プロセス面、およびモジ
ュラス、表面摩擦、染色性など高級綿様風合を演出する
物性面より、ナイロン、アクリル、その他の合成繊維よ
り最適である。
一方、スーパーハイモジュラス繊維としては、約400
0Kg/mm2以上のハイモジュラス繊維が必要であり
、勿論のことながら、100〜800 Kg/mm2の
水準しかない一般の合成繊維の綿は適さない。
即ち、パラ系芳香族ポリアミド、高強力ポリエチレン、
ガラス繊維、カーボンファイバー、スチール繊維などが
挙げられるが、耐屈曲性、比重、極細製糸性、耐熱性等
の面より有機系のものの中でもパラ系芳香族ポリアミド
が総合的にパランスがとれており最適である。また混率
にもよるが、単繊維デニールは細い方がよく、1.0デ
ニール以下が好ましい。
このような構成からなる本発明の糸条形態は、0.9デ
ニール以下の単繊維かちなる極細ポリエステル繊維に4
000Kg/mm2以上のスーパーハイモジュラス繊維
が30 : 70〜80 : 20の比率で混繊される
が、その混繊の形態は従来の紡績糸様も含めて種々の形
態が考えられる。即ち、第2図は打綿、梳綿、線条、粗
紡、精紡工程からなる普通紡績、もしくは牽切、ギル、
■紡、精紡工程からなるトウ紡績などによって得た実撚
形態の糸条の側面(旬と断面(ロ)、また第3図は2組
のニップローラー間で連続繊維束を細く引き千切り引続
いて空気ノズル等に通して、からみを付与したり毛羽を
巻き付けたりして得た無撚形態の糸条の側面を示したも
のである。ただし、いずれも撚数を増やしていくと、第
4図に示すようにスーパーハイモジュラス繊維りが非常
に伸び難いなめ該繊維による撚縮みや局部的締付は現象
が起こり易くなり、極細ポリエステル繊維Eが糸条最外
層に浮き易くなるといった特徴がある。このため高級綿
様のハイソフトタッチが更に演出され易くなる傾向があ
る。
次に本発明の糸条を得るための一実施態様を第5図によ
り説明すると、0.45デニールの単繊維からなる12
96デニールの極細ポリエステル繊維Eと、モジュラス
が7100Kg/mm2で1デニールの単繊維からなる
1000デニールのパラ系芳香族ポリアミド繊維りとを
引揃えた状態でローラー間距離が45cmの供給ニップ
ローラー■と牽切ニップローラー■との間で牽切倍率1
7.5倍で同時に引き千切り、両方の繊維を混ぜ合せる
と共に細い短繊維束とし、続いて該短繊維束を吸引ノズ
ル■と色合ノズル■に通して色合してやると、延伸され
て0.4デニールに細くなった極細ポリエステル繊維と
モジュラス7100Kg/mm2のスーパーハイモジュ
ラス繊維とが56 : 44の比率で均一に、混ざり合
った133デニールの本発明糸条が得られる。ここで、
牽切ニップローラー■に対するデリベリ−ローラー■の
速度比を100:102〜100:96、好ましくは1
00:100〜100:98にし、空気ノズル■、■で
色合処理する際の糸条の弛緩率を少なくしてやると、乱
れの少ない繊維配列度の高いものが得られ、高級綿様風
合が得られるばかりか、強度が綿の3〜6倍もあるよう
な非常に強い高機能糸条も得られる。特に平均繊維長を
長くすると効果が顕著に現われる。これらのことは本実
施態様の場合のみならず、普通紡績法、トウ紡績法の場
合でもあてはまり、70mm以上にしてやると効果的で
ある。次いで、本糸条に600T/Mの撚を入れ、経糸
密度124本/鯨、緯糸密度84本/鯨、日付138g
/rri’の片マット組織の織物を試作したところ、高
級綿織物と比べてほとんど遜色のない張・腰・タッチを
有した高級綿様風合の織物が得られた。一方、パラ系芳
香族ポリアミド繊維を使用しているため、風合面以外に
各種機能面での性能も向上する。即ち、第3表は本発明
による織物の性能と高級綿織物の性能とを比較したもの
であるが、引張強力、引裂強力、縫目スリップ等の強力
面は勿論のこと、折目摩耗、シーファー摩耗、グランド
摩耗等の耐摩擦特性面や、接炎穴開き、メセナミン法に
よる防炎性等の耐熱、耐炎特性面あるいは刃物などに対
する耐刃特性面での性能は高級綿を大きく上まわる。中
でも、接炎穴開きやメセナミン法による防炎性について
は、驚くべきことに可燃物であるポリエステル繊維が5
6%も混ざっているにもかかわらず、織物表面に火炎を
直接当てても焦げるだけで燃え上がったり、穴が開いた
すせず意外な効果が認められた。
このように、本発明によれば高級綿様風合が得られると
共に高級綿を上回る各種機能性を有した織編物が得られ
る。
渡立抹 1) 回転中の円盤に試料を押し当て、摩擦熔融で六が
開くまでの円盤の回転数を測定する。
(円盤表面;クラフト紙、摩擦位置;回転中心から半径
60mm、押し当て力;7Kg、試料の摩擦面積;0.
6cnt) 2) 枠に取り付けた試料を水平にして、下から約78
0℃の炎を当て、燃焼して穴が開くまでの時間を測定す
る。
3)  10cmX 5 cm角の2枚の試料について
、短辺の一方をミシンで縫い合わせ、他方をテンション
で引張って縫目を引き千切る際の強力を測定する。(ミ
シン針;#14、縫い目ピッチ;16針73cm、縫い
代;3mm) 4) その他の項目はJIS法で測定した。
(実施例) 以下実施例により本発明の詳細な説明する。
実施例1 第5図に示す装置を用いて、0.45デニールの単繊維
からなる1296デニールのfi細ポリエステル繊維E
とモジュラスが7100Kg/+mm2で1.5デニー
ルの単繊維からなり、カーボンを5%添加して着色した
1000デニールのパラ系芳香族ポリアミド繊維りとを
引揃え、ローラー間の距離が75cmの供給ニラ10−
ラー■と牽切ニップローラー■との間で17.5倍で同
時に引き千切り両方の繊維を均一に混ぜ合せて細い短繊
維束とし、続けて吸引性を有する空気ノズル■と旋回流
を有する色合ノズル■とに牽切ニップローラー■とデリ
ベリ−ローラー■との速度比100:99で通して短繊
維の毛羽を繊維束の側面にランダムに巻き付け133デ
ニールの糸条を得た。得られた糸条のf!細ポリエステ
ル繊維とパラ系芳香族ポリアミド繊維との比率は56 
: 44で、平均繊維長はポリエステル繊維が32cm
、パラ系芳香族ポリアミド繊維が28cmであった。ま
た本糸条の強伸度はそれぞれ8.2g/de 、4.5
%くいずれも600T/M撚糸後測定)、湧水収縮率は
5.7%であった。次いで、本糸条に600T/Mの撚
りを施してから、″3/1ツイル組織の織物を製織し、
生機を熱セットしてからポリエステル繊維を灰色に染色
し、カレンダーで仕上げたところ、編密度192本/鯨
、緯密度143本/鯨、目付143g/rrrの高級綿
様のタッチと風合を有する品位良好なる織物が得られた
また、本織物の物性を測定したところ、引張強力が縦9
6Kg、緯78Kg、引裂強力が縦IQ、 6Kg、緯
8.4Kg、耐切創性200g、シーファー摩耗88回
と高い性能を有し、かつ接炎穴開き性、メセナミン防炎
性も共に良好な性能を有することが認められた。
実施例2 第6図に示すようなトウ紡績装置を用い、0845デニ
ールの単繊維からなる15.0万デニールの極細ポリエ
ステル繊維束をトータルドラフト8.8倍で牽切して作
った平均繊維長100mm 、)−タルデニール1.7
万のスライバーと、1.0デニールの単繊維からなる8
゜6万デニールのパラ系芳香族ポリアミド繊維束をトー
タルドラフト7.1倍で牽切して作った平均繊維長89
mm、トータルデニール1.2万、モジュラス7100
Kg/mm2のスライバーとを、組合せてギル工程に通
し、次いで粗紡、精紡の各工程を通してポリエステル繊
維とパラ系芳香族ポリアミド繊維との比率が59:41
の50/−紡績糸を得な。
次いで、本紡績糸を用いて、経糸50/2、緯糸50/
2使いで、経糸密度132本/鯨、緯糸密度107本/
鯨、目付145g/rri’の片マット組織の織物に仕
上げたところ、実施例1よりふくらみに富んだ高級綿様
風合の品位良好な織物が得られた。また、本織物の性能
を測定したところ、引張強力が経121Kg、 @57
Kg、引裂強力が経14. OKg、緯4.8Kg、シ
ーファー摩耗97回と高い性能を有し、かつ接炎穴開き
性、メセナミン防炎性も共に良好な性能が得られた。
尚、ここでトウ紡績法によるポリエステル繊維とパラ系
芳香族ポリアミド繊維との混合はポリエステル繊維とパ
ラ系芳香族ポリアミド繊維とを引揃えて同時に牽切する
ことにより混合してもよい。
実施例3 0.45デニールの単繊維繊度からなる、繊維長77m
mの極細ポリエステル綿と、1.5デニールの単繊維繊
度からなる、繊維長77mm、モジュラス7100Kg
/mm2のパラ系芳香族ポリアミド綿とを、打綿工程で
50:50の比率で混ぜ合せた後、普通紡績工程の梳綿
、線条、■紡、精紡の各工程を通し、40/−の紡績糸
を得な。
本紡績糸を用いて経糸40/2、緯糸40/2使いで、
経糸密度119本/鯨、緯糸密度73本/鯨、目付17
2g/rrrの双糸タッサー組織の織物に仕上げなとこ
ろ、高級綿様風合を有する品位良好な織物が得られた。
また、本織物の性能を測定したところ、引張強力が経7
3Kg、緯46Kg、引裂強力が経7Kg、緯6.5K
g、シーファー摩耗88回と高い性能を有し、かつ接炎
穴開き性、メセナミン防炎性も共に良好な性能が得られ
た。
なお、一般にポリエステル繊維の単繊維繊度が0.5デ
ニ一ル位まで細くなると、絶対強力の低下、過度の柔軟
性、摩擦係数増加などの影響で梳綿、線条工程などでト
ラブルが生じ易くなり、紡績性が低下するが、本発明で
ハイモジュラス繊維を混ぜると、これらのトラブル発生
が少なくなり、紡績性が向上するといった効果も得られ
た。また、実施例1や実施例2に比べると繊維の配列が
どうしても低くなり易く、ふくらみのある風合が得られ
る反面、強度的には若干低くなる傾向が認められた。
(発明の効果〉 本発明によれば、合成繊維で従来得ら、れながったよう
な高品位の高級綿様風合、タッチが得られるほか、高級
綿より更に高い機能性を有する織編物が得られるなめ、
スポーツ衣料分野をはじめとして産業資材分野にまで広
範囲にわたる有用な商品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(イ)は木綿単糸の側面図、(ロ)はその断面図
を示す。 第2図(イ)は本発明の木綿様風合を有する普通紡績も
しくはトウ紡績によって造っな実撚形態の合成繊維糸条
の側面図、(ロ)はその断面図を示す。 第3図は牽切直紡方式によって得られる無撚形態の本発
明糸条の側面図を示す。 第4図は本発明糸条に撚を強く入れた際の側面図を示す
。 第5図は牽切直紡方式による本発明の一実施態様を示す
装置の側面図、第6図は一般の牽切方式によるトウ紡績
装置の側面図を各々示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)単糸繊度0.9de以下の極細ポリエステル繊維
    と4000Kg/mm^2以上のヤング率を有する有機
    系スーパーハイモジュラス繊維とからなり、その混率が
    30:70〜80:20であることを特徴とする、高級
    綿様風合を有する合成繊維糸条。
  2. (2)極細ポリエステル繊維と有機系スーパーハイモジ
    ュラス繊維との混率が40:60〜70:30である請
    求項(1)に記載の高級綿様風合を有する合成繊維糸条
  3. (3)有機系スーパーモジュラス繊維がパラ系芳香族ポ
    リアミドである請求項(1)又は(2)に記載の高級綿
    様風合を有する合成繊維糸条。
  4. (4)高級綿様風合を有する合成繊維糸条が200de
    以下である請求項(1)〜(3)のいずれかに記載の高
    級綿様風合を有する合成繊維糸条。
  5. (5)請求項(1)〜(4)のいずれかに記載の高級綿
    様風合を有する合成繊維糸条からなる織編物。
  6. (6)単糸繊度0.9de以下の極細ポリエステル長繊
    維と、ヤング率が4000Kg/mm^2以上の有機系
    スーパーハイモジュラス長繊維とを30:70〜80:
    20の比率で引き揃え、1対の供給ローラーと牽切ロー
    ラーとの間で引きちぎった後、空気ノズルで色合し、引
    取ることを特徴とする高級綿様風合を有する合成繊維糸
    条の製造方法。
JP1128624A 1989-05-24 1989-05-24 高級綿様風合を有する合成繊維糸条およびその製造方法 Expired - Lifetime JP2801264B2 (ja)

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