JPH02292329A - 液状重合体および液状重合体組成物 - Google Patents

液状重合体および液状重合体組成物

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JPH02292329A
JPH02292329A JP11208689A JP11208689A JPH02292329A JP H02292329 A JPH02292329 A JP H02292329A JP 11208689 A JP11208689 A JP 11208689A JP 11208689 A JP11208689 A JP 11208689A JP H02292329 A JPH02292329 A JP H02292329A
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hydroxyl group
liquid
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liquid isoprene
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は液状重合体,その製造方法および液状重合体組
成物に関し、詳しくは各種フォーム,エラストマー,塗
料,床材.接着剤およびシーリング剤等に有用な新規構
造の液状イソプレン系重合体の水素化物およびその効率
のよい製造方法、ならびに該水素化物とポリイソシアネ
ート化合物からなる液状重合体組成物に関するものであ
る。
〔従来の技術および発明が解決しようとする課題]ポリ
ウレタンは一般にジイソシアネートとジオールを重付加
して得られる。従来、ジオール源として末端に水酸基を
有するジエン系重合体の環状エーテル付加物が知られて
いる(特開昭56−81346号公報,同61−698
56号公報)。
これはゴム用可塑剤として検討されており、その骨格中
にボリジエン構造を有するため、通常のポリプロピレン
グリコール等のジオール源を用いる場合よりも、耐水性
,耐寒性にすぐれたポリウレタン硬化体が得られている
しかしながら、このジエン系ジオール源からのポリウレ
タン硬化体は、耐候性,耐熱性に劣ると言う欠点が指摘
されている。そのため、このポリウレタン硬化体は実用
に供することが難しかった。
そこで本発明者は、従来のポリウレタン硬化体の欠点を
克服し、耐候性,耐熱性にすぐれたポリウレタン用のジ
オール源、その製造方法およびそれを一成分とする組成
物の製造方法を開発すべく鋭意研究を重ねた。
〔課題を解決するための手段〕
その結果、末端位に水酸基を有するイソプレン系重合体
を水素化したものに環状エーテルを反応させて得られる
化合物が、ジオール源として極めて有効であることを見
出した。本発明はかかる知見に基いて完成したものであ
る。
すなわち本発明は、分子末端に水酸基を有し、かつ分子
鎖内部にエーテル結合を有する液状イソプレン系重合体
の水素化物を提供するとともに、イソプレン系七ノマー
を過酸化水素の存在下で重合して分子末端に水酸基を有
する液状イソプレン系重合体を得、次いで該液状イソプ
レン系重合体を水素化し、しかる後に得られた水素化物
に環状エーテルを塩基存在下で反応させることを特徴と
する上記液状イソプレン系重合体の水素化物の製造方法
を提供するものである。さらに、本発明はこの液状イソ
プレン系重合体の水素化物とポリイソシアネート化合物
からなる液状重合体組成物をも提供するものである。
本発明の液状イソプレン系重合体の水素化物は、分子末
端、好ましくは分子両末端に水酸基を有するものであり
、また分子鎖内部にエーテル結合を有する。この水素化
物の水酸基含有量は、特に制限はないが、通常は0.0
6〜10ミリ当N/g、好ましくは0.1〜5ミリ当i
t/gである。一方、エーテル結合の位置は分子鎖内部
であればよ《、様々な位置に存在しうる。さらに具体的
には、このエーテル結合は、分子鎖(主鎖)自体の構成
成分として、またこれとともに分子主鎖に結合する側鎖
の構成成分としての位置に存在する。これらエーテル結
合の割合は、通常は水素化物1分子あたり平均1〜10
00個、好ましくは2〜100個である。
上記本発明の水素化物は、分子量については低分子量の
ものから高分子量のものまで、各種のものがあるが、そ
の用途等を考慮すると、数平均分子量として350〜3
0000、特に好まし《は500〜15000である。
また、この水素化物の水素化の程度は、必ずしも100
%でなくともよく、具体的にはヨウ素価として100以
下、好ましくは30以下の二重結合が残存していてもよ
い。さらにこの水素化物は、イソプレンモノマーに由来
する繰返し単位のホモボリマーであることは勿論、その
ほかに30モル%以下で他のモノマー(後述するオレフ
ィン類やジオレフィン類など)に由来する繰返し単位を
含むコボリマーであってもよい。
本発明の液状イソプレン系重合体の水素化物は、上記性
状を有するものであり、その製造方法は各種の方法があ
るが、前述した本発明の方法によれば、効率よ《製造す
ることができる。
本発明の方法で用いる原料のイソプレン系七ノマーは、
必ずしも純イソプレンでなく七もよく、30モル%以下
の割合であれば、他のモノマーが混入していてもよい。
ここで他のモノマーとしては、エチレン,ブロビレン,
ブテン,ペンテン,スチレン,アクリロニトリル.アク
リル酸,メタクリル酸,アクリル酸エステル,メタクリ
ル酸エステル.塩化ビニル等のオレフィン類(即ち、1
分子中に二重結合を1個有する化合物)、ブタジエン.
クロロプレン,1,3−ペンタジエン,シクロペンタジ
エン等のジオレフィン類(即ち、1分子中に二重結合を
2個有する化合物)および上記オレフィン類とジオレフ
ィン類の混合物からなるモノマーが挙げられる。
本発明の方法では、まず上記イソプレン系モノマーを過
酸化水素の存在下で重合する。この重合は、様々な条件
下で行うことができるが、通常は下記の如き範囲で状況
に応じて適宜選定し、重合を進行させればよい。即ち、
上記イソプレン系モノマー100重量部に対して0.5
〜200重量部、好ましくは1〜50重量部の過酸化水
素を加え、無溶媒下あるいは脂肪族炭化水素,脂環族炭
化水素,芳香族炭化水素,アルコール類.ケトン類,エ
ステル類,エーテル類などの溶媒中で、温度20〜30
0゜C1好ましくは30〜200゜c2圧力0〜20 
0kg/c4G、好ましくはO〜50kg/c4G、反
応時間o.i−ioo時間、好ましくは0.5〜50時
間にてイソプレン系モノマーを重合する。
この重合反応により、数平均分子量300〜25000
、好ましくは500〜10000、水酸基含有量0.1
〜10ミリ当量/g、好ましくは0.3〜7ミリ当量/
gの分子末端に水酸基を有する液状イソプレン系重合体
が得られる。
次に、本発明の方法では、このようにして得られた液状
イソプレン系重合体を水素化するわけであるが、この際
の条件は一般に下記の範囲で選定する。まず、ニッケル
,パラジウム,ルテニウム,白金等を含む水素化触媒を
用い、無溶媒下または上記重合工程と同様の溶媒中で、
温度20〜300゜C、好ましくは30〜200゜c1
反応時間0.1〜100時間、好ましくは0.5〜50
時間にて圧力0 〜2 0 0 kg/cdlG、好ま
しくは0〜50kg/ctAGで水素を付加させる。
このようにして分子末端に水酸基を有する液状イソプレ
ン系重合体の水素化物が得られる。
本発明の方法では、上述の如く得られた分子末端に水酸
基を有する液状イソプレン系重合体の水素化物に、環状
エーテルを塩基の存在下で反応させる。この際の反応条
件としては、まず、通常は上記水素化物中の水酸基と環
状エーテルのエーテル基とのモル比(−0−/OH)t
’ 0. 1〜5 0 0,好ましくは1〜100とな
るように、各成分を゜加える。ここで環状エーテルとし
ては、エチレンオキサイド,プロピレンオキサイド.プ
チレンオキサイド,シクロヘキセンオキサイド,テトラ
ヒド口フラン等あるいはこれらの混合物を用いることが
できる。一方、塩基は触媒として作用するものであり、
その添加割合は所謂触媒量で充分である。
またこの塩基としては、ナトリウムメチラート.カリウ
ムメチラート.ナトリウムエチラート,カリウムエチラ
ート等のアルカリ金属アルコラートをはじめ、苛性ソー
ダ,苛性カリ等の苛性アルカリなどを用いることができ
る。
また、この反応は無溶媒下でも進行するが、上述したよ
うな溶媒中で、温度20〜300゜C、好ましくは30
〜200゜C、圧力0〜100kg/c1llG1好ま
しくはO〜50kg/c一01反応時間0.1〜lOO
時間、好まし《は1〜50時間の条件で行えばよい。
このようにして分子末端に水酸基をもち、かつ分子鎖内
部にエーテル結合を有する液状イソプレン系重合体の水
素化物が得られる。このものの分子量,水酸基含有量.
エーテル結合の割合.水素化の程度等のついては、各種
製造条件によって多少の変動はあるが、基本的には前述
した通りである。
ところで、本発明の液状重合体組成物は、上記液状イソ
プレン系重合体の水素化物とポリイソシアネート化合物
からなる.ここで該水素化物とポリイソシアネート化合
物の配合比は、特に制限はなく、各成分の種類や使用目
的等に応じて適宜選定すればよいが、通常はイソシアネ
ート基と水酸基とのモル比(NGO/OH)が0.1〜
50、好ましくは0.4〜20となる様に配合する。
上記ポリイソシアネート化合物とは、一分子中に2個ま
たはそれ以上のイソシアネート基を有する有機化合物で
あって、前記液状イソプレン系重合体の水素化物の末端
水酸基に対して高い反応性を有するものである。この様
な反応性を有するポリイソシアネート化合物の例として
は、次の如き芳香族.脂肪族および脂環族の各種化合物
がある。
トリレンジイソシアネート(TDI),ヘキサメチレン
ジイソシアネート.ジフエニルメタンイソシアネート(
MDI),カルボジイミド変性ジフエニルメタンイソシ
アネート,ポリメチレンボリフェニルイソシアネート,
キシリレンジイソシアネート(XDI),  トランス
シクロヘキサン−1.4−ジイソシアネート フェニレ
ンジイソシアネート.ナフタレン−1.5−ジイソシア
ネー},o−4ルイジンジイVシアネート,リジンジイ
ソシアネート,トリフェニルメタントリイソシアネート
トリス(イソシアネートフエニル)チオフオスフェート
,テトラメチルキシレンジイソシアネート,リジンエス
テルトリイソシアネー1−,  1.6.11−ウンデ
カントリイソシアネート, Llll−ジイソシアネー
ト−4−イソシアネートメチルオクタン, 1,3.6
−ヘキサメチレントリイソシアネート,ビシクロヘブタ
ントリイソシアネート.イソプロビルベンゼン−2.4
−ジイソシアネート.トリメチルへキサメチレンジイソ
シアネート.イソホロンジイソシアネート(IPDI)
,水素添加ジフエニルメタンジイソシアネートおよび水
素添加キシリレンジイソシアネート等がある。また、上
記ポリイソシアネートの環化三量体であるイソシアヌレ
ート変性体も含まれる。さらに、エチレングリコール.
トリメチロールプロパン.ポリエーテルボリオール,ボ
リマーボリオール.ポリテトラメチレンエーテルグリコ
ール.ポリエステルボリオール.アクリルポリオール,
ポリアルカンジエンボリオール,部分酸化エチレンー酢
酸ビニル共重合体,ヒマシ油系ボリオール等のポリオー
ル化合物と上記ボリイソシアネート化合物との付加反応
生成物も反応性ポリイソシアネートとして用いることが
できる。
とりわけMD I,カルボジイミドMDI,TDI等が
好ましい。また、上記ポリイソシアネート化合物は単独
であるいは二種類以上を混合して使用する。さらに、フ
ェノール.キシレノール,メチルエチルケトンオキシム
,ε一カブ口ラクタム等のブロック剤で、上記ポリイソ
シアネート化合物のイソシアネート基をブロックしたブ
ロックイソシアネート化合物も用いることができる。
本発明の液状重合体組成物には、さらに必要に応じて他
のボリオール化合物,ポリアミン化合物あるいはその他
の添加剤を配合することもできる。
ボリオール化合物としては、1級ボリオール,2級ポリ
オール,3級ボリオールのいずれを用いてもよい。具体
的には例えば1.2〜プロピレングリコール;ジプロピ
レングリコール.1.2−ブタンジオール;1,3−ブ
タンジオール;2,3−ブタンジオール;1,2−ペン
タンジオール;2,3−ペンタンジオール;2l5−ヘ
キサンジオ一ル;2,4−ヘキサンジオール;2−エチ
ル1.3−ヘキサンジオール;シクロヘキサンジオール
:グリセリン.N,N−ビス−2−ヒドロキシプロピル
アニリン;N,N’−ビスヒドロキシイソブ口ピル−2
−メチルピペラジン;ビスフェノールAのプロピレンオ
キサイド付加物などの少なくとも1個の二級炭素に結合
した水酸基を含有する低分子量ボリオールが挙げられる
。さらに、ボリオールとして、二級炭素に結合した水酸
基を含有しないエチレングリコール;1,3−プロピレ
ングリコール:l,4−プタンジオール;1,5一ベン
タンジオール;1,6−ヘキサンジオールなどを用いる
こともできる。ボリオールとしては通常ジオールが用い
られるが、トリオール,テトラオール等の多価アルコー
ル頻を用いてもよく、その分子量は50〜500の範囲
のものである。
また、ポリアミン化合物としてはジアミン,トリアミン
.テトラアミンのいずれでもよい。さらに、1級ポリア
ミン,2級ポリアミンのいずれを用いることもできる。
ポリアミン化合物としては例えば、ヘキサメチレンジア
ミン等の脂肪族アミン;3、3゜−ジメチル−4,4゛
−ジアミノジシク口ヘキシルメタン等の脂環族アミン.
4.4’ージアミノジフエニルメタン等の芳香族アミン
などを挙げることができる。
これらのボリオール化合物やポリアミン化合物を配合す
る場合、その配合割合については特に制限はないが、通
常は前記した液状イソプレン系重合体の水素化物100
重量部に対して、ポリオール化合物またはポリアミン化
合物を1〜1000重量部、好ましくは3〜200重量
部配合する。
その他の添加剤は、液状重合体組成物およびそれを用い
て得られる硬化体に下記の如き機能を付与するために加
えられる。粘度調整のためにはジオクチルフタレート等
の可塑剤やアロマ系,ナフテン系,パラフィン系オイル
等の軟化剤を加える。
粘着力,接着力の調整のためにはアルキルフェノール樹
脂,テルペン樹脂,テルベンフェノール樹脂.キシレン
ホルムアルデヒド樹脂,ロジン,水添ロジン,クマロン
樹脂.脂肪族および芳香族石油樹脂等の粘着性付与樹脂
を加える。また硬化促進剤としてはジブチル錫ジラウラ
ート,第一錫オクトエート トリエチレンジアミン,ジ
アザビシクロウンデセン等を加える。さらに耐候性向上
のために老化防止剤、耐火性向上のために難燃剤、消泡
剤としてシリコン化合物等を添加することもできる。
また、上記その他の添加剤としては、無機充填材を用い
ることもできる。このような無機充填材としては、亜鉛
.アスベスト,アルミナ,アルミニウム,カオリンクレ
ー,ガラス球,ガラスフレーク,炭素(チャンネルブラ
ック.ファネスブラック,アセチレンブラック,サーマ
ルブラック),カスミ石,クリオライト,グラファイト
.シリカ,ケイ灰石,ケイソウ土,酸化亜鉛,酸化マグ
ネシウム,酸化ジルコニウム,酸化チタン,酸化鉄,水
酸化アルミニウム.スレート粉.ゼオライト,石英粉,
炭酸カルシウム,炭酸マグネシウム,タルク,チタン酸
カリウム,窒化ホウ素,長石粉,銅,ニッケル.二酸化
モリブデン.硫酸バリウム,ホワイティング,ロウ石ク
レー.マイカ.セッコウ等がある。無機充填材の配合割
合は特に制限は無いが、通常は前記液状イソプレン系重
合体の水素化物100重量部に対して1〜500、好ま
しくは10〜200割合で配合する。
このような本発明の液状重合体組成物は、通常は硬化処
理を施して硬化体として広く利用される。
ここで硬化処理の条件は、特に限定されないが、一般に
はO〜200゜C1好ましくは15〜150℃で、反応
時間0.05〜1000時間、好ましくは0.5〜16
8時間の範囲とすればよい。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例によりさらに詳しく説明する。
実施例1 (1)内容積1lのステンレス製耐圧反応容器中で、イ
ソプレン200gと50重量%過酸化水素16gを溶媒
n−プチルアルコール100gに溶解し、温度12゜C
,最高圧力8 kg / di Gで2時間反応させた
内容物を抜き出して分液ロートに取り、水600gを加
えて良く振とうして、その後3時間静置した.油相を分
離し、溶媒,七ノマー等の低沸点成分を2 anHg,
  1 0 0℃で2時間かけて分留除去した。収率は
約68%であった。
得られた生成物は、分子末端に水酸基を有する液状イソ
プレン重合体であり、その数平均分子量2150、水酸
基含有量は0.96ミリ当!/gであった。
(2)内容積1lのステンレス製耐圧反応容器中で、上
記(1)の重合工程で得られた分子末端に水酸基を有す
る液状イソプレン重合体100gを水素圧50kg/c
dGで、溶媒シクロヘキサン100g,触媒5wtχR
u−C10g,温度140℃、反応時間4.5時間で反
応させた。
内容物を抜き出し、0.45μのメンプランフィルター
で触媒を除去し、2m++Hg,  1 1 0℃で2
時間かけて溶媒を留去した. 得られた生成物は、分子末端に水酸基を有する液状イソ
プレン重合体の水素化物であり、その数平均分子量は2
210、水酸基含有量は0.94ミリ当1t/g、ヨウ
素価は1以下であった。
(3)内容積500dのステンレス製耐圧反応容器に、
上記(2)で得られた分子末端に水酸基を有する液状イ
ソプレン重合体の水素化物1 15gと粒状苛性ソーダ
0.60gを加え、温度110”C,  2mmHgの
減圧下で、2蒔間かけて脱水前処理した。
次に、エチレンオキサイド29.0gとプロピレンオキ
サイド24.8gの混合物を加え、温度105〜115
℃、圧力5kg/cJG以下で6時間反応させて圧入処
理をした。さらに、温度110″C、圧力5kg/cf
flG以下で4時間養生させた。
反応容器を放冷した後、内容物を抜き出し、分液ロ一ト
に取り、0.1規定塩酸500Ifd/.を加えて良く
振とうして15時間静置した。油相を分離し、さらに水
500gを加えて良く振とうし、その後15時間置した
次いで再び油相を分離し、モノマー等の低沸点成分を2
aunllgの減圧下で、loo’c,2時間かけて分
留除去した。
得られた生成物は、分子末端に水酸括を、分子鎖内部に
エーテル結合を有する液状イソプレン重合体の水素化物
であり、その数平均分子量は3350、水酸基含有量は
0.67ミリ当N/gであり、その赤外吸収スペクトル
は第1図に示す通りである。この赤外吸収スペクトルに
よれば、3400cm−’付近に水酸基による吸収が、
2970〜2860cm刊の領域、1460cm−’付
近および1380cm−’付近に炭化水素骨格による吸
収が、さらに1 1 2 0cm−’付近にエーテル結
合による吸収がそれぞれ明瞭に見られる。
実施例2 (1)内容積12のステンレス製耐圧反応容器中で、イ
ソプレン280g,1.3−ペンタジエン5g,1.3
−ブタジエン10gおよびl−オクテン5gの混合物と
501i景%過酸化水素75gを、溶媒sec−ブチル
アルコール450gに溶解し、温度115゜C、最高圧
力7kg/aflG以下で、2.5時間反応させた。
内容物を抜き出し、実施例1(l)と同様の後処理を行
った。得られた生成物は、分子末端に水酸基を有する液
状イソプレン重合体であり、その数平均分子量は138
0であり、水酸基含有量は1.39ミリ当量/gであっ
た。
(2)内容積1!のステンレス製耐圧反応容器中で、前
記(1)で得られた分子末端に水酸基を有する液状イソ
プレン重合体150gを、水素圧5 0 kg/c+f
l Gで、溶媒シクロヘキサン1 0 0 g,触媒5
wt2Ru−C  1 0 g,温度140℃、反応時
間5時間で反応させた。
内容物を抜き出し、実施例1(2)と同様の後処理を行
った。得られた生成物は、分子末端に水酸基を有する液
状イソプレン重合体の水素化物であり、その数平均分子
量は1450であり、水酸基含有量は1.36ミリ当量
/g、ヨウ素価は1以下であった。
(3)内容積500Iniのステンレス製耐圧反応容器
に、上記(2)で得られた分子末端に水酸基を有する液
状イソプレン重合体の水素化物108.5gおよびナト
リウムメチラートの28−tχメタノール溶液1.67
gを加え、温度60〜70゜C、2mtnHgの減圧下
で、2.5時間かけてメタノール除去の前処理をした。
次に、プロピレンオキサイド161.6gを加え、温度
105 〜115゜C、圧力3kg/cfflG以下で
、7.5時間反応させて圧入処理をした。さらに、温度
95″C、圧力3kglctlG以下で、5時間養生さ
せた。
その後、実施例1(3)と同様の後処理を行った。得ら
れた生成物は、分子末端に水酸基を、分子鎖内部にエー
テル結合を有する液状イソプレン重合体の水素化物であ
り、その数平均分子量は2010、水酸基含有量は0.
99ミリ当量/g、であり、その赤外吸収スペクトルは
第2図に示す通りである。この赤外吸収スペクトルによ
れば、3400cm−’付近に水酸基による吸収が、2
980〜2860cII1−1の領域、1460cm−
’付近および1390cm−’付近に炭化水素骨格によ
る吸収が、さらに1 1 4 0cm−’付近にエーテ
ル結合による吸収がそれぞれ明瞭に見られる。
参考例1 実施例1(1)で得た分子末端に水酸基を有する液状イ
ソプレン重合体112.6gに粒状苛性ソーダ0.60
gを加え、製造例1(3)と同様に脱水前処理をした。
次に、エチレンオキサイド29.0gとプロピレンオキ
サイド24.8gを加え、製造例1 (3)と同様の圧
入処理,養生および後処理を行った。
得られた生成物は、分子末端に水酸基を、分子鎖内部に
エーテル結合を有する液状イソプレン重合体であり、そ
の数平均分子量は3540、水酸基含有量は0.65ミ
リ当量/gであった。
実施例3〜7および比較例1.  2 実施例1.  2及び参考例1で得られた分子末端に水
酸基を有し分子鎖内部にエーテル結合を有する液状イソ
プレン重合体およびその水素化物に、第1表に示す様に
各種配合割合を変えてポリイソシアネート化合・物およ
びその他の添加剤を加え、得られた組成物をスバチュラ
で5分間混練した。
その後、150X300X2mrBのSUS製モールド
に流し込んだ。さらに、120゜Cで1時間プレスした
後、70゜Cで15時間放置することによって硬化させ
た。得られた硬化体を下記の2種類の方法で評価した。
■1ロー まず、得られた硬化体についてJIS K−6301に
準拠して伸び(Eb.)を測定した。次に、ギア老化試
験器で130゜C,72時間の熱老化試験後の硬化体に
ついての伸び(Ebz)を測定し、伸び保持率を下式で
求めた。
スガ試験機(株)製のキセノンウエザリング試験器WE
L−6X−LHPを用いて、ブラックパネル温度60゜
C、相対湿度60%.照射/降雨サイクル 108/1
2分の条件下で300時間耐候性試験を行った。試験後
の表面亀裂の状態を肉眼観察で評価した。
結果を第1表に示す。
*1 ヒュルス■製,  NGO含有率37.7重量%
*2 住友バイエルウレタン■製,  NGO含有率3
1.8重量% *3  MD化成■製 アイソール100,水酸基含有
量9.56ミリ当量/g *4 伊藤製油■製 コーリックY−403 ,水酸基
含有量2.78ミリ当量/g *5 日東粉化■製, NS−100 *6 東海カーボン■製,シースト6 *7 出光興産■製, NP−90  (ナフテン系)
第1表から明らかな如く、水素化を省略した液状重合体
(参考例1のもの)を用いた比較例1および2は、いず
れも評価1の伸びの保持率が5〜7で悪く、評価2に示
す耐候試験で亀裂が認められた。水素化物を用いた実施
例3〜7では、いずれも評価1の伸びの保持率が88〜
98と高く、評価2に示す耐候試験でまったく亀裂が認
められなかった。この様に水素化物が最終的硬化体の耐
候性,耐熱性の向上に決定的な役割を演じていることが
わかる。
〔発明の効果〕
以上の如く、本発明によれば、耐候性.耐熱性にすぐれ
たポリウレタン用のジオール源およびそれを一成分とす
る組成物を得ることができる。
特にこの組成物を硬化させて得られる硬化体は、耐候性
.耐熱性においてきわめてすぐれたものとなる。
したがって本発明の液状重合体および液状重合体組成物
は、軟質,半硬質および硬質フォーム、エラストマー、
塗料、床材、接着剤およびシーリング剤等のポリウレタ
ン使用の全分野の幅広い利用ができるものと期待される
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で得られた液状イソプレン重合体の水
素化物の赤外吸収スペクトルである。第2図は実施例2
で得られた液状イソプレン重合体の水素化物の赤外吸収
スペクトルである。 手続補正書(自発) 平成2年5月2日

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)分子末端に水酸基を有し、かつ分子鎖内部にエー
    テル結合を有する液状イソプレン系重合体の水素化物。
  2. (2)イソプレン系モノマーを過酸化水素の存在下で重
    合して分子末端に水酸基を有する液状イソプレン系重合
    体を得、次いで該液状イソプレン系重合体を水素化し、
    しかる後に得られた水素化物に環状エーテルを塩基存在
    下で反応させることを特徴とする請求項1記載の液状イ
    ソプレン系重合体の水素化物の製造方法。
  3. (3)請求項1記載の液状イソプレン系重合体の水素化
    物とポリイソシアネート化合物からなる液状重合体組成
    物。
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