JPH02502096A - 抗ウイルス化合物、そのような化合物を含む組成物及び治療方法 - Google Patents

抗ウイルス化合物、そのような化合物を含む組成物及び治療方法

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JPH02502096A JP63508750A JP50875088A JPH02502096A JP H02502096 A JPH02502096 A JP H02502096A JP 63508750 A JP63508750 A JP 63508750A JP 50875088 A JP50875088 A JP 50875088A JP H02502096 A JPH02502096 A JP H02502096A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 抗ウィルス化合物、そのような化 金物を含む組成物及び治療方法 発明の分野 本発明は多数の病気、特に人間を含めて、哺乳動物のビールス感染によって引き 起こされる病気の症状の軽減に用いるための新規の化合物および組成物に関する 。本発明の組成物は活性成分としてフオスフォリビド屋の新規の誘導体を含みこ れは天然に生じるフォスフオリビド中には見出せない化学基が7オスフアチジル 残基に共有的に結合していることを特徴とする。本発明はまた治療に使うための 化合物および薬剤組成物および多数の病気、特にウィルス感染に関するものの治 療のための薬剤的方法に関する。
そのよ5な組成物の反復投薬は認めうる様子をもってウィルスを原因とする種々 の苦痛の症状を軽減しそして患者の安寧に明白な積極的効果を生じる。
哺乳動物における、そして特に人間におけるウィルス伝染は極めて広範囲におよ びそして化学療法の著しい進歩にもかかわらず、ウィルス疾患を治癒しまたはそ れによって苦痛を受ける患者の症状を軽減させるような特殊医薬の創造にはほと んど進歩が見られない。
ある種の疾患、例えば後天性免疫不全症候群(AIDS)、ヘルペス(Herp es )、サイトメガロビールス(Cyto−megalovi、rus )  (CMV )感染、およびインフルエンザは、中でも、カプセルに包まれたまた は膜で覆われたビールスは疾患状態に対しては責任を負うべきであるが、何等有 効な治癒または患者の状態の認めうる改良を作シ出す穴めの何等かの手段さえな いtまである。
本発明はカプセルで包まれたビールスの感染を減じるための新規化合物および組 成物に関する。
カプセルで包まれたビールスは通常の生物膜の特性を有する膜を含有する。これ らのビールスの膜は実質的にホスホリピド成分を含有する。これらの膜はそれと して、膜の内外にリビドを抽出しまたは合体させやすい。
囲われたリビツドを通してビールス感染を減じるためのほとんどの試みはリピツ ドの流動性の増加によって実施された。主な接近は膜のコレステロールの抽出で あった。可逆的方法で膜のコレステロールを抽出したときに小水泡性口内炎ビー ルス(VSV )が感染媒体を失なうことが判った。コレステロールを枯渇させ た腹中で増加した流動性はvsv Fc原の前進を減じさせることが提案された 。AL721 (卵脂質の混合物〕にヨル膜コレステロールの人間免疫不全に’ −ルス(HIV)抽出はT4によって誘導される白血病ラインの感染の広がフを 減じることが示された。これらの観察はエイズ忍者の治療に対するAL721の 適用を促しそしてそのような治療を受ける患者中のHIV滴定滴定濃度減量に対 して突発的特許権請求が行なわれた。リピッド可溶の保存用ブチル化ヒト、ロキ シトルエン(BHT ) O配合によるビールス膜の流動化は種々の包被ビール スを同様に不活性化することが判明した。リピツド溶斉り例えばホスホリパーゼ または洗剤による膜の流動化によって同様の結果が見出だされた。ステアリン酸 誘導体コントラカン(CONTRACANTM)、およびレシチンおよびリンレ シチンの類似物であるある種のエーテルホスホリビツドによってもビールスへの 直接の効果が観察すした。合成アシル−置換グリセロホスフェートエステルはこ れまでに抗ビールス剤として報告または提案されなかった。
合成アシル−置換グリセロホスフェートエステルを製造するために天然アシル置 換グリセロホスフェートとアルコールとの反応生成物で構成する新規組成物を提 供することが本発明の目的である。
本発明の化合物を製造するための新規合成方法を与えることはさらにまた本発明 の目的である。
本発明の合成化合物の有効量で構成する治療組成物を与えることは本発明のさら に付加した目的である。
カプセル化したビールス、特にHIVビールスによって感染された人間を治療す るための新規の治療方法を与えることもまた本発明の目的である。
発展するエイズの高い危険を犯して予防的に個人を治療する方法を与えることは 本発明のそれ以上の目的でちる。
発明の概要記述 本発明の化合物はビールス、特にHIVおよびヘルペスのようなカプセル化した ビールスの感染を減じ、そしてその結果ビールス感染状態のある種の症状を軽減 するための抗−ビールス剤として有用である。本発明の化合物は合成のアシル− 置換グリセロホスフェートエステルを製造するための天然のアシル−置換グリセ ロホスフェートとアルコールまたはチオールとの反応生成物で構成される。これ らの化合物はカプセル化ビールスの活性を減少させるのに有効である。本発明の 合成化合物はビールスのホスホリピッド腹中に包含されそして膜中に強力なそし て構造的変化を生じさせるように設計される。これらのビールス膜中の変化は長 時間示しそして合成化合物にさらしたビールスの活性および毒性を減じる能力が あることが期待される。
本発明の化合物は人間に苦痛を与えビールス感染と戦いそして症状または潜在的 治療の軽減に何等の手段もなければ残存する感染に抗する大きな可能性を提供す るのに有用でちる。本発明の化合物は天然に生じるホスホリパーゼには見出せな い置換基を有するホスホリパーゼをベースにしている。
本発明の化合物は次の一般式をベースにするニ−CC−0 (式中のR1およびR2は天然脂肪酸の脂肪族鎖でありそしてRXはカプセル化 ビールスの伝染性を減じるために有効な組成物を生じるタイプのアルコールまた にチオール基である。好ましくはHXはアルコール基である。
本発明の化合物はビールスカプセルのホスポリピッド区画中に配合されるように 設計される。このことはビールス膜のリビツド層の構造および強力さに変化を生 じるものと信じられこれは順にビールス表面の抗原の表現および活性にそしてビ ールス活性の調節に影響するであろう。
カプセル化ビールスは覗孔動物の細胞と異なシ、一般にリパーゼ酵素を欠く。こ のリパーゼ酵素活性の欠除は抗−ビールス治療に対する本発明のホスホリパーゼ の利用に必蚤な選択を与えるものと信じられる。ビールスによって感染した主役 細胞はホスホリパーゼの存在のため現発明の合成ホスホリビッドの影響を最少に することが可能である。主役絶絶のこれらのホスホリパーゼおよびその他のリパ ーゼは配合される合成ホスホリビツドを効率よく劣化させることができそして主 役細胞上に強いている何等かの膜の逸脱があれば直す。ビールスはこれらの酵素 を欠くので、それらは合成ホスホリパーゼを破壊することはできない。従って、 本発明の合成ホスホリビッドはビールスカプセル上に持続する有害な効果を及ぼ しそしてカプセルで包んだビールスの成長性および活性中に選択的減少を生じさ せる。
この理論的根拠に基づいて、独得の抗ビールス活性を与える多数の合成ホスホリ ビツドが提出される。本発明の合成化合物は実質的ホスホリビッド成分を有する カプセルに入った、例えば、中でも、HIV、ヘルペス、センダイ(5enda i )、サイトメガo (Cytomegalo)ビールス(、CMV ) 、 インフルエンザ、バラインフルエンデ、ニブスティン−パール(Epstein −Barr )ビールス(EBV )および小水泡性口内炎ビールス(VSV  )を有するビールスに抗して活性である。本発明はlた本発明の化合物’t1M 造するための方法にも関する。本発明の化合物を製造するための一方法において 合成に対する酵素による接近が与えられる。脂二の方法はある種のこれら組成物 の化学的合成に関する。
本発明はまた一つまたは一つ以上の本発明の化合物の有効量、場合によっては賦 形剤の存在においてまたは天然のホスホリパーゼまたはホスファタイド酸との混 合物で構成する治療上の組成物に関する。好ましい治療上の組成物は酵素的合成 を使って製造される練製反応生成物を含む。
本発明はまたビールス感染の高い危険を犯して予防的に人間を治療するための治 療的組成物の有効量の投与で構成するビールス感染の治療のための治療法にも関 する。
本発明の詳細な説 明 (式中のRlおよびR2は独立的に水素または天然脂肪酸のアシル残基でありセ してR)Cはカプセルに入ったビールスの活性を減じるために有効な化合物を生 じるタイプのアルコールまたはチオール残基である)。本発明の化合物に有用な アルコールまたはチオール残基は化学的に異種の基から選ばれそして他のものの 中でもサリチル酸、アセチルサリチル酸およびアセトアミノフェノンの類似体、 およびメナジオンのシフ塩基、酸素化したカテコール誘導体およびウビキノンを 含むピリジニウム基、フェニルま九はペンジル基を有する残基金倉むことができ る。
一般に、本発明の最も好ましい化合物にはRxが天然に生じる化合物から誘導さ れるが天然のアシルー置換クリセロホスフエトにエステル化されるときは合成の 非一天然ホスホリピツドを生じるものを含む。このタイプの化合物は毒性が少な くそして予防的抗一ビールス剤として使用されるように設計される。これらの好 ましい化合物中、Rl基は主体細胞のホスホリパーゼの作用の結果として裂かれ て生物学的に許容される副産物を生じるであろう。このように、これら化合物の 使用は毒性問題を最小になしそして、有利にも、ビタミンまたは治療的活性な化 合物のような有益な副産物を与えるであろう。
本発明は好ましくはHXが−(}−(A)2−R3の一般構造である化合物を含 む。本発明の好ましい化合物は従って一般式Iによって表わされる: 式中のRlおよびR2は独立的にHまたは天然脂肪酸のアシル残基であシ、但し RlおよびR2が共に水素とはならないことを条件とする〕; Aは一〇H2− 、メチレン基鎖、または領内の一つま九は一つ以上のメチレン 基が一〇−またはーS−によって置換されたメチレン基の鎖であシそして何れか 一つのメチレン基は場合によっては一つまたは二つのアルキル、アルコキシまた はアルキルチオ基によって置換され;2は炭素、酸素および硫黄原子の線状鎖内 の合計数が0から18までであるような整数であシ:またはー■ー〇〇−Rフ: (式中yはOから3までの整数であシ;各Bは独立的にハロ、アルキル、ヒドロ キシアルキル、アミノアルキル、−CH(NH2)−C!’!zOH −−CH (NHCH3)−CH.OH 、 ヒドロ*シル、カーホキシル、カーホキシア ミド、カーホキシアルキルアミド、カーボキシジアルキルアミド、アミノ、アル キルアミノ、ジアルキルアミノ、カーホキシアミノ、シアン、または二トロであ シ; CまたはDは−0であシそしてその他の基は水素または基Eの一つでらシ; 各Eの何れかは独立的にYftまたは一つの基PはY基であシそして他の2基は 環の5.6位置で縮合ベンゼン環を形成し; Gは0またはSであシ; R4 、 R5およびR6は独立的に水素またはアルキルでらシ; セしてR7はアルキル基である。
好ましくはRlおよびR2は共にアシル基である。
(入)2基は一〇H2−、−CH20H2−または一〇}!,CH2CH2−で 物ベンジルアルコール、サリシル酸、アセチルサリチル酸またはアセトフェノン から誘導することができる。
でおるときは窒素原子を経てまたは環式炭素原子t−Uて(A)2基に付着する 。水添したピリジニウム基が環式炭素原子を経てホスフェート基につながるとき は窒素原子はアルキル化されるであろう。ピリジニウム基を含有する化合物は主 細胞中で二ンドジニアスニコテンアミドリダクターゼによって、ピリジニウム基 の構造に応じて還元され、そして還元された形と平衡状態で存在するでおろう。
窒素原子は窒素原子のアルキル化によシまたはそれがプロトン化によって正の帯 電を有することを確かめることが望ましい●である本発明の化合物は天然のホス ホリパーゼ、ホスファチデルエタノールアミンをキノンと反応させてシッフ塩基 を形成することによって誘導できる。好ましくはキノンは、他のものの中でもカ テコール、カテコールアミン、L−ドーパ、エピネピリン、ルビネフイリンまた はメナジオンから誘導される。
本発明はまた本発明の製造方法も与える。
工程は一般式田 の化合物を一般式I JO−(A)z−R” 1 とエステル化触媒の存在で反応させることで構成する。
(式中のR1、R2、R3、Aおよび2は上記で定義した通りでちりセしてJは 水素または残留基でちる)。
エステル化触媒はカプリング剤でよく、これは活性化ホスフェート種を生じるよ うに設計されこれはジシクロヘキシル−カーポジイミドまたはその誘導体または ホスホリパーゼのような一般式1の化合物をホスホリル化することができる。ホ スホリパーゼは好ましくはキャベジ葉から誘導することができる。2つの一般的 方法、1つは化学的、1つは酵素的か従って用いられる。
化学的および酵素的方法において反応を完結させそして水からの争いを減じるた めに一般式Iの化合物は高濃度でそして一般弐■の化合物と比較して過大モルで 与えることが好ましい。
いずれにしても、ホスファタイド酸のつり合いのとれたものが得られると思われ る。これは希望する製品から分離され、または本発明の治療用組成物のキャリア ーとして配合することができる。
酵素反応の粗反応生成物は天然のホスホリパーゼ、合成ホスホリパーゼおよびホ スファタイド酸を含有する。この混合物の利点はそれが粗製フオームで利用でき ること、天然ホスホリパーゼおよびホスファタイド酸は粗製混合物中の賦形剤と して役立つことである。
別法として、本発明の化合物はシリカデル上での純化によって分けることができ る。
この発明の化合物で、R3が次式のものは、S 一般式■の化合物を 一般式Vの化合物と反応させることによシ生成される。
一般式Vにおいて、R1からR6まで、A、Z、及びGは前述の定義のとおシで あシ、WはOから5の整数であり好ましくは1である。
この発明の化合物で、R3が次式のものは、前述の定義の一般式■の化合物上一 般式■の化合物と反応させることによシ生成される。
一般式■において、C,D、Eおよびyは前述の定義のとおシである。
発明の詳細な説明及び特許請求の範囲の記載七通じて、「アルキル」との用語は 単独又は他の基の一部として使用されるときは1から6個の炭素原子を有する、 直鎖又は分枝状アルキル基をいう。
本発明はまた、本発明による化合物を活性成分として有効量含む、ウィルス感染 の又はウィルス感染で罹病する虞れが高い患者の治療用の医薬組成物を含む。
好ましくは、活性成分は医薬的に許容される担体との混合剤の形に調剤される。
医薬組成物は、好ましくは経口投与できる形である。非経口投与される又は坐薬 の形の組成物も本発明が意図するものである。
本発明の医薬組成物を調製するには、1またはそれ以上の本発明の化合物を通常 の医薬化合物技術によシ、医薬的に許容される担体と好ましくは完全に調合され る。この担体は、例えばg口又は、筋肉、静脈内等の非経口投与に望まれる調製 形態の別に依存する広範囲の種類の形を取、シ得る。経口投薬の形の組成物の調 製では通常のどのような医薬媒剤でも使用できる。即ち、懸濁液、エリキシル及 び溶液のような液体経口剤調製では、水、グリ;−ル、油、アルコール、味付は 剤、防腐剤、着色剤等を含む添加物と適切な担体である。
粉末、カプセル、錠剤のような固体経口剤調製及び坐薬のような固体薬剤調製で は、逼切な担体及び澱粉、砂糖、希釈液、粒化剤、潤滑剤、結合剤、粉砕剤等の ような添加物である、もし希望でおれば、錠剤又はカプセルは、標準的な技術で 砂糖−又は腸溶性−被覆されている。本発明の組成物は又特にヘルペスの治療の ためには局所的に投与される。局所用調剤には、軟膏、クリーム素剤等が含まれ よう。
非経口剤用には、担体は、他の分散剤のような成分も含まれようが、通常滅菌水 又は塩化ナトリウム水溶液を含む。勿論、滅菌水が吊いられ滅菌状態が保持され るものについては組成物及び担体も滅菌される。注射できる懸濁物も又調製され 、この場合適切な液体担体、憇濁剤等が使用される。
本発明の治療投与量の医薬組成物は、一般にai。
から500■の活性成分全含有する。好ましくは約100から500■の活性成 分が投与される。勿論、異った濃度、量も投与の経路の違いに応じて使用される 。
好ましくは、組成物はさらに希釈剤として天然の燐脂質又はホスファチジン酸を 含み、後者は化学又は酵素の合成法の副生物として存在するかも知れない。活性 成分と天然燐脂質又はホスファチジン酸との比は、ホスホリパーゼ酵素の基質適 応能力に応じて大きく変動する。一般にこの比は約1=99から約9=1の範囲 である。
本発明の組成物は、さらに免疫刺激剤を含むと好都合である。適切な免疫刺激剤 には、チムリン、チモシンα1、テモシンβ4、テモボイエテン及びチモペンチ ンが含まれる。免疫刺激剤の使用は、治療される病気が患者の免疫系に抑制効果 を与える場合に、特に有利である。免疫刺激剤を含有する組成物は、ウィルスを 攻撃し患者の免疫系を刺激して感染症と闘い、このため患者がウィルス感染から 回復している間二次感染が彼を打ち負かすことはない。したがってこれらの組成 物は特にHIVに感染している患者の治療に有用である。
本発明の化合物および組成物は哺乳動物、特にヒトのウィルス感染の治療に用い るととができる。これは特にエンベロープウィルスによる感染の治療に用いらレ ル。か\るエンベロープウィルスとしてはHIV 、センタイ、CMV 、ヘル ペス、EBV>よびvSvがあげられる。本化合物は1日に3回まで100〜5 00■の用量で投与するのが一般的である。本化合物は経口投与するのが望lし いが、非経口、局所もしくは坐剤としても投与できる。ヘルペス感染治療には局 所製剤が特に望ましい。
本化合物はまた感染防止に、またはウィルス感染に関連した臨床症状があられれ るのを防止するために予防的に用いることもできる。而して、本発明はまた本発 明の化合物をウィルス感染を軽減もしくは阻止するのに有効な量でそのような治 [−必要とする患者に投与することからなる、エンベロープウィルス起因のウィ ルス感染の治療および予防方法を包含する。
本発明の予防的処置においては、Bxホスフェート置換体がそれ自体宿主に無毒 である化合物でおるのが望ましい。従って、予防処置に用いる組成物は、ビタミ ンまたはビタミン誘導体、あるいは生理学的に耐容性の副生成物の誘導体または 宿主の生理学的経路の天然の基質であるRXホスフェート置換体を含有すること が望ましい。
本発明は単なる例示として以下の例において述べられる。これらの例は本発明を 限定するものではなく、本発明の精神および範囲からはなれることなく修正が可 能であることは当業者によシ理解されるでおろう。
1、モノ−およびシーアシルグリセロホスフェートにおけるホスフェート基のエ ステル化 一般に、本発明の化合物は二つの異る方法によジホスフェート基をエステル化す ることにより合成することができる。両方法において、天然のホスホリピドのホ スフェート基でエステル化されるべきアルコール(R” ) ’t−まず合成す る。エステル化アルコールが合成さnる。これは酵素的にもしくは化学的にホス フェートにエステル化される。
酵素法では、サボイ(5avoy )キャベツから単離したホスホリパーゼD酵 素を含有する緩衝水溶液中でそのアルコールをエステル化する。酵素エステル化 は反応が完了するまで進行する。EibelおよびKovatchev。
[Methods in EnzyrDology 、 7 ’l、632 ( 1981月による方法に従うのが一般的でちる。反応はp)15.6で0.1  M Na0AcおよびCaC22′!−含む緩衝水溶液中〒行う。
そのアルコールを#累の存在下に置き、ホスホリピド混合ジエチルエーテルの等 容重合物を加えるのが一般的である(10〜iooIIIgのホスホリピド71 μのジエチルエーテル)。ホスホリピドは市販のものでもよいし、鶏卵黄からB lighおよびDyer s 「CanadianJournal of Bi ology and Physiology、37、911(1959)Jの方 法によシリビドを抽出し、次いで有機溶媒を蒸発させ、アセトンでホスホリピド に沈JRさせることにより得ることもできる。次いで、ホスホリピドをジエチル エーテルと混合し、酵素系に加える。
反応混合物を37−40℃の温度で還流する。反応は螢光シリカゾル薄層クロマ トグラフィー(クロロホルム−メタノール−水、65−25−4 v/v )で 7オローする。反応生成物はアシルグリセロホスフェートの重量を基準に約15 チと40チとの間にちる。次いで、反応混合物をとり、乾燥させ、粗混合物とし て用いる力へまたは別に分離用薄層クロマトグラフィーで精製することもできる 。
化学法では、アシルグリセロホスフェ−)tカップリング剤、望ましくはDCC の存在下でアルコールでエステル化して生成物を得る。アシルグリセロホスフェ ート(ホスファチジン酸類似体)はシグマケミカル社(ミズーリ州セントルイス )から購入してもよいし、あるいは他の生化学試薬メーカーからも入手できる。
また、これはホスホリピド混合物(卵黄からホスホリピドの抽出により上記のよ うに得られる〕をホスホリパーゼで脱リン酸化することによシ得ることもできる 。
一般に、アシルグリセロホスフェートはジメチルホルムアミド(DMF )中僅 かにモル過剰のDCCの存在下に活性化される。活性化後(通常約10分後)、 僅かに過剰のアルコールを加えてエステル化を行う。反応はシリカゲル螢光TL Cによシ、または反応中に生成するジシクロへキシルウレアを濾過し、重tt− 計ることによシフォローされる。反応終了後、水を加え、混合物を減圧下に蒸発 乾燥させる。次いで、混合物を凍結乾燥して(2Xi0011!Z)、過剰の溶 媒を除する。
エステル化アルコールは当業者周知の化学反応の一化アルコールの合成を示す以 下の例は慣行法の代表例である。
その他のアシルグリセロホスフェートニステルハ天然のホスホリピド、たとえば ホスファチジルエタノールアミン〔ここで、Hz基は反応性部分、たとえばアミ ンまたは水酸基(これはさらに最終生成物に誘導される)を含有する〕から誘導 することにょシ化学的に合成することができる。
上記の一般的化学法および酵素法に基づくアシルグリセロホスフェートエステル の合成を以下に述べる。
例 1 ニコチンアミドを過剰の2−クロルエタノールニ溶解した。反応混合物を加熱し 、8時間還流させた。この熱溶液を95%熱エタノールに注加し、冷却により溶 液から2−ヒト四キシエテル1−ニコチンアミドクロライド(HEN )が晶出 した。酵素的トランスホスファチジル化反応に対して、合理的な収率ヲ得るため に純粋なHENが必要でるる、 HENは95チエタノールから再結して精製す ることができる。
1Nをホスファチジル類縁体P−mNに酵素的トランスホスファチジル化するの は、上記したアイペルとコバチェフの一般方法を使って行なう。反応混合物を還 流下加熱し、フローレッセンシリカゲルのTLC(クロロホルム/メタノール/ 水65−25−4v/v。
Rf約0.4)によシ、生成物P −HENを単離する。反応により約20 %  !’ −HEN 1(含有する生成物の混合体を得る。純粋のP−HENは分 取TLCよシ得ることができる。別法として、上記一般合成法によりDCCの存 在下アシル−置換グリセロホスフェートをHEN トエステル化してP −HE N g製造することができる。
上記の酵素法を使うP −HENの合成によシ、ベンジルアルコールの存在下レ シチンのトランスホスファチジル化によシこの化合物を合成した。別法では、一 般的DCCカップリング法も使うことができる。
例 3 4−N−7セチルホスフアテジルエタノールアミンホスフアテジルエタノールア ミンを過剰の無水酢酸に溶解し、水の不存在下最大2時間まで攪拌した。反応混 合物に水を加え、更に1時間攪拌すふ。ついで混合物を数回(95%エタノール )蒸発させ、凍結乾燥(2X)L、、過剰の酢WIを除く。
例 4 N−(1,i−ジメチル−3−オキシブチルホスファホスファチジルエタノール アミン(Pg ) (メイコー化学会社、エルサレム、イスラエル)を窒素封入 の過剰メシチルオキシドに溶解し、暗中で1週間3置し九(浴温度40℃)。D MOB−PE (D製造後、TLC(CHCL3−メタノ−/’ −H2O65 −25−4V/V )によシ反応t−確認した。
例 5 等モル量のPRとメナジオン(各10 mM ) tクロロホルムに混合した。
生成シップ塩基は赤色の発現によ部分った。1時間後反応が完了した。過剰の溶 媒をとばしてPK−M t−得た。
例 6 化合物P −HEN ’A−含有する医薬組成物は、−p −HEN%その他の 天然ホスホリピドおよび酵素法により得たホスファチジル駿の無菌混合物を無菌 水に分散させてつくった。F −)IEN /ホスホリビツド混合物を蒸発乾固 し、無菌水を加え、po1ytronPカイネマチック社、スイス)によシ5分 間ホモジナイズし、混合物を分散させた。生成した分散液を無菌水で稀釈し、各 5−試料中P−巳N100#を含有する経口受容組成物を得た。
例7−11 P−BA%A−PIC%DMOB−PEおよびPE−M t−含有する医薬組成 物は、有効量の合成ホスホリピドと賦形剤を混合配合してつくシ、錠剤、粉末又 は生薬の形に製剤化した。別法には、無菌サスペンションは例6の方法に従って つくることができる。
■、抗ウィルス試験 例12 DMOB−PE%PE−M%P−HENおよびP−BAのパラインフルエンデウ イルスに及ぼす効果 新規化合物の有効性は、受精卵に生育させたパラインフルエンデウィルスに対し て試験した(ヘイウッド、ジエイ、ジャーナル・オプ・モレキエラー・バイオロ ジイ、83.427(1974)の方法によシ測定)。
力価10’ −10’のウィルスは4種の化合物の1つ10μg71!11又は 100μg/μの存在下37℃で2時間培養した。ウィルスと抗ウィルス化合物 の混合体を最終濃度10″″?まで稀釈し、ついで各稀釈物につき5〜6個の卵 を使って、9日令受精卵に注入し、37’Cで48時間培養した。培養後、卵の 羊液1滴をミラーガラスにおき、2チ洗浄雌鶏赤血球と混合した。赤血球凝集反 応が発現することは卵中にウィルスが存在すること金示した。LD50はその結 果から計算した。次の表1はその結果を示す。ウィルス濃度は−(検出不能〕か ら←←(対照条件下で生育させたウィルスによシ生成した赤血球凝集反応を示す 〕までの範囲である。
DMOB−PE 10014AIl −)−)−+ −−PE−MIOμ9An t −)−)−)−+ −−PR−M 100μg層 +−−− P−三N 1014All ← ± −−P−HEN 100μg沼 −−m− P−EA 100μg2位 十 −m一対照(ビールスのみ〕 ÷H→ モH→  モH+ ←H→P−HENはベシキュラー ストマテイテイス ビールス(V SV )、5andaiビールス及びヒト免疫不全ビールス(HIV )につい てさらに検定された。vSvはモアー (Moore )らの方法(J、Vir ol、 27 320s1978)に従って検定された。5endaiビールス は実施例7におけるパラインフルエンデについて記載された方法に従って評価さ れた。HIVは次の方法に従って評価された。P−HENの一連の稀釈物はCE M−I(IV上澄液から得られたHIV −iストックの1:10稀釈物を使用 して2時間37℃で予備定温放置された。MT4細胞(ヒ)T4白血症細胞系) はN当!53X105の最終濃度に添加された。各3又は4日毎に、細胞懸濁液 は計数され、そしてミないし4倍に稀釈して細胞濃度を始めのレベルに調整して 戻された。HIVの滴定濃度は6−10・日に7ンシテウムの出現、次いで細胞 の死滅をスコアすることによシ評価された。
このセットのテストの結果は表2にまとめられている。
表 2 数種のエンベロープビールスに対するP−HENの効果204Atrt O12 3 50μfi、偶 0 3 4 200 A紳 0 2 to 0 4 to Q500μ9At 0 2 to  3 5 to 0I!L:カルチャー9108後ビールスの検出ナシb=ビー ルス水準が減少した大きさのオーダーの数実施例7において記載されているよう に、5endaiビールスについての種々の濃度でP−I(EN、 DMOB− PEおよびA−PKをさらに評価した。評価の結果は下の表3に示されている。
活性は対照と比較してのビールス滴定濃度の減少を反映するパーセンテージとし て示される。
p−mN1−200μ、9,4 70チからビールス無検出までの活性の範囲。
1つのサンプル(10μg漬) のみがビールス滴定濃度の 90%以下の減少。
DMOB−P]Ic 100μg/2+It iooチ(ビールス無検出)50 μm!All 90〜93係の範囲10μ1A11t 75〜99チの範囲1μ ルn 10チより少 A−PE 100μみ諏 100チ(ビールス無検出)50μ&AILt 90 〜99チの範囲10μy、鼎 75〜95チの範囲 1μS声 約50% 例15 HIVについてのP−HENの抗ビールス作用の生体内研究H工vについてのP −nNの抗ビールス作用を調べるために生体内でP−HENが検定された。研究 において用いられた検定はシンシテウムの形成または成る場合においては逆転写 酵素活性により測定されたものとしてMT4細胞系(T4タイプの白血症細胞系 )の感染度であった。P−HENは乳濁液として細胞に加えられた、乳濁液はP −HENの溶液を凍結乾燥または蒸発乾燥させ、そして次にガラス管中5ダ/m tまたは10ダ/ゴになるまで蛋白質の存在しないRPMI溶液を加えることに よシつくられた。その混合物は5分間音波振動(soni−cation )後 乳濁液を生じた。音波振動化(sonicated)標準乳濁液を順次希釈する ことによp種々の濃度でP−)IBNを感染細胞にP−匹Nを感染細胞に加えた 。
105〜166感染単位の滴定濃度でのHIV −1ビールス(FM−HIV− 上澄液から得られたHIVビールスの10倍希釈)を50μル1.100μ&/ I−j、200μEl/litおよび500μg/aの濃度でのP−HENの存 在下に37℃で2時間予備定色放置した。定温放置後、5X105細胞/aの最 終濃度でMT4細胞を加えた。
各3日または4日、細胞懸濁液を計数しそして細胞濃度を調節するために3倍ま たは4倍に希釈した。HIVで感染したMT4細胞中に5〜7 B、後細胞カル テニア中にシンシテウムが表われた・。
HIV −1に対するP −HENの抗ビールス活性および宿主細胞に対するP  −HENの相対的毒性を調べるために3種の一般的タイブのksを行なった。
試験1および2において、P −HENの単一投与での抗ビールス作用および毒 性作用’t−!!1べた。試験1および2において細胞の1部分を洗浄してP  −nNおよびarv −1の乳濁液t−除去した。洗浄されなかった細胞におい て、元の乳濁液からのP −HENおよびHIVは通常の細胞希釈の結果として 希釈され九。試験1において細胞の分離および洗浄は4日目に起りそして試験2 において分難および洗浄は2日目に起った。
試験3において異なる回数でP −HENを加えることの効果を調べた。試験3 において予備定温放置(感染前1時間または2時間)においてP −HEN ’ i細胞に加えそして感染後種々の回数でP −)111eN ’i細胞に加えた 。
HIVの生存度および感染度をシンシテウム形成及び逆転写酵素活性によシ調べ た。要するに、逆転写酵素活性は合成鋳型プライマーおよびインビボ三重水素放 射性同位元素標識化基材上用いて検定された。ビールスの倉は反応の終シに放射 性同位元素標識された沈殿物質の量によシ測定された。逆転写酵素検定はMT4 細胞がHIV ’i生成しつつあったことを、シンシテウムの不存在下に測定す るために用いられた。
本明細書に添付されている表4〜表6は行なわれた3種の異なる試験の結果を表 わす。シンシチウム形成は+または一記号として表わされそして(シンシチウム の形成がない)−から(最大シンシテウム形成の〕→までの範囲にわ÷る。逆転 写酵素検定のパーフオマンスはRTにより示される。逆転写酵素検定の結果は逆 転写酵素活性の存在に応じてRT+またはRT−として表わされる。細胞生存度 の不存在が、細胞生存度の自然な終りであることが理解されるかあるいはP−H ENの毒性であることが理解されるかに応じて細胞生存度の不存在ffTとして またはToxとして表わされる。
全体として、行なわれた試験はP −HENが重要な抗HIV活性およびM T  4白血症細胞系において比較的に低い毒性を示したことを示した。
例16 HIV感染に伴なう測定できる臨床的および検査室的徴候を示した15人の患者 について臨床的研究を行なった。患者のうち10人は無症候性抗原陽性であるか tたはAIDSのわずかな症候を示した。残りの5人の患者はAI DSの重症 例であって、5人すべてはアシドチミジン(AZT )療法を受けて成功してい なかった。
これらの後者の5例は絶望的な例と考えられた。したがってほとんどの患者はC D、十抗源に従って測定されまでのA1フS関連症候群および血清HIV抗原血 症に合致する臨床的徴候を示した。しかしながら成る患者は重大な抗原血症を示 さなかったし、一方性の患者はボーダーラインのAIDS例でおった。
すべての15人の患者は以下のニスカレートされた投与計画に置赤れた。
第1週−−−−−100119/日/患者、第2週−−−−−I DO即/日( 合計200■)、第3週以後−−−ioo■+200■7日(合計300■) 5vの水溶液中に100■の活性物質を含有する小びん中にP −HEN t− 入れそして同時の脂肪の摂取を避けながら経口的に投与した。
臨床的観察および検査室試験により患者を監視した。
AIDS患者の臨床状態における悪化の主な特徴は、起こるそして重大な順番に 、疲労、体重減少、下痢、本−膜化したリンパ節障害および口腔カンジダ症でち る。
カポジ肉騰、りンパI[または急性脳障害の徴候のような場合による感染症の存 在は患者が明白なAIDSの状態に入ったことを示す。上記の症状および徴候の すべてが監視された図表をつくった。
病気の状態の進行を監視するために次の検査室試験を行なった: (a) 逆ELISA (アボット)による血清中のHIV抗原血症、 (b) 分画化を用いての白血球細胞計数、(c) 螢光単クーロン性抗体を用 いてのT細胞集団、(d)(血小板を包含する)通常の血液学および通常の生化 学的評価。
治療した15人の患者の中から14人は彼らの精神的、肉体的および社会的状態 での改良で証拠づけられるように状態において明快な改良を示した。 AZT療 法に応じるのに失敗した5人の患者の中から4人の患者はHIVの血液水準にお いて明快な減少を示し、6人の患者はT4#胞数において増大を示しそして1人 の患者は血液中の検出できるHI’V抗源の証拠を示さなかったO 上記の記載および実施例は本発明の実施の例示であって本発明を限定するもので は決してないことを当業者により理解されるべきでおる。本明細書に示された詳 細な記載の変更は本発明の精神および範囲を離れることなく行なうことが出来る 。
Nつ 唖 I−111E−11 梢 1−+ I I E−11 デ ↑ ロ \ へ + I!−+ l−11E’ ト 手続補正書防式) 平成2年3月16日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.天然アシル置換グリセロホスフエートとアルコール又はチオールとの反応生 成物であっでエンベロープウィルスの活性を減少せしめるのに有効な合成アシル 置換グリセロホスフエートエステルを産生する反応生成物を含有する抗ウィルス 剤としで使用するための化合物。 2.一般式I ▲数式、化学式、表等があります▼(I)〔式中、R1及びR2に独立に水素原 子又は天然脂肪酸から誘導されるアシル残基であり、但し、R1とR2が共に水 素原子であることはない; Aは−CH2−、メチレン基鎖、又は当該メチレン基鎖内の1つもしくはそれ以 上のメチレン基が−O−もしくは−S−で置換されておりそしてメチレン基のい ずれか1つが1つもしくは2つのアルキル、アルゴキシあるいはアルキルチオで 置換されでいでもよいメチレン基鎖であり; Zは直鎖上の炭素、酸素及び硫黄原子のトータル数が0ないし18の整数であり ; R3が ▲数式、化学式、表等があります▼,▲数式、化学式、表等があります▼,▲数 式、化学式、表等があります▼,▲数式、化学式、表等があります▼,▲数式、 化学式、表等があります▼;又はNH−CO−R7である〕 で表わされる化合物である請求の範囲第1項記載の化合物。 3.R1とR2の両者がアシルである請求の範囲第2項記載の化合物。 4.Gが0である請求の範囲第2項又は第3項記載の化合物。 5.(A)Zが−CH2−、−CH2CH2−、−CH2CH2CH2−又はこ れらのメチレン基鎖内の1つもしくはそれ以上のメチレン基が1つのアルキルに よって置換されでいるメチレン基鎖の1つである請求の範囲第2項から第4項の いずれか1項記載の化合物。 6.(A)Zが−CH2−である請求の範囲第5項記載の化合物。 7.(A)Zが−CH2CH2−である請求の範囲第5項記載の化合物。 8.R3が▲数式、化学式、表等があります▼である請求の範囲第2項から第7 項のいずれか1項記載の化合物。 9.y=0である請求の範囲第8項記載の化合物。 10.y=2、1つのBがヒドロキシ、他のBがカルボキシアルキルであっで他 のBに対してオルソの位置にある請求の範囲第8項記載の化合物。 1ty=2、1つのBがヒドロキシ、他のBがアルキルカルボキシアミノであっ で他のBに対してパラの位置にある請求の範囲第8項記載の化合物。 12.R3が▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数式、化学式、表等があ ります▼であって窒素原子を介して(A)Zに結合している請求の範囲第2項か ら第7項のいずれか1項記載の化合物。 13.R3が▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数式、化学式、表等があ ります▼であって環炭素原子を介しで(AZに結合しており、窒素原子がアルキ ルで置換されでいる請求の範囲第2項から第7項のいずれか1項記載の化合物。 14.R3が▲数式、化学式、表等があります▼(ここでyは1、Bはカルボキ サミト、カルボキサアルキルアミド又はカルボキサジアルキルアミドである)で ある請求の範囲第12項記載の化合物。 C l5.R3が▲数式、化学式、表等があります▼である請求の範囲第2項から第 7項のいずれか1項記載の化合物。 16.Dが=0である請求の範囲第15項記載の化合物。 17.y=3であり、2つのEが5.6位での融合ベンゼン環を形成しでおり、 3番目のEがアルキルである請求の範囲第15項又は第16項記載の化合物。 18.R3が▲数式、化学式、表等があります▼を含む請求の範囲第2項ら第7 項のいずれか1項記載の化合物。 19.Gが0、Xが1である請求の範囲第18項記載の化合物。 20.R3が−NH−CO−R7であってR7がアルキルである請求の範囲第2 項から第7項のいずれか1項記載の化合物。 21.−(A)Z−R3が一緒になって▲数式、化学式、表等があります▼;▲ 数式、化学式、表等があります▼,▲数式、化学式、表等があります▼; ▲数式、化学式、表等があります▼;又は−CH2−CH2−NH−CO−CH 3を含む請求の範囲第4項記載の化合物。 22.一般式II ▲数式、化学式、表等があります▼(II)で表わされる化合物と一般式III JO−(A)Z−R3(III) で表わされる化合物(ここでR1,R2,R3,A及びZは請求の範囲第2項で 定義したと同じであり、Jは水素原子又は脱離基である)とをエステル化触媒の 存在下に反応させることを含む請求の範囲第2項から第21項のいずれか1項記 載の化合物の製造法。 23.エステル化触媒がジシクロヘキシルカルボジイミド又はその誘導体である 請求の範囲第22項記載の製造法。 24.エステル化触媒がホスホリパーゼである請求の範囲第22項記載の製造法 。 25.ホスホリパーゼがキャベツの葉から得られるものである請求の範囲第24 項記載の製造法。 26.一般式IIの化合物に比べで一般式IIIの製造法が過剰モル存在する請 求の範囲第22項から第25項のいずれか1項記載の製造法。 27.一般式IV ▲数式、化学式、表等があります▼(IV)で表わされる化合物と一般式V ▲数式、化学式、表等があります▼(V)で表わされる化合物(ここでR1から R6、A、Z、及びGは請求の範囲第2項記載の定義と同じであり、Wは0から 5の整数である)とを反応させることを含む請求の範囲第18項記載の化合物の 製造法。 28.請求の範囲第27項で定義した一般式1Vの化合物と、一般式VI ▲数式、化学式、表等があります▼(VI)(式中、C、D、E及びyは請求の 範囲第2項の定義と同じである) で表わされる化合物とを反応させることを含む請求の範囲第15項記載の化合物 の製造法。 29.薬学的に許容し得る担体とともに、活性成分として請求の範囲第1項から 第21項のいずれか1項記載の化合物を含む薬学的組成物。 30.薬学的組成物が経口投与用形態にある請求の範囲第29項記載の組成物。 31.更に天然のホスホリピド又はホスフアチジル酸を含む請求の範囲第29項 又は第30項記載の組成物。 32.活性成分と天然のホスホリピド又はホスフアチジル酸との比が約1:4で ある請求の範囲第31項記載の組成物。 33.更に免疫促進剤を含む請求の範囲第29項から第32項のいずれか1項記 載の組成物。 34.(A)Z−R3がビタミンから誘導されるものである請求の範囲第29項 から第33項のいずれか1項記載の組成物。 35.エンベロープウィルスによって引き起こされるウィルス感染症治療のため の請求の範囲第1項から第21項のいずれか1項記載の化合物、又は請求の範囲 第29項から第33項のいずれか1項記載の組成物。 36.HIV感染症治療のための請求の範囲第1項から第21項のいずれか1項 記載の化合物、又は請求の範囲第29項から第34項のいずれか1項記載の組成 物。 37.HIVなどのエンベロープウィルスに感染する恐れのある患者に予防処置 するための請求の範囲第34項記載の組成物。 38.請求の範囲第1項から第21項のいずれか1項記載の化合物と薬学的に許 容し得る担体並びに任意に天然のホスホリピドもしくはホスフアチジル酸あるい は免疫促進剤とを混合することを含む請求の範囲第29項から第34項のいずれ か1項記載の組成物の調製法。
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