JPH02290273A

JPH02290273A - ウェブ状の可撓性平面部材上に格子状コーティングを形成するための装置

Info

Publication number: JPH02290273A
Application number: JP1278764A
Authority: JP
Inventors: Josef Hefele; ヨセフ・ヘーフェレ
Original assignee: KUFNER KG
Current assignee: KUFNER KG
Priority date: 1988-10-28
Filing date: 1989-10-27
Publication date: 1990-11-30
Anticipated expiration: 2009-07-20
Also published as: AU618140B2; EP0365711A1; PL161092B1; US5101759A; JPH0653242B2; ATE99746T1; MX170186B; ES2048750T3; CN1018894B; RU1805887C; HK128094A; DE3886937D1; EP0365711B1; TR24001A; HU895442D0; CN1042097A; CA2001705A1; AU4378889A; HUT61347A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、粉末ポイントグラビア印刷法において融着剤
を用いてウェブ状の可撓性平面部材上に格子状（ｇｒｉ
ｄ−ｌｉｋｅ）の層を形成するための方法及び装置なら
びにその製品に関する。

可撓性の平面構造体、例えば織地、織物、織布製品、フ
リース、発泡材料、合成皮革、箔などの上に格子状のコ
ーティング、特にドットスクノーンコーティングを形成
することについては、様々な方法が公知である。これら
の方法は、ペー又１・を用いてのスクリーン印刷法又は
粉末を用いてのグラビア印刷法のいずれかによって実施
される。これに関連して、これら二つの基本の実施形態
は、他のコーティング法、例えばスプレーコーティング
又はロールコーティングと組み合わされる。

格子状コーティングを最初にキャリャーに塗布し、次に
該キャリャーからコーティングが施される実際の平面構
造体上に転写する形態による他のコーティング法もまた
公知である。例えば、ＤＥ−８−２５３６９１１号では
、粉末コーティングを格子状のネッティングとしてシリ
コーンのキャリャー上に形成し、コーティングした紙に
アイロンをかけてキャリャーを剥すことにより、該コー
ティングを一回分の衣類上に転写する方法が開示されて
いる。接着ｔｔｌ雌性のキャリャー紙上のドットスクノ
ーン状のコーティングはさらに、ＤＥ−Ａ−２８１００
４２に記・観され、そのようなドット状コーティングは
また、格子状の分孜ペーストを抗接着性転写キャＪヤー
上に塗布し、接着ポイントをウエブ状の平面構造体上に
転写する形態でのＥｌ３−Ａ−２１９３７８により公知
である。

多くの場合、これらの公知の転写コーティングは、コー
ティングプリン１へが正確に形成され、コーティングす
ることが不可能であるか、又は直接コーティング法によ
ってのみ困難ながらもコーティングすることができる平
面構造体上に転写されつるという点で利点を提供するか
、あるいは、直接コーティング法においては、コーティ
ングポイントがコーティングキャリャーにより保持され
る傾向が強すぎるということを呈示する。さらに先に公
知であった実施方法は、ウエブ状平面構造体、例えばウ
エブ状の芯地材のコーティングに適用される場合には、
不都合である。

しかして、ＥＰ−ＡＩ−０２１９３７８による転写キャ
リヤーは、コーティングされるウェブの表面に正確に合
わせ、転写工程の後は、巻き取り及び清浄されなければ
ならない。また、転写キャリャーの継目位こが常に問題
となる。キャリャーウェブが、ループ状のエンドレスウ
ェブの形態で案内される場合、当然ながら巻き取りは不
要である。しかしなから、それにもかかわらず、ウエブ
を正確に、しかもねじれなしで案内し、衝撃を与えるこ
となく接続位置に連絡することは困難である。さらに圧
縮による折り目が発生する可能性がある。

したがって、本発明は、大幅に費用を追加することなく
公知のコーティング法と同様の方法で実施することがで
き、ウェブ状のキャリャー細片を使用する必要がない、
粉末ポイントグラビア印刷による融着剤を用いてウェブ
状の可撓性平面構造体上に格子状コーティングを形成す
るための方法及び装置を提供する目的に基づいている。

この目的は、最初に説明した態様の方法及び装置により
達成される。本発明によると、グラビアローラーの窪み
内に充填した融着性粉末状充填材が、最初に、グラビア
ローラーに直接及び強力に押圧される加熱したドラムの
表面に転写され、ここから別の回転ローラーを用いてわ
ずかに加圧することで加熱ローラーに押圧され、そして
この回転ローラーと加熱ローラーとの間を通過する平面
溝造体へと転写される。

しかして、平面構造体をはさんでのこの別のローラーか
ら加熱ローラーへの加圧は、加熱ローラーからグラビア
ローラーへの加圧よりも実質的に低くなる程度にすべき
である。しかして、例えば、加熱ローラーがｌ．ＯＱＯ
ｐ／ｃｍの加圧でグラビアローラーに押圧されるなら、
別のローラーは、毛面構造体をはさんで約５０ｐ／ｃｍ
の加圧で加熱ローラーに押圧されるべきである。

好適には、加熱ローラーは，その上にグラビアローラー
の粉末状充填材が加圧により転写されうる、抗接着性の
ゴム状表面を有することが望ましい。この表面は、厚さ
１ｍｍ〜１０ｍｍのローラーコーティングにより形成す
ることができ、軟質かつ完全に加硫されたシリコーンゴ
ムの層から成ることができる。該層を介しての良好な熱
伝導を達成するため、熱伝導性充填材、例えばすす、金
属粉末、金属酸化物の粉末などを層に含めることもでき
る。

同様に、粉末状充填材のシリコーンゴム層への転写を促
すために、テトラフルオロエチレンを主成分とする焼付
けした薄い分離膜をグラビアローラーに与えることも好
適である。

その後行なわれる、グラビアローラーの窪みから解放さ
れ、加熱ローラーの表面、好ましくはウェブ状表面に焼
結された粉末塊の転写工程を完全に信頼できるものとす
るためには、脂肪酸、例えばパルミチン酸５ステアリン
酸又はベヘン酸を、約０．１〜２％の低比率で微分散さ
せた融着性粉末を使用することが好適である。

転写工程は、加熱ローラーのために具備され、それと加
熱ローラーとの間を平面構造体が往復する、別の回転ロ
ーラーにより生じるわずかな加圧を利用して実行される
。この転写工程の間、コーティングの形成に至る粉末状
塊の平状化が生じる。過剰な平状化は、低いローラー加
圧を適切に選択することにより、抑制することができる
。

転写工程に適当である融着剤の素材は、先に言及した公
知の方法において適用できるものと同じである。コポリ
エステル、コポリアミド、ポリエチレン及びそれらの混
合物を主成分とする粉末が適当である。また、粒径も同
じである。

版の図案及びコーティングは、点、線又は格子の形状に
構成することができる。

この工程の諸条件は、前述した公知の粉末ポイントグラ
ビアローラー法におけるものと事実上同じであり、した
がって、使用する融着剤の種類に応じて、グラビアロー
ラーの温度は約３０〜９０℃の範囲に、加熱ローラーの
温度は１６０℃〜２４０℃の範囲に設定すべきである。

本発明の方法及び装置を用いると、様々な種類の平面構
造体にコーティングを施すことができ、毛羽立った又は
オープンメッシュの構造である理由から通常はコーティ
ングすることができないか、又は直接コーティング法に
おいてのみ困難ながらもコーティングすることができる
平面構造体にさえコーティングを施すことができる。つ
まり織地、織物、織布製品、フリース、偏物のフリース
又は織布フリースを基本材料とする、コーティンタされ
た芯地材を製造することができる。

さらに、コーティングされた合成皮革、箔、祇及び発泡
材料さえ、問題なく製造可能である。

図においては、この装置によりコーティングされる材料
ウェブだけでな《、本発明の装置により特に有利な実施
態様が概略して説明され、それらについては以下の説明
においてより詳細に説明する。

図１において説明する装置は、グラビアローラー（１）
の上にある、融着性粉末（４）用の漏斗形の供給容器（
３）から構成され、該グラビアローラーは、カップ形状
の窪み（２）をその円筒面上に有し、軸を中心に回転す
る。この漏斗は、グラビアローラー（１）の真上に位置
し、底が開放されており、それにより、グラビアローラ
ーの表面がその面に位置した窪み（２）の部分に移動す
る間５融着性粉末（４）が流出することができる。漏斗
の壁部に固定され、グラビアローラーに接する形で配置
されたドクターブレードにより、流出する粉末が滑らか
に拡散する。グラビアローラーは矢印の方向に回転し、
これにより、窪み（２）に詰まった融着性粉末が、加熱
式であり抗接着性のゴムコーティング（６）を有する加
熱ローラー（５）へと移動する。この加熱ローラー（５
）は、グラビアロラー（１）の動きに合わせて図１に示
す矢印の方向に回転するが、比較的強くグラビアローラ
ーに押圧され、その結果、グラビアローラーの窪み（２
）内に位置した粉末状充填材が、加熱ローラーのゴムコ
ーティング（６）上に転写され、そこで粉末塊（７）と
して留まる。

グラビアローラーｆｌ）は、粉末状充填材がこれらの窪
みから容易に除去されるよう、その表面、特にその窪み
の表面に、テトラフルオロエチレンを主成分とする材料
から成る薄い分離膜層を有している。

グラビアローラーに向き合って位置する加熱ローラー［
５）　｛ＩＩＩでは、コーティングされるべき平面構造
体（８）が、例えば織物材料ウエブ（８）の形態で、予
熱ローラー（１１）に係合し、そして加熱ローラー（５
）と、材料ウエブ（８）を加熱ローラ（５）に対して極
めてわずかに押圧するよう配設された係合する別のロー
ラー（９）との間を通過して案内される。加熱ローラー
及び予熱ローラーは、約１４０℃〜約２４０゜Ｃの温度
に加熱され、こうすることで，その表面（６）上に乗る
各粉末塊（７）が一斉に焼結する。材料ウェブ（８）が
加熱ローラー｛５｝に対してわずかに押圧されること及
び材料ウエブと先に係合することの結果、これらの焼結
した粉末塊は、材料ウエブに転写され、そこで幾分乎状
となった格子状コーティングとなる。格子状コーティン
グは、点状、線形状又は直線形状にすることができる。

平面構造体（８）上のコーティング格子（ＩＯ）の配置
・形状は、当然ながら、グラビアローラーの表面上のカ
ップ形状の窪み（２）の配置・形状により決定される。

平面構造体上にコーティングされた格子の所望の形式に
より５グラビアローラー（１）の表面上のこれらの窪み
（２）は、それに応じてヤ置・形成されなければならな
い。

【図面の簡単な説明】

図１は，一部断面及び一部側面から成る本装置の略図で
あり、図２は、本装置でコーティングした平面構造体表
面の拡大切欠による縦断面図であり、図３は、図２の一
部をさらに拡大したものである。ｌ・・・グラビアローラ２・・・窪み４・・・融着性粉末５・・・加熱ローラー８・・・平面構造体９・・・別のローラー１１・・・予熱ローラー

Claims

【特許請求の範囲】１、融着性粉末を回転グラビアローラーの窪み内に塗布
し、グラビアローラーに押圧される回転加熱ローラーを
使用してグラビア粉末状充填材を平面構造体に転写する
ことにより、粉末ポイントグラビア法において融着性粉
末を用いてウェブ状の可撓性平面構造体上に格子状のコ
ーティングを形成するための方法であって、該粉末状充填材が、最初に、直接及び強力に接触せしめ
られる加熱ローラーの表面上に転写され、次に、わずか
な加圧で加熱ローラーに押圧される別の回転ローラーの
使用により、このローラーと該加熱ローラーとの間を通
過せしめられる平面構造体上に転写されることを特徴と
する方法。２、脂肪酸、例えばパルミチン酸、ステアリン酸又はベ
ヘン酸を、微細に分布した状態で、０．１〜０．２％の
比率で含む融着性粉末が使用されることを特徴とする請
求項１に記載の方法。３、実質的にコポリエステル、コポリアミド及び／又は
ポリエチレンから成る融着性粉末が用いられることを特
徴とする請求項１に記載の方法。４、粉末ポイントグラビア法における融着剤を用いてウ
ェブ状の可撓性平面構造体上に格子状のコーティングを
形成するための装置であり、該装置には所望のコーティ
ングに応じて格子形状に配置された窪み（２）を有する
表面及び回転グラビアローラー（１）に押圧される回転
式加熱ローラー（５）を具備する該回転グラビアローラ
ー（１）が具備され、グラビアローラーの窪みを融着性
粉末（４）で充填するための器具（３）を備えた装置で
あって、加熱ローラー（５）のために別の回転ローラー（９）が
、このローラーと加熱ローラーの間でコーティングされ
るべき平面構造体（８）が案内されるような形態で、提
供され、さらに、平面構造体をはさんでのこの別のロー
ラーから加熱ローラーへの加圧が、加熱ローラーからグ
ラビアローラーへの加圧よりも実質的に低いことを特徴
とする装置。５、別のローラー（９）が、コーティングされるべき平
面構造体（８）を、グラビアローラー（１）との加圧接
点から少なくとも１８０゜の加熱ローラーの回転角分だ
け移動させた加熱ローラー（５）の周辺部に、押圧する
ことを特徴とする請求項４に記載の装置。６、加熱ローラー（５）が、その上にグラビアローラー
の粉末状充填材が加圧により転写されうる、抗接着性ゴ
ム表面を有することを特徴とする請求項４に記載の装置
。７、加熱ローラーの抗接着性ゴム状表面が、厚さ１ｍｍ
〜１０ｍｍのゴムコーティング（６）から形成されるこ
とを特徴とする請求項６に記載の装置。８、ゴム状表面、すなわちゴムコーティング（６）が、
シリコーンゴムから成ることを特徴とする請求項６又は
７に記載の装置。９、ゴム状表面、すなわちゴムコーティング（６）が、
熱伝導性充填材を充填した軟質ゴムから成ることを特徴
とする請求項６又は７に記載の装置。１０、グラビアローラー（１）が、その表面、特にその
窪み（２）上に、それらの窪みから粉末状充填材が容易
に除去されるよう、薄い分離膜層を有することを特徴と
する請求項４に記載の装置。１１、分離膜層の材質がテトラフルオロエチレンを主成
分とする請求項１０に記載の装置。１２、所望の格子状コーティング（８）に応じて配置及
び形成された窪み（２）が、グラビアローラー（１）の
表面において、点、線もしくは直線の形状又は格子形状
を有することを特徴とする請求項４に記載の装置。１３、グラビアローラー（１）が約３０℃〜９０℃に加
熱され、加熱ローラーが約１６０℃〜２４０℃に加熱さ
れることを特徴とする請求項４に記載の装置。１４、加熱ローラー（５）に対して極めてわずかに押圧
される別のローラー（９）が、約１００℃以下の温度に
、必要ならば冷却することによって、維持されることを
特徴とする請求項４に記載の装置。１５、平面構造体（８）が、その上に格子状コーティン
グ（１０）が施される衣類用の織地、織物、編物製品、
フリース、織布フリース又は織物フリースを主成分とす
る芯地材であることを特徴とする、請求項１に記載の方
法にしたがって融着剤を用いて格子形状にコーティング
が施されたウェブ状の可撓性平面構造体。１６、平面構造体（８）が、その上に格子状コーティン
グ（１０）が施される箔材、合成皮革、紙、平面発泡物
質などであることを特徴とする、請求項１に記載の方法
にしたがって融着剤を用いて格子形状にコーティングが
施されたウェブ状の可撓性平面構造体。