JPS62173153A - バルブ孔の加工装置 - Google Patents

バルブ孔の加工装置

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JPS62173153A
JPS62173153A JP1240286A JP1240286A JPS62173153A JP S62173153 A JPS62173153 A JP S62173153A JP 1240286 A JP1240286 A JP 1240286A JP 1240286 A JP1240286 A JP 1240286A JP S62173153 A JPS62173153 A JP S62173153A
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元廣 健二
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はエンジンのシリンダヘッドに設けられろ吸・排
気弁取付用のバルブ孔を加ニオるfこめの加工装置に関
するものである。
(従来技術) 相互に所定の相対傾斜角を乙って傾斜配置位される吸気
弁と排気弁とを打するエンジンのノリノダヘッドには、
上記板・排気弁取付用のバルブ孔が相互に所定の相対傾
斜角をもって形成される。
ところで、シリンダヘッドのバルブ孔の加工を行なう場
合には、穿孔加工、リーマ加工等、複数の加工工程を経
る必要があり、このためシリンダヘッドの大量生産を行
なう場合には、一般に、搬送ラインに沿って各種の孔加
工にそれぞれ供せられる複数のバルブ孔加工装置を列設
配置するとともに、上記搬送ライン上を搬送されるパレ
ットに未加工のシリンダヘッドを固定してこれを順次各
バルブ孔加工装置側に搬送し、該各バルブ孔加工装置に
おいてそれぞれ所定の加工を行なわしめるようにしてい
る。
一方、一般にバルブ孔加工装置は、その加工ヘットを垂
直方向に立設状態で配置しており、該加工ヘッドを上下
方向に移動させることによって該加工ヘッドに選択的に
取付けられろドリルあるいはリーマ等の工具によって所
定の孔加工を行なうようにしている。
従って、上記の如き加工方向の異なる複数のバルブ孔を
有するシリンダヘッドの該各バルブ孔に上述の如き加工
ラインを使用して所定の孔加工を行なう場合には、各バ
ルブ孔加工装置の加工方向が予め一定方向に設定されて
いるため加工方向がそれぞれ異なる複数のバルブ孔の孔
加工を行なおうとすれば必然的に各バルブ孔加工装置の
加工ヘッドとシリンダヘッドとの相対位置を加工対象の
バルブ孔の向きに応じて変化させる必要があり、従来は
、第6図に示す如くパレッh81を実線図示する位置と
鎖線図示する位置(符号81′)との間で矢印A−B方
向に傾斜させることにより、該パレット81に取付けら
れたシリンダヘッド82の加工ヘッド83に対する相対
位置を実線図示する位置と鎖線図示する位置(符号82
′)の間で変更可能とし、もって加工方向がそれぞれ異
なる複数のバルブ孔の加工を実現するようにしていた。
ところが、このようにパレットの傾斜方向を変更するこ
とによって加工ヘッドとシリンダヘッドとの相対関係を
変化させるようにした場合には、パレットを搬送する搬
送装置として、該パレットを一方側へ傾斜させた状態で
搬送する搬送装置と該パレットを他方側へ傾斜させた状
態で搬送する搬送装置との2系統の搬送装置が必要とな
りコストアップを招くという問題があった。
(発明の目的) 本発明は上記従来技術の項で指摘した問題点を改善しよ
うとするもので、加工方向がそれぞれ異なる複数のバル
ブ孔を有するシリンダヘッドの上記各バルブ孔の孔加工
を行なうための加工装置において、被加工物であるシリ
ンダヘッドを載置固定するためのパレットの共用化と該
パレットを搬送する搬送装置の一系統化を実現し、もっ
て加工装置の構造の簡略化及び低コスト化を図ることを
目的とするしのである。
(目的を達成するfコめの手段) 本発明は上記の目的を達成する1こめの手段として、相
互に所定の相対傾斜角をらって傾斜形成された第1のバ
ルブ孔と第2のバルブ孔とを有するエンジンのシリンダ
ヘッドの上記g バルブ孔ヲ加工する加工装置において
、上記第1のバルブ孔を加工するための第1のバルブ孔
加工装置と上記第2のバルブ孔を加工するための第2の
バルブ孔加工装置とをワーク搬送方向において直列的に
配置するとともに、該第1のバルブ孔加工装置と第2の
バルブ孔加工装置との間にワーク反転用のターンテーブ
ルを配置し、さらに上記第1のバルブ孔加工装置とター
ンテーブルと第2のバルブ孔加工装置の側方にこれらの
間でワークをパレットに取付けた状態で搬送するための
ワーク搬送装置を設ける一方、上記第1のバルブ孔加工
装置と第2のバルブ孔加工装置をそれぞれ、基台に対し
て相対移動可能な加工ヘノドと、上記シリンダヘッドが
載置固定されるパレットを、その軸線が上記加工ヘッド
の加工方向線に対して上記2つのバルブ孔の相対傾斜角
の1/2に相当する角度だけ傾斜させた状態で固定支持
するパレット支持台とを有する如く構成し、さらに上記
ターンテーブルを、上記パレットを、その軸線を上記加
工ヘッドの加工方向線に対して上記2つのバルブ孔の相
対傾斜fRの1/2に相当する角度たけ傾斜させ1こ状
態て該パレット軸線を中心として180゛回転させ得る
如く構成したものである。
(作 用) 本考案では上記の手段により、 (1)ターンテーブルにおいてパレットを180゜回転
させることにより、パレットの傾斜角度を変えることな
く該パレットに取付けられたシリンダヘッドのそれぞれ
加工方向の異なる2つのバルブ孔の軸線を第1のバルブ
孔加工装置と第2のバルブ孔加工装置の加工方向線に対
してそれぞれ合致させることが可能ならしめられる、 (2)第1のバルブ孔加工装置における加工時のパレッ
ト傾斜角と第2のバルブ孔加工装置におけるパレット傾
斜角とがともに一定角度に保持されるため、該パレット
を、第1のバルブ孔加工装置による加工作業時と第2の
バルブ孔加工装置による加工時とでそれぞれ形状の異な
るものに取りかえrこすする必要がなくパレットの共用
化が可能であり、しかも該パレットを搬送するための搬
送装置を第1のバルブ孔加工装置とターンテーブルとの
間と、該ターンテーブルと第2のバルブ孔加工装置との
間でその仕様を変更する必要かなく該搬送装置の一系統
化が可能ならしめられろ、等の作用が得られる。
(実施例) 以下、第1図ないし第5図を参照して本発明の好適な実
施例を説明する。
第1図及び第2図には本発明の実施例に係る加工ライン
の一部か示されている。この加工ラインは、後述するエ
ンジンのシリンダヘッド9(第4図参照)に形成される
吸・排気弁取付用のバルブ孔を加工するためのものであ
って、後述するワーク搬送装置4の搬送方向に沿って複
数のバルブ孔加工装置か直列的に列設配置されており、
特に上記第1図及び第2図にはこれら複数のバルブ孔加
工装置のうち、シリンダヘッド9の吸気弁取付用の第1
のバルブ孔21に対してリーマ加工を行なう第1のバル
ブ孔加工装置1(後に詳述する)と、排気弁取付用の第
2のバルブ孔22に対してり一マ加工を行なう第2のバ
ルブ孔加工装置2(後に詳述する)と、該第1のバルブ
孔加工装置lと第2のバルブ孔加工装置2の中間位置に
配置されたワーク反転用のターンテーブル3(後に詳述
する)とが示されている。
シリンダヘッド9は、第4図に示す如くその内部に、相
互に角度2αの相対傾斜角をもって第1のバルブ孔21
と第2のバルブ孔22とが形成されている。従っC1こ
の2つのバルブ孔21.22に対してそれぞれ孔加工を
行なうためには、該シリンダヘッド9と、第1のバルブ
孔加工装置lと第2のバルブ孔加工装置2の加工ヘッド
7.7・・との間の相対位置を上記相対傾斜角2αに対
応させて適宜に変更設定する必要があり、このRめ第1
のバルブ孔加工装置1と第2のバルブ孔加工装置2及び
ターンテーブル3には後述する如く種々の工夫がなされ
ている。
又、このシリンダヘッド9は、第4図に示す如くパレッ
ト6に固定された状態で各加工装置間を搬送されるとと
乙に、該加工装置部分においてそれぞれ該パレット6を
介して固定され、この状態で所定の加工が行なわ゛れる
。尚、パレット6は、第4図に示されるように平板状の
基部材24の下面24aの四隅にそれぞれ突起25.2
5・・を形成するとともに、該各突起25.25・・の
先端部にそれぞれ押え部材26.26・・を螺着して構
成されており、上記シリンダヘッド9を上記各押え部材
26.26・・によって該基部材24の下面24b側に
固定するようになっている。又、このパレット6の基部
材24の中央部には、加工工具挿通用の開口27が形成
されており、該パレット6は基部材24の上面24aを
上方に向けた状態で(即ち、シリンダヘッド9を下方に
向けfこ状態で)使用され、且つこのまま後述するワー
ク搬送装置4によって搬送される。
第1のバルブ孔加工装置1と第2のバルブ孔加工装置2
は、と已に同一構造を有し且つ同一作用を行なうもので
あり、ここではこの2つのバルブ孔加工装置1.2のう
ち、第1のバルブ孔加工装置1についてのみその構造並
びにその作用を説明し、第2のバルブ孔加工装置2につ
いての説明を省略する。
第1のバルブ孔加工装置lは第1図ないし第3図に示す
如く床上に立設固定される基台31の前面に相互に平行
状態で左右一対のガイドレール32.32を立設配置す
るとともに、該各ガイドレール32.32に対してそれ
ぞれ上下方向に摺動自在に加工ヘッド7.7をそれぞれ
装着して構成されている。尚、この一対の加工ヘッド7
.7はそれぞれ単独に上下動可能とされるとともに、そ
の水平方向における相対間隔も任意に設定できるように
なっている。又、この加工ヘッド7.7には、それぞれ
加工工具としてリーマが装着され、該加工ヘッド7,7
を上下方向に移動させることにより該リーマにより所定
のり−マ加工を行なえろようになっている。
このように第1のバルブ孔加工装置lの加工ヘッド7.
7の加工方向は垂直方向の一方向のみに固定的に設定さ
れているため、上述の如くシリンダヘッド9に設けられ
た相互に穴方向の異なる2種類のバルブ孔21.22の
加工をそれぞれ行なうためには、各バルブ孔21.22
の傾斜方向に応じて該シリンダヘッド9と上記加工ヘッ
ド7.7との相対位置を変更設定してやる必要があり、
このためこの第1のバルブ孔加工装置lの加工ヘッド7
.7の直下位置には、上記シリンダヘッド9が取付けら
れる上記パレット6を所定の角度に傾斜さけた状態で固
定保持するためのパレット支持台5を設けている。
パレット支持台5は、第4図に示す如く上記パレット6
を所定の傾斜角をもって着脱自在に固定し得るように構
成されるものであるが、そのパレット6の傾斜角を設定
するに当っては、該パレット6の軸線11o(換言すれ
ば、2つのバルブ孔21゜22の相対傾斜角2αの2等
分線)と上記第1のバルブ孔加工装置lの加工ヘッド7
の加工方向線(即ち、加工ヘッド7の軸線)Lとの挟角
を、上記2つのバルブ孔21.22の相対傾斜角2αの
1/2に相当する角度αに設定した場合には、パレット
6を上記軸線(toの周りで180°回転させることに
より2つのバルブ孔21.22を択一的に上記加工ヘッ
ド7の加工方向線σ、に合致させることが可能となるこ
と(換言すれば、パレット6の傾斜角を変更することな
く加工ヘッド7に□      対するシリンダヘッド
9の相対位置を変更することが可能となること)に着目
し、該パレット6を、その軸m(loを加工ヘッド7の
加工方向線a、よりも角度αだけ装置前方側へ傾斜させ
た状態で固定できるように構成している。以下、このパ
レット支持台5の構成並びにその作用を第4図を参照し
て詳述する。
パレット支持台5は、床上に固定される基台35を有し
ている。この基台35は、その前後両側部からそれぞれ
側壁36.36を、上記加工ヘット7の加工方向線(l
lに対して装置前方側に角度αたけ傾斜させfこ状態で
立上げるとともに、該前後一対の側壁36.36の上端
部の内面にそれぞれ水平方向に延びろ嵌合溝37.37
を対向形成している。この相互に対向形成された前後一
対の嵌合溝37.37はそれぞれ上記パレット6の前後
両端部6 a、6 bを摺動可能に嵌合せしめ得るよう
な寸法に設定されており、且つその上下方向における形
成位置は、該各嵌合溝37,37内に上記パレット6の
前後両端部6 a、 6 bをそれぞれ嵌入させ且つ該
前後両端部6 a、 6 bを後述するクランプ機構4
1によって該嵌合溝37,37の上面37a、37a側
に押しつげた状@(第4図に図示する状態)において該
パレット6の上記軸線(loを上記加工ヘッド7の加工
方向線U、に対して装置前方側に角度αだけ傾斜させる
ことができるような位置に設定されている。
さらに、この基台35には、上記嵌合溝37,37内に
その前後両端部6 a、 6 bがそれぞれ嵌入せしめ
られた状態における上記パレット6の傾斜方向における
位置決めを行なうための位置決め機構42が設けられて
いる。この位置決め機構42は、上記側壁36の上端部
に該側壁36の立設方向(矢印c−D方向)に摺動自在
に設けられて上記パレット6側に形成した嵌合穴51に
対して嵌脱自在とされる嵌合ピン50と、該嵌合ピン5
0をスイングアーム52を介して軸方向に移動させろた
めのシリンダ53とで構成されており、上記嵌合穴51
内に上記嵌合ピン50の先端が嵌入することによりパレ
ット6の傾斜方向における位置決めが行なわれる。
クランプ機構41は、上記側壁36.36の延設方向に
沿って摺動変位自在に設けられた萌後一対のクランプ軸
55.55を有している。この各クランプ軸55.55
の上端部には、それぞれ上記嵌合溝37,37内に嵌入
保持された状態における上記パレット6の前後両端部6
 a、 6 bの下面に当接可能な当接部材56が取付
けられている。
又、この各クランプ軸55.55の下端部には、それぞ
れローラ57,57が転動自在に取付けられている。さ
らに、この各ローラ57,57は、上記各クランプ軸5
5.55の下側にしかも上記パレット6の傾斜方向に平
行な方向に向けて摺動変位自在に配置された摺動杆58
の前後2位置にそれぞれ形成した傾斜溝59.59内に
、それぞれ転勤自在に嵌入仕しめられている。又、この
摺動杆58は、その一端58aに連結されるリンク機構
43を介してクランプ用シリンダ(図示省略)により軸
方向(矢印G−H方向)に摺動変位自在とされている。
従って、上記パレット6を上記嵌合溝37,37内に嵌
入保持しfこ状態で、クランプ用シリンダにより摺動杆
58を矢印ト■方向に移動さけると、該摺動杆58に形
成した傾斜溝59.59のカム作用により上記各クラン
プ軸55.55が矢印F方向に上動せしめられ、その上
端部にそれぞれ取付けた当接部材56.56によってパ
レット6の面後両端部6 a、 6 bがそれぞれ上記
嵌合溝37.37の上面37a、37aに押圧せしめら
れ、該パレット6がパレット支持台5側に固定されるこ
ととなる。
尚、第4図において符号15A、、I5Bは摺動杆5g
の位置検出を行なうためのセンサー、16はパレット6
がパレット支持台5側に搬送されγこことを検出するた
めのセンサーである。
ターンテーブル3は、上記パレット6を上記各バルブ孔
加工装置1.2における傾斜状態と同様の姿勢で180
°回転させるためのものであって、第5図に示す如く基
台65の上端部に、テーブル本体66を、装置前方側に
傾斜させた状態で回転自在に取付けて構成されている。
このテーブル本体66の回転軸線q、は、上記第1のバ
ルブ孔加工装置1の加工ヘッド7の加工方向線Q、に対
して装置前方側に角度αだけ傾斜せしめられている。
また、このテーブル本体66の上面66aに−は、上記
パレット6を該テーブル本体66と平行状態で固定する
ための2つのクランプ軸67.67が設けられている。
尚、このテーブル本体66へのパレット6の取付は状態
においては、該テーブル本体66の回転軸線(l12が
パレット6の軸線(IO(第4図参照)と合致するよう
にクランプ軸67.67の取付は位置が設定されている
従って、上記パレット6をテーブル本体66の上面66
aにクランプ軸67を介して固定した状態で該テーブル
本体66をその回転軸線(12周りに回転させることに
より、該パレット6に固定された上記のシリンダヘッド
9の2つのバルブ21゜22は択一的に加工ヘッド7の
加工方向線(11と合致することになる。
尚、第5図において符号68は、パレット6がテーブル
本体66上に入ってきたことを確認するためのセンサー
である。
ワーク搬送装置4は、上記パレット6をその所定の傾斜
状態のままで上記第1のバルブ孔加工装置lからターン
テーブル3を経て第2のバルブ孔加工装置2側へと順次
搬送するrこめのちのであって、搬送方向に沿ってその
両側に平行配置される前後一対の固定ガイドレール10
.+ 0(第2図及び第3図参照)と、搬送方向に沿っ
て延設配置された搬送ロッド11(第1図ないし第11
図参照)とで構成されている。固定ガイドレールI O
,10は、その搬送方向の全長に亘って設けられ几もの
ではなく、各バルブ孔加工装置1.2及びターンテーブ
ル3の部分においては途切れているっ又、この固定ガイ
ドレールI O,10の配設位置は、第4図に示す如く
上記パレット支持台5において非クランプ状態で保持さ
れたパレット6の前後両端部6 a、6 bを摺動自在
に支持し得るような位置とされている。
まL、上記搬送ロッドIIは、第3図及び第4図にそれ
ぞれ示す如くパレット6の斜上方に配置されている。ま
た、この搬送ロッド!lの外側面には、第1図及び第4
図に示す如く上記パレット6の幅寸法にほぼ相当する間
隔をもってロッド軸方向において対向配置された一対の
掛止爪12A。
12Bよりなる爪ユニット12が、上記第1のバルブ孔
加工装置lとターンテーブル3と第2のバルブ孔加工装
置2の配置間隔と同ピツチで多数設けられている。
又、この搬送ロッド11はその軸端部に設けられた駆動
装置(図示省略)によって上記爪ユニット12の配置ピ
ッチに相当するストローク範囲内で往復動せしめられる
とともに、第4図に示す如く矢印P−Q方向に回動自在
とされており、該搬送ロッドIIが矢印P方向に回動し
た状態においては、第4図において実線図示する如く爪
ユニット12がパレット6の両側部に掛止されるように
なっている。又、搬送ロッド11が矢印Q方向に回動し
た状態においては、第4図において鎖線図示する如く爪
ユニット12′とパレット6との係合か解除される。従
って、該搬送ロッドl!を矢印P方向に回動させた状態
で該搬送ロッドIIをその軸方向に移動させると、第1
のバルブ孔加工装置lのバレット支持台5、第2のバル
ブ孔加工装置2のパレット支持台5及びターンテーブル
3上にそれぞれ位置していたパレット6.6・・はそれ
ぞれ搬送方向前方側に上記ストロークに相当する寸法だ
け順次間欠的に搬送されることとなる。
続いて、上述の如く構成された加工ラインを使用しての
バルブ孔の加工方法をその加工手順に従って簡単に説明
する。
先ず、第1のバルブ孔加工装置lのパレット支持台5に
、シリンダヘッド9を取付けrこパレット6を、該シリ
ンダヘッド9の2つのバルブ孔21゜22のうち、第1
のバルブ孔21の軸線を加工ヘッド7の加工方向線Il
Iに合致させた状態で固定し、この状態で該加工ヘッド
7を作動させて該第1のバルブ孔21に所定のリーマ加
工を行なう。
第1のバルブ孔加工装置lにおけるリーマ加工が終了す
ると、パレット6に対するクランプ力を解除し、しかる
後、ワーク搬送装置4を作動させてパレット6を該第1
のバルブ孔加工装置lにおける加工時の姿勢のまま該第
1のバルブ孔加工装置1からターンテーブル3側に搬送
する。
ターンテーブル3においては、第1のバルブ孔加工装置
1側から搬送されたパレット6をその状態のままクラン
プし、その後、これを180”回転させて該パレット6
に取付けられたシリンダヘッド9の2つのバルブ孔21
.22のうち、第2のバルブ孔22の軸線を加工ヘッド
7の加工方向線σ1に合致させろ。パレット6の反転作
業が完了すると、次に、該パレット6に対するクランプ
力を解除し、しかる後、再びワーク搬送装置・1を作動
、5+i’で該パレット6をターンテーブル3での位置
決め状態のまま第2のバルブ孔加工装置2側に搬送する
パレット6が、第2のバルブ孔加工装置2側に搬送され
た状態においては、シリンダヘッド9の第2のバルブ孔
22の軸線が加工ヘッド7の加工方向線(11に合致し
ているため、該パレット6をそのままパレット支持台5
に固定し、加工ヘッド7を作動させて第2のバルブ孔2
2に所定のり−マ加工を行なう。第2のバルブ孔加工装
置2での加工が完了すると、パレット6に対するクラン
プ力を解除し、再び上記ワーク搬送装置4により該パレ
ット6を次工程に搬送する。
このように、この加工ラインによれば、シリンダヘッド
9に形成された加工方向の異なる2つのバルブ孔21.
22を2つのバルブ孔加工装置l。
2によってそれぞれ加工する場合、該シリンダヘッド9
を取付けたパレット6の傾斜角度を一定にしfこまま該
パレット6を回転させることのみによって該シリンダヘ
ッド9の2つのバルブ孔21.22の軸線を2つのバル
ブ孔加工装置1.2の加工ヘッド7.7の加工方向線に
対してそれぞれ択一的に合致させることが可能である。
従って、第1のバルブ孔加工装置Iにおける加工時と第
2のバルブ孔加工装置2におけろ加工時とでパレット6
を取りかえたりする必要のないこと(即ち、パレット6
の共用化が図れること)は勿論であるが、それとともに
、ワーク搬送装置4の第1のバルブ孔加工装置lとター
ンテーブル3との間における部分とターンテーブル3と
第2のバルブ孔加工装置2との間における部分とを同一
構成とすることができる(即ち、ワーク搬送装置4の一
系統化が実現される)。
(発明の効果) 本発明は、相互に所定の相対傾斜角をもって傾斜形成さ
れた第1のバルブ孔と第2のバルブ孔とを有するエンジ
ンのシリンダヘッドの上記各バルブ孔を加工する加工装
置において、上記第1のバルブ孔を加工するための第1
のバルブ孔加工装置と上記第2のバルブ孔を加工するた
めの第2のバルブ孔加工装置とをワーク搬送方向におい
て直列的に配置ずろとともに、該第1のバルブ孔加工装
置と第2のバルブ孔加工装置との間にワーク反転用のタ
ーンテーブルを配置し、さらに上記第1のバルブ孔加工
装置とターンテーブルと第2のバルブ孔加工装置の側方
にこれらの間でワークをパレットに取付けた状態で搬送
するためのワーク搬送装置を設ける一方、上記第1のバ
ルブ孔加工装置と第2のバルブ孔加工装置をそれぞれ、
基台に対して相対移動可能な加工ヘッドと、上記シリン
ダヘッドが載置固定されるパレットを、その軸線が上記
加工ヘッドの加工方向線に対して上記2つのバルブ孔の
相対傾斜角の1/2に相当する角度だけ傾斜させた状態
で固定支持するパレット支持台とを有する如く構成し、
さらに上記ターンテーブルを、上記パレットを、その軸
線を上記加工ヘッドの加工方向線に対して上記2つのバ
ルブ孔の相対傾斜角の1/2に相当する角度だけ傾斜さ
せた状態で該パレット軸線を中心として!80°回転さ
せ得る如く構成したことを特徴とするものである。
従って、本発明のバルブ孔の加工装置によれば、ターン
テーブルにおいてパレットを+80°回転させることに
より、該ターンテーブルの傾斜角度を変えることなく該
ターンテーブルに載置固定されるシリンダヘッドと、該
シリンダヘッドに形成された相互に所定の相対傾斜角を
もつ複数のバルブ孔の孔加工をそれぞれ行なう第1のバ
ルブ孔加工装置と第2のバルブ孔加工装置との間におけ
る相対位置を適宜に変更することができるため、該パレ
ットの形状を第1のバルブ孔加工装置による孔加工時と
第2のバルブ孔加工装置による孔加工時とでそれぞれ異
なるものを容易する必要がなく該パレットの共用化が図
れるとともに、該パレットを第1のバルブ孔加工装置と
第2のバルブ孔加工装置の間で搬送するための搬送装置
を一系統の搬送装置で構成することが可能であり、その
結果、加工装置の構造の簡略化並びにコストの低廉化を
促進し得るという効果か得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る加工装置の一部正面図、
第2図は第1図の■−■矢視図、第3図は第2図のll
l−[矢視図、第1・1図は第1図の■−■矢視図、第
5図は第1図の一■矢視図、第6図は従来の加工装置の
要部側面図である。 l・・・・・第1のバルブ孔加工装置 2・・・・・第2のバルブ孔加工装置 3・・・・・ターンテーブル 4・・・・・ワーク搬送装置 5・・・・・パレット支持台 6・・・・・パレット 7・・・・・加工ヘッド 9・・・・・シリンダヘッド lO・・・・固定ガイドレール 11・・・・搬送ロッド 21・・・・第1のバルブ孔 22・・・・第2のバルブ孔 出  願  人    マ  ツ  タ  ト宋式会社
第5N l 第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、相互に所定の相対傾斜角をもって傾斜形成された第
    1のバルブ孔と第2のバルブ孔とを有するエンジンのシ
    リンダヘッドの上記各バルブ孔を加工する加工装置であ
    って、上記第1のバルブ孔を加工するための第1のバル
    ブ孔加工装置と上記第2のバルブ孔を加工するための第
    2のバルブ孔加工装置とをワーク搬送方向において直列
    的に配置するとともに、該第1のバルブ孔加工装置と第
    2のバルブ孔加工装置との間にワーク反転用のターンテ
    ーブルを配置し、さらに上記第1のバルブ孔加工装置と
    ターンテーブルと第2のバルブ孔加工装置の側方にこれ
    らの間でワークをパレットに取付けた状態で搬送するた
    めのワーク搬送装置を設ける一方、上記第1のバルブ孔
    加工装置と第2のバルブ孔加工装置はそれぞれ、基台に
    対して相対移動可能な加工ヘッドと、上記シリンダヘッ
    ドが載置固定されるパレットを、その軸線が上記加工ヘ
    ッドの加工方向線に対して上記2つのバルブ孔の相対傾
    斜角の1/2に相当する角度だけ傾斜させた状態で固定
    支持するパレット支持台とを有しており、さらに上記タ
    ーンテーブルは、上記パレットを、その軸線を上記加工
    ヘッドの加工方向線に対して上記2つのバルブ孔の相対
    傾斜角の1/2に相当する角度だけ傾斜させた状態で該
    パレット軸線を中心として180°回転させ得る如く構
    成されていることを特徴とするバルブ孔の加工装置。
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