JPH02294355A - エポキシ樹脂組成物 - Google Patents

エポキシ樹脂組成物

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JPH02294355A
JPH02294355A JP11429989A JP11429989A JPH02294355A JP H02294355 A JPH02294355 A JP H02294355A JP 11429989 A JP11429989 A JP 11429989A JP 11429989 A JP11429989 A JP 11429989A JP H02294355 A JPH02294355 A JP H02294355A
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JP
Japan
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parts
epoxy resin
rubber
hydrogenated
resin composition
Prior art date
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Pending
Application number
JP11429989A
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English (en)
Inventor
Eiji Ueda
英二 上田
Noriaki Umeda
梅田 憲章
Chukei Ishikawa
石川 忠敬
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はエボキシ樹脂にエラストマーをブレンドするこ
とによ゛り得られるエポキシ樹脂硬化物の残留応力を低
減化し、塗膜強度、耐衝撃性および(従来の技術) 近年、塗料、接着荊あるいは電気・電子部品の封止材用
途にエボキシ樹脂が幅広く用いられているが、耐熱衝撃
性が悪いなどの欠点を克服するために、ゴム状物質をブ
レンドすることによって、改良する努力がなされている
. その改善方法としては、例えば、特開昭5415383
3号公報、特開昭55−92750号公報等に示される
ようにカルボキシル変性二トリルゴムをエボキシ樹脂に
ブレンドして硬化させて可撓性を改善する方法、また、
例えば、特開昭58−49719号公軸に示されるよう
に分子末端にアミノ基を含有するブタジエンーアクリロ
ニトリル共重合体ゴムとエポキシ樹脂とを反応させて得
られる変性エポキシ樹脂による改善方法が開示されてい
る. これらのゴム変性エボキシ樹脂の場合、加熱硬化時にゴ
ム部が相分離して、海鳥構造をとることにより、衝撃エ
ネルギー吸収能力が付与され、さらに内部応力を緩和さ
せようとするものである.然しながら、この方法で得ら
れた硬化物は、熱変形温度が低下するために、耐熱性と
耐衝撃性との改良バランスが取りに《く、また、この方
法によると一般に耐水性が低下することが知られている
とともに、ゴム成分として、不飽和二重結合を含むもの
を用いているために、耐熱老化性や耐候性が劣るという
欠点があった. (発明が解決しようとする課題) エラストマーブレンドによりエボキシ樹脂を補強するた
めには、エポキシ樹脂の耐熱性を損なうことなく、効果
的にゴム補強し、硬化物の低応力化を図ると共に、耐熱
衝撃性に優れ、かつ耐候性、熱老化性に優れた樹脂組成
物を提供することが必要であった. (課題を解決するための手段) 本発明者等はこのような目的を達成する為Cこ種々検討
した結果、特定のゴム粒子をエラストマー成分としてエ
ポキシ樹脂に配合することによって上記目的を達成する
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は; (A)  エボキシ樹脂 99.5〜50重量部、(B
)  ガラス転移温度が−30℃以下、ゲル含量10%
以上、平均粒子径0.01〜5.0μmであり、ハード
セグメントが同心的に多層状にミクロ相分離した水添ブ
ロック共重合体ゴム粒子であって、ブロック共重合体が
水添された共役ジエン化合物とビニル芳香族化合物とか
ら構成されることを特徴とするゴム粒子0.  5〜5
0重量部、からなるエボキシ樹脂組成物である。
本発明のエボキシ樹脂(^)とは、多価エボキシ樹脂で
あれば一般的に使用されるエポキシ樹脂が使用可能であ
り、フェノールノボラック、クレゾールノボラックなど
のグリシジル化物;ビスフエノールA1ビスヒドロキシ
ジフェニルメタン、レゾルシン、ビスヒドロキシジフエ
ニルエーテル、テトラブロムビスフェノールA等の多価
フエノール類;エチレングリコール、ネオベンチルグリ
コール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタ
エリスリトール、ジエチレングリコール、ボリブロビレ
ングリコール、ビスフェノールA一エチレンオキサイド
付加物、トリスヒドロキシエチルイソシアヌレート等の
多価アルコール類のジグリジルエーテル型エポキシ樹脂
;エチレンジアミン、アニリン等のポリアミノ化合物の
グリシジルアミン型のエポキシ樹脂;アジピン酸、フタ
ル酸、イソフタル酸等の多価カルボキシ化合物のグリシ
ジルエステル型エポキシ樹脂;ジシクロペンタジエンジ
エポキサイド、ブタジエンダイマージエポキサイドのよ
うな脂肪族(脂環族も含む)エボキシ樹脂から選ばれた
1種以上のエポキシ樹脂を使用することが出来る. 本発明におけるミクロ相分離した水添ブロック共重合体
ゴム粒子のミクロ相分離とは、元来非相溶な系であるハ
ードセグメントとソフトセグメントとが夫々分子鎖のオ
ーダーで相分離している状態をいう. ハードセグメントとは、Tgがより高いものを表し、ソ
フトセグメントとはTgがより低いものを表す.具体的
には、ハードセグメントとはTgが25℃以上、ソフト
セグメントはTgが25℃以下のものである. 例えば、水添ブロックSBRの場合には、ハードセグメ
ントはポリスチレンで、ソフトセグメントは水添された
ポリブタジエンである.ゴム粒子が同心的に多層状にミ
クロ相分離した状態とは、ゴム粒子の中心を取り囲むよ
うにハードセグメントとソフトセグメントが交互に層状
にミクロ相分離している状態を表す. これらの形状は
円形、楕円形、多角形状でもよいが、好ましくは円形の
ものである. また、各層は、連続層、断続層でもよいが、好ましくは
連続層である. 最も好ましくは、円形かつ連続層を示
すゴム粒子である. 第1図に、このような本発明のミクロ相分離したゴム粒
子を含むエポキシ樹脂組成物の超薄切片を染色剤で染色
後、透過型電子顕微鏡で観察した写真(倍率10万倍)
を示した.電顕写真において、黒い部分はスチレン部で
、白い部分はブタジエン部である。このゴム粒子が同心
円的に多層状に相分離しているのが分かる. 本発明に用いられるゴムとしては、ガラス転移温度が−
30℃以下の水添プロソク共重合体ゴム粒子が用いられ
る. 重合体ブロックとしては、ビニル芳香族化合物を
主体とする重合体ブロック(以下Aブロックとする)と
、水添された共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロ
ック(以下Bブロックとする)よりなる. ブロック共重合体の構造としては、線状、分岐状または
、放射状のいずれであってもよく、いくつかの例を一般
式で表すと次のように表される.A−B     (ジ
ブロック構造) A−B−A    (}リブロック構造)A−B−A−
B (テトラブロック構造)(式中のA,Bは同一の構
造及び分子量のものでもよく、また分子量、ミクロ構造
の異なったものの組合せでもよい.) Aブロックを形成するビニル芳香族化合物としては、例
えばスチレン、α−メチルスチレン、ビニ/L/ } 
/L/エン、p−tert−プチルスチレン等が挙げら
れるが、スチレンが特に好ましい. これらは、単独で
用いられても、2種以上を組合せて用いられてもよい. Bブロックを形成する水添された共役ジエン化合物とし
ては、例えばl,3−プタジエン、イソブレン、1.3
−ペンタジエン、2.3−ジメチル−1.3−ブタジエ
ン等を水素添加したものが挙げられるが、ブタジエン及
びイソプレンを水素添加したものが特に好ましい. こ
れらは、単独で用いられても、2種以上を組合せて用い
られてもよい. 具体的には、水添ブロックスチレンープタジエンゴム(
以下、水添ブロックSBRとする)、水添ブロックスチ
レンーイソプレンゴム等が代表的に用いられる. また、これらの水添ブロック共重合体を無水マレイン酸
やグリシジルメタクリレート等で変性した、いわゆる官
能基を化学修飾したものも適用できる。
また、本発明に用いられるゴムとしては、完全水添に限
らず、部分水添のゴムも用いることができる。 但し、
水添率が低いと耐候性及び熱安定性が低下するため、好
ましくは水添率30%以上のものが適している.さらに
好ましくは水添率80%以上のものである. ゴム粒子のゲル含量としては、10%以上のものであれ
ば使用できる.  10%以下になると成形時にゴムが
変形し、成形品の外観を著し<tjlqうばかりでなく
、耐衝撃性も低下する. 好ましい範囲は40〜95%
であり、それで十分な外観と耐衝撃性が得られる. ゴム粒子の平均粒子径は0.01〜5.O,unの範囲
で使用できる,0.01μm以下では耐衝撃性発現のた
めのクレーズ発生が十分でなく、機械的強度が劣る. 
また、5μm以上では成形品の外観を損なうばかりでは
なく、機械的強度が劣ることになる. 最通なゴム粒子
の平均粒子径は、組成物として用いられる樹脂及び改良
すべき特性に依存するが、好ましい範囲としては、0.
1〜2.0μmであり、外観、耐衝撃性のバランスが優
れて実用上の価値が高い.さらに好ましくは、0.1−
1.0μmであり、外観、耐衝撃性がともに優れている
. 本発明の組成物は成形に際して、樹脂を硬化させる目的
で硬化剤を混合することが一般的に行われる. 本発明では、特に硬化剤を限定するものではな《、一般
的に使用される硬化剤、例えば、脂肪族アミン類、芳香
族アミン類、酸無水物類、イミダゾール類、ヒドラジッ
ド類、ジシアンジアミド類等を用いることができる. 脂肪族アミン類としては、ジエチレントリアミン、トリ
エチレンテトラミン、テトラエチレンベンタミン、エチ
レンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、N,N,N−
}リメチルへキサメチレンジアミン、N,N−ジメチル
プロピレンジアミン、N,N−ジエチルプロピレンジア
ミン等が挙げられる. 芳香族アミン類としては、m−フェニレンジアミン、p
−フェニレンジアミン、ビス(4−アミノフェニル)メ
タン、ビス(4−アミノフエニル)スルフォン、m−キ
シレンジアミン等が挙げられる。
酸無水物類としては、無水フタル酸、テトラヒド口無水
フタル酸、ヘキサヒド口無水フタル酸、メチルテトラヒ
ド口無水フタル酸、メチルへキサヒド口無水フタル酸、
3.6−エンドメチレンテトラヒド口無水フタル酸、無
水トリメリット酸、無水ピロメリット酸、無水コハク酸
、ポリ無水アゼライン酸等が挙げられる. イミダゾール類としては、2−メチルイミダゾール、2
−メチル−4−エチルイミダゾール、2ーフェニルイミ
ダゾール等が挙げられる.ヒドラジッド類としては、ア
ジピン酸ヒドラジッド、セバシン酸ヒドラジッド、フタ
ル酸ヒドラジッド等が挙げられる。
さらに、アミン類硬化剤は、モノエポキシ化合物の付加
物、ビスフェノールA型エポキシ樹脂の付加物、フェノ
ールとホルマリンの付加重合物、不飽和脂肪酸の二量体
や三景体の付加縮合物にしたものも使用することが出来
る. 本発明の樹脂組成物には、シリカ、石こう、石英粉、炭
酸カルシウム、カオリン、クレイ、マイ力、アルミナ、
永和アルミナ、タルク、ドロマイト、ジルコン、ケイ酸
化合物、チタン化合物、モリブデン化合物、アンチモン
化合物等の充填剤、顔料、老化防止剤等の種々の添加剤
を配合することができる. エボキシ樹脂/ゴム粒子の比率としては、99.5/0
.5〜5 0/5 0の重量比の範囲で用いることが可
能である. ゴム粒子の量が、0.  5重量部以下で
あるとゴム補強効果が見られず、50重量部を越えると
渣動性が著しく低減する。 好ましい範囲は、エポキシ
樹脂/ゴム粒子の重量比が95/5〜6 0/4 0で
あり、更に好ましくは90/10〜7 0/3 0の範
囲である.このエボキシ樹脂/ゴム粒子の混合方法とし
ては、エボキシ樹脂とゴム粒子を所定の配合で粗混合し
た後、三本ロールで均一混練する方法、二一グーで混練
する方法、および、塩析時にエボキシ樹脂微粉と共塩析
する方法によって得ることができる. 本発明のゴム粒子の製法を水添ブロックSBRを例にと
って以下に説明する. まず、水添ブロックSBRを少量の過酸化物とともに溶
媒に溶解した後、乳化剤と水を添加し、高速剪断力を加
え乳化粒子状ラテックスとする.この時、ゴムの溶液と
乳化剤水溶液の粘度を等しくすることによって剪断力が
効果的に加わり、粒子の粒子径を均一にかつ小粒径のも
のとすることができる. 次いで脱溶媒を行う. この脱溶媒により乳化ゴム粒子
はスチレンブロック部分と水添されたプタジエンブロッ
ク部分のミクロ相分継構造を形成し、最外殻に実質的に
ボリスチレンの相が出現する. 残留溶媒の量はゴムに
対して1/10以下の重量とすることが必要である. 
また、脱溶媒の速度は、各々のブロック成分がセグメン
ト構造を形成するに要する時間よりも長い時間をかけて
行うことが必要である. 続いて、予め添加してある過酸化物により加熱架橋反応
を行い、水添されたブタジエン成分を所定のゲル含量と
なるように架橋する. その後、無機塩類の添加等の通
常の手段でラテックスを破壊凝集せしめ、回収、乾燥し
、粉体とする. このようにして作られたゴム粒子の断
面は、第1図の写真に示されるように同心的に多層状に
ミクロ相分離したものとなる. ゴムを架橋させる方法としては、有機過酸化物が好適で
あるが、それ以外の架橋方法として、例えばT線照射、
放射線照射、遊離基発生開始剤による方法も用いること
ができる. なおゲル含量は以下の方法によって測定した.皿主去抜 ゲル含量:ゴムラテックスを凝固、回収し、真空乾燥し
た後、0.2gを精秤し、シクロヘキサン40gを加え
て、24時間静置する. その後、100メシュの金網
を通過させ、メッシュオンしたものの乾燥後の重量%で
表す。
(実施例) 以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発
明はその要旨を越えない限り、これらの実施例に制約さ
れるものではない. 実施例中、特にことわらないかぎ
り、部および%は重量表示である. 参考例l (水添ブロック共重合体ゴム粒子の製法)水添ブロック
SBR (テトラブロック構造、分子量5.2万、スチ
レン含量40%、水添率99%以上)30部とジクミル
パーオキサイド(日本油脂■製パークミルD)2.0部
をシクロヘキサン70部に溶解した.続いて、ロジン酸
カリウムを4部、脱イオン水を6部添加して均一とした
後に、ホモミキサーにより高速剪断力を加え、ドープ状
の乳化粒子とした.このドーブ液に脱イオン水74部を
加え、ラテックス状とした(以下、ラテックスAとする
). 続いて、このラテックスAより、シクロヘキサン
をストリッピング除去し、最初の溶媒量70部から1部
まで減少させた.その後、温度を135℃で3時間保ち
、ゴムを架橋した. 得られたゴム粒子は、平均粒径が約0.25μm、ゲル
含量70%、ガラス転移温度は−70℃であり、ミクロ
相分離構造を示した. このゴムラテックスのゴム成分100部に対してフェノ
ール系酸化防止剤を1.0部添加混合した後、硫酸アル
ミニウム1.  0部を加えて該ラテックスを塩析し、
脱水回収して、70℃熱風乾燥し、均質なボリマー粉末
を得た(パウダーAとする). 参考例2 参考例1で作成したゴムラテックスのゴム成分75.0
部に対して、フェノール系酸化防止剤を1.  0部、
微粉末エポキシ樹脂(AER662H(旭化成工業■製
)をジェット粉砕し、平均粒径が4μmのもの)を25
.0部添加し、ホモミキサーにより均一に混合した後、
硫酸アルミニウム1.  0部を加えて該ラテックスを
塩析し、脱水回収し、70″C熱風乾燥し、均質なポリ
マー粉末を得た(パウダーBとする). 参考例3 参考例2に従って、ゴム成分50部、エポキシ樹脂微粉
末50部の割合として、均質なポリマー粉末を得た(パ
ウダーCとする). 参考例4 参考例2に従って、ゴム成分25部、エポキシ樹脂微粉
末75部の割合として、均質なポリマー粉末を得た(パ
ウダーDとする). (実施例l) AER662}1 (旭化成工業■製、ビスフェノール
A型エポキシ樹脂、エポキシ当量675)100重量部
、ジシアンジアミド4重量部、2−メチルイミダゾール
0.2重量部、酸化チタン25重量部、アエロジール3
80(日本アエロジール■製)0.5重量部、流れ調整
剤としてモダフロ−(シェル化学■製)0.3重量部、
および参考例lで作成したパウダーAIO重量部をドラ
イブレント後、二一グー(ブス社製コニーダーPR46
)で混線、冷却後、粉砕し、30〜60μmの粉体塗料
(1)を得た. なお、混練条件は次のとおりである; シリンダー:90℃ ダイ    :100℃ スクリエウ一二水冷、回転数二9Qrpm、この粉体塗
料(1)を静電塗装機(サメス社製)を用いてリン酸亜
鉛処理鋼板に塗装し、その後、200℃の熱風循環式オ
ープンで20分間放置し、膜厚100IImの塗膜を得
た. この塗膜の物性を測定した結果を表−1に示すす. 塗膜物性の測定は次の方法で行った. ■デュポンS撃強さ: 碁盤目密着試験はJIS  K5400に準拠した. ■エリクセンイ直: エリクセン試験機を用い、塗膜に割れが生じるまでの押
し込み長さの値を測定した。
■ガラス転移点(Tg): 線膨張率の変化温度で示した。
■耐熱劣化性; 200℃のオーブン中で3時間放置試験後の塗膜外観の
状態を目視判定した。
(実施例2) 実施例1の方法に従って、パウダーA20重量部にした
時の粉体塗料を作成し、塗膜を得た。
その塗膜の物性を表−1に示す. (実施例3) 実施例lの方法に従って、パウダーA30重量部にした
時の粉体塗料を作成し、塗膜を得た.その塗膜の物性を
表−1に示す. (実施例4) 実施例1に従って、AER662H93、3重量部、パ
ウダー826.’l重量部にした時の粉体塗料を作成し
、塗膜を得た。 その塗膜の物性を表−1に示す. (実施例5) 実施例lに従って、AER662880重量部、パウダ
ーC40重量部にした時の粉体塗料を作成し、塗膜を得
た. その塗膜の物性を表−1に示す. (実施例6) 実施例1に従って、AER662H40重量部、パウダ
ー080重量部にした時の粉体塗料を作成し、塗膜を得
た。 その塗膜の物性を表−1に示す. (比較例1) AER662}1100部、ジシアンジアミド4部、2
−メチルイミダゾール0.2部、酸化チタン25部、ア
エロジール3800.5部、流れ調整剤0.3部を実施
例lの方法に従い粉体塗料とし、塗膜を得た.その塗膜
の物性を表−1に示(比較例2) AER662HLQO部とハイカーCTBNI300X
l3 (宇部興産社製、カルボキシ変性末端二トリルー
ブタジエンゴム)20部の熔融混合粗粉砕物、ジシアン
ジアミド4部、2−メチルイミダゾール0.2部、アエ
ロジール380  0.5部、流れ調整剤0.3部、酸
化チタン25部を実施例lの方法に従って粉体塗料を得
、これを用いて塗膜を得た.その塗膜の物性を表一1に
示す。
(実施例7) AER331(旭化成工業■製 ビスフェノールA型エ
ボキシ樹脂 エポキシ当量189)100部、参考例1
で作成したパウダーAIO部を三本ロールで混練した.
 その混練物にトリエチレンテトラミン12部を加えて
配合物(i)を作成し、その配合物(1)を用いて、引
張り剪断強さ及び、Tビール強さを測定した. その結
果を表−2に示す. 試験片の作成は次のとおりとした. ■引張り剪断強さ; JIS  G3141に規定された軟鋼板《厚み1.6
−、幅25μm)を#100研磨して用い、配合物(1
)で接着面積3C一接着し、80″Cの熱風循環式オー
プンに30分間放置させることにより得、JIS  K
6850に従って測定した.■Tピール強さ; 0.2mのアルミ箔を;#1 00研磨した後、JIs
  K6854に従って、サンプル作成及び強さ測定を
行った. なお、硬化条件は、剪断強さと同条件で行った.(実施
例8) APR331  100部、パウダーA20部を三本ロ
ールで混合し、トリエチレンテトラミン12部を加えて
配合物(2)を作成し、その配合物(2)を用いて、実
施例7に従って引張り剪断強さ及び、Tビール強さを測
定した. その結果を表−2に示す. (実施例9) AER331  100部、パウダーA30部を三本ロ
ールで混合し、トリエチレンテトラミン12部を加えて
配合物(3)を作成し、その配合物(3)を用いて、実
施例7に従って引張り剪断強さ及び、Tビール強さを測
定した. その結果を表−2に示す. (実施例10) AER331  100部、パウダーA30部を三本ロ
ールで混合した. その混練物にHN−2200(日立
化成■製メチルテトラヒド口キシフタル酸無水物)85
部、ベンジルジメチルアミン0.5部を混合し、実施例
7に従って塗布し、100℃で2時間、150℃で3時
間硬化させた後、引張り剪断強さ及び、Tピール強さを
測定した.その結果を表−2に示す. (実施例11) AER331  too部、パウダーA20部を三本ロ
ールで混合した. その混線物に2−メチルイミダゾー
ル3部を混合し、実施例7に従って塗布し、100″C
で2時間硬化させた後、引張り剪断強さ及び、Tビール
強さを測定した. その結果を表−2に示す. (実施例12) AER331  100部、パウダーA20部を三本ロ
ールで混合した, その混練物にピペラジン3部を混合
し、実施例7に従って塗布し、100℃で2時間硬化さ
せた後、引張り剪断強さ及び、Tピール強さを測定した
. その結果を表−2に示す. (比較例3) AER331  100部、トリエチレンテトラミン1
2部を混合し、実施例4に従い引張り剪断強さ及び、T
ピール強さを測定した. その結果を表−2に示す. (比較例4) AER331  100部、HN−2200  85部
、ベンジルジメチルアミン0.5部を混合し、実施例1
0に従って、引張り剪断強さ及び、Tピール強さを測定
した. その結果を表−2に示す.(比較例5) AER331  100部、2−メチルイミダゾール3
部を混合し、実施例1lに従って、引張り剪断強さ及び
、Tピール強さを測定した. その結果を表−2に示す
. (比較例6) AER331  100部、ビペラジン3部を混合し、
実施例l2に従って、引張り剪断強さ及び、Tピール強
さを測定した. その結果を表−2に示す. (比較例7) AER331  100部、ハイカー〇TBNI300
X13  20部及びトリエチレンテトラミン12部を
混合し、実施例7に従って、引張り剪断強さ及び、Tピ
ール強さを測定した. その結果を表−2に示す. (実施例13) AER273 (クレゾールノボラックエポキシ樹脂、
エボキシ当量212  旭化成工業■製)80部、AE
R  HBR775(テトラブロムビスフェノールAジ
グリジエーテル 臭素含量48%、エボキシ当量460
 旭化成工業■製)  20部、2−エチル−4〜メチ
ルイミダゾール 2部、二酸化アンチモン 6部、カル
ナバワックス 2部、カーボンブラック1部、T−グリ
シドオキシプ口ピルトリメトキシシラン1部、シリカ粉
 450部からなる組成物(+)に、エポキシ樹脂10
0部に対して、表−3に示すような重量割合で、パウダ
ーAを添加配合し、硬化剤としてフェノールノボラック
樹脂53.8部を添加し、ミキサーで混合した後、さら
に、ブス社コニーダ(シリンダー90℃,グイt o 
o ”c、スクリュウー水冷、回転数8Orpm)で混
練した後、冷却粉砕して、トランスファー成形用エポキ
シ樹脂組成物を得た。
夫々のエポキシ樹脂組成物を170’C、2分間の条件
でトランスファー成形法により、各試験素子を封止して
、さらに170″C、12時間後硬化して、耐ヒートサ
イクル性及び耐候性試験を行った.  その結果を表−
3に示した. なお、表−3における特性値は、次の方法によって測定
して得た値である. ■耐ヒートサイクル性; アイランドサイズ4X7.5m+の16ビンDIP型I
 C IJ一ドフレームを前述の条件で各組成物を用い
てトランスファー成形し、その成形物を196℃の液体
と+150”Cの液体に30秒づつ浸漬を繰り返して、
成形表面のクランクの発生率を調べた. クランクの発
生率は、ICチップ100個中のクシックの発生したチ
ップの個数の%で示した. ■耐湿性試験; パッシベーション膜のないアルミニウム配線したシリコ
ンチップを、16ピンDIP型I C I7 −ドフレ
ームにセットし、前述の条件で各組成物を用いてトラン
スファー成形し、120゜c,to.o%相対湿度中に
おけるアルミニウム配線の腐食を調べ、各時間経過の成
形品lOO個中における不良品発生個数を不良率として
示した. (発明の効果) 以上のとおり、本発明によるエポキシ樹脂組成物は、■
 塗膜において塗膜強度、耐衝撃性、耐老化性が改良さ
れ、 ■ 接着剤としては剪断接着強さと同時にビール接着強
さを改良させることが分かった.■ また、電子部品封
止材としては、低応力化が図られ、ヒートサイクル性が
改良されると共に耐水性も改良されることが明らかとな
った.
【図面の簡単な説明】
第1図は、エボキシ樹脂組成物中に含まれるミクロ相分
離ゴム粒子の断面構造を示す電子顕微鏡写真(10万倍
)である. (ほか1名) 手続補正書 平成元年 6月 6日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (A)エポキシ樹脂99.5〜50重量部、(B)ガラ
    ス転移温度が−30℃以下、ゲル含量10%以上、平均
    粒子径0.01〜5.0μmであり、ハードセグメント
    が同心的に多層状にミクロ相分離した水添ブロック共重
    合体ゴム粒子であって、ブロック共重合体が水添された
    共役ジエン化合物とビニル芳香族化合物とから構成され
    ることを特徴とするゴム粒子0.5〜50重量部、より
    なるエポキシ樹脂組成物。
JP11429989A 1989-05-09 1989-05-09 エポキシ樹脂組成物 Pending JPH02294355A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101114360B1 (ko) * 2008-04-25 2012-02-10 주식회사 엘지화학 에폭시계 조성물, 접착 필름, 다이싱 다이본딩 필름 및 반도체 장치
JP2012255116A (ja) * 2011-06-10 2012-12-27 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 電気絶縁材料およびこれを用いた高電圧機器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101114360B1 (ko) * 2008-04-25 2012-02-10 주식회사 엘지화학 에폭시계 조성물, 접착 필름, 다이싱 다이본딩 필름 및 반도체 장치
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