JPH04202350A - 変性エポキシ組成物 - Google Patents

変性エポキシ組成物

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JPH04202350A
JPH04202350A JP32946090A JP32946090A JPH04202350A JP H04202350 A JPH04202350 A JP H04202350A JP 32946090 A JP32946090 A JP 32946090A JP 32946090 A JP32946090 A JP 32946090A JP H04202350 A JPH04202350 A JP H04202350A
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JP
Japan
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copolymer
monomer
group
epoxy
meth
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JP32946090A
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English (en)
Inventor
Kazumi Nejigaki
捫垣 和美
Kenichi Kurosawa
賢一 黒澤
Masahiro Shibata
昌宏 柴田
Yukihiro Okubo
幸浩 大久保
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JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、変性エポキシ組成物に関する。
さらに詳しくは接着強度、耐衝撃性、耐熱性、電気絶縁
性などに優れ、接着剤、コーティング剤、封止剤、電気
・電子部品、自動車部品その他各種成形材料などに適し
た変性エポキシ組成物に関する。
(従来の技術) 一般にエポキシ樹脂は、硬化収縮が小さく、寸法安定性
に優れ、機械的強度が強く、絶縁物としての電気特性か
優れ、さらに耐熱性、耐水性、耐薬品性など多くの点で
優れている。特に接着剤、コーティング剤なととして用
いた場合、金属、磁器、コンクリートなどに対する接着
力、密着力および機械的強度が強く、剪断強度、引張強
度なとに優れるという特徴を有している。
しかしながら、エポキシ樹脂は可撓性が不十分なため、
接着剤、コーティング剤なととして用いる場合には、剥
離強度や衝撃強度が非常に低く、亀裂、剥離などが発生
し易いという問題を有する。また、エポキシ樹脂を成形
材料とじて用いる場合には、成形品が脆く、各種衝撃な
どにより破壊され易いという問題を有する。
上記問題を解決する方法の一つとして、分子中にエポキ
シ樹脂と反応し得る官能基を有する液状のアクリロニト
リル−ブタジェンゴムなどをエポキシ樹脂に混合するこ
とが提案されている(例えば、C1ayton A、M
ay、 Epoxy ResinsMarcel  D
ekkerer Inc、(1988))。
・  しかしながら、液状のアクリロニトリル−ブタジ
ェンゴムなどをエポキシ樹脂に混合した場合、エポキシ
樹脂と相溶することから、エポキシ樹脂の機械的強度を
保持しつつ可撓性を付与するためには混合量が少量に限
られてしまい、接着強度、耐衝撃性の改善は不充分であ
る。
また、特開昭58−83014号公報および特開昭59
−138254号公報には、エポキシ樹脂中でアクリレ
ートとアクリル酸などのエポキシ樹脂と反応しうる官能
基含有モノマーの重合を行い(in  5itu重合)
、ゴム状粒子をエポキシ樹脂中に分散させることが提案
されている。
この方法では、分散されたゴム状粒子自体がエポキシ樹
脂と相溶性を持つことから、ゴム状粒子の凝集、凝固な
どの問題、および分散系の極度の粘度上昇の問題を避け
ることかできない。
特開昭64−85216号公報には、エポキシ化合物で
ある連続相およびエラストマー粒子組成物からなる強化
エポキシ化合物が開示されている。
しかしながら、上記特開平2−117948号公報を初
めとする2件の上記公報に開示された組成物はいずれも
前記特開昭58−83014号公報に記載された組成物
と同様の問題点を有している。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、分散されたゴム粒子の凝集、凝固などの問題
および分散系の粘度上昇の問題がなく、剥離強度、耐衝
撃性などの強靭性が上記従来の組成物にも増して一層高
められた変性エポキシ組成物を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) すなわち、本発明は、 (a)エポキシ基を有する化合物ならびに必要に応じて
該エポキシ基を有する化合物の硬化剤および硬化促進剤
から選ばれる少なくとも1種(以下、これらを「(a)
成分」という)に、(b)官能基を有する不飽和化合物
、架橋性モノマーおよび他の不飽和化合物を含むモノマ
ーを共重合して得られる平均粒子径が300〜700A
である架橋ゴム状共重合体(以下、 「共重合体b」と
いう)と、 (C)ガラス転移温度が25℃以下の重合体からなるシ
ード粒子の存在下において、1分子当り2個以上の不飽
和結合を有す乏架橋性モノマーを少なくとも含み、且つ
25℃以下のガラス転移温度の共重合体を与えるモノマ
ー群を重合させて得られる、上記シード粒子が該重合体
により被覆された平均粒子径が2000〜3500Aで
ある架橋ゴム状重合体(以下、 「共重合体C」という
)が分散されていることを特徴とする変性エポキシ組成
物である。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明に用いられる(a)成分は、変性エポキシ組成物
の用途に応じて適宜選択され、種々のものを使用するこ
とができる。かかる(a)成分のうちエポキシ基を有す
る化合物としては、例えばエピクロルヒドリンと多価ア
ルコールまたは多価フェノールとの縮合生成物、エピク
ロルヒドリンとフェノールノボラック、クレゾールノボ
ラックなどのノボラックとの縮合生成物、環状脂肪族エ
ポキシ化合物、グリシジルエステル系エポキシ化合物、
グリシジルアミン系エポキシ化合物、複素環式エポキシ
化合物、ポリオレフィンの重合体または共重合体より誘
導されるエポキシ化合物、グリシジルメタクリレートの
(共)重合によって得られるエポキシ化合物、高度不飽
和脂肪酸のグリセライドより得られるエポキシ化合物、
ポリアルキレンエーテル型エポキシ化合物(核ポリオー
ル型エポキシ化合物およびポリウレタン骨格含有エポキ
シ化合物)、含臭素または含フツ素エポキシ化合物など
のエポキシ当量が6000以下程度、好ましくは90〜
6000の化合物を挙げることができる。
エポキシ基を有する化合物の硬化剤および/または硬化
促進剤は、変性エポキシ組成物の硬化タイプ、例えば二
液型、−波型、熱硬化型、光硬化型などのタイプに応じ
て選択され、種々のものを使用することができる。かか
るエポキシ基を有する化合物の硬化剤および/または硬
化促進剤としては、例えばエチレンジアミン、ジエチレ
ントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレ
ンペンタミン、ジプロピレンジアミン、ジエチルアミノ
プロピルアミン、ヘキサメチレンジアミン、メンセンジ
アミン、イソホロンジアミン、ビス(4−アミノ−3−
メチルジシクロヘキシル)メタン、ジアミノジシクロヘ
キシルメタン、ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、
N−アミノエチルピベラシン、3,9−ビス(3−アミ
ノプロピル)2,4,8.10−テトラオキサスピロ(
5,5)ウンデカン、m −キシリレンジアミンなとの
脂肪族ポリアミン、メタフェニレンジアミン、ジアミノ
ジフェニルメタン、ジアミノジフェニルスルホン、ジア
ミノジエチルジフェニルメタンなとの芳香族ポリアミン
、ベンジルジメチルアミン、2−(ジメチルアミノメチ
ル)フェノール、2,4.6〜トリス(ジメチルアミノ
メチル)フェノール、テトラメチルグアニジン、N、N
’ −ジメチルピペラジン、トリエチレンジアミン、1
.8−ジアザビスジクロ(5,4、O)ウンデセン、ト
リエタノールアミン、ピペラジン、ピロリジン、ポリア
ミドアミン、フッ化ホウ素モノエチルアミン錯体などの
第二級または第三級アミン、無水メチルナジック酸、ド
デセニル無水コハク酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘ
キサヒドロ無水フタル酸、メチルコンドメチレンテトラ
ヒドロ無水フタル酸、無水クロレンド酸、エチレングリ
コール無水トリメリット酸エステル、メチルテトラヒド
ロ無水フタル酸、メチルへキサヒドロ無水フタル酸など
の酸無水物、イミダゾール、2−メチルイミダゾール、
2−エチル−4−メチルイミダゾール、2−フェニルイ
ミダゾール、2−ウンデシルイミダゾール、2−ヘプタ
デシルイミダゾール、1−ベンジル−2−メチルイミダ
ゾール、1〜シアノエチル−2−メチルイミダゾール、
1−シアノエチル−2−フェニルイミダゾール、1−シ
アノエチル−2−エチル−4メチルイミダゾール、1−
シアノエチル−2−ウンデシルイミダゾール、1−シア
ノエチル−2−メチルイミダゾールトリメリテート、1
−シアノエチル−2−フェニルイミダゾールトリメリテ
ート、2.4−ジアミノ−6−(2’−メチルイミダゾ
リル−(1’))−エチル−8−トリアジン、2.4−
ジアミノ−6−(2’−ウンデシルイミダゾリル−(1
’))−エチル−8−トリアジン、2,4−ジアミノ−
6−(2′−エチル−4′−メチルイミダゾリル−(1
’))−エチル−8−トリアジン、1−シアノエチル−
2−エチル−4−メチルイミダゾールトリメリテート、
1−シアノエチル−2−ウンデシルイミダゾールトリメ
リテート1,1−ドデシル−2−メチル−3−ヘンゾイ
ミダゾリウムクロライト、1.3−ジベンジル−2−メ
チルイミタゾリウムクロライドなとのイミダゾール誘導
体、ジシアンジアミドまたはその誘導体、アジピン酸ジ
ヒドラジドなとの有機酸ジヒドラジド、3−(p−クロ
ロフェニル)−1,1−ジメチル尿素、 3−(3,4
−ジクロロフェニル)−1,1−ジメチル尿素なとの尿
素誘導体、ポリメルカプタン系硬化剤、フェノール樹脂
、ユリア樹脂、メラミン樹脂なとのメチロール基含有化
合物、ポリイソシアネート、さにに紫外線硬化触媒であ
る芳香族ジアゾニウム塩、スルホニウム塩などを使用す
ることかできる。
エポキシ基を有する化合物の硬化剤を使用する場合、そ
の使用量は通常、これらの硬化剤が有する活性水素基か
、エポキシ基とほぼ等モル量となる量である。また、エ
ポキシ樹脂を有する化合物の硬化促進剤は、その種類、
硬化条件なとに応じ適正量か使用される。
次に共重合体すについて説明する。
共重合体すを構成する官能基を有する不飽和化合物(以
下、「モノマーI」という)において、官能基は好まし
くはカルボキシル基、酸無水物基、エポキシ基、アミノ
基、アミド基、ヒドロキシル基イソシアネート基、リン
酸基、およびメルカプト基から選ばれるが、 (a)成
分と適度の反応性を有する点から、カルボキシル基、酸
無水物基およびエポキシ基がより好まし0゜かかるモノ
マーIの例としては、官能基かカルボキシル基の場合は
例えば(メタ)アクリル酸、イタコン酸、コハク酸β−
(メタ)アクリロキシエチル、マレイン酸β〜(メタ)
アクリロキシエチル、フタル酸β−(メタ)アクリロキ
シエチル、ヘキサヒドロフタル酸β−(メタ)アクリロ
キシエチルなどの不飽和酸を挙げることができる。官能
基が酸無水物基の場合は、例えば無水マレイン酸、無水
コハク酸などの不飽和酸無水物を挙げることができる。
官能基がエポキシ基の場合は、例えばグリシジル(メタ
)アクリレート、アリルグリシジルエーテル、ビスフェ
ノールAのジグリシジルエーテル、グリコールのジグリ
シジルエーテルなとと(メタ)アクリル酸、ヒドロキシ
アルキル(メタ)アクリレートなどとの反応によって得
られるエポキシ(メタ)アクリレートなどを挙げること
ができる。官能基がアミノ基の場合は、例えばジメチル
アミノメチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエ
チル(メタ)アクリレートなどを挙げることができる。
官能基がアミド基の場合は、例えば(メタ)アクリルア
ミド、ジメチル(メタ)アクリルアミドなど番卒げるこ
とができる。官能基がヒドロキシル基の場合は、例えば
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプ
ロピル(メタ)アクリレートなどを挙げることができる
。官能基がイソシアネート基の場合は、例えばビニルイ
ソシアネート、イソシアネートエチル(メタ)アクリレ
ート、p−スチリルイソシアネートなどを挙げることが
できる。官能基がリン酸基の場合は、例えば(メタ)ア
クリロキシエチルホスフェートなどを挙げることができ
る。
また、共重合体す中に導入される官能基は、高分子反応
により目的の官能基に変換されるものであってもよい。
例えばN−ビニルフタルイミド、N−ビニルウレタンな
どのユニットを含む共重合体の加水分解やニトロスチレ
ンなどのユニットを含む共重合体のニトロ基を還元する
ことによって一級アミノ基を導入したり、などのユニッ
トを含む共重合体の加水分解やp−クロロメチルスチレ
ンなどのユニットを含む共重合体に対する次式のような
高分子反応によってメルカプト基を導入することもでき
る。
なお、これらのモノマー■の共重合体す中における共重
合量は、好ましくは1〜20重量%であり、特に好まし
くは2〜15重量%である。
共重合体すを構成する架橋性モノマーの例としては、ジ
ビニルベンゼン、ジアリルフタレート、エチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパン
トリ (メタ)アクリレートなどの分子内に重合性二重
結合を複数個有する化合物を挙げることができる。
ここで共重合体す中の架橋性モノマーの共重合量は、通
常、0,1〜20重量%であり、好ましくは0.5′〜
15重量%である。
このように架橋性モノマーを共重合することにより、共
重合体すのゲル含量を通常20重量%以上、好ましくは
40重量%愈上2特に好ましくは40〜99重量%とす
ることができる。
ここでいうゲル含量とは、重合体約1gをメチルエチル
ケトンまたはトルエン100m1中に入れ室温で24時
間静置後、不溶分の重量を測定したものである。
このゲル含量が20重量%未満では、共重合体すの(a
)成分への分散性が不十分となる。
共重合体すを構成する不飽和化合物(以下、「モノマー
■」という)としては以下のものを例示することができ
る。
共役ジエン:ブタジェン、ジメチルブタジェン、イソプ
レン、クロロプレンおよびこれらの誘導体。
(メタ)アクリル酸エステル: (メタ)アクリル酸メ
チル、 (メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル
酸プロピル、 (メタ)アクリル酸ブチル、 (メタ)
アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸シクロへキシ
ル、 (メタ)アクリル酸ラウリル、ポリエチレングリ
コール(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコー
ル(メタ)アクリレート、ヒドロキシアルキル(メタ)
アクリレートとポリイソシアナートとの反応によって得
られるウレタン(メタ)アクリレート。
前記以外の不飽和炭化水素:エチレン、プロピレン、1
−ブテン、2−ブテン、イソブチン、1−ペンテンなど
のオレフィン、スチレン、メチルスチレンなどの芳香族
ビニル。
(メタ)アクリロニトリル。
ここで、共重合体す中のモノマー■の共重合量は、通常
、60′〜98.5重量%、好ましくは75〜97.5
重量%である。、 さらに、本発明における共重合体すは、ガラス転移温度
(Tg)が、通常、25℃以下、好ましくは0℃以下、
さらに好ましくは一20℃以下である。
本発明において、共重合体すは、例えば乳化橋性モノマ
ーおよびモノマー■を、重合開始剤として過酸化物触媒
、レド・ソクス系触媒なとのラジカル重合開始剤を用い
、乳化剤としてアニオン系、カチオン系、ノニオン系お
よび両性のN、N−ジエチルヒドロキシルアミンなどの
反応去することによって共重合体すのラテ・ソクスを得
る方法である。
重合開始剤である過酸化物触媒としては、例えば、ベン
ゾイルパーオキサイド、アセチル/マーオキサイド、p
−メンタンノ\イドロア々−オキサイド、ラウリルパー
オキサイド、ジクミルノく一オキサイド、ジ−t−ブチ
ルパーオキサイド、コハク酸パーオキサイドなとの有機
過酸化物、および過酸化水素、過硫酸カリウム、過硫酸
アンモニウムなとの無機過酸化物を挙げることかできる
。またレドックス系触媒としては、例えば上記の過酸化
物に還元状態にある金属、例えば1価の銅や2価の鉄ま
たはアミン化合物を組み合わせたものを挙げることがで
きる。
また、乳化剤のうち、アニオン系界面活性剤としては、
例えばアルキルナフタレンスルホン酸塩、ドデシルベン
ゼンスルホン酸塩、オレイン酸塩、アルキルベンゼンス
ルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、リグニンス
ルホン酸塩、アルコールエトキシサルフェート、第二級
アルカンスルホネート、α−オレフィンスルホン酸、タ
モールなどを挙げることができる。カチオン系界面活性
剤としては、例えばアルキルトリメチルアンモニウム塩
、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルピリジ
ニウム塩、アルキルベンジルジメチルアンモニウム塩な
とを挙げることができる。ノニオン系界面活性剤として
は、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリ
オキシエチレンアルキルアリルエーテル、ポリオキシエ
チレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンオキシプロピレン
ブロックポリマー、アルキルスフイニルアルコール、脂
肪酸モノグリセリドなとを挙げることができる。
両性界面活性剤としては、例えば、アルキルベタイン、
アルキルジエチルトリアミノ酢酸なとを挙げることがで
きる。
これらの乳化剤のなかで、ノニオン系界面活性剤を用い
る場合は、未反応モノマーを回収するための水蒸気蒸留
を行う温度以上の高曇点を有するノニオン系界面活性剤
を予め選択することが好ましい。低曇点を有するノニオ
ン系界面活性剤を用いると水蒸気蒸留の際にラテックス
が凝固する恐れがある。
また、共重合体すの製造において、このようなノニオン
系界面活性剤を乳化重合時および/または凝固時に用い
る方法としては、例えば下記(イ)、 (ロ)または(
ハ)の方法を採用することができる。
(イ)乳化剤としてノニオン系界面活性剤を用いてノニ
オン系界面活性剤の着点以下の温度で重合を行った後、
得られたラテックスを着点以上に加熱するか、または乳
化剤として用いたノニオン系界面活性剤よりも低曇点の
ノニオン系界面活性剤もしくは電解質アルコール、脂肪
酸などを添加した後、加熱して凝固する方法。
(ロ)乳化剤としてアニオン系および/またはカチオン
系界面活性剤ならびにノニオン系界面活性剤を用いて乳
化重合を行った後、電解質あるいは乳化剤として用いた
ノニオン系界面活性剤よりも低曇点のノニオン系界面活
性剤を添加し、次いで加熱して凝固する方法。
(ハ)乳化剤としてアニオン系および/またはカチオン
系界面活性剤を用いて乳化重合を行った後、ノニオン系
界面活性剤および電解質を添加し、次いで加熱する方法
ここで低曇点を有するノニオン系界面活性剤とは、着点
が通常、80℃以下、好ましくは、70℃以下のノニオ
ン活性剤であり、例えばポリオキシエチレンノニルフェ
ニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエ
ーテル、ポリオキシエチレンポリオキンプロピレンブロ
ックポリマーなとが挙げられる。これらの低曇点を有す
るノニオン系界面活性剤のHLB値か12以下であるこ
とが好ましい。
上記において低曇点を有するノニオン系界面活性剤の使
用量は、通常、共重合体b100重量部に対して01〜
20重量部、好ましくは1〜15重量部である。
また、本発明における共重合体すは、懸濁重合、溶液重
合などにより製造することもできる。
本発明に用いられる共重合体Cはガラス転移温度(以下
「Tg」という)が25℃以下、好ましくは0℃以下、
より好ましくは一20℃以下の重合体(共重合体を含む
)をシード粒子とし、その存在下において、共重合体す
と同じ1分子当り2個以上の不飽和結合を有する架橋性
モノマーを少なくとも含み、かつ25℃以下、好ましく
は0℃以下、より好ましくは一20°C以下のTgの共
重合体を与えるモノマー群を用いて乳化重合(シード重
合)を行うことにより得られる、上記シード粒子が全体
的あるいは部分的に被覆された粒子状の架橋ゴム状共重
合体である。共重合体Cを構成する七ツマ−としては、
例えば共役ジエン系モノマー(以下、 「モノマー■」
という)、官能基を有さない他の不飽和化合物(以下、
 「モノマー■」という)、官能基を有する不飽和化合
物(以下、[モノマー■という)および架橋性モノマー
を挙げることができる。
モノマー■とじては共重合体すに用いるモノマー■の共
役ジエンと同じものを用いることかできる。
モノマー■とじては共重合体すに用いるモノマー■の(
メタ)アクリル酸エステル、エチレン、プロピレン、1
−ブテン、2−ブテン、イソブチン1−ペンテン等のオ
レフィン、スチレン、メチルスチレン等の芳香族ビニル
化合物、(メタ)アクリロニトリル等を用いることかで
きる。
モノマー■としては共重合体すに用いるモノマIと同じ
ものを用いることができる。
共重合体Cにおける各モノマーの使用量は、七ツマ−■
が10〜80重量%、好ましくは30〜70重量%、 
モノマー■が10〜60重量%、好ましくは 25〜4
5重量%、モノマー■が0〜20重量%、好ましくは0
〜15重量%、架橋性モノマーが05〜10重量%、好
ましくは1〜7重量%である。
共重合体Cの重合におけるシード粒子の分散体(以下、
単に「シードラテックス」という)としては、例えば予
め得られたTgが25℃以下の重合体を溶剤に溶かし、
これを例えばホモミキサー等の攪拌機を用いて乳化剤に
より水中に分散させたものを用いることができ、あるい
はシードラテックスとして乳化重合によって得られるラ
テックスを用いることもできる。最終的に得られる共重
合体粒子の粒子径コントロール性および生産性の点から
、後者のラテックスを用いるのが好ましい。
乳化重合により得られたラテックスをシードラテックス
として用いると、シードラテックスの重合から次の重合
工程に移行することが容易であり、行程の簡素化を図る
ことができる。例えば好ましいシード重合法として、乳
化重合を複数の段階に分けて連続的に行う方法が挙げら
れる。すなわち、第1段目として、乳化重合によりTg
が25℃以上の重合体からなるシードラテックスを合成
し、第2段目として、第1段目で得られたシードラテッ
クスの系中に、1分子当たり2個以上不飽和結合を有す
る架橋性モノマーを含み、25℃以下のTgの共重合を
与えるモノマー群および必要な添加剤等を添加し、重合
を連続的に行う方法である。もちろん、第1段目および
/または2段目において、モノマーの添加をさらに複数
回に分けて行うことも可能である。
そして共重合体Cを構成するためのモノマーは、第1段
目のシードラテックスの合成においては、好ましくはモ
ノマー■を含み、モノマー■単独またはモノマー■とモ
ノマー■、モノマー■および架橋性モノマーから選ばれ
る少なくとも1種とからなり、その共重合体のTgが2
5℃以下、好ましくは0℃以下となるようなモノマー組
成が選ばれる。同様に、第2段目の重合反応においても
、その共重合体のTgが25℃以下、好ましくは0℃以
下となるような組成が選ばれるが、第2段目の重合では
、架橋性モノマーの使用が必須であり、通常、モノマー
■と架橋性モノマーを含み、さらに七ツマ−■を含むモ
ノマー群れの使用が望ましい。七ツマ−■を含むと、共
重合体すの(a)成分に対する界面接着性が増大し、得
られる組成物の機械的強度および耐衝撃性が良好となる
また、共重合体Cのゲル含量は好ましくは50重量%で
あり、より好ましくは80重量%である。ゲル含量が5
0重量%未満のゴム状共重合体では、本発明の特徴であ
るラテックス形成時の粒子径の水準で共重合体粒子が分
散された組成物を得ることが困難となりがちである。
本発明において、共重合体すの平均粒子径は300〜7
00Aであり、共重合体Cの平均粒子径は2000〜3
500Aである。いずれか一方、または両方の共重合体
の平均粒子径が上記範囲を外れると、共重合体すまたは
共重合体Cを単独で用いた場合と同等の剥離強度および
衝撃強度しか得られない。共重合体すおよび共重合体C
の平均粒子径が上記範囲にある時のみ、それぞれの共重
合体を単独で用いた場合よりも高い剥離強度および衝撃
強度が得られる。
共重合体すと共重合体Cの混合割合は、好ましくは共重
合体b:共重合体Cが80:20〜20:80である。
より好ましくは共重合体b:共重合体Cが60 : 4
0〜75 : 25である。
共重合体すの割合が80を越えると、剥離強度と衝撃強
度が低くなる傾向かあり、他方共重合体すの割合が20
未満では衝撃強度と剪断強度が低くなる傾向がある。
また(a)成分に対する共重合体すと共重合体Cの使用
量は、(a)成分100重量部に対して、共重合体すと
共重合体Cを合わせて、通常1〜100重量部、好まし
くは1〜50重量部、特に好ましくは2〜30重量部で
ある。
共重合体すおよび共重合体Cを(a)成分に配合し、粒
子状に分散する方法としては、例えば、共重合体すおよ
び共重合体Cのラテックス、分散液、溶液を(a)成分
と剪断力下で強制攪拌し、分離した水および/または溶
媒を除去して乾燥する方法、(a)成分を水系で乳化ま
たは懸濁し、これと共重合体すおよび共重合体Cのラテ
ックス、分散液または溶液とを混合した後、凝固させ、
水および/または溶液を除去し乾燥する方法、共重合体
すおよび共重合体Cを凝固し乾燥前の凝固物を(a)成
分と混合した後、水および/または溶液を除去し、乾燥
する方法なとが挙げられる。
なお、共重合体すおよび共重合体Cのラテックス、分散
液または溶液から共重合体すおよび共重合体Cを凝固ま
たは脱溶媒により事前に分離し乾燥した場合は、再度、
強制攪拌下にメチルエチルケトン、トルエン、クロロホ
ルムなとの有機溶媒に分散させ、これを(a)成分と混
合した後、溶媒を除去し乾燥すればよい。また、通常の
熱ロール、インターミキサー、ニーグー、押し出し機な
どを用いて重合体粒子を(a)成分中に分散させること
もできる 本発明の変性エポキシ組成物において、分散している共
重合体すおよび/または共重合体Cの官能基がカルボキ
シル基である場合は、通常、硬化剤などによる硬化に先
立ち該分散粒子表面のカルボキシル基をエポキシ化合物
と予め反応させておく予備反応を行うことか好ましい。
この予備反応は無触媒またはトリフェニルホスフィン、
ホスホニウムハライド、トリエタノールアミン、アセチ
ルアセトナートのクロム錯体、ジイソプロピルサリチル
酸クロム、テトラエチルアンモニウムクロライド、トリ
イソアミルアミン、トリブチルアミン、トリスジメチル
アミノメチルフェノールなどの触媒存在下、室温〜20
0℃程度の加熱による数時間程度の反応によって行うこ
とができる。
本発明による変性エポキシ組成物には、必要に応じて添
加剤、例えばシリカ、クレー、石コウ、炭酸カルシウム
、石英粉、カリオン、マイカ、ケイ酸ナトリウム、タル
ク、ケイ酸カルシウム、チタン化合物、アンチモン化合
物などの充填剤;顔料;有機シラン化合物、有機チタネ
ート化合物なとのカップリング剤;キシレン樹リン酸系
エステル、パイン油、ベンジルアルコール、トリメリッ
ト酸エステル、ジアリルフタレートモノマー、キシレン
、トルエンなどの増量剤、および老化防止剤を配合する
ことが可能である。
(実施例) 以下、本発明の実施例について述べるか1本発明はこれ
らに限定されるものではない。なお、例中の記載におい
て「部」は重量部を表す。
実施例1〜8および比較例1〜10 (1)  共重合体すの製造 下記に示す処方によりオートクレーブ中で20℃にて重
合を行った。
モノマー(注)100部 水                   250部ド
デシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.1〜18部 第三級ドデシルメルカプタン 045部過硫酸カリウム
       0.27部シアノエチル化ジェタノール
アミン 015部 水酸化カリウム       0.10部(注)ここで
のモノマーとは、重合後に表1に示す組成となるような
七ツマー■、モノマーIIおよび架橋性モノマーの総量
を表わす。
次いで、重合転化率が90%に達した後、モノマー総量
の100部当り0.2部のヒドロキシルアミン硫酸塩を
添加し重合を停止させた。続いて、水蒸気蒸留により、
未反応モノマーを除去し、共重合体N011〜7のラテ
ックスを得た。
得られた共重合体のラテックスの一部はそのまま(a)
成分との混合に供し、残りは、共重合体100部当り老
化防止剤としてアルキルフェノール1部を添加し、塩化
カルシウム水溶液で凝固し、得られた共重合体凝固物を
水洗いし50℃で真空乾燥した。
(以下、余白) (2)共重合体Cの製造 下記の乳化重合処方を用い、オートクレーブ中において
60℃で乳化重合を実施した。
ブタジェン          8部 スチレン          11部 メタクリル酸         1部 水                 280部ドデシ
ルベンゼンスルフオン酸ナトリウム   ′0.05部 過硫酸カリウム        0.5部     −
ドデシルメルカプタン     0.7部     7
重合転化率が95%まで反応を進めた後、   ′以下
のモノマーをオートクレーブに添加した。  。
ブタジェン          22部スチレン   
       1部部      1メタクリル酸  
       1部 過硫酸カリウム       0.1部重合を継続し、
重合転化率が95%に達  オした時点で、これをシー
ドラテックスとし、    。
以下のモノマーをさらに添加して重合を続け   0た
。                        
       薯ブタジェン          28
部      ノアクリロニトリル       12
部      &:メタクリル酸        5部 ジビニルベンゼン       2部 過硫酸カリウム      0.1部 重合転化率が95%に達した後、単量体100部当り0
.2部のヒドロキシルアミン硫酸塩を添加し、重合を停
止させた。続いて、減圧丁で70℃にて水蒸気蒸留によ
り残留モノマーを回収し、共重合体No、8のラテック
スを得た。以下同様にして表2に示す重合を行ハ共重合
体N009〜14のラテックスを得モ。また重合が3段
階以上にわたる例(共重き体 No、9および14)で
は、2段目まCがシード粒子の合成段階である。
得られた共重合体のラテックスの一部はそDまま(a)
成分との混合に供した。残りのラテックスについては共
重合体No、  8.9.11.12.13および14
の場合には、得らtたラテックスにポリオキシエチレン
ノニルフェニルエーテル(花王(株)製、商品名Lマル
ゲ 920)を共重合体100部当り3部添加し、さら
に老化防止剤としてアルキレフエノール1部を添加した
。次いで耐圧前二このラテックスを入れ、110℃に加
温してラテックスを凝固させた。凝固された共重合体は
微粒子状であり、これを濾別によって集めた後、常法に
従って、脱水、乾燥を行い、ゴム状重合体を得た。
(以下、余白) なお、共重合体No、10については、重合を停止させ
た後、老化防止剤としてアルキルフェノール1部を添加
し、塩化カルシウムの1%水溶液中にラテックスを投入
することにより共重合体を塩析させ、洗浄、乾燥を行っ
た。
なお、表1および表2中の共重合体の平均粒子径は上記
重合により得られたラテックスについて日科機(株)製
コールターサブミクロ粒子アナライザー(モデルN−4
)を用いてラテックス粒子の平均粒子径を測定したもの
である。
TgはDSC分析により得られたものである。
また、ゲル含量は、上記の凝固、乾燥により得られた共
重合体凝固物1gをメチルエチルケトン100m1中に
入れ室温で24時間静置後不溶分の重量を測定したもの
である。
(3)変性エポキシ組成物の製造 (1)および(2)で得られたラテックスまたは共重合
体凝固物を次のA法、B法およびC法により(a)成分
に分散させた。
A法:(1)および(2)で得られたラテックスを表3
に示す割合で油化シェルエポキシ(株)製のエポキシ化
合物エピコート807に投入し、特殊機化工業(株)製
の剪断攪拌混合機「ホモデイスパー」にて10分間混合
した。
静置後、分離した水を除去し、凝固層を真空乾燥し変性
エポキシ組成物を得た。
B法:(1)および(2)で得られた表3に示す聞の共
重合体凝固物を攪拌下にメチルエチルケトンに粗分散さ
せ4重量%の分散液とした。
これに表3に示す量のエピコー1−807を加え、ホモ
デイスパーにて10分間混合した後、真空乾燥により溶
媒を除去し、変性エポキシ組成物を得た。
C法:(1)および(2)で得られた表3に示す量の共
重合体凝固物をエピコート807に投入し、東洋精機(
株)製の混合分散機「ブラストミル」にて90分間混合
した。その後減圧下で脱泡を行ない変性エポキシ組成物
を得た。
(4)変性エポキシ組成物の硬化物に関する特性試験 (3)のA法、B法およびC法によって得た変性エポキ
シ組成物にさらに、表3に示す配合に従い、硬化剤およ
び充填剤と混合した。
(4−1)  接着性試験 (4)で得られた変性エポキシ組成物を接着剤として用
い、以下の接着性に関する特性試験を行った。なおこの
試験において用いた被接着材は、厚さ1.6mmの冷間
圧延鋼板を#240サンドペーパーで研磨し、トリクロ
ルエチレンで洗浄脱脂したものであり、また接着剤の硬
化は、140℃で1時間の条件で行った。
■ 引張剪断強度 JISK6850の方法に準する。なお、この試験にお
ける引張強度は5mm/分である。
■ T型剥離強度 JISK6854の方法に準する。なお、この試験にお
ける引張強度は50mm/分である。
なお、■および■の強度の測定は23℃で行った。但し
、■の引張剪断強度については80℃でも測定した。結
果を表3に示す。
(4−2)  衝撃試験 (4)で得られた変性エポキシ組成物を接着剤として用
い、タテ100 m m Xヨコ25mm×厚さ3.2
mmの冷間圧延鋼板を#240サントヘーハーで研磨し
、トリクロルエチレンで洗浄脱脂したものを被接着材と
して25mmX25mmの接着面積で(4−1)と同様
に接着し硬化した。得られた接着試験片はデュポン式衝
撃試験機を用い、23℃にて500gの重りを20cm
の高さから落下させ接着部に亀裂が生ずるまでの回数を
測定した。
結果を表3に示す。
(4−3)  共重合体の粒径の測定 実施例1と同様変性エポキシ組成物100部とトリエチ
レンテトラミン10部を混合し、(i)室温にて7日間
、(ii)140℃にて1時間の2条件で硬化を行った
。硬化物からミクロトームを用い超薄切片を作成し、オ
スミウムで染色後、透過型電子顕微鏡にて共重合体の分
散状態を観察した。
その結果(i)室温×7日間の硬化物、(ii)140
℃×1時間の硬化物とも表1および表2に示したラテッ
クス粒子径の大きさで分散しており共重合体粒子間の距
離にもばらつきがなく良好な分散状態を示していた。
(以下、余白) 実施例9〜12および比較例11.12  。
実施例1.2.5.8および比較例1.10と同様にし
て得られた変性エポキシ組成物を用い、次の配合により
一液型接着剤を調製した。
変性エポキシ組成物     100部ジシアンジアミ
ド        7部ベンジルジメチルアミン   
  1部炭酸カルシウム        50部■ 接
着性試験 得られたー液型接着剤を用いて以下の接着性試験を行っ
た。被着体は冷間圧延鋼板を#240サンドペーパーで
研磨し、トリクロルエチレンで洗浄脱脂したものであり
、また接着剤の硬化は、170℃で1時間にわたる加熱
により行った。
得られた接着試験片の引張剪断強度およびT型剥離強度
を、実施例1(4)と同様にして測定した。なお測定温
度については23℃と100℃で行った。
■ 衝撃試験 実施例1(4)において500gの重りを20cmの高
さから落下させた以外は実施例14に示す。
(以下、余白) (発明の効果) 本発明の変性エポキシ組成物は分散されたゴム粒子の凝
集、凝固なとの問題および分散系の粘度上昇の問題がな
く、その硬化物は機械的強度、耐熱性などのエポキシ樹
脂の優れた特徴を損なうことなく、これに剥離強度、耐
衝撃性なとの強靭性を与えることができる。特に、エポ
キシ基を有する化合物に非相溶性の固体重合体粒子を再
現性よく分離させ得る点で、エポキシの変性に新たな道
を開くものであり、半導体の封止剤、電子部品の被覆剤
、接着剤、電着塗装剤、ライニング剤、シーリング剤、
その他各種成形材料として有効に使用される。
また、本発明の変性エポキシ組成物の硬化物は電気絶縁
性なとの電気特性にも優れるため電気・電子部品材料と
しても有効である。
特許出願人 日本合成ゴム株式会社 代理人 弁理士 大 島 正 孝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)エポキシ基を有する化合物ならびに必要に
    応じて該エポキシ基を有する化合物の 硬化剤および硬化促進剤から選ばれる少 なくとも1種に、 (b)官能基を有する不飽和化合物および他の不飽和化
    合物を含むモノマーを共重合し て得られる平均粒子径が300〜700 Åである架橋ゴム状共重合体と、 (c)ガラス転移温度が25℃以下の重合体からなるシ
    ード粒子の存在下において、1 分子当り2個以上の不飽和結合を有する 架橋性モノマーを少なくとも含み、かつ 25℃以下のガラス転移温度の共重合体 を与えるモノマー群を重合させて得られ る、上記シード粒子が該共重合体により 被覆された平均粒子径が2000〜35 00Åである架橋ゴム状重合体が分散さ れていることを特徴とする変性エポキシ 組成物。
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