JP2501456Y2 - 鍵作動式スイッチ - Google Patents

鍵作動式スイッチ

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JP2501456Y2
JP2501456Y2 JP1990120459U JP12045990U JP2501456Y2 JP 2501456 Y2 JP2501456 Y2 JP 2501456Y2 JP 1990120459 U JP1990120459 U JP 1990120459U JP 12045990 U JP12045990 U JP 12045990U JP 2501456 Y2 JP2501456 Y2 JP 2501456Y2
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春夫 木村
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和泉電気株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は鍵作動式スイッチに関し、特に組み立て容易
な鍵作動式スイッチの構造に関する考案である。
[従来の技術] 鍵作動式スイッチには、釦部を押圧した後は、作動用
の鍵を用いなければその押圧状態を解除することができ
ないものがある。このような従来の鍵作動式スイッチの
一例を、第3図Aに基づいて説明する。本体部2および
本体部2に固定されたキャップ2Cには、スイッチ釦4が
取り付けられている。そして、このスイッチ釦4の中央
部には鍵ホルダー部6が設けられている。鍵ホルダー部
6の備える鍵穴6aには作動用鍵50が挿入される。
一方、本体部2の内部には固定板40及び操作軸42が位
置している。固定板40と操作軸42とは、ネジ44によって
一体的に接続されている。そして、これら固定板40及び
操作軸42は、コイルバネ12によって矢印96方向へ加圧さ
れている。鍵ホルダー部6のホルダー底面部6Lと固定板
40との間には、係合板としてのカム板7,8が位置する。
カム板7,8の平面図を第3図Bに示す。図に示すよう
に、カム板7,8の間にはカムバネ30が設けられており、
カム板7,8を矢印93方向に加圧している。そして、カム
板7,8には、それぞれカム板突出部7H,8Hが形成されてい
る。
次に、スイッチ釦4が矢印95方向に押圧された場合の
各部の動作を説明する。スイッチ釦4の押圧に従い、ス
イッチ釦4に固定された鍵ホルダー6のホルダー底面6L
は、カム板7,8、固定板40及び操作軸42を矢印95方向へ
押し下げる。尚、このときコイルバネ12は、押圧力によ
って圧縮される。
スイッチ釦4の押圧に伴って矢印95方向に移動したカ
ム板7,8は、本体部2の内壁に形成された係合凹部2Kに
達したとき、カムバネ30により矢印93方向に押し広げら
れる。すなわち、カム板突出部7H,8H(第3図B参照)
が、各々係合凹部2Kに係合してスイッチ釦4を押圧され
た状態に保持する。
このスイッチ釦4の押圧状態を解除する際には、作動
用鍵50を用いる。まず、鍵ホルダー部6に形成されてい
る鍵穴6aに作動用鍵50を挿入する。第3図Aは、作動用
鍵50が挿入された状態を示している。作動用鍵50が挿入
されると、鍵ホルダー部6は作動用鍵50を中心として所
定の角度回転することができるようになっている。
鍵ホルダー部6のホルダー底面6Lには、カム板7,8に
近接して二つのホルダーピン9Tが設けられている。この
ホルダーピン9Tとカム板7,8との位置関係を第3図Bに
基づいて説明する。カム板7,8には、それぞれカム板凹
部7a,8aが形成されている。そして、このカム板凹部7a,
8aに、各々二つのホルダーピン9Tが位置する。
作動用鍵50が挿入され、鍵ホルダー部6が回動する
と、これに従いホルダーピン9Tも所定の矢印91方向に回
転移動する。そして、二つのホルダーピン9Tは、それぞ
れカム板7,8の押圧面7X,8Xを押圧する。この押圧に応じ
てカムバネ30は圧縮し、カム板7,8は矢印92方向に押し
戻される。
カム板7,8が矢印92方向に移動し、カム板突出部7H,8H
と係合凹部2Kとの係合状態が解除されると、コイルバネ
12の復帰力により固定板40と操作軸42及びスイッチ釦4
が矢印96方向に押し上げられる。こうして、スイッチ釦
4は、作動用鍵50により押圧前の状態に復帰する。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来の鍵作動式スイッチには、次のような問題が
あった。カム板7,8は、固定板40と鍵ホルダー部6のホ
ルダー底面6Lとの間に挟持されて位置する。そして、カ
ム板7,8は、コイルバネ12の押圧力に基づき固定板40に
よってホルダー底面6Lに押し付けられ、その装着状態が
保持されている。
この為、鍵作動式スイッチを製造する場合、本体部2
に順次コイルバネ12、固定板40及び操作軸42、カム板7,
8、鍵ホルダー部6等を取り付ける必要がある。
ところが、カム板7,8は比較的小型の部品であり、更
に本体部2内に取り付ける際には、カムバネ30を圧縮さ
せる必要がある。従って、本体部2と一体に組み立てる
作業は容易ではなく、作業効率の低下を招いていた。
そこで本考案は、カムバネ(係合用バネ)によって相
反する方向に付勢される2つのカム板(係合板)を備え
るような鍵作動式スイッチについて、組み立てが容易で
あり、製造作業の作業効率を向上させる鍵作動式スイッ
チを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案に係る鍵作動式スイッチは、 スイッチ本体、 スイッチ本体に取り付けられ、外部から押圧可能な釦
部、 釦部に固定され、所定の作動用鍵が挿入される鍵ホル
ダー部、 釦部の押圧又は押圧解除に伴い移動し、スイッチ本体
に係合して、釦部の押圧の状態を保持する2つの係合板
であって、係合用バネによって互いに相反する方向であ
って、スイッチ本体に係合する方向に付勢されており、
作動用鍵の操作に応じてスイッチ本体との係合が解除さ
れる2つの係合板、 釦部と嵌合することにより釦部に固定され、釦部との
間に2つの係合板を保持する保持ホルダー、 スイッチ本体に取り付けられ、外部からの押圧に対し
て釦部を押戻す復帰用バネ、 を備えたことを特徴としている。
[作用] 本考案に係る鍵作動式スイッチにおいては、2つの係
合板は係合用バネによって互いに相反する方向であっ
て、スイッチ本体に係合する方向に付勢されており、こ
の2つの係合板は保持ホルダーと釦部との間に保持され
ている。そして、保持ホルダーは、釦部と嵌合すること
によって釦部に固定さる。
従って、係合用バネによって相反する方向に付勢され
る2つの係合板を予め保持ホルダーと釦部との間に取り
付け、その後にスイッチ本体に組み込むことができる。
[実施例] 本考案に係る鍵作動式スイッチの一実施例を図面に基
づいて説明する。第2図Aに、この実施例における鍵作
動式スイッチの全体斜視図を示す。このスイッチは、ス
イッチ釦4を押圧した後は、作動用鍵50を用いなければ
その押圧を解除することができないようになっている。
第2図Aに示す鍵作動式スイッチの組み立て工程を説
明する。まず、第2図Bに示すように、ロータケース5
に鍵ホルダー部6を挿入し貫通させる。そして、鍵ホル
ダー部6の先端部6Hにカム9のカム貫通孔9aを填め込
む。尚、先端部6H及びカム貫通孔9aは、図に示すように
多角形を形成しており、更にネジ14で固定される。この
為、作動用鍵50により鍵ホルダー部6が回動した場合、
同時にカム9も一体となって回動する。
次に第2図Cに示すように、ネジ14によって固定され
たカム9に、係合板としてのカム板7,8及び係合用バネ
としてのカムバネ30を取り付ける。第2図Cは、第2図
Bにおける各部の上下逆方向の斜視図である。尚、作動
用鍵50は図示されていない。
カム9には、二つのホルダーピン9Tが形成されてい
る。そして、このホルダーピン9Tに、カム板7,8のカム
板凹部7a,8aが填り込み装着される。カム板7,8の中心部
には、カムバネ30が位置する。カム板7,8及びカムバネ3
0の取り付け前の状態を第2図Dに示す。
カム板7,8及びカムバネ30を取り付けた後、保持ホル
ダーである操作軸10をロータケース5に固定する。この
場合は、操作軸10の固定柱10Fに形成されている固定突
起10Tを、ロータケース5の固定貫通穴5aに嵌合して固
定する。
操作軸10をロータケース5に固定した後、第2図Eに
示すように復帰用バネである操作バネ12及び防水用パッ
キンであるベローズ2Qを取り付ける。そして、最後にス
イッチ本体2に挿入し、スイッチ釦4を固定する。この
作業状態を示す図が第2図Fである。
尚、スイッチ釦4とロータケース5とを一体成形して
もよい。一体成形することにより、組み立て作業工程を
減少させ、作業効率を更に向上させることができる。
以上のようにして組み立てられた鍵作動式スイッチの
断面図を第1図Aに示す。図に示すようにスイッチ本体
2には、スイッチ釦4が取り付けられている。そして、
このスイッチ釦4の内部にはロータケース5が設けられ
ており、更にこのロータケース5の中央部には鍵ホルダ
ー部6が位置する。鍵ホルダー部6の備える鍵穴6aには
作動用鍵50が挿入される。
鍵ホルダー部6のホルダー底面部6Lには、前述のよう
にネジ14によりカム9が固定されている。スイッチ釦
4、ロータケース5及びこのカム9により釦部が形成さ
れる。ロータケース5には、操作軸10の固定突起10T
(第2図C参照)が嵌合する。そして、この操作軸10と
ロータケース5との間にはカム板7,8及びカムバネ30が
位置する。
このようにスイッチ釦4、ロータケース5、鍵ホルダ
ー部6、カム9、カム板7,8及び操作軸10は一体的に固
定されており、スイッチ釦4が押圧された場合、各部が
一体となって矢印95方向に移動するようになっている。
尚、スイッチ本体2内に設けられた操作バネ12は、スイ
ッチ釦4の押圧に対して、操作軸10を矢印96方向へ押し
戻す。
スイッチ釦4を押圧したときの各部の動作を以下に説
明する。スイッチ釦4の押圧によってカム板7,8が矢印9
5方向に移動した場合、スイッチ本体2の内壁に形成さ
れた係合凹部2Kで、カム板7,8はカムバネ30により矢印9
3方向に押し広げられる。すなわち、カム板7,8が、各々
係合凹部2Kに係合してスイッチ釦4を押圧された状態に
保持する。
ロータケース5、カム板7,8、カムバネ30及び操作軸1
0の固定柱10F等の位置関係を第1図Bの平面図に示す。
カムバネ30は、カム板7,8を矢印93方向に押圧する。こ
の為、カム板7,8のカム板突出部7H,8Hは、ロータケース
5の切り欠き部5aから突出する(第2図C参照)。この
切り欠き部5aから突出したカム板突出部7H,8Hが、スイ
ッチ本体2の内壁に形成された係合凹部2K(第1図A参
照)に係合してスイッチ釦4を押圧された状態に保持す
る。
操作軸10の固定柱10Fはカム板7,8の側面に接するよう
な状態で位置し、カム板7,8が矢印99方向へ移動しない
ようにその装着状態を保持している。スイッチ釦4の押
圧状態を解除する場合は、作動用鍵50によって鍵ホルダ
ー部6を回動させる。この回動に従い、ホルダーピン9T
も所定の矢印91方向に回転移動する。そして、二つのホ
ルダーピン9Tは、それぞれカム板7,8の押圧面7X,8Xを押
圧する。この押圧に応じてカムバネ30は圧縮し、カム板
7,8は矢印92方向に押し戻される。
こうしてカム板突出部7H,8Hと係合凹部2Kとの係合状
態が解かれると、コイルバネ12の復帰力により固定板40
と操作軸42及びスイッチ釦4が矢印96方向に押し上げら
れる(第1図A参照)。以上のようにして、スイッチ釦
4は、押圧前の状態に復帰する。
[考案の効果] 本考案に係る鍵作動式スイッチにおいては、2つの係
合板は係合用バネによって互いに相反する方向であっ
て、スイッチ本体に係合する方向に付勢されており、こ
の2つの係合板は保持ホルダーと釦部との間に保持され
ている。そして、保持ホルダーは、釦部と嵌合すること
によって釦部に固定さる。
すなわち、係合用バネによって相反する方向に付勢さ
れる2つの係合板を予め保持ホルダーと釦部との間に取
り付け、その後にスイッチ本体に組み込むことができ
る。従って、組み立てが容易であり、製造作業の作業効
率を向上させる鍵作動式スイッチを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは、本考案に係る鍵作動式スイッチの一実施例
を示す断面図、 第1図Bは、第1図Aのカム板及びカムバネを示す平面
図、 第2図Aは、第1図Aに示す鍵作動式スイッチの斜視
図、 第2図Bは、第2図C、第2図D、第2図E、第2図F
は、第1図Aに示す鍵作動式スイッチの構造を、組み立
て工程に基づき説明する為の斜視図、 第3図Aは、従来の鍵作動式スイッチを示す斜視図、 第3図Bは、第3図Aのカム板及びカムバネを示す平面
図である。 2……スイッチ本体 4……スイッチ釦 6……鍵ホルダー部 7,8……カム板 10……操作軸 12……復帰用バネ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スイッチ本体、 スイッチ本体に取り付けられ、外部から押圧可能な釦
    部、 釦部に固定され、所定の作動用鍵が挿入される鍵ホルダ
    ー部、 釦部の押圧又は押圧解除に伴い移動し、スイッチ本体に
    係合して、釦部の押圧の状態を保持する2つの係合板で
    あって、係合用バネによって互いに相反する方向であっ
    て、スイッチ本体に係合する方向に付勢されており、作
    動用鍵の操作に応じてスイッチ本体との係合が解除され
    る2つの係合板、 釦部と嵌合することにより釦部に固定され、釦部との間
    に2つの係合板を保持する保持ホルダー、 スイッチ本体に取り付けられ、外部からの押圧に対して
    釦部を押戻す復帰用バネ、 を備えたことを特徴とする鍵作動式スイッチ。
JP1990120459U 1990-11-16 1990-11-16 鍵作動式スイッチ Expired - Lifetime JP2501456Y2 (ja)

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JPS5541000B2 (ja) * 1971-11-12 1980-10-21

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