JPH02277872A - チンチラ調斑染布帛の製造方法 - Google Patents

チンチラ調斑染布帛の製造方法

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JPH02277872A
JPH02277872A JP1099636A JP9963689A JPH02277872A JP H02277872 A JPH02277872 A JP H02277872A JP 1099636 A JP1099636 A JP 1099636A JP 9963689 A JP9963689 A JP 9963689A JP H02277872 A JPH02277872 A JP H02277872A
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mottled
chinchilla
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napping
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Hiroshi Shibaoka
浩 柴岡
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Kanebo Ltd
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Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、チンチラ1毛皮状の優美な外観と柔軟な感触
及び斑のある染面を有す布帛の製造方法に関するもので
ある。(ここで言うチンチラは南米の高地等に野生して
いるねずみと同類の獣で、毛皮は美しく毛は細く、短か
く柔かい。)(従来の技術とその問題点) 熱可塑性合成繊維よりなる布帛に天然の毛皮が備えてい
るような@雑な斑模様の毛並を付与せしめる方法は既に
多数提案され、又実際に製品も種々市販されている。例
えば、特開昭47−14462号公報には溶解性の異な
る二種以上の合成高分子からなる海島構造紡糸la紬か
ら構成されているパイルを植毛した後、パイルの海島相
の海成分又は島成分を溶剤で溶解除去し、その後に熱処
理する方法が提案されているが、植毛の耐久性が悪いと
いう間部があった。また特公昭50−25077号公報
には経編地を起毛し合成樹脂の初期重合物を含浸せしめ
た後、ブラシを平板に圧着回転せしめることにより渦巻
模様を付与し、キューアリングしてその模様をセットす
ることにより模様を形成する方法が提案されているが、
機械加工による模様の画一化と樹脂含浸による風合の損
傷が避けられないという問題があった。
すなわち、従来のものは天然物に比較して外端及び風合
の点で若干劣り、その点不十分なものであった。
本考案は上述の問題点に鑑みてなされたものであって、
チンテラ毛皮状の優美な外観と柔軟な感触を有ししかも
斑のある染面の効果をも満足しうるチンチラ調斑染布帛
の製造方法の提供を目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上述の目的は、熱可塑性合成繊維からなる布帛に起毛機
による起毛を施し、次いでこれを直ちに、又は通量のプ
レセット温度未満の低温セットを付与した後、実質的に
布帛が自由に収縮できる状態で皺を付与し、しかる後顔
料を含む溶液をコーティングすることを特徴とするチン
チラ調斑染布帛の製造方法により連成される。
更に本発明方法について詳細に述べる。本発明方法でい
う熱可塑性合成繊維からなる布帛とは、ナイロン、ポリ
エステル、アクリル等単独、またはそれ等繊維の混紡あ
るいは交織による編物及び編物が挙げら【し、これらの
−紬構造物を構成する経糸、緯糸の番手、密度は皺付は
加工で組繊乱れの発生しないものであれば特に限定され
ない。
かかる組織からなる布帛を本発明方法においては、プレ
セット工程を経由せしめないで起毛し、次いでこれを直
ちに、又は通常のプレセット温度未満の低温セットを付
与した後皺付工程へ送出する。
均一な表面を得るための通常の工程においては生機起毛
→ブレセットの工程か、又は生機ブレセット→起毛の工
程を経由せしめ、そのプレセット工程において織編目を
固定させ、後工程での収縮を押え、しわや経筋欠点を防
ぐ乾熱処理をするが、本発明の目的を達成するためには
布帛をかかる効果のあるプレセットに通してはならない
均一、表置を得る乾熱プレセットの最適条件はセッター
の性能、布帛の糸使い、組織・密度、厚さ、その他多く
の要因によって左、右されるものである℃、ナイロンで
・160〜180″Cで且つ処理時間炙よ50〜40秒
である。本発明方法においては先に述べた通りかかるプ
レセットを実施せずに、又は前記の通常のプレセット温
度未満の1m目が固定されず、後工程の収縮を許す範囲
の低温セット後散村工程へ供給する。要するに織編目が
不安定のまま皺付に入るのである。肖、前記の起毛工程
において代用する機械は特に限定されないが・通常はサ
ンダー起毛機または針布起毛機が用いられる。
上述の如り前工程を経た起毛布帛は実質的に布帛の自由
な伸縮を阻害しない処理機、例えば液流式染色機キャー
精練機等により皺加工する。この際本発1カにかかる起
毛布帛は通常のプレセット工程を経由せしめないで起毛
しているので、起毛時の毛足が不特定区域に渡り多方向
に傾斜する。
本発明方法を達成するための皺付工程においてM要なこ
とは、伸縮可能な状態に保つことであり、かかる条件か
ら先の如(液流染色機、キャー精練機が適切であり、特
に低張力で揉み効果のある液流染色機が好ましい。処理
温度は伸縮効果が発現するためには、90〜140℃が
好ましく、110℃以下では皺の発生が劣抄、また14
0℃以上は高圧のため通常の設備では実施が困難である
。また処理時間は通常20〜60 /、)間でよい。
本発明方法において顔料を含む溶液をコーティングする
方法としては、乾式コーティング、湿式コーティングの
何れでもよく、フローティングナイフコーター ナイフ
オーバーロールコータ−リバースロールコータ−、ロー
ルドクターコーター等の塗付方式が利用できる。但しド
クターナイフを使用する場合は、ドクターナイフで布帛
をしごくので皺が伸びるため、皺付は後の巾出しは不要
であるが、それ以外の場合は皺が伸びないので皺付は後
の巾出しが必要である。勿論コーテイング後、140°
C程度の緩やかな熱処理である程度顔料をWaSに固着
させる必要があることはdうまでもない。更に、熱処理
後、繊維に未固着な顔料を除去するために1通常はオー
ブンソーパー等で湯洗処理がなされる。またコーティン
グ加工の他に、撓水、柔軟等の諸処理を施してもよいこ
とは勿論である。
但し、挑水加工はコーティング加工前あるいはコーティ
ング加工後のどちらでも行えるが、コーティング加工前
に行う場合には、接着強度に十分な注意を払う必要があ
る。
そして、チンチラ調及び斑染を強調したい場合には、コ
ーティング加工の後揉布処理を行う。揉布処理を行なう
装置としては、ウィンス、ロータリーワッシ〒−1液流
染色機が用いられるが、通常はロータリーワッシャーが
用いられる。
ロータリーワッシャーの処理条件は、回転数3〜40回
転/分、浴比1:6〜1:4G、設定温度40〜1sO
°Cでかつ設定時間6〜1ffiO分の範囲が好ましく
、回転数10〜20回転/分、浴比1;20〜1:30
.設定温度6G−110℃でかつ設定時間20〜60分
の範囲が更に好ましい。
上記の処理条件の範囲外であると皺が斑になったり、布
帛表面にピリング等の欠点が発生する場合がある。
そして、この揉布処理は縫製前でも縫!&!後でもよい
が、縫目での自然な皺感を出すには縫製後のほうが好ま
しい。縫製後の場合には上記装置の中ではロータリーワ
ッシャーしか受用できないことはdうまでもない。
(作用) 上記のように、布帛を通常のプレセット工程を経由せし
めないで起毛し、次に実質的に布帛が自由に収縮できる
状態で皺を付与せしめるようにすると、起毛時の毛足が
不特定区域に渡り多方向に傾斜し、チンテラ毛皮状の優
美な外観と柔軟な感触が得られるのである。
さらに皺を付与した布帛に顔料を含む溶液をコーティン
グし、ある程度顔料を繊維に固着させる緩やかな熱処理
をするようにすると、顔料が部分的に固着するため斑の
ある染面効果が得られるのである。
(実施例) 次に実施例によって本発明の方法を具体的に説朋する。
実施例1 経糸、緯糸共に60デニール12フイラメント双糸で、
経糸密度121本/インチ、緯糸密度88本/インチで
あるポリエステルタフタに8南製作所(−袈のサンダー
起毛機を用いて起毛を施した。
続いて、北陸化工機■製のロコ型液流染色機で浴比1:
15で135°0X80分熱水処理した。続いてアクリ
ル酸エステル樹脂パークロルエチレン溶液(歯型分)1
00gK対して、顔料6部を混合した顔料液を、上記布
帛の片面に、ナイフオーバーロールコータ−を用いて塗
布し、直ちに乾燥(120°C)、熱処理(140″C
)を行ない、その後勘洗乾燥して本発明方法に係る実施
例の製品を得た。
本発明方法による製品は、チンテラ毛皮状の優美な外観
と柔軟な感触を有ししかも斑のある染面の効果をも満足
しうるものである。
(発明の効果) 以上の如く本発明方法は、表面に立設する毛並の方向性
をランダムにし、これによって光の反射方向を変化せし
めて斑模様を形成せしめるものであるから、布帛の表面
に現出する模様は従来品の如く画一的なものではなく、
又布帛自体は良好な風合を有し、更に斑のある染面の効
果をも満足しつるのでカジュアル用途としては頗る有用
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱可塑性合成繊維からなる布帛に起毛機による起
    毛を施し、次いでこれを直ちに、又は通常のプレセット
    温度未満の低温セットを付与した後、実質的に布帛が自
    由に収縮できる状態で皺を付与し、しかる後顔料を含む
    溶液をコーティングすることを特徴とするチンチラ調斑
    染布帛の製造方法。
JP1099636A 1989-04-19 1989-04-19 チンチラ調斑染布帛の製造方法 Granted JPH02277872A (ja)

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JPH02277872A true JPH02277872A (ja) 1990-11-14
JPH0561379B2 JPH0561379B2 (ja) 1993-09-06

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Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55137257A (en) * 1979-04-13 1980-10-25 Unitika Ltd Processing method
JPS5930935A (ja) * 1982-08-09 1984-02-18 東洋紡績株式会社 チンチラ調表面効果を呈する合成繊維を主体とする織物
JPS5947470A (ja) * 1982-09-10 1984-03-17 帝人株式会社 特殊光沢表面を有する織編物の製造方法
JPS5966561A (ja) * 1982-10-04 1984-04-16 三菱レイヨン株式会社 立毛織編物の加工法
JPS6045664A (ja) * 1983-08-22 1985-03-12 東洋紡績株式会社 光沢斑状模様効果を呈する織物の製造方法
JPS6110587A (ja) * 1985-01-23 1986-01-18 Takeda Chem Ind Ltd 1−アザキサントン−3−カルボン酸誘導体およびその製造法

Patent Citations (6)

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