JP2824713B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2824713B2
JP2824713B2 JP4106831A JP10683192A JP2824713B2 JP 2824713 B2 JP2824713 B2 JP 2824713B2 JP 4106831 A JP4106831 A JP 4106831A JP 10683192 A JP10683192 A JP 10683192A JP 2824713 B2 JP2824713 B2 JP 2824713B2
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    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H10B12/00Dynamic random access memory [DRAM] devices
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
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    • G11C11/34Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices
    • G11C11/40Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors
    • G11C11/401Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors forming cells needing refreshing or charge regeneration, i.e. dynamic cells
    • G11C11/403Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors forming cells needing refreshing or charge regeneration, i.e. dynamic cells with charge regeneration common to a multiplicity of memory cells, i.e. external refresh
    • G11C11/404Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors forming cells needing refreshing or charge regeneration, i.e. dynamic cells with charge regeneration common to a multiplicity of memory cells, i.e. external refresh with one charge-transfer gate, e.g. MOS transistor, per cell

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  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Dram (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体記憶装置に関
し、特に電界効果トランジスタとキャパシタとからなる
メモリセル構造を有する半導体記憶装置、たとえばダイ
ナミック・ランダム・アクセス・メモリの高集積化構造
の改善に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体記憶装置はコンピュータな
どの情報機器のめざましい普及によってその需要が急速
に拡大している。さらに、機能的には大規模な記憶容量
を有し、かつ高速動作が可能なものが要求されている。
このような背景の下に、半導体記憶装置においては高集
積化および高速応答性あるいは高信頼性に関する技術開
発が進められている。
【0003】半導体記憶装置のうち、記憶情報のランダ
ムな入出力が可能なものにDRAM(Dynamic
Random Access Memory)がある。
一般に、DRAMは多数の記憶情報を蓄積する記憶領域
であるメモリアレイと、外部との入出力に必要な周辺回
路とから構成されている。
【0004】図25は、一般的なDRAMの構成を示す
ブロック図である。図25を参照して、DRAMは、メ
モリアレイ58と、アドレスバッファ54と、ロウデコ
ーダ55およびカラムデコーダ56と、センスアンプ6
3とを含む。メモリアレイ58は記憶情報のデータ信号
を蓄積するための複数個のメモリセルを備えたものであ
る。アドレスバッファ54は、単位記憶回路を構成する
メモリセルを選択するためのアドレス信号A0 〜A9
外部から受けるためのものである。ロウデコーダ55お
よびカラムデコーダ56は、そのアドレス信号を解読す
ることによりメモリセルを指定するためのものである。
センスアンプ63は、指定されたメモリセルに蓄積され
た信号を増幅して読出すためにメモリアレイ58に接続
されている。入力バッファ59および出力バッファ60
は、I/Oゲート57を介してメモリアレイ58に接続
されている。入力バッファ59はデータ信号を入力する
ためのものである。出力バッファ60はデータ信号を出
力するためのものである。アドレスバッファ54は、外
部アドレス信号ext.A0 〜A9 またはリフレッシュ
カウンタ53により発生された内部アドレス信号Q0
8 を受けるように接続される。リフレッシュコントロ
ーラ52は、クロックジェネレータ51に与えられた信
号のタイミングに応答してリフレッシュカウンタ53を
駆動する。クロックジェネレータ51は、各部への制御
信号となるクロック信号を発生する。
【0005】半導体チップ上で大きな面積を占めるメモ
リアレイ58は、単位記憶情報を蓄積するためのメモリ
セルがマトリックス状に複数個配列されて形成されてい
る。図26は、メモリアレイ58を構成するメモリセル
の4ビット分の等価回路を示す図である。メモリセル5
8は、行方向に平行に延びた複数本のワード線301
a,301b,301c,301dと、列方向に平行に
延びた複数本のビット線302a,302bとを備え
る。ワード線301a〜301dとビット線302a,
302bとの交差部近傍には、メモリセル303が形成
されている。さらに、メモリセル303は、1個のMO
S(Metal Oxide Semiconduct
or)トランジスタ304と1個のキャパシタ305と
からなる。すなわち、各メモリセルは、いわゆる1トラ
ンジスタ1キャパシタ型のメモリセルを示している。こ
のタイプのメモリセルはその構造が簡単なため、メモリ
アレイの集積度を向上させることが容易であり、大容量
のDRAMに広く用いられている。なお、図26に示さ
れたような1対のビット線302a,302bがセンス
アンプ63に対して平行に配置されたものを折返しビッ
ト線方式と称する。
【0006】図26を参照して、MOSトランジスタ3
04のゲート電極はワード線301aに接続され、一方
のソース/ドレイン電極はキャパシタ305の一方の電
極につながれ、他方のソース/ドレイン電極はビット線
302aに接続されている。データの書込時には、ワー
ド線301aに所定の電圧が印加されることによってM
OSトランジスタ304が導通するので、ビット線30
2aに印加された電荷がキャパシタ305に蓄えられ
る。一方、データの読出時には、ワード線301aに所
定の電圧が印加されることによってMOSトランジスタ
304が導通するので、キャパシタ305に蓄えられて
いた電荷がビット線302aを介して取出される。
【0007】図26の等価回路図において示された範囲
のDRAMの平面配置の一例を図27に示す。図27に
は4個のメモリセルが示されており、各メモリセルは、
動作領域A1,A2,A3,A4に形成された1組のM
OSトランジスタQ1,Q2,Q3,Q4とキャパシタ
Cs1,Cs2,Cs3,Cs4とから構成される。各
トランジスタQ1〜Q4を構成するゲート電極は、各メ
モリセルに対応するワード線301a〜301dの一部
によって構成される。ワード線301a〜301dの上
部には、このワード線301a〜301dと絶縁され、
かつ直交するようにビット線302a,302bが形成
されている。ビット線302a,302bは、コンタク
トホールC1,C2,C3を介してメモリセルに接続さ
れる。
【0008】次に、図27においてZ−Z線に沿ったメ
モリセルの断面構造の一例を図28に示す。図28には
2ビット分のメモリセル303が示されている。メモリ
セル303は1個のMOSトランジスタ304と1個の
キャパシタ305とから構成される。MOSトランジス
タ304は、シリコン基板340の表面に互いに間隔を
隔てて形成された1対のソース・ドレイン領域306
a,306bと、シリコン基板340の表面上にゲート
酸化膜307を介在させて形成されたゲート電極308
(301b,301c)とを備えている。キャパシタ3
05は、MOSトランジスタ304のソース・ドレイン
領域の一方306aに接続される下部電極(ストレージ
ノード)309と、下部電極309の上面に形成された
誘電体層310と、誘電体層310の上面を覆う上部電
極(セルプレート)311とを備えている。下部電極3
09および上部電極311は、たとえばポリシリコンな
どから構成される。このような積層構造を有するキャパ
シタをスタックト・キャパシタと称する。スタックト・
キャパシタ305は、その一方端が絶縁膜312を介在
させてゲート電極308の上部に延在し、さらに他方端
はフィールド酸化膜313の上部にまで延在して形成さ
れている。キャパシタ305などが形成されたシリコン
基板340の表面上は厚い層間絶縁膜314で覆われて
いる。層間絶縁膜314の上に形成されたビット線30
2bはコンタクトホール315を介してMOSトランジ
スタ304のソース・ドレイン領域の他方306bに接
続されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図27と図28に示さ
れるDRAMのメモリセル構造においては、2つのメモ
リセル303,303(2ビット)毎に1つのコンタク
トホール315が形成されている。すなわち、2ビット
毎に1つのビット線コンタクトが形成されている。その
ため、DRAMの高集積化、DRAMのメモリセル構造
の微細化に伴って、コンタクトホール315もできるだ
け小さくしなければならなくなる。このことはコンタク
ト抵抗の増加をもたらす。また、コンタクト部への配線
材料の埋込み不足が発生し、信頼性の低下につながると
いう問題点がある。さらに、DRAMの高集積化、DR
AMのメモリセル構造の微細化に伴ってビット線間の間
隔が狭くなり、ビット線の加工も非常に困難になってき
ている。
【0010】そこで、この発明の目的は、上述の問題点
を解決し、ビット線コンタクトの数を減らすことが可能
なDRAMのメモリセル構造を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に従った半導体
記憶装置の構成について以下に説明する。なお、各構成
要件に対応して示される()内の数字は、図2で示され
る対応する構成要素の参照符号を示しており、この発明
の半導体記憶装置の構成を理解する上で参考のために示
されるものである。 この発明に従った半導体記憶装置
は、第1の方向に延びる第1と第2のワード線(108
aと108b)と、その第1の方向に交差する第2の方
向に延びるビット線(115)と、その第1のワード線
とビット線の交差部分に配置された第1と第2のメモリ
セル(M1とM3)と、その第2のワード線とビット線
の交差部分に配置された第3と第4のメモリセル(M2
とM4)とを備える。第1のメモリセル(M1)は、第
1の電界効果トランジスタと、その第1の電界効果トラ
ンジスタに接続された第1のキャパシタ(I)とを含
む。第1の電界効果トランジスタは、第1のしきい値電
圧を有する第1ゲート電極(a)と、その第1のしきい
値電圧よりも低い第2のしきい値電圧を有する第2ゲー
ト電極(A)とを含む。第2のメモリセル(M3)は、
第2の電界効果トランジスタと、その第2の電界効果ト
ランジスタに接続された第2のキャパシタ(III)と
を含む。第2の電界効果トランジスタは、第2のしきい
値電圧を有する第3ゲート電極(c)と、第1のしきい
値電圧を有する第4ゲート電極(C)とを含む。第3の
メモリセル(M2)は、第3の電界効果トランジスタ
と、その第3の電界効果トランジスタに接続された第3
のキャパシタ(II)とを含む。第3の電界効果トラン
ジスタは、第2のしきい値電圧を有する第5ゲート電極
(b)と、第1のしきい値電圧を有する第6ゲート電極
(B)とを含む。第4のメモリセル(M4)は、第4の
電界効果トランジスタと、その第4の電界効果トランジ
スタに接続された第4のキャパシタ(IV)とを含む。
第4の電界効果トランジスタは、第1のしきい値電圧を
有する第7ゲート電極(d)と、第2のしきい値電圧を
有する第8ゲート電極(D)とを含む。第1、第3、第
5および第7ゲート電極(a,c,b,d)は相互に接
続(111)されている。第2および第4ゲート電極
(A,C)は第1のワード線(108a)に接続されて
いる。第6および第8ゲート電極 (B,D)は第2のワ
ード線(108b)に接続されている。第1、第2、第
3および第4の電界効果トランジスタは同一のビット線
(115)に接続されている。
【0012】
【作用】この発明においては、メモリセルを構成する
電界効果トランジスタは、それぞれ異なるしきい値電圧
を有する2つのタイプのゲート電極を含んでいる。その
ため、第1のタイプのゲート電極には第1のしきい値電
圧よりも低い電圧と高い電圧のいずれかを印加すること
によって第1のタイプのゲートの開閉が行なわれ得る。
また、第2のタイプのゲート電極には第2のしきい値電
圧よりも低い電圧と高い電圧のいずれかを印加すること
によって第2のタイプのゲートの開閉が行なわれ得る
第1のタイプのゲート電極と第2のタイプのゲート電極
のそれぞれに印加される電圧の組合せとして4通り
在する。第1のタイプのゲート電極に第1のしきい値電
圧よりも高い電圧を印加し、第2のタイプのゲート電極
に第2のしきい値電圧よりも高い電圧を印加するときに
のみ、第1のタイプのゲートと第2のタイプのゲートと
が開き、その電界効果トランジスタに接続されたキャパ
シタに電荷を蓄え、あるいはそのキャパシタから電荷を
取出すことができる。ビット線は、キャパシタに接続さ
れない反対側の電界効果トランジスタのソース/ドレイ
ン電極に接続される。上記のように第1のタイプのゲー
ト電極と第2のタイプのゲート電極に印加される電圧を
組合せることにより、4種類の印加電圧の組合せのう
ち、1種類の印加電圧の組合せのときのみ、キャパシタ
に接続された電界効果トランジスタを導通させることが
できる。したがって、4種類の印加電圧の組合せによっ
て4個の電界効果トランジスタのうち1個の電界効果ト
ランジスタを選択して導通させることができるので、1
本のビット線に4個の電界効果トランジスタを接続する
ことが可能になる。すなわち、1本のビット線に4個の
メモリセルを接続することができる。これにより、従
来、2個のメモリセル(2ビット)ごとに1個あったビ
ット線コンタクト、4個のメモリセル(4ビット)ごと
に1個のビット線コンタクトに減らすことができる。そ
の結果、ビット線の数を従来の2分の1に減らすことが
できるので、1個のビット線コンタクトの占める面積を
ビット線間の領域において従来に比べて余裕が存在する
ように増加させることができる。このことはコンタクト
抵抗の減少をもたらす。また、ビット線の数を従来の2
分の1に減らすことができるので、ビット線の加工に応
じてビット線間の間隔に余裕を設けることができる。
【0013】以上のように、ビット線コンタクトの数を
従来に比べて減少させることができるので、DRAMの
高集積化、DRAMのメモリセル構造の微細化に伴うビ
ット線の加工の困難さやコンタクト抵抗の増加を解消す
ることができ、DRAMの信頼性を向上させることが可
能になる。
【0014】
【実施例】図1は、この発明のDRAMの構成の一例を
示すブロック図である。図1を参照して、DRAMは、
メモリアレイ58と、アドレスバッファ54と、ロウデ
コーダ55およびカラムデコーダ56と、センスアンプ
63とを含む。メモリアレイ58はデータ信号を蓄積す
るための複数個のメモリセルを備えている。アドレスバ
ッファ54はメモリセルを選択するためのアドレス信号
を受けるためのものである。ロウデコーダ55およびカ
ラムデコーダ56はアドレス信号を解読することにより
メモリセルを指定するためのものである。センスアンプ
63はメモリアレイ58に接続され、メモリセルに蓄積
された信号を増幅して読出すためのものである。入力バ
ッファ59および出力バッファ60はデータ入出力のた
めのものであり、I/Oゲート57を介してメモリアレ
イ58に接続される。
【0015】アドレスバッファ54は、外部アドレス信
号ext.A0 〜A9 またはリフレッシュカウンタ53
により発生された内部アドレス信号Q0 〜Q8 を受ける
ように接続される。アドレスバッファ54により発生さ
れたロウアドレス信号RA0〜RA8 を受けるようにロ
ウデコーダ55がアドレスバッファ54に接続される。
アドレスバッファ54により発生されたロウアドレス信
号RA7 ,RA8 はトランスファゲート電位制御回路6
1とサブトランスファゲート電位制御回路62に与えら
れる。これらのロウアドレス信号RA7 とRA8 に応じ
て、トランスファゲート電位制御回路61はロウデコー
ダ55にトランスファゲート電位レベルVTGを与え、サ
ブトランスファゲート電位制御回路62はメモリアレイ
58にサブトランスファゲート電位レベルVSTG を与え
る。このように、本発明のDRAMの周辺制御部には、
従来の機能に加えてサブトランスファゲート電位とトラ
ンスファゲート電位の制御回路が設けられている。
【0016】図2は、メモリアレイ58を構成するメモ
リセルの4ビット分の等価回路を示す図である。メモリ
セル58は、行方向に平行に延びた複数本のワード線
と、列方向に平行に延びた複数本のビット線とを備えて
いる。本発明のメモリアレイにおいては、2本のワード
線1と2とビット線との交差部近傍に4個のメモリセル
M1,M2,M3,M4が形成されている。4個のメモ
リセルM1〜M4は同一のビット線115に接続されて
いる。メモリセルM1はトランスファゲートAとサブト
ランスファゲートaを含むMOSトランジスタとキャパ
シタIとを備える。メモリセルM2はトランスファゲー
トBとサブトランスファゲートbとを含むMOSトラン
ジスタとキャパシタIIとを備えている。メモリセルM
3はトランスファゲートCとサブトランスファゲートc
とを含むMOSトランジスタとキャパシタIIIとを備
えている。メモリセルM4はトランスファゲートDとサ
ブトランスファゲートdとを含むMOSトランジスタと
キャパシタIVとを備えている。各サブトランスファゲ
ートa〜dは相互接続されている。トランスファゲート
AとDは低いしきい値電圧(Vth)を有し、トランス
ファゲートBとCは高いしきい値電圧を有する。また、
サブトランスファゲートaとdは高いしきい値電圧を有
し、サブトランスファゲートbとcは低いしきい値電圧
を有する。トランスファゲートAとCはワード線1(1
08a)に接続され、トランスファゲートBとDはワー
ド線2(108b)に接続されている。すべてのサブト
ランスファゲートはメモリアレイ内において同一のサブ
トランスファゲート線111に接続されている。
【0017】図2を参照して、4個のキャパシタI〜I
Vのいずれかを選択する方法について説明する。表1は
4個のキャパシタI〜IVのいずれかを選択するために
ワード線1とワード線2、サブトランスファゲートに印
加される電圧レベルを示す。
【0018】
【表1】
【0019】図2と表1を参照して、キャパシタの選択
方法について説明する。まず、キャパシタIを選択する
場合には、ワード線1に中レベル(約3V)の電圧が印
加される。この中レベルの電圧はトランスファゲートの
高いしきい値電圧と低いしきい値電圧との間の電圧であ
る。これにより、トランスファゲートAが開き、トラン
スファゲートCは閉じられたままである。また、ワード
線2には低レベル(0V)の電圧が印加される。この低
レベルの電圧はトランスファゲートの低いしきい値電圧
よりも低い電圧である。これにより、トランスファゲー
トBとDは閉じられたままである。すなわち、ワード線
2は非選択の状態にある。サブトランスファゲート11
1には高レベル(約5V)の電圧が印加される。この高
レベルの電圧はサブトランスファゲートの高いしきい値
電圧よりも高い電圧である。これにより、すべてのサブ
トランスファゲートa〜dが開かれる。このようにし
て、トランスファゲートAとサブトランスファゲートa
とが開かれたMOSトランジスタのみが導通する。これ
により、キャパシタIが選択される。これにより、デー
タの書込時には、ビット線115に印加された電荷がキ
ャパシタIに蓄えられ、データの読出時には、キャパシ
タIに蓄えられていた電荷がビット線115を介して取
出される。
【0020】キャパシタIIを選択する場合には、ワー
ド線1に低レベル(0V)の電圧が印加される。これに
より、トランスファゲートAとCが閉じられたままであ
る。すなわち、ワード線1は非選択の状態にある。ワー
ド線2には高レベル(約5V)の電圧が印加される。こ
の高レベルの電圧はトランスファゲートの高いしきい値
電圧よりも高い電圧である。これにより、トランスファ
ゲートBとDが開かれる。サブトランスファゲート11
1には中レベル(約3V)の電圧が印加される。この中
レベルの電圧はサブトランスファゲートの高いしきい値
電圧と低いしきい値電圧との間の電圧である。これによ
り、サブトランスファゲートbとcが開かれる。このよ
うにして、トランスファゲートBとサブトランスファゲ
ートbとが開かれたMOSトランジスタのみが導通す
る。その結果、キャパシタIIが選択される。
【0021】キャパシタIIIを選択する場合には、ワ
ード線1に高レベル(約5V)の電圧が印加される。こ
れにより、トランスファゲートAとCが開かれる。ワー
ド線2には低レベル(0V)の電圧が印加される。これ
により、トランスファゲートBとDが閉じられたままで
ある。すなわち、ワード線2は非選択の状態にある。サ
ブトランスファゲート111には中レベル(約3V)の
電圧が印加される。これにより、サブトランスファゲー
トbとcが開かれる。このようにして、トランスファゲ
ートCとサブトランスファゲートcとが開かれたMOS
トランジスタのみが導通する。その結果、キャパシタI
IIのみが選択される。
【0022】キャパシタIVを選択する場合には、ワー
ド線1に低レベル(0V)の電圧が印加される。これに
より、トランスファゲートAとCが閉じられたままであ
る。すなわち、ワード線1は非選択の状態にある。ワー
ド線2には中レベル(約3V)の電圧が印加される。こ
れにより、トランスファゲートDが開かれる。サブトラ
ンスファゲート111には高レベル(約5V)の電圧が
印加される。これにより、すべてのサブトランスファゲ
ートa〜dが開かれる。このようにして、トランスファ
ゲートDとサブトランスファゲートdとが開かれたMO
Sトランジスタのみが導通し、キャパシタIVが選択さ
れる。
【0023】以上のようなメモリセルすなわちキャパシ
タの選択に関するアドレス情報は以下のようにして処理
される。図1を参照して、読出/書込を行なおうとする
メモリセルに関するアドレス情報は、アドレスバッファ
54に保存され、ロウデコーダ55による特定のワード
線の選択(n本のワード線のうち、1本のワード線の選
択)によってmビットのメモリセルがビット線を介して
センスアンプ63に結合される。次に、カラムデコーダ
56による特定のビット線の選択(m本のビット線のう
ち、1本のビット線の選択)によって、その中の1個の
センスアンプが入出力回路に結合され、制御回路の指令
に従って読出あるいは書込が行なわれる。
【0024】しかしながら、本発明の場合、図1と表1
を参照して、アドレスバッファ54から与えられるロウ
アドレス信号RA7 ,RA8 の組合せに従って、1本の
ビット線に接続された4個のメモリセルのうち1個のメ
モリセルが選択される。すなわち、ロウアドレス信号の
下2桁(RA7 ,RA8 )の組合せに応じてトランスフ
ァゲート電位制御回路61がワード線に印加する電圧を
制御する。また、ロウアドレス信号の下2桁の組合せに
応じてサブトランスファゲート電位制御回路62がサブ
トランスファゲートに印加する電圧を制御する。
【0025】実施例1 図3は、この発明のメモリセルの第1実施例に従った平
面的配置を示す部分平面図である。図4は、図3のX−
X線における部分断面図である。以下、図3と図4を参
照して、この発明のメモリセルの第1実施例の構造につ
いて説明する。
【0026】図3を参照して、1つのビット線のコンタ
クトホール114を取囲むように4個のトレンチ102
a〜102dが形成されている。各トレンチ102a〜
102dに対応して4個のキャパシタがビット線のコン
タクトホール114を取囲むように形成されている。各
メモリセルは、破線103で囲まれた動作領域内に形成
される。言い換えれば、破線103で囲まれた領域の外
側には分離酸化膜が形成される。コンタクトホール11
4を取囲む4つのメモリセルのうち、2つのメモリセル
を構成する2つのMOSトランジスタのトランスファゲ
ートはワード線108bの一部によって構成される。ま
た、コンタクトホール114を取囲む4つのメモリセル
のうち、2つのメモリセルを構成する2つのMOSトラ
ンジスタのトランスファゲートはワード線108aの一
部によって構成される。サブトランスファゲートは二点
鎖線111によって囲まれる領域の外側全体にわたって
形成される。セルプレートは一点鎖線106によって囲
まれた領域の外側全体に延在するように形成される。ビ
ット線115はコンタクトホール114を介して4個の
メモリセルを接続し、ワード線108aと108bに交
差する方向に延びている。
【0027】図2と図4を参照して、ビット線のコンタ
クトホール114の両側に2つのメモリセルM1とM2
が形成されている。メモリセルM1は、低いしきい値電
圧のトランスファゲート108a(A)と高いしきい値
電圧のサブトランスファゲート111(a)とキャパシ
タIとを含む。メモリセルM2は、高いしきい値電圧の
トランスファゲート108b(B)と低いしきい値電圧
のサブトランスファゲート111(b)とキャパシタI
Iとを含む。メモリセルM1とM2を含む動作領域を囲
むように分離酸化膜103がp型シリコン基板101に
形成されている。p型シリコン基板101にはトレンチ
102aと102bが形成されている。トレンチ102
aを利用して、キャパシタIは、ストレージノード10
4aとキャパシタ誘電体膜105aとセルプレート10
6とから構成される。また、トレンチ102bを利用し
て、キャパシタIIはストレージノード104bとキャ
パシタ誘電体膜105bとセルプレート106とから構
成される。ストレージノード104a,104bを構成
するn+ 不純物拡散領域はそれぞれ、トレンチ102
a,102bの側壁面と底壁面に沿って形成されてい
る。キャパシタ誘電体膜105aと105bはそれぞ
れ、トレンチ102aと102bの側壁面と底壁面の上
に形成されている。セルプレート106は各トレンチ1
02a,102bを充填するように形成されている。ト
ランスファゲート108a,108bはそれぞれ、トラ
ンスファゲート酸化膜107a,107bを介在させて
p型シリコン基板101の上に形成されている。トラン
スファゲート108aとトレンチ102aとの間、およ
びトランスファゲート108bとトレンチ102bとの
間のシリコン基板101の領域には一方のソース/ドレ
イン領域109a,109bが形成されている。ソース
/ドレイン領域109a,109bはそれぞれ、ストレ
ージノード104a,104bに接続するように形成さ
れている。サブトランスファゲート111はサブトラン
スファゲート酸化膜110を介在させてシリコン基板1
01の上に形成されている。他方のソース/ドレイン領
域112はコンタクトホール114を介してビット線1
15に接続する。ビット線115は層間絶縁膜113の
上に延びるように形成されている。
【0028】以下、図3,図4に示される第1実施例の
メモリセルの製造方法について説明する。図5〜図8は
第1実施例のメモリセルの各製造工程における平面的配
置を示す部分平面図である。図9〜図14は第1実施例
のメモリセルの各製造工程における断面構造を示す部分
断面図である。図9は図5のX−X線に沿う断面を示
す。図10は図6のX−X線に沿う断面を示す。図12
は図7のX−X線に沿う断面を示す。図14は図8のX
−X線に沿う断面を示す。
【0029】図5と図9を参照して、p型シリコン基板
101の所望の位置に4個のメモリセル毎に各動作領域
を囲むように分離酸化膜103が形成される。続いて、
写真製版技術とドライエッチング技術を用いて、分離酸
化膜103によって囲まれた領域内でシリコン基板10
1の所望の位置に4個のキャパシタ形成用のトレンチ1
02a〜102dが形成される。その後、イオン注入技
術を用いてn+ 不純物拡散領域104a,104bが各
トレンチ102a,102bの側壁面と底壁面に沿って
形成される。
【0030】次に、図6と図10を参照して、シリコン
基板101全体を酸化することによってキャパシタ誘電
体膜105a,105bがトレンチ102a,102b
の側壁面と底壁面に形成される。引き続いて、キャパシ
タの一方電極(セルプレート)形成用のポリシリコン層
がLPCVD(減圧CVD)法を用いてシリコン基板1
01の全面に形成される。次に、所望のフォトレジスト
パターンを形成し、それをマスクとして用いてポリシリ
コン層をドライエッチングすることにより、セルプレー
ト106が形成される。
【0031】図11を参照して、フォトレジスト膜11
7が、高いしきい値電圧を有するトランスファゲート
B,C(図2)形成領域のみを露出するようにシリコン
基板101の上に選択的に形成される。フォトレジスト
膜117とセルプレート106とをマスクとして用い
て、ボロンイオン(B+ )がシリコン基板101に注入
される。
【0032】図7と図12を参照して、シリコン基板1
01の全面を酸化することにより、トランスファゲート
酸化膜107a,107bが形成される。このとき、セ
ルプレート106の表面も酸化され、酸化膜107が形
成される。さらに、ポリシリコン層がシリコン基板10
1の全面上にLPCVD法を用いて形成される。このポ
リシリコン層を、写真製版技術とドライエッチング技術
を用いて選択的に除去することにより、トランスファゲ
ート(ワード線)108a,108bが形成される。
【0033】図13を参照して、高いしきい値電圧を有
するサブトランスファゲートa,d(図2)形成領域の
みを露出するようにフォトレジスト膜118がシリコン
基板101の上に選択的に形成される。セルプレート1
06とトランスファゲート108aとフォトレジスト膜
118をマスクとして用いて、ボロンイオン(B+ )が
シリコン基板101に選択的に注入される。
【0034】その後、図8と図14を参照して、フォト
レジスト膜118が除去された後、トランスファゲート
108a,108bとセルプレート106との間で露出
されたシリコン基板101の領域にn型不純物である砒
素イオン(As+ )またはリンイオン(P+ )が注入さ
れることにより、n型不純物拡散領域のソース/ドレイ
ン領域109a,109bが形成される。シリコン基板
101の全面を酸化することにより、サブトランスファ
ゲート酸化膜110が形成される。次に、ポリシリコン
層がシリコン基板101の全面上に形成される。このポ
リシリコン層をパターニングすることにより、サブトラ
ンスファゲート111が形成される。サブトランスファ
ゲート111の間で露出されたシリコン基板101の領
域にn型不純物である砒素イオン(As+ )またはリン
イオン(P+ )が注入されることにより、n型不純物拡
散領域のソース/ドレイン領域112が形成される。
【0035】最後に、図4に示すように層間絶縁膜11
3が形成される。ソース/ドレイン領域112の表面を
露出するように層間絶縁膜113にコンタクトホール1
14が形成される。このコンタクトホール114を通じ
てソース/ドレイン領域112に接触するようにビット
線115が形成される。ビット線115はアルミニウム
合金または金属シリサイドからなる。層間絶縁膜113
はCVD法によって形成された酸化膜からなる。
【0036】以上のようにして、トレンチ型のキャパシ
タを有する本発明のメモリセル構造が製造される。
【0037】実施例2 図15は本発明の第2実施例に従ったメモリセルの平面
的配置を示す部分平面図である。図16は図15のY−
Y線に沿った断面を示す部分断面図である。以下、図1
5と図16を参照して、第2実施例のスタック型キャパ
シタを備えたメモリセルの構造について説明する。
【0038】図15を参照して、ビット線のコンタクト
ホール214を囲むように4個のキャパシタが配置され
ている。各キャパシタはそれぞれストレージノード20
4a,204b,204c,204dを有する。コンタ
クトホール214を取囲む4個のメモリセルの動作領域
は、破線203によって囲まれた領域に形成される。言
い換えれば、破線203によって囲まれた領域の外側に
は分離酸化膜が形成される。コンタクトホール214の
上側に位置する2個のメモリセルを構成する2つのMO
Sトランジスタのトランスファゲートはワード線208
aの一部によって構成される。また、コンタクトホール
214の下側に位置する2個のメモリセルを構成する2
つのMOSトランジスタのトランスファゲートはワード
線208bの一部によって構成される。ワード線208
aの上側にはストレージノードコンタクトホール217
a,217dが形成されている。ワード線208bの下
側にはストレージノードコンタクトホール217c,2
17bが形成されている。各ストレージノードコンタク
トホール217a〜217dを通じて各MOSトランジ
スタのソース/ドレイン領域に接続するようにストレー
ジノード204a〜204dが形成されている。これら
のストレージノード204a〜204dに対向するよう
に、一点鎖線206によって囲まれた領域の外側にセル
プレートが配置される。サブトランスファゲートは、二
点鎖線211によって囲まれた領域の外側に形成され
る。ビット線215はコンタクトホール214を介して
4個のメモリセルに接続し、ワード線208a,208
bに交差するように延びている。
【0039】図2と図16を参照して、ビット線のコン
タクトホール214の両側に2個のメモリセルM1とM
2が形成されている。メモリセルM1はトランスファゲ
ート208a(A)とサブトランスファゲート211
(a)とを含むMOSトランジスタと、キャパシタIと
を備えている。メモリセルM2はトランスファゲート2
08b(B)とサブトランスファゲート211(b)と
を含むMOSトランジスタと、キャパシタIIとを備え
ている。p型シリコン基板201には4個のメモリセル
の動作領域を取囲むように分離酸化膜203が形成され
ている。トランスファゲート208aと208bはトラ
ンスファゲート酸化膜207aと207bを介在してそ
れぞれシリコン基板201の上に形成されている。サブ
トランスファゲート211はトランスファゲート208
a,208bの上に酸化膜210c、210dを介在さ
せて形成され、シリコン基板201の上にサブトランス
ファゲート酸化膜210a,210bを介在させて形成
されている。各電界効果トランジスタの一方のソース/
ドレイン領域209a,209bはそれぞれ、ストレー
ジノードコンタクトホール217a,217bを通じて
キャパシタI,IIに接続する。キャパシタIは、ソー
ス/ドレイン領域209aに接続するように形成された
ストレージノード204aと、キャパシタ誘電体膜20
5aと、セルプレート206とから構成される。キャパ
シタIIは、ソース/ドレイン領域209bに接続する
ように形成されたストレージノード204bと、キャパ
シタ誘電体膜205bと、セルプレート206とから構
成される。他方のソース/ドレイン領域212はサブト
ランスファゲート211の近傍の領域でシリコン基板2
01に形成される。キャパシタIとIIを被覆するよう
に層間絶縁膜213が形成されている。層間絶縁膜21
3には、ソース/ドレイン領域212の表面を露出する
ようにコンタクトホール214が形成されている。この
コンタクトホール214を通じてソース/ドレイン領域
212に接触するようにビット線215が形成されてい
る。
【0040】以下、図15と図16に示された第2実施
例のスタック型キャパシタを有するメモリセルの製造方
法について説明する。図17と図18は第2実施例のメ
モリセルの各製造工程における平面的配置を示す部分平
面図である。図19〜図24は第2実施例のメモリセル
の各製造工程におけるメモリセルの断面を示す部分断面
図である。図21は図17のY−Y線における断面を示
す。図23は図18のY−Y線における断面を示す。
【0041】図19を参照して、4個のメモリセルの動
作領域を取囲むように分離酸化膜203がp型シリコン
基板201の上に形成される。トランスファゲート(ワ
ード線)208a,208bがトランスファゲート酸化
膜207を介在させてシリコン基板201の上に形成さ
れる。一方のソース/ドレイン領域209a,209b
が形成される。
【0042】図20を参照して、サブトランスファゲー
ト211が、トランスファゲート208a,208bの
上に酸化膜210c,210dを介在させて、またサブ
トランスファゲート酸化膜210a,210bを介在さ
せてシリコン基板201の上に、あるいは分離酸化膜2
03の上に形成される。
【0043】トランスファゲート208a,208bと
サブトランスファゲート211の各しきい値電圧を制御
するためのボロンイオン等の注入処理は以上の工程の中
で実施される。
【0044】図17と図21を参照して、一方のソース
/ドレイン領域209a,209bの表面を露出するよ
うに層間絶縁膜216にストレージノードコンタクトホ
ール217a,217b(217c,217d)が形成
される。ストレージノード204がソース/ドレイン領
域209a,209bに接触するように層間絶縁膜21
6の上に形成される。
【0045】図22を参照して、所望のパターンに従っ
て選択的に除去されることにより、ストレージノード2
04a,204bが形成される。全面上にキャパシタ誘
電体膜205が形成される。キャパシタ誘電体膜205
の上にセルプレート206が形成される。
【0046】図18と図23を参照して、所望のパター
ンに従って選択的に除去されることにより(図18の一
点鎖線で囲まれる領域のみを除去することにより)、セ
ルプレート206が形成される。その後、全面上に層間
絶縁膜213が形成される。
【0047】図24を参照して、ソース/ドレイン領域
212の表面を露出するようにコンタクトホール214
が層間絶縁膜213に形成される。
【0048】その後、図15と図16に示すように、コ
ンタクトホール214を通じてソース/ドレイン領域2
12に接触するようにビット線215が形成される。
【0049】このようにして、スタック型のキャパシタ
を備えた本発明のメモリセル構造が完成する。
【0050】なお、上記実施例で形成され、それぞれ2
種類のしきい値電圧を有するサブトランスファゲートと
トランスファゲートは、表2に示されるようにゲート
長、ゲート酸化膜厚、チャネル不純物濃度を有するよう
に制御される。
【0051】
【表2】
【0052】なお、本発明のメモリセルの構造によれ
ば、サブトランスファゲートの追加によって従来のメモ
リセルに比べてそのサイズの増大が懸念される。しかし
ながら、4メガビット以降のDRAMにおいては、メモ
リセルのサイズはむしろビット線やワード線の幅/間隔
のサイズに依存する。そのため、本発明によればビット
線の数が従来に比べて2分の1に減少し、ビット線の間
隔も約2分の1に減少するので、本発明のメモリセルの
構造はDRAMの高集積化に寄与し得る。
【0053】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、各メ
モリセルが、2種類のしきい値電圧を有する2つのタイ
プのゲート電極を備えるように構成されるので、従来の
メモリセル構造に比べてビット線コンタクトの数を減ら
すことができ、半導体記憶装置の高集積化、微細化に伴
ったコンタクト抵抗の増加等の信頼性の低下を防止する
ことができる。したがって、本発明のメモリセル構造は
半導体記憶装置の高集積化に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のダイナミック・ランダム・アクセス・
メモリ(DRAM)の全体構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明のDRAMのメモリアレイの4ビット分
のメモリセルを示す等価回路図である。
【図3】本発明の第1実施例に従ったメモリセルの配置
を示す平面図である。
【図4】図3のX−X線に沿う断面を示す断面図であ
る。
【図5】本発明の第1実施例(図3)のメモリセルの第
1製造工程における配置を示す平面図である。
【図6】本発明の第1実施例(図3)のメモリセルの第
2製造工程における配置を示す平面図である。
【図7】本発明の第1実施例(図3)のメモリセルの第
4製造工程における配置を示す平面図である。
【図8】本発明の第1実施例(図3)のメモリセルの第
6製造工程における配置を示す平面図である。
【図9】本発明の第1実施例(図4)のメモリセルの第
1製造工程における断面を示す断面図である。
【図10】本発明の第1実施例(図4)のメモリセルの
第2製造工程における断面を示す断面図である。
【図11】本発明の第1実施例(図4)のメモリセルの
第3製造工程における断面を示す断面図である。
【図12】本発明の第1実施例(図4)のメモリセルの
第4製造工程における断面を示す断面図である。
【図13】本発明の第1実施例(図4)のメモリセルの
第5製造工程における断面を示す断面図である。
【図14】本発明の第1実施例(図4)のメモリセルの
第6製造工程における断面を示す断面図である。
【図15】本発明の第2実施例のメモリセルの配置を示
す平面図である。
【図16】図15のY−Y線に沿う断面を示す断面図で
ある。
【図17】本発明の第2実施例(図15)のメモリセル
の第3製造工程における配置を示す平面図である。
【図18】本発明の第2実施例(図15)のメモリセル
の第5製造工程における配置を示す平面図である。
【図19】本発明の第2実施例(図16)のメモリセル
の第1製造工程における断面を示す断面図である。
【図20】本発明の第2実施例(図16)のメモリセル
の第2製造工程における断面を示す断面図である。
【図21】本発明の第2実施例(図16)のメモリセル
の第3製造工程における断面を示す断面図である。
【図22】本発明の第2実施例(図16)のメモリセル
の第4製造工程における断面を示す断面図である。
【図23】本発明の第2実施例(図16)のメモリセル
の第5製造工程における断面を示す断面図である。
【図24】本発明の第2実施例(図16)のメモリセル
の第6製造工程における断面を示す断面図である。
【図25】従来の一般的なDRAMの概略的な構成を示
すブロック図である。
【図26】図25に示されたDRAMの4ビット分のメ
モリセル構造を示す等価回路図である。
【図27】図26に示されたメモリアレイの配置を示す
部分平面図である。
【図28】図27のZ−Z線に沿った断面を示す部分断
面図である。
【符号の説明】
M1,M2,M3,M4 メモリセル I,II,III,IV キャパシタ A,B,C,D トランスファゲート a,b,c,d サブトランスファゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 27/108 H01L 21/8242

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の方向に延びる第1と第2のワード
    線と、 前記第1の方向に交差する第2の方向に延びるビット線
    と、 前記第1のワード線と前記ビット線の交差部分に配置さ
    れた第1と第2のメモリセルと、 前記第2のワード線と前記ビット線の交差部分に配置さ
    れた第3と第4のメモリセルとを備え、 前記第1のメモリセルは、第1の電界効果トランジスタ
    と、その第1の電界効果トランジスタに接続された第1
    のキャパシタとを含み、前記第1の電界効果トランジス
    タが、第1のしきい値電圧を有する第1ゲート電極と、
    前記第1のしきい値電圧よりも低い第2のしきい値電圧
    を有する第2ゲート電極とを含んでおり、 前記第2のメモリセルは、第2の電界効果トランジスタ
    と、その第2の電界効果トランジスタに接続された第2
    のキャパシタとを含み、前記第2の電界効果トランジス
    タが、前記第2のしきい値電圧を有する第3ゲート電極
    と、前記第1のしきい値電圧を有する第4ゲート電極と
    を含んでおり、 前記第3のメモリセルは、第3の電界効果トランジスタ
    と、その第3の電界効果トランジスタに接続された第3
    のキャパシタを含み、前記第3の電界効果トランジスタ
    が、前記第2のしきい値電圧を有する第5ゲート電極
    と、前記第1のしきい値電圧を有する第6ゲート電極と
    を含んでおり、 前記第4のメモリセルは、第4の電界効果トランジスタ
    と、その第4の電界効果トランジスタに接続された第4
    のキャパシタとを含み、前記第4の電界効果トランジス
    タが、前記第1のしきい値電圧を有する第7ゲート電極
    と、前記第2のしきい値電圧を有する第8ゲート電極と
    を含んでおり、 前記第1、第3、第5および第7ゲート電極は相互に接
    続されており、前記第2および第4ゲート電極は前記第
    1のワード線に接続され、前記第6および第8ゲート電
    極は前記第2のワード線に接続されており、 前記第1、第2、第3および第4の電界効果トランジス
    タは同一の前記ビット線に接続されている、 半導体記憶
    装置。
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