JPH0228970A - 高抵抗層を有する半導体装置 - Google Patents

高抵抗層を有する半導体装置

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JPH0228970A
JPH0228970A JP63179887A JP17988788A JPH0228970A JP H0228970 A JPH0228970 A JP H0228970A JP 63179887 A JP63179887 A JP 63179887A JP 17988788 A JP17988788 A JP 17988788A JP H0228970 A JPH0228970 A JP H0228970A
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三橋 順一
Shinichi Sato
真一 佐藤
Hideki Motoshiro
源城 英毅
Yoshio Kono
河野 芳雄
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    • HELECTRICITY
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    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
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    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10S257/903FET configuration adapted for use as static memory cell
    • Y10S257/904FET configuration adapted for use as static memory cell with passive components,, e.g. polysilicon resistors

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  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は高抵抗層を有する半導体装置に関し、特に高
抵抗負荷型のスタティック型半導体記憶装置に関するも
のである。
[従来の技術] この発明は高抵抗負荷型のスタティック型ランダム・ア
クセス・メモリに適用されたとき、最も好ましい効果が
得られるので、以下、スタティック型ランダム・アクセ
ス・メモリについて説明する。
スタティック型ランダム・アクセス・メモリは既によく
知られている。第10A図はそのような従来のスタティ
ック型ランダム・アクセス・メモリ(以下、SRAMと
称する。)の全体構成を示すブロック図である。第10
B図は第10A図に示されたSRAMにおけるデータの
流れを示す図である。なお、第10A図は8キロワード
X8ビツト構成のSRAMの一例を示している。
第10A図を参照して、SRAMは、記憶部分である複
数のメモリセル40を含むメモリセルアレイ41と、そ
のアドレスを選択するアドレスバッフ1に接続されたX
デコーダ42.Yデコーダ43と、出力バッファに接続
されたセンスアンプを含む入出力インターフェイス部と
を備える。記憶部分である複数のメモリセル40は、マ
トリクスとして構成されている、Xデコーダ42に接続
されたワード線と、Yデコーダ43に接続されたビット
線との各交点に接続され、それによってメモリセルアレ
イ41を構成している。外部から与えられる行アドレス
信号と列アドレス信号を受けて、Xデコーダ42とYデ
コーダ43により選択された各1本のワード線とビット
線の交点にあるメモリセル40が選択される。
具体的には、入力アドレス信号に対して正転(X)と反
転(X)の信号がアドレスバッファで発生する。Xデコ
ーダ42はx、X信号を受けて、256行中の1行を選
択し、その行のワード線をHighに充電し、他のすべ
てのワード線をしOWに放電する。選択された行のメモ
リセル40はこれにより活性化し、そのデータを各ビッ
ト線、ビット線に出力する。各チャネルの32対のビッ
ト線、ビット線のうち1対だけがマルチプレクサを介し
て1対のI10線、l101ilに接続される。
ここでの選択を行なうのがYデコーダ43である。
これで所望の8ビツトのメモリセルのみがI10線に接
続される。
データを書込むときには、入力データが上記のように選
択されたメモリセル40に入力される。
一方、データを読出す際には、選択されたメモリセル4
0内に記憶されているデータが検出され、センスアンプ
によって増幅されることによって、出力データとして外
部に出力される。
このデータの読出しおよび書込みの具体的な動作につい
ては第10B図を参照して説明する。第10A図に示す
ように、I10線にはセンスアンプと占込みドライバが
接続されており、読出し時には一つ方向にデータが伝達
していき、書込み時には−・助力向に伝達される。デー
タの流れを制御する弁の役割としてWE(Write 
 EnabIe>信号とOE (Output  En
able)信号があり、それぞれ、閤込みドライバ出力
をH1qhインピーダンスに、出力バッファ出力をH1
qhインピーダンスに制御する。
第11図は第10A図に示されたSRAMの1つのメモ
リセル40の等価回路図である。この図によれば、1つ
のメモリセル40内においては、そのゲート電極とドレ
イン電極がクロスカップルされた2つのドライバトラン
ジスタTI、T2(NチャネルMO8FET)と、各ト
レイン電極に接続された2つの高抵抗負荷6により、フ
リップ・フロップ型のメモリセルが構成されている。
この2つのドライバトランジスタTl、T2の各ドレイ
ン電極にはそれぞれ、2つのアクセストランジスタT3
.74 (NチャネルMO8FET)が接続されている
。このアクセストランジスタT3、T4のゲート電極は
ワード線33に接続されている。このワード線33が選
択状態となったとき、ドライバトランジスタT1.T2
に保持された情報がアクセストランジスタT3.T4を
介してビット線31.ビット線32に転送される。
次に、動作について説明する。メモリセル40に保持さ
れた情報が読出されるときは、ワード線33に所定の電
圧が印加される。その結果、ビット131.ビット83
2にそれぞれのドライバトランジスタT1.T2の状態
に対応した電圧がアクセストランジスタT3.T4を介
して現われる。
メモリセルに書込みを行なうときは、ワード133に所
定の電圧が印加される。その状態でビット轢31.ビッ
ト4132の各々に所望の書込まれるべき状態に対応し
た電圧が印加される。
具体的には、第11図において、アクセストランジスタ
T3.T4がワード線33によってオン状態にされる。
そうすると、ビット線31.ビット132が有するデー
タ信号が、ドライバトランジスタTl、T2によって構
成されるフリップ・フロップ回路によってラッチされる
。このとき、ラッチを維持するために高抵抗負荷6を介
して電源yccから電流を供給する必要がある。この電
流は待機時における消費電力を抑えるために微小である
ことが望まれる。しかし、データを維持するためには、
この電流はトランジスタのオフ時のリーク電流よりも大
きいことが必要である。
次に、第11図に示された1つのメモリセルを製造する
方法について説明する。第12A図〜第12E図は従来
のメモリセルのパターンレイアウトをその製造工程順に
示した図である。
第12A図を参照して、P型シリコン基板1の主表面上
に、活性領域3oとなるべき領域を分離するために所定
のパターンに従った分離酸化膜2が選択的に形成される
次に、第12B図を参照して、活性領域30となるべき
領域の上に所定の位置をもってゲート電極21.22お
よびワード線33が形成される。
その後、活性領域30にゲート電極21.22およびワ
ード線33をマスクとしてN型の不純物イオンが注入さ
れることによってN+拡散領域3が形成される。
その後、第12C図に示すように、低抵抗多結晶シリコ
ン層5が形成される。この低抵抗多結晶シリコン層5は
、ゲート電極21とN+拡散領域3とのコンタクト9a
、N+拡散領域3とのコンタクト9b、およびゲート電
極22とN+拡散領域3とのコンタクト9Cを有してい
る。また、低抵抗多結晶シリコン層5はゲート電極21
.22のそれぞれ上方において高抵抗多結晶シリコン層
61.62を有している。
さらに、第120図に示すように、低抵抗多結晶シリコ
ン層5の上にはコンタクト9dが形成されることによっ
てVcc線としてのアルミニウム配線8が形成される。
そして最後に、第12E図に示すように、アクセストラ
ンジスタT3.T4を411I成するN+拡散領域のそ
れぞれにコンタクト9f、9eが設けられることによっ
て、ピット線31.ビット線32がコンタクト9f、9
eで接続するようにアルミニウム配線で形成される。こ
のようにして、1つのメモリセルが形成される。
第13図は第12D図におけるxm−xm線に沿った断
面を示す。第13図を参照して、ドライバトランジスタ
T1.T2で構成されるフリップ・フロップ回路による
データのラッチを維持するために設けられる高抵抗負荷
6の形成方法について説明する。
既に第12C図において説明したように、高抵抗領域は
高抵抗多結晶シリコン層61.62によって形成される
。通常、1つの高抵抗領域の抵抗値は数TΩ程度である
。まず、P型シリコン基板1の上に分離酸化膜2が形成
される。次に、アクセストランジスタT3.T4および
ドライバトランジスタT1.T2のゲート電極、第13
図に示される場合ではワード線33がゲート酸化膜4を
介して形成される。その後、リンイオンまたは砒素イオ
ン等のN型不純物イオンがP型シリコン基板1の上に注
入されることによって、N+拡散領域3が形成される。
次に、アンド−ブト・多結晶シリコンが堆積され、N”
拡散領域3と直接コンタクト法によって電気的接続が行
なわれる。さらに、この堆積された多結晶シリコンには
、たとえば、注入量の異なる2回のリンイオン注入によ
って、低抵抗多結晶シリコン層5と高抵抗多結晶シリコ
ン層61とが形成される。すなわち、高抵抗多結晶シリ
コン層61に含まれるリンイオンの注入量は低抵抗多結
晶シリコン層5に含まれる注入量に比べて少なくなって
いる。このとき、低抵抗多結晶シリコン層5に多量に注
入されたリンイオンは、その後の熱処理により、P型シ
リコン基板1内に拡散し、より高濃度のN+拡散領域3
が形成されることとなる。
そして最後に、層間絶縁膜7が形成された後、アルミニ
ウム配線8がコンタクト9dを介して低抵抗多結晶シリ
コン層5の上に形成される。但し、低抵抗多結晶シリコ
ン層5をVcc線として用いる場合にはアルミニウム配
線8は不要である。このようにして、高抵抗領域が形成
される。
第13図において、VCCIIとしてのアルミニウム配
線8から供給された電流は低抵抗多結晶シリコン層5お
よび高抵抗多結晶シリコン層61を経て直接コンタクト
によってN+拡散領域3に流れる。この電流は、オン状
態のドライバトランジスタT1.T2のチャネル領域を
介して接地へと流れて9)り。
[発明が解決しようとする課題] 従来の高抵抗負荷型のSRAMは以上のようにして形成
された負荷抵抗体を有している。この抵抗体の抵抗値は
リンイオンの注入量に対して最大値を示し、通常、シー
ト抵抗値で数百MΩ/口程度である。そのため、十分な
高抵抗値を得るためには多結晶シリコン層の長さと幅の
比を大きくとらなければならなかった。このことはSR
AMの高集積化、すなわち、微細化を図る上で妨げとな
っていた。
また、この負荷抵抗体は多結晶シリコン層で構成され、
不純物拡散領域との直接コンタクト領域につながってい
る。そのため、シリコン基板から多結晶シリコン抵抗体
への不純物の拡散、あるいは製造工程中における水素原
子の侵入によって高抵抗多結晶シリコン層が低抵抗化す
るおそれがある等の問題点があった。
そこで、高抵抗負荷型のSRAMの微細化を図るために
負荷抵抗体として絶縁体を用いたものが特開昭62−1
95170号公報に開示されている。第14図はそのよ
うな薄膜絶縁体で形成した負荷抵抗体を有する半導体装
置を示す部分断面図である。
図において、P型シリコン基板1の主表面に対して垂直
方向に、不純物拡散領域としてのN+拡散領域3とアル
ミニウム配線8とからなる電流経路が形成されている。
その電流経路中にFez Os 、N ! O,coo
、T! Oz等の遷移金属酸化膜65からなる絶縁体と
しての負荷抵抗が介在している。なお、遷移金属酸化膜
65とP型シリコン基板1との間には、シリコン酸化膜
71および層間絶縁膀7が形成されている。
このように、この先行技術においては高抵抗値を有する
負荷抵抗体として遷移金属酸化膜が用いられている。し
かしながら、この遷移金属酸化膜は半導体装置の製造工
程において半導体基板を汚染する汚染源となり得る。ま
た、負荷抵抗体として1層の酸化膜が形成されるので、
半導体基板との接合リーク電流が大きく、待t1時の消
費電力が増加することになる。さらに、この負荷抵抗体
は1層の酸化膜のみによって構成されるので、抵抗値を
所望の値に制御することが困難である。
そこで、この発明は上記のような問題点を解消するため
になされたもので、半導体基板を汚染することがないと
ともに、所望の高抵抗値に制御することか容易である高
抵抗層を有する半導体装置を提供することを目的とする
また、好ましくは、この発明は微小な面積で十分な高抵
抗値を得ることができ、微細化を図ることが可能な高抵
抗層を有する半導体装置を提供することを目的とする。
さらに好ましくは、この発明は外部からの不純物等の拡
散、侵入によってその高抵抗値が低下することのない安
定した高抵抗層を有する半導体装置を提供することを目
的とする。
そして、好ましくは、この発明は高集積化が可能な高抵
抗負荷型のSRAMを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段1 この発明に従った高抵抗層を有する半導体装置は、半導
体基板と半導体領域と導電体層と高抵抗層とを備えてい
る。半導体基板は主表面を有し、第1導電型である。半
導体領域は半導体基板の主表面上に形成され、第2導電
型である。導電体層は半導体領域の上方に形成されてい
る。高抵抗層はこの導電体層と半導体領域との間に位置
し、少なくとも互いに積層された酸化膜と窒化膜とを含
んでいる。
この発明の半導体装置の好ましい実施例によれば、高抵
抗層は半導体基板側に形成された酸化膜と、導電体層側
に形成された窒化膜とからなる2層構造を有する。また
、好ましくは、この高抵抗層は半導体基板側に形成され
た窒化膜と、導電体層側に形成された酸化膜とからなる
2層構造を有する。ざらに好ましくは、この高抵抗層は
一層の窒化膜と、その窒化膜を挾む2層の酸化膜とから
なる3層構造を有するものである。酸化膜はシリコン酸
化膜を含むものであればよく、窒化膜はシリコン窒化膜
を含むものであればよい。導電体層は高抵抗層の上に形
成された多結晶シリコン層を含むものであればよい。
さらにこの発明に従った高抵抗層を有する半導体装置の
好ましい実施例によれば、当該半導体装置はスタティッ
ク型ランダム・アクセス・メモリを含む半導体装置であ
り、高抵抗層と、上記半導体領域によってその一部が構
成される電界効果素子とがフリップ・フロップ型のメモ
リセルを構成する。
この発明に従った高抵抗層を有する半導体装置の製造方
法によれば、まず、主表面を有し、第1導電型の半導体
基板が準備される。この半導体基板の主表面上に第2導
電型の半導体領域が形成される。半導体領域の上には、
少なくとも互いに積層された酸化膜と窒化膜とを含む高
抵抗層が形成される。さらに、この高抵抗層の上に導電
体層が形成される。
[作用] この発明においては、導電体層と半導体領域との間に位
置し、少なくとも互いに積層された酸化膜と窒化膜とを
含む高抵抗層に電流を流すと、微小電流としてのトンネ
ル電流が窒化膜と酸化膜とからなる2層構造膜中を流れ
る。この場合、酸化膜には電流が流れにくく、窒化膜に
は酸化膜に比べて比較的電流が流れやすい。そのため、
高抵抗層を構成する酸化膜と窒化膜との膀厚を制御する
ことによって容易に高抵抗層の抵抗値を制御することが
可能になる。また、この発明における高抵抗層を構成す
る酸化膜および窒化膜は半導体基板を構成するシリコン
の酸化物および窒化物によって形成することができるの
で、半導体基板が汚染されることがない。したがって、
半導体基板を汚染することがなく、抵抗値を容易に制御
することが可能な高抵抗層を有する半導体装置を提供す
ることが可能になる。
[発明の実施例] 以下、この発明の一実施例を図について説明する。
第1A図〜第1E図は、この発明に従った高抵抗層を有
する半導体装置の一例として、高抵抗負荷型SRAMに
おける1つのメモリセルのパターンレイアウトをその製
造工程順に示した部分平面図である。
まず、第1A図を参照して、P型シリコン基板1の主表
面上に、活性領域30となるべき領域を分離するために
所定のパターンに従って、熱酸化法等によって分離酸化
膜2が選択的に形成される。
次に、第1B図を参照して、活性領域30となるべき領
域の上に所定の位置をもってゲート電極21.22およ
びワード線33が多結晶シリコン等によって形成される
。その後、ゲート電極21゜226よびワード線33を
マスクとして、リンイオンまたは砒素イオン等のN型不
純物イオンがP型シリコン基板1の上に注入されること
によって、N+拡散領域3が活性領域30内に形成され
る。
さらに、第1C図を参照して、N4拡散領域3の上に直
接コンタクトが形成されるように所定のパターンに従っ
た高抵抗領域63.64が、本発明に従って、少なくと
も酸化膜と窒化膜とが互いに積層された構造を有するよ
うに形成される。この高抵抗領域63.64の上には低
抵抗多結晶シリコン層51.52が形成される。この低
抵抗多結晶シリコン層51.52は高抵抗領域63,6
4とそれぞれコンタクト部を有する。また、低抵抗多結
晶シリコン層51.52は、ゲート電極21とN+拡散
領域3とのコンタクト981N+拡散領域3とのコンタ
クト9b、およびゲート電極22とN+拡散領域3との
コンタクト9cを有する。
その後、第1D図に示すように、VCC線として、低抵
抗多結晶シリコン層51.52に接続するようにアルミ
ニウム配線8が形成される。
そして最後に、第1E図に示すように、アクセストラン
ジスタT3.T4を構成するN+拡散領域3のそれぞれ
にコンタクト9f、9eを介して接続するように、ビッ
ト線31とビット線32とがアルミニウム配線で形成さ
れる。このようにして、高抵抗負荷型のSRAMにおけ
る1つのメモリセル40が形成される。
第2A図〜第2G図は第1D図のI−I線における断面
を工程順に示す。これらの図を参照して、本発明に従っ
た高抵抗層を有する半導体装置の形成方法について説明
する。
まず、第2A図を参照して、P型シリコン基板1の上に
、選択酸化法(LOCO8法)を用いて素子分離用の厚
い分離酸化膜2が形成される。その後、ゲート酸化膜4
が熱酸化により形成され、その上に多結晶シリコンが堆
積された後、パターニングが施されることによりアクセ
ストランジスタのゲートを構成するワード線33が形成
される。
次に、第2B図を参照して、砒素イオンあるいはリンイ
オン等のN型不純物イオンが矢印Aで示される方向にP
型シリコン基板1上に注入されることによって、N+拡
散領域3が形成される。
さらに、第2C図を参照して、全面上に減圧化学的気相
薄膜成長法(LPCVD法)により、シリコン窒化膜6
30aが堆積された後、温度850〜950℃で熱酸化
される。このようにしてシリコン窒化11R630aの
上にシリコン酸化膜630bが形成された後、第2D図
に示すように、低抵抗多結晶シリコン層510が減圧化
学的気相薄膜成長法等により全面上に堆積される。
次に、第2E図に示すように、この低抵抗多結晶シリコ
ン層510がパターニングされた後、低抵抗多結晶シリ
コン層51をマスクとしてシリコン窒化膜630aおよ
びシリコン酸化11W630bがエツチングされ、所望
のパターンを有する高抵抗層としてのシリコン窒化膜6
3aおよびシリコン酸化膜63bが得られる。第2F図
を参照して、この上に眉間絶縁WA7が堆積された後、
低抵抗多結晶シリコン層51の上において開孔される。
その後、第2G図を参照して、低抵抗多結晶シリコン層
51と接続するためのアルミニウム配線8が形成される
。このアルミニウム配線8がパターニングされた後は通
常の保護膜がその上に形成される。
次に、第2G図に示された高抵抗層を有する半導体装置
における貴簡抵抗体の作用について説明する。電源ライ
ンVcc′mとしてのアルミニウム配線8から流れる電
流は、低抵抗多結晶シリコン層51から、垂直方向に形
成されたシリコン酸化膜63b/シリコン窒化WA63
aの2層構造を有する抵抗体を介してN+拡散領域3に
導かれる。
不純物拡散領域としてのN+拡散領域3に導かれた電流
が、たとえば、ドライバトランジスタのチャネル領域を
通じて接地へと流れていく。この電流によって、高抵抗
負荷型のSRAMにおいては、ドライバトランジスタT
1.T2で構成されるフリップ・フロップ回路によるデ
ータのラッチが維持される。すなわち、この発明に従っ
た2層構造を有する高抵抗体は、酸化膜と窒化膜のトン
ネル電流あるいはホッピング電流を利用して微小な電流
を流させる働きをするものである。
第3A図〜第3E図はこの発明に従った高抵抗層を有す
る半導体装置のもう1つの製造方法を工程順に示す部分
断面図である。まず、第3A図を参照して、第2A図を
用いて説明された方法と同様の方法によって分離酸化膜
2とゲート酸化膜4およびワードa33が形成される。
その後、第3B図を参照して、減圧化学的気相薄膜成長
法等により、シリコン窒化1!R630aが堆積され、
その膜がさらに熱酸化されることによってシリコン酸化
11W630bが形成される。所定のパターンに従って
、シリコン窒化111630aおよびシリコン酸化膜6
30bがエツチングによって除去され、高抵抗層となる
べきシリコン窒化tl!l63aおよびシリコン酸化W
j463bとからなる2層構造が形成される。
次に、第3C図を参照して、シリコン窒化Wj!63a
/シリコン酸化膜63bとワード線33とをマスクとし
て、砒素イオンまたはリンイオンがP型シリコン基板1
の表面上に注入されることによってN+拡散領域3が形
成される。その優、第3D図および第3E図に示すよう
に、第2F図および第2G図を用いて説明した工程と同
様に、シリコン酸化膜63bの上に層間絶縁WA7を介
してアルミニウム配線8が接続される。
このようにして形成された第3E図に示される高抵抗層
はN+拡散領域3の直上に接合されていないが、第2G
図に示された高抵抗層と同様の効果を奏する。
また、第3E図に示される構造においては、シリコン酸
化膜63bの上に直接、アルミニウム配線8を設けてい
るが、第4図に示されるように低抵抗多結晶シリコン層
51を形成した後にアルミニウム配線8を接続しても同
様の効果を奏するのは言うまでもない。
ざらに、第2G図および第3E図においてシリコン窒化
WA63aを形成した後、その上にシリコン酸化WA6
3bを形成した構造を有する高抵抗層を示しているが、
第5図に示すようにシリコン窒化163aとシリコン酸
化膜63bとが上下逆の積層構造であっても同様の効果
が得られる。
なお、上記実施例ではシリコン窒化膜とシリコン酸化膜
とからなる2層構造の高抵抗層の例について示している
が、高抵抗層としてシリコン酸化膜63b/シリコン窒
化膜63a/シリコン酸化11W63bからなる3層の
積層構造を形成してもよい。すなわち、この発明におけ
る高抵抗層は少なくとも酸化膜と窒化膜とを含む積層構
造を有する構造であればよく、酸化膜と窒化膜の組合わ
せ、あるいは積層順序はどうであれ、本発明の目的とす
る効果は達せられる。
第7A図はこの発明に従ったシリコン窒化膜とシリコン
酸化膜との2層構造からなる高抵抗体の電圧−電流特性
の一例を示す図である。この場合、高抵抗体の電流が流
れるべき面積は10μm×10μmであり、高抵抗体の
2層構造を構成する窒化膜の厚みは20OA、酸化膜の
厚みは25Aである。この図によれば、印加電圧が5■
、すなわち、電源電圧5■における電流値は10−”A
程度のオーダとなっている。この高抵抗体の抵抗値は窒
化膜の上に形成される酸化膜の厚みによって制御され得
る。
第7B図はこの発明に従ったシリコン窒化膜とシリコン
酸化膜とからなる2層構造を有する高抵抗体において抵
抗値の酸化膜厚依存性の一例を示す図である。この場合
、高抵抗体の電流が流れるべき面積は1μmx1μmで
あり、窒化膜の厚みは20OAである。なお、印加電圧
VGは5Vである。この図によれば、窒化膜の上に形成
される酸化膜の厚みを制御することによって、安定した
高抵抗値を得ることができることが理解される。
たとえば、高抵抗体の面積を1μm2とし、窒化膜厚を
200A、酸化膜厚をIOAとする場合、電源電圧5■
においてその抵抗値が50TΩ程度の高抵抗体が得られ
る。
本発明に従った高抵抗体が適用されるSRAMにおいて
は、その高抵抗体にはドライバトランジスタのP−N間
の接合リーク電流よりも大きな電流が流れる必要がある
。そのため、高抵抗体が有する抵抗値には最大値が存在
する。たとえば、現在のトランジスタのレベルにおいて
は、そのリーク電流は、トランジスタを1万個並列させ
た場合、印加電圧を5Vとしたとき1O−9A程度であ
る。
したがって、1つのトランジスタのリーク電流レベルは
10−”Aである。SRAMにおいて1つのメモリセル
内に構成される高抵抗負荷体には10−”以上の電流が
流れる必要がある。すなわち、1つの高抵抗負荷体が有
する抵抗値の最大値は、電源電圧が5Vのとき、5X1
0’ ”Ω(=50TΩ)であると見積もられる。第7
B図によれば、この抵抗値を有する高抵抗体を本発明に
従って構成するとすれば、その面積を1μm2とし、窒
化膜厚を200A、MI化膜厚をIOA以下とする2層
構造の抵抗体を構成すればよい。
次に、比較のため、抵抗体をシリコン酸化膜のみで構成
した場合について説明する。たとえば、第8A図は膜厚
80Aの酸化膜の電流−電圧特性の一例を示す図である
。この場合、電流が流れるべき面積は10/、(mX 
10μmである。この図によれば、印加電圧VGが2〜
3V程度ではほとんど電流が流れないことが理解される
。このとき流れる電流はl”owl er−Nordh
e imトンネル電流である。
また、第8B図は膜厚20〜40Aの酸化膜の電流−電
圧特性の一例を示す図である。この場合、電流が流れる
べき面積は0.05mm’である。
この図によれば、印加電圧VGが2〜3Vでは多量に電
流が流れることが理解される。電流が流れるべき表面積
を10μm×10μmに換算したとしても、第8B図に
示される電流値の500分の1であるので、電流は多量
に流れることが理解される。なお、第8B図に示される
電流は直接トンネル電流である。
このように、シリコン酸化膜の単層からなる抵抗体を用
いると、その膜厚が50Aを越えれば、その抵抗値が高
すぎ(第8A図)、また、その膜厚が50A未満であれ
ば、電流が流れ過ぎ、高抵抗体としての役割を果たさな
くなる(第8B図)。
さらに、比較のため、シリコン窒化膿単層のみで抵抗体
を構成した場合について説明する。第9図は膜厚80A
の窒化膜の電流−電圧特性の一例を示す図である。この
場合、電流が流れるべき面積は5μmx5μmである。
この図によれば、印加電圧VGが5V程度のとき、電流
は10−”A以上流れることが理解される。このことか
ら、シリコン窒化膜のみで抵抗体を構成した場合、その
リーク電流はトランジスタのリークレベルよりも高いこ
とが理解される。また、電流が流れるべき面積を10μ
m×10μmに換算したとしても、第9図に示される電
流値の4倍であるので、本発明に従った窒化膜と酸化膜
との2層構造からなる抵抗体の例を示す第7A図と比べ
ると、窒化膜のみからなる抵抗体の方が高い電流値を示
すことが理解される。このことは、窒化膜のみの抵抗体
を用いた場合、消費電力の増加をもたらすことになる。
また、シリコン窒化膜のみで抵抗体を構成した場合、そ
の界面単位および膜中のトラップが多く、抵抗体として
の信頼性の低下等の問題が発生する。すなわち、その抵
抗値が経時変化するという問題がある。
以上、説明したようにシリコン酸化膜のみ、あるいはシ
リコン窒化膜のみで抵抗体を構成した場合、その抵抗値
を膜厚のみで制御することが困難であり、トランジスタ
のリークレベル以上で、かつ消費電力を最小にする微小
電流が流れるように構成することは困難である。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば高抵抗体を酸化膜と窒
化膜とを含むように構成したので、その膜厚を制御する
ことによって抵抗値が所定の値に容易に制御され得る。
また、この発明の抵抗層は電流の流れる経路が平面的に
構成されず、基板に対して垂直方向に構成されるので、
半導体装置の微細化を図ることができる。さらに、この
発明の高抵抗体を構成する窒化膜および酸化膜はシリコ
ン系の化合物によって容易に構成され得るので、基板に
対しての汚染源となることもない。したがって、微小な
面積で十分な高抵抗値を得ることができるとともに、外
部からの不純物等の拡散および侵入によってその高抵抗
値が低下しない安定した高抵抗体を備えた半導体装置、
たとえば、高集積が可能な高抵抗負荷型のSRAMを提
供することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1A図、第1B図、第1C図、第1D図、第1E図は
、この発明に従った高抵抗層を有する半導体層の一例と
して、SRAMの1つのメモリセルのパターンレイアウ
トをその製造工程順に示した部分平面図である。 第2A図、第2B図、第2C図、第2D図、第2E図、
第2F図、第2G図は第1D図の■−■線における断面
を工程順に示す断面図である。 第3A図、第3B図、第3C図、第3D図、第3E図は
第1D図の■−■線における断面をもう1つの製造方法
の工程順に従って示す断面図である。 第4図、第5図、第6図はこの発明に従った高抵抗層を
有する半導体装置の別の実施例を示す断面図である。 第7A図、第7B図はこの発明に従った高抵抗層の特性
を示す図である。 第8A図、第8B図は酸化膜のみで構成された抵抗体の
特性を比較のため示す図である。 第9図は窒化膜のみで構成された抵抗体の特性を比較の
ため示す図である。 第10A図は従来のSRAMの全体構成を示すブロック
図である。 第10B図は第10A図に示されたSRAMの動作を説
明するためのデータの流れを示す図である。 第11図は高抵抗負荷型のSRAMの1つのメモリセル
に対応する等価回路図である。 第12A図、第12B図、第12C図、第12D図、第
12E図は従来の高抵抗負荷型のSRAMにおける1つ
のメモリセルのパターンレイアウトをその製造工程順に
示す部分平面図である。 第13図は第12D図のXI[[−XI[[線における
断面を示す断面図である。 第14図は従来の高抵抗層を有する半導体装置を示す断
面図である。 図において、1はP型シリコン基板、3はN+拡散領域
、8はアルミニウム配線、51.52は低抵抗多結晶シ
リコン1.63.64は高抵抗層、63aはシリコン窒
化膜、63bはシリコン酸化膜である。 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 主表面を有し、第1導電型の半導体基板と、前記半導体
    基板の主表面上に形成された第2導電型の半導体領域と
    、 前記半導体領域の上方に形成された導電体層と、前記導
    電体層と前記半導体領域との間に位置し、少なくとも互
    いに積層された酸化膜と窒化膜とを含む高抵抗層とを備
    えた、高抵抗層を有する半導体装置。
JP63179887A 1988-07-19 1988-07-19 高抵抗層を有する半導体装置 Expired - Lifetime JPH0727980B2 (ja)

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