JPH0229467B2 - Barubukonokakosochi - Google Patents

Barubukonokakosochi

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JPH0229467B2
JPH0229467B2 JP1240286A JP1240286A JPH0229467B2 JP H0229467 B2 JPH0229467 B2 JP H0229467B2 JP 1240286 A JP1240286 A JP 1240286A JP 1240286 A JP1240286 A JP 1240286A JP H0229467 B2 JPH0229467 B2 JP H0229467B2
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valve hole
machining
pallet
valve
processing device
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JP1240286A
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Kenji Motohiro
Mitsuhiko Kubo
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Mazda Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はエンジンのシリンダヘツドに設けられ
る吸・排気弁取付用のバルブ孔を加工するための
加工装置に関するものである。
(従来技術) 相互に所定の相対傾斜角をもつて傾斜配置され
る吸気弁と排気弁とを有するエンジンのシリンダ
ヘツドには、上記吸・排気弁取付用のバルブ孔が
相互に所定の相対傾斜角をもつて形成される。
ところで、シリンダヘツドのバルブ孔の加工を
行なう場合には、穿孔加工、リーマ加工等、複数
の加工工程を経る必要があり、このためシリンダ
ヘツドの大量生産を行なう場合には、一般に、搬
送ラインに沿つて各種の孔加工にそれぞれ供せら
れる複数のバルブ孔加工装置を列設配置するとと
もに、上記搬送ライン上を搬送されるパレツトに
未加工のシリンダヘツドを固定してこれを順次各
バルブ孔加工装置側に搬送し、該各バルブ孔加工
装置においてそれぞれ所定の加工を行なわしめる
ようにしている。
一方、一般にバルブ孔加工装置は、その加工ヘ
ツドを垂直方向に立設状態で配置しており、該加
工ヘツドを上下方向に移動させることによつて該
加工ヘツドに選択的に取付けられるドリルあるい
はリーマ等の工具によつて所定の孔加工を行なう
ようにしている。
従つて、上記の如き加工方向の異なる複数のバ
ルブ孔を有するシリンダヘツドの該各バルブ孔に
上述の如き加工ラインを使用して所定の孔加工を
行なう場合には、各バルブ孔加工装置の加工方向
が予め一定方向に設定されているため加工方向が
それぞれ異なる複数のバルブ孔の孔加工を行なお
うとすれば必然的に各バルブ孔加工装置の加工ヘ
ツドとシリンダヘツドとの相対位置を加工対象の
バルブ孔の向きに応じて変化させる必要があり、
従来は、第6図に示す如くパレツト81を実線図
示する位置と鎖線図示する位置(符号81′)との
間で矢印A−B方向に傾斜させることにより、該
パレツト81に取付けられたシリンダヘツド82
の加工ヘツド83に対する相対位置を実線図示す
る位置と鎖線図示する位置(符号82′)の間で変
更可能とし、もつて加工方向がそれぞれ異なる複
数のバルブ孔の加工を実現するようにしていた。
ところが、このようにパレツトの傾斜方向を変
更することによつて加工ヘツドとシリンダヘツド
との相対関係を変化させるようにした場合には、
パレツトを搬送する搬送装置として、該パレツト
を一方側へ傾斜させた状態で搬送する搬送装置と
該パレツトを他方側へ傾斜させた状態で搬送する
搬送装置との2系統の搬送装置が必要となりコス
トアツプを招くという問題があつた。
(発明の目的) 本発明は上記従来技術の項で指適した問題点を
改善しようとするもので、加工方向がそれぞれ異
なる複数のバルブ孔を有するシリンダヘツドの上
記各バルブ孔の孔加工を行なうための加工装置に
おいて、被加工物であるシリンダヘツドを載置固
定するためのパレツトの共用化と該パレツトを搬
送する搬送装置の一系統化を実現し、もつて加工
装置の構造の簡略化及び低コスト化を図ることを
目的とするものである。
(目的を達成するための手段) 本発明は上記の目的を達成するための手段とし
て、相互に所定の相対傾斜角をもつて傾斜形成さ
れた第1のバルブ孔と第2のバルブ孔とを有する
エンジンのシリンダヘツドの上記各バルブ孔を加
工する加工装置において、上記第1のバルブ孔を
加工するための第1のバルブ孔加工装置と上記第
2のバルブ孔を加工するための第2のバルブ孔加
工装置とをワーク搬送方向において直列的に配置
するとともに、該第1のバルブ孔加工装置と第2
のバルブ孔加工装置との間にワーク反転用のター
ンテーブルを配置し、さらに上記第1のバルブ孔
加工装置とターンテーブルと第2のバルブ孔加工
装置の側方にこれらの間でワークをパレツトに取
付けた状態で搬送するためのワーク搬送装置を設
ける一方、上記第1のバルブ孔加工装置と第2の
バルブ孔加工装置をそれぞれ、基台に対して相対
移動可能な加工ヘツドと、上記シリンダヘツドが
載置固定されるパレツトを、その軸線が上記加工
ヘツドの加工方向線に対して上記2つのバルブ孔
の相対傾斜角の1/2に相当する角度だけ傾斜させ
た状態で固定支持するパレツト支持台とを有する
如く構成し、さらに上記ターンテーブルを、上記
パレツトを、その軸線を上記加工ヘツドの加工方
向線に対して上記2つのバルブ孔の相対傾斜角の
1/2に相当する角度だけ傾斜させた状態で該パレ
ツト軸線を中心として180゜回転させ得る如く構成
したものである。
(作用) 本考案では上記の手段により、 (1) ターンテーブルにおいてパレツトを180゜回転
させることにより、パレツトの傾斜角度を変え
ることなく該パレツトに取付けられたシリンダ
ヘツドのそれぞれ加工方向の異なる2つのバル
ブ孔の軸線を第1のバルブ孔加工装置と第2の
バルブ孔加工装置の加工方向線に対してそれぞ
れ合致させることが可能ならしめられる、 (2) 第1のバルブ孔加工装置における加工時のパ
レツト傾斜角と第2のバルブ孔加工装置におけ
るパレツト傾斜角とがともに一定角度に保持さ
れるため、該パレツトを、第1のバルブ孔加工
装置による加工作業時と第2のバルブ孔加工装
置による加工時とでそれぞれ形状の異なるもの
に取りかえたりする必要がなくパレツトの共用
化が可能であり、しかも該パレツトを搬送する
ための搬送装置を第1のバルブ孔加工装置とタ
ーンテーブルとの間と、該ターンテーブルと第
2のバルブ孔加工装置との間でその仕様を変更
する必要がなく該搬送装置の一系統化が可能な
らしめられる、 等の作用が得られる。
(実施例) 以下、第1図ないし第5図を参照して本発明の
好適な実施例を説明する。
第1図及び第2図には本発明の実施例に係る加
工ラインの一部が示されている。この加工ライン
は、後述するエンジンのシリンダヘツド9(第4
図参照)に形成される吸・排気弁取付用のバルブ
孔を加工するためのものであつて、後述するワー
ク搬送装置4の搬送方向に沿つて複数のバルブ孔
加工装置が直列的に列設配置されており、特に上
記第1図及び第2図にはこれら複数のバルブ孔加
工装置のうち、シリンダヘツド9の吸気弁取付用
の第1のバルブ孔21に対してリーマ加工を行な
う第1のバルブ孔加工装置1(後に詳述する)
と、排気弁取付用の第2のバルブ孔22に対して
リーマ加工を行なう第2のバルブ孔加工装置2
(後に詳述する)と、該第1のバルブ孔加工装置
1と第2のバルブ孔加工装置2の中間位置に配置
されたワーク反転用のターンテーブル3(後に詳
述する)とが示されている。
シリンダヘツド9は、第4図に示す如くその内
部に、相互に角度2αの相対傾斜角をもつて第1
のバルブ孔21と第2のバルブ孔22とが形成さ
れている。従つて、この2つのバルブ孔21,2
2に対してそれぞれ孔加工を行なうためには、該
シリンダヘツド9と、第1のバルブ孔加工装置1
と第2のバルブ孔加工装置2の加工ヘツド7,7
…との間の相対位置を上記相対傾斜角2αに対応
させて適宜に変更設定する必要があり、このため
第1のバルブ孔加工装置1と第2のバルブ孔加工
装置2及びターンテーブル3には後述する如く
種々の工夫がなされている。
又、このシリンダヘツド9は、第4図に示す如
くパレツト6に固定された状態で各加工装置間を
搬送されるとともに、該加工装置部分においてそ
れぞれ該パレツト6を介して固定され、この状態
で所定の加工が行なわれる。尚、パレツト6は、
第4図に示されるように平板状の基部材24の下
面24aの四隅にそれぞれ突起25,25…を形
成するとともに、該各突起25,25…の先端部
にそれぞれ押え部材26,26…を螺着して構成
されており、上記シリンダヘツド9を上記各押え
部材26,26…によつて該基部材24の下面2
4b側に固定するようになつている。又、このパ
レツト6の基部材24の中央部には、加工工具挿
通用の開口27が形成されており、該パレツト6
は基部材24の上面24aを上方に向けた状態で
(即ち、シリンダヘツド9を下方に向けた状態で)
使用され、且つこのまま後述するワーク搬送装置
4によつて搬送される。
第1のバルブ孔加工装置1と第2のバルブ孔加
工装置2は、ともに同一構造を有し且つ同一作用
を行なうものであり、ここではこの2つのバルブ
孔加工装置1,2のうち、第1のバルブ孔加工装
置1についてのみその構造並びにその作用を説明
し、第2のバルブ孔加工装置2についての説明を
省略する。
第1のバルブ孔加工装置1は第1図ないし第3
図に示す如く床上に立設固定される基台31の前
面に相互に平行状態で左右一対のガイドレール3
2,32を立設配置するとともに、該各ガイドレ
ール32,32に対してそれぞれ上下方向に摺動
自在に加工ヘツド7,7をそれぞれ装着して構成
されている。尚、この一対の加工ヘツド7,7は
それぞれ単独に上下動可能とされるとともに、そ
の水平方向における相対間隔も任意に設定できる
ようになつている。又、この加工ヘツド7,7に
は、それぞれ加工工具としてリーマが装着され、
該加工ヘツド7,7を上下方向に移動させること
により該リーマにより所定のリーマ加工を行なえ
るようになつている。
このように第1のバルブ孔加工装置1の加工ヘ
ツド7,7の加工方向は垂直方向の一方向のみに
固定的に設定されているため、上述の如くシリン
ダヘツド9に設けられた相互に穴方向の異なる2
種類のバルブ孔21,22の加工をそれぞれ行な
うためには、各バルブ孔21,22の傾斜方向に
応じて該シリンダヘツド9と上記加工ヘツド7,
7との相対位置を変更設定してやる必要があり、
このためこの第1のバルブ孔加工装置1の加工ヘ
ツド7,7の直下位置には、上記シリンダヘツド
9が取付けられる上記パレツト6を所定の角度に
傾斜させた状態で固定保持するためのパレツト支
持台5を設けている。
パレツト支持台5は、第4図に示す如く上記パ
レツト6を所定の傾斜角をもつて着脱自在に固定
し得るように構成されるものであるが、そのパレ
ツト6の傾斜角を設定するに当つては、該パレツ
ト6の軸線l0(換言すれば、2つのバルブ孔21,
22の相対傾斜角2αの2等分線)と上記第1の
バルブ孔加工装置1の加工ヘツド7の加工方向線
(即ち、加工ヘツド7の軸線)l1との挟角を、上
記2つのバルブ孔21,22の相対傾斜角2αの
1/2に相当する角度αに設定した場合には、パレ
ツト6を上記軸線l0の周りで180゜回転させること
により2つのバルブ孔21,22を択一的に上記
加工ヘツド7の加工方向線l1に合致させることが
可能となること(換言すれば、パレツト6の傾斜
角を変更することなく加工ヘツド7に対するシリ
ンダヘツド9の相対位置を変更することが可能と
なること)に着目し、該パレツト6を、その軸線
l0を加工ヘツド7の加工方向線l1よりも角度αだ
け装置前方側へ傾斜させた状態で固定できるよう
に構成している。以下、このパレツト支持台5の
構成並びにその作用を第4図を参照して詳述す
る。
パレツト支持台5は、床上に固定される基台3
5を有している。この基台35は、その前後両側
部からそれぞれ側壁36,36を、上記加工ヘツ
ド7の加工方向線l1に対して装置前方側に角度α
だけ傾斜させた状態で立上げるとともに、該前後
一対の側壁36,36の上端部の内面にそれぞれ
水平方向に延びる嵌合溝37,37を対向形成し
ている。この相互に対向形成された前後一対の嵌
合溝37,37はそれぞれ上記パレツト6の前後
両端部6a,6bを摺動可能に嵌合せしめ得るよ
うな寸法に設定されており、且つその上下方向に
おける形成位置は、該各嵌合溝37,37内に上
記パレツト6の前後両端部6a,6bをそれぞれ
嵌入させ且つ該前後両端部6a,6bを後述する
クランプ機構41によつて該嵌合溝37,37の
上面37a,37a側に押しつけた状態(第4図
に図示する状態)において該パレツト6の上記軸
線l0を上記加工ヘツド7の加工方向線l1に対して
装置前方側に角度αだけ傾斜させることができる
ような位置に設定されている。
さらに、この基台35には、上記嵌合溝37,
37内にその前後両端部6a,6bがそれぞれ嵌
入せしめられた状態における上記パレツト6の傾
斜方向における位置決めを行なうための位置決め
機構42が設けられている。この位置決め機構4
2は、上記側壁36の上端部に該側壁36の立設
方向(矢印c−D方向)に摺動自在に設けられて
上記パレツト6側に形成した嵌合穴51に対して
嵌脱自在とされる嵌合ピン50と、該嵌合ピン5
0をスイングアーム52を介して軸方向に移動さ
せるためのシリンダ53とで構成されており、上
記嵌合穴51内に上記嵌合ピン50の先端が嵌入
することによりパレツト6の傾斜方向における位
置決めが行なわれる。
クランプ機構41は、上記側壁36,36の延
設方向に沿つて摺動変位自在に設けられた前後一
対のクランプ軸55,55を有している。この各
クランプ軸55,55の上端部には、それぞれ上
記嵌合溝37,37内に嵌入保持された状態にお
ける上記パレツト6の前後両端部6a,6bの下
面に当接可能な当接部材56が取付けられてい
る。
又、この各クランプ軸55,55の下端部に
は、それぞれローラ57,57が転動自在に取付
けられている。さらに、この各ローラ57,57
は、上記各クランプ軸55,55の下側にしかも
上記パレツト6の傾斜方向に平行な方向に向けて
摺動変位自在に配置された摺動杆58の前後2位
置にそれぞれ形成した傾斜溝59,59内に、そ
れぞれ転動自在に嵌入せしめられている。又、こ
の摺動杆58は、その一端58aに連結されるリ
ンク機構43を介してクランプ用シリンダ(図示
省略)により軸方向(矢印G−H方向)に摺動変
位自在とされている。
従つて、上記パレツト6を上記嵌合溝37,3
7内に嵌入保持した状態で、クランプ用シリンダ
により摺動杆58を矢印H方向に移動させると、
該摺動杆58に形成した傾斜溝59,59のカム
作用により上記各クランプ軸55,55が矢印F
方向に上動せしめられ、その上端部にそれぞれ取
付けた当接部材56,56によつてパレツト6の
前後両端部6a,6bがそれぞれ上記嵌合溝3
7,37の上面37a,37aに押圧せしめら
れ、該パレツト6がパレツト支持台5側に固定さ
れることとなる。
尚、第4図において符号15A,15Bは摺動
杆58の位置検出を行なうためのセンサー、16
はパレツト6がパレツト支持台5側に搬送された
ことを検出するためのセンサーである。
ターンテーブル3は、上記パレツト6を上記各
バルブ孔加工装置1,2における傾斜状態と同様
の姿勢で180゜回転させるためのものであつて、第
5図に示す如く基台65の上端部に、テーブル本
体66を、装置前方側に傾斜させた状態で回転自
在に取付けて構成されている。このテーブル本体
66の回転軸線l2は、上記第1のバルブ孔加工装
置1の加工ヘツド7の加工方向線l1に対して装置
前方側に角度αだけ傾斜せしめられている。ま
た、このテーブル本体66の上面66aには、上
記パレツト6を該テーブル本体66と平行状態で
固定するための2つのクランプ軸67,67が設
けられている。
尚、このテーブル本体66へのパレツト6の取
付け状態においては、該テーブル本体66の回転
軸線l2がパレツト6の軸線l0(第4図参照)と合致
するようにクランプ軸67,67の取付け位置が
設定されている。
従つて、上記パレツト6をテーブル本体66の
上面66aにクランプ軸67を介して固定した状
態で該テーブル本体66をその回転軸線l2周りに
回転させることにより、該パレツト6に固定され
た上記のシリンダヘツド9の2つのバルブ21,
22は択一的に加工ヘツド7の加工方向線l1と合
致することになる。
尚、第5図において符号68は、パレツト6が
テーブル本体66上に入つてきたことを確認する
ためのセンサーである。
ワーク搬送装置4は、上記パレツト6をその所
定の傾斜状態のままで上記第1のバルブ孔加工装
置1からターンテーブル3を経て第2のバルブ孔
加工装置2側へと順次搬送するためのものであつ
て、搬送方向に沿つてその両側に平行配置される
前後一対の固定ガイドレール10,10(第2図
及び第3図参照)と、搬送方向に沿つて延設配置
された搬送ロツド11(第1図ないし第4図参
照)とで構成されている。固定ガイドレール1
0,10は、その搬送方向の全長に亘つて設けら
れたものではなく、各バルブ孔加工装置1,2及
びターンテーブル3の部分においては途切れてい
る。又、この固定ガイドレール10,10の配設
位置は、第4図に示す如く上記パレツト支持台5
において非クランプ状態で保持されたパレツト6
の前後両端部6a,6bを摺動自在に支持し得る
ような位置とされている。
また、上記搬送ロツド11は、第3図及び第4
図にそれぞれ示す如くパレツト6の斜上方に配置
されている。また、この搬送ロツド11の外側面
には、第1図及び第4図に示す如く上記パレツト
6の幅寸法にほぼ相当する間隔をもつてロツド軸
方向において対向配置された一対の掛止爪12
A,12Bよりなる爪ユニツト12が、上記第1
のバルブ孔加工装置1とターンテーブル3と第2
のバルブ孔加工装置2の配置間隔と同ピツチで多
数設けられている。
又、この搬送ロツド11はその軸端部に設けら
れた駆動装置(図示省略)によつて上記爪ユニツ
ト12の配置ピツチに相当するストローク範囲内
で往復動せしめられるとともに、第4図に示す如
く矢印P−Q方向に回動自在とされており、該搬
送ロツド11が矢印P方向に回動した状態におい
ては、第4図において実線図示する如く爪ユニツ
ト12がパレツト6の両側部に掛止されるように
なつている。又、搬送ロツド11が矢印Q方向に
回動した状態においては、第4図において鎖線図
示する如く爪ユニツト12′とパレツト6との係
合が解除される。従つて、該搬送ロツド11を矢
印P方向に回動させた状態で該搬送ロツド11を
その軸方向に移動させると、第1のバルブ孔加工
装置1のパレツト支持台5、第2のバルブ孔加工
装置2のパレツト支持台5及びターンテーブル3
上にそれぞれ位置していたパレツト6,6…はそ
れぞれ搬送方向前方側に上記ストロークに相当す
る寸法だけ順次間欠的に搬送されることとなる。
続いて、上述の如く構成された加工ラインを使
用してのバルブ孔の加工方法をその加工手順に従
つて簡単に説明する。
先ず、第1のバルブ孔加工装置1のパレツト支
持台5に、シリンダヘツド9を取付けたパレツト
6を、該シリンダヘツド9の2つのバルブ孔2
1,22のうち、第1のバルブ孔21の軸線を加
工ヘツド7の加工方向線l1に合致させた状態で固
定し、この状態で該加工ヘツド7を作動させて該
第1のバルブ孔21に所定のリーマ加工を行な
う。
第1のバルブ孔加工装置1におけるリーマ加工
が終了すると、パレツト6に対するクランプ力を
解除し、しかる後、ワーク搬送装置4を作動させ
てパレツト6を該第1のバルブ孔加工装置1にお
ける加工時の姿勢のまま該第1のバルブ孔加工装
置1からターンテーブル3側に搬送する。
ターンテーブル3においては、第1のバルブ孔
加工装置1側から搬送されたパレツト6をその状
態のままクランプし、その後、これを180゜回転さ
せて該パレツト6に取付けられたシリンダヘツド
9の2つのバルブ孔21,22のうち、第2のバ
ルブ孔22の軸線を加工ヘツド7の加工方向線l1
に合致させる。パレツト6の反転作業が完了する
と、次に、該パレツト6に対するクランプ力を解
除し、しかる後、再びワーク搬送装置4を作動さ
せて該パレツト6をターンテーブル3での位置決
め状態のまま第2のバルブ孔加工装置2側に搬送
する。
パレツト6が、第2のバルブ孔加工装置2側に
搬送された状態においては、シリンダヘツド9の
第2のバルブ孔22の軸線が加工ヘツド7の加工
方向線l1に合致しているため、該パレツト6をそ
のままパレツト支持台5に固定し、加工ヘツド7
を作動させて第2のバルブ孔22に所定のリーマ
加工を行なう。第2のバルブ孔加工装置2での加
工が完了すると、パレツト6に対するクランプ力
を解除し、再び上記ワーク搬送装置4により該パ
レツト6を次工程に搬送する。
このように、この加工ラインによれば、シリン
ダヘツド9に形成された加工方向の異なる2つの
バルブ孔21,22を2つのバルブ孔加工装置
1,2によつてそれぞれ加工する場合、該シリン
ダヘツド9を取付けたパレツト6の傾斜角度を一
定にしたまま該パレツト6を回転させることのみ
によつて該シリンダヘツド9の2つのバルブ孔2
1,22の軸線を2つのバルブ孔加工装置1,2
の加工ヘツド7,7の加工方向線に対してそれぞ
れ択一的に合致させることが可能である。従つ
て、第1のバルブ孔加工装置1における加工時と
第2のバルブ孔加工装置2における加工時とでパ
レツト6を取りかえたりする必要のないこと(即
ち、パレツト6の共用化が図れること)は勿論で
あるが、それとともに、ワーク搬送装置4の第1
のバルブ孔加工装置1とターンテーブル3との間
における部分とターンテーブル3と第2のバルブ
孔加工装置2との間における部分とを同一構成と
することができる(即ち、ワーク搬送装置4の一
系統化が実現される)。
(発明の効果) 本発明は、相互に所定の相対傾斜角をもつて傾
斜形成された第1のバルブ孔と第2のバルブ孔と
を有するエンジンのシリンダヘツドの上記各バル
ブ孔を加工する加工装置において、上記第1のバ
ルブ孔を加工するための第1のバルブ孔加工装置
と上記第2のバルブ孔を加工するための第2のバ
ルブ孔加工装置とをワーク搬送方向において直列
的に配置するとともに、該第1のバルブ孔加工装
置と第2のバルブ孔加工装置との間にワーク反転
用のターンテーブルを配置し、さらに上記第1の
バルブ孔加工装置とターンテーブルと第2のバル
ブ孔加工装置の側方にこれらの間でワークをパレ
ツトに取付けた状態で搬送するためのワーク搬送
装置を設ける一方、上記第1のバルブ孔加工装置
と第2のバルブ孔加工装置をそれぞれ、基台に対
して相対移動可能な加工ヘツドと、上記シリンダ
ヘツドが載置固定されるパレツトを、その軸線が
上記加工ヘツドの加工方向線に対して上記2つの
バルブ孔の相対傾斜角の1/2に相当する角度だけ
傾斜させた状態で固定支持するパレツト支持台と
を有する如く構成し、さらに上記ターンテーブル
を、上記パレツトを、その軸線を上記加工ヘツド
の加工方向線に対して上記2つのバルブ孔の相対
傾斜角の1/2に相当する角度だけ傾斜させた状態
で該パレツト軸線を中心として180゜回転させ得る
如く構成したことを特徴とするものである。
従つて、本発明のバルブ孔の加工装置によれ
ば、ターンテーブルにおいてパレツトを180゜回転
させることにより、該ターンテーブルの傾斜角度
を変えることなく該ターンテーブルに載置固定さ
れるシリンダヘツドと、該シリンダヘツドに形成
された相互に所定の相対傾斜角をもつ複数のバル
ブ孔の孔加工をそれぞれ行なう第1のバルブ孔加
工装置と第2のバルブ孔加工装置との間における
相対位置を適宜に変更することができるため、該
パレツトの形状を第1のバルブ孔加工装置による
孔加工時と第2のバルブ孔加工装置による孔加工
時とでそれぞれ異なるものを容易する必要がなく
該パレツトの共用化が図れるとともに、該パレツ
トを第1のバルブ孔加工装置と第2のバルブ孔加
工装置の間で搬送するための搬送装置を一系統の
搬送装置で構成することが可能であり、その結
果、加工装置の構造の簡略化並びにコストの低廉
化を促進し得るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る加工装置の一部
正面図、第2図は第1図の−矢視図、第3図
は第2図の−矢視図、第4図は第1図の−
矢視図、第5図は第1図の−矢視図、第6
図は従来の加工装置の要部側面図である。 1……第1のバルブ孔加工装置、2……第2の
バルブ孔加工装置、3……ターンテーブル、4…
…ワーク搬送装置、5……パレツト支持台、6…
…パレツト、7……加工ヘツド、9……シリンダ
ヘツド、10……固定ガイドレール、11……搬
送ロツド、21……第1のバルブ孔、22……第
2のバルブ孔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 相互に所定の相対傾斜角をもつて傾斜形成さ
    れた第1のバルブ孔と第2のバルブ孔とを有する
    エンジンのシリンダヘツドの上記各バルブ孔を加
    工する加工装置であつて、上記第1のバルブ孔を
    加工するための第1のバルブ孔加工装置と上記第
    2のバルブ孔を加工するための第2のバルブ孔加
    工装置とをワーク搬送方向において直列的に配置
    するとともに、該第1のバルブ孔加工装置と第2
    のバルブ孔加工装置との間にワーク反転用のター
    ンテーブルを配置し、さらに上記第1のバルブ孔
    加工装置とターンテーブルと第2のバルブ孔加工
    装置の側方にこれらの間でワークをパレツトに取
    付けた状態で搬送するためのワーク搬送装置を設
    ける一方、上記第1のバルブ孔加工装置と第2の
    バルブ孔加工装置はそれぞれ、基台に対して相対
    移動可能な加工ヘツドと、上記シリンダヘツドが
    載置固定されるパレツトを、その軸線が上記加工
    ヘツドの加工方向線に対して上記2つのバルブ孔
    の相対傾斜角の1/2に相当する角度だけ傾斜させ
    た状態で固定支持するパレツト支持台とを有して
    おり、さらに上記ターンテーブルは、上記パレツ
    トを、その軸線を上記加工ヘツドの加工方向線に
    対して上記2つのバルブ孔の相対傾斜角の1/2に
    相当する角度だけ傾斜させた状態で該パレツト軸
    線を中心として180゜回転させ得る如く構成されて
    いることを特徴とするバルブ孔の加工装置。
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