JPH0227479Y2 - - Google Patents

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JPH0227479Y2
JPH0227479Y2 JP1987151823U JP15182387U JPH0227479Y2 JP H0227479 Y2 JPH0227479 Y2 JP H0227479Y2 JP 1987151823 U JP1987151823 U JP 1987151823U JP 15182387 U JP15182387 U JP 15182387U JP H0227479 Y2 JPH0227479 Y2 JP H0227479Y2
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rotor
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switching
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、手持ち操作型の電動工具等におけ
るモーター操作用に適するトリガースイツチに関
するものであり、更に詳しくは、トリガー即ち引
き金状レバーの操作によつてスイツチ接点を開閉
し、しかも別のつまみによつて極性切換えを行う
トリガースイツチに関する。
〔従来の技術とその問題点〕
手持ち操作型の電動工具その他の器具のスイツ
チ機構としては、特公昭32−5325号公報に記載の
ように、ガンタイプの本体把手中に内蔵されてい
るトグルスイツチの操作レバーを、トリガーボタ
ンで操作する装置があるが、1個のトグルスイツ
チを単に内蔵し、トリガーのカムによつて回転方
向が選択される回動レバーを介して、トグルスイ
ツチの操作レバーの動作方向を選択するものであ
る。ところがトリガーを引いてスイツチ・オンの
状態でも、極性切換え機構が動作できるため、不
用意に極性切換え機構を動作させたりすると、次
にトリガーを引いたときに、モータが逆転するた
めに、予期しない危険を引き起こす恐れがある。
またレバー機構が多いため、大形となり、把手部
の小さな装置には内蔵不能となる。装置把手部の
内部で、多数の部品を用いて組立てなければなら
ないため、製造に時間がかかり過ぎる。
一方、ガンタイプの本体把手にバネ力で出没し
うるトリガーボタンを指で押圧して接点操作する
型のものが多いが、小形のものにおいては、トリ
ガーボタンの操作に大きな力を要し、しかも動作
が不安定であつた。また、極性切換えスイツチを
開閉スイツチと別に設けたものもあるが、両スイ
ツチを一体化したものにおいては、両スイツチが
同時に動作し得る構造になつているため、動作ミ
ス等によつて極性切換えスイツチに過大電流が流
れて短絡事故を誘発したり、モータが不意に逆転
したりする危険がある。
本考案の技術的課題は、従来のトリガースイツ
チにおけるこのような問題を解消し、独特の構造
によつてテコの原理で操作力を拡大すると共に、
動作の確実性を実現することである。
〔問題点を解決するための手段〕
この技術的課題を解決するために講じた本考案
による技術的手段は、本体1に、外部からの操作
で回動する切換ツマミ6が回動可能に支持され、
本体1の内部において、該切換ツマミ6の内端と
ローター7が、一体的に回動するが、切換ツマミ
6の回動軸心と平行方向には相対的に移動可能に
係合している。前記の本体1側に対して固定され
ている固定接点14に対して、切換ツマミ6の回
動軸心と平行方向に移動することで、接点オン・
オフを行ない、固定接点14に対し回動すること
で異なる固定接点14とオン・オフする可動接片
8が、前記ローター7に支持されている。そし
て、本体1に支持されて回動するトリガー5の回
動によつて、該ローター7が、固定接点14側に
駆動されるように、ローター7がトリガー5と連
動可能に構成されている。
そして上記トリガー5は、一端が本体1に軸支
されるとともに、該本体1に突設したアーム3に
一端を軸支し、他端を上記ローター7と当接させ
た増幅レバー4に、トリガー5の軸支部よりも操
作部側の位置が押圧接触し、該増幅レバー4を介
してローター7を切換ツマミ6の回動軸心と平行
方向に駆動するように構成されている。前記ロー
ター7の外周壁に設けた凹凸と、該ローター7が
接点閉路時に進入する空洞部2d内壁に設けた凹
凸とは、切換ツマミ6の所定の切換え角度に切換
えられているときのみ互いに嵌合するような角度
で配設されており、しかも該ローター7の凹凸と
空洞部2d内壁の凹凸とは、ローター7が空洞部
2d中へ進入する方向には相対移動できるが回動
方向には相対移動できない構造となつている。
また本考案によるトリガースイツチは、本体1
に嵌入支持される切換ツマミ6が、所定角の範囲
で回動でき、かつ該角度の両端位置に切換ツマミ
6の回動がロツクされることで、接点切換え用の
ローター7を所定角回動させ、モータの極性切換
えが行なわれる。
切換ツマミ6と一体の円形胴部6fの外周に1
または複数の突起6cを設け、円形胴部6fに、
突起6cとは円周方向に離れ、かつ突起6cより
も切換ツマミ6寄りの位置に、径方向の有底孔6
dを形成して、その中に圧縮コイルバネ6eとボ
ール6aが挿入されている。
本体1には、ローター7収納室1jと外部を連
通する円形孔1gが形成され、該円形孔1gはロ
ーター収納室1jより径を小さくすることで、間
に段部1kが形成されている。また円形孔1gの
内径は胴部6fの外径よりわずかに大きく、該円
形孔1g中に胴部6fが支持されて、回転する。
該円形孔1gの内面には、前記ボール6aが嵌
入する2つの溝1hと1h′が所定角度の間隔で形
成されている。そして両溝1h,1h′は、円形胴
部6fの軸心と平行方向に貫通しており、しかも
切換ツマミ6の突起6cが貫通できる大きさとな
つている。
そして該切換ツマミ6の円形胴部6fの突起6
cを円形孔1g内面の溝1h,1h′に挿通し、該
突起6cが前記段部1kを越えた状態で回動させ
て、前記ボール6aが両溝1h,1h′のうちの片
方に嵌入されている。
〔作用〕
このように本考案によれば、ローター7の外周
壁に設けた凹凸と、該ローター7が接点閉路時に
進入する空洞部2d内壁に設けた凹凸とは、切換
ツマミ6の所定の切換え角度に切換えられている
ときのみ互いに嵌合するような角度で配設されて
おり、しかも該ローター7の凹凸と空洞部2d内
壁の凹凸とは、ローター7が空洞部2d中へ進入
する方向には相対移動できるが回動方向には相対
移動できない構造となつている。そのため、この
トリガースイツチの各固定接点14…をモータの
電源回路に挿入接続した状態で、切換ツマミ6が
例えば右側に切換わつている状態で、トリガー操
作によつてローター7を固定接点14側に駆動す
ると、可動接片8が固定接点14と接すること
で、モータは例えば右回転し、逆に切換ツマミ6
が左側に切換わつている状態で、トリガー操作に
よつてローター7を固定接点14側に駆動する
と、可動接片8が前記とは異なる固定接点14に
接することで、モータは左回転する。
切換ツマミ6の内端とローター7は、一体的に
回動するが、切換ツマミ6の回動軸心と平行方向
には相対的に移動可能に係合しているため、前記
のようにローター7が固定接点14側に移動し接
点オンの状態では、ローター7外周の凹凸と空洞
部2d内壁の凹凸とが嵌合し、切換ツマミ6は回
転不能である。したがつて、モータが回転してい
る状態では、切換ツマミ6が不用意に操作され
て、モータが逆転するような危険は生じない。
トリガー5を開放し、ローター7が切換ツマミ
6側に復帰した状態では、ローター7外周の凹凸
は空洞部2d内壁の凹凸から退避し、相対的に回
動できるため、切換ツマミ6と共に回転できる。
したがつて、このようにトリガー5を引いていな
い状態で、切換ツマミ6を操作すると、可動接片
8が支持されているローター7を回転できる。こ
うして切換ツマミ6を別のロツク位置まで回し、
ローター7を回転した状態で、トリガー操作する
と、ローター7外周の凹凸は、空洞部2d内壁の
別の凹凸の位置に切り換わつているため、次にト
リガー操作すると、可動接片8は別の固定接点1
4に接触し、モータは逆転する。
上記トリガー5は、一端が本体1側に軸支され
るとともに、該本体1に突設したアーム3に一端
を軸支し、他端を上記ローター7と当接させた増
幅レバー4の中間部に、トリガー5の軸支部より
も操作部寄りの位置が押圧接触している。このよ
うに、増幅レバー4の軸支部と先端との中間部
を、トリガー5が押圧接触しているため、トリガ
ー操作時に、増幅レバー4によつて変位量が増幅
され、ローター7および可動接片8のストローク
を容易に確保できる。
また、トリガー5の軸支部よりも操作部寄りの
位置が増幅レバー4に押圧接触しているため、ト
リガー5のテコの原理により、増幅レバー4に十
分大きな押圧力を加えることができ、可動接片8
と固定接点14との接触が確実になる。
また円形胴部6fの有底孔6dに圧縮コイルバ
ネ6eとボール6aを圧入した状態で、突起6c
を溝1h,1h′に挿通し、突起6cが段部1kを
越えた状態で、切換ツマミ6が回動される。その
ため、突起6cが段部1kに引つ掛かり、胴部6
fは本体1から抜けなくなる。またボール6a
は、溝1hか1h′に嵌入し、切換ツマミ6を2つ
の角度位置にロツクする作用をする。溝1h,1
h′は貫通しているため、円形胴部6fが円形孔1
gから抜けると、ボール6aおよびコイルバネ6
eが有底孔6dから飛び出すことになるので、細
心の注意を払いながら組立て作業を行なわなけれ
ばならない。ところが本考案では、円形胴部6f
を円形孔1gに挿入後回動して、ボール6aを溝
1h,1h′に嵌入させることで、突起6cが段部
1kに引つ掛かつて、抜けなくなるので、ボール
6aなどの飛び出しを心配することなく、次々と
部品を組立てていくことができ、組立て作業を能
率良く行なえる。
〔実施例〕
次に本考案によるトリガースイツチが実際上ど
のように具体化されるかを実施例で説明する。第
1図は分解斜視図、第2図は縦断側面図、第3図
は一部横断平面図、第4図はケース背面図、第5
図はローターの正面図、第6図はローターにバ
ネ・可動接片および支持体を差込んだ状態の正面
図である。
第1図に示すように、本体1は、ケース2と嵌
合して組立て可能となつており、本体1に突設し
たアーム3には増幅レバー4、トリガー5および
切換ツマミ6が取付けられるようになつている。
更に、上記ケース2と本体1との間には、ロータ
ー7、可動接片8、可動接片支持体9およびバネ
10,11,12が組込まれるようになつてい
る。
本体1には、角型の箱体1aの下部にアーム3
を一体形成すると共に、箱体1aの両側部に突出
した袖板1b,1b′を備え、箱体の前面部に切換
ツマミ6の取付部1cを設けてある。アーム3に
は、増幅レバー4の一端に突設した軸部4aを支
承するレバー軸受け部1dを設けてある。袖板1
b,1b′には、ケース2の両側部に突設した止片
2aを嵌合係止させる窓穴1eを設けるととも
に、上記ケース2の案内溝2bに嵌入する案内突
起1fを設けてある。取付部1cは、切換ツマミ
6が回動可能に挿入される丸穴1gを有するとと
もに、切換ツマミ6が所定の角度(例えば右に45
度、左に45度の2位置)にのみロツクされるよう
に規制する規制ボール6aが嵌入する溝1h,1
h′を、ローター軸心と平行方向に設けてある。な
お、箱板1aの内壁には、トリガー軸5aを差込
み係止させるトリガー軸受け部1iを設けてあ
る。
ケース2は上記本体1と同じ箱型のもので、本
体1と面する差込案内片2cを両側部に設け、内
部に円筒状の空洞部2dをあけ、その空洞部2d
に、可動接片支持体9、可動接片8およびロータ
ー7の一部が収納されるようになつている。更に
空洞部2dの底部には、第4図に示すように、端
子13の一部を露出させて固定接点14…を構成
してある。また、空胴部2dの内周壁には、突起
2eを設け、該突起2eがローター7の凹部7a
に嵌入可能となつている。固定接点14…は空胴
部2dの底面に90度間隔で設け、また突起2e…
はこれらの固定接点14…間の中間に配してあ
る。なお、空胴部2dの中心には外方へ突出する
突部2fを設け、ローター復帰バネ12を嵌込む
円孔2gをあけてある。
上記空胴部2dに差込まれる可動接片支持体9
は、ローター復帰バネ12を収納する円筒体9a
と、可動接片8を係止させる一対の突部9bを有
する可動接片間スペーサ部9cとを一体形成した
ものである。可動接片は2個1対と成つており、
各可動接片8は、コ字型をなし先端に二つの接触
部8a,8a′を有する金属製部材で、夫々にバネ
10,11を係合させ、固定接点14側にバネ圧
で押圧しうるように、バネ受け突部8bを設けて
ある。これら可動接片支持体9および可動接片8
を取付けるローター7は、上記空洞部2dの内径
より若干小なる直径を有する柱体で、その外周壁
部には嵌合凹部7aと、可動接片支持体9の突部
9bが嵌入する凹部7bとを、交互に90度間隔で
設けてある。そして、この柱体状ローター7の正
面には、第5図に示すように、バネ10,11を
収納する孔7c,7dおよび可動接片8,8を嵌
入支持させる長溝7e,7fを形成してある。一
方この柱体状のローター7の背面7hには、前記
切換ツマミ6の連結部6bを挟むようにしてツマ
ミと回転方向に係合させる2本の係止突起7g,
7g′を設けてあり、本体1の内部においてロータ
ーが回動する際は、第6図に示すようにローター
7に嵌入した可動接片8,8と支持体9も同時に
回動する。また、切換ツマミ6が正規の位置を向
いているときに、レバー4で押されると、一体と
なつてケース2側へ移動する。
上記ローター7と係合する切換ツマミ6は、本
体1の取付部1cに溝1h,1h′から嵌込んで回
転させることにより脱離不能にする係止片6c,
6c′および穴6dに内蔵して規制ボール6aを外
方へ押圧する圧縮コイルバネ6eとを有し、この
切換ツマミ6を取付部1cの垂直線に対し左右へ
45度回動すれば、回路の極性が正負反転し、モー
タの回転方向が正逆に切換えられる。
一方、上記ローター7の一対の係止部7g,7
g′間の背面7hには増幅レバー4の頭部4bが当
接する。この増幅レバー4の尾端には、レバー軸
4aを突設するとともに、頭部4bの背部で、か
つ尾端との間には、トリガー5の内側に突設した
レバー押圧突起5bと接触する曲部突起4bを設
けてある。トリガー5を引くと該押圧突起5bに
押されて、曲部突起4cが軸4aを中心に回転し
てトリガー押圧方向に引込み、頭部4bがロータ
ー7を同方向即ち固定接点14…の側へ押すよう
になつている。
上述した構成からなる各部を、第1図示の要領
で組立て、第2図に示すように一体化してトリガ
ースイツチを構成すれば、トリガー5は、ロータ
ー復帰バネ12の力によつて常に実線図示の状態
に復帰され安定している。そして、切換ツマミ6
を正逆いずれかの位置に設定すると、その切換ツ
マミ6と係合するローター7が、第1図に示す状
態から左右いずれかへ45度回転し、可動接片8,
8が左右いずれかへ傾く。可動接片8が右へ傾く
と、換言すれば可動接片支持体9が右へ45度回転
すると、可動接片8,8は、固定接点14aと1
4d,14bと14cを夫々結ぶ位置に来る。逆
に可動接片8,8が左け傾くと、換言すれば可動
接片支持体9が左へ45度回転すると、可動接片
8,8は、固定接点14aと14b,14dと1
4cを夫々結ぶ位置に来る。したがつて、切換ツ
マミ6が右向きのときと左向きのときとでは、極
性を正負反転させることができる。ただし接点導
通は、トリガー操作によつてのみ可能である。つ
まり、トリガー5をアーム3側に引くと、レバー
4がローター7を押し、空胴部2d内に進入した
可動接片8,8の接触部8a,8a′が固定接点1
4…と接触するので、これによつてはじめて電源
回路が閉じられ、電動工具等に電力が供給され
る。一方、トリガー5の押圧を解除すれば、復帰
バネ12の力でローター7は元位置に復帰し、こ
れによつてトリガー5も復帰される。
切換ツマミ6で電源の極性を切換えるときは、
一旦トリガー5を放し、ローター7および可動接
片8,8等をすべて復帰バネ12で復帰させる必
要があり、復帰状態で切換ツマミ6を切換えた
後、再度トリガー5を操作して接点を閉じる。こ
れによつて、極性切換え動作の確実化を実現して
いる。即ち、トリガー5が引かれて、ローター7
が空胴部2d中に進入している状態では、ロータ
ーの凹部7aに空胴部凸部2eが嵌入しているた
め、ローター7の回転つまり極性切換えは不可能
である。トリガー5を放して復帰バネ12でロー
ター7が復帰し、第2図のようにローター凹部7
aが空胴部凸部2eとの嵌合が外れた状態になつ
て初めて、切換ツマミ6によりローター7を回転
させることができる。したがつて、極性の切換え
動作と、接点を閉じる動作が完全に独立してい
る。
なお、上記実施例において、規制ボール6a、
可動接片8,8、バネ6e,10,11,12、
固定接点14…および端子13以外は、全て合成
樹脂にて形成し、これら全体をコンパクトに収め
てある。
このように、切換ツマミ6によつて回動するロ
ーター7に設けた可動接片8,8が、左右へ90度
回動して固定接点14…との接触を左右で変換設
定できるから、電動工具に供給する電源の極性を
正負逆に切換えることが可能である。しかもトリ
ガー5、増幅レバー4およびアーム3相互によつ
て、ローター押圧部のストロークを拡大している
ので、トリガーの小さなストロークでローター7
を充分なストローク押圧移動させ、接点の切換え
およびオン・オフ動作を確実にできると共に、ス
イツチ機構全体をコンパクトに収めることができ
る。更に、ローター7の外周壁部の嵌合凹部7a
とケース2の空胴部2dに設けた凸部2eとが係
合するときにのみ、可動接片8,8と固定接点1
4…とが接触するようにしたので、たとえ切換ツ
マミ6が左右中間に位置しているままトリガー5
を引いても、ローターおよび可動接片8,8は固
定接点側に移動できず、誤動作が未然に防止され
る。なお、凹凸関係を逆にして、ローター側に凸
部を、空胴部内壁に凹部を形成してもよく、ある
いは両者に凹凸を交互に設けてもよい。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、ローター外周壁
の凹凸と空洞部2d内壁の凹凸とが互いに嵌合し
接点がオンの状態では、切換ツマミ6を操作でき
ないため、モータの動作中に誤つて切換ツマミ6
が操作され、モータが逆転するような危険はな
い。また、ローター外周壁の凹凸と空洞部2d内
壁の凹凸とは、切換ツマミ6が所定の切換え角度
に切換えられているときのみ、互いに嵌合して接
点オンとなるような角度で配設されているので、
所定の位置以外に切換ツマミ6を操作しても、ロ
ーター7および可動接片8は固定接点14側に移
動不可能であり、誤つて接点がオン状態となるよ
うな危険もない。
さらに、トリガー5と増幅レバー4により、ト
リガーの操作力を軽くでき、かつ接点の接触圧力
を充分大きくでき、スイツチング動作が確実にな
る。また角度設定用のボール6aが嵌合するため
の溝1h,1h′を利用して、円形胴部6fの突起
6cを通過させ、該突起6cが溝1h,1h′から
ずれるように、かつボール6aが溝1h,1h′に
嵌入するように回動させた構成になつている。そ
のため、一旦組立ててしまえば、圧縮コイルバネ
6eやボール6aなどが飛び出すようなことはな
く、能率的に組立て作業を行なえる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1
図は組立分解斜視図、第2図は縦断側面図、第3
図は一部横断平面図、第4図はケース背面図、第
5図はローターの正面図、第6図はローターにバ
ネ・可動接片および支持体を差込んだ状態の正面
図である。 図において1は本体、2はケース、3はアー
ム、4は増幅レバー、5はトリガー、6は切換ツ
マミ、7はローター、8は可動接片、13…は端
子、14…は固定接片、1gは円形孔、1h,1
h′は溝、1jはロータ収納室、1kは段部、2d
は空胴部、6aはボール、6cは突起、6dは有
底孔、6eは圧縮コイルバネをそれぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 本体1に、外部からの操作で回動する切換ツ
    マミ6が回動可能に支持され、本体1の内部に
    おいて、該切換ツマミ6の内端とローター7
    が、一体的に回動するが、切換ツマミ6の回動
    軸心と平行方向に相対的に移動可能に係合して
    いること、 本体1側に対して固定されている固定接点1
    4に対して、切換ツマミ6の回動軸心と平行方
    向に移動することで、接点オン・オフを行な
    い、固定接点14に対し回動することで、異な
    る固定接点14とオン・オフする可動接片8
    が、前記ローター7側に支持されていること、 本体1側に支持されて回動するトリガー5の
    回動によつて、該ローター7が、固定接点14
    側に駆動されるように、ローター7がトリガー
    5側と連動可能に構成されていること、 上記トリガー5は、一端が本体1側に軸支さ
    れるとともに、該本体1に突設したアーム3に
    一端を軸支し、他端を上記ローター7と当接さ
    せた増幅レバー4の中間部に、トリガー5の軸
    支部よりも操作部寄りの位置が押圧接触し、該
    増幅レバー4を介して、ローター7を固定接点
    14側に駆動するように構成されていること、 上記ローター7の外周壁に設けた凹凸と、該
    ローター7が接点閉路時に進入する空洞部2d
    内壁に設けた凹凸とは、切換ツマミ6が所定の
    切換え角度に切換えられているときのみ互いに
    嵌合するような角度で配設されており、しかも
    該ローター7の凹凸と空洞部2d内壁の凹凸と
    は、ローター7が空洞部2d中へ進入する方向
    には相対移動できるが回動方向には相対移動で
    きない構造となつていること、 を特徴とするトリガースイツチ。 (2) 本体1に嵌入支持される切換ツマミ6が、所
    定角の範囲で回動でき、かつ該角度の両端位置
    に切換ツマミ6の回動がロツクされることで、
    接点切換え用のローター7を所定角回動させ、
    極性切換えを行なう構造となつていること、 切換ツマミ6と一体の円形胴部6fの外周に
    1または複数の突起6cを設け、かつ円形胴部
    6fに、突起6cとは円周方向に離れ、かつ突
    起6cよりも切換ツマミ6寄りの位置に、径方
    向の有底孔6dを形成して、その中に圧縮コイ
    ルバネ6eとボール6aを挿入したこと、 本体1には、ローター7収納室1jと外部を
    連通する円形孔1gが形成され、該円形孔1g
    はローター収納室1jより径が小さく、間に段
    部1kが形成され、かつ円形孔1gの内径は円
    形胴部6fの外径よりわずかに大きいこと、 該円形孔1gの内面には、前記ボール6aが
    嵌入する2つのロツク用溝1hと1h′が所定角
    度の間隔で形成され、両溝1h,1h′は、円形
    胴部6fの軸心と平行方向に貫通しており、し
    かも切換ツマミ6の突起6cが貫通できる大き
    さであること、 該切換ツマミ6の円形胴部6fの突起6cを
    円形孔1g内面の溝1h,1h′に挿通し、該突
    起6cが前記段部1kを越えた状態で回動させ
    て、前記ボール6aを両溝1h,1h′のうちの
    片方に嵌入させてなること、 を特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項記
    載のトリガースイツチ。
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