JPH02306973A - カルボニル化合物の製造方法 - Google Patents

カルボニル化合物の製造方法

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JPH02306973A
JPH02306973A JP1127530A JP12753089A JPH02306973A JP H02306973 A JPH02306973 A JP H02306973A JP 1127530 A JP1127530 A JP 1127530A JP 12753089 A JP12753089 A JP 12753089A JP H02306973 A JPH02306973 A JP H02306973A
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JP
Japan
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lower alkyl
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reaction
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JP1127530A
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English (en)
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Setsuo Fujii
藤井 節郎
Hiroshi Ishikawa
廣 石川
Yukio Toyama
外山 幸雄
Koichi Tsuji
辻 浩一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はオゾン分解を利用したカルボニル化合物の製造
方法に関する。
〈従来の技術と発明が解決しようとする課題〉従来より
、オゾン分解は有機不飽和化合物の構造決定やカルボニ
ル化合物(アルデヒドまたはケトン)の製造に広く利用
されている。オゾン分解は、一般に、有機不飽和化合物
にオゾンを作用させてオシニドを生成させ、これを水等
で分解すると、不飽和結合部分が開裂してカルボニル化
合物が生成される酸化反応である。
しかしながら、オゾンによる酸化反応を高収率で行わせ
、かつオゾン化生成物であるオシニド(過酸化物)によ
る爆発の危険性を回避するためには、−30〜−50℃
という超低温下で反応を行わせる必要があった。このた
め、特別の冷却設備と多大な冷却コストとを必要とし、
さらにこのような超低温下では作業も極めて困難であっ
た。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、高温度
条件下でオゾン分解を安全に行うことができ、しかも高
い収率でカルボニル化合物を得ることができるカルボニ
ル化合物の製造方法を提供することを目的とする。
く課題を解決するための手段および作用〉本発明のカル
ボニル化合物の製造方法は、有機不飽和化合物のオゾン
分解をルイス酸の存在下で行うものである。
すなわち、本発明者らはオゾン分解を従来のような超低
温下で行うのではなく、高温下(例えば−15〜0℃程
度)にて行いうる方法を見出だすべく鋭意研究を重ねた
結果、上記のようにルイス酸の存在下でオゾン分解を行
うときは、爆発の危険性を生じさせるなく安全にオゾン
分解を行わせることができ、しかも収率も向上するとい
うまったく新たな事実を見出し、本発明を完成するに至
ったのである。
ルイス酸の存在によって高温下におけるオシニドの爆発
性が低減され、生成物の収率が向上する機構については
明らかではないが、ルイス酸がオシニドを安定化させる
安定化作用と、オシニドのカルボニル化合物への分解ま
たは還元を促進する触媒作用とを有しているためと推定
される。 本発明において、出発物質として使用される
有機不飽和化合物は、特にその挿類が制限されるもので
はないが、例えば下記一般式(1)で示されるような不
飽和化合物があげられる。
(以下余白) (式中、R1は低級アルコキシ基、低級アルキル基、ア
ゼチジニル基、アゼチジニル低級アルキル基またはアゼ
チジニルチオ基であり、これらの基はいずれも置換基を
有していてもよく、R2は水素原子、カルボキシ基、低
級アルキル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アル
キル置換テトラゾールチオ低級アルキル基またはトリ低
級アルキルシリルオキシ低級アルキル基、R3は水素原
子、フェニル基または低級アルキル基、 R4は水素原子または低級アルキル基をそれぞれ示し、 さらにR1とR2は相互に結合して置換基を有すること
のあるアゼチジニリデン基であってもよく 、 R2とR3は相互に結合して置換基を有することのある
低級アルケニレン基であってもよい)前記一般式(1)
で示される不飽和化合物をルイス酸の存在下にオゾン分
解反応すると、下記一般式(2)および(3)で示され
るカルボニル化合物が得られる。
(式中、R1、R2、R3およびR4は前記と同じであ
る) なお、R1、R2、R3およびR4が二重結合を含む場
合は、この二重結合もオゾン分解されることはもちろん
である。
前記一般式(1)で示される不飽和化合物の各基は具体
的には以下の通りである。
低級アルコキシ基としては、例えばメトキシ、エトキシ
、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、tert−
ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ基等の炭素
数1〜6の直鎖または分岐鎖状アルコキシ基があげられ
る。
低級アルキル基としては、例えばメチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−
ブチル、ペンチル、ヘキシル基等の炭素数1〜6の直鎖
または分岐鎖状アルキル基があげられる。
低級アルケニレン基としては、例えばビニレン、プロペ
ニレン、1−メチルビニレン、2−ブテニレン、3−ペ
ンテニレン、2−ヘキセニレン基等の炭素数2〜6の直
鎖または分岐鎖状アルケニレン基があげられる。
R1の基が有することのある置換基としては、例えば保
護されることのあるアミノ基、ハロゲン原子(フッ素原
子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子)、オキソ基、置
換基を有することのある低級アルキル基、置換基を有す
ることのある低級アルケニル基、トリ低級アルキルシリ
ル基、置換低級アルケニルチオ基、低級アルキルテトラ
ゾールチオ基、低級アルカノイルオキシ基等があげられ
る。
ここで、置換基を有することのある低級アルキル基の置
換基としては、例えば水酸基、トリ低級アルキルシリル
オキシ基、低級アルコキシ基、フェニル基、ニトロベン
ジルオキシカルボニル基、ニトロベンジルオキシカルボ
ニルオキシ基等があげられる。
置換基を有することのあるアゼチジニリチン基としては
、例えばオキソ基、低級アルコキシフェニル基等があげ
られる。
置換基を有することのある低級アルケニル基の置換基と
しては、例えば低級アルコキシカルボニル基、低級アル
キルテトラゾールチオ基、トリ低級アルキルシリルオキ
シ基等があげられる。
低級アルケニル基としては、例えばビニル、プロペニル
、1−メチルビニル、2−ブテニル、3−ペンテニル、
2−へキセニル基等の炭素数2〜6の直鎖または分岐鎖
状アルケニル基があげられる。
低級アルカノイル基としては、例えばアセチル、プロピ
オニル、ブチリル、ペンタノイル、ヘキサノイル等の炭
素数2〜6のアルカノイル基があげられる。
また、本発明において使用されるルイス酸としては、例
えばFeCl2 、FeCl3、AlCl3 、A12
03 、BF3 、Mg1z、MgBrz 、MgCl
2 、CIJSO4、CuC12、Cu203、 Cu (OCOCH3)2 、NiC12、COCl2
、ZnCl2.ZnBr2、SnC12、SnC+4 
、SbC13、MnC12、Hg2C12、HgC12
、BaC12、CaC12、CaB r2、Ca  1
2  、  Ca   (C3H70)  2  、 
Ca5O4等があげられ、好ましくはCLI (OCO
CH3)2、CaCl2、CaBr2、Ca12、Ca
SO4等のカルシウム塩のルイス酸があげられ、さらに
好ましくはCa、CI2 、CaB r2 、Ca I
2等のハロゲン化カルシウムがあげられる。
ルイス酸の添加量は適宜決定しうるが、通常少なくとも
触fiffi程度、好ましくは0.005〜0.1倍当
量で用いられる。
また、反応温度は一15〜0℃であるのが好ましく、反
応温度がこれよりも大であると爆発の危険性や収量の低
下をきたし、またこれよりも小であると冷却コストがか
かり操作も困難になる。
反応時間は30分〜3時間程度が適当である。
本発明におけるオゾン分解は、通常不活性溶媒中で行わ
れる。不活性溶媒としては、例えばメタノール、エタノ
ール等のアルコール類、塩化メチレン、ジクロロエタン
、クロロホルム等のノ\ロゲン化炭化水素類、ジエチル
エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテ
ル類、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類等があ
げられ、これらの溶剤は1種または2種以上を混合して
用いられるが、好ましくはアルコール類単独またはアル
コールと他の不活性溶媒との混合溶媒が用いられる。
次に実施例をあげて本発明のカルボニル化合物の製造方
法を説明する。
実施例1 1− [1−R−(4−ニトロベンジル)オキシカルボ
ニル−2−3−ヒドロキシプロピル]−3−S−(4−
ニトロフタルイミド)−4−R−スチリルアゼチジン−
2−オン60.05gに塩化メチレン300mJ?、メ
タノール34mgを加え、懸濁させた。ついて、ルイス
酸として塩化カルシウム1gを加えたのち、−10℃ま
で冷却した。
反応液を−8〜−10℃に冷却しながら、1時間20分
にわたってオゾンガスを導入した。しかるOち、過剰の
オゾンを窒素ガスにて除去したのち、ジメチルスルフィ
ド14.7mffを加え、同温度にて30分間攪拌し、
さらに室温に戻して1時間攪拌した。
反応液を5%NaHCO3水溶液500mgで1回、水
500mgで2回洗浄後、無水M g S O4を加え
て乾燥させ、濾過し、ついで減圧濃縮した。全量が20
0mgになるまで濃縮したのち、ジイソプロピルエーテ
ル1gに加え、濾過し、乾燥して粉末51.′84gを
得た。
一方、水素化ホウ素ナトリウム4.26gをテトラヒド
ロフランに懸濁し、10℃に冷却した。
ついで、三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体を加え、
40分間攪拌したのち、0℃に冷却し、上記粉末をテト
ラヒドロフラン100mNに溶解した溶液を滴下した。
滴下終了後、1時間攪拌した。
ついで、水氷600rrl中に反応液を加え、3時間3
0分攪拌して結晶を析出させた。この結晶を濾取し、水
および塩化メチレンでそれぞれ洗浄し、標記化合物42
.57gを得た。
この反応式を以下に示す。
(式中、−(nFt)は4−二トロフタルイミド基、(
PNB)は4−ニトロベンジル基である)生成物の分析
結果を以下に示す。
無色針状晶 融点:151〜152℃ N M R(DMSO−dB)δ: 1.25 (3H,d、J−6Hz) 、3.30〜4
.80 (5I(、m) 、4.72 (IH,d。
J =3Hz) 、5.43−5 (2H) 、5.4
8(IH,d、J=5Hz) 、7.78 (2H,d
J=8Hz) 、8.20〜8.80 (5H,m)実
施例2〜28 第1表に示すルイス酸および溶媒を用いて同表に示す反
応温度でオゾン分解させたほがは実施例1と同様にして
、アルデヒド体を得、さらにこれを還元して実施例1と
同じアルコール体を得た。
これらの収量も第1表に併せて示す。
実施例2つ 3− S −(tert−ブトキシカルボニル)アミノ
−4−R−(5−メトキシシタロヘキサ−1,4−ジェ
ニル)エチルアゼチジン−2−オンを用いて実施例1と
同様にして反応させて標記化合物を得 に。
この反応式を以下に示す。
生成物の融点およびNMRスペクトル分析結果を以下に
示す。
融点:151〜152℃ [仄] o −+ 48. 6’  (C−1,4,C
HCl3)実施例3Q 3−R−エチル−4−R−(5−メトキンメチルオキシ
シクロヘキサ−1,4−ジェニル)メチルアゼチジン−
2−オン2.51gに塩化メチレン30mρおよびメタ
ノール3.4mfを加え、溶解させた。ついで、塩化カ
ルシウム0.1gを加えた後、−10℃に′冷却し、オ
ゾンガスを10分間通じた。窒素ガスで過剰のオゾンを
除いた後、ジメチルスルフィド1.47mgを加え、同
温度にて30分間攪拌し、さらに室温に戻して1時間攪
拌した。反応液を5%N a HC03水溶液20mg
で1回、水20mDで2回洗浄し、ついで無水MgSO
4を加えて乾燥させ、濾過し、減圧in縮した。
ついで、アセトニトリル10rr+j7を加えて溶解し
、水冷下にてβ−ナフチルスルホニルアジド4.53g
、ジイソプロピルエチルアミン1.29gを加え、1時
間攪拌した。析出品を濾取して標記化合物1.79gを
得た。
融点;75〜76℃ 本実施例の反応式を以下に示す。
実施例31 3−s−カルボベンゾキシアミノ−4−R−スチリルア
ゼチジン−2−オン0,8gに塩化メチレン30mΩと
メタノール2m1)とを加え、溶解させた=塩化カルシ
ウム0.1gを加えた後、−10℃に冷却し、オゾンガ
スを10分間通じた。
ついで、窒素ガスで過剰のオゾンガスを除いた後、水素
化ホウ素ナトリウム0,1gを加えて水冷下まで昇温さ
せ、さらに30分間攪拌し、酢酸0.3gを加えた 反応液を水20mj7で1回、食塩水20mにlで1回
洗浄した後、無水M g S O4を加えて乾燥させ、
濾過し、減圧濃縮した。残留物にジエチルエーテルを加
えて結晶化させ、結晶を濾取し、乾燥して標記化合物0
.49gを得た。
本実施例の反応式を以下に示す。
(式中、Zはカルボベンゾキシ基である)また生成物の
分析結果は以下の通りである。
融点=127〜128℃ [ぬ]]D−−22.0°(C=1.035.CH30
H)IR(KBr)   ν(cm−’ ):3298
.1760,1710,1690、1550、 107
2. 1070 実施例32 1−(1−メチルエステル)−1−(7−オキソ−3−
フェニルメチル−4−チア−2,6−ジアザ−1−R−
5−R−ビシクロ[3,2,01ヘプト−2−エニル)
酢酸ジフェニルメチルエステル4.81gに塩化メチレ
ン30m1とメタノール3.4mlを加え溶解させた。
塩化カルシウム0.1gを加えた後、−10℃に冷却し
た。ついて、10分間オゾンガスを通じさせた後、窒素
ガスで過剰のオゾンガスを除き、ジメチルスルフィド1
.47rrlを加え、同温度で30分間、さらに室温に
戻して1時間それぞれ攪拌した。
反応液を5%NaHCO3水溶液50m1)で1回、水
50mj?で2回洗浄し、ついで無水M g S O4
を加えて乾燥させ、濾過し、減圧濃縮して標記化合物4
.21gを得た。
本実施例の反応式を以下に示す。
また生成物の分析結果は以下の通りである。
NMR(CDCF 3)δ: 12.02 (IH,bs) 、7.31 (IOH。
s) 、7.36 (5H,s) 、6.87 (LH
s) 、6.14 (IH,d、J−3Hz)、5.2
6 (IH,d、J−3Hz) 、3.76(2H,s
)、2.34 (3H,s)実施例33 1−(4−メトキシフェニル)アゼチジン−2゜3−ジ
オン 1−(4−メトキシフェニル)−3−メチレンアゼチジ
ン−2−オン19.75gに塩化メチレン300mNと
メタノール34mgとを加えて溶角ダさせた。ついで、
塩化カルシウム1gを加えた後、−10℃に冷却し、オ
ゾンガスを1時間30分通じさせた。窒素ガスで過剰の
オゾンガスを除き、ジメチルスルフィド14.7mQを
加え、同温度で30分間、さらに室温に戻して1時間そ
れぞれ攪拌した。
反応液を5%NaHCO3水溶液500mgで1回、水
500mNで2回洗浄し、ついで無水M g S Oa
を加えて乾燥させ、濾過し、減圧濃縮した。残渣にトル
エンを加えて結晶化させ、これを濾取して標記化合物1
3.94gを得た。
本実施例の反応式を以下に示す。
また生成物の分析結果は以下の通りである。
融点:160〜161℃ !R(CHC13) ν(Cm−’ )  :1820
、 1757 NMR(CDCI3  )  δ : 3、 85  (3H,s)  、4. 28  (2
H,s)  、6、 95  (2H,d、  J−9
Hz)  、7、 49  (2H,d、  J=9H
z)実施例34〜42 第2表に示すルイス酸および溶媒を用いて同表に示す反
応温度でオゾン分解させたほかは実施例33と同様にし
て、ケトン体を得た。このケトン体の収量も第2表に併
せて示す。
(以下余白) 実施例43 メチル 出発物質として1−(2−オキソ−3−3−ブロモ−4
−R−クロロアゼチジン−1−イル)−2−メチルクロ
トン酸メチルエステルを用いたほかは実施例33と同様
にして標記化合物を得た。
本実施例の反応式を以下に示す。
また生成物の分析結果は以下の通りである。
IR(CHC13) ν(cn−’ )  :1840
.1805,1760.173ONMR(CDCI3 
)δ: 3.98 (3H,s) 、4.99 (IH,d。
J=1.7Hz) 、5.94 (IH,d、J−1、
7Hz) 実施例44 −2−オン 1−[2−オキソ−3−R−(2−3−t−ブチルジメ
チルシリルオキシエチル)−4−R−アセトキシアゼチ
ジン−1−イルコーク−メチルクロトン酸3.83gに
塩化メチレン30mρおよびメタノール3.4m(lを
加えて溶解させた。ついで、塩化カルシウム0.1gを
加えた後、−10℃に冷却し、オゾンガスを導入し、1
0分間反応させた。反応後、窒素ガスで過剰のオゾンガ
スを除き、ジメチルスルフィド1.47mj)を加え、
同温度で30分間、さらに室温に戻して1時間それぞれ
攪拌した。
さらに、反応液にシリカゲル(ワコーゲルーCC200
)Iを加え、2時間反応させ、濾過によりシリカゲルを
除いた。ついて、水30m1で2回洗浄し、ついでNa
2SO4を加えて乾燥させ、濾過し減圧iQ縮して標記
化合物2.41gを得た本実施例の反応式を以下に示す
(式中、(TBDMS)はt−ブチルジメチルシリルで
ある) また生成物の分析結果は以下の通りである。
NMR(CDCI3 )δ: 0.07 (68,s) 、0.86 (9H,s)、
1.26 (3H,d、J−6,3Hz)、2.10 
(3H,s) 、3.18 (IH,dd。
J=1.、IHz、3.4Hz) 、4.22 (LH
dQ、J=6.3Hz、3.4Hz) 、5.84(1
,H,d、J −1゜IHz) 、6.42 (IH。
bs) 実施例45 3−R−フェニルアセトアミド−4−R−[(1−メチ
ル−IH−テトラゾール−5−イル)。  チオ]アゼ
チジンー2−オン 1−(1−メトキシカルボニル−2−メチルプロペン1
−イル)−3−R−フェニルアセトアミド−4−R−[
(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)チオ]
アゼチジンー2−オンを出発物質として用いて、実施例
44と同様に操作して標記化合物を得た。
また生成物の分析結果は以下の通りである。
白色粉末 融点:150〜155℃(分解) IR(KB r) ν(cm−’ )  :3270.
1775,1645,3,520゜1165.1010 0ON (DMSO−d6)δ: 3、 54  (2H,s)  、 3゜ 84  (
3H,s)  、5、 35  (LH,dd、  J
=5Hz、  7Hz)  、5、 72  (IH,
d、  J=5Hz)  、 7. 24(5H,s)
  、 9. 12  (IH,d、  J=7Hz)
、 9. 17  (IH,br、  s)実施例46 1−(1−3−フェニルエチル)−3−R−(1−メチ
ルエチレニル)−4−S−(2,2−ジメトキシエチル
)アゼチジン−2−オンを出発物質として用いて、実施
例32と同様に操作して標記化合物を得た。
本実施例の反応式を以下に示す。
また生成物の分析結果は以下の通りである。
油状物 [α]、22:+16.6° (CHCl3 、 C−
2,0)IRν(cm−’ )  : 2960.2830,1745,1710゜1445.
136O NMR(CDCI3 )δ: 1.54 (IH,dd、J−14,6Hz。
2.5Hz)、1.71 (3H,d、J−7Hz)、
1.78 (IH,ddd、J−14Hz。
5Hz、4Hz) 、2.31 (3H,s)、3.2
1 (6H,s)、3.95 (LH,ddd。
J=5Hz、2.5Hz)、3.97 (IH,d。
J=2.5Hz) 、4.18 (II(、dd、J 
−6Hz、4.5Hz) 、4.81 (IH,Q、J
−7Hz) 、7.25〜7.40 (5H,m)実施
例47 キシエトキシ)エチル] −4−R−(2−エタナ−ル
)アゼチジン−2−オン 1−(t−ブチルジメチル)シリル−3−8−[1−R
−(2−トリクロロメチルカルボニルオキシ−エトキシ
)エチル] −4−R−アリルアゼチジン−2−オン4
.59gを塩化メチレン30mgおよびメタノール3.
4mOの混合液に溶解させた。ついで、塩化カルシウム
0.1gを加えた後、−10℃に冷却し、10分間オゾ
ンガスを導入した。ついで、窒素ガスで過剰のオゾンガ
スを除き、ジメチルスルフィド1.47rr+4+を加
え、同温度で30分間、さらに室温に戻して1時間それ
ぞれ攪拌した。
ついで、反応液を5%NaHCO3水溶液50mgで1
回、水50m、9で2回洗浄し、ついで無水〜1gSO
4を加えて乾燥させ、濾過し、減圧濃縮して標記化合物
4.39gを得た。
本実施例の反応式を以下に示す。
(以下余白) (式中、(TBDMS)は(t−ブチルジメチル〕シリ
ル基である) また生成物の分析結果は以下の通りである。
NMR(CDC13)δ: 0.12 (6H,s) 、0.83 (9H,s)、
3.42〜4.14 (4H,m) 、3.06 (I
H,dd、J−7,3Hz) 、7.20 (IH。
S) 実施例48 2− IC3R,4R)−2−オキソ−3−[1−メチ
ル−1−(4−ニトロベンジルオキシカルボニルオキシ
)エチル−4−アリルアゼチジン−1−イル1−3−メ
チルクロトン酸メチル1gを塩化メチレン30mJおよ
びメタノール30mΩの混合液に加えた。ついで、塩化
カルシウム30mgを加えた後、−10℃に冷却しなが
ら、オゾンを1時間導入した。ついで、窒素ガスで過剰
のオゾンガスを除き、ジメチルスルフィド10mNを加
え、同温度で30分間、さらに室温に戻して1時11号
それぞれ攪拌した後、減圧濃縮した。残渣をメタノール
50mNに溶解し、トリメチルオルトホルメイト5rn
R,ジメチルスルフィド3mgおよびp−トルエンスホ
ン酸1水和物を触媒量加えて50℃で1時間反応させた
。反応後、ピリジン1rr+4)を加え、減圧濃縮し、
残渣を酢酸エチル100rr+Jl)に溶解し、0.I
N塩酸、水、2%NaHCO3および食塩水で順次洗浄
し、有機層を無水M g S 04を加えて乾燥させ、
減圧濃縮し、残l査をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにて分離精製(塩化メチレン:酢酸エチル−20:
1〜1:2)することにより標記化合物0.8gを得た
本実施例の反応式を以下に示す。
(式中、(PNB)は4−ニトロベンジル基である)ま
た生成物の分析結果は以下の通りである。
油状物 IR(CH2C12) ν(cIB−’ )  :34
00.1760,1520,135ONMR(CDC1
3)δ: 1.70  (3H,s) 、1.78  (3H,s
) 、2.0〜2.5  (2H,m) 、3.42(
6H。
S) 、3.67 (IH,d、J=5Hz)、3゜8
〜4.1  (IH,m) 、4.55  (11゜t
、J=5.5Hz)、5.31 (2H,s)、6.5
6  (IH,s) 、7.6・8  (2H,d、J
−9Hz) 、8.38  (2H,d、J−9Hz)
実施例49 4β−[(1−メチル−IH−テトラゾール−4β−f
[1−(1−メチル−IH−テトラゾール−5−イル)
チオメチルコービニルチオ) −1−〔1−メトキシカ
ルボニル−2−メチル−1−プロペニル〕−アゼチジン
ー2−オンの0゜9gを出発物質として用いて実施例4
4と同様に操作して標記化合物0.7gを得た。
本実施例の反応式を以下に示す。
また生成物の分析結果は以下の通りである。
NMR(CDC13)δ: 2.9〜3.7 (3H,m) 、3.85 (3H。
s)、3.98 (3H,s) 、4.35 (2H。
s) 、5.75 (LH,m) 実施例5〇 −2−オン 4−R−(1−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル
ビニルチオ−3−S−[1,−R−1)−ニトロベンジ
ルオキシカルボニルオキシエチル]−1−(1−メトキ
シカルボニル−2−メチル−1−プロペニル)−アゼチ
ジン−2−オン・の0.7gを出発物質として用いて実
施例48と同様1こ操作して標記化合物0.26gを得
た。
本実施例の反応式を以下に示す。
(式中、(PNB)はp−ニトロベンジル基、(TBD
)Is)はt−ブチルジメチルシリル基である)また生
成物の分析結果は以下の通りである。
油状物 IR(CH2CI2 ) ν((m−’ ):1695
.1750.1785 NMR(CDC13)δ: 0.15 (6H,s) 、0.95 (9H,s)1
.45 (3H,d、J−6,5Hz)、3.42 (
IH,dd、J=3Hz、6Hz)、4.25 (2H
,s) 、5.26 (2H,s)、5.1〜5.3 
(2H,m) 、6.70 (IH。
b s) 、7.4〜8.4 (4H,m)〈発明の効
果〉 以上のように、本発明のカルボニル化合物の製造方法に
よれば、ルイス酸の使用により従来法に比べて高温度で
オゾン分解することが可能になり、冷却コストの削減を
図ることができ、しかもカルボニル化合物の収率も向上
するという効果がある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、有機不飽和化合物をオゾン分解してカ ルボニル化合物を製造するカルボニル化 合物の製造方法において、 前記オゾン分解をルイス酸の存在下で 行わせることを特徴とするカルボニル化 合物の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0686613A4 (en) * 1993-12-28 1997-01-29 Otsuka Kagaku Kk OZONIDE REDUCING AGENT
WO1998007690A1 (en) * 1996-08-24 1998-02-26 Choongwae Pharmaceutical Co., Ltd. Process for stereoselective preparation of 4-acetoxyazetidinones
CN115490707A (zh) * 2022-08-31 2022-12-20 山东睿鹰制药集团有限公司 连续流管式反应器制备7-anca中间体的方法

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