JPH0326716A - 変性エポキシ組成物の製造方法 - Google Patents

変性エポキシ組成物の製造方法

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JPH0326716A
JPH0326716A JP16183789A JP16183789A JPH0326716A JP H0326716 A JPH0326716 A JP H0326716A JP 16183789 A JP16183789 A JP 16183789A JP 16183789 A JP16183789 A JP 16183789A JP H0326716 A JPH0326716 A JP H0326716A
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Shinichiro Iwanaga
伸一郎 岩永
Hozumi Sato
佐藤 穂積
Tatsuaki Matsunaga
松永 龍昭
Toshio Miyamura
宮村 敏男
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Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、変性エポキシ組成物の製造方法に間し、詳し
くは接着強度、耐衝撃性、耐熱性などに優れ、接着剤、
コーティング剤、封止剤、その他各種成形材科などに適
した変性エポキシ紐成物の製造方法に関する。
(従来の技術) 一般に、エポキシ樹脂は、硬化収縮が小さく、寸法安定
性に優れ、機械的強度が強く、絶縁物としての電気特性
が優れ、さらに耐熱性、耐水性、耐薬品性などの多くの
点で優れ、特に接着剤、コーティング剤などとして用い
た場合、金属、磁器、コンクリートなどに対する接着力
、密着力および機械的強度が強く、剪断強度、引張強度
などに優れるという特徴を有している。しかしながら、
エポキシ樹脂は可撓性が不十分なため、接着剤、コーテ
ィング剤などとして用いる場合には、剥離強度や衝撃強
度が非常に低く、亀裂、剥離などが発生し易いという問
題を有する。また、エポキシ樹脂を成形材料として用い
る場合には、成形品が脆く、各種衝撃などにより破壊さ
れ易いという問題を有する。
上記問題を解決する方法の一つとして、分子中にエポキ
シ樹脂と反応し得る官能基を有する液状のアクリロニト
リルーブタジエンゴムなどをエポキシ樹脂に混合するこ
とが提案されている(例えば、Clayton A. 
May, Epoxy Resins, Marcel
Dekker Inc. (1988))。また、特開
昭58−83014、同59−138254号公報には
、エポキシ樹脂中でアクリレートとアクリル酸などのエ
ポキシ樹脂と反応しろる官能基含有モノマーの重合を行
い(in situ M合)、ゴム状粒子をエポキシ樹
脂中に分散させることが提案されている。
しかしながら、上記液状のアクリロニトリルーブタジエ
ンゴムなどをエポキシ樹脂に混合する方法では、該液状
のゴム粒子の分散がエポキシ樹脂の種類や硬化条件に左
右され、再現性のよい物性が得られない、変性エポキシ
樹脂の安定性が劣るなどの問題があった.また、液状の
ゴムはエポキシ樹脂と相溶する必要があるため、変性に
使用できる液状のゴムはほぼアクリロニトリルーブタジ
エンゴムに限られ、種々の特性を持ったゴムを変性に用
いることができず、また変性エポキシ樹脂の極度の粘度
上昇を避けることができないなどの問題があった。
また、上記特開昭58−830 1 4、同59ー1 
38254号公報に記載の方法においては、分散された
ゴム状粒子自体がエポキシ樹脂と相溶性を持つことから
、ゴム状粒子の凝集、凝固などの問題、および分散系の
極度の粘度上昇の問題を避けることができない。
このように、エポキシ樹脂をゴムで変性する従来の方法
では、エポキシ樹脂と相溶性を有するゴムのみが使用さ
れ、相溶性を持たないゴム、なかでも特に固形ゴムは変
性に使用できないのが現状であった. このような事情に鑑み、本特許出願人は、上記のような
従来のゴム状粒子を分散させたエポキシ樹脂が有してい
る問題を克服し、エポキシ樹脂の種類や硬化条件に左右
されることなく、エポキシ樹脂と相溶性を持たないゴム
状粒子が安定に分散され、接着性、耐衝撃性、耐熱性な
どに優れ、更にはアルカリ金属、塩素イオンなどのイオ
ン性不純物を実質的に含まないゴム状粒子を分散し、耐
衝撃性に優れ、成形収縮性が小さく、金属腐食が小さく
、更に電気絶縁性に優れ、特に半導体の封止剤として好
適な変性エポキシ朝成物を提案した(特願昭6・3−3
15394)。
(発明が解決しようとする課題) 本発明の目的は、上記のようなゴム状粒子がエポキシ化
合物中に粒子状に極めて均一に分散された変性エポキシ
絹成物を効率よく製造する方法を提供することである. 本発明の他の目的は、アルカリ金属、塩素イオンなどの
イオン性不純物の含量が著しく減少された変性エポキシ
組成物の製造方法を提供することである。
本発明の他の目的は、接着性、耐熱性、保存安定性など
が著しく改良された変性エポキシ組成物の製造方法を提
供することである。
本発明の他の目的は、耐衝撃性、成形収縮性、金属腐食
性、電気絶縁性などの性質が著しく改良され、特に半導
体の封止剤として好適な変性エポキシ組成物の製造方法
を提供することである。
本発明者らの研究によれば、部分架橋ゴム状ランダム共
重合体をエポキシ化合物に配合、分散する際、先ず該共
重合体のラテックスを凝固し、得られた共重合体凝縮物
の残存揮発分を特定範囲に調整し、次いで該共重合体凝
固物をエポキシ化合物に配合、分散した後、残存揮発分
を除去すれば上記目的が達成できることを知り、この知
見の基づいて本発明を完成するに至った。
(課題を解決するための手段) すなわち、本発明は、 (i)  部分架橋ゴム状ランダム共重合体く成分(a
))のラテックスを凝固して残存揮発分が5〜60重量
%の共重合体凝固物を得、 (ii)  該共重合体凝固物をエポキシ基を有する化
合物(成分(b))に配合、分散し、(iii)  次
いで、上記残存揮発分を除去することを特徴とする上記
成分(a)、 (b)を含有し、成分 (a)が成分(
b)中に粒子状に均一に分散された変性エポキシ組成物
の製造方法に関する。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いられる成分(b)のエポキシ基を有する化
合物としては、変性エポキシ組成物の用途に5俗して適
宜選択Sれ、純々のものを使用することができる。1ク
11えばエビクロルヒドリンと多IIIIiアルコール
または多価フヱノールとの縮合生成物、エビクロルヒド
リンとフェノールノボラック、ク1ノゾールノボラック
などのノボラックとの縮合生成物、環状脂肪族Jボキシ
化合物、グリシジルヱスアル系工ボキシ化合物,グリシ
ジルアミン系エポキシ{ヒ合物、次素環式エポキシ化合
物、ボリオ1ノフィ、゛ノの重合体また(.l:共重合
体より誘導Sれるエポキシ化含物、グリジジルメタクリ
1/一トの(共)東aζ5:よ−T)で得られるエポキ
シ化合物、高度不飽和脂肪酸のグリセライドより得られ
るエポキシ化合物、ボリ7ルキ1ノンL−テル型エポキ
シ化合物、含炭素または全フッ素エポキシ化合物なとの
エポキシ当量が6の00以下程度、好ましくは90〜6
000の化合物を挙げることができる。
成分(b)のエポキシ基を有する化合物は、必要に応じ
て、その硬化剤および/J′.たは硬化促進剤と組み合
わせて使用することが“Eきる.この硬化剤および/ま
たは硬化促進剤は、套性エポキシ’A hSt物の硬化
タイプ、例えば二液8j!、一・液型、熱砂化型、光硬
化型なとのタイプに応じて選択され、師々のものを使用
することができる。かがる硬化剤および/または硬化促
進剤としては、エチレンジアミン、ジエチレントリアミ
ン、トリエチレンテトラミン、テトラヱチレンベンタミ
ン、ジブロビ1/ン・ゾ7ミン、ジエチル7ミノブロビ
ルアミン、ヘキサメチlノンジアミン、メンセンジアミ
ン、イソホkフンごノ7く、ン、ビス(4−アミノー3
−メチルジシクロヘキシル)メタン、ジアミノジシク1
コヘキシルメタン、ビス(ア之ノメチル)シクロヘキサ
ン、N〜アミノエチルビベラジン、3.9−ビス(3−
アミノブ口ビル)2,4,8.1 0−テトラオキザス
ビ口( 5 . 5 )ウンデカン、m−キシリレンジ
アミンなとの脂肪族ポリアミン、メタフェニレンジアミ
ン、ジアミノジフエニルメタン、ジアミノジフエニルス
ルホン、ジアミノジエチルジフエニルメタンなどの芳香
族ポリアミン、ベンジルジメチルアミン、2−(ジメチ
ルアミノメチル)フェノール、2,4.6−J−リス(
ジメチルアミノメチル)フヱノール、テトラメチルグ7
ニジン、N,N−ジメチルビベラジン、トリエチレンジ
アミン、1.8−ジアザビスシク口(5、4、0)ウン
デセン、トリエタノールアミン、ビベラでゾン、ビロノ
ジン、ボリアミトアミン、フッ化ホウ素モノエチルアミ
ン錯体などの第二級または第三級アミン、無水メチルナ
ジック酸、ドデセニル無水コハク酸、テトラヒト口無水
フタル酸、ヘキサヒド口無水フタル酸、メチルコンドメ
チレンテトラヒド口無水フタル酸、無水クロレンド酸、
エチレングリコール無水トリメリット酸エステル、メチ
ルテトラヒF口無水プタル酸、メチルへキサヒド口無水
フタル酸などの酸無水物、イミダゾール、2−メチルイ
ミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、2
−フエニルイミダゾール、2−ウンデシルイミダゾール
、2−ヘブタデシルイミダゾール、l−ベンジル−2−
メチルイミダゾール、1−シアノエチル−2−メチルイ
ミダゾール、1−シアノエチル−2−フエニルイミダゾ
ール、l−シアノエチル−2−エチル−4−メチルイミ
ダゾール、1−シアノエチノし−2−ウンデシルイミダ
ゾ一刀・、1−シアノエチル−2−ズチルイミダソール
トリメリテート、l−シアノエチル−2−フエニルrミ
ダゾールトリメリテート、2,4−ジアミノ−6−{2
′−メチルイミダゾリルー(1’)}一エチル−s−ト
リアジン、2,4−ジアミノー6−{2一ウンデシルイ
ミダゾリル−(1’))一エチルーS一トリアジン、2
,4−ジアミノ−6− {2’一エチル−4“−メチル
イミダゾリルー(1’)}一エチルーS−1・リアジン
、1−シアノエチル−2−エチル−4−メチルイミダゾ
ール1・リメリテート、1−シアノエチル−2−ウンデ
シルイミダゾールトリメリテート、l−ドデシル−2−
メチル−3−ペンゾイミダゾリウムクロライド、1.3
−ジ・ヘンジルー2−メチルイミダゾリウムク口ライド
などのイミダゾール誘導体、ジシアンジアミドまたはそ
の誘導体、アジビン酸ジヒドラジドなどの有W酸ジヒド
ラジド、3−(p−クロロフエニル)−1.1−ジメチ
ル尿素、3−(3.4−ジクロ口フエニル)−1.1−
ジメチル尿素などの尿素誘導体、ボリメル力ブタン系硬
化剤、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂なと
のメチロール基含有化合物、ポリイソシアネート、さら
に紫外線硬化触媒である芳香族ジアゾニウム塩、スルホ
ニウム塩などを使用することができる。
上記のような硬化剤を使用する場合、その使用量は通常
、これらの硬化剤が有する活性水素基が、成分(b)の
エポキシ化合物が有するエポキシ基とほぼ等量となる量
である。また、エポキシ基を有する化合物の硬化促進剤
は、その種類、硬化条件などに応じ適正量が使用される
次に、成分(a)としての部分架橋ゴム状ランダム共重
合体(以下、単にr共重合体(a)」という)について
説明する。
共重合体(a)は部分架橋化されていることが必要であ
り、この目的のために架橋性モノマー(以下、 「モノ
マー(1)」という)が共重合体(a)の必須成分とし
て共重合される。なお、部分架橋化の程度はゲル含量に
よって表示することができるが、後記するようにゲル含
量が20重量%未満ては成分(a)の成分(b)への分
散性が不十分となることから、共重合体(a)は部分架
橋化されていることが必要である。
モノマー(1)の例としては、ジビニルベンゼン、ジア
リルフタレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレ
ートなどの分子内に重合性二重結合を複数個有する化合
物を挙げることができる.ここで、共重合体(a)中の
モノマー(1)の共重合量は、通常0.1〜20重量%
で、好ましくは0.5〜10重量%である。
このようなモノマー(+)を共重合することにより、共
重合体(b)のゲル含量を通常20重量%以上、好まし
くは40重量%以上、特に好ましくは40〜95]i量
%とする。
なお、ここでいうゲル含量とは、重合体約1gをメチル
エチルケトン100m9.中に入れ、室虐で24時間靜
置後、不溶分の重量を測定して求めたものである。
このゲル含量が20MIk%未満では、成分(a)の成
分(b)への分散性が不十分となって、本発明の目的を
達成することができない。
共重合体の他の成分は、モノマー(1)と共重合可能な
ものであれば特に制限はなく、目的とする物性に応して
適宜選択することができる。例えば、次のようなモノマ
ーを挙げることができる(以下、これらモノマーを「モ
ノマー(++)Jと総称する)。
共役ジエン:ブタジエン、ジメチルブタジエン、イソブ
レン、クロロブレンおよびこれらの誘導体。
(メタ)アクリル酸エステル= (メタ)アクリル酸メ
チル、 (メタ)アクリル酸エチル、 (メタ)アクリ
ル酸プロビル、 (メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)
アクリル酸ヘキシル、 (メタ)アクリル酸シクロヘキ
シル、 (メタ)アクリル酸ラウリル、ポリエチレング
リコール(メタ)アクリレート、ボリブロビレングリコ
ール(メタ)アクリレート、ビスフェノールAのジグリ
シジルエーテル、グリコールのジグリシジルエーテルな
どと(メタ)アクリル酸、ヒドロキシアルキル(メタ)
アクリレートなどとの反応によって得られるエポキシ(
メタ)アクリレート、ヒトロキシアルキル(メタ)アク
リレートとポリイソシアナートとの反応によって得られ
るウレタン(メタ)アクリレート。
前記以外の不飽和炭化水素:エチレン、ブロビレン、1
−ブテン、2−ブテン、イソブテン、1−ペンテンなと
のオレフィン、スチレン、メチルスチレンなどの芳香族
ビニル。
これらモノマーは単独でもあるいは2種以上■み合わせ
て使用することができる。
ここで、共重合体(a)中のモノマー(ii)の共重合
量は、通常60〜99.9重量%、好ましくは75〜9
9.5重量%である。
また、必要に応じて官能基を有する不飽和化合物(以下
、これらモノマーを「モノマー(III)Jと総称する
)を共重合させることができる。不発明の方法によ・れ
ば、このモノマー(Il1)を特に共重合体成分として
共重合させなくても、成分(a)が成分(b)中に粒子
状に均一に分散された変性エポキシ組成物を得ることが
できる。
モノマー(II1)の有する官能基は、カルボキシル基
、故無水物基、エポキシ基、アミノ基、アミド基、ヒド
ロキシル基、イソシアネート基、リン酸基およびメルカ
ブト基から選ばれるが、成分(1))と適度の反応性を
有する点から、カルボキシル基、酸無水物基およびエポ
キシ基が好ましい。かかるモノマー(II+)の例とし
ては、例えば官能基がカルボキシル基の場合は、 (メ
タ)アクリル酸、イタコン酸、コハク酸β− (メタ)
アクリロキシ王チル、マレイン酸β一・(メタ)アクリ
ロキシエチル、ヘキサヒドIコフ夕ル酸β− (メタ)
アクリロキシエチルなどの不飽和酸を、官能基が酸無水
物基の場合は、無水マレイン酸、無水コハク酸などの不
飽和酸無水物を、官能基がヱボキシ基の場合はグリシジ
ル(メタ)アクリレート、 (メタ)アクリルグリシジ
ルエーテルなどを、官能基がアミノ基の場合はジメチル
アミノ(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(
メタ)アクリレートなとを、官能基がアミド基の場合は
、 (メタ)アクリルアミド、ジメチル(メタ)アクリ
ルアミドなどを、官能基がヒドロキシル基の場合はヒド
ロキシエチル(メタ)アクリ1ノート、ヒト口キシブ口
ビル(メタ)アクリレートなとな、官能基がイソシアネ
ート基の場合はビニルイソシアネート、イソシアネート
エチル(メタ)アクリレート、p−スチリルイソシアネ
ートなどを、官能基がリン酸基の場合は(メタ)アクリ
ロキシエチルホスフヱートなどを挙げることができる。
また、共重合体(a)中に導入される官能基は、高分子
反応により目的の官能基に変換されてもよい。例えば、
N−ビニルフタルイミド、N−ビニルウレタンなどのユ
ニットを含む共重合体の加水分解やニトロスチ1ノンな
どのユニッl・を含む共重合体のニトロ基の還元によっ
て一級アミノ基を導入したり、 CH:CH2 S   Coo(,aH9、 CH3 などのユニットを含む共重合体の加水分解やp−クOr
:jスチレンなとのユニットを含C共重合体に対する次
式のような高分子反応 によってメルカブト基を導入することもできる。
なお、モノマー(II+)の共狙合体(a)中における
共重合量は、好ましくはO〜20重重%であり、特に好
ましくは3〜15瓜量%である。
共重合体(a)は、モノマー(1)を必須成分とし、こ
のモノマー(1)とモノマー(ii)および/またはモ
ノマー(II+)とをランダムに共重合して得られるが
、ここで、モノマー(1)、(ii)および(1)の組
合せ゛としては、例えば下記(1)〜(iv)を挙げる
ことができる。
(i)モノマー(+)0.2〜10重遺%、七ノマー(
ii)としてのアクリロニトリルおよひ/またはスチレ
ン13〜50重潰%、ブタジエンおよひ/またはイソブ
レン40〜80重潰%、およびモノマ−(Ill)O〜
20重竜%。
(ii)モノマー(+>0 .2〜10重竜%、モノマ
ー(ii)としてのアルキル(メタ)アクリレートおよ
び/またはアルコキシ(メタ)アクリレート10〜99
重量%、好ましくは40〜99重量%および上記単量体
と共重合可能な他の単量体0〜80ffiffi%、な
らびにモノマー(fil)O〜20重童%。
(iii)モノマー(+)0.2〜10重量%、モノマ
−(I+)としてのアクリロニトリルおよび/またはス
チレン5〜50重足%、好ましくは15〜50重潰%、
ブタジエンおよび/またはイソブレン2〜60重量%、
好ましくは20〜60重棄%、アルキル(メタ)アクリ
レートおよび/またはアルコキシ(メタ)アクリレート
5〜65重量%、およびモノマー(Ill)O〜20重
遣%。
(iv)モノマー(+)0 .2 〜1 0[fi1%
、モノマー(ii)としてのブタジエンおよび/または
イソブレン70〜98.8重量%、およびモノマー(I
I+)0〜20重量%。
また、本発明における共重合体(a)のムーニー粘度M
 L +。a  (100℃)は、通常、20〜120
である。
さらにまた、本発明における共重合体(a)は、ガラス
転移温度(T g)が通常O℃以下、好ましくは−20
℃以下である。
本発明において、共重合体(a)は、例えば乳化重合に
より製造することができる。
ここで、乳化重合法とは、例えば前記モノマー(1)お
よびモノマー(ii)および必要に応じてモノマ−(I
I+)を、重合開始剤として過酸化物触媒、レドックス
系触媒などのラジカル重合開始剤を用い、乳化剤として
アニオン系、カチオン系、ノニオン系および両性の界面
活性剤のいずれかを、またはその混合系を用い、メルカ
ブタン、ハロゲン化炭化水素などの分子量調整剤の存在
下において、O〜50℃で乳化重合を行い、所定の重合
転化率に達した後、N,N−ジエチルヒドロキシルアミ
ンなとの反応停止剤を添加して重合反応を停止させ、次
いて重合系の未反応モノマーを水蒸気蒸留などで除去す
ることによって共重合体(a)のラテックスを得る方法
である。
ここで、重合開始剤である過酸化物触媒としては、ペン
ゾイルパーオキサイド、アセチルバーオキサイド、p−
メンチンハイドロパーオキサイド、ラウリルバーオキサ
イド、ジクミルバーオキサイド、ジーt−プチルパーオ
キサイド、コハク酸バーオキサイドなどの有機過酸化物
、過酸化水素、過rtL酸カリウム、過硫酸アンモニウ
ムなどの無機過酸化物を、レドックス系触媒としては、
上記の過酸化物に還元状態にある金属、例えば1価の銅
や2価の鉄またはアミン化合物を組み合わせたものを挙
げることができる。
また、乳化剤のうち、アニオン系界面活性剤としては、
例えば石鹸、ロート脂、乳化脂、アルキルナフタレンス
ルホン酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸塩、オレイン
酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルジフエ
ニルエーテルジスルホン酸、ジアルキルスルホコハク酸
塩、リグニンスルホン酸塩、アルコールエトキシサルフ
エート、第2級アルカンスルホネート、α−オレフィン
スルホン酸、タモールなどを、カチオン系界面活性剤と
しては、例えばアルキルトリメチルアンモニウム塩、ジ
アルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルビリジニウ
ム塩、アルキルベンジルジメチルアンモニウム塩などを
、ノニオン系界面活性剤としては、ポリオキシエチレン
アルキルエーテル、ボリオキシエ・チレンアルキルアリ
ルエーテル、ボリオキシエチレン脂肪酸エステル、ボリ
オキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシ
エチレンオキシブロビレンブロツクボリマー アルキル
スルフィニルアルコール、脂肪酸モノグリセノドなどを
、両性界面活性剤としては、アルキルペタイン、アルキ
ルジエチルトリアミノ酢酸などを挙げることができる。
これらの乳化剤のなかで、ノニオン系界面活性剤を用い
ると、ラテックス状態の共重合体(a)を凝固させる際
に金属を含む凝固剤を使用する必要がなくなるため、得
られる共重合体(a)中の金属イオン含量を極めて少な
くすることが可能である。なお、ノニオン系界面活性剤
を用いる場合は、未反応モノマーを回収するための水蒸
気蒸留を行う温゛度以上の高曇点を有するノニオン系界
面活性剤を予め選択することが好ましい。低曇点を有す
るノニオン系界面活性剤を用いると水蒸ス蒸留の際にラ
テックスが凝固する恐れがある。
また、共重合体(a)の製造において、このようなノニ
オン系界面活性剤を乳化重合時および/または凝固時に
用いる方法としては、例えば下記(イ)、 (口)また
は(ハ)の方法を採用することができる。
(イ)乳化剤としてノニオン系界面活性剤を用いてノ二
オン系界面活性剤の曇点以下の温度で重合を行った後、
得られたラテックスを曇点以上に加熱し、または乳化剤
として用いたノニオン系界面活性剤よりも低曇点のノニ
オン系界面活性剤もしくは金属を含まない電解質アルコ
ール、脂肪酸なとを添加した後、加熱して凝固する方法
(口)乳化剤としてアニオン系および/またはカチオン
系界面活性剤およびノニオン系界面活性剤を用いて乳化
重合を行った後、金属を含まない電解質あるいは乳化剤
として用いたノニオン系界面活性剤よりも低曇点のノニ
オン系界面活性剤を添加し、次いで加熱して凝固する方
法。
(ハ)乳化剤としてアニオン系および/またはノニオン
系界面活性剤を用いて乳化重合を行った後、ノニオン系
界面活性剤および金属を含まない宅解質を添加し、次い
で加熱する方法。
なお、ここで低曇点を有するノニオン系界面活性剤とは
、曇点が、通常80℃以下、好ましくは70℃以下のノ
ニオン系界面活性剤であり、具体的には例えばポリオキ
シエチレンノニルフエニルエーテル、ポリオキシエチレ
ンオクチルフエニル工一テル、ボリオキシエチレンボリ
オキシブロビレンブロックボリマーなどが挙げられる。
これらの低曇点を有するノニオン系界面活性剤のH L
 B値が12以下であることが好ましい。
上記のおいて低曇点を15ずるノニオン系界面活性剤の
使用徴は、通常、共重合体(a)100重量部に対して
0.1〜20重全部、好ましくは1〜15重量部である
本発明における共重合体(a)は、上記乳化重合の他に
、懸濁重合.溶液重合などにより製造することもできる
。例えば、溶液重合の場合、(1)モノマー(+)以外
のモノマーまたはモノマー(1)を含まないモノマー混
合物を用いて溶液重合を行い、得られた重,合体または
共重合体溶液を乳化剤を含む水中に分散させてラテック
ス状とした後、モノマー(1)、ラジカル重合開始剤な
どを添加して上記重合体または共重合体を架橋ざ仕る方
法、(2)溶液重合によって得られる重合体または共重
合体が官能基を有する場合には、該官能基と反応可能な
反応基を分子中に2個以上含有する化合物を添加、反応
させて上記重合体または共重合体を架橋させる方法など
によって製造することができる。
本発明の方法によれば、上記成分(a)を次の3工程を
へて成分(b)に配合、分散して目的とする変性エポキ
シ組成物を製造する。
第1工程: 成分(a)のラテックスを凝固した後、必要に応して洗
浄して、残存揮発分が5〜60重量%の共重合体凝固物
を得る。
第2工程: 第1工程で得られた共重合体凝固物を成分(b)に配合
、分故する。
第3工程: 第2工程で得られた分散体から上記残存揮発分を除去す
る。
以下、これら工程を順次説明する。
第1工程における成分(a)のラテックスとしては、共
重合体(a)を水性媒体中で乳化重合して製造する場合
には、得られる共重合体(a)の水性ラテックスをその
まま使用するここができる。
また、共重合体(a)を溶液重合によって製造する場合
には、得られる共重合体j容液に水性媒体、乳化剤など
を添加tノた後撹拌なとによって転相させ、得られた水
性ラテックスを使用すればよい。
そのほか、共重合体(a)をそのラデックス、分散液ま
たは溶液から凝固または脱溶剤により事;11fに分離
した場合、あるいは市販の共重合体を使用する場合、そ
の共重合体(a)を適当な溶剤ζこ溶解または分散した
後、上記溶液重合の場合と同様にして、転相させて得ら
れる水性ラテックスを使用することもできる。
上記水性ラテックスの凝固方法には、特に制限はなく、
通常の方法、例えば(1)凝固剤を添加する方法、 (
2)有R溶剤を添加する方法なととこよって行うことが
できる。
凝固剤を添加する方法(1)において使用できる凝固剤
の例としては、塩化カルシウム、硫酸マグネシウム、f
R酸アルミニウムなどの多価金属塩、塩化ナトリウム、
硫酸などを挙げることができる。
有機溶剤を添加する方法(2)において使用できる有機
溶剤の例としては、メタノール、エタノールなどの7ル
コール類、アセトン、メチルエチルケ1・ンなと′の水
溶性有機溶剤などを挙げることができろ。
そのほか、ノニオン系界面活性剤を乳化重合時および/
または凝固時に用いる方法として例示した、前記(イ)
、 (口)または(ハ)の方法によって凝固させてもよ
い。この場合の加熱の一方法として、スチームを吹き込
むこともできる。
このようにして得られる共重合体凝固物は、必要に応じ
て水などで洗浄した後、揮発分を5〜60重量%に調整
する。
共重合体凝固物を、例えば水性媒体中の乳化重合によっ
て得られるラテックスの凝固によって得る場合、この共
重合体凝固物にはラテックス中の乳化剤、イオン性不純
物などが含有されているため、そのまま使用するとエポ
キシ組成物中に混入して、紐成物の接着性、金属腐食性
、保存安定性などに悪影響をおよぼすことから、水など
で洗浄してこれら不純物を除去するのが好ましい。
すなわち、本発明の特徴の一つは、洗浄工程を設けて共
重合体凝固物を水などで洗浄すれば、乳化剤、イオン性
不純物などが著しく減少された、ひいては接着性、金属
腐食性、保存安定性のほか面4?gj撃性、祠熟性、雷
気絶縁性なとの性質に優れたエポキシ矧成物を得ること
ができることである。
なお、特に変性エポキシ組成物の貯蔵安定性を向上させ
、金属腐食性およびK気絶縁性を小さくする目的でアル
カリ金属、塩素イオンなどのイオン性不純物を低減させ
るためには、共重合体(a)のラテックスの製造を少な
くとも1種の非イオン性界面活性剤を乳化剤として用い
、かつ得られる共重合体(a)のラテックスを加温によ
って凝固させる方法を用いるのが好ましい。
本発明における残存揮発分とは、例えば乳化重合に使用
した水性媒体(通常、水)、凝固の際の加熱に使用した
スチームからの水、凝固の際に使用した有機溶剤など共
重合体凝固物に残存するものを総称する。本発明におい
ては、この残存揮発分が共重合体凝固物の5〜60重量
%、好ましくは10〜50重量%の範囲になるように調
整する。
上記残存揮発分が5重量%未満では、例えば共重合体成
分(a)のラテックスを真空乾燥して残存揮発分を5重
量%未溝にしてしまうと、第2工程における共重合体凝
固物の成分(b)への分散か良好でなく、成分(a)が
成分(b)中に粒子状に均一に分散された変性エポキシ
鞘成物を得ることができない。一方、残存揮発分が60
重量%を超えると第3工程における揮発分の除去が煩雑
になって好ましくない。
すなわち、本発明の他の特徴は、上記共重合体凝固物中
の残存揮発分を上記の特定な範囲に調整することによっ
て、成分(a)が成分(b)中に粒子状に極めて均一に
分散された変性エポキシ組成物を得ることができること
である。
残存揮発分の上記範囲内への調整方法には特に制限はな
く、通常の方法、例えば遠心脱水などによって調整する
ことができる。
第2工程においては、上記第1工程で得られた、残存揮
発分が5〜60重量%の共重合体凝固物を必要により粉
砕した後、成分(b)に配合して、分散させる。
上記共重合体凝固物を成分(b)に分散させるには、例
えばホモミキサー ラインホモミキサーコロイトミル、
カットルーダーなとを用い共重合体擬固物と成分(b)
とを剪断力下に強制撹拌する方法を用いることができる
ここで、本発明における共重合体(a)の成分(b)へ
の分散時の粒径は、通常0.02〜5μm、好ましくは
0.03〜3μm、特に好ましくは0.05〜2μmで
ある。この粒径が0.02μm未満ては、得られる■成
物の硬化物の耐衝撃性が低下しやすく、一方5μmを超
えると、得られる鞘成物の硬化物の強靭性が低下しやす
いという問題が生じやすい。
本発明において、成分(b)に対する成分(a)の配合
量は、成分(b)100重量部に刻して、通常1〜10
0重量部、好ましくは1〜50重全部、特に好ましくは
2〜30重量部である。成分(a)の配合量が1重量部
未満では、耐衝撃性、成形収縮性などの効果が発揮され
にくく、100重量部を超えると成分(b)の特性であ
る体積抵抗率が損なわれやすい。
第3工程では、上記第2工程で得られた紐成物から残存
揮発分を除去して目的とする変性エポキシ矧成物を製造
ずる。農終の変性エポキシ矧成物の残存揮発分は0.3
重量%以下、好ましくは0.1重量%以下にするのがよ
い。
上記残存揮発分の除去方法については、特ζこ制限はな
く、通常の真空乾燥なとによって除去することができる
本発明の方法によって得られる変性エポキシ組成物にお
いて、分散している共重合体(a)中の官能基がカルボ
キシル基である場合には、通常、硬化剤などによる硬化
に先立ち、該分散粒子表面のカルボキシル基をエポキシ
化合物と予め反応させておく予備反応を行うことが好ま
しい。この予備反応は、無触媒またはトリフヱニルホス
フィン、ホスホニウムハライト、トリエタノールアミン
、アセチルアセトナートのクロム錯体、ジイロプロビル
サリチル酸クロム、テトラエチルアンモニウムクロライ
ド、トリイソアミルアミン、トリブチルアミン、トリス
ジメチルアミノメチルフェノールなとの触媒の存在下に
、室温〜200℃程度の加熱による数時間程度の反応に
よって行うことができる。
本発明による変性エポキシ■成物には、必H(こ応じて
添加剤、例えばシリカ、クレー、石コウ、炭酸カルシウ
ム、石英粉、カオリン、マイ力、ケイ酸ナトリウム、タ
ルク、ケイ酸カルシ]クム、チタン化合物、アンチモン
化合物なとの充填剤、顔料および老化防止剤を配合する
ことが可能である。
(実施例) 以下、実施例をあげて本発明をさらに具体的に説明する
。なお、「部」および「%」は重竜基準である。
実施例1 (1)共重合体ラテックスの!!造 下記に示す処方によりオートクレープ中で20℃にて重
合を行い共重合体0)〜(6)を得た。
モノマー(注)      100部 水                250部ドデシル
ベンゼンスルホン酸ナトリウム0.1〜1.8部 第三級Fデシルメル力ブタン 0.45部 過硫酸カリウム     0.15部 シアノエチル化ジエタノールアミン 0.15部 水酸化カリウム     0.1 0部(注) このモ
ノマー量は、重合後に表1に示ず■成となるようなモノ
マー(1)、(II)および(Il1)の総量を表す。
 (以下余白)表1 * 共重合体(6)は比較例3の共重合体次いで、重合
転化率が70%に達した後、モノマー総量の100部当
り0.2部のヒドロキシルアミン硫酸塩を添加し重合を
停止させた。続いて、水蒸気蒸留により、未反応モノマ
ーを除去し、共重合体(1)〜(5)のラテックスを得
た。
(2)変性エポキシ組成物の製造 [第1工程] 上記(1)で得られた共重合体(1)のラテックスに、
共重合体100部当り老化防止剤としてアルキル化フェ
ノール1部を添加し、塩化カルシウム水溶液で凝固した
。得られた共重合体凝固物に遠心脱水処理を施し、水含
fl(残存揮発分)約40%まで脱水した。
なお、表1中のゲル含量は、上記の凝固後の共重合体を
水洗した後、50℃で真空乾燥により得られた共重合体
凝固物1gをメチルエチルケトン100m9.中に入れ
室温で24時開靜置後不溶分の重量を測定したものであ
る。
[第2工程] この共重合体凝固物を表2に示す割合でエビコ−}82
8 (商品名、油化シエルエポキシ(株)製エポキシ樹
脂)に投入し、60゜Cに加温下、特殊機化工業(株)
製の剪断撹拌混合機「ホモディスバー」にて20分間混
合して、共重合体凝固物をエポキシ樹脂に分散した。
[第3工程] 上記混合物を70℃で真空乾燥を行い水分く残存揮発分
)を除去して目的とする変性エポキシ組成物を得た。こ
の組成物は、半透明で、液状であり、200メッシュの
金網でろ過したが、未分散の共重合体凝固物は全く認め
られなかった。
(3)変性エポキシ組成物の硬化物に関する特性試験 上記(2)で得られた変性エポキシ組成物にさらに、表
2に示す配合にしたがい、硬化剤および充填剤を混合し
た。
(3−1)接着性試験 (3)で得られた変性エポキシ紐成物を接着剤として用
い、以下の接着性に関する特性試験を行った。なお、こ
の試験において用いた被接着材は、厚さ1.6mmの冷
間圧延鋼板を#240サントペーパーで研磨し、トリク
ロルエチレンで洗浄脱脂したものであり、また接着剤の
硬化は、140℃で1時間にわたる加熱により行った。
(イ〉引張剪断強度 JIS−1(6850の方法に準ずる。なお、この試験
における引張強度は5mm/分である。
(口)T型剥離強度 J Is−K5854の方法に準ずる。なお、この試験
における引張速度は50mm/分である。
なお、 (イ)および(口)の強度の測定は23℃で行
った。但し、 (イ)の引張剪断強度については80℃
でも測定した。結果を表2に示す。
(3−2)Ij撃試験 (3)で得られた変性エポキシ組成物を接着剤として用
いタテ100mmXヨコ25mmX3.2mmの冷間圧
延鋼板を#240サンドベーバーで研磨し、トリクロロ
エチレンで洗浄脱脂したものを被接着剤として25mm
X25mmの接着面積で(3− 1 )と同様に接着し
硬化した。得られた接着試験片はデュポン式?gj撃試
験機を用い、23℃にて500g重りを80cmの高さ
から落下させ接着部が破壊に到るまでの回数を測定した
。結果を表2に示す。
(3−3)共重合体の粒径の測定 上記(2)で得られた、共重合体(1)のラテックスを
用いて調製した変性エポキシ鞘成物100部とトリエチ
レンテトラミン10部とを混合し、(1)室温にて7日
間、(百)140℃にて1時間の2条注で硬化を行った
。硬化物をミクロトームな用い超渾切片を作成し、オス
ミウムで染色後、透過型電子顕vIl鏡にて共重合体の
分散状態を観察した。
また、共重合体ク1)のラテックスの粒径な日科機(株
)製のコールターサブミクロ粒子アナライザー(モデル
N−4)にて観察した。その結果、(1)室温×7日間
の硬化物、(百)140’CX1時間の硬化物、および
(iii)共重合体(+)のラテックスの粒径ともすべ
て0.05μmで一致していた。
上記結果から、上記(1)および(ii)の硬化物とも
共重合体粒子間σ)距離にもばらつきがなく、共重合体
粒子は良好な分散状態にあることが判明1ノた.実施例
2〜6 実施例lて得られた共重合体(+)〜(5)のラテック
スを用い、実施例lと同様にして表2に示す処方の変性
エポキシ組成物を製造1八 その硬化物の性能を評価し
た。結雫を表2に示す。
比較例1 共重合体凝固物を分散することなくエポキシ樹脂のみを
使用した以外は実施例1と同様にして硬化物の性能を評
価した。結果を表2に示す。
比較例2 共重合体成分(a)として両末端力ルボキシ液状アクリ
ロニトリル・ブタジエンゴム(N B R)を表2に示
す割合で配合した以外は実施例1と同様にして硬化物の
性能を評価した。結果を表2に示す。
比較例3 実施例】で得られた部分架橋していない線状の共重合体
(6)を表2に示す割合で配合して、分散な試みたが全
く分散せJ゛、ゲル状となってしまった。
比較例は 実施例1(2)の第1工程において、共重合体(1)を
凝固した後、50℃にて真空乾燥し水含量(残存揮発分
)を0.3重重%とした共重合体凝固物を実施例1と同
様にしてエポキシ樹脂への分散を試みたが、1時間以上
撹拌しても大きな塊が残っており、ろ過すると200メ
ッシュの金網上に未分散のゴム状塊が大量に残っていた
。結果を表4に示す。
この結果から、共重合体凝固物中の残存揮発分が少なす
ぎると良好な分散を達成できないことが理解される. 
(以下余白) 実施例7 (1)共重合体の製造 下記紹成: ブタジエン         61部 アクリロニトリル      30部 メタクリ口ニトリル      3部 ジビニルへンゼン       1.5部の共重合体に
なるようにモノマーを使用し、下記処方によりオートク
レープ中で50℃で乳化重合を行った。
水                  220部ポリ
オキシエチレンノニルフエニルエーテル(花王(株)製
エマルゲン120) 5部 Fデシルジフエニルエーテルジスルホン酸カリウム 0.5部 過硫酸アンモニウム      0.25部重合転化率
が60%に達した時点でメタクリル酸3部、ジビニルベ
ンゼン1.5部を添加して重合反応を継続し、重合転化
率が90%に達した後ヒトロキシルアミン硫酸塩0.2
部を添加し、重合を停止した。重合停止後、70℃にて
水蒸2蒸留を行い未反応モノマーを回収した。次に、老
化防止剤としてアルキル化フェノール2部を添加し、次
いて硫酸アンモニウム15部を10%水溶液として添加
した後、スチームをラテックス中に吹き込み90℃以上
に加温してラテックスを凝固した。
得られた共重合体(共重合体(7))凝固物を水洗し、
水含ffi(残存揮発分)30%の共重合体凝固物を得
た。
(2)変性エポキシ組成物の製造 上記(1)で得られた共重合体凝固物20部をエポキシ
化合物ELA−128(商品名、住友化学工業(株)製
エポキシ樹脂)100部に配合し、以下実施例1と同様
に分散処理して変性エポキシ組成物を製造した。
この変性エポキシ矧成物に、エポキシ化合物100部当
り100部の充填剤としてのシリカ粉末と15部の硬化
剤としてのジエチレントリアミンとを配合して変性エポ
キシ矧成物を調製した。
(3)エポキシ矧成物の硬化物に関する特性試験 上記(2)で得られた変性エポキシ紹成物について、接
着性試験、衝撃試験および金属腐食性試験を行った。な
お、接着性試験と衝撃試験とは実施例lと同様に行い、
金属腐食性試験は次のようにして行った。
エポキシ組成物を140℃で1時間加熱、硬化して成形
板を得た。一方、厚さ2mmの鋼板(JI S−H3 
1 00)を30mmX30mmに切取り、100メッ
シュの研磨紙で十分みがいた後脱脂した。この鋼板を上
記成形板上にのせ300m2の標本ビンの中にいれ、2
4時間放置した。その後、鋼板を取り出し、腐食の度合
を目視て観察した。結果を表3に示す。
実施例8 共重合体として表1に示す共重合体(1)を用いた以外
は実施例7と同様にして変性エポキシ組成物を調製し、
その性能を評価した。結果を表3に示表3 実施例9 (1)ラテックスの製造 エチレンーブロビLノンゴム(EPR)JSREPII
(商品名、日木合成ゴム(株)製、ムーニー粘度M1、
+−A(100℃)=40)と、このCPR 1 00
部当り1,2部の無水71ノイン酸と0.05部のクメ
ンハイトロバーオキサイトとを予め120〜140゜C
に予熱lノた密閉型バンバリーミキサー中に移し、18
0℃で5分間混練した。
得られた無水マレイン酸変性E P Rをトルエンに溶
解して10%l・ルエン溶液とした。この1・ルエン溶
液100部に過酸化ベンゾイル0.15部およびポリオ
キシエチレンデシルエーテル(花王(株)製エマルゲン
120)1部とを溶解し、この溶液にドデシルへンゼン
スルボン酸ナトリウムの0.5%水溶ia 1 0 0
部を徐々に添加しながら、50℃にて特殊機化工業(株
)製剪断撹拌混合機「ホモディスパー」を用いて撹拌を
行い、転相ζこより無水マレイン酸変性EPRのラテッ
クスを得た。次いで、常圧下に水蒸気蒸留を行い、トル
エンを除去した。さらに、90℃にて8時間保持して架
橋反応を完結させた。
(2)変性エポキシ■成物の製造 [第1王程] 架橋反応の完結後、ラテックスをメタノール中に投入し
て凝固させ、得られた共重合体凝固物に遠心脱水処理を
施し残存揮発分(水+メタノール)30%まで脱水した
[第2王程コ この共重合体凝固物を実施例lて使用したと同じエポキ
シ化合物(エビコー}828)100部当り5部の割合
で配合し、実施例1と同様にして分散した。
「第3工程」 分敗体を減圧下70”Cて乾燥して水とメタノールとを
除左し、変性エポキシ組成物を得た。
(3)接着剤組成物の製造 上記(2)で得られた変性J、ボキシ組成物を用い、下
記処方の接着剤■成物を製造した。
エポキシ化合物        100部変性EPR 
            5部硬化剤 ジソアンシアミト        5部3−(p−ク[
1口フエニル)一 1,1−シメチル         3部充填剤 真水ケイ酸「エアロジル」 (塩野義製薬(株)製)     80部(4)接着剤
矧成物の評価 上記(3)で得られた接着剤朝成物を用いて圧延鋼板(
厚さ1 .6 mm、トリクレンで洗浄脱脂したもの)
同士を接着し、引張剪断接着強度を,J IS−K68
50(引張速度5 m m /分)に準じて、また下型
剥離接着強度をJ Is−K6854 (弓張速度50
mm/分)に準じて測定した。
なお、接着剤の硬化条件は150゜CX30分間とした
体積固有抵抗値は16008Aセル(横河ヒュレット・
バッカード(株)製)に試料をはさみ、TR−84M電
気抵抗試験81(タケダ理研(株)製)により測定した
結果を表dに示す。
実施例lど同様に透過型電子顕微鏡にて分散状態をIN
察したところ、拉径が約21.tmの均一な分散が確認
された。
比較例5 変性EPRを使用しなかった以外は実施例9と同様にし
て接着剤紹成物を調製し、その性能を評価した。結果を
表4に示す。 (以下余白)表4 表4の結果から、共重合体(b)で変性すると剥離強度
が著しく大きくなることが理解される。
(発明の効果) 本発明の主たる効果を挙げれば次の通りである.(1)
  本発明の方法によればゴム状共重合体をエポキシ化
合物中に粒子状に極めて均一に分散することができる。
(2)本発明の方法において、ゴム状共重合体の凝固物
を洗浄する工程を設けることによって、ゴム状共重合体
の製造に付随するアルカリ金属、塩素イオンなどのイオ
ン性不純物を効率よく除去できるので、本発明の方法に
よれば、これら不純物を実質的に含まない変性エポキシ
矧成物を製造することができる。
(3)本発明の方法によって得られる変性エポキシ組成
物においては、ゴム状共重合体がエポキシ樹脂中に粒子
状に均一に分散され、イオン性不純物などを実質的に含
まれていないことから、この変性エポキシ紐成物の硬化
物は、機械的強度、耐熱性などのエポキシ樹脂の優れた
特徴のほか、剥離強度、耐衝撃性などの強靭性を有して
いる。
従って、本発明の方法によって得られる変性エポキシ組
成物は、半導体の封止剤、電子部品の被覆剤、接着剤、
電着塗装剤、ライニング剤、シーリング剤、その他各種
成形材科として有効に使用することができろ。
(4)本発明の方冫去によれば、特に、エポキシ基を有
する化合物に非相溶性のゴム状共重合体粒子をエポキシ
化合物中に再現性よく分散させることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(i)部分架橋ゴム状ランダム共重合体(成分(
    a))のラテックスを凝固して残存揮発分が5〜60重
    量%の共重合体凝固物を得、 (ii)該共重合体凝固物をエポキシ基を有する化合物
    (成分(b))に配合、分散し、(iii)次いで、上
    記残存揮発分を除去することを特徴とする上記成分(a
    )、(b)を含有し、成分(a)が成分(b)中に粒子
    状に均一に分散された変性エポキシ組成物の製造方法。
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