JPH02306873A - 重量物搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、重量物を積載している台車（以下台車とい
う）を各指定位置に搬送して正確な位置決めを行うと共
に前記台車を各指定位置に容易に乗り移りさせる重量物
搬送装置に関するものである。

〔従来の技術〕

第８図は従来の重量物搬送装置を示す平面図、第９図は
台車が指定位置からフレーム上に乗り移る状悪を示す正
面図である。図において、（１）はレール、（２）はレ
ール＜１）上を転動して走行するコロ、（３）はコロ（
２）が複数個取り付けられているフレーム、（４）はフ
レーム（３）上に取り付けられている台車乗り移り用の
角レール、（５）はフレーム（３）をレール（１）に案
内する幅ガイドローラ、（６）はフレーム（３）に取り
付けられるフック、（７）はフレーム（３）を牽引する
為のワイヤロープで、一端がフック（６）に固定されて
いる。（８）はワイヤローブ（７）を巻取ることにより
フレーム（３）を搬送させるウィンチ、（９）は重量物
を積載している台車、（１０）は台車（９）がフレーム
（３）上に設置されている角レール（４）上に乗り移る
時にフレーム（３）が転倒しないようにする為のバラン
スウェートである。

次に動作について説明する。台車（９）が各指定位置か
らフレーム（３）上に設けた角レール（４）に乗り移り
、フレーム（３）上に積載されると、台車（９）の重量
はフレーム（３）及びコロ（２）を介してレール（１）
に支持される。尚台車（９）の乗り移りによるフレーム
（３）の転倒防止は、台車（９）の乗り移り方向（進行
方向）のフレーム（３）上の先端にバランスウエート（
１０）をクレーン等で設置することにより転倒防止する
。

次いで、ウィンチ（８）を駆動すると、ウィンチ（８）
はワイヤローブ（７）を巻取り、その牽引力によって、
重量物はワイヤローブ（７）、フック（６）、フレーム
（３）及びコロ（２）を介して指定位置に搬送される。

尚、幅ガイドローラ（５）は、レール（１）とコロ（２
）との間の走行抵抗の偏りによるコロ（２）の脱輪を防
止する。

〔発明が解決しようとする課題〕 従来の重量物搬送装置は以上のように構成されているの
で、正又は逆方向に搬送する場合にはウィンチ（８）を
移動させた咬あるいはウィンチ（８）が正又は逆方向に
設置されている場合でもワイヤローブ（７）の掛替えを
しなければならないし、また台車（９）がフレーム（３
）に乗り移る時に転倒防止Ｊ’ｆＪＡランスウェー）（
１０）をクレーン等にて積載又は荷降しが必要であり、
且つレールゲージの異なる各指定位置からの乗り移りは
台車（９）の偏荷重または上記フレーム（３）が一体構
造となっている為上記フレーム（３）の荷重バランスが
悪く、不安定な状態で搬送しなければならないし、さら
に上記ワイヤローブ（力の伸びの為に停止位置精度のバ
ラツキが大キく、ウィンチ（８）の正又は逆方向の巻取
り作業を操返し行って目的地に停止させなければならな
いなどの問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、正又は逆方向に運転できると共に停止精度を
上げて台車を搬送でき、またより安全に台車の乗り移り
ができる重量物搬送装置を得ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係る重量物搬送装置は、台車の偏荷重に追従
できるように従動及び駆動フレームをリンクで結合した
ボギー機構を備え、前記従動及び駆動フレーム上に軌道
とクロスしている乗り移り用角レールが取り付けられか
つ指定位置に位置決めできる位置決め機構と乗り移り時
の転倒防止用固定ジヤツキ機構と前記フレームを支持し
て前記軌道に沿って転動する車輪とを備えたものである
。

〔作用〕

この発明における重量物搬送装置は、フレームのボギー
機構により台車の偏荷重が各フレームに分担され、位置
決め＆ｌＷにより指定位置に精度よく位置決めされると
共に、６定ジヤツキ機構により前記各フレームを支える
ことにより台車の各指定位置への乗り移り時のフレーム
の転倒を防止し、台車の各指定位置への乗り移りを容易
にする。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を図に基づいて説明する。第
１図は搬送装置を示す平面図、第２図は第１図の正面図
である。第１図、第２図において、（１）はレール、（
１１）は従動フレーム、（１２）は駆動フレーム、（１
３）は従動フレーム（１１）及び駆動フレーム（１２）
上に設置されたレールゲージの異なる２組の乗り移り用
角し−／Ｌ／（以下角レールという）、（１４）は従動
フレーム（１１）と駆動フレーム（１２）とを結合する
リンク、（１５）は駆動フレーム（１２）の左右に１徂
ずつ内蔵されている位置決め機構、（１６）は従動フレ
ーム（１１）及び駆動フレーム（１２）の左右にそれぞ
れ１′ｍずつ計４組内蔵された転倒防止用の固定シャツ
＋ａ構、（１７）はブレーキ付の駆動用モータ、（１８
）は減速機、（１９）は動力を伝達する軸及び軸継手で
あり、これらも駆動フレーム（１２）に内蔵されている
。（２０）は動力線及び制御線用のケーブルリール、（
２１）は位置決め機構（１５）及び固定ジヤツキ機構（
１６）用の油圧ユニットで、駆動フレーム（１２）　ニ
内蔵されている。（２２）は従動フレーム（１１）及び
駆動フレーム（１２）に設けられた搬送装置（Ｘ）の走
行用の車輪、（２３）は搬送装置（Ｘ）の衝突検知用の
バンパーである。

次に、第３図は第１図の搬送装置ｆＸ）に設けられた位
置決め機構（１５）を示す正面図、第４図は第３図の■
方向から見た図である。第３図、第４図において、（２
４）は−動フレーム（１２）に内蔵されているスライド
フレーム、（２５）はスライドフレーム（２４）内で移
動されるスライダーで、先端部回状である。（２６）は
スライダー（２５）を容易に滑らす為のスライドベアリ
ングで、スライドフレーム（２４）に設置されている。

（２７）はスライダ−（２５）の後部に取り付けられて
スライダー（２５）を左右に移動させる油圧シリンダー
、（２８）は駆動フレーム（１２）に取り付けられて油
圧シリンダー（２７）を固定するトラニオン、（２９）
は搬送装置を位置決めする位置決めブロックで、床に設
置されている。（３０）は位置決めブロック（２９）に
押付ける為の位置決め用油圧シリンダーで、スライダー
（２５）に取り付けられている。（３１）は位置決め用
油圧シリンダ−（３０）の先端に設置されるクランプヘ
ッド、（３２）は位置決めブロック（２９）をクランプ
するクランプチップである。

次に、第５図は第１図の搬送装置（Ｘ）に設けられた固
定ジヤツキｔｆｆｌ構（ｘｓ）を示す正面図である。第
５図において、（３４）は搬送装置転倒防止用の固定用
油圧シリンダーで、従動フレーム（１１）及び駆動フレ
ーム（１２）に内蔵されている。（３３）は床の傾きに
対応できる首振りパッドで、固定用油圧シリンダー（３
４）の先端に取り付けられて上下される。

次に、第６図は第１図の搬送装置（Ｘ）と各ラインとの
配置を示す平面図である。第６図において、（Ｂ）は部
品製作ライン、（Ｃ）は部品製作ライン（Ｂ）と異なっ
たレールゲージを持つ部品供給ライン、（ＤＪは部品製
作ラインＣＢ）で製作された部品を組立てる組立ライン
、（Ｅ）は部品製作ライン（Ｃ）で製作された部品を組
立てる組立ラインで、組立ラインｆＤ）と異なったレー
ルゲージを持っている。

尚、各ライン（Ｂ）、　（Ｃ１，（Ｄ）、　（Ｅ）は搬
送装置（Ｘ）の停止位置でもある。（３５）は台車（９
）の走行用レ−／Ｌ／、（３６）は台車（９）の走行用
レールで、レール（３５）とはレールゲージが異なる。

（３７）は搬送装置（Ｘ）の停止用センサーで、各ライ
ン（Ｂ）。

（Ｃ１，ＣＤ）、　ｔＥ）上の床に設置されている。（
３８）は搬送装置（Ｘｌを各ライン（Ｂ）、　ｔｃ）、
　（Ｄ）、　（Ｅ）に走行させる操作盤である。

次に、第７図は第６図の線ν■−■の断面図であって、
搬送装置（Ｘ）に台車（９）が乗り移る状態を示してい
る。

以上のように構成された重轍物搬送装置において、以下
に作用、動作を説明する。

搬送装置（Ｘｌは、操作盤（３８）の各ライン（Ｂ）。

（Ｃ１，ＣＤ＋、　（Ｅ）　（以下指定位置という）の
行先指定ボタンを押すことによって指定位置に自動走行
及び自動停止の位置決めをする。まず、搬送袋ｆＨ（Ｘ
）が指定位置に向かって走行し、指定位置の手前にある
センサー（３７）にて減速及び停止する。この時の停止
は、スライダー（２５）が位置決めブロック（２９）に
挿入される程度であってラフな精度で停止される。搬送
袋［（Ｘ）の停止後、左右１組のスライダー（２５）が
油圧シリンダー（２７）にて押しだされ、位置決めブロ
ック（２９）に左右１組のスライダー（２５ンの先端部
−状）が挿入される。この時、位置決めブロック（２９
）とスライダー（２５）の先端部とは隙間がある。尚上
記状態でブレーキ付駆動用モータ（１７）のブレーキが
開放される。

次に、上記左右１組のスライダー（２５）に取り付けら
れている左右１組の位置決め用油圧シリンダ−（３０）
が押しだされ、上記位置決め用油圧シリンダ−（３０）
の先端に取り付けられているクランプヘッド（３１）が
上記位置決めブロック（２９）の側面を押し付けること
により搬送装置ｆｆｉ　（Ｘｌが移動し、上記クランプ
ヘッド（３１）と上記スライダー（２５）に取り付けら
れているクランプチップ（３２）とで位置決めブロック
（２９）をクランプする。この状態で搬送装置ｆＸ）の
位置決めが完了する（第４図参照）。

尚位置決め完了時点で、上記ブレーキ付駆動用モータ（
１７）のブレーキが再び掛かった状態になる。

次に、従動フレーム（ｘｉ）及び駆動フレーム（１２）
に設置されている左右２組の固定用油圧シリンダー（３
４）が床面に押しだされ上記固定用油圧シリンダー（３
４）の先媚部に取り付けられている首振りパッド（３３
）が床面に接する。尚上記首振りパッド（３３）は床面
のうねりがあっても押えは可能である。また上記固定用
油圧シリンダー（３４）は搬送装置ｆｆｉ　（Ｘ）を押
上げるのではなく、床面に上記首振りパッド（３３）を
接するだけである（第５図参照）。

この状態で台車（９）が指定位置のレール（３５）。

（３６）から搬送装置（Ｘ）の角レール（１３）に沿っ
て走行し、搬送装置ｔ　（Ｘ）が転倒する事なく安全に
搬送装Ｒ（Ｘｌに乗り移りかできる（第７図参照）。ま
た上記従動フレーム（１１）及び駆動フレーム（１２）
はボギー９．溝であるため、上記台車（９）の偏荷重に
も追従可能である。尚各階定位はの左右どちらのライン
上からでも台車（９）が搬送装置（Ｘｌに乗り移りがで
きる。

次に、搬送装置（Ｘｉに上記台車（９）が乗り移った状
態で、上記操作＆（３８）の行先指定ボタンを押す事に
よって、上記ブレーキ付駆動用モータ（１７）のブレー
キが開放され、上記位置決めブロック（２９）をクラン
プしている上記左右１組の油圧シリンダー（３０）を引
き戻す。

この状態で上記プレー午付駆動モーク（１７）のブレー
キが再び掛かった状態になる。次に上記左右１胆のスラ
イダー（２５）を油圧シリンダー（２７）にて上記スラ
イドフレーム（２４）に収納される。さらに上記左右２
組の固定ジヤツキ機＜ａ　（１６）が上昇する。

次に、搬送装ｆｍ　（Ｘ）は指定位置に自動走行される
。搬送装置（Ｘ）の自動停止後は、上記説明と同様に位
置決めされ、各指定位置のラインに上記台車（９）が走
行される。尚上記説明の一連の動作は、上記操作盤（３
８）の指定位置行先ボタンにて自動で全て行われる。

上記実施例では搬送装置（Ｘ）の位置決めを減速、停止
用のセンサー（３７）及び位置決め機構（１５）により
行うものを示したが、設置レール（１）の横にラックを
取り付け、搬送装置（Ｘ）側の走行用車輪（２２）にビ
ニオンを設け、さらにエンコーダを取り付けることによ
り上記実施例と同様の効果を奏する。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば各指定位置への位置決
め精度が高くなり、台車の乗り移りが容易になると共に
各フレームをボギー機構に構成しているので台車の偏荷
重にも追従できるし、また駆動用モータにて駆動される
走行用車輪を有しているので前後進も容易であるし、さ
らにレールゲージの異なる各指定位置が挿間に設置され
ているような場所でも直交する搬送路の組合せが容易と
なるなどの効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による重量物搬送装置全体
を示す平面図、第２図は第１図の正面図、第３図は第１
図の位置決め機構を示す正面図、第４図は第３図の■方
向から見た図、第５図は第１図の固定ジヤツキ機士虚を
示す正面図、第６図は重量物蹟送装圓と各ラインとの配
置を示す平面図、第７図は第６図の線■−■の断面図、
第８図は従来装置を示す平面図、第９図は従来装置に台
車が乗り移る状態を示す正面図である。 図において、（Ｘ）は搬送装置、（１）はレール、（９
）は台車、（１１）は従動フレーム、（１２）は駆動フ
レーム、（１３）は乗り移り用角レール、（１４）はリ
ンク、（１５）は位置決め機構、（１６）は固定ジヤツ
キ機構、（２２）は車輪を示す。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。 代理人　弁理士　　大　　岩　　増　　雄第３図 第　４　図 第５図 第７図 ９８卑

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）重量物を積載している移動可能な台車を軌道に沿
   つて搬送する搬送装置が、従動フレーム及び駆動フレー
   ムをリンクで結合したボギー機構を有すると共に前記従
   動フレーム及び駆動フレーム上に前記軌道とクロスして
   いる乗り移り用角レールが取り付けられかつ各指定位置
   に位置決めできる位置決め機構と乗り移り時の転倒防止
   用固定ジャッキ機構と前記フレームを支持して前記軌道
   に沿つて転動する車輪とを備えていることを特徴とする
   重量物搬送装置。