JP4254146B2 - 搬送設備 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は搬送設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3乃至図10は従来の搬送設備を示すもので、この搬送設備は、2組の物品搬送ループA,Bを備えている。
【0003】
物品搬送ループA,Bは、トラバーサ装置1、走行レール2、連絡レール3、台車4、及びリフタ装置5を有している。
【0004】
トラバーサ装置1には、台車通過位置W及びその側方の台車待機位置Xの間を移動可能な切換レール6と、モータにより切換レール6を左右へ移動させる横行機構(図示せず)が装備されている。
【0005】
走行レール2は、台車通過位置Wに移動した切換レール6とともに、無端状の搬送経路を形成する。
【0006】
連絡レール3は、その一端部が、台車待機位置Xに移動した状態の切換レール6に連なるように設置されている。
【0007】
上記の走行レール2、連絡レール3、及び切換レール6には、Iビームを用いている。
【0008】
台車4は、各レール2,3,6に案内されて自走する走行体7、及び該走行体7に吊り下げられ且つ搬送すべき物品を搭載する荷台8とを有している。
【0009】
走行体7は、駆動ユニット9及び従動ユニット10を備えている。
【0010】
駆動ユニット9及び従動ユニット10は、Iビームの下部フランジの両側縁にそれぞれ転動可能に接する案内輪11と、下部フランジに上側から接する走行輪12と、下部フランジに下側から接する補助輪13とを有する。
【0011】
更に、駆動ユニット9には、モータ14及びその回転を走行輪12に伝達する減速機15が組み込まれている。
【0012】
リフタ装置5には、前記の連絡レール3の他端部に連なる台車授受位置Y及びその下方の台車着脱位置Zの間を移動可能な昇降レール16と、モータによって昇降レール16を上下させる昇降機構(図示せず)が装備されている。
【0013】
この昇降レール16も、各レール2,3,6と同様に、Iビームを用いている。
【0014】
図3乃至図10に示す搬送設備では、通常、トラバーサ装置1の切換レール6を台車通過位置Wに設定しておき、各物品搬送ループA,Bごとに、走行レール2と切換レール6で形成される無端状の搬送経路に、台車4を個別に自走させる。
【0015】
台車4の保守作業を行なうときには、台車4を切換レール6で停止させた後、該切換レール6を台車待機位置Xへ横行させ、更に、台車4を連絡レール3から昇降レール16に乗り入れたうえ、当該昇降レール16を台車着脱位置Zへ下降させる。
【0016】
また、台車4の保守作業が完了したときには、上記とは逆の手順で、台車4を切換レール6に乗り入れ、該切換レール6を台車通過位置Wへ移動させる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の搬送設備では、使用頻度の極めて低いリフタ装置5(保守作業用装置)を、物品搬送ループA,Bごとに設けているので、設備費用が増大する。
【0018】
また、各物品搬送ループA,Bの物流量の変動や台車4の故障時に、物品搬送ループA,B間で台車4の移動を速やかに行なうことができないので、それぞれ物品搬送ループA,Bごとに台車4の配置数を余分に勘案する必要があった。
【0019】
本発明は上述した実情に鑑みてなしたもので、台車及び保守作業用装置の数を適正化できる搬送設備を提供することを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、台車通過位置及びその側方の台車待機位置の間を移動可能な切換レールを装備した2組のトラバーサ装置と、該トラバーサ装置ごとに1組ずつ設けられ且つ台車通過位置に移動した切換レールとともに搬送経路を形成する合計2組の走行レールと、前記トラバーサ装置ごとに1組ずつ設けられ且つ一端部が台車待機位置に移動した切換レールに連なる合計2組の連絡レールと、これらレールに案内されて自走し且つ物品を搭載可能な台車とを有し、前記の各レールを床面から離隔させた搬送設備において、二組の走行レールをそれぞれが独立した搬送経路を形成し且つトラバーサ装置ごとに設けられている各連絡レールが間隔を置いて同軸に向き合うように配置し、各連絡レールに同軸に連なる台車授受位置及びその下方の台車着脱位置の間を移動可能な昇降レールを装備した1組のリフタ装置を設けている。
【0021】
また、請求項2に記載の発明では、各搬送経路で共用する複数の台車を備えている。
【0022】
本発明の請求項1または請求項2に記載の搬送設備のいずれにおいても、所定の搬送経路の走行レールを自走可能な状態の台車を、該搬送経路に付帯しているトラバーサ装置の切換レール及び連絡レールを介して、リフタ装置の昇降レールに乗り入れ、更に、他の搬送経路に付帯している連絡レール及びトラバーサ装置の切換レールを介して、該搬送経路の走行レールに乗り入れる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図示例とともに説明する。
【0024】
図1及び図2は本発明の搬送設備の実施の形態の一例を示すものであり、図中、図3乃至図10と同一の符号を付したものは同一物を表している。
【0025】
この搬送設備は、それぞれに、トラバーサ装置1、走行レール2、及び台車4を有する2組の物品搬送ループC,Dを備えている。
【0026】
トラバーサ装置1には、台車通過位置W及びその側方の台車待機位置Xの間を移動可能な切換レール6と、モータにより切換レール6を左右へ移動させる横行機構(図示せず)が装備されている。
【0027】
走行レール2は、台車通過位置Wに移動した切換レール6とともに、無端状の搬送経路を形成する。
【0028】
物品搬送ループC,Dは、一端部が台車待機位置Xに移動した切換レール6に連なる連絡レール17,18を有し、これら連絡レール17,18の他端部が、所定の間隔を隔てて互いに正対するように設置されている。
【0029】
上記の連絡レール17,18には、走行レール2、及び切換レール6と同様に、Iビームを用いている。
【0030】
また、両連絡レール17,18の他端部の間に、リフタ装置5を設置している。
【0031】
リフタ装置5には、各連絡レール17,18のそれぞれの他端部に連なる台車授受位置Y及びその下方の台車着脱位置Zの間を移動可能な昇降レール16と、モータによって昇降レール16を上下させる昇降機構(図示せず)が装備されている。
【0032】
上記の昇降レール16も、各レール2,6,17,18と同様に、Iビームを用いている。
【0033】
図1及び図2に示す搬送設備では、通常、トラバーサ装置1の切換レール6を台車通過位置Wに設定しておき、各物品搬送ループC,Dごとに、走行レール2と切換レール6で形成される無端状の搬送経路に、台車4を個別に自走させる。
【0034】
物品搬送ループC(あるいは物品搬送ループD)の台車4の保守作業を行なうときには、台車4を切換レール6で停止させた後、当該切換レール6を台車待機位置Xへ横行させる。
【0035】
更に、台車4を連絡レール17(あるいは連絡レール18)を介して台車授受位置Yに位置する昇降レール16に乗り入れたうえ、当該昇降レール16を台車着脱位置Zへ下降させる。
【0036】
また、台車4の保守作業が完了したときには、上記とは逆の手順で、台車4を台車待機位置Xに位置する切換レール6に乗り入れ、該切換レール6を台車通過位置Wへ移動させる。
【0037】
物品搬送ループCの台車4を物品搬送ループDへ移す際には、移設させるべき台車4を物品搬送ループCの切換レール6で停止させた後、該切換レール6を台車待機位置Xへ横行させ、更に、台車4を両連絡レール17,18の間に介在しているリフタ装置5の昇降レール16により物品搬送ループD側の連絡レール18へ自走させ、予め、台車待機位置Xへ横行させておいた物品搬送ループD側の切換レール6で停止させた後、当該切換レール6を物品搬送ループDの台車通過位置Wへ横行させる。
【0038】
物品搬送ループDの台車4を物品搬送ループCへ移設するときには、物品搬送ループDの切換レール6で停止させた台車4を、上記とは逆の手順で、台車待機位置Xへ横行させておいた物品搬送ループC側の切換レール6へ乗り入れる。
【0039】
このように、図1及び図2に示す搬送設備においては、一方の物品搬送ループCに付帯するトラバーサ装置1の切換レール6、連絡レール17、リフタ装置5の昇降レール16、連絡レール18、他方の物品搬送ループDに付帯するトラバーサ装置1の切換レール6によって、台車4が両物品搬送ループC,D間を相互に行き来できるので、両物品搬送ループC,Dで台車4を共有して、その数を適正化することが可能となり、物流量の変動や台車4の故障時に、応急の対処ができる。
【0040】
また、リフタ装置5の共用によって、設備費用の削減を図ることができる。
【0041】
なお、本発明の搬送設備は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0042】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の搬送設備によれば、所定の搬送経路の走行レールを自走可能な台車が、該搬送経路に付帯しているトラバーサ装置の切換レール及び連絡レールを介して、リフタ装置の昇降レールに乗り入れ、更に、他の搬送経路に付帯している連絡レール及びトラバーサ装置の切換レールを介して、該搬送経路の走行レールに乗り入れるので、複数の搬送経路の間で台車の移動が可能となり、リフタ装置の共有と、台車装備台数の削減により、設備費用の低減を図り得る、という優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の搬送設備の実施の形態の一例の概念図である。
【図2】図1に関連するトラバーサ装置、リフタ装置などの平面図である。
【図3】従来の搬送設備の一例の概念図である。
【図4】図3に関連するトラバーサ装置、リフタ装置などの平面図である。
【図5】図3に関連するトラバーサ装置、リフタ装置などの斜め下方からみた斜視図である。
【図6】図3に関連する台車及び荷台の側面図である。
【図7】図6に関連する台車の駆動ユニットの側面図である。
【図8】図6に関連する台車の駆動ユニットの平面図である。
【図9】図6に関連する台車の駆動ユニットの正面図である。
【図10】図6に関連する台車の従動ユニットの正面図である。
【符号の説明】
1 トラバーサ装置
2 走行レール
4 台車
5 リフタ装置
6 切換レール
16 昇降レール
17 連絡レール
18 連絡レール
C 物品搬送ループ(搬送経路)
D 物品搬送ループ(搬送経路)
W 台車通過位置
X 台車待機位置
Y 台車授受位置
Z 台車着脱位置
Claims (2)
- 台車通過位置及びその側方の台車待機位置の間を移動可能な切換レールを装備した2組のトラバーサ装置と、該トラバーサ装置ごとに1組ずつ設けられ且つ台車通過位置に移動した切換レールとともに搬送経路を形成する合計2組の走行レールと、前記トラバーサ装置ごとに1組ずつ設けられ且つ一端部が台車待機位置に移動した切換レールに連なる合計2組の連絡レールと、これらレールに案内されて自走し且つ物品を搭載可能な台車とを有し、前記の各レールを床面から離隔させた搬送設備において、二組の走行レールをそれぞれが独立した搬送経路を形成し且つトラバーサ装置ごとに設けられている各連絡レールが間隔を置いて同軸に向き合うように配置し、各連絡レールに同軸に連なる台車授受位置及びその下方の台車着脱位置の間を移動可能な昇降レールを装備した1組のリフタ装置を設けたことを特徴とする搬送設備。
- 各搬送経路で共用する複数の台車を備えた請求項1に記載の搬送設備。
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