JP3400894B2 - スタティック型半導体記憶装置 - Google Patents

スタティック型半導体記憶装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体記憶装置
に関し、特に低電圧動作が可能なスタティック型RAM
の回路構成および構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スタティック型RAMは、フリップフロ
ップ回路とアクセストランジスタによってメモリセルが
構成される。そのメモリセルの構成として、高抵抗負荷
型とCMOS型が知られる。高抵抗負荷型セルの場合に
は、抵抗をトランジスタ上に積層することができるた
め、集積度の向上に有利であるが、データの保持の安定
性に欠けるという欠点がある。また、CMOS型セルの
場合では、高抵抗負荷型セルに比べてデータ保持の安定
性に優れるが、基板上の占有面積が大きくなるという欠
点がある。そこで、高集積度を維持しながらCMOS型
セルの特徴を活かすため、TFT(薄膜トランジスタ)
を負荷に用いてセルを構成する技術が実用化されてい
る。
【0003】図19は、従来の高抵抗負荷型スタティッ
ク型半導体記憶素子のメモリセルの等価回路図を示す。
【0004】N型MOSFETQ1およびQ2と高抵抗
素子R1およびR2は、それぞれ電源電位VCCと接地電
位Vssとの間に直列に接続され、2つのインバータを構
成する。それぞれのインバータの出力ノードAおよびB
は、N型MOSFETQ1およびQ2のゲートと互いに
交差接続され、1つのフリップフロップ回路を構成して
いる。ノードAおよびBが、このメモリセルの記憶ノー
ドとして動作する。
【0005】アクセストランジスタであるN型MOSF
ETQ3およびQ4は、それぞれビット線対BLおよび
/BLの一方と、メモリセルの一対の記憶ノードAおよ
びBの一方との間にソース/ドレイン端子が接続され、
ゲートは共通のワード線WLに接続されている。
【0006】通常、メモリセル面積縮小のためにメモリ
セルを構成する同一導電型のトランジスタQ1、Q2、
Q3およびQ4をシリコン基板表面に形成し、高抵抗負
荷素子R1およびR2を層間絶縁層を介して、その上部
に形成する。
【0007】上記のような、高抵抗負荷素子をトランジ
スタの上層に形成するメモリセルの例は、文献T. Wada
et al., "A 34-ns 1-Mbit CMOS SRAM Using Triple Pol
ysilicon", IEEE Jornal of Solid State Circuits, Vo
l-SC22, No.5, Octorber 1987, pp.727-732 に開示され
ている。
【0008】図20は、図19の抵抗負荷をP型MOS
FETに置き換えた例であり、CMOS型のメモリセル
である。このP型MOSFETを薄膜トランジスタ(Th
in Film Transistor:TFT)で形成し、N型MOSF
ETQ1、Q2、Q3およびQ4の上部に配置すれば、
このメモリセルも、図19の高抵抗負荷型メモリセルと
ほぼ同じメモリセル面積を実現することができる。
【0009】TFTトランジスタを使用したメモリセル
の例は、文献K. Sasaki et al., "A9-ns 1-Mbit CMOS S
RAM ", IEEE Jornal of Solid State Circuits, Vol-2
4, No.5, Octorber 1989, pp.1219-1225 に開示されて
いる。
【0010】以下では、高抵抗負荷型のメモリセルを例
に取って、従来のスタティック型半導体記憶装置のメモ
リセルの問題点について説明することにする。
【0011】図21は、図19の等価回路図で示される
メモリセルのレイアウトを示すパターン図である。図1
9のメモリセルを形成するためのマスクパターンは、多
くのレイヤーから構成されているので、3つの図面、図
21(a)、(b)、(c)に全レイヤーを分割して示
し、その構成を説明することにする。本来、図21
(a)、(b)、(c)は互いにオーバーラップしてい
る。
【0012】図21(a)を参照して、シリコン基板表
面に形成された活性層領域31aおよび31bと第1ポ
リシリコンパターン32aおよび32bとのオーバーラ
ップ部分が、図19における駆動用N型MOSFETQ
1およびQ2のそれぞれチャネル領域に対応し、第1ポ
リシリコンパターン32aおよび32bがN型MOSF
ETQ1およびQ2のゲートに対応している。一方、活
性層領域31aおよび31bと第1ポリシリコンパター
ン32cおよび32dとのオーバーラップ部分が、図1
9におけるアクセストランジスタN型MOSFETQ3
およびQ4のチャネル領域に各々対応している。
【0013】アクセストランジスタN型MOSFETQ
3およびQ4のゲートに相当する第1ポリシリコンパタ
ーン32cおよび32dは、図19におけるワード線W
Lに対応する。第1ベリッドコンタクト41aおよび4
1bは、シリコン活性層表面に形成されたゲート酸化膜
に接続孔を開口して形成されたものであり、このコンタ
クトを介して第1ポリシリコンパターン32aおよび3
2bとシリコン基板表面とが接続される。この接続によ
り、図19におけるN型MOSFETQ1およびQ2の
互いのゲートおよびドレインの交差接続が形成されるこ
とになる。
【0014】これらのパターンのさらに上層に形成され
るパターンについては、図21(b)を参照して、第2
ポリシリコンパターン43は、メモリセルの接地配線に
使用されている。第2ベリッドコンタクト42aおよび
42bを介して、第2ポリシリコン43はシリコン基板
表面に接続する。これにより図19のN型MOSFET
Q1およびQ2のソースと接地とを接続する配線が形成
されることになる。第3ポリシリコンパターン44aお
よび44bは、図19における抵抗体R1およびR2な
らびにそれらと電源電位VCCとを接続する配線とを兼ね
ている。
【0015】さらに上層のパターンについては、図21
(c)を参照して、第3ポリシリコンパターン44aお
よび44bに対して、マスクパターン46をマスクとし
てイオン注入を行ない、マスクされている部分以外の配
線抵抗を低減する。マスクパターン46と第3ポリシリ
コンパターン44のオーバーラップ部分は、高抵抗のポ
リシリコンとなり、メモリセルの負荷抵抗R1およびR
2となる。メタル配線36aおよび36bは、ビット線
対BLおよび/BLに対応しており、コンタクトホール
35aおよび35bにより、シリコン基板表面に接続さ
れている。これにより、ビット線対BLおよび/BLと
アクセストランジスタQ3およびQ4とがそれぞれ接続
されることになる。
【0016】メタル配線としては、たとえば、Al−S
i配線やAl−Si−Cu配線などが用いられる。
【0017】図22は、図21で示した平面パターンの
A−A′およびB−B′における断面図である。シリコ
ン基板51上に素子分離用のフィールド酸化膜52が形
成される。シリコン基板51の表面でフィールド酸化膜
52に覆われていない部分がシリコンの活性領域とな
る。N+ ソース/ドレイン領域54aおよび54bとシ
リコン活性層上にゲート酸化膜を介して形成されている
第1ポリシリコンゲート層32cによりアクセストラン
ジスタが形成されており、第1ポリシリコンゲート層3
2cの直下がアクセストランジスタのチャネル部とな
る。これに対して、第1ポリシリコン層32dは、この
断面においてはフィールド酸化膜52上にあるので、単
なる配線となっている。第2ポリシリコン43は、接地
電位を供給する。図21における第3ポリシリコンパタ
ーン44bは、イオン注入による低抵抗な配線部分69
および高抵抗な負荷抵抗部分70の2つの領域に変化し
ている。ビット線36aは、メタル配線であり、コンタ
クトホールを介してN+ ソース/ドレイン領域54aに
接続されている。
【0018】次に、図19に示した高抵抗負荷型メモリ
セルの動作について説明する。以下では、特に低電圧動
作させた場合のメモリセル動作の安定性に注目して説明
することにする。スタンバイ時において、記憶ノードB
が“H”レベルとなっているものとする。
【0019】スタンバイ状態でのメモリセルは、アクセ
ストランジスタQ3およびQ4がOFFしているので、
メモリセルのインバータは、ドライバトランジスタQ1
およびQ2と高抵抗負荷R1およびR2で構成され、高
い電圧ゲインを持っている。すなわち、インバータ出力
の論理しきい値付近の遷移部分の傾きは急峻である。こ
のときは、ノイズマージンは非常に大きく安定にデータ
を保持している。
【0020】データ読出時のメモリセルは、アクセスト
ランジスタQ3およびQ4がONし、/ビット線/BL
から“L”レベルの記憶ノードBに電流が流込む。すな
わち、負荷素子に並列に低インピーダンスの負荷が接続
されたのと等価になり、高インピーダンスの抵抗負荷は
存在しないのと同じになる。したがって、メモリセルイ
ンバータは、アクセストランジスタQ3およびQ4を負
荷としたN型エンハンスメントMOS負荷型として扱わ
ねばならない。このときは、インバータのゲインはスタ
ンバイ時よりもかなり低下し、インバータ出力の遷移部
分の傾きが緩くなる。このときが、ゆわばメモリセルに
とって一番危険なときであって、十分なノイズマージン
を持っていないと双安定状態が失われデータが破壊され
る。
【0021】一方、スタンバイ時における消費電流を十
分低く抑えるために高抵抗負荷素子の抵抗値は十分に大
きな値、たとえば、10TΩ程度であって、書込直後の
“H”レベルに対応する記憶ノードの電位は、電源電圧
よりもアクセストランジスタのしきい値電圧(Vthn
分低いレベルであるVCC−Vthn となっている。つま
り、メモリセルの双安定性の解析は、動作マージンの最
も低くなる書換直後の読出動作について行なう必要があ
る。
【0022】書込直後のメモリセルの読出特性を図23
(a)に、その読出特性に対応するメモリセルの回路構
成を図23(b)に示した。図23(a)中の曲線αが
アクセストランジスタQ2とドライバトランジスタQ4
からなるインバータ特性を、βがアクセストランジスタ
Q1とドライバトランジスタQ3からなるインバータ特
性を示す。ここで、抵抗負荷R1およびR2の影響は、
上述のとおりこれらを流れる電流が少ないことから無視
することができる。
【0023】また、曲線αおよびβの交点aおよびbが
メモリセルの安定点であり、aのときが“0”データを
記憶している場合に、bのときが“1”データを記憶し
ている場合にそれぞれ対応している。
【0024】図23(a)のCの部分がアクセストラン
ジスタQ4のしきい値電圧Vathnに、Dの部分がドライ
バトランジスタQ2のしきい値電圧Vdthnに対応する。
電源電圧VCCから、このCおよびDを引いた残りの部分
Eがメモリセルの読出動作を安定させるためのマージン
領域に対応する。アクセストランジスタやドライバトラ
ンジスタのしきい値電圧は、これらのトランジスタのサ
ブスレショルドリーク電流値を十分低く抑制する等の目
的のために、一定の値以下にすることは難しい。したが
って、マージン領域Eは、動作電圧VCCが低くなると減
少してしまうため、読出動作が安定しなくなる。
【0025】ここで、図23(a)中のアおよびイで示
された部分は、“セルの目”と呼ばれ、このセルの目に
対応する領域が電源電圧が低い領域では小さくなってし
まい、動作が不安定化するということもできる。
【0026】したがって、少しでも低電圧動作における
メモリセルの動作マージンを向上させるため、ドライバ
トランジスタの電流供給能力と、アクセストランジスタ
の電流供給能力の比(セルレシオ)を十分大きくするこ
とが行なわれる。
【0027】すなわち、記憶ノードAに“H”レベルが
記憶されている場合には、“L”レベルが記憶されてい
る記憶ノードBに接続するアクセストランジスタQ4お
よびドライバトランジスタQ2において、ドライバトラ
ンジスタQ2の電流供給能力のほうが大きければ、記憶
ノードBの電位は“L”レベルにおいて安定する。この
ことは、図23(a)において、Fで示した値が小さく
なることに対応する。
【0028】ここで、一般にMOSトランジスタの電流
供給の能力は、飽和領域におけるドレイン電流ID を ID =β(VGS−Vth2 /2 …(1) と表現した場合のβの大きさで表わす。ここで、VGS
ゲート・ソース間の電圧を、Vthはトランジスタのしき
い値電圧を表わす。
【0029】動作マージンのことを考慮すると、従来セ
ルレシオは3以上の値に設定されてきた。
【0030】しかし、このβは、トランジスタのチャネ
ル幅W、チャネル長をLとするとき、W/Lに比例す
る。したがって、このセルレシオを3以上の値に設定す
るということは、ドライバトランジスタQ3およびQ4
の面積が大きくなることに対応し、メモリセルの面積縮
小を妨げるという問題点を有していた。
【0031】以下、低電圧動作でのメモリセル動作の安
定性を高めるための第2の従来例について説明する。
【0032】図24は、第2の従来例のメモリセルの等
価回路を示す回路図である。図19に示した第1の従来
例と異なる点は、アクセストランジスタQ3およびQ4
をN型MOSFETからP型MOSFETに変更した点
である。この場合には、アクセストランジスタとしてP
型MOSFETを使用しているので、選択時のワード線
レベルは“L”レベルとなる。
【0033】図24に示した第2の従来例のメモリセル
の動作を説明するために、図25(a)および(b)に
示したように、メモリセルを2つのインバータに分離し
て考えることにする。以下では、記憶ノードAの電位を
V(2)で表わし、記憶ノードBの電位をV(1)で表
わすことにする。メモリセルが読出状態、すなわち、ア
クセストランジスタQ3あるいはQ4がオンである状態
では、第1の従来例で述べたように、負荷抵抗素子R1
およびR2の影響は無視して考えてもよい。したがっ
て、メモリセルインバータは、アクセストランジスタQ
3あるいはQ4を負荷としたCMOS型として扱わねば
ならない。
【0034】第1の従来例においては、アクセストラン
ジスタQ3およびQ4はN型MOSFETであったの
で、動作電源電圧VCCは以下の関係を満たす必要があっ
た。
【0035】VCC>Vathn+Vdthn …(2) すなわち、図23におけるマージン領域Eを確保するた
めに上記のような関係を満たす必要があった。たとえ
ば、ドライバトランジスタのしきい値電圧Vdthnを0.
8V、アクセストランジスタのしきい値電圧Vathnをバ
ックゲート効果によるしきい値電圧上昇を考慮して1.
3Vとすると、VCCは2.1Vより高いことが必要とな
る。したがって、このメモリセルは低電圧動作を行なわ
せることが難しい。
【0036】しかし、図24に示した第2の従来例のよ
うな構成にすれば、アクセストランジスタQ3およびQ
4がP型MOSFETであるので、このトランジスタで
のしきい値電圧分の電圧降下を無視することができ、動
作電源電圧VCCは以下の関係を満たせばよい。
【0037】VCC>Vdthn …(3) つまり、Vdthnを、たとえば0.8Vとすれば、VCC
1Vの低電圧でも動作が可能となる。
【0038】図26は、図25において、選択時のメモ
リセルを2つのインバータに分解した場合の、これらイ
ンバータの伝達特性をV(1)−V(2)平面にプロッ
トしたものである。ここで、図26に示した特性は、す
べてセルレシオ=1の場合のものである。
【0039】2つのインバータの伝達特性の交点がメモ
リセルの安定点になる。ただし、中央の交点は非安定点
であり、右下もしくは左上の交点aおよびbが安定点と
なる。図26中の3種類の曲線はそれぞれ、VCC=1
V、VCC=2V、VCC=3Vに対応しており、すべての
場合で2つの安定点が存在する。また、各電源電圧条件
でのインバータの伝達特性曲線が作る“セルの目”は、
この双安定回路のスタッティックノイズマージンを示し
ており、これが大きいほどその安定度が高い。図26に
示したシミュレーションの結果は、VCC=1Vでもこの
メモリセルは動作可能なことを示している。
【0040】したがって、第2の従来例のような構成と
することで、第1の従来例におけるセルレシオを3以上
とするという条件を満たす必要がなくなり、アクセスト
ランジスタとドライバトランジスタのトランジスタサイ
ズをほぼ同一にすることが可能となる。
【0041】しかしながら、この場合においても同一メ
モリセル内にN型MOSFETおよびP型MOSFET
を同時に形成することが必要で、その素子間分離のため
の分離領域の面積が増大することになる。
【0042】
【発明が解決しようとする課題】従来のスタティック型
半導体記憶装置のメモリセルは、以上のような構成であ
ったので、以下のような問題点を有していた。
【0043】第1には、アクセストランジスタおよびド
ライバトランジスタをともにN型MOSFETで構成し
た場合、低電圧動作を可能とするためにはドライバトラ
ンジスタのサイズを大きくすることが必要で、メモリセ
ルの面積の縮小が困難であるという問題があった。しか
も、この場合セルレシオを大きく取っても低電圧動作に
は限界がある。
【0044】第2には、低電圧動作を可能とするため
に、アクセストランジスタをP型MOSFETで構成し
た場合も、素子間分離領域の面積が増大してしまいメモ
リセル面積の縮小が妨げられるという問題点を有してい
た。
【0045】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、電源電圧が低
くなった場合も十分な動作マージンを有するメモリセル
を備えたスタティック型半導体記憶装置を提供すること
である。
【0046】この発明の他の目的は、低電圧動作を可能
としつつメモリセル面積の縮小が可能なスタティック型
半導体記憶装置を提供することである。
【0047】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のスタティ
ック型半導体記憶装置は、複数のワード線、前記複数の
ワード線に交差する複数のビット線対およびそれらのワ
ード線とビット線対とに接続された複数のメモリセルを
含むメモリセルアレイを備え、各メモリセルは、エミッ
タが第1の電源と接続し、ベースとコレクタが互いに交
差接続された、第1導電型のベース領域を有する一対の
バイポーラトランジスタと、第2の電源と一対のバイポ
ーラトランジスタのコレクタとの間にそれぞれ接続され
た一対の負荷素子と、ゲートがワード線と接続し、一対
のバイポーラトランジスタのコレクタとビット線対との
間に、導通経路を形成するようにそれぞれ接続された、
一対の第1導電型チャネルMOSトランジスタとを含
む。
【0048】請求項2記載のスタティック型半導体記憶
装置は、請求項1記載のスタティック型半導体記憶装置
の構成において、負荷素子は抵抗体であって、バイポー
ラトランジスタおよび第1導電型チャネルMOSトラン
ジスタと絶縁膜を介した上層に形成されている。
【0049】請求項3記載のスタティック型半導体記憶
装置は、請求項1記載のスタティック型半導体記憶装置
の構成において、負荷素子は、ソースが前記第2の電源
と、ドレインおよびゲートがバイポーラトランジスタの
コレクタおよびベースとそれぞれ接続する薄膜トランジ
スタであって、バイポーラトランジスタおよび第1導電
型チャネルMOSトランジスタと絶縁膜を介した上層に
形成されている。
【0050】請求項4記載のスタティック型半導体記憶
装置は、請求項2または3記載のスタティック型半導体
記憶装置の構成において、バイポーラトランジスタは、
ラテラル型である。
【0051】請求項5記載のスタティック型半導体記憶
装置は、2つのインバータの入力および出力を相互に結
合したフリップフロップ回路からなるメモリセルを備え
たスタティック型半導体記憶装置であって、主表面を有
する半導体基板と、半導体基板の主表面に形成された一
対のアクセスMOSトランジスタおよび対応する一対の
駆動用ラテラル型バイポーラトランジスタとを複数対有
するトランジスタ群と、トランジスタ群の表面上を覆う
層間絶縁層と、各駆動用ラテラル型バイポーラトランジ
スタ対に対応して、層間絶縁層上に形成された一対の負
荷素子とを備え、負荷素子と対応する駆動用ラテラル型
バイポーラトランジスタとは、負荷素子の一端は第1の
電源に、他端は駆動用ラテラル型バイポーラトランジス
タのコレクタに、駆動用ラテラル型バイポーラトランジ
スタのエミッタは第2の電源にそれぞれ接続して、前記
インバータをなし、一対の駆動用ラテラル型バイポーラ
トランジスタのコレクタとベースは相互に交差接続し、
駆動用ラテラル型バイポーラトランジスタのベース領域
は、アクセスMOSトランジスタのソース領域およびド
レイン領域のいずれか一方と共通領域を有する。
【0052】請求項6記載のスタティック型半導体記憶
装置は、請求項5記載のスタティック型半導体記憶装置
の構成において、共通領域の不純物濃度および領域深さ
の少なくとも一方が、ベース領域と異なる。
【0053】請求項7記載のスタティック型半導体記憶
装置は、請求項5または6記載のスタティック型半導体
記憶装置の構成に加えて、ベース領域下の半導体基板中
に、ベース領域と同一導電型で、かつベース領域よりも
不純物濃度が高い、埋め込み高濃度層を有する。
【0054】請求項8記載のスタティック型半導体記憶
装置は、請求項5または6記載のスタティック型半導体
記憶装置の構成に加えて、ベース領域下の半導体基板中
に、非導電性の埋め込み層を有する。
【0055】請求項9記載のスタティック型半導体記憶
装置は、絶縁体上の薄膜半導体層を主表面とするSOI
基板上に形成されるスタティック型半導体記憶装置であ
って、複数のワード線、複数のワード線に交差する複数
のビット線対およびそれらのワード線とビット線対とに
接続された、複数のメモリセルを含むメモリセルアレイ
を備え、各メモリセルは、薄膜半導体層に形成され、エ
ミッタが第1の電源と接続し、ベースとコレクタが互い
に交差接続された第1導電型のベース領域を有する一対
のバイポーラトランジスタと、第2の電源と一対のバイ
ポーラトランジスタのコレクタとの間に、導通経路を形
成するようにそれぞれ接続された一対の負荷素子と、薄
膜半導体層に形成され、ゲートがワード線と接続し、一
対のバイポーラトランジスタのコレクタとビット線との
間にそれぞれ接続された一対の第1導電型チャネルMO
Sトランジスタとを含む。
【0056】請求項10記載のスタティック型半導体記
憶装置は、請求項9記載のスタティック型半導体記憶装
置の構成において、負荷素子は抵抗体であって、バイポ
ーラトランジスタおよび第1導電型チャネルMOSトラ
ンジスタと絶縁膜を介した上層に形成されている。
【0057】請求項11記載のスタティック型半導体記
憶装置は、請求項9記載のスタティック型半導体記憶装
置の構成において、負荷素子は、ソースが前記第2の電
源と、ドレインおよびゲートがバイポーラトランジスタ
のコレクタおよびベースとそれぞれ接続する薄膜トラン
ジスタであって、バイポーラトランジスタおよび第1導
電型チャネルMOSトランジスタと絶縁膜を介した上層
に形成されている。
【0058】請求項12記載のスタティック型半導体記
憶装置は、絶縁体上の薄膜半導体層を主表面とするSO
I基板上に形成されるスタティック型半導体記憶装置で
あって、薄膜半導体層に形成された一対のアクセス薄膜
MOSトランジスタおよび一対の駆動用ラテラル型バイ
ポーラトランジスタとを複数対有するトランジスタ群
と、トランジスタ群の表面上を覆う層間絶縁層と、各駆
動用ラテラル型バイポーラトランジスタ対に対応して層
間絶縁層上に形成され、層間絶縁層に形成された接続孔
を介して駆動用ラテラル型バイポーラトランジスタに接
続される負荷素子とを備え、負荷素子と対応する駆動用
ラテラル型バイポーラトランジスタとは、負荷素子の一
端は第1の電源に、他端は駆動用ラテラル型バイポーラ
トランジスタのコレクタに、駆動用ラテラル型バイポー
ラトランジスタのエミッタは第2の電源にそれぞれ接続
してインバータをなし、一対の駆動用ラテラル型バイポ
ーラトランジスタのコレクタとベースは相互に交差接続
し、駆動用ラテラル型バイポーラトランジスタのベース
領域は、アクセス薄膜MOSトランジスタのソース領域
およびドレイン領域のいずれか一方と共通領域を有し、
駆動用ラテラル型バイポーラトランジスタのコレクタ領
域は、薄膜半導体層表面から絶縁体との界面に至る同一
導電領域からなり、接続孔は、駆動用ラテラル型バイポ
ーラトランジスタ対のうちの一方のコレクタ領域と他方
のベース領域とに対して共通に開口している。
【0059】請求項1記載のスタティック型半導体記憶
装置においては、メモリセルを構成するインバータの駆
動用トランジスタはバイポーラトランジスタであって、
そのインバータの論理しきい値はバイポーラトランジス
タの立上がり電圧によって決定される。
【0060】請求項2記載のスタティック型半導体記憶
装置においては、請求項1記載のスタティック型半導体
記憶装置の構成における負荷素子に相当する抵抗体は、
絶縁膜を介してメモリセル上層に形成されている。
【0061】請求項3記載のスタティック型半導体記憶
装置においては、請求項1記載のスタティック型半導体
記憶装置の構成における負荷素子に相当する薄膜トラン
ジスタは、絶縁膜を介してメモリセル上層に形成されて
いる。
【0062】請求項4記載のスタティック型半導体記憶
装置においては、請求項2または3記載のスタティック
型半導体記憶装置の構成におけるバイポーラトランジス
タはラテラル型、すなわち、横型のデバイス構造となっ
ている。
【0063】請求項5記載のスタティック型半導体記憶
装置においては、メモリセルを構成する駆動用ラテラル
型バイポーラトランジスタのベース領域とアクセスMO
Sトランジスタのソース領域およびドレイン領域のいず
れか一方とは共通領域を有する構造となっている。
【0064】請求項6記載のスタティック型半導体記憶
装置においては、請求項5記載のスタティック型半導体
記憶装置の構成における共通領域の不純物濃度および領
域深さの少なくとも一方は、ベース領域とは独立に決定
されている。
【0065】請求項7記載のスタティック型半導体記憶
装置においては、請求項5または6記載のスタティック
型半導体記憶装置の構成において、ベース領域下に埋め
込み高濃度層を有して、ベース領域と基板とで構成され
る寄生バイポーラトランジスタ動作が抑制される。
【0066】請求項8記載のスタティック型半導体記憶
装置においては、請求項5または6記載のスタティック
型半導体記憶装置の構成において、ベース領域下に非導
電性の埋め込み層を有し、ベース領域と基板とで構成さ
れる寄生バイポーラトランジスタ動作が抑制される。
【0067】請求項9記載のスタティック型半導体記憶
装置においては、メモリセルを構成する駆動用バイポー
ラトランジスタとアクセスMOSトランジスタはともに
SOI基板の薄膜半導体層を活性領域として動作する。
【0068】請求項10記載のスタティック型半導体記
憶装置においては、請求項9記載のスタティック型半導
体記憶装置の構成における負荷素子に相当する抵抗体
は、絶縁膜を介してメモリセル上層に形成されている。
【0069】請求項11記載のスタティック型半導体記
憶装置においては、請求項9記載のスタティック型半導
体記憶装置の構成における負荷素子に相当する薄膜トラ
ンジスタは、絶縁膜を介してメモリセル上層に形成され
ている。
【0070】請求項12記載のスタティック型半導体記
憶装置においては、メモリセルを構成する駆動用バイポ
ーラトランジスタとアクセス薄膜MOSトランジスタ
は、ともにSOI基板上の薄膜半導体層を活性領域とし
て動作し、負荷素子と駆動用ラテラル型バイポーラトラ
ンジスタを接続する接続孔は、駆動用ラテラル型バイポ
ーラトランジスタ対のうちの一方のコレクタ領域と他方
のベース領域に対して共通に開口している。
【0071】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]図1は、本発明の第1の実施の形
態のスタティック型半導体記憶装置のメモリセルの構成
を示す回路図である。
【0072】第2の従来例と異なる点は、ドライバMO
SFETQ1およびQ2をNPNバイポーラトランジス
タT1およびT2に変更したことである。
【0073】すなわち、高抵抗素子R1およびR2とN
PNバイポーラトランジスタT1およびT2のコレクタ
とがそれぞれ接続し、NPNバイポーラトランジスタT
1およびT2のエミッタは接地電位と結合している。N
PNバイポーラトランジスタT1およびT2のベースお
よびコレクタは、それぞれ相互に交差接続している。高
抵抗素子R1およびNPNバイポーラトランジスタのコ
レクタとの接続点と、ビット線BLとの間にP型MOS
FETQ3が接続し、高抵抗素子R2とNPNバイポー
ラトランジスタT2のコレクタとの接続点と、/ビット
線/BLとの間にP型MOSFETQ4が接続してい
る。
【0074】次に、動作について説明する。NPNバイ
ポーラトランジスタとN型MOSFETの動作特性は異
なるので、以下、図2、図3、図4を用いてメモリセル
の動作を説明する。
【0075】図2は、図25における第2の従来例と同
様にメモリセルを2つのインバータに分割したものであ
る。ここで、バイポーラトランジスタはベース入力がベ
ース・エミッタ間のPN接合ダイオードでクランプされ
ているので、各インバータの出力にダイオード14およ
び15を等価的に取付けてある。また、動作解析上無視
することができないので、ベースの寄生抵抗Rb1およ
びRb2をそれぞれ記憶ノードAおよびBと上記ダイオ
ード14および15との間に接続してある。ベース寄生
抵16aおよび16bならびに17a、17bは、本来
同一の寄生抵抗である。しかし、2つのインバータに分
割するにあたり、それぞれのインバータに分配してい
る。
【0076】図3は、図2(a)のインバータの伝達特
性を示したものである。図中、3本の曲線はそれぞれ、
CC=1.0V、VCC=1.5V、VCC=2.0Vに対
応している。インバータの入力電圧V(1)が増加し
て、バイポーラトランジスタの立上がり電圧Vbeになる
と、NPNバイポーラトランジスタT1がON状態とな
るため、出力ノードの電位V(2)は、“H”レベルの
電位から“L”の電位に変化する。
【0077】図4は、図2(a)および(b)にそれぞ
れ示したインバータの伝達特性を重ね書きしたものであ
る。この場合、従来例と同様に2つの安定点ができ、メ
モリセルとして動作することがわかる。図4において
は、VCC=1.5Vの場合に対応している。図4中矢印
で示した“セルの目”に対応する量は、記憶ノードAの
電位V(2)が“H”レベルである場合の電位とバイポ
ーラトランジスタの立上がり電圧Vbeとの差である。
【0078】ここで、読出状態において記憶ノードAが
“H”レベルである場合は、NPNバイポーラトランジ
スタT1はOFF状態であるので、メモリセルにはビッ
ト線からアクセストランジスタQ3、ベース寄生抵抗R
b1およびダイオード14を介して電流が流れる。この
電流値をIcellと書くことにすると、記憶ノードAの電
位V(2)は、ダイオード14のクランプ電位であるV
beよりも電流Icellと寄生ベース抵抗Rbの積の分だけ
高い電位であることになる。したがって、図4における
“セルの目”に対応する矢印の大きさは、Icell・Rb
となる。
【0079】つまり、本実施例においては、以下の条件
でメモリセルの動作が可能となる。 VCC>Vbe …(4) ここで、Vbeは上述のとおりバイポーラトランジスタの
ベース・エミッタ間の立ち上り電圧であり、通常0.7
V程度であるので、電源電圧VCC=1Vの低電圧におい
てもメモリセル動作が可能となる。
【0080】[第2の実施の形態]第1の実施の形態に
おいては、図1の等価回路で示されるメモリセルが低電
圧動作に適していることを示した。第2の実施の形態に
おいては、図1の等価回路で示されるメモリセルのメモ
リセル面積の縮小が可能なメモリセル構造を提供する。
図5は、本発明の第2の実施の形態の平面パターンを示
す平面図である。シリコン基板表面に形成されたシリコ
ン活性層、たとえば、P型領域31aおよび31bと第
1ポリシリコン32aおよび32bとのオーバーラップ
部分は、それぞれアクセスMOSトランジスタのチャネ
ル部分を構成する。すなわち、第1ポリシリコン32a
および32bは、図1におけるアクセストランジスタQ
3およびQ4のゲートにそれぞれ対応する。
【0081】したがって、第1ポリシリコン32aおよ
び32bは、同時にワード線WLにも対応している。第
2ポリシリコンパターン34bは接地配線に対応し、第
2ポリシリコンパターン34aおよび34cは、それぞ
れメモリセルの記憶ノードAおよびBに対応している。
第1ベリッドコンタクト33dおよび33cは、それぞ
れラテラル型NPNバイポーラトランジスタのベース領
域に対するコンタクトであって、第2ポリシリコンパタ
ーン34cおよび3aとシリコン基板表面とを接続す
る。第1ベリッドコンタクト33bおよび33eは、ラ
テラル型NPNバイポーラトランジスタのエミッタコン
タクトであり、第1ベリッドコンタクト33aおよび3
3fは、ラテラル型NPNバイポーラトランジスタのコ
レクタに対するコンタクトである。
【0082】これらのさらに上層に形成するパターンに
ついては、図5(b)を参照して、第3ポリシリコンパ
ターン44aおよび44bは、それぞれ駆動用ラテラル
型NPNバイポーラトランジスタのコレクタと電源電位
CCとを接続する配線である。マスクパターン46をマ
スクとしてイオン注入を行なうことにより、イオン注入
が行なわれた部分の抵抗値を下げ、この部分を配線と
し、イオン注入が行なわれていない部分を高抵抗素子と
している。
【0083】これらのパターンのさらに上層に形成する
パターンについては、図5(c)を参照して、メタル配
線36aおよび36bは、図1におけるビット線対BL
および/BLにそれぞれ対応し、コンタクトホール35
aおよび35bを介してシリコン基板表面と接続する。
【0084】すなわち、図21に示した第1の従来例と
は、メモリセルの駆動素子がバイポーラトランジスタに
なったことに伴い、活性領域31aおよび31bのパタ
ーンが変更されたことと、それらを接続する第2ポリシ
リコンパターン34a〜34cが変更されている点が異
なっている。
【0085】図6(a)および(b)は、それぞれ図5
中のA−A′およびB−B′部分の断面図である。シリ
コン基板51上に素子分離のためのフィールド酸化膜5
2が形成されている。シリコン基板51の表面でフィー
ルド酸化膜52に覆われていない部分がシリコンの活性
層となる。P+ 型ソース/ドレイン領域のうち、領域5
4bは、バイポーラトランジスタのベース領域と一体で
形成されている。N型シリコン層57aは、第1ベリッ
ドコンタクトパターン33eをマスクとしてイオン注入
により形成され、NPNバイポーラトランジスタのエミ
ッタ領域に対応する。N型シリコン層57bは、第1ベ
リッドコンタクトパターン33fをマスクとしてイオン
注入により形成され、NPNバイポーラトランジスタの
コレクタ領域に対応する。
【0086】第1ポリシリコンパターン32aおよび3
2bは、シリコン活性層表面ではMOS型トランジスタ
を形成する。すなわち、図6(a)においては、第1ポ
リシリコンパターン32aは、P型MOSFETのゲー
トを形成し、第1ポリシリコンパターン32は、この
断面A−A′においては、フィールド酸化膜52上にあ
って、単なる配線となっている。
【0087】第2ポリシリコンパターン34a、34b
および34cは、第1ベリッドコンタクト33d、33
eおよび33fを介してシリコン基板51表面に接続さ
れている。メタル配線36aは、コンタクトホール35
aを介してシリコン基板51表面に接続されている。
【0088】図6(b)は、図6(a)と左右が反転し
ている点が異なり、対応する部分は同等であるので説明
は省略する。
【0089】図7(a)〜(e)および図8(f)〜
(i)は、図6に示した断面構造を有するメモリセルの
製造工程をその製造フローに従った断面図として示した
ものである。
【0090】まず、N型シリコン基板の表面を酸化し
て、SiO2 膜10を形成する。次に、選択酸化のマス
クとするSi3 4 膜12をCVD法で形成する。次
に、素子分離パターン形成用のフォトレジスト加工を行
ない、Si3 4 /SiO2 膜をエッチングし、フォト
レジストを除去する(図7(a))。
【0091】次に、Si3 4 /SiO2 膜をマスクと
して選択酸化を行ない、フィールド酸化膜52を形成す
る。選択酸化のマスクに用いたSi3 4 膜12の除去
を行なう(図7(b))。
【0092】続いて、一度表面のSiO2 膜を除去した
後の表面にゲート酸化膜(図示せず)を形成する。引続
いて、第1ポリシリコン層を形成し、フォトリソグラフ
ィによるマスク形成とドライエッチングを用いて、第1
ポリシリコンパターン32aおよび32bを形成する
(図7(c))。
【0093】第1ポリシリコンパターン32aおよびフ
ィールド酸化膜52をマスクとして、P型不純物のイオ
ン注入が行われ、アニールすることによりP型活性領域
54aおよび54bが形成される。この場合、注入され
るp型不純物としては、特に限定されないが、ボロン
(B)等を用いることで、深さ〜0.3μm程度のP型
不純物領域が形成される。後で述べるように、このP型
不純物領域が、アクセストランジスタのソースおよびド
レイン領域ならびにラテラル型バイポーラトランジスタ
のベース領域に相当する(図7(d))。
【0094】続いて層間絶縁膜40が形成された後、フ
ォトリソグラフィによるマスク形成とドライエッチング
によりコンタクトホール33d、33eおよび33fが
形成される。コンタクトホールパターン33eおよび3
3fをマスクとして、選択的にN型不純物のイオン注入
が行なわれる。その後、アニールによる活性化され、ラ
テラル型NPNバイポーラトランジスタのエミッタ領域
57aおよびコレクタ領域57bに対応するN型活性領
域が形成される(図7(e))。
【0095】なお、図7(d)におけるP型不純物領域
に対するアニールと上記N型不純物領域に対するアニー
ルとは同時に行なってもよい。
【0096】この場合、注入されるN型不純物として
は、特に限定されないが、ヒ素(As)等を用いること
で、深さ〜0.15μmのN型不純物領域が形成され
る。
【0097】第2ポリシリコン層が形成されフォトリソ
グラフィによるマスク形成とドライエッチングにより、
第2ポリシリコンパターン34a、34bおよび34c
が形成される。再び層間絶縁膜が形成され、第2コンタ
クトホール39aが開口され(図8(f))。
【0098】第3ポリシリコンが堆積され、第3ポリシ
リコンパターン44aおよび44bの加工が行なわれる
(図8(g))。
【0099】マスクパターン46をマスクとして、イオ
ン注入が行なわれ、選択的に低抵抗領域69および高抵
抗領域70が形成される(図8(h))。
【0100】コンタクトホール35aが開口され、メタ
ル配線層36が堆積された後、メタル配線パターン36
aおよび36bの加工が行なわれる(図8(i))。
【0101】以上の工程により、N型領域57aをエミ
ッタ領域とし、N型領域57bをコレクタ領域とし、こ
れらエミッタ領域57aおよびコレクタ領域57bに挟
まれたP型領域を真性ベース領域とするラテラル型NP
NバイポーラトランジスタとP型MOSFETおよび抵
抗体70を有するメモリセルが形成されることになる。
【0102】上述のような工程を用いることで、ラテラ
ル型NPNバイポーラトランジスタのベース領域54b
とP型MOSFETのソース/ドレイン領域を一体形成
し、ベース領域中の基板表面にエミッタ領域57aとコ
レクタ領域57bを形成することによって、バイポーラ
トランジスタとP型MOSFETとを含むメモリセル
を、より小さな面積で実現することが可能となる。
【0103】なお、上記の工程においては、図7(e)
で示したN型不純物のイオン注入は、エミッタ領域57
aおよびコレクタ領域57bに対して同時に行なわれる
構成としていたが、必ずしもこのような構成には限定さ
れない。すなわち、エミッタ領域57aとコレクタ領域
57bに対して、それぞれ独立にN型不純物のイオン注
入を行なうことで、それぞれの領域に対して最適な不純
物濃度および不純物注入プロファイルを形成することも
可能である。また、N型不純物のドーピング方法として
は、上述のようなイオン注入法に限定されるものではな
く、エミッタ領域57aおよびコレクタ領域57bに対
しては、それらの領域に直接コンタクトするポリシリコ
ンパターンからの熱拡散によるドーピングを行なうこと
も可能である。
【0104】[第3の実施の形態]第2の実施の形態に
おいては、スタティック型半導体記憶装置のメモリセル
として、高抵抗素子を負荷とし、ラテラル型NPNバイ
ポーラトランジスタを駆動素子とするメモリセルについ
て説明した。
【0105】第3の実施の形態は、第2の実施の形態に
おいて負荷素子を薄膜トランジスタQ5およびQ6とし
たものである。
【0106】図9は、第3の実施の形態のメモリセルの
等価回路を示す回路図である。第2の実施の形態と異な
る点は、上述のとおりNPNバイポーラトランジスタT
1およびT2のコレクタにそれぞれに接続する負荷素子
が、薄膜トランジスタQ5およびQ6となっている点で
ある。
【0107】図10(a)〜(d)は、第3の実施の形
態のスタティック型半導体記憶装置のメモリセルの平面
パターンを第1の従来例と同様いくつかのレイヤーに分
割して示したものである。
【0108】第2の実施の形態と異なる点は、以下の2
点である。第1は、薄膜トランジスタQ5およびQ6の
ゲートが第3ポリシリコンパターン38aおよび38b
で形成される点である。これら薄膜トランジスタQ5お
よびQ6のゲートはそれぞれ、コンタクトホール39a
および39bを介して、ラテラル型NPNバイポーラト
ランジスタのベース領域と接続している。
【0109】第2には、第4ポリシリコンパターン44
aおよび44bのうち、マスクパターン46をマスクと
してイオン注入された領域が薄膜トランジスタQ5およ
びQ6のソース/ドレイン領域を形成し、イオン注入さ
れなかった領域が薄膜トランジスタQ5およびQ6のチ
ャネル領域を形成する点である。
【0110】その他の点は第2の実施の形態と同様であ
り、同一部分には同一参照符号を付して説明は省略す
る。
【0111】図11(a)および(b)は、それぞれ図
10におけるA−A′およびB−B′部分の断面を示す
図である。第3ポリシリコンパターン38aおよび38
bが、薄膜トランジスタQ5およびQ6のゲートパター
ンとなっている。このゲートパターン38a、38bと
絶縁膜を介して形成されている第4ポリシリコンパター
ン44aおよび44bのうち、イオン注入されていない
領域70aおよび70bが、それぞれゲートパターン3
8bおよび38aと対向して、薄膜トランジスタQ5お
よびQ6のチャネル領域を形成している。
【0112】以上のように、負荷素子を薄膜トランジス
タQ5およびQ6で構成した場合においても、ラテラル
型NPNバイポーラトランジスタのベース領域とP型M
OSFETのソース/ドレイン領域を一体形成すること
により、メモリセルの面積を縮小することが可能であ
る。
【0113】[第4の実施の形態]図12(a)および
(b)は、本発明の第4の実施の形態のスタティック型
半導体記憶装置のメモリセルの断面構造を示す図であ
る。以下では、シリコン基板表面の能動素子(駆動用バ
イポーラトランジスタおよびアクセスMOSトランジス
タ)のみを従来例と変更するので、負荷デバイスは省略
して図示している。負荷デバイスの構造については、従
来例と同様な方法で実現可能である。
【0114】図12(a)は、図5におけるA−A′断
面に対応し、図12(b)は、図5におけるB−B′断
面に対応する。第3の実施の形態においては、駆動用ラ
テラル型NPNバイポーラトランジスタのベース領域の
不純物濃度もしくは領域深さは、アクセストランジスタ
Q3およびQ4のP+ 型ソース/ドレイン領域と同一で
あった。
【0115】第4の実施の形態においては、アクセスト
ランジスタQ3およびQ4のP+ 型ソース/ドレイン領
域54a、54bのイオン注入工程と駆動用ラテラル型
NPNバイポーラトランジスタのベース領域59のイオ
ン注入とを独立な別工程で行なう構成とした。
【0116】このように構成することで、メモリセルの
面積を増大させることなしに、バイポーラトランジスタ
のベース領域の濃度および接合深さを決定することが可
能で、バイポーラトランジスタのパラメータを最適化す
ることが可能となる。
【0117】たとえば、アクセストランジスタQ3およ
びQ4のソース/ドレイン領域としては、不純物濃度
は、高いことが望ましいが、一方でバイポーラトランジ
スタのベース領域としては、不純物濃度が高くなること
は注入効率の低下を招くことになる。したがって、両者
の濃度を独立に決定することが必要になる。
【0118】[第5の実施の形態]第2の実施の形態か
ら第4の実施の形態までにおいては、アクセストランジ
スタとしてP型MOSFETを使用しているので、バイ
ポーラトランジスタのベース領域下のシリコン基板はN
型であり、そのN型基板は通常電源電位Vccに接続され
て いる。図13は、第2の実施の形態におけるバイポ
ーラトランジスタ部分の断面構造を示す図である。上述
のとおり、バイポーラトランジスタのP型ベース領域5
4b下はN型基板となっており、これが電源電位VCC
接続しているので、本来のラテラル型バイポーラトラン
ジスタT1の他に寄生バイポーラトランジスタP1が存
在することになる。すなわち、ラテラル型バイポーラト
ランジスタT1とエミッタ領域およびベース領域を共通
とし、コレクタ領域をN型基板とする寄生バイポーラト
ランジスタが存在する。
【0119】ラテラル型バイポーラトランジスタT2に
ついても、同様な寄生バイポーラトランジスタP2が存
在する。
【0120】図14は、この寄生バイポーラトランジス
タP1およびP2を含めた場合のメモリセルの等価回路
を示す回路図である。
【0121】上記寄生バイポーラトランジスタP1およ
びP2は、その構造上ラテラル型バイポーラトランジス
タT1およびT2とエミッタとベースを共用しているの
で、エミッタからベースに注入された少数キャリア(電
子)が寄生バイポーラトランジスタP1およびP2のコ
レクタに多量に流入する。したがって、見掛け上バイポ
ーラトランジスタT1およびT2の電流増幅率(hfe
が低下したことになり、ラテラル型バイポーラトランジ
スタT1およびT2の性能低下を起こす。
【0122】図15は、本発明の第5の実施の形態のス
タティック型半導体記憶装置のメモリセルの断面構造を
示す図である。図12に示した第4の実施の形態と異な
る点は、ベース領域59の下部の半導体基板中に、ベー
ス領域と同一導電型の高濃度領域60を形成したことで
ある。このような高濃度層を形成することは、ベース層
を形成するイオン注入時に、異なる加速エネルギや異な
る注入量で複数回のイオン注入を行なうことで可能であ
る。
【0123】このように、高濃度層を形成することで、
寄生バイポーラトランジスタP1、P2のコレクタ収集
効率を低下させ、上記のような寄生バイポーラトランジ
スタ素子動作によるラテラル型バイポーラトランジスタ
T1、T2の特性低下の問題を解決することが可能とな
る。
【0124】[第6の実施の形態]図16は、本発明の
第6の実施の形態のスタティック型半導体記憶装置のメ
モリセルの断面構造を示す図である。第5の実施の形態
と異なる点は、第5の実施の形態における高濃度層の代
わりに絶縁性のバリア層61を設けたことである。バリ
ア層としては、たとえば埋め込み酸化層が1つの例であ
る。第4の実施の形態において説明したベース領域を形
成するイオン注入時に酸素を基板により深く注入し、ア
ニールすることで酸化膜の埋め込みバリア層を形成する
ことが可能である。
【0125】バリア層61により、第5の実施の形態で
述べたような寄生バイポーラのコレクタ収集効率を低下
させることが可能であり、第5の実施の形態と同様な効
果を奏する。
【0126】[第7の実施の形態]図17は、本発明の
第7の実施の形態のスタティック型半導体記憶装置のメ
モリセルの平面パターンを示す平面図である。
【0127】第2の実施の形態と異なる点は、図1に示
した回路を構成する素子を絶縁体上の薄膜半導体層を有
する基板、すなわち、SOI(Silicon On Insulater)
基板上に形成した点である。さらに駆動用ラテラル型バ
イポーラトランジスタT1およびT2のそれぞれのベー
スおよびコレクタの交差接続を、一方のコレクタ領域4
0a、40bおよび他方のベース領域39c、39bに
対して、それぞれ共通に開口する層間絶縁層の接続孔3
3a、33cに形成さた配線34a、34bによって行
なう構成としている点である。
【0128】図17では、複数のレイヤーを(a)、
(b)、(c)に分割して示している。図17(a)
は、絶縁体上に形成された薄膜シリコン層における活性
領域を示している。領域39a、39b、39cおよび
39dは、P型領域であって、アクセストランジスタQ
3およびQ4のソース/ドレイン領域ならびにラテラル
型バイポーラトランジスタのベース領域39b、39c
に相当する。領域40aおよび40bは、N型領域であ
って、ラテラル型バイポーラトランジスタのコレクタ領
域に対応する。領域47aおよび47bもN型領域であ
って、ラテラル型バイポーラトランジスタのエミッタ領
域に対応する。ベース領域およびソース/ドレイン領域
の共通領域39cは、ベリッドコンタクト33c部分で
コレクタ領域40aと接続される。同様に、ベース領域
およびソース/ドレイン領域の共通領域39bは、ベリ
ッドコンタクト33a部分でコレクタ領域40bと接続
される。領域38aおよび38bは、アクセス薄膜MO
SFETQ3およびQ4のチャネル領域であり、N型領
域である。
【0129】その上層に形成されるパターンについて
は、図17(b)を参照して、第1ポリシリコンパター
ン32は、ワード線を形成している。配線パターン34
aおよび34bは、ベリッドコンタクト33aおよび3
3cを介して薄膜半導体層表面に接続している。しか
も、この配線パターン34aおよび34bは、上述のと
おりラテラル型バイポーラトランジスタのベース領域3
9bおよび39cとコレクタ領域40bおよび40aを
それぞれ接続している。したがって、この配線層34は
ポリシリコンあるいはメタルで構成され、かつP型およ
びN型両方のSOI表面とオーミックな接続する必要が
ある。配線パターン34aおよび34bは、メモリセル
の記憶ノードAおよびBに対応し、配線パターン34c
は接地配線に対応する。メタル配線36は、ビット線対
BLおよび/BLを構成している。メタル配線36aお
よび36bは、それぞれコンタクトホール35aおよび
35bを介して薄膜シリコン層37の表面と接続する。
【0130】図18(a)は、図17中のA−A′断面
を示す断面図であり、図18(b)は、図17中のB−
B′断面を示す断面図である。
【0131】図18を参照して、以下第7の実施の形態
の断面構造を説明する。絶縁体基板62上に薄膜半導体
層37が形成されている。あるいは、SIMOX(Sepa
rated by Implanted Oxgen)技術を使用した場合は、領
域62は、シリコン基板表面近傍に形成された絶縁層に
対応する。薄膜シリコン層37において、領域64はP
型、領域65、66および67はN型である。
【0132】第1ポリシリコン層32aは、図18
(a)の断面においては、アクセストランジスタのゲー
ト電極を構成している。配線層34a、34bおよび3
4cのうち、特に34bは、ベース領域39cのP型シ
リコンとコレクタ領域40aのN型シリコンを電気的に
接続している。
【0133】コレクタ領域40aは、薄膜半導体層37
の表面から絶縁領域62にまでわたっているので、N型
領域40aおよびP型領域39cで構成されるPN接合
によって、駆動用ラテラル型バイポーラトランジスタの
一方のベース領域39bと他方のベース領域39cとが
分離されていることになる。
【0134】図18(b)においても、左右が反転して
いる点が異なるだけで、対応する部分の構成は同等であ
る。
【0135】以上のようなSOI基板を用いた構成で
は、図17に示したように、メモリセル内に含まめるベ
リッドコンタクト33の数は4個であり、図5の第2の
実施の形態の場合の6個より少なくすることが可能で、
メモリセル面積を縮小することが可能である。
【0136】
【発明の効果】請求項1記載のスタティック型半導体記
憶装置においては、メモリセルを構成するインバータの
駆動用トランジスタがバイポーラトランジスタであるの
で、インバータの論理しきい値がバイポーラトランジス
タの立上がり電圧で決定されるため、低電圧動作が可能
である。
【0137】請求項2記載のスタティック型半導体記憶
装置においては、負荷素子である抵抗体が絶縁膜を介し
てメモリセル上層に形成されているので、メモリセル面
積を縮小することが可能である。
【0138】請求項3記載のスタティック型半導体記憶
装置においては、負荷素子である薄膜トランジスタが、
絶縁膜を介してメモリセル上層に形成されているので、
メモリセル面積を縮小することが可能である。
【0139】請求項4記載のスタティック型半導体記憶
装置においては、メモリセルを構成する駆動用バイポー
ラトランジスタは、ラテラル型であるので、メモリセル
を縮小することが可能である。
【0140】請求項5記載のスタティック型半導体記憶
装置においては、メモリセルを構成するアクセスMOS
トランジスタと駆動用ラテラル型バイポーラトランジス
タとが、それぞれソース/ドレイン領域とベース領域と
について共通領域を有しているので、これらの領域を別
々に形成した場合に比べてメモリセル面積を縮小するこ
とが可能である。
【0141】請求項6記載のスタティック型半導体記憶
装置においては、請求項5記載のスタティック型半導体
記憶装置のメモリセルの構成に加えて、アクセスMOS
トランジスタと駆動用ラテラル型バイポーラトランジス
タの、ソース/ドレイン領域およびベース領域の共通領
域の不純物濃度および領域深さを独立に設定しているの
で、アクセスMOSトランジスタおよびバイポーラトラ
ンジスタのそれぞれの特性を最適化することが可能であ
る。
【0142】請求項7記載のスタティック型半導体記憶
装置においては、請求項5または6記載のスタティック
型半導体記憶装置のメモリセルの構成に加えて、ベース
領域下の半導体基板中にベース領域よりも不純物濃度が
高い埋め込み高濃度層を有するので、寄生バイポーラト
ランジスタ動作が抑制され、駆動用バイポーラトランジ
スタの性能が劣化することがない。
【0143】請求項8記載のスタティック型半導体記憶
装置においては、請求項5または6記載のスタティック
型半導体記憶装置のメモリセルの構成に加えて、ベース
領域下の半導体基板中に非導電性の埋め込み層を有する
ので、請求項7記載のスタティック型半導体記憶装置と
同様の効果を奏する。
【0144】請求項9記載のスタティック型半導体記憶
装置においては、アクセストランジスタおよび駆動用バ
イポーラトランジスタが、絶縁体上の薄膜半導体層に形
成され、一対の駆動用バイポーラトランジスタの素子分
離がN型コレクタ領域によって行なわれるので、メモリ
セル面積の縮小が可能である。
【0145】請求項10記載のスタティック型半導体記
憶装置においては、請求項9記載のスタティック型半導
体記憶装置のメモリセルの構成に加えて、負荷素子であ
る抵抗体は、絶縁膜を介してメモリセル上層に形成され
ているので、メモリセル面積の縮小が可能である。
【0146】請求項11記載のスタティック型半導体記
憶装置においては、請求項9記載のスタティック型半導
体記憶装置のメモリセルの構成に加えて、負荷素子であ
る薄膜トランジスタは、絶縁膜を介してメモリセル上層
に形成されているので、メモリセル面積を縮小すること
が可能である。
【0147】請求項12記載のスタティック型半導体記
憶装置においては、メモリセルを構成する駆動用ラテラ
ル型バイポーラトランジスタの対のうちの一方のコレク
タ領域と他方のベース領域との接続を、両領域に対して
共通に開口している接続孔に形成された配線層によって
行なうことが可能であるので、接続孔の数を減少してメ
モリセル面積を縮小することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態のスタティック型
半導体記憶装置のメモリセルの等価回路を示す回路図で
ある。
【図2】 本発明の第1の実施の形態のメモリセルの第
2の等価回路を示す回路図であり、(a)は第1のイン
バータの等価回路図であり、(b)は第2のインバータ
の等価回路図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態のメモリセルを構
成するインバータの伝達特性を示す動作説明図である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態のメモリセルの伝
達特性を示す動作説明図である。
【図5】 本発明の第2の実施の形態のメモリセルの平
面パターンを示す平面図であり、(a)は下層レイヤー
の平面パターンを、(b)は中層レイヤーの平面パター
ンを、(c)は上層レイヤーの平面パターンをそれぞれ
示す平面図である。
【図6】 本発明の第2の実施の形態の断面構造を示す
断面図であり、(a)は図5におけるA−A′断面を、
(b)は図5におけるB−B′断面をそれぞれ示す断面
図である。
【図7】 本発明の第2の実施の形態のメモリセルの製
造工程のフローを示す断面図であり、(a)から(e)
は、それぞれ第1から第5の工程に対応する断面図であ
る。
【図8】 本発明の第2の実施の形態のメモリセルの製
造工程のフローを示す断面図であり、(f)から(i)
は、それぞれ第6の工程から第9の工程に対応する断面
図である。
【図9】 本発明の第3の実施の形態のメモリセルの等
価回路を示す回路図である。
【図10】 本発明の第3の実施の形態のメモリセルの
平面パターンを示す平面図であり、(a)は、第1群の
レイヤーの平面パターンを、(b)は第2群のレイヤー
の平面パターンを、(c)は第3群のレイヤーの平面パ
ターンを、(d)は第4群のイレヤーの平面パターンを
それぞれ示す平面図である。
【図11】 本発明の第3の実施の形態のメモリセルの
断面構造を示す断面図であり、(a)は、図10におけ
るA−A′断面に、(b)は図10におけるB−B′断
面にそれぞれ対応する断面図である。
【図12】 本発明の第4の実施の形態のメモリセルの
断面構造を示す断面図であり、(a)は、図10のA−
A′断面に、(b)は図10のB−B′断面にそれぞれ
対応する断面図である。
【図13】 本発明の第2の実施の形態における寄生バ
イポーラトランジスタを示す断面図である。
【図14】 寄生バイポーラトランジスタを含めた等価
回路を示す回路図である。
【図15】 本発明の第5の実施の形態のメモリセルの
構造を示す断面図である。
【図16】 本発明の第6の実施の形態のメモリセルの
構造を示す断面図である。
【図17】 本発明の第7の実施の形態のメモリセルの
平面パターンを示す平面図であり、(a)は、下層レイ
ヤーの平面パターンを、(b)は中層レイヤーの平面パ
ターンを、(c)は上層レイヤーの平面パターンをそれ
ぞれ示す平面図である。
【図18】 本発明の第7の実施の形態のメモリセルの
断面構造を示す断面図であり、(a)は、図17におけ
るA−A′断面を、(b)は図17におけるB−B′断
面をそれぞれ示す断面図である。
【図19】 第1の従来例の高抵抗負荷型メモリセルの
等価回路を示す回路図である。
【図20】 第1の従来例のCMOS負荷型メモリセル
の等価回路を示す回路図である。
【図21】 第1の従来例の抵抗負荷型メモリセルの平
面パターンを示す平面図であり、(a)は下層レイヤー
の平面パターンを、(b)は中層レイヤーの平面パター
ンを、(c)は上層レイヤーの平面パターンをそれぞれ
示す平面図である。
【図22】 第1の従来例の抵抗負荷型メモリセルの断
面構造を示す断面図であり、(a)は、図21における
A−A′断面を、(b)は図21におけるB−B′断面
をそれぞれ示す断面図である。
【図23】 (a)は、従来のメモリセルのデータの読
出特性曲線を示す動作説明図であり、(b)は読出時に
おける等価回路を示す回路図である。
【図24】 第2の従来例の等価回路を示す回路図であ
る。
【図25】 第2の従来例の第2の等価回路図であり、
(a)は第1のインバータの等価回路図を、(b)は第
2のインバータの等価回路図をそれぞれ示す。
【図26】 第2の従来例のメモリセルのデータの読出
特性曲線を示す動作説明図である。
【符号の説明】
T1,T2 駆動用ラテラル型バイポーラトランジス
タ、Q1,Q2 駆動用MOSトランジスタ、Q3,Q
4 アクセスMOSトランジスタ、R1,R2高抵抗負
荷素子、Q5,Q6 負荷用薄膜MOSトランジスタ、
10 SiO2膜、12 Si3 4 膜、31a,31
b 活性領域、32a,32b 第1ポリシリコンパタ
ーン、33a,33f ベース領域コンタクト、33
b,33eエミッタ領域コンタクト、33c,33d
コレクタ領域コンタクト、34a,34b,34c 第
2ポリシリコンパターン、35a,35b ビット線コ
ンタクト、36a,36b メタル配線、39a,39
b コンタクトホール、44a,44b 第3ポリシリ
コンパターン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩見 徹 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電 機株式会社 北伊丹製作所内 (56)参考文献 特開 平6−84369(JP,A) 特開 平4−139878(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8244 G11C 11/411 G11C 14/60 H01L 27/11

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のワード線、前記複数のワード線に
    交差する複数のビット線対およびそれらのワード線とビ
    ット線対とに接続された複数のメモリセルを含むメモリ
    セルアレイを備え、 前記各メモリセルは、 エミッタが第1の電源と接続し、ベースとコレクタが互
    いに交差接続された、第1導電型のベース領域を有する
    一対のバイポーラトランジスタと、 第2の電源と前記一対のバイポーラトランジスタのコレ
    クタとの間にそれぞれ接続された一対の負荷素子と、 ゲートが前記ワード線と接続し、前記一対のバイポーラ
    トランジスタのコレクタと前記ビット線対との間に、導
    通経路を形成するようにそれぞれ接続された一対の第1
    導電型チャネルMOSトランジスタとを含む、スタティ
    ック型半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記負荷素子は抵抗体であって、前記バ
    イポーラトランジスタおよび前記第1導電型チャネルM
    OSトランジスタと絶縁膜を介した上層に形成されてい
    る、請求項1記載のスタティック型半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記負荷素子は、ソースが前記第2の電
    源と、ドレインおよびゲートが前記バイポーラトランジ
    スタのコレクタおよびベースとそれぞれ接続する薄膜ト
    ランジスタであって、前記バイポーラトランジスタおよ
    び前記第1導電型チャネルMOSトランジスタと絶縁膜
    を介した上層に形成されている、請求項1記載のスタテ
    ィック型半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記バイポーラトランジスタは、ラテラ
    ル型である、請求項2または3記載のスタティック型半
    導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 2つのインバータの入力および出力を相
    互に結合したフリップフロップ回路からなるメモリセル
    を備えたスタティック型半導体記憶装置であって、 主表面を有する半導体基板と、 前記半導体基板の前記主表面に形成された一対のアクセ
    スMOSトランジスタおよび対応する一対の駆動用ラテ
    ラル型バイポーラトランジスタとを複数対有するトラン
    ジスタ群と、 前記トランジスタ群の表面上を覆う層間絶縁層と、 前記各駆動用ラテラル型バイポーラトランジスタ対に対
    応して、前記層間絶縁層上に形成された一対の負荷素子
    とを備え、 前記負荷素子と前記対応する駆動用ラテラル型バイポー
    ラトランジスタとは、前記負荷素子の一端は第1の電源
    に、他端は前記駆動用ラテラル型バイポーラトランジス
    タのコレクタに、前記駆動用ラテラル型バイポーラトラ
    ンジスタのエミッタは第2の電源にそれぞれ接続して前
    記インバータをなし、 前記一対の駆動用ラテラル型バイポーラトランジスタの
    コレクタとベースは相互に交差接続し、 前記駆動用ラテラル型バイポーラトランジスタのベース
    領域は、前記アクセスMOSトランジスタのソース領域
    およびドレイン領域のいずれか一方と共通領域を有す
    る、スタティック型半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記共通領域の不純物濃度および領域深
    さの少なくとも一方が、前記ベース領域と異なる請求項
    5記載のスタティック型半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記ベース領域下の半導体基板中に、ベ
    ース領域と同一導電型で、かつベース領域よりも不純物
    濃度が高い、埋め込み高濃度層を有する、請求項5また
    は6記載のスタティック型半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記ベース領域下の半導体基板中に、非
    導電性の埋め込み層を有する、請求項5または6記載の
    スタティック型半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 絶縁体上の薄膜半導体層を主表面とする
    SOI基板上に形成されるスタティック型半導体記憶装
    置であって、 複数のワード線、前記複数のワード線に交差する複数の
    ビット線対およびそれらのワード線とビット線対とに接
    続された複数のメモリセルを含むメモリセルアレイを備
    え、 前記各メモリセルは、 前記薄膜半導体層に形成され、エミッタが第1の電源と
    接続し、ベースとコレクタが互いに交差接続された、第
    1導電型のベース領域を有する一対のバイポーラトラン
    ジスタと、 第2の電源と前記一対のバイポーラトランジスタのコレ
    クタとの間にそれぞれ接続された一対の負荷素子と、 前記薄膜半導体層に形成され、ゲートが前記ワード線と
    接続し、前記一対のバイポーラトランジスタのコレクタ
    と前記ビット線との間に、導通経路を形成するようにそ
    れぞれ接続された一対の第1導電型チャネルMOSトラ
    ンジスタとを含む、スタティック型半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記負荷素子は抵抗体であって、前記
    バイポーラトランジスタおよび前記第1導電型チャネル
    MOSトランジスタと絶縁膜を介した上層に形成されて
    いる、請求項9記載のスタティック型半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記負荷素子は、ソースが前記第2の
    電源と、ドレインおよびゲートが前記バイポーラトラン
    ジスタのコレクタおよびベースとそれぞれ接続する薄膜
    トランジスタであって、前記バイポーラトランジスタお
    よび前記第1導電型チャネルMOSトランジスタと絶縁
    膜を介した上層に形成されている、請求項9記載のスタ
    ティック型半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 絶縁体上の薄膜半導体層を主表面とす
    るSOI基板上に形成され、2つのインバータからなる
    フリップフロップ回路を含むメモリセルを備えたスタテ
    ィック型半導体記憶装置であって、 前記薄膜半導体層に形成された一対のアクセス薄膜MO
    Sトランジスタおよび一対の駆動用ラテラル型バイポー
    ラトランジスタとを複数対有するトランジスタ群と、 前記トランジスタ群の表面上を覆う層間絶縁層と、 前記各駆動用ラテラル型バイポーラトランジスタ対に対
    応して、前記層間絶縁層上に形成され、前記層間絶縁層
    に形成された接続孔を介して前記駆動用ラテラル型バイ
    ポーラトランジスタに接続される負荷素子とを備え、 前記負荷素子と前記対応する駆動用ラテラル型バイポー
    ラトランジスタとは、前記負荷素子の一端は第1の電源
    に、他端は前記駆動用ラテラル型バイポーラトランジス
    タのコレクタに、前記駆動用ラテラル型バイポーラトラ
    ンジスタのエミッタは第2の電源にそれぞれ接続して前
    記インバータをなし、 前記一対の駆動用ラテラル型バイポーラトランジスタの
    コレクタとベースは相互に交差接続し、 前記駆動用ラテラル型バイポーラトランジスタのベース
    領域は、前記アクセス薄膜MOSトランジスタのソース
    領域およびドレイン領域のいずれか一方と共通領域を有
    し、 前記駆動用ラテラル型バイポーラトランジスタのコレク
    タ領域は、前記薄膜半導体層表面から前記絶縁体との界
    面に至る同一導電領域からなり、 前記接続孔は、前記駆動用ラテラル型バイポーラトラン
    ジスタ対のうちの一方のコレクタ領域と他方のベース領
    域とに対して共通に開口している、スタティック型半導
    体記憶装置。
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