JPH02294646A - 感光性平版印刷版 - Google Patents

感光性平版印刷版

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JPH02294646A
JPH02294646A JP11664589A JP11664589A JPH02294646A JP H02294646 A JPH02294646 A JP H02294646A JP 11664589 A JP11664589 A JP 11664589A JP 11664589 A JP11664589 A JP 11664589A JP H02294646 A JPH02294646 A JP H02294646A
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JP
Japan
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printing plate
acid
denotes
polymer compound
resin
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Application number
JP11664589A
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English (en)
Inventor
Shinichi Fumiya
文屋 信一
Eriko Katahashi
片橋 恵理子
Masabumi Uehara
正文 上原
Shinichi Matsubara
真一 松原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ネガ型感光性平版印刷版に関するものであり
、詳しくは、現像性、耐剛力に優れるネガ型感光性平版
印刷版に関するものである.(従来の技術) 予め感光性を与えられた印刷材料の感光性物質として使
用されているものの大多数は、ジアゾニウム化合物であ
り、その最も常用されているものは、P−ジアゾジフエ
ニルアミンのホルムアルデヒド縮金物に代表されるジア
ゾニウム樹脂がある。
このようなジアゾニウム樹脂を紙、ブラスチ・ンクまた
は金属等の適当な支持体上に塗布し、それを透明陰画を
通して活性光線に露光した場合、露光された部分のジア
ゾニウム樹脂は、分解を起こして不溶性に変化する。他
方、未露光部を水で溶解除去することにより親水化処理
が施された支持体表面が露呈する.従ってオフセット印
刷機上において、この未露光部は水を受付けてインキを
反発する.また、分解した部分のジアゾニウム樹脂は親
油性を呈し、水を反発してインキを受付る。このような
印刷材料は、いわゆるネガ型の印刷版を与える.この種
の感光性印刷材料の感光性層の組成物は、ジアゾニウム
樹脂単独のもの、あるいはジアゾニウム樹脂と高分子化
合物の混合されたものに分類することができ、通常一般
的には耐刷力に有利な後者の系が用いられている. かかる高分子化合物としては、例えば、特公昭55−3
4929号公報に記載されているような、アルコール性
水酸基を有する(メタ)アクリル酸と(メタ)アクリロ
ニトリルとの共重合体、特開昭56−4144号公報に
記載されているような(メタ)アクリル酸アルキルと(
メタ)アクリロニI− IJルと不飽和カルボン酸との
共重合体、特公昭57−43890号公報に記載されて
いるような芳香族性水酸基を脊する(メタ)アクリルア
ミド類あるいは、(メタ)アクリル酸エステル、(メタ
)アクリロニトリルと不飽和カルポン酸との共重合体な
どが知られている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、芳香族性水酸基を有する高分子化合物を
使用すると、一般に、芳香族環特有のレジストの強さ、
すなわち耐剛力の向上、印刷インキの親和力の強さ、種
々の印刷処理薬品に対するレジストの強さ等は達成され
るものの、現像液に対する溶解性の悪さのため、現像不
良を引き越しやすいという問題点がある。
一方、アルコール性水酸基を有する高分子化合物などを
使用した場合には、一Sに、現像性は良いものの、物理
的強度不良による傷の付き易さ、衝撃力に対する弱さの
ため特にオフ輪等の高速印刷における耐刷不良が問題に
なる。
そこで、本発明の主たる目的は、アルカリ水を主体とし
た現像液に対し、優れた現像性を示し、かつ、耐剛力に
も優れる新規な、感光性平版印刷版を提供することにあ
る。
(問題を解決するための手段) 本発明者らは、上記問題点に留意し、鋭意検討した結果
、高分子化合物として下記一般式(I)で示される構造
単位を含む高分子化合物を使用すれば、所期の目的が達
成される事を見いだし、本発明を完成するに至った. 即ち、本発明の要旨は、砂目立てし、陽極酸化処理した
アルミニウム板上にジアゾニウム樹脂、および高分子化
合物からなる感光層を設けた平版印刷版において、咳高
分子化合物が、下記一般式(I)で示される構造単位を
含むことを特徴とする. 一般式 (式中R,は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基を表
わし、R,およびR,は、それぞれ、水素原子、アルキ
ル基を表わし、R4はカルボキシル基、カルボン酸塩基
、スルホン酸基、スルホン酸塩基を表わし、mは、1〜
3の整数を表わし、nは、O〜4の整数を表わし、Zは
一〇一一NH一を表わす.) 以下、本発明を詳細に説明する. 本発明に用いられるジアゾ樹脂は、従来公知のものが適
宜使用できるが、芳香族ジアゾニウム塩を活性力ルボニ
ルで縮合した、例えば、ホルムアルデヒドで縮合したジ
アゾ樹脂が代表的に用いられる。また、芳香族ジアゾニ
ウム塩と芳香族スルホン酸(塩)化合物等とホルムアル
デヒドとの共縮合ジアゾ樹脂も用いられる。
ジアゾニウム樹脂としては、例えばp−ジアゾジフエニ
ルアミンとホルムアルデヒド又は、アセトアルデヒドの
縮合物、p−ジアゾジフエニルアミンおよびベンゼンス
ルホン酸(塩)とホルムアルデヒド又は、アセトアルデ
ヒドの共縮合物、とヘキサフルオ口燐酸塩、テトラフル
オ口ホウ酸塩との脊機溶媒可溶性反応生成物であるジア
ゾニウム樹脂無機塩、又は、米国特許3,300.30
9号明細書に記載されているような前記縮合物とスルホ
ン酸類例えばp−トルエンスルホン酸またはその塩、ホ
スフィン酸頚、例えばベンゼンホスフィン酸又はその塩
、ヒドロキシル基含有化合物、例えば2.4−ジヒドロ
キシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ〜4−メトキシベ
ンゾフェノン−5−スルホン酸又はその塩等の有機溶媒
可溶性ジアゾニウム樹脂有機酸塩等が挙げられる。
ジアゾニウム樹脂の具体例としては、4−ジアゾジフェ
ニルアミン・ヘキサフルオ口燐酸塩一ホルムアルデヒド
樹脂、4−ジアゾジフェニルアミン・ヘキサフルオ口燐
酸塩一ア七トアルデヒド樹脂、4−ジアゾー4′−メト
キシジフェニルアミン・テトラフルオ口ホウ酸塩−ホル
ムアルデヒド樹脂、4−ジアゾー4′一エトキシジフェ
ニルアミン・テトラフルオ口ホウ酸塩一ア七トアルデヒ
ド樹脂、ベンゼンスルホン酸−4−ジアゾジフェニルア
ミン・テトラフルオ口ホウ酸塩−ホルムアルデヒド樹脂
、ベンゼンスルホン酸(塩)−4−ジアゾジフエニルア
ミン・テトラフルオ口ホウ酸塩一ア七トアルデヒド樹脂
、4−ジアゾジフェニルアミン・2−ヒドロキシ−4−
メトキシベンゾフエノン−5−スルホン酸塩一ホルムア
ルデヒド樹脂等が挙げられる. 本発明のジアゾニウム樹脂は、各単量体のモル比および
縮合条件を種々変えることによりその分子量は任意の値
として得ることができるが、本発明の目的とする使途に
有効に共するためには分子量が400〜10000のも
のが使用可能であるが、好ましくは、約800〜500
0のものが適当である。
本発明に用いられる感光性ジアゾニウム樹脂は通常1〜
60重量%、好ましくは、3〜30重量%含有させる。
一方、本発明に使用される前記一般式(f)で示される
構造単位を含む高分子化合物は、下記一般式(U)で示
される化合物を重合して得られる。
好ましくは、これと重合可能な付加重合性不飽和化合物
とを共重合して得られる。
一般式 (式中のR.,R.,R,,R.,Z,m,nはそれぞ
れ前述と同様のものを表わす。)カルボン酸塩基及びス
ルホン酸塩基の塩としては、ナトリウム、カリウム、カ
ルシウム、マグネシウム、アンモニウム等が挙げられる
上記付加重合性不飽和化合物としては、例えば、アクリ
ルアミド類、メタアクリルアミド類・α、β一不飽和カ
ルボン酸、(置換)アルキルアクリレート、(置換)ア
ルキルメタクリレート、ビニルエーテル類、ビニルエス
テル類、ビニルケトン類、スチレン類、オレフイン類、
などの付加重合性不飽和結合を有する化合物から選ばれ
る。
具体的には例えば、下記(I)〜(I0)に示すものが
挙げられる. (I)  アクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸
等のα,β一不飽和カルポン酸 (2)アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル
酸プロビル、アクリル酸ブチル、アクリル酸アミル、ア
クリル酸ヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸−
2−クロロエチル、2−ヒドロキシエチルアクリレート
、グリシジルアクリレート、N−ジメチルアミノエチル
アクリレート等の(置換)アルキルアクリレート(3)
メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、プロビ
ルメタクリレート、プチルメタクリレート、アミルメタ
クリレート、シクロへキシルメタクリレート、2−ヒド
ロキシエチルメタクリレート、4−ヒドロキシブチルメ
タクリレート、グルシジルメタクリレート、N−ジメチ
ルアミノエチルメタクリレート等の(置換)アルキルメ
タクリレート (4)  アクリルアミド、メタクリルアミド、N一メ
チロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリルア
ミド、N一エチルアクリルアミド、N一へキシルメタク
リルアミド、N−シクロヘキシルアクリルアミド、N−
ヒドロキシエチルアクリルアミド、N−フェニルアクリ
ルアミド、N−ヒドロキシフェニルメタクリルアミド、
N一エチルーN−フェニルアクリルアミド等のアクリル
アミド若しくはメタクリルアミド類(5)  エルチビ
ニルエーテル、2−クロロエルチビニルエーテル、ヒド
ロキシエチルビニルエーテル、プロビルビニルエーテル
、プチルビニルエーテル、オクチルビニルエーテル、フ
ェニルビニルエーテル等のビニルエーテル類 (6)  ビニルアセテート、ビニルクロロアセテート
、ビニルブチレート、安息香酸ビニル等のビニルエステ
ル類 (カ  スチレン、α−メチルスチレン、メチルスチレ
ン、クロロメチルスチレン等のスチレン類(8)  メ
チルビニルケトン、エチルビニルケトン、プロビルビニ
ルケトン、フエニルビニルケトン等のビニルケトン類 (9)エチレン、ブロビレン、イソブチレン、ブタジエ
ン、イソプレン等のオレフィン類 00)N−ビニルピロリドン、N−ビニル力ルバゾール
、4−ビニルビリジン、アクリロニトリル、メタクリ口
ニトリル等 が挙げられるが、その他、上記一般式(n)で示される
七ノマーと共重合しうるモノマーであれば良く、これに
限定されるものではない。また、これ以外の樹脂として
、ポリビニルブチラール樹脂、ポリウレタン樹脂、ボリ
アミド樹脂、エボキシ樹脂、ノボラック樹脂、ポリビニ
ルホルマール樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネー
ト樹脂、天然樹脂等も挙げられる。
特に好ましい付加重合性不飽和化合物としては、アクリ
ル酸、メタクリル酸等のα,β一不飽和カルボン酸類、
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メチルメタクリ
レート、エチルメタクリレート等の(置換)アルキリア
クリレート、(置換)アルキルメタクリレート類および
アクリルニトリル、メタクリルニトリルが挙げられる。
本発明の共重合体は、通常の方法で得られるが、前記一
般式(I)で示される構造単位の含有量は、共重合体中
1〜50Ilol%であり、より好ましくは、5〜30
s+ol%である。また、分子量は1万から30万(ゲ
ルバーミエションク口マトグラフィー測定以下、GPC
と略記する)がよく、より好ましくは、2万から25万
の範囲である。
本発明に用いられる高分子化合物は、感光性組成物中、
1〜99重量%であり、より好ましくは、5〜95重量
%である。
本発明の感光性組成物には、以上説明した各素材のほか
、必要に応じて更に染料、顔料 塗布向上剤、可塑材な
どを添加することができる。
前記の染料としては、例えばビクトリアピュアブルーB
OH (保土ケ谷化学社製)、オイルプル−#603(
オリエント化学社製)、パテントビュアブルー(住友三
国化学社製)、クリスタルバイオレット、ブリリアント
グリーン、エチルバイオレット、メチルグリーン、エリ
スロシンB、ペイシックフクシン、マラカイトグリーン
、オイルレッド、m−クレゾールパープル、ローダミン
B、オーラミン、4−P−ジエチルアミノフェニルイミ
ノナフトキノン、シアノーP−ヂエチルアミノフェニル
アセトアニリド等に代表されるトリフエニルメタン系、
ヂフェニルメタン系、オキサジン系、キサンテン系、イ
ミノナフトキノン系、アゾメチン系又はアントラキノン
系の色素が挙げられる。
染料は、感光性組成物中に通常約0. 5〜10重量%
、好ましくは、約1〜5重量%含有させる。
塗布向上剤としては、アルキルエーテル類(例えばエチ
ルセルロース、メチルセルロース)、フッ素系界面活性
剤類や、ノニオン界面活性剤〔例えば、プル口ニックL
64(旭電化社製)〕が挙げられ、塗膜の柔軟性、耐摩
耗性を賦与するための可塑剤としては、例えばプチルフ
タリル、ポリエチレングリコール、クエン酸トリブチル
、フタル酸ジエチル、フタル酸ジプチル、フタル酸ジヘ
キシル、フタル酸ジオクチル、フタル酸2エチルヘキシ
ル、リン酸トリクレジル、リン酸トリブチル、リン酸ト
リオクチル、オレイン酸テトラヒド口フルフリル、アク
リル酸、又はメタアクリル酸のオリゴマーが挙げられ、
画像部の感脂性を向上させるための感脂剤としては例え
ば、特開昭55−527号公報記載のスチレンー無水マ
レイン酸共重合体のアルコールによるハーフエステル化
物が挙げられ、安定剤としては例えば、ポリアクリル酸
、酒石酸、燐酸、亜燐酸、有機酸(アクリル酸、メタク
リル酸、クエン酸、蓚酸、ベンゼンスルホン酸、ナフタ
レンスルホン酸、4−メトキシ−2−ヒドロキシベンゾ
フェノン−5−スルホン等当)が挙げられる.これらの
添加剤の添加量はその使用対象目的によって異なるが、
一般に全固形分に対して、0.01〜30重量%が好ま
しい。
本発明において、上述の感光性組成物を適当な溶媒、例
えばメチルセルソルブ、エチルセルソルブ、メチルセル
ソルプアセテート、エチルセルソルブアセテート、等の
セルソルブ類、メチルエチルケトン、酢酸エチル、ベン
ジルアルコール、ジアセトンアルコール、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルスルホキシド、ジオキサン、アセト
ン、シクロヘキサノン、トリクロロエチレン等に単独あ
るいは、2種以上混合して溶解し、感光液とする。
これを支持体表面に塗布乾燥させることにより感光性平
版印刷版が得られる。
塗布方法は、従来公知の方法、例えば、回転塗布、ワイ
ヤーバー塗布、デイップ塗布、エアーナイフ塗布、ロー
ル塗布、ブレード塗布及びカーテン塗布等が可能である
。塗布量は用途により異なるが、感光性平版印刷版材料
については固形分として0,15〜10g/m”かの好
ましい。
本発明の感光性平版印刷版の支持体には、アルミニウム
板を用い、砂目立て処理、陽極酸化処理及び必要に応じ
て封孔処理等の表面処理が施されていることが好ましい
。これらの処理には公知の方法を通用することができる
砂目立て処理の方法としては、例えば機械的方法、電解
によりエッチングする方法が挙げられる。
機械的方法としては、例えばボール研磨法、ブラシ研磨
法、液体ホーニングによる研磨法、パフ研磨法等が挙げ
られる.アルミニウム材の組成等に応じて上述の各種方
法を単独あるいは組み合わせて用いることができる。
電解エンチングは、塩酸又は硝酸等の無機の酸を含有す
る浴で行われる. 砂目立て処理の後、必要に応じてアルカリあるいは酸の
水溶液によってデスマット処理を行い中和して水洗する
陽極酸化処理は、電解液としては、硫酸、クロム酸、シ
ュウ酸、リン酸、マロン酸等を1種または2種以上含む
溶液を用い、アルミニウム板を陽極として電解して行わ
れる.形成された陽極酸化皮膜量は1〜50mg/da
tが適当でり、好ましくは10〜40■/da’であり
、特に好ましくは25〜40■/ d m ”である。
陽極酸化皮膜量は、例えばアルミニウム板をリン酸クロ
ム酸溶液(リン酸85%液:35ml、酸化クロム(V
l):20gをIffの水に溶解して作製)に浸漬し、
酸化皮膜を熔解し、板の皮膜溶解前後の重量変化測定等
から求められる。
封孔処理は、沸騰水処理、水蒸気処理、ケイ酸ソーダ処
理、重クロム酸塩水溶液処理等が具体例として挙げられ
る。この他にアルミニウム板支持体に対して、水溶性高
分子化合物や、フン化ジルコン酸等の金属塩の水溶液に
よる下引き処理を施すこともできる. その他、一般に感光性平版印刷版材料にフィルム原稿を
密着焼付する際、焼枠を真空にして行うが、この真空密
着性を改良する方法も本発明の感光性組成物を用いた感
光性平版印刷版材料に適用することができる。真空密着
性を改良する方法としては、感光層表面に機械的に凹凸
を施す方法、感光層表面に固体粉末を散布させる方法、
特開昭50−125805号公報に記載されているよう
な感光層表面にマット層を設ける方法、及び特開昭55
−12974号公報に記載されているような感光層表面
に固体粉末を熱融着させる方法等が挙げられる。
支持体上に塗布された感光性平版印刷版材料は、従来の
常法が適用される。すなわち、!a画像、網点画像等を
有する透明原画を通して感光し、次いで、水性現像液で
現像することにより、原画に対してネガのレリーフ像が
得られる。露光に好適な光源としては、カーボンアーク
灯、水恨灯、キセノンランプ、メタルハライドランプ、
ストロボ等が挙げられる。
本発明の感光性平版印刷版材料の現像処理に用いられる
現像液は公知のいずれのものであっても良いが、好まし
くは以下のものがよい.すなわち本発明の感光性平版印
刷版材料を現像する現像液は、特定の有機溶媒と、アル
カリ剤と、水とを必須成分として含有する。ここに特定
の有機溶媒とは、現像液中に含有させたとき上述の感光
性組成物層の非露光部(非画像部)を溶解又は膨潤する
ことができ、しかも常温(20゜C)において水に対す
る溶解度が10重量%以下の有機溶媒をいう。
このような有機溶媒としては上記のような特性を有する
ものでありさえすればよく、以下のもののみに限定され
るものではないが、これらを例示するならば、例えば酢
酸エチル、酢酸プロビル、酢酸ブチル、酢酸アミル、酢
酸ベンジル、エチレングリコールモノプチルアセテート
、乳酸ブチル、レブリン酸ブチル等のカルボン酸エステ
ル:エチルブチルケトン、メチルイソブチルケトン、シ
クロヘキサノン等のケトン類:エチレングリコールモノ
ブチルエーテル、エチレングリコールベンジルエーテル
、エチレングリコールモノフェニルエーテル、ベンジル
アルコール、メチルフェニルカルピノール、n−アミル
アルコール、メチルアミルアルコール等のアルコール類
:キシレン等のアルキル置換芳香族炭化水素;メチレン
ジクロライド、エチレニ/ジクロライド、モノクロ口ベ
ンゼン等のハロゲン化炭化水素などがある。これら有機
溶媒は一種以上用いてもよい。これら有機溶媒の中では
、エチレングリコールモノフェニルエーテルとベンジル
アルコールが特に有効である。また、これら有機溶媒の
現像液中における含有量は、おおむね1〜20重量%で
あり、特に2〜10重量%のとき好ましい結果を得る。
他方、現像液中に含有されるアルカリ剤としては、 (A)ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、水酸化カリ
ウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、第二又は第
三リン酸のナトリウム又はアンモニウム塩、メタケイ酸
ナl・リウム、炭酸ナトリウム、アンモニア等の無機ア
ルカリ剤 (B)モノ、ジ又はトリメチルアミン、モノ、ジ又はト
リエチルアミン、モノ又はジイソブ口ビルアミン、n−
プチルアミン、モノ、ジ又はトリエタノールアミン、モ
ノ、ジ又はトリイソブロパノールアミン、エチレンイミ
ン、エチレンジアミン等の有機化合物が挙げられる。
好ましいのは(A)のケイ酸カリウム、ケイ酸ナトリウ
ム、(B)の有機アミン化合物であり、特に好ましいの
は(A)のケイ酸カリウム、(B)のジ又はトリエタノ
ールアミンである.これらアルカリ剤の現像液中におけ
る含有量は通常0.05〜8重量%で、好ましくは0.
5〜6重量%である. また、保存安定性、耐剛性等をより以上に高めるだめに
は、必要に応して水溶性亜硫酸塩を現像液中に含有させ
ることが好ましい。このような水溶性亜硫酸塩としては
、亜硫酸のアルカリ又はアルカリ土類金属塩が好ましく
、例えば亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸リ
チウム、亜硫酸マグネシウム等がある。これらの亜硫酸
塩の現像液組成物における含有量は通常0.05〜4重
量%で、好ましくは0.1〜1重量%である。
また、上述の有機溶媒の水への溶解を助けるために一定
の可溶化剤を含有させることもできる。
このような可溶化剤としては、本発明の所期の効果を実
現するため、用いる有機溶媒より水易溶性で、低分子の
アルコール、ケトン類を用いるのがよい.また、アニオ
ン活性剤、両性活性剤等も用いることができる。このよ
うなアルコール、ケトン類としては例えばメタノール、
エタノール、プロバノール、ブタノール、アセトン、メ
チルエチルケトン、エチレングリコールモノメチルエー
テル、エチレングリコールモノエチルエーテル、メトキ
シブタノール、エトキシプタノール、4−メトキシーメ
チルブクノール、N−メチルピロリドン等を用いること
が好ましい。また、活性剤としては例えばイソブロビル
ナフタレンスルホン酸ナトリウム、n−プチルナフタレ
ンスルホン酸ナトリウム、N−メチルーN−ペンタデシ
ルアミノ酢酸ナトリウム、ラウリルサルフェートナトリ
ウム塩等が好ましい。これらアルコール、ケトン類等の
可溶化剤の使用量について特に制限はないが、一般に現
像液全体に対し約30重量%以下とすることが好ましい
本発明の感光性平版印刷版材料は、像様露光した後、上
述の現像液に接触させたり、あるいはこすったりすれば
、約10゜C〜40゛CにてlO〜60秒後には、感光
層の露光部に悪影響を及ぼすことなく、非露光部の感光
性組成物が完全に除去され、平版印刷版が得られる。
(実施例) 以下本発明を実施例により更に具体的に説明する. 製造例−l(高分子化合′jIIJ−1の合成)アクリ
ロニトリル        1 5. 9 gエチルア
クリレート       55 gメタクリル酸   
       8.6gおよびアゾビスイソブチロニト
リル(AIBN)1.6gをアセト7/メタ/−ルI 
: 1 (VOL/VOL)の混合溶媒110+wfに
溶解し、窒素気流下60’C B時間加熱反応した。反
応終了後、反応液を水5L中に注ぎ、住じた沈澱(白色
)を濾過し、乾燥させ高分子化合物−1を約75%を得
た。分子量測定(GPC)の結果、重量平均分子量で9
.2万であった。
製造例−2C高分子化合物−2の合成)アクリロニトリ
ル        2 5. 9 gメチルアクリレー
ト      55  gメタクリル酸       
   4.3gに変えて後は高分子化合物−1の場合と
同様にし、高分子化合物−2を80gを得た。
分子量測定(GPC)の結果、重量平均分子量で10万
であった。
製造例−3(高分子化合物−3の合成)アクリロニトリ
ル        9.5gメチルアクリレート   
     8.6gエチルアクリレート       
35  gメタクリル酸          6gに変
えて後は高分子化合物−1の場合と同様にし、高分子化
合物−3を100gを得た。
分子量測定(GPC)の結果、重量平均分子量で8.2
万であった。
製造例−4(高分子化合物−4の合成)アクリルアミド アクリロニトリル エチルアクリレート メタクリル酸 に変えて後は高分子化合物一 1 7. 7 g 1 3. 3 g 49   g 4.3g 1の場合と同様にし、 高分子化合物−4を90gを得た. 分子量測定(GPC)の結果、重量平均分子量で11万
であった. (高分子化合物−5の合成) メタクリル酸ベンジル     1 7. 6 gアク
リロニトリル        1 2. 7 gエチル
アクリレート       51  gメタクリル酸 
        1 2. 9 gを高分子化合物−1
の場合と同様にして反応させて高分子化合物−5を75
gを得た。
分子量測定の結果、重量平均分子量で約10万であった
. (高分子化合物−6の合成) アクリル酸ベンジル      11.3gアクリロニ
トリル        1 4. 3 gメチルメタク
リレート     1 2. 9 gエチルアクリレー
ト       46  gメタクリル酸      
    4.3gを高分子化合物−1の場合と同様にし
て反応させて高分子化合物−6を71gを得た。
分子量測定の結果、重量平均分子量で約9万であった。
製造例−7 (ジアゾニウム樹脂−1の合成) p−ジアゾジフェニルアミン硫酸塩1 4. 5 g(
50ミリモル)を水冷下で4 0. 9 gの濃硫酸に
熔解した。この反応後にI.5g(50ミリモル)のバ
ラホルムアルデヒドをゆっくり滴下した。この際反応温
度が10゜C以下に保った。その後、2時間水冷下か《
伴を続けた。
この反応物を水冷下、500mj2のエタノールに滴下
し、生じた沈澱を濾過した。エタノールで洗浄し、この
沈澱物を100mlの純水に溶解し、この液に6.8g
の塩化亜鉛を溶解した冷濃厚水溶液を加えた.生じた沈
澱を濾過し、エタノールで洗浄し、150mj2の純水
に溶解した.この液に8gのへキサフルオ口リン酸アン
モニウムを溶解した冷濃厚水溶液を加えた.生じた沈澱
を濾過し水洗した後、30゜C1昼夜乾燥し、ジアゾニ
ウム樹脂−1を得た。
この物をGPCにて分子量を測定したところ重量平均分
子量で約2400であった。
製造例−8 (ジアゾニウム樹脂−2の合成) バラホルムアルデヒドを1.2g(40ミリモル)にし
、ヘキサフルオ口リン酸アンモニウムを、2−メトキシ
−4−ヒドロキシ−5−ベンゾイルベンゼンスルホン酸
塩1 5. 5 gに変えた以外は、ジアゾニウム樹脂
−1の合成と同様にし、ジアヅニウム樹脂−2を得た。
この物は、C,PCにて重量平均分子量で約1700で
あった。
製造例−9 (砂目の製造) 厚さ0. 2 4 cmのアルミニウム板を3%水酸化
ナトリウム水溶液に浸漬して脱脂し水洗し、1%塩酸水
溶液中25゛Cで3A/dm”の電流密度で5分間電解
エッチングし、水洗し、0.9%水酸化ナトリウム水溶
液に浸漬し、水洗し、40%硫酸水溶液中、30゛Cで
1.5A/da!の電流密度で2分間陽極酸化し、水洗
し、次に1%メタケイ酸ナトリウム水溶液85゜C、3
0秒開封孔処理し、水洗、乾燥して、平版印刷用アルミ
ニウム板を得た。
実施例1〜4、比較例1〜2 前記のようにして得られたアルミニウム板に下記に示す
組成の惑光液をホワラーを用いて感光層の膜厚が1. 
6 g/m” 〜1. 7 g/m”となるように塗布
し85゜C3分間乾燥した。
(感光液組成) 高分子化合物1〜6       10gジアゾニウム
樹脂1〜4       1gポリアクリル酸(日本純
薬社製 ジュリマ−A c−1 O L     0. 6 g
ビクトリア・ビュアーブルーBOH (保土ケ谷化学社製)     0.2g2−メトキシ
エタノール     160gなお、高分子化合物、ジ
アゾ樹脂との組合せについては表−2に示した。
得られた感光性平版印刷版を3kWの超高圧水銀灯で1
00cmの距離から、30秒間露光したのち、下記の現
像液を用いて、25゜C、45秒現像して、平版印刷版
を得た. (現像液) ベンジルアルコール       25gI・リエタノ
ールアミン       Log亜硫酸ソーダ    
      2.5g界面活性剤          
 25gこれらの版の感度、及び現像性を調べた。
現像性については、上記現像液を現像液−1とし、それ
を、現像液−2、−3として、等倍量2倍量の純水を加
え、希釈した希釈現像液を用いて、現像し、非画線部の
現像性を調べた。
更に、耐刷力試験を枚葉印刷機にて実施し、画線部の着
肉不良又は画線部のカスレを生した印刷枚数を耐剛力と
した。
これらの結果を表−2にまとめて示した。
実施例−1〜4、比較例−1〜2より、本発明の感光性
平版印刷版は、アルカリ水を主体とした現像液に対し、
優れた現像性を示し、かつ、耐剛力にも優れることが解
かる。
(発明の効果) 以下詳細に説明したように、本発明の特定の高分子化合
物を用いると、現像性に優れ、かつ、耐刷力が高いとい
う顕著な効果が奏せられる。
従って、本発明は、工業的に極めて有用なものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 砂目立てし、陽極酸化処理したアルミニウム板上にジア
    ゾニウム樹脂、および高分子化合物からなる感光層を設
    けた平版印刷版において、該高分子化合物が、下記一般
    式( I )で示される構造単位を含むことを特徴とする
    感光性平版印刷版。 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中R_1は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基を
    表わし、R_2およびR_3は、それぞれ、水素原子、
    アルキル基を表わし、R_4はカルボキシル基、カルボ
    ン酸塩基、スルホン酸基、スルホン酸塩基を表わし、m
    は、1〜3の整数を表わし、nは、0〜4の整数を表わ
    し、Zは−O−、−NH−を表わす。)
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04258956A (ja) * 1991-02-14 1992-09-14 Nippon Paint Co Ltd アルカリ現像性感光性樹脂組成物
JPH05100419A (ja) * 1991-10-07 1993-04-23 Fuji Photo Film Co Ltd 感光性組成物
CN104684735A (zh) * 2012-09-26 2015-06-03 富士胶片株式会社 平版印刷版原版以及平版印刷版的制版方法

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