JPH02304084A - 抗ウイルス性薬剤 - Google Patents

抗ウイルス性薬剤

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JPH02304084A
JPH02304084A JP2099445A JP9944590A JPH02304084A JP H02304084 A JPH02304084 A JP H02304084A JP 2099445 A JP2099445 A JP 2099445A JP 9944590 A JP9944590 A JP 9944590A JP H02304084 A JPH02304084 A JP H02304084A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は抗ウィルス性薬剤に関する。この薬剤は、脂肪
酸ヌクレオシドおよびヌクレオシド同族体誘導体、およ
びヌクレオシドまたはヌクレオシド同族体のヒドロキシ
ル基よりもむしろアミノ基に脂肪酸基を有する対応する
化合物である。
生体内および試験管内の両方で抗ウィルス作用を示す多
数の化合物、とりねりグルコシドまたはグルコシド同族
体構造を有する種々のプリンおよびピリミジン誘導体が
知られている。
例をあげれば下記のとおりである。
(本頁以下余白) NH□ 天然ヌクレオシドの同族体である、これら全ての化合物
は、使用に際して制限された作用範囲を有し、試験管内
においてさえも制限された範囲のウィルスにのみ作用す
る。これらの作用形態は主とじて−・つまたは他の段階
におけるウィルス自己複製(replication)
および集合(assembly)の妨害であり、この作
用をここでは自己複製妨害と云う。
これら薬剤は、ウィルスが細胞り(に存在するときはウ
ィルスを不活性化せず、かつ活性ウィルスの細胞から細
胞への伝搬にほとんど、または全く作用しない。
これに対して、特に内封されているウィルスを不活性化
し、伝搬を阻止することができる、異なる種類の薬剤が
ある。これら薬剤は長鎖状不飽和脂肪酸、およびエステ
ル、塩、アミドおよびグリセリドのような、これら酸の
誘導体を含む。これら薬剤の効能を、ここではウィルス
不活性化と云う。しかしながら、これら薬剤もまた、自
己複製に限られた禁止効果を示すにすぎない。
すなわちウィルス不活性化の主要な要素は、単にウィル
スを保護している外包の烈しい破壊の結果であると考え
られる。
本発明は、主としてAZT、 AHTおよびアシクロビ
イア誘導体に関して、しかしddC,ddA、 D4T
およびガンシクロビイア誘導体についても述べられた多
くの相異なる、しかし重複し、かつ相互に関連する態様
を有する。
最も広い意味において、本発明は、長鎖状でヌクレオシ
ドおよびヌクレオシド同族体の不飽和脂肪酸エステルま
たはアミド誘導体であり、脂肪酸アシル基がW/糖同族
体のヒドロキシルまたばアミノ基、またはヌクレオシド
またはヌクレオシド同族体のヘテロ環状基に直接結合し
ている新規な抗ウィルス性化合物を提供する。
脂肪酸はC:16以上であり、好ましくはポリ不飽和物
であり、好都合にはリルイル、γ−リルニルまたは天然
産n−9およびn−7系(C:16以上)またはn−6
およびn−3系(C:18以上)の他の不飽和長鎖状脂
肪酸アシル基である。
ヌクレオシド同族体の特定の例はAZTおよびAHT、
および八cvである。
本発明はその態様において、更に下記を提供する。
(i)抗ウィルス剤が上記のような化合物の形状で用い
られるウィルス性感染の治療において、体内におよび脂
質障壁を越えて、特に消化管からリンパ系へ、または細
胞外液から細胞内へ、または脳血液障壁を越えて、また
は局所用製剤の経皮的伝搬を、または薬剤効果を低下さ
せるグルクロン化または他の代謝変異の阻止のための抗
ウィルス作用を促進する方法。
(ii )上記のような目的のための薬剤の製造方法。
ここでこの薬剤は上記のような化合物単独で、または薬
学的に許容される希釈剤または担体を用いて製造される
本発明の第2の態様においては、ペントースヌクレオシ
ドの誘導体である化合物、またはペントースの代りに脂
環基を有し、この脂環基がペントースの5°の位置に相
当する位置にヒドロキシ置換炭素を有する同族体の誘導
体である化合物が提供される。
かかる誘導体はヌクレオシドの5゛位置または場合によ
っては同族体の相当するヒドロキシ置換炭素の位置にお
いて、上記した脂肪酸およびとりわけリノール酸、γ−
リルン酸、またはn−9およびn−7系(C:16以上
)およびn−6およびn−3系(C:18以上)の他の
不飽和長鎖状脂肪酸によって形成されたエステルである
特にこの態様においては、本発明はAZTまたはAHT
、またはACV、またはddA、 ddCまたはD4T
をかかる化合物の形状において提供する。
本発明はその態様において更に下記を提供する。
(i)自己複製禁止活性の損失なしで、」1記のような
促進または禁止によるウィルス感染を治療する方法。こ
こで抗ウィルス剤は5゛のような化合物または対応する
エステル誘導体の形状で用いられる。
(ii)かかる目的のための薬剤の製造方法。ここでか
かる薬剤は化合物単独で、または薬学的に許容される希
釈剤または担体を用いて製造される。
本発明の第3の態様においては、AZTおよび八IIT
、またはddA、 ddCまたはD4Tが、ヘルペスま
たは他のウィルス感染に対して活性な、上記した脂肪酸
および特にリノール酸、γ−リルン酸、またはn−6お
よびn−7系(C:16以上)およびn−6およびn−
3系(C:18以上)の他の不飽和長鎖状脂肪酸のエス
テル誘導体の形で提供される。
本発明はその態様において更に下記を提供ず(i)ヘル
ペスウィルス感染、特に単純性ヘルペスおよび帯状ヘル
ペス疱疹または他の鋭敏性ウィルス感染の治療方法。こ
こでは、ウィルス感染患者にAZTまたは^IITまた
はddA、ddcまたはD4T誘導体の有効量が投与さ
れる。
(ii)ヘルペスウィルス感染、特に単純性ヘルペスお
よび帯状ヘルペス疱疹または他鋭敏性ウィルス感染の治
療のための薬剤の製造。
ここではAZTまたはAHTまたはddA、ddCまた
はD 4 T 誘導体の単独が上記薬剤として、または
薬学的に許容される希釈剤または担体を用いて製造され
る。
本発明の第4の態様によれば、アシクロビイアまたはガ
ンシクロビイアが上記したような脂肪酸、再びとりわけ
リノール酸、γ−リルン酸、またはn−9およびn−7
系(C:16以上)およびn−6およびn−3系(C:
1B以上)の他の不飽和長鎖状脂肪酸の抗ウィルス性エ
ステルまたはアミドの形状で提供される。
この態様に関して本発明は更に下記を提供する。
(1)ウィルス感染の治療方法。この方法によれば、ウ
ィルス感染患者にアシクロビイアまたはガンアシクロビ
イア誘導体のような誘導体の有効量が投与される。
(11)ウィルス感染の治療のための薬剤の製造。
ここでは、アシクロビイアまたはガンアシクロビイア誘
導体のような誘導体が単独の薬剤として、または薬学的
に許容される希釈剤またば担体を用いて製造される。
(iii)上記のような治療方法、または薬剤の製造。
ここで感染が単純ヘルペスまたは帯状ヘルペスまたは他
の鋭敏性ウィルス感染である。
本発明の特異な態様は、また下記のように説明される。
(1)特定のヌクレオシド同族体抗ウィルス剤の特定の
誘導体、すなわち^ZTおよびAHTの上記n−9系等
の長鎖状不飽和脂肪酸によるエステル。
これらエステルは新規化合物であると思われるが、しか
し本発明は、AZTおよびAHTが不活性である、帯状
ヘルペスおよび単純性ヘルペスを含むヘルペスウィルス
に対する、これら化合物の適用をより詳細に述べる。従
ってこの態様においては、本発明は、これらエステルに
よるヘルペス感染の治療、またはかかる治療のための薬
剤の製造に関する。
(11)特定の抗ウィルス性ヌクレオシド同族体の特定
の誘導体。すなわち、上述したn−9系等の長鎖状不飽
和脂肪酸によるアシクロビイアのエステルまたはアミド
である。
GLA−アシクロビイアニスチルの式は、例えば下記の
とおりである。
1に こでAZTまたはAHTのペントース環は、環の1゛、
4°および5゛−炭素原子に対する当量で表わしである
GLA−アシクロビイアアミドはプリン核のアミノ置換
基にT−リルオイル基を有し、ジーGLへ−アシクロビ
イアは両方のアミン置換基にγ−リルオイル基を有する
これら化合物も新規化合物と信じられる。しかし本発明
はウィルス感染、特にヘルペスウィルス感染をこれら化
合物により治療すること、および上記エステルを含む、
治療のために使用する薬剤の製造にある。
議論 脂肪酸ヌクレオシド誘導体は母体ヌクレオシド化合物と
は著しく異なる物理化学的性質を有する。本発明のヌク
レオシド誘導体はクロロホルムへの高い絶対溶解度を有
し、親油性であり、かつ大きなりロロホルムー水分配係
数を有する(本文中の第3表および第4表参照)。
脂肪酸ヌクレオシド誘導体は、新規な物理的および生物
学的性質の結果としての−・つ以上の下記利点を有する
1、抗ウィルス性および自己複製禁止活性の組合せ。
2、異なるウィルスに対する拡大された自己複製禁止活
性。
3、皮膚を通して、そして細胞中への高められた浸透性
(局所的処方)。
4、改善された薬理効果速度(とりわけ経口およびi、
v、処方)。
これら利点を下記により詳細に論する。
ウィルスに対する二つの明確な作用形態を単一分子中に
組合せることができ、それが本発明の全ての化合物によ
って示されるとの観察は予期せざることであった。遊離
長鎖状不飽和脂肪酸が大抵の内封されたウィルスに対し
て抗ウィルス性であるが、トリグリセリドは抗ウィルス
性ではなく、従って明らかに成る種の化学結合がこのタ
イプの活性を妨害し、たとえばトリグリセリド形態にお
けるLAは脂肪酸成分の抗ウィルス活性を保持できない
GLAまたはLAのアシクロビイアエステJしくIIK
5および6)もまたこの活性に欠けるが、しかしAKs
 1.2.3.4.10.11、I2および13は全て
抗ウィルス性である。
本発明の化合物の第2の予期せざる性質は、これら化合
物をウィルス自己複製について試験管内試験で試験する
と母体ヌクレオシドの自己複製禁止活性を有することで
ある。多くの誘導体が5°−ヒドロキシエステルである
ので、このことは驚くべきことである。
AZTおよびACVについては、細胞内生物学的活性型
は5゛−ヒドロキシ位置がトリボスボリル化されている
ことが示されている。
AZTおよびACVば、ホスフェ−1〜基を欠いて試験
をすると、ウィルス性ポリメラーゼに対して不活性であ
る。
5°−置換化合物の作用の形態に関して二つの説明が可
能である。最もありうることは、薬物の膜透過性を高め
る目的に役立っている脂肪酸基が細胞質中に存在する種
々の酵素のいずれかによってヌクレオシドから急速に解
離することである。
脱アシル化された化合物は、次いで活性化合物を生成す
るのに必要なホスホリル化のための基体となるのである
より少ない可能性は、脂肪酸基が何らかの方法で脂肪酸
−ヌクレオシドにおけるホスホリル化の代理をして、開
裂およびホスホリル化なしで活性な化合物を生ずること
である。
抗ウィルス性スクリーニング作業の結果については後述
するが、最も顕著に明らかなことば“八KIO”および
“AKII” (ジ置換へCV化合物)がウィルスの不
活性化に、および自己複製禁止に極めて効果的なことで
ある。化合物AKIOの1■/2熔液はウィルスのl 
log(ずなわち90%)を不活性化し、1 log(
90%)によってウィルス自己複製を低下させる。
2、坑盈ヱLどス話41ゆ販人 更に予期せざる観察は、たとえばGLA−AZTがヘル
ペスウィルスの自己複製を禁止する性質を得たことであ
り、かかる性質はG]、八またはAZT個々については
見出されない(第5表参照)。このような抗ウィルス剤
の活性がヘルペスウィルスを含むまでに拡大されること
の正確な理由は不明であるが、細胞膜透過性が高められ
たことに起因すると思われる。
複合した同時併発的ウィルス感染がしばしば起こるので
、これを単一の活性化合物によって治療することが臨床
上有利であると思われる。
3、皮膚1」t」臥− ヘルペスウィルス感染の局所的治療は、このウィルスに
対して開発された最初の処方である。
しかしながら、全てのこれらの処方は、二つの理由から
現在に至るまで価値が制限されていた。
第1に、抗ウィルス剤が親油性でないので、皮膚を容易
には透過せず、従ってウィルス自己復製の側において治
療に必要な濃度を常に達成できない。この理由から、゛
′増進剤”として知られた薬剤(たとえば、ジメチルス
ルホキシドおよびプロピレングリコール)が経皮吸収を
改善するために添加された。
しかしながら、多くの“増進剤”は、長期間使用すると
局所毒性および刺激をもたらす。従って、ウィルスの自
己複製禁止に関する全ての潜在能力を有する抗ウィルス
剤の親油性誘導体が望まれている。
既知の局所治療によって得られた失望的結果の第2の理
由は、通常では病変が明らかになる以前に、前駆症段階
で、ウィルス自己複製が自然界の感染の過程で容易に起
こることである。
従って、ウィルス性ポリメラーゼにのみ作用するいずれ
の薬剤も病変が更に進むことを止めることはできない。
しかしながら、無傷のウィルスの包成構造を破壊しうる
抗ウィルス性々質を有する薬剤は、病変の進展を阻止し
、感染ウィルスが新しい部位に広がる機会を低減し、そ
(7て恐らくはその後の感染をもたらすであろう潜在的
ウィルスのその後の負荷を低下させる優れた効果を有す
ることが期待される。
本発明の化合物、とりわけAKslO311,12およ
び13は抗ウィルス性であり、かつ親油性であるので、
角質層の脂質マトリックスの透過性および細胞内への透
過性が効果的である。これら化合物は、水中への油エマ
ルジョンまたは油中への水エマルジゴンの油層中に存在
するであろうし、これによって、これら化合物の製造と
応用が単純化される。
4、東ヱ竹郊呆漣渡のU 脂肪酸ヌクレオシドの代謝と薬学的効果速度は母体ヌク
レオシドと比較して著しく変化する。
このことが治療上の効率をどのように高めるかのいくつ
かの例を下記に示す。
a、粂爪■数双 薬剤の脂質溶解性は吸収の基礎である。母体ヌクレオシ
ドのような極性化合物(脂質よりも水により容易に溶解
する〕にとって、非極性の脂質膜を拡散によって越える
ことば困難であり、従ってこの過程が律速となる。
脂質可溶性の薬剤は、胃腸管の障壁膜をより容易に通過
し、これら薬剤の生物学的有効性を増大する。
またこれら薬剤はリンパ系によって少なくとも一部分は
吸収される。
この後者のルートは、水溶性薬剤が門脈を経て吸収され
、従って一般的循環に至る以前に肝臓を経由することに
比較して肝臓を避けえる著しい利点を有する。
肝臓を経由する搬送中に出合う“第一搬送代謝”は不活
性代謝物を排出に導く薬剤変化の主要なルートである。
飽和脂肪酸は膜を通しての薬剤の搬送を高めることがで
きることが知られているが、これは長さが6〜12炭素
の短い鎖状分子にのみ有効であると信じられていた(た
とえば、“Drug Deliveryand Tar
getingSystem″、90.11.30〜89
.12.1゜Conference document
ation IBCTechnjca1Service
s Ltd、 Professor Y、W、 Chi
enの論説参照)。このデータから、本発明の長鎖状不
飽和脂肪酸は効果が劣り、短鎖状物はどには活性でない
ことが予測された。
b、血丘胸糊璧 多くのウィルス(HrVおよびいくつかのヘルペスウィ
ルスのような)は脳中に拡散し、脳炎や痴呆をもたらす
感染を起こす。治療上の臨界的要因は薬剤が血液脳障壁
を通過する能力である。
親水性薬剤は血液脳障壁を容易には通過せず、脳を髄液
中に低レベルでのみ検出されることが繰り返し観察され
た。
親油性薬剤は脳中の治療レベルにより容易に到達する。
このことは、本発明の化合物をj、ν。
ルートで与えたとき、時に顕著である。
C3代31−変化 ジドブジン(AZT)の15〜20%が尿中に未変化で
排出され、25%が肝のグルクロン化によって代謝され
て3゛−アジド−2゛−3”〜ジデオキシー5“−グル
クロニルザイミジン(不活性代謝物)を形成する。AK
 1 (GL八−AZT)およびAK 2 (LA−A
ZT)のような誘導体はこの5゛位置にエステル結合を
有するので、同様な経路では代謝されない。このことは
、有効な血液濃度を高め、同様な治療上の利益を達成す
るのにより少量の薬剤投与を可能にする。
より高い生物学的入手性と低減された代謝との組合せに
よって、個人間の薬学的速度における変化が低下し、よ
り少量の投与と毒性副作用の発生率の低下がもたらされ
る。
更に、抗ウィルス性薬剤ddcおよびddAのアミド誘
導体を製造しうる利点がある。これら側薬剤では、組み
入れられたエステルおよびアミド結合が親油性を増大し
、たとえ脂肪酸の一つが酵素代謝によって除去されても
、残った分子はなお親油性であり、上述した利点を保持
することができる。
ddAのアミド誘導体については、この結合が、ヒト血
漿にさらされたわずかの間に起こるアデノシンデアミナ
ーゼによる脱アミノによるddAのddl(ジデオキシ
イノシン)への変換を防止する更に特異な利点がある。
もしも脂肪酸−ddA誘導体がIIIVに感染した細胞
に入ることができれば、その誘導体ばdd^に変換され
、続いて活性なトリホスフェート型に変換される。
これと対照的に、d旧は結局は更に酵素変換されてdd
A l−リホスフェ−1・(細胞内の活性代謝物)が形
成される。
更に、より十分に活性であるためには、全ての抗ウィル
ス薬剤は細胞内および細胞外の区分の両方に存在しなけ
ればならない。細胞膜は脂質が豊富なので親水性化合物
よりも親油性化合物はより容易に細胞内に入ることがで
きる。
従って、本発明において明記された薬剤は、これらの母
体化合物よりもより容易に効果的な細胞内濃度を達成す
る。
青が11匡Ll指す坊」亥1)4辷び]共−給−源効果
的な不飽和脂肪酸は天然産n−7、n−9、n−6およ
びn−3系脂肪酸を含み、C:22までの構成員を下記
第1表に示す。
第1表 n−7n−9r+−6n−3 人体において、n−6およびn−3系は食餌必要物であ
り、従って、リノール酸(LA)およびα−リルン酸(
AI、A)は必須脂肪酸として要求される。n−7およ
びn−9系ば、バルミチン酸(16:O)およびステア
リン酸(18:O)から夫々、δ−9デサチユラーゼの
作用および他のデサチュラーゼの継続的作用によって内
因的に入手可能である。
パルミチン酸およびステアリン酸は食餌源または体内合
成で得られる。
n−7、n−9等命名法における二重結合の位置は、カ
ルボキシル基ではない端部またはオメガ端部から数え、
6C+(=CH−CHzJM、M=−1〜6のような鎖
中に存在する不飽和の数と共に18:1.22:3等の
用語で表わされる。
たとえば下記のとおりである。
(本頁以下余白) 第2表 一肚旦系秘夕l腫溝− I8:26−9.12(リノール酸) 18:36−6.9.12(r−リルン酸)20:36
−8.ICl3(ジホモ−γ−リルン酸)20:4 6
−5.8,11.14(アラキドン酸)22:4 6−
7、10.13.16(アドレン酸)22:56−4.
6,10,13.16土啄限l−肪皇。
]8:3 δ−9,12,15(α−リルン酸)18:
46−6.9,12.15 20:46−8.11,14.17 20:56−5.8.ICl4.17 22:56−7.10,13,16.1922:6 6
−4.6.10.13.16.19これら酸は相当する
ヘキサデカン酸、オクタデカン酸、エイコサン酸、また
はトコサン酸の誘導体として、たとえばδ−9,12−
オクタデカジエン酸またはδ−4,7,10,13,1
6,19−ドコサヘキサエン酸のように組織的に命名さ
れる。しかしながら18:2 n−6または22:6 
n−6のような対応する数字表示も便利である。
イニシャル、たとえばアラキドン酸に対してAA、22
:6 n−3(ドコサヘキサエン酸)に対してより組織
的にD’HA、または20:5 n−3(エイコサペン
タエン酸)に対してEPAもまた用いられる。しかし、
n−3およびn−6酸がたとえば22:5酸のように同
一鎖長で同一不飽和度が存在する場合には役に立たない
n−6系には多少なりとも一般的に使用されている慣用
名称を示した。
n−3系では、L8:3 n−3のみが通常使用されて
いる慣用名のα−リルン酸を有している。初期において
はγ−リルン酸よりも単にリルン酸が文献上で用いられ
、特により初期の文献ではα−酸が用いられた。
本発明に用いる脂肪酸は、それ自体知られている天然供
給源から導かれ、如何なる部分も化学合成によって導か
れたものではない。
3ま たとえば、0enothera binnis、BOr
aooffi−cinalisおよび幻1吐科の仲間の
ような植物の種子から得られた油は、しばしば18:3
 n−6が豊富である。Sp i r吋↓!−のような
藻および数匹1ere11」」Lおよび肺セ男世り杼P
のような成る種のカビ類からの油もまた、18:3 n
−6を含有する。20:4 n−6酸は卵の黄身に、成
る種の藻およびカビの脂質中に、および魚油および他の
海性油に、特に暖流産海性油に見出されている。
18:3 n−3油は植物油中に広く分布しており、一
方、18:4 n−3はRibes科の仲間の種子油中
に見出されている。20:5 n−3および22:6 
n−3酸は、しばしば海産油中に豊富に存在する。22
:4 n−6および22:5 n−6の天然供給源には
、屠殺場から得られた副腎(22:5 n−6)および
腎臓(22:4 n−6)が含まれる。
n−9脂肪酸のオレイン酸(18:1 n−9)は多く
の種類の植物油から、特にオリーブ油から得られ、パル
ミトオレイン酸(16:1 n−7)もまた多くの植物
油中に見出すことができる。
投与量 いずれの投与量単位中に存在する活性物質の絶対量も採
用された投与割合いと方法に適切な量を越えるべきでは
ないことが理解されるべきである。しかしながら、一方
において、望ましくは少ない投与数によって望ましい投
与割合いが達成されるような適切な量であるべきである
更に投与割合いは望ましい正確な薬理学的作用に依存す
る。
投与されるべき化合物の量は、分割投与において1日当
りI mg〜20g、好ましくは1日当り10mg〜4
g、より好ましくは1日当り50mg〜1gであり、投
与単位形状は、これら投与量またはその約数によって決
定されるのが便利である。
本発明の化合物は、経口、局所、経腸、非経口(静脈内
、脈管内、腹腔内、筋肉内または皮下)またはそれ自体
全て知られている、いずれかの他の適切なルートで、お
よびそれ自体知られている提供方法を用いて投与される
しかしながら既に本文中で論じたように、特定の投与形
態が有利である。すなわち化合物は、錠剤、たとえば胃
中での破壊を防止するための腸溶性被覆錠剤、硬質また
は軟質ゼラチンカプセル、シロップ、エマルジョン、溶
液、または経口または非経口投与に適切な他のいずれか
の形態で投与される。或いは、軟膏、クリーム、シャン
プー、ローションのような局所投与に適切ないずれかの
形態、または肛門または膣適用のためのペンサリーまた
は他の調剤、または棒状で投与される。局所投与の場合
には、活性化合物の濃度が0.001から20重量%、
好ましくは0.1〜10重量%、特に好ましくは1〜5
重量%になるように製剤が製造される。かかる製剤は、
せいぜい上記した1日当りの投与量を与えるように望ま
しくは用いられ、望ましくは、投与量範囲の下限、たと
えば20mg/日の投与量で用いられる。
(木頁以下余白) 合   成 〜3 GL八醋酸塩化物         AZTへ3 八に−1 操作: AZT (TV 0.280g) 1.05ミ
リモルを無水ピリジン3 mlに溶解し、この溶液にG
LA−酸塩化物(III 0.340g) 1.15ミ
リモルを加えた。
この溶液を0°Cで1時間攪拌し、次いで反応混合物が
蒸発し、乾固してシロップを与えるまで攪拌し、このシ
ロップをジクロロメタン(30mA)に溶解し、次いで
飽和重炭酸すトリウム溶液(20mR)で洗浄した。オ
レンジ色の層を分離し、真空で蒸発させた。粗オレンジ
色シロップを10gのシリカゲルカラムの上部に導入し
、りrhoホルムで、次いでCHCl5:MeO)+の
20:1.20:1.10:1混合物で溶出し、要求す
る生成物(V)を分離した。収率−391mg 、71
%。他の脂肪酸との唯一の差は相当する酸塩化物を用い
ることである。
(本頁以下余白) 実施例2.並V簑水丈不翅ンムーエI戦二ハ非T(’“
−バーK 3 ” )−1(方法A) GL八醋酸塩化物        AHT操作:クロマ
トグラフィに10%MeO11を必要とした以外は、G
LA−flZTと同様に操作した。表題化合物■の収率
70%。
GLA−AZTの場合のように、他の脂肪酸との唯一の
差ば相当する酸塩化物を使用することである。
実施例3.迅]互−f41V1、(方法B)AZT (
0,684g、2.58ミリモル、TLC−均質ゴム)
の無水ピリジン(10mR)溶液に攪拌下、GLA酸塩
化物(L200g、4.00ミリモル)を加えた。反応
混合物を乾燥窒素下、室温で6時間の間攪拌した。しか
る後に、TLC(1層クロマトグラフィ)は出発原料の
完全な消失を示し、ピリジンを減圧下に除去し、蒸発温
度を45°C以下に保持した。
得られた粗シロップをクロロホルム:ガソリン(ベトロ
ール)(2:1、容積対容積)混合物に熔解し、クロロ
ホルム:ガソリン(2:1)で予め平衡状態にしたシリ
カゲル(30g )のカラムに導入シタ。クロロホルl
、:ペトロール(2:1)で?容出して希望しない高い
Rf (最高のRfを与える)物質を除去した。AK−
1をクロロホルム:ベトロール(4:1)で溶出して無
色シロップとして得た。
収率57%(0,777、,1,47ミリモル)。
実施例4.屡−AZT(”−14ごつ この製造のための操作は全く上記と同様である。
使用量は下記のとおりである。AZT 0.723g、
2.70ミリモル。LA酸塩化物1.3g、4.36ミ
リモル。無水ピリジン10m!。収率54%(0,77
0g、1.458ミリモル)。
実施例5.GLA−八HT(”止りガ戸方法B)無水サ
イミジン(0,520,,2,319ミリモル、乾燥白
色粉末として)を無水ピリジン(10mR)に乾燥窒素
雰囲気下で溶解し、この溶液に攪拌下、室温でGLA酸
塩化物(0,900g、3.02ミリモル)を加えた。
攪拌を終夜続行した後に、TLCは出発原料の完全な消
失を示した。
ピリジンを真空中(45°C以下)で蒸発し、残留シ1
−1ツブをクロロホルムに溶解し、次いでシリカゲル(
30g)のカラムに適用した。クロロホルム:ベトロー
ル(4:1、容積:容積)で溶出し、次いでクロロホル
ムで、更にクロロホルム:工タノール(50:1)で溶
出して目的とする誘導体Δに−3を無色のTLC−均質
ゴムとして得た。収率51%(0,573g、 1.1
.8ミリモル)。
実施例6.伏−AHT(“AK4すこ の製造のための操作は上記と全く同様である。
使用量は下記のとおり。AHT O,643g、2.8
6ミリモル。LA酸塩化物1.20g、4.OOミリモ
ル。無水ピリジン10 ml、 、収率55%(0,7
65g、1.573ミリモル)。
実施例7.ジーGLA−ACV、−(”AKIO”) 
(、方法A)アシクロビイア(0,85g)をピリジン
(30mり中に攪拌下に懸濁し、γ−リルニルクロライ
ド(2,5g)を徐々にピリジン中に加えた。アシクロ
ビイアは、それ自体ピリジンに不溶であるが、徐々にγ
−リルニルエステルの形成につれて溶解する。この溶液
を終夜撹拌し、次いで飽和重炭酸すトリウム溶液中にそ
そいだ。この重炭酸ナトリウム溶液を150雁のクロロ
ホルムで2回抽出した。クロロホルム留分を無水硫酸す
1・リウムで乾燥し、次いで真空下、蒸発乾固した。
得られたゴム状物をヘキサノでシリカゲルカラム(20
0メツシユ)に適用し、ヘキ・す・ン/クロロホルムで
クロロホルム比率を増大さゼながらクロマ1グラフイ処
理した。蒸発後にジーT−リルニルーアシクロビイアを
得た。
他の脂肪酸との唯一の差ば、相当する酸塩化物、たとえ
ばEPA、LAまたはΔΔの塩化物を使用することであ
る。
(来夏以下余白) 実施例8.o−GL八−ACV、(八に5”)GLA酸
塩化物        アジクロビイアAK−5 アシクロヒイア(ACv、0.5g、 2.22ミリモ
ル、乾燥白色粉末として使用)を無水ピリジン(10m
l)に懸濁し、この混合物に攪拌、乾燥窒素雰囲気下で
GLA酸塩化物(0,788g、2.664ミリモル)
を加えた。反応混合物を室温下に終夜攪拌し、しかる後
にTLCは目的生成物への変換を示した。
ピリジンを真空下に除去し、得られたシロップをクロロ
ホルムに溶解した。この溶液をクロロホルム:エタノー
ル(30:1、容積:容積)で予め平衡状態にしたシリ
カゲル(30g)のカラ1、に導入した。クロロホルム
、次いでクロロホルム:エタノール(30: 1)、(
20:1)、最後に(15:]、)で溶出して目的物A
K−5をTLC均質半固体として得た。収率48%(0
,517g、1.065ミリモル)。
(来夏以下余白) 実施例9.と肋1−ACV、 (“八に硝−χリルオイ
ル酸塩化物      アシクロビイア〇 八に−に の製造のための操作は上記と全く同様である。使用量は
下記のとおりである。ACV 0.5g、2.22ミリ
モル。L醋酸塩化物0.77g、 2.58ミリモル。
無水ピリジン10 m110収率45%(0,487g
、 1.0ミリモル)。
実施例10.ジーG1、八−ACV、 (”八KIO”
)(方法B)アシクロビイア(ACV、0.5g、2.
22ミリモル、乾燥白色粉末として使用した)を無水ピ
リジン(10ml)中に懸濁した。この混合物を攪拌し
ながら乾燥窒素雰囲気でGLA酸塩化物(1,6g、5
.37ミリモル)および4−ジメヂルアミノピリジン(
0,061g、0.5ミリモル)を加えた。反応混合物
を終夜、室温下で攪拌したところ、TLCは目的物質へ
の変換を示した。ピリジンを真空下に除去し、残留シロ
ップをクロロポルムに溶解した。
この溶液を、予めクロロホルムで平衡状態にしたシリカ
ゲル(30g)のカラムに導入した。クロロホルム:ベ
トロール(3:1、容a: 容積)で、次いでクロロホ
ルムで溶出して目的生成物のAK−10をTLC均質シ
ロップとして得た。収率58%(0,962g、 1.
20ミリモル)。
実施例11.ジーLA−ACV、  ’AKII”)こ
の製造操作は上記と全く同様である。使用量は下記のと
おりである。ACV 0.5g、2.22ミリモル。冒
酸塩化物1.5g、5.1ミリモル。無水ピリジン10
m!。収率60%(1,001g、1 、332ミリモ
ル)。
〇 八に−10 〇 八に−10の試料(0,520g、 0.698ミリモ
ル)を無水メタノール(lOId)および無水ジオキサ
ン(2mR)中に溶解した(ジオキサンは原料物質の溶
解を助ける)。この溶液を0°Cに冷却し、Na0f+
熔液(オルトリッチから、30重量%) 0.25戚を
加えた。0°Cで15分間攪拌したところ、TLCは出
願物質の完全な消失と僅かに低いRf生成物の形成を示
した。Dowexイオン交換樹脂(2(1++j!、H
゛型)を加え、室温で更に10分間攪拌を続けた。Do
iyex樹脂を濾別し、メタノール洗浄し、濾液と洗浄
液を合併し真空中で蒸発して粗生成物を薄黄色ゴム状と
して得た。このゴムを最小量のクロロホルムに溶解して
シリカゲル(5g)のカラムにかけた。クロロホルム、
次いでクロロホルム:メタノール(20:1)で溶出し
て白色固体として目的生成物を得た。収率63%(0,
214g、 0.441ミリモル)。
(来夏以下余白) 実施例]、3. n−LA−ACV、 (”AK13”
Δに−11 U AK−13 この製造のための操作は上記と全く同様である。使用量
は以下のとおり。AK−110,786g。
1.100ミリモルおよびNaOMe溶液0.30m。
クロマトグラフィ後の八に−13の収率は61%(0,
326g。
0、ロアミリモル)であった。
実施例14. GL八−D4T、(“AK14”γGL
A酸塩化物          D4Tジデオキシ−ジ
デヒドロサイミジン(0,420g、1.910ミリモ
ル)の無水ピリジン(8d)溶液を0℃に冷却し、この
溶液にGLA酸塩化物(1,138g、3.818ミリ
モル)を加えた。この溶液を終夜、乾燥窒素雰囲気下で
攪拌したところ、TLCは原料物質の完全な消失を示し
た。ピリジンを真空で除去し、残留シロップをクロロボ
ルム:ベトロール(2:1)に溶解した。次いでこの溶
液を予めクロロホルム:ベトロール(2:1)で平衡状
態にしたシリカゲルC20g)のカラムに導入した。
クロロホルム:ベトロール(2:1)、(3:1)次い
で最後にクロロホルムで溶出して目的生成物をTLC均
質シロップとして得た。収率59%(0,542g、1
.13ミリモル)。
(木頁以下余白) 実施例15. LA−D4T、(”叩=yリルオイル塩
化物       D4Tこの製造のための操作は上記
と全く同様である。使用量は下記のとおりである。D4
T 0.380g、1 、727ミリモルおよびリルオ
イル塩化物(]、、033g、 3.45ミリモル)お
よび無水ピリジン(10mfl )。
クロマトグラフィ後の収率は53%(0,442g、0
.92ミリモル)であった。
異なる出発原料からの同様な方法による下記の製造例を
略記形式で示す。これら例では、GLAの誘導体のよう
なn−6糸誘導体以外はLA誘導体として示した。
またn−9、叶7およびト3系誘導体は全て、実施例1
〜15のように、明白に示したLAおよびGLAO代り
に目的とする酸の酸塩化物を用いて製造した。
実施例16. o−LA−ddCX”Nl、ビこの合成
操作はddeを使用する以外はAK2のそれに相当する
。リルオイル酸塩化物と5゛−ヒドロキシ基との以後の
反応を制限するために塩基のアミノの位置に通常の保護
基を初めに導入した。エステル結合の形成の後に、保護
基を除去して表題化合物(“0”は脂肪酸アシル基の5
°−ヒドロキシ基の酸素原子への付加を示ずすを得た。
実施例17. n−LA−dde、”Nl2二この製造
操作は再びAK2のそれに相当する。
しかしながらアミノ保護基は使用しなかった。
ピリミジン環のアミノ位置はヒドロキシ位置よりもより
活性なので最初に形成されるアシル化合物はn−LA−
dde (アミド結合、“n″は窒素原子への脂肪酸ア
シル基の付加、すなわちヘテロ環アミノ基の窒素原子へ
の付加を示す)。
実施例18.ジーLA−ddC1”Nl、3”この製造
操作は上記のとおりであるが、完全に置換を行なった。
二つの活性位置(ヒドロキシルおよびアミン)かりルオ
イル酸塩化物と反応した。
実施例19. o−LA−ddA、 ”Nl4”−この
製造のための操作は、基体塩基としてddAを用いた以
外はNLIのそれと同様である。
実施例20. n−4;A−ddA、、″NpHビーこ
の製造操作は基体塩基としてddAを用いた以外はNl
2のそれと同様である。
実施例21.ジー冒−ddへ、”NL6″この製造操作
は基体塩基としてddAを用いた以外はNL3のそれと
同様である。
実施例22. n−LA−DHPG、“NL7″この物
質の製造操作はアシクロビイアの代りにガンシクロビイ
アを用いた以外は八に13のそれと同様である。
初めの反応条件によってエステルおよびアミド結合の両
方がNL8製造特におけるように形成される。しかしな
がらエステル結合はアルカリ条件下の加水分解によって
、その後除去される。
実施例23. 、、LIJ :LA−DHPG、”NL
 8”(二つのエステル結合と一つのアミド結合)。
この物質の製造はAKIIの製造に相当する。
実施例24.虹2工上A−DHPG、 ”NL9”この
物質の製造はAK6の製造に相当する。
製剤の実施例。
以下の製剤実施例は本発明の治療的応用を説明するため
であるが、製剤の形態自体に関する限りは以下に述べる
ように慣用的なものである。
a、怠j」呂θと1ブー 活性成分        0.25g ソルビトール溶液     1.5g グリセロール      0.005g分散性セルロー
ス    0.005g安息香酸ナトリウム   0.
010mR水                5iソ
ルビトールおよびグリセロールを水の一部分と混合する
。安息香酸ナトリウムを水に熔解し、上記の大容積部に
加える。次いでセルロースおよび活性成分を加え分散さ
せた。容量を調整する。
5°u         ・3/坐生 薬性成分        250 Witepsol 1115の175を45°Cで溶融
し、活性成分を攪拌しながら、この溶融基質に加えた。
残りのWitepsol 1115を加え、攪拌して均
一に混合させた。得られた懸濁物の全てを250μmの
ステンレス鋼スクリーンを通し、38°C〜40°Cに
冷却してプラスチックの型に充填した。
生薬による投与は、グルクロン化や活性薬剤の損失をも
たらす他の過程が主として起こる門脈を経由して肝臓に
至る経路なしで血液流中に到達することができる。
活性成分          250 無水デキストロース     380 ジヤガイモ澱粉       363 ステアリン酸マグネシウム   7 上記成分を直接混合し、得られた混合物を直接圧縮して
ペッサリーを製造した。
d)、e)およびj)の配合のようなペッサリーは局所
製剤の例であり、本発明の誘導体の脂肪相溶性特性によ
って与えられる有利な経皮吸収性を示ず。
活性成分          5,0 グリセロール       2.0 セトステアリルアルコール             
    6.8ナトリウムラウリルリルフエート   
           0.8白色軟質パラフィン  
  12.5 液体パラフィン       5.0 クロロクレゾール      0.1 純水           too、o。
活性化合物を純水とグリセロールの混合物に溶解し、7
0°Cに加熱した。残る成分を共に70°Cに加熱した
。二つの部分を合体し、乳化させた。
混合物を冷却し、濾過して容器に入れた。
活性成分  12 白色軟質パラフィン     88 白色軟質パラフィンを60°Cで溶融した。活性成分を
加え分散させ、冷却し、折りたためる金属管中に充填し
た。
活性成分         250■ この組成物は、たとえば静脈内注射に有用である。
活性成分         100 ラクトース         235 澱粉     50 ポリビニルピロリドン    50 ステアリン酸マグネシウム  5 活性化合物をラクトースおよび澱粉と混合し、ポリビニ
ルピロリドンの溶液で湿式粒状化した。
乾燥し、ふるいにかけた後に、粒状物をステアリン酸マ
グネシウムと混練し、圧縮した。ごの配合物g)、h)
およびi)は、本発明の誘導体の脂質相溶性が、既に述
べた肝臓への直接通過を回避する利点を有する、リンパ
液中−・の直接一部分の取り込みをもたらす配合の例で
ある。
活性化合物         200 ラクトース          189ナトリウム澱粉
グリコレート8 ポリビニルピロリドン      6 ステアリン酸マグネシウム   2 活性化合物をラクトースおよびナトリウム澱粉グリコレ
ートと混合し、ポリビニルピロリドンの溶液で湿式粒状
化した。乾燥、フルイを通した後に粒状物をステアリン
酸マグネシウムとブレンドし、硬質ゼラチンカプセル中
に充填した。
活性成分          100 落花生油          500d活性成分を落花
生油に溶解し、軟質または硬質ゼラチンカプセル中に充
填した。
落花生油組成物は、たとえば眼ヘルペス感染に対して有
用である。
j9局邂囲I測バ玉狙 活性成分          0.5%プロピレングリ
コール   50.0%エタノール         
49.5%この配合物を用いる特定例は下記のとおりで
ある。
例(1) 300mgのGLA−AZTを含有する錠剤
単純ヘルペスまたは旧Vおよび関連するレトロウィルス
性感染に対して1〜2錠を4〜6時間毎に摂取する。
例(2)例(1)の錠剤をEPAまたばAZTのアラキ
トン酸誘導体を用いて製造した。
例(3) GLA−AZTを150mg含有する硬質ゼ
ラチンカプセル。
単純ヘルペスまたはレトロウィルス性感染に対して4〜
6時間毎に1〜2カプセルを摂取する。
例(4) 150mg/ 5 mlのGLA−AZTを
含有する経口投与用シロップ。
単純ヘルペスまたはレトロウィルス性感染に対して4〜
6時間毎に5 mlを摂取する。
例(5)3mRにGLA−AZT 200mgを含有す
る、経口投与用溶液または筋肉内または静脈内注射液。
単純ヘルペスまたはレトロウィルス性感染に対して4〜
6時間毎に摂取。静脈内注射は血液脳障壁を越えて脳組
織中に治療濃度を達成するのに好ましいルートである。
例(6)2重量%のGLA−AZTを含む、単純ヘルペ
スに対する局所投与用軟膏またはクリーム。
ヘルペス性病変になやむ患者に病変部位に1日当り1〜
5■/ ctBの割合いで1週間の間、適用する。3日
後に病変部大きさの顕著な縮少が見られた。
例(7)〜(18) GLA−八HT、またはLA−八
〇TまたはLA−AZTのいずれかを夫々、上記の量お
よび配合で個々に用いた。
更に製造実施例14〜21のddC,、ddAおよびD
4T誘導体、すなわち八に14および15およびNl、
1〜6の同一配合および用途にもとづく相当する製造方
法を選択した。
例(19) GLA−AZTの800mgを含有する硬
質ゼラチンカプセル。
ヘルペス性帯状疱疹に対して4〜6時間毎に1または2
カプセルを摂取する。
例(20)ジーGL^−アシクロビイアまたはo−GL
A−アシクロビイア(製造実施例7および8)の300
mgを含む錠剤。
ウィルス性感染に対して4〜6時間毎に1または2錠を
摂取する。製造実施例11のn−GLA−アシクロビイ
アを代りに用いることができる。
例(21)アシクロビイアの相当するLA、  EPΔ
またはアラキドン酸誘導体を用いて例(20)の錠剤を
製造した。
例(22) o−GLA−アジクロビイアまたは他の誘
導体の150mgを含む硬質ゼラチンカプセル。ウィル
ス感染に対して4〜6時間毎に1または2錠を摂取する
例(23) o−GLA−アシクロビイアまたは他の誘
導体の150mg/ 5 mlを含む経口投与用シロッ
プ。
ウィルス感染に対して4〜6時間毎に5 mlをtJ(
取する。
例(24)ウィルス感染に対する局所投与用軟膏または
クリームで、o−GLA−アジクロビイアまたは他の誘
導体の2重量%を含む。
例(25)〜(29) DIIPG(ガンシクロビイア
)誘導体を例(22)〜(24)に示したように夫々用
いた。
上記配合物(20)〜(29)が用いられたウィルス感
染症の中で、単純性ヘルペスおよび帯状疱疹ヘルペスに
対して用いた。
物理的性質 新規化合物の物理的性質のいくつかを下記のように測定
した。
第3表 AKI        GLA −AZT      
 >  99%八Kへ  2       LA   
−AZT       >99%八に3G+、八 −A
HT       >  98%八に4L八  −AH
T       >  99%AK   5     
  GLA−ACV       >99%AK61、
A−ACV       >99%且 7   へZT
(比較例)15%八K へ8   八iT(比較例)    4%AM  9 
   ACV(比較例)  く 1%AK  10  
     di−G[、A−八CV      >99
%AK  11       di−LA−ACV  
     >  99%(来夏以下余白) 第4表 AK5  0.028g#!  〉50g#2GLA 
−ACV AK 6  0.014g#2  > 50g#!A−
ACV 八K 9  1.590g/ (20,006g/ I
CV *純度98〜99%、安定化のためにエタノール1%含
有。
すでに論じたように、ACVそれ自体に比較して脂肪酸
−ACV化合物の極めて高められた、AZT/AHTに
よって示された数値に匹敵するクロ1コホルム溶解度は
、薬剤の薬学的効果速度にとって重要である。
親油性化合物は細胞膜を通過し、細胞質内で作用する。
通常、水溶性化合物は細胞膜を容易には通過せず、高い
細胞内濃度を達成するには特別の膜透過機構を必要とす
る。更に脂肪酸ヌクレオシド同族体誘導体それ自体の油
状性質は、製造、配合および抗ウィルス性配合物の応用
(特に局所的)を助ける。
効能試験 A、ウィル左部己複裂勿輩北ユ方ユ 1、ETC培地(Eagleの鉱質必須培地」−10%
トリプトースホスフェート肉汁+10%新生子牛血清)
を含むベトリ皿に幼ハムスターの腎臓細胞の一層を用意
した。
2、培養の後に培地をそそぎ出し、ベトリ皿に付着した
細胞層を残した。ウィルス、特にたとえばタイプT (
H5VI)の単純ヘルペスウィルスをETC培地に含む
溶液を次いで皿に添加し、1時間、継続的に揺り動かし
ながら培養し、ウィルスを一層の細胞に吸着させた。次
いで、ウィルス含有培地をそそぎ出して吸着されなかっ
たウィルスを除去し、新しい殺菌培地で2回洗浄した。
次いで新しい培地を各ペトリ皿に加えた。
3、更に24時間培養して、細胞に吸着されたウィルス
を細胞内で繁殖させた後に、培養物を処理して得られた
ウィルスの量を測定した。
最初にペトリ皿を一70°Cで冷凍し、解凍して細胞の
一層を破砕し、細胞を破壊した。
次いで培地および破砕した細胞をビジヨー(bijou
)瓶に移し、超音波処理によって細胞を完全に分解し、
細胞が含む全てのウィルス粒子を放出さ丑た。超音波処
理した培地を次いで新しい殺菌したHTC培地で希釈し
て当初のべI・す血流体の濃度を10−2.10−4.
10−6および10−1′とした。
4、希釈液中のウィルス粒子数(斑点形成単位)を測定
した。BIIK細胞の標準数(通常BxlO’)を希釈
溶液の2 ml、に加え、ゆるやかに振とうしながら注
意深く1時間培養した。
次いで細胞懸濁液に、Eagleの鉱質必須培地8 m
R+ 2%の新生子牛血清子カルボキシメチルセルロー
スを加えた。
この培地はゲル化性を有していてウィルスが培地中に分
散することを防止し、細胞の単一層に不連続な斑点の形
成を助長する。各希釈液からの培地を次いでペトリ皿に
分配し、2〜3日培養した。
5、形成された斑点数を次いで数えた。斑点形成単位(
pfus)の数として表わされた活性ウィルスの量は以
下のとおりである。培地をそそぎ出し、細胞単一層を1
0%ホルモル塩水を用いて固定し、希釈カルポール・ツ
クシンで染色した。各ペトリ皿の斑点を数えた。希釈度
にもとづき、初めの溶液中の斑点形成・ウィルス粒子の
数を計算した。
B、立不火久■不括且化−力広 1、 2X105pfu/mfを含むウィルス溶液をホ
スフェ−1・塩水緩衝液(Dulbecco’sA)で
調製した。
2、試験すべき化合物をDu I becco培地への
適切な希釈範囲で用意した。
3、ウィルス溶液と薬剤(化合物)溶液の等容積を混合
した。また、薬剤を含まないコントロール溶液を用いた
4、ウィルスと薬剤を適切な時間、この例では30分間
、培養した。
5、溶液中の活性ウィルス粒子数をΔ項の4および5の
ようにして測定した。
C9結渫、AZTおよびAHTA ZT単独では単純ヘルペスウィルスの自己複製または不
活性化に関して効果がないことが知られている。たとえ
ばR,de Klerk et al、 Bio−ch
emical Pharmacology、 29.1
849 (1980)参照。
同様なことが酎ITについても云える。
しかしながら本発明者らは、上述のようにして製造した
アルコール およびG1.A−AI(Tおよび相当するLA化合物の
単純ヘルペス、1型、Troisbel菌株に対する効
果を検討した。
!初の試験は、GLA−AZTまたばGL八へルニノ−
ルがウィルス自己複製を禁止するか否かの試験であり、
上述した方法を用いて行なった。GLAアルコールは全
く効果のないことが見出された。
GLA−AZTの効能を下記第5表に示す。この表にお
いて、数字は細胞→−自己複製過程(3)の末期におけ
る培地に存在するウィルス粒子の濃度pfu/mlであ
る。
第5表 、JLU導 L酉 0   0   9、OXl08 25 47.5X10−61.02X10日50 95
.0X10−’  < 1.OXIO”この数字は、A
ZT単独またはG1、へアルコール単独の場合と全く対
照的にGLA−AZTの化合物はウィルス自己複製を効
果的に禁止できることを証明している。
ごの新規化合物は、その構成成分のいずれもが有してい
ない性質、すなわちヘルペスウィルス自己複製を禁止で
きることを明らかにした。
同様な結果がAITまたは1、へ化合物を試験した場合
にも得られた。
第2の研究はGLA−AZTおよびCIAアルコールが
ヘルペスウィルスを不活性化するか否かの試験である。
結果を下記第6表に示す。この表において、数字は薬剤
の溶液と共にウィルスを30分培養した後に存在するウ
ィルス粒子の濃度である。
(来夏以下余白) 第6表 0   0   5.4X]O’ 5  18X10−63.0X103 10  36x10−62.2x10225  90X
10−’   < 1.0X]020   0   4
.5X10’ 5  9.5X10”’   2.7X10310  
19X10−’   < 1.0X10−225  4
8X10−’   < 1.0X102第6表の数字4
J: G L AアルコールおよびGLA−AZT共に
単純ヘルペスウィルスを不活性化することができるが、
GLA−AZTはより活性であることを証明している。
同様にLAはGLAおよびLA−AZTに匹敵する1〜
3μg7mlの濃度で活性であり、AHT誘導体に相当
する結果を有する。
他の抗ウィルス性脂肪酸も誘導体として用いたときに同
様の活性を保持することが期待される。
要約すれば、AZTおよびAHT単独では単純ヘルペス
ウィルスの不活性化または自己複製に効果がなく、GL
A単独およびLAのような他の酸はヘルペスウィルスの
不活性化にいくらか効果があるがウィルス自己複製の禁
止は完全に不可能である。
これに対して、AZT−G1.、ΔおよびAZT−LA
および相当するAHT誘導体のような化合物はヘルペス
ウィルスの不活性および自己複製の禁止の両方が可能で
ある。後者の効果は、特に、二つの薬剤の既知の別々の
効能からは予測できなかったことである。
D、mA智)IばL−搬−的利」斗 」二連した方法を用いて、ACVおよびその誘導体に関
して、およびAZTおよび旧11′に関して下記の第7
表にまとめた結果を得た。
第7表 拉狙唱制御淵定 +11Vウィルスに関する結果をPauwels ct
 alの方法(Journal of Virolog
ical Methods、 、2Q。
309−321 (1988))によって以下に示すよ
うに得た。
カー−状 MT−4細胞(2,5X10’/well)を旧V(1
00CCID)で感染させ、試験化合物(ウィルス感染
後に直ちに添加)の種々の濃度下の存在で培養した。
CO□培養器で37°Cで5日間の培養後に、生存能力
のある細胞数をMTT (テトラゾニウム)法で測定し
た。化合物の抗ウィルス活性および細胞毒性をEDS。
(有効投与量50%)およびCD5o (細胞毒性50
%)で夫々表わした。、SI(選択指数)はCD5o/
EDsoである。
請−一来 下記第8表および第9表に11T1、シーm、およびL
AV= 2110Dウィルスに関する結果を示す。
第8表 八K   1         6.0270    
    0.000754     7993AK 2
  9.4929  0.000365 26008八
に3        17.7480      >4
0              <1八に4     
   18.1641      >40      
        <IAK 5  17.2134  
〉40    < 1八に6        30.7
272      >40             
 <IAK 7  1.5368  0.000372
 4131八K   8       771.20 
        13.10           5
9八K   9       300.0550   
  >1000              <  1
八KIO4,4160>8             
 <1八に1113.0923>40<1 八K  14        10.26      
    0.076         134AK 1
5  16.50   0.064  256八K  
16(D4T)    44.41         
 0.077         574第9表

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、不飽和、好ましくはポリ不飽和のC:16またはよ
    り高級の脂肪族アシル基、とりわけリノレイル、γ−リ
    ノレニルまたはn−9およびn−7系(C:16以上)
    またはn−6およびn−3系(C:18以上)の不飽和
    長鎖状脂肪族アシル基が糖/糖同族体またはヌクレオシ
    ドまたはヌクレオシド同族体のヘテロ環部分のヒドロキ
    シまたはアミノ基に直接的に結合している抗ウィルス性
    薬剤。 2、脂肪族アシルAZTまたはAHTエステルである請
    求項1記載の薬剤。 3、脂肪族アシルアシクロビイアエステル、アミドまた
    はエステル/アミドである請求項1記載の薬剤。 4、脂肪族アシルddC、ddA、D4Tおよびガンシ
    クロビイア誘導体である請求項1記載の薬剤。 5、前記抗ウィルス薬剤を前記請求項1、2または3に
    よる化合物の形状で用い、体内の脂質障壁を越える、特
    に消化管からリンパ系への抗ウィルス薬剤の搬送、また
    は細胞外流体から細胞中への、または血流脳障壁を越え
    ての、または局所用製剤における経皮的搬送、またはウ
    ィルス性感染の治療におけるグルクロン化または薬剤効
    能を低下させる他の代謝変異の禁止を高める方法。 6、抗ウィルス薬剤を前記請求項4による化合物の形で
    用い、体内の脂質障壁を越える、特に消化管からリンパ
    系への抗ウィルス薬剤の搬送、または細胞外流体から細
    胞中への、または血流脳障壁を越えての、また局所用製
    剤における経皮的搬送、またはウィルス性感染の治療に
    おけるグルクロンまたは薬剤効能を低下させる他の代謝
    変異の禁止を高める方法。 7、前記請求項1、2または3による化合物が薬剤単独
    として、または薬学的に許容される希釈剤または担体を
    用いて製造される、前記請求項5に示した増強または禁
    止作用を有する、ウィルス性感染の治療に用いるための
    薬剤の製造方法。 8、前記請求項4による化合物が薬剤単独として、また
    は薬学的に許容される希釈剤または担体を用いて製造さ
    れる、前記請求項6に示した増強または禁止作用を有す
    る、ウィルス性感染の治療に用いる薬剤の製造方法。 9、誘導体がヌクレオシドの5’位置または場合によっ
    ては同族体のヒドロキシ置換炭素の、請求項1に示した
    脂肪酸で形成されるエステルである、ペントースヌクレ
    オシド誘導体、またはペントースの位置に脂環基を有し
    、該脂環基がペントースの5’位置に相当する位置にヒ
    ドロキシ置換炭素を有する該誘導体の同族体。 10、請求項9による脂肪族アシルAZTまたはAHT
    エステル。 11、請求項9による脂肪族アシルアシクロビイアエス
    テル、アミドまたはエステル/アミド。 12、請求項9による脂肪族アシルddC、ddA、D
    4Tおよびガンシクロビイア誘導体。 13、前記抗ウィルス薬剤が請求項9、10または11
    による化合物の形で用いられる、体内の脂質障壁を越え
    る、特に消化管からリンパ系への抗ウィルス性薬剤の搬
    送、または細胞外流体から細胞内への、または血液脳障
    壁を越えての、または局所用製剤における経皮的な搬送
    、またはウィルス性感染の治療におけるグルクロン化ま
    たは薬剤効能を低下させる他の代謝変異の禁止を高める
    方法。 14、抗ウィルス薬剤が請求項12による化合物の形状
    で用いられる体内の脂質障壁を越える、特に消化管から
    リンパ系への抗ウィルス性薬剤の搬送、または細胞外流
    体から細胞内への、または血液脳障壁を越えての、また
    は局所用製剤における経皮的な搬送、またはウィルス性
    感染の治療におけるグルクロン化または薬剤効能を低下
    させる他の代謝変異の禁止を高める方法。 15、請求項9、10または11による化合物が薬剤単
    独として、または薬学的に許容される希釈剤または担体
    を用いて製造される、自己複製禁止活性の損失なしで、
    請求項13における増強または禁止作用を有する、ウィ
    ルス性感染の治療に用いる薬剤の製造方法。 16、請求項12による化合物が該薬剤単独として、ま
    たは薬学的に許容される希釈剤または担体を用いて製造
    される、自己複製禁止活性の損失なしで、請求項14に
    おける増強または禁止作用を有する、ウィルス性感染の
    治療に用いる薬剤の製造方法。 17、請求項1に示したような脂肪酸によって形成され
    たエステル誘導体の形状であるヘルペスまたは他のウィ
    ルス性感染に対して活性なAZTおよびAHT、または
    ddC、ddAまたはD4T。 18、ウィルス感染患者に対して、請求項17によるA
    ZTまたはAHT、またはddC、ddAまたはD4T
    誘導体の有効量が投与されるヘルペスウィルス感染、特
    に単純ヘルペスおよびヘルペス帯状疱疹または他の鋭敏
    ウィルス感染の治療方法。 19、請求項17に示したようなAZTまたはAHT、
    またはddC、ddAまたはD4T誘導体が薬剤単独と
    して、または薬学的に許容される希釈剤または担体を用
    いて製造されるヘルペスウィルス感染、特に単独ヘルペ
    スおよびヘルペス帯状疱疹または他の鋭敏ウィルス感染
    の治療のための薬剤の製造方法。 20、請求項1に示したような脂肪酸の抗ウィルス性エ
    ステルまたはアミド誘導体の形状であるアシクロビイア
    またはガンシクロビイア。 21、ウィルス感染患者に対して、請求項20によるア
    シクロビイアまたはガンシクロビイア誘導体の有効量が
    投与されるウィルス感染の治療方法。 22、請求項20に示したようなアシクロビイアまたは
    ガンシクロビイア誘導体が薬剤単体としてまたは薬学的
    に許容される希釈剤または担体と共に製造されるウィル
    ス感染の治療のための薬剤の製造。 23、感染が単純ヘルペスまたはヘルペス帯状疱疹また
    は他の鋭敏ヘルペス感染である請求項21の方法または
    請求項22による薬剤の製造。
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