JPH0229788B2 - - Google Patents

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JPH0229788B2
JPH0229788B2 JP60068795A JP6879585A JPH0229788B2 JP H0229788 B2 JPH0229788 B2 JP H0229788B2 JP 60068795 A JP60068795 A JP 60068795A JP 6879585 A JP6879585 A JP 6879585A JP H0229788 B2 JPH0229788 B2 JP H0229788B2
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copolymer
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allylamine
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    • D06M15/00Treating fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, with macromolecular compounds; Such treatment combined with mechanical treatment
    • D06M15/19Treating fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, with macromolecular compounds; Such treatment combined with mechanical treatment with synthetic macromolecular compounds
    • D06M15/21Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • D06M15/227Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds of hydrocarbons, or reaction products thereof, e.g. afterhalogenated or sulfochlorinated
    • DTEXTILES; PAPER
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    • D06M15/3562Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds of other unsaturated compounds containing nitrogen, sulfur, silicon or phosphorus atoms containing nitrogen
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • D06P5/00Other features in dyeing or printing textiles, or dyeing leather, furs, or solid macromolecular substances in any form
    • D06P5/02After-treatment
    • D06P5/04After-treatment with organic compounds
    • D06P5/08After-treatment with organic compounds macromolecular
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は反応性染料を用いて染色した染色物の
染色堅牢度を向上させる方法に関するものであ
る。 従来の技術 反応性染料を用いて染色した染色物は、その色
彩が鮮明であり、かつ湿潤堅牢度が優れているた
め、セルロース系繊維の染色には直接染料等に代
つて多く用いられるようになつてきた。 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、反応性染料による染色物の染色
堅牢度に関しては、まず第一に塩素堅牢度の問題
がある。すなわち、染色物の洗濯の際、水道水中
に含まれる塩素の作用を受けて染料が酸化され染
色物が変色ないしは退色する。近年、河川の汚染
が進み水道水中に含まれる塩素量が次第に高い濃
度になつてきていることを考えれば、これに対す
る対策は重要性を増してきているといえる。 第二の問題としては、耐酸加水分解性(経時変
化)がある。反応性染料は、染色の際繊維との間
に共有結合を形成して強固に結合するが、染色さ
れてからの経時中に酸性物質等の影響によりこの
結合が切断され、その結果、染料の脱落、他の衣
類への汚染という現象が現れる。この問題に対す
る対策として、染色後、染色物をカチオン性ポリ
マーの水溶液で処理することが行われている。こ
の場合、ジシアンジアミドと、エチレンジアミ
ン、ジエチレントリアミン等のポリエチレンポリ
アミンとの縮合物を用いると耐酸加水分解性は十
分であるが、塩素堅牢度や耐光堅牢度が逆に低下
し、染色物の色相が変化するという欠点を生じ
た。 したがつて、反応性染料による染色物に関して
は、第一にその塩素堅牢度の低下を防止し、かつ
処理による変色がないこと、耐光堅牢度が低下し
ないこと、さらには十分な耐酸加水分解性を有す
るような処理方法の開発が望まれるわけである。 これ等問題を解決するための方法として、特開
昭56−128382号にはジメチルジアリルアンモニウ
ムクロライドの重合体を用いて処理する方法、特
開昭56−9486号、特開昭57−82591号にはジアリ
ルアミンの塩の重合体で処理する方法が提案され
ている。しかし、これ等の方法では上述の塩素堅
牢度の向上に関して未だ十分でない。また、特開
昭58−31185号にはモノアリルアミン又はその誘
導体の塩の単独重合体により処理する方法が提案
されている。この方法では、上述の第一および第
二の問題をほぼ満足させることができるが、その
一方で処理した染色布が撥水性を生じるという問
題があつた。 問題点を解決するための手段 かかる現状に鑑み、本発明者は上記問題点を解
決すべく鋭意研究を進めた結果、該染色物を第2
級アリルアミン誘導体と、アリルアミン、ジアリ
ルアミン、又はジメチルジアリルアンモニウムク
ロライドとの共重合体で処理することによりその
目的を達成できることを見出したことに基づき本
発明を完成させた。すなわち、本発明は、反応性
染料を用いて染色した染色物を、N−置換第2級
アリルアミン誘導体と、モノアリルアミン、ジア
リルアミン、またはジメチルジアリルアンモニウ
ムクロライドとの共重合体を用いて処理すること
を特徴とする、染色物の染色堅牢度の向上方法に
関するものである。 本発明に用いられる共重合体は、一般式CH2
CH−CH2−NH−R・HX(式中、Rは炭化水素
基、または置換炭化水素基を示し、HXは無機酸
又は有機酸を示す)で表されるN−置換第2級ア
リルアミン誘導体と、アリルアミン、ジアリルア
ミン、又はジメチルジアリルアンモニウムクロラ
イドとの共重合体である。そのうち主なものを例
示すれば次の如くである。 1 N−メチルアリルアミン塩酸塩/アリルアミ
ン塩酸塩共重合体、 N−エチルアリルアミン塩酸塩/アリルアミ
ン塩酸塩共重合体、 N−n−プロピルアリルアミン塩酸塩/アリ
ルアミン塩酸塩共重合体、 N−iso−プロピルアリルアミン塩酸塩/ア
リルアミン塩酸塩共重合体、 N−n−ブチルアリルアミン塩酸塩/アリル
アミン塩酸塩共重合体、 N−iso−ブチルアリルアミン塩酸塩/アリ
ルアミン塩酸塩共重合体、 N−sec−ブチルアリルアミン塩酸塩/アリ
ルアミン塩酸塩共重合体、 N−tert−ブチルアリルアミン塩酸塩/アリ
ルアミン塩酸塩共重合体、 N−アミルアリルアミン塩酸塩/アリルアミ
ン塩酸塩共重合体、 N−ヘキシルアリルアミン塩酸塩/アリルア
ミン塩酸塩共重合体、 N−シクロヘキシルアリルアミン塩酸塩/ア
リルアミン塩酸塩共重合体、 N−ベンジルアリルアミン塩酸塩/アリルア
ミン塩酸塩共重合体、 N−ヒドロキシエチルアリルアミン塩酸塩/
アリルアミン塩酸塩共重合体、 2 N−メチルアリルアミン塩酸塩/ジアリルア
ミン塩酸塩共重合体、 N−エチルアリルアミン塩酸塩/ジアリルア
ミン塩酸塩共重合体、 N−n−プロピルアリルアミン塩酸塩/ジア
リルアミン塩酸塩共重合体、 N−iso−プロピルアリルアミン塩酸塩/ジ
アリルアミン塩酸塩共重合体、 N−n−ブチルアリルアミン塩酸塩/ジアリ
ルアミン塩酸塩共重合体、 N−iso−ブチルアリルアミン塩酸塩/ジア
リルアミン塩酸塩共重合体、 N−sec−ブチルアリルアミン塩酸塩/ジア
リルアミン塩酸塩共重合体、 N−tert−ブチルアリルアミン塩酸塩/ジア
リルアミン塩酸塩共重合体、 N−アミルアリルアミン塩酸塩/ジアリルア
ミン塩酸塩共重合体、 N−ヘキシルアリルアミン塩酸塩/ジアリル
アミン塩酸塩共重合体、 N−シクロヘキシルアリルアミン塩酸塩/ジ
アリルアミン塩酸塩共重合体、 N−ベンジルアリルアミン塩酸塩/ジアリル
アミン塩酸塩共重合体、 N−ヒドロキシエチルアリルアミン塩酸塩/
ジアリルアミン塩酸塩共重合体、 3 N−メチルアリルアミン塩酸塩/ジメチルジ
アリルアンモニウムクロライド共重合体、 N−エチルアリルアミン塩酸塩/ジメチルジ
アリルアンモニウムクロライド共重合体、 N−n−プロピルアリルアミン塩酸塩/ジメ
チルジアリルアンモニウムクロライド共重合
体、 N−iso−プロピルアリルアミン塩酸塩/ジ
メチルジアリルアンモニウムクロライド共重合
体、 N−n−ブチルアリルアミン塩酸塩/ジメチ
ルジアリルアンモニウムクロライド共重合体、 N−iso−ブチルアリルアミン塩酸塩/ジメ
チルジアリルアンモニウムクロライド共重合
体、 N−sec−ブチルアリルアミン塩酸塩/ジメ
チルジアリルアンモニウムクロライド共重合
体、 N−tert−ブチルアリルアミン塩酸塩/ジメ
チルジアリルアンモニウムクロライド共重合
体、 N−アミルアリルアミン塩酸塩/ジメチルジ
アリルアンモニウムクロライド共重合体、 N−ヘキシルアリルアミン塩酸塩/ジメチル
ジアリルアンモニウムクロライド共重合体、 N−オクチルアリルアミン塩酸塩/ジメチル
ジアリルアンモニウムクロライド共重合体、 N−シクロヘキシルアリルアミン塩酸塩/ジ
メチルジアリルアンモニウムクロライド共重合
体、 N−ベンジルアリルアミン塩酸塩/ジメチル
ジアリルアンモニウムクロライド共重合体、 N−ヒドロキシエチルアリルアミン塩酸塩/
ジメチルジアリルアンモニウムクロライド共重
合体、 これ等共重合体において、第2級、第3級アミ
ンは塩酸塩として示したが、他の無機酸又は有機
酸塩も同様に使用できる。 共重合体は、N−置換第2級モノアリルアミン
誘導体の塩とモノアリルアミン又は各種ジアリル
アミン誘導体の塩を、水又は極性溶媒中で2,
2′−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸
塩、2,2′−アゾビス[2−(N−フエニルアミ
ジノ)プロパン]二塩酸塩、2,2′−アゾビス
[2−(イミダゾリニル)プロパン]二塩酸塩、
3,5−ジアミジニル−1,2−ジアゾ−1−シ
クロペンテン二塩酸塩、2,2′−アゾビス(2−
メチルプロピオンヒドロキサム酸)、2,2′−ア
ゾビス(2−メチルプロパンアミドオキシム)、
2,2′−アゾビス(2−メチルプロピオン酸ヒド
ラジツド)等の分子中にアゾ基を含む重合開始剤
により共重合することにより得られ、これらの共
重合体は何れも水に容易に溶解する。 本発明に係る共重合体を用いて染色物を処理す
る方法としては、特に限定がなく、従来公知の方
法を適宜使用出来る。例えば、該共重合体を、繊
維に対し0.2〜2.0重量%溶解した水溶液中に、処
理すべき染色物を所定時間浸漬した後、水洗して
乾燥すればよい。浴比は通常1:10〜20であり、
処理温度は通常、室温〜80℃であり、また処理時
間は通常5〜20分である。 発明の効果 本発明の方法によれば、1)塩素堅牢度を十分
に保持することができる、2)耐酸加水分解性が
満足できる、3)処理による変色がない、4)耐
光堅牢度の低下がない、5)水堅牢度、洗濯堅牢
度も良い、6)処理による撥水性の問題が解決さ
れる、等の諸性能を満足させることができる。 本発明を一層明らかにするため本発明で用いる
共重合体の製造例を参考例として示し、次いで前
記本発明の共重合体による染色物の処理およびそ
の結果についての実施例を示す。 参考例 1 N−エチルアリルアミン42.58g(0.5モル)
に、冷却しながら35%塩酸52.1gを加えてN−エ
チルアリルアミン塩酸塩(以下EAA・HClと略
記する)の64.2%水溶液を得た。また、アリルア
ミン28.54g(0.5モル)に、冷却しながら35%
HCl52.1gを加えて中和した後、ローターリエバ
ポレーターで濃縮してアリルアミン塩酸塩(以下
AA・HClと略記する)の69.8%水溶液を得た。
次に、上で得たEAA・HCl水溶液18.94gと
AA・HCl水溶液13.40gとを混合し、60℃に加温
し、これに2,2′−アゾビス(2−アミジノプロ
パン)二塩酸塩0.645gを加え同温度で48時間重
合させた。反応終了後、この溶液を多量のアセト
ン中に加えて沈殿させ、ガラスフイルターで濾過
後、50℃で減圧乾燥することによりN−エチルア
リルアミン塩酸塩とアリルアミン塩酸塩の共重合
体を得た。 参考例 2 N−iso−プロピルアリルアミン49.6g(0.5モ
ル)に、冷却しながら35%塩酸52.1gを加えてN
−iso−プロピルアリルアミン塩酸塩(i−
PAA・HCl)の66.7%水溶液を得た。ジアリルア
ミン48.58g(0.5モル)に、冷却しながら35%
HCl52.1gを加えてジアリルアミン塩酸塩(以下
DAA・HClと略記する)の66.4%水溶液を得た。
次に、上で得たi−PAA・HCl水溶液20.34g
(0.1モル)とDAA・HCl水溶液20.14g(0.1モ
ル)を混合し、60℃に加温し、これに重合開始剤
として2,2′−アゾビス(2−アミジノプロパ
ン)二塩酸塩0.809gを加え同温度で48時間重合
させた。反応終了後、この溶液を多量のアセトン
中に加えて沈殿させ、ガラスフイルターで濾過
後、減圧乾燥することにより、N−iso−プロピ
ルアリルアミン塩酸塩とジアリルアミン塩酸塩の
共重合体を得た。 参考例 3 N−sec−ブチルアリルアミン56.6g(0.5モル)
に、冷却しながら35%塩酸52.1gを加えてN−
sec−ブチルアリルアミン塩酸塩(s−BAA・
HCl)の68.84%水溶液108.7gを得た。この溶液
21.74g(0.1モル)に水13.98gを加えて稀釈した
後、ジメチルジアリルアンモニウムクロライド
(DMDA AmCl)16.17gを加えて溶解し、モノ
マー濃度60%の水溶液を得た。この溶液を60℃に
加温し、重合開始剤として2,2′−アゾビス(2
−アミジノプロパン)二塩酸塩0.934gを加え同
温度で48時間重合させた。反応終了後、この溶液
を多量のアセトン中に加えて沈殿させ、ガラスフ
イルターで濾過後、減圧乾燥することにより、N
−sec−ブチルアリルアミン塩酸塩とジメチルア
リルアンモニウムクロライドの共重合体を得た。 この外の第1表に記載した共重合体は、どれも
参考例1〜3に記載した方法と同様の方法で調製
した。 実施例 1 第1表に示した共重合体の0.075%水溶液を調
製した。次いで、下記反応性染料を用いて4%濃
度(対繊維重量)で浸漬法で染色した染色布(木
綿)を、共重合体水溶液に溶比1:20、温度50℃
で20分間浸漬処理した後、水洗し風乾した。用い
た染料は、レマゾールブラツクB(ヘキスト社の
商品名)、シバクロンネイビーブルーTRBE(チ
バ・ガイギー社の商品名)、レバフイツクス ダ
ークグリーンE−3BLA(バイエル社の商品名)
であつた。 なお比較のため、特開昭56−9486号のジアリル
アミン塩酸塩(比較例1)、特開昭56−128382号
のジメチルジアリルアンモニウムクロライド単独
重合体(比較例2)、ジメチルジアリルアンモニ
ウムクロライドとアクリルアミド共重合体(モル
比1:0.5)(比較例3)それぞれを用いて同様に
処理した。 次に、この処理染色布の耐塩素堅牢度を次の2
つの方法で調べた。 方法1:有効塩素として100ppmを含むPH7.5±
0.2の緩衝液に試験布を浸漬し(浴比1:100)、
25℃で2時間JIS−L−0821の洗濯試験機にかけ
た。その後流水中で3分間洗い脱水乾燥した。 方法2:家庭用洗濯機に試験片を入れ水道水
(東京都)流入量6/分とし室温で60分間連続
水洗した。 結果を第2表に示す。方法1によれば未処理染
布より耐塩素堅牢度の顕著な上昇が認められる。
方法2では塩素堅牢度がもとの水準に保持できる
か、ないしは若干上昇が認められる。
【表】
【表】
【表】
【表】 実施例 2 第1表で示した共重合体No.1〜18の共重合体の
0.075%水溶液を調製し、浸漬法で染色した木綿
染色布(染料濃度:対繊維重量4%)を、共重合
体水溶液に浴比1:20、温度50℃で20分間浸漬処
理し水洗した後乾燥した。用いた染料はレバフイ
ツクス ゴールデン イエローEG、レバフイツ
クス ブリリアント レツドE−4B、レバフイ
ツクス ブルーE−3Rである。 次に、この処理染布の耐酸加水分解性を次の方
法で調べ未処理染布の場合と比較した。試験片を
乳酸10g/溶液に浸漬した後、絞り機を用い絞
り率80%に絞り、120℃で4分間乾燥した。試験
片の乾燥後、2枚の添付白布(絹および綿)の間
にはさんであらく縫い合せ複合試験片を調製し
た。その後は水堅牢度試験方法(JIS−L−0846)
に準じて試験した。 結果を第3表に示す。未処理染布の場合には、
いずれの染料の場合にも添付白布にかなりの汚染
が見られたが、本発明に係る共重合体を用いて処
理した場合には、汚染はほとんど認められなかつ
た。
【表】
【表】 実施例 3 第1表に示した共重合体No.1〜27の共重合体の
0.075%水溶液を調製し、浸漬法で染色した木綿
染色布(染料濃度:対繊維重量4%)を、共重合
体水溶液に浴比1:20、温度50℃で20分間、浸漬
処理し、水洗した後乾燥した。用いた染料はレマ
ゾール ブラツクB(商品名)レマゾールターコ
イズ ブルーG(商品名)、レバフイツクス ブリ
リアント レツドE−4B(商品名)である。 次にこの処理布をJIS−L−0842の方法でフエ
ードメーターを用いて20時間耐光試験を行つた。
結果を第4表に示すが本発明に係るポリマーで処
理したものは耐光堅牢度の低下が全く認められな
かつた。
【表】
【表】 実施例 4 第1表に示した共重合体No.1〜27の0.075%水
溶液を調製し、浸漬法で染色した染色布(染料濃
度:対繊維重量4%)を、共重合体水溶液に浴比
1:20、温度50℃で20分間処理し、水洗して乾燥
した。用いた染料はレバフイツクスブリリアント
ブルーE−BRA(商品名)、レバフイツクスゴー
ルデンイエローEG(商品名)、レマゾールブラツ
クB(商品名)である。次に、この処理布の上に
0.1mlの蒸留水を静かに置き、吸収されるに要す
る時間を測定することで撥水性を評価した。また
比較のため特開昭58−31185号のモノアリルアミ
ン塩酸塩の単独重合体(比較例4)、N−ブチル
アリルアミン塩酸塩の単独重合体(比較例5)で
同時に処理したものとについて同様に試験した。
その結果をまとめて第5表に示す。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 反応性染料を用いて染色した染色物を、 一般式 CH2=CH−CH2−NH−R・HX (式中、Rは炭化水素基又は置換炭化水素基を
    示し、HXは無機酸又は有機酸を示す) で表されるN−置換第2級アリルアミン誘導体
    と、アリルアミン、ジアリルアミン、又はジメチ
    ルジアリルアンモニウムクロライドとの共重合体
    で処理することを特徴とする、染色物の染色堅牢
    度向上方法。
JP60068795A 1985-04-01 1985-04-01 染色堅牢度向上法 Granted JPS61231283A (ja)

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DE8686103994T DE3666854D1 (en) 1985-04-01 1986-03-24 Method for improving color fastness
EP86103994A EP0196587B1 (en) 1985-04-01 1986-03-24 Method for improving color fastness
US06/844,809 US4678474A (en) 1985-04-01 1986-03-27 Method for improving color fastness of reactive dyes on cellulose with allylamine copolymer

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JPS61231283A JPS61231283A (ja) 1986-10-15
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EP (1) EP0196587B1 (ja)
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