JPH0413713A - ポリウレタン組成物 - Google Patents

ポリウレタン組成物

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JPH0413713A
JPH0413713A JP2116165A JP11616590A JPH0413713A JP H0413713 A JPH0413713 A JP H0413713A JP 2116165 A JP2116165 A JP 2116165A JP 11616590 A JP11616590 A JP 11616590A JP H0413713 A JPH0413713 A JP H0413713A
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光平 岡本
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白木 良郎
Toshihiro Tanaka
田中 逸啓
Matsunori Yasuyoshi
松則 安吉
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はポリウレタン組成物に関し、詳しくは耐熱水性
、耐湿熱性に優れているうえ、可使時間が長く、回転成
形も可能なポリウレタン組成物に関する。
〔従来の技術および発明が解決しようとする課題〕従来
よりポリウレタン製造用プレポリマーとして、ポリ(オ
キシテトラメチレン)グリコールのトリレンジイソシア
ネート(TDI)プレポリマ−が知られており、該プレ
ポリマーとポリアミン化合物とから成るポリウレタン組
成物は、機械的物性や熱時物性の良好な弾性体として工
業用ゴムロール等のウレタンエラストマー分野で広く応
用されている。ところが、上記組成物は耐熱水性。
耐湿熱性が十分ではないことが指摘されている。
〔課題を解決するための手段〕
そこで、本発明者らは上記問題点を解決したポリウレタ
ン組成物を得るべく鋭意研究した結果、特定のプレポリ
マーおよびポリアミン化合物および/またはポリオール
化合物を配合すればよいことを見出し、本発明を完成し
た。
すなわち、本発明は第1に(a)数平均分子量600〜
2000の水酸基含有液状ジエン系重合体とQ:1)ポ
リ(オキシテトラメチレン)グリコールとを重量比で(
a)/(b)=65/35〜20/80となるように配
合した混合物と、(c) 2 、4− トリレンジイソ
シアネートおよび/またはインホロンジイソシアネート
とを該混合物中の水酸基(OH)に対する(c)成分の
イソシアネート基(NCO)のモル比(NCOloH)
が1.6〜2.2となるように配合したプレポリマーお
よびポリアミン化合物および/またはポリオール化合物
とからなるポリウレタン組成物を提供すると共に、第2
に(a)数平均分子1i600〜2000の水酸基含有
液状ジエン系重合体と(c) 2 、4− トリレンジ
イソシアネートおよび/またはイソホロンジイソシアネ
ートとを上記(a)成分の水酸基(0)1)に対する上
記(c)成分のインシアネート基(NCO)のモル比(
NCOlof()が1.6〜2.2となるように配合し
たプレポリマー(A)  と、(b)ポリ((オキシテ
トラメチレン)グリコールと上記(c)成分とを上記(
b)成分の水酸基(OH)に対する上記(c)成分のイ
ソシアネート基(NCO)のモル比(NCOloH)が
1.6〜2.2となるように配合したプレポリマー(B
)とを重置比でプレポリマーAとプレポリマーB=65
/35〜20/80の割合で混合したプレポリマーおよ
びポリアミン化合物および/またはポリオール化合物と
からなるポリウレタン組成物を提供するものである。
本発明のポリウレタン組成物は、特定のプレポリマーお
よびポリアミン化合物および/またはポリオール化合物
よりなる。
本発明において、プレポリマーの(a)成分として用い
る水酸基含有液状ジエン系重合体は公知であるか、また
は公知の手法により容易に製造することができる0例え
ば炭素数4〜22のジエンモノマー(ブタジェン、イソ
プレン、クロロプレン、1,3−ペンタジェン、シクロ
ペンタジェン等)またはこれらジエンモノマーの2種以
上の混合物を過酸化水素、水酸基を有するアゾ化合物(
例えば2,2゛−アゾビス〔2−メチル−N−(2−ヒ
ドロキシエチル)−プロピオンアミド〕等)、水酸基を
有するパーオキシド(例えばシクロヘキサノンパーオキ
サイド等)などを重合開始剤としてラジカル重合するこ
とにより水酸基含有液状ジエン系重合体が得られる。
また、ナフタレンジリチウム等の触媒を用いてジエンモ
ノマーをアニオン重合させてリビングポリマーを製造し
、さらにモノエポキシ化合物等を反応させることによっ
ても水酸基含有液状ジエン系重合体を得ることができる
。また、必要に応じて重合時にジエンモノマーに対し5
0mo1%以下の割合で炭素数2〜22の付加重合性上
ツマ−1例えばブテン、ペンテン、スチレン、α−メチ
ルスチレン、アクリロニトリル、アクリル酸およびその
エステル、メタクリル酸およびそのエステル。
塩化ビニル、酢酸ビニル、アクリルアミド等を添加する
こともできる。
ここで、プレポリマーの(a)成分である水酸基含有液
状ジエン系重合体の数平均分子量は600〜2000、
好ましくは900〜1600であることが必要である。
数平均分子量が600未満であると、得られるウレタン
プレポリマーを用いたポリウレタン組成物の弾性が劣り
、好ましくない。
一方、数平均分子量が2000を超えると、ゲル化が起
こり、目的とするプレポリマーが得られない。
さらに、プレポリマーの(a)成分である水酸基含有液
状ジエン系重合体の1分子当たりの水酸基の平均値(以
下、平均官能基数と略す。)は1.9〜2.7、好まし
くは2.0〜2.5であることが必要である。平均官能
基数が1.9未満であると、得られるウレタンプレポリ
マーを用いて製造されるポリウレタンあるいはポリウレ
タン・ポリウレアの弾性が劣り、好ましくない。一方、
平均官能基数が2.7を超えると、ゲル化が起こり、目
的とするプレポリマーが得られない。
なお、液状ジエン系重合体の水酸基は分子鎖末端1分子
鎖内部のいずれの位置にあってもよいが、分子鎖末端に
あるものが望ましい。また、本発明ではウレタンプレポ
リマーを合成するにあたり、2種以上の水酸基含有液状
ジエン系重合体を混合使用してもよい。特に卓越した耐
熱性、耐候性が要求される場合には、水酸基含有液状ジ
エン系重合体の骨格中の二重結合を水素化して使用する
ことが望ましい。
これらプレポリマーの(a)成分の水酸基含有液状ジエ
ン系重合体の骨格構造は、良好なエラストマーとしての
弾性を発揮するために1,4−構造が50mo1%以上
であることが好ましい。
次に、本発明ではプレポリマーの(5)成分として用い
るポリ(オキシテトラメチレン)グリコールは、テトラ
ヒドロフランのカチオン重合によって得られる。現在、
数平均分子量500〜3000のものが市販されており
、これを用いてもよい。
さらに、本発明ではプレポリマーの(c)成分として2
.4−1−リレンジイソシアネートおよび/またはイソ
ホロンジイソシアネートを用いる。
2.4−)リレンジイソシアネートは、式2.4−)リ
レンジイソシアネートは純品であることが好ましいが、
ウレタンプレポリマーの製造に支障のない割合(最大3
5重量%)の2.6−)んでいてもさしつかえない。一
方、イソホロンジるジイソシアネートである。
本発明の第1のポリウレタン組成物を構成するプレポリ
マーは、上記(a)成分と上記(b)成分とを重量比で
(a)/(b)〜65/35〜20/80となるように
配合した混合物と、上記(c)成分とを0〜150℃、
好ましくは20〜120にて0.1〜100時間、好ま
しくは0.5〜50時間反応させることにより得られる
。この時、(a)成分と(b)成分の混合物において重
量比が(a)/(b)〜65/35〜20/80となる
ようにし、該混合物中の水酸1 (OH)に対する(c
)成分のイソシアネート基(NCO)のモル比(NCO
loH)が1.6〜2.2、好ましくは1.7〜2.1
となるように(a)〜(c)成分を配合することが必要
である。ここで、重量比が(a)/(b)= 65 /
 35未満であると、可使時間が短かくなり、好ましく
ない、(a)/(ハ)=20/80を超えると、耐水性
、耐湿熱性に劣るものとなるので好ましくない。また、
モル比が1.6未満であると、反応の際にゲル化が起こ
り好ましくない。一方、2.2を超えると、得られるプ
レポリマー中の遊離(残存)イソシアネート基の量が1
重量%を超えるため、貯蔵時、使用時における臭気や毒
性に問題が生じて好ましくない。
一方、本発明の第2のポリウレタン組成物を構成するプ
レポリマーは、上記(a)成分と上記(c)成分とを(
a)成分の水酸基(OH)に対する(c)成分のイソシ
アネート基(NCO)のモル比(NCOloH)が1.
6〜2.2、好ましくは1.7〜2.1となるように配
合したプレポリマーAと、上記(5)成分と上記(c)
成分とを(b)成分の水酸基(OH)に対する(c)成
分のイソシアネート基(NCO)のモル比(NCOlo
)1)が1.6〜2.2、好ましくは1.7〜2.1と
なるように配合したプレポリマーBとを重量比でプレポ
リマーA/プレポリマーB=65/35〜20/80の
割合で配合し、0〜150°C1好ましくは20〜12
0 ”Cで0.1〜100時間、好ましくは0.5〜5
0時間反応させることにより得られる。この時、プレポ
リマーAおよびBにおいて、水酸基とイソシアネート基
のモル比が1.6未満であると反応の際にゲル化が起こ
り好ましくなく、2,2を超えると得られるプレポリマ
ー中の遊離(残存)イソシアネート基の量が1重量%を
超えてしまい、貯蔵時。
使用時の臭気や毒性に問題が生じて好ましくない。
また、上記プレポリマーを得るにあたり、下記に示す硬
化促進触媒、粘度調整材、溶剤など種々の添加剤を反応
前9反応中または反応後の適当な時期に添加することも
できる。
硬化反応を促進する触媒としては、トリエチレンジアミ
ン、テトラメチルグアニジン、N、N、N’。
N′−テトラメチルヘキサン−1,6−ジアミン。
N、N、N’N”゛N゛Nバータメチルジエチレントリ
アミン、ビス(2−ジメチルアミノエチル)エーテル、
1.2−ジメチルイミダゾール、N−メチル−N’−(
2−ジメチルアミノ)−エチルピペラジン、ジアザビシ
クロウンデセン等の3級アミンまたはそのカルボン酸塩
、スタナスオクトエート、ジブチルチンジアセテート、
ジブチルチンジラウレート、ジブチルチンマーカプチド
、ジブチルチンチオカルボキシレート、ジブチルチンジ
マレエート、ジオクチルチンマーカブチド、ジオクチル
チンチオカルボキシレートフェニル水銀プロピオン酸塩
、オクテン酸鉛等の有機金属化合物等を挙げることがで
きる。この触媒の添加量は、プレポリマーの(a)成分
100重量部に対して最大10重量部とすべきである。
添加量が10重量部を超えると、硬化促進効果が頭打ち
となるばかりでなく、局所的な異常反応(ゲル化)の危
険性が大きくなり好ましくない。
粘度調整側としては、ジオクチルフタレート等の再製剤
やパラフィン系、ナフテン系、アロマ系等のプロセスオ
イル、オレフィンオリゴマー、アルキルベンゼン、アル
キルナフタレン、アルキルジフェニルエタン、シリコー
ンオイル等を用いることができる。粘度調整側の添加量
は、得られるプレポリマーの30重量%以下とすべきで
ある。
30重量%を超えると、本発明のポリウレタン組成物の
物性が低下するので好ましくない。
次に、溶剤としては、n−ヘキサン、シクロヘキサン、
トルエン、キシレン等の炭化水素系溶剤、メチルエチル
ケトン、シクロヘキサノン等のケトン系溶剤、酢酸ブチ
ル等のエステル系溶剤、テトラヒドロフラン等のエステ
ル系溶剤、N、N−ジエチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシド等を用いることができる。この溶剤は粘度を
低下させる目的で主に用いられ、その添加量は得られる
プレポリマーの30重量%以下とすべきである。30重
量%を超えると、本発明のポリウレタン組成物の物性が
低下するので好ましくない。
さらに、本発明ではポリウレタン組成物は、上記プレポ
リマーおよびポリアミン化合物および/またはポリオー
ル化合物とからなる。
本発明においてポリアミン化合物は、1分子中に2個ま
たはそれ以上の活性水素を有するアミノ基を持つ化合物
である。具体的には、ヘキサメチレンジアミン、ポリオ
キシプロピレンポリアミン等の脂肪族ポリアミン、3,
3′−ジメチル−4,4゛−ジアミノジシクロヘキシル
メタン等の脂環族ポリアミン、3,3゛−ジクロロ−4
,4′−ジアミノジフェニルメタン、3,5−ジエチル
トルエン−2,4−ジアミン、3,5−ジエチルトルエ
ン−2,6−ジアミン等の芳香族ポリアミンなどを挙げ
ることができる。ポリアミン化合物の配合割合は、該ポ
リアミン化合物のアミノ基(NHz)に対する前記プレ
ポリマーのイソシアネート基(NCO)のモル比(NC
O/NHi)が0.5〜2.0、好ましくは0.7〜1
.5となるようにすべきである。ここで、モル比が0.
5未満であったり、2.0を超えると、得られるポリウ
レタン組成物(ポリウレタン・ポリウレア)の物性が低
下するので好ましくない。
次に、本発明においてポリオール化合物は、1分子中に
2個またはそれ以上の水酸基を有する化合物であり、分
子量が50〜500のものが好ましい。また、1級ポリ
オール、2級ポリオール。
3級ポリオールのいずれを用いてもよい。具体的には、
1.2−プロピレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、l、2−ブタンジオール、1,3−プタンジオール
、2.3−ブタンジオール、1.2−ベンタンジオール
、2.3−ベンタンジオール。
2,5−ヘキサンジオール、2.4−ヘキサンジオール
、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール。
シクロヘキサンジオール、グリセリン、N、N−ビス−
2−ヒドロキシプロピルアニリン、N、N”−ビスヒド
ロキシイソプロピル−2−メチルピペラジン、ビスフェ
ノールAのプロピレンオキサイド付加物等の少なくとも
1個の二級炭素に結合した水素基を含有する低分子量ポ
リオールを挙げることができる。さらに、二級炭素に結
合した水酸基を含有しないエチレングリコール、ジエチ
レングリコール、1.3−プロピレングリコール、1,
4−ブタンジオール、1,5−ベンタンジオール。
1.6−ヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、
ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトールなどを
用いることもできる。
さらに、重合型ポリオールやヒマシ油系ポリオールを用
いることもできる。重合型ポリオール化合物としては、
数平均分子量500〜10.000の、通常ポリウレタ
ン原料として用いられる重合型ポリオール化合物を用い
ることができ、具体的にはポリエーテルポリオールおよ
びその変性体。
ポリテトラエチレンエーテルグリコール、テトラヒドロ
フラン/アルキレンオキサイド共重合体ポリオール−、
エポキシ樹脂変性ポリオール、ポリエステルポリオール
、ポリジエン系ポリオール、部分リン酸エチレン−酢酸
ビニル共重合体などを挙げることができる。また、ヒマ
シ油系ポリオールとしては、ヒマシ油、水素化ヒマシ油
、ヒマシ油エステル交換物などを挙げることができる。
これら重合型ポリオールまたはヒマシ油系ポリオールは
、2種以上を混合して用いることもできる。重合型ポリ
オールまたはヒマシ油系ポリオールは、他のポリオール
と混合して用いるのが好ましく、その配合量はポリウレ
タン組成物(ポリウレタン)の全体量に対し30重量%
以下が好ましい。
上記ポリオール化合物の配合割合は、通常はポリオール
化合物の水酸基(OH)に対する前記プレポリマーのイ
ソシアネート基(NCO)のモル比(NCOloR)が
0.5〜2.0、好ましくは0.7〜1.5となるよう
にポリオール化合物を配合する。ここで、モル比が0.
5未満であったり、2.0を超えると、本発明のポリウ
レタン組成物の物性が低下するので好ましくない。
本発明のポリウレタン組成物は上記プレポリマー、ポリ
アミン化合物および/またはポリオール化合物から成る
ものであるが、所望により上記成分の他に充填材やプレ
ポリマーの合成の際に用いた添加剤(触媒、粘度調整剤
、溶剤)を加えることができる。
充填材としては、無機充填材、有機充填材のいずれを用
いてもよく、具体的には無機充填材としては亜鉛、アス
ベスト、アルミナ、アルミニウム。
カオリンクレー、ガラス球、ガラスフレーク、ガラス繊
維、炭素(チャンネルブラック、ファネスブラック、ア
セチレンブラック、サーマルブラック)炭素繊維、カス
ミ石、クリオライト、グラファイト、シリカ、ケイ灰石
、ケイソウ土、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化ジル
コニウム、酸化チタン、酸化鉄、水酸化アルミニウム、
水酸化マグネシウム、スレート粉、ゼオライト、石英粉
炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、タルク、チタン酸
カリウム、窒化ホウ素、長石粉、銅、ニッケル、二硫化
モリブテン、硫酸バリウム、ホワイティング、ロウ石ク
レー、マイカ、セラコラ等を挙げることができる。また
、有機充填材としてはゴム粉末、セルロース、リグニン
、キチン質、皮革粉、ヤシ殻、木粉、木綿、麻、羊毛、
絹等の天然系の繊維、ナイロン、ポリエステル、ビニロ
ン。
アセテート、アクリル等の合成繊維、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリスチレン、ABse[Lポリカーボ
ネート、ポリエチレンテレフタレート。
ポリブチレンテレフタレート、ポリメチルメタクリレー
ト、ポリ塩化ビニル樹脂、エポキシ樹脂。
フェノール樹脂等の合成樹脂粉末または顆粒等を挙げる
ことができる。これら無機充填材や有機充填材の配合量
は、ポリウレタン組成物の全体量に対し30重量%以下
が好ましい。
本発明のポリウレタン組成物は、上記成分を配合、混合
することにより得られる。通常は、ウレタンプレポリマ
ーとその他の成分を0〜200°C1好ましくは20〜
130°Cで攪拌、混合した後、プレス硬化等の常法に
より硬化体とすればよい。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例により説明する。
製造例1 分子鎖末端に水酸基を有する液状ポリイソプレンの調製 11のステンレス製耐圧反応容器に、イソプレン200
 g、濃度50重量%の過酸化水素水16gおよびイソ
プロパツール100gを仕込み、温度120°Cにて反
応時間2時間の条件で反応を行なった。反応中、圧力は
最高8kg/ciiGに達した。
反応終了後、分液ロートに反応混合物を入れ、600g
の水を添加して振とうし、3時間静置した後、油相を分
取した。二〇油和から溶媒、モノマー、低沸点成分を2
mmHg、  100℃、2時間の条件で留去し、分子
鎖末端に水酸基を有する液状ポリイソプレン(収率66
重量%)を得た。このものの数平均分子量は2240.
水酸基含有量は0.96 meq/g、粘度は64ボイ
ズ/30°C1臭素価220g/100gであった。
得られた液状ポリイソプレンを’H−NMRにより構造
解析したところ、1,4−シス32%、1.4−トラン
ス58%、1,2−ビニル4%、3.4−ビニル6%で
あった。
製造例2 分子鎖末端に水酸基を有する液状ポリイソプレンの調製 1!のステンレス製耐圧反応容器に、イソプレン200
 g、濃度50重量%の過酸化水素水52gおよびイソ
プロパツール290gを仕込み、温度115°Cにて反
応時間2.5時間の条件で反応を行なった。反応中、圧
力は最高7kg/c4Gに達した。反応終了後、分液ロ
ートに反応混合物を入れ、600gの水を添加して振と
うし、3時間静置した後油相を分取した。二〇油相から
溶媒、千ツマー2低沸点成分を2+na+)Ig、  
100″C,2時間の条件で留去し、分子鎖末端に水酸
基を有する液状ポリイソプレン(収率66重量%)を得
た。このものの数平均分子量は1410.水酸基含有量
は1.44 meq/g、粘度は64ボイズ/30℃で
あった。
得られたー液状ポリイソプレンを’H−NMRにより構
造分析したところ、1.4−シス33%、1,4トラン
ス58%、1,2−ビニル4%、3.4−ビニル5%で
あった。
製造例3〜8 攪拌機、温度計、アリーン冷却器、Nzシールを備えた
500dのガラス製セパラブルフラスコに、第1表に示
した所定量の2.4−)リレンジイソシアネートを仕込
み、オイルバスで内温60°Cまで昇温した。ここに、
予め滴下濾斗に入れた第1表に示した所定量のジエン系
重合体と触媒の混合物を、60°Cに保持しながら1時
間かけて滴下した。滴下終了後、内温を80°Cとし、
3時間攪拌を継続した。次いで、室温まで冷却してプレ
ポリマーを得た。得られたプレポリマーの性状を第1表
に示す。
傘1 出光アトケム■製、水酸基含有液状ポリブタジェ
ン、骨格構造はR−15HT、 R−45BTともに1
,4シス22χ、1.4−)ランス59χ、1,2−ビ
ニル19χ。
$3 共同薬品■製、ジブチルチンジラウレート*4 
反応中に系内がゴム状固体となり(ゲル化)、プレポリ
マーを得ることができなかった。
傘5 デュポンジャパン株製、ポリ(オキシテトラメチ
レン)グリコール(PTMC) 傘6  R−15HT80 gとテラタン2000 1
20gとを、予め60″Cにて攪拌混合し、60°Cに
保温可能な滴下濾斗に入れて滴下した。
実施例1〜4および比較例1〜3 第2表に示した組成のプレポリマーを80・Cの恒温槽
に1時間入れ、別に所定量のポリアミン化合物および/
またはポリオール化合物を120°Cの恒温槽に入れた
。これらを恒温槽から出してすぐに混合し、100°C
に加熱したスパチュラで2分間攪拌後、回転成形機(東
邦機械工業味製ES300、内径30011II11×
奥行150m+)に流し込んだ。100°Cにて800
r、p、m、で1時間回転成形し、硬化体を得た。得ら
れた硬化体の評価結果を第2表に示す。
寧1 υNI ROYAL 1.c、製、ポリ (オキ
シテトラメチレン)グリコール/トリレンジイソシアネ
ートプレポリマー、  NGO含量4.1重量%、ポリ
(オキシテトラメチレン)グリコールの数平均分子量2
000 $2 イハラケミカル■製、 3.3’−ジクロロ−4
,4゛−ジアミノジフェニルメタン、アミン当量7.4
9meq/g 本3 日本乳化剤■製、ビスフェノールAプロピレンオ
キサイド付加体、水酸基含量5.03meq/g*4 
プレポリマー混合物を80°Cの恒温槽から出したとき
、激しい刺激臭あり。
*5 硬化体に気泡のないものをOlあるものを×とし
た。
*670°Cにて5日間、熱水浸漬後の重量変化率(重
量%) 率785℃にて85%R)I雰囲気下に5日装置いた後
の重量変化率(重量%) 傘8 混合攪拌中にゲル化が起こり、回転成形機に流し
込むことができなかった。
〔発明の効果〕
本発明のポリウレタン組成物は、耐熱水性、耐湿熱性に
優れているうえ、可使時間が長く、回転成形も可能であ
る。従って、本発明のポリウレタン組成物はウレタンエ
ラストマー分野において有用である。
□4−そS 手続補正書帽発) 平成2年8月23日

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)数平均分子量600〜2000の水酸基含
    有液状ジエン系重合体と(b)ポリ(オキシテトラメチ
    レン)グリコールとを重量比で(a)/(b)=65/
    35〜20/80となるように配合した混合物と、(c
    )2,4−トリレンジイソシアネートおよび/またはイ
    ソホロンジイソシアネートとを該混合物中の水酸基(O
    H)に対する(c)成分のイソシアネート基(NCO)
    のモル比(NCO/OH)が1.6〜2.2となるよう
    に配合したプレポリマーおよびポリアミン化合物および
    /またはポリオール化合物とからなるポリウレタン組成
    物。
  2. (2)(a)数平均分子量600〜2000の水酸基含
    有液状ジエン系重合体と(c)2,4−トリレンジイソ
    シアネートおよび/またはイソホロンジイソシアネート
    とを上記(a)成分の水酸基(OH)に対する上記(c
    )成分のイソシアネート基(NCO)のモル比(NCO
    /OH)が1.6〜2.2となるように配合したプレポ
    リマー(A)と、(b)ポリ((オキシテトラメチレン
    )グリコールと上記(c)成分とを上記(b)成分の水
    酸基(OH)に対する上記(c)成分のイソシアネート
    基(NCO)のモル比(NCO/OH)が1.6〜2.
    2となるように配合したプレポリマー(B)とを重量比
    でプレポリマーAとプレポリマーB=65/35〜20
    /80の割合で混合したプレポリマーおよびポリアミン
    化合物および/またはポリオール化合物とからなるポリ
    ウレタン組成物。
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JPH1161037A (ja) * 1997-08-14 1999-03-05 Ajinomoto Co Inc フレキシブル回路オーバーコート用樹脂組成物
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