JP2507167Y2 - アクチュエ―タ - Google Patents

アクチュエ―タ

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JP2507167Y2
JP2507167Y2 JP10804689U JP10804689U JP2507167Y2 JP 2507167 Y2 JP2507167 Y2 JP 2507167Y2 JP 10804689 U JP10804689 U JP 10804689U JP 10804689 U JP10804689 U JP 10804689U JP 2507167 Y2 JP2507167 Y2 JP 2507167Y2
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JP
Japan
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output member
actuator
restraining
motor
motor shaft
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JP10804689U
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勝 井上
和也 鈴木
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自動車電機工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 【考案の目的】
(産業上の利用分野) この考案は、例えば自動車のドアを自動的にロックま
たはアンロックするのに利用されるアクチュエータに関
する。 (従来の技術) 従来、上記したアクチュエータとしては、例えば第4
図に示すものがあった。 すなわち、図示するアクチュエータ100において、モ
ータ101に正側の電流が供給されると、モータ101のモー
タシャフト101aが正方向に回転するため、モータシャフ
ト101aに取付けたウオーム102が出力部材103の内周に備
えた歯部103aに噛み合いながら正方向に回転し、出力部
材103は図中の位置(a)から位置(b)まで上方側に
移動して出力部材103に連結する図示しないドア開閉器
をアンロック側からロック側に作動する。 そして、この状態において、出力部材拘束解除機構10
4に備えた励磁コイル104aにデッドロックオン側の電流
が供給されることにより、励磁コイル104aが励磁してプ
ランジャ104bが図中の右方側に移動され、プランジャ10
4bの先端に形成した拘束用ピン104cが出力部材103に備
えた拘束用ピン挿入孔103bに挿入されるため、出力部材
103が拘束用ピン104cによって係止され、位置(b)に
おいてデッドロック状態となって保持される。 また、この状態から、出力部材拘束解除機構104に備
えた励磁コイル104aへの電流供給を中止すると、戻しば
ね104dの弾性復元力によりプランジャ104bが図中左方側
に戻し移動され、拘束用ピン104cが拘束用ピン挿入孔10
3bから挿出するため、出力部材103が拘束を解除され、
モータ101に逆側の電流が供給されることにより、モー
タ101のモータシャフト101aが逆方向に回転すると、ウ
オーム102が逆方向に回転して出力部材103を図中の位置
(b)から位置(a)まで下方側に戻り移動してドア開
閉器をロック側からアンロック側に戻す。 (考案が解決しようとする課題) ところが、上記した従来のアクチュエータ100におい
て、出力部材103を拘束用ピン104cにより拘束するに際
し、第4図中上方側または下方側に移動する出力部材10
3に対して右方向側または左方向側に拘束用ピン104cを
挿入または挿出する構造になっているので、拘束用ピン
104cを拘束用ピン挿入孔103bに容易に挿入させるため
に、出力部材103に第4図中上下方向の遊びを設けなけ
ればならず、その遊び量が大きいと、出力部材103に連
結するドア開閉器とのあいだでのストロークに誤差を生
ずることがないとは言えず、ストロークに誤差が生じた
場合、アクチュエータ100が作動不良になる可能性があ
るという問題点があり、その問題点を解決することが課
題となっていた。 (考案の目的) そこでこの考案は、上記した従来の課題に鑑みてなさ
れたもので、極めて簡素な構造で、出力部材に遊びがあ
ったとしても、確実な作動を行うことができるアクチュ
エータを提供することを目的としている。
【考案の構成】
(課題を解決するための手段) この考案に係わるアクチュエータは、アクチュエータ
ケースと、ピニオンが固着されたモータシャフトを有
し、このモータシャフトを正逆回転可能なアクチュエー
タ駆動用モータと、アクチュエータケースに上下動可能
に収納され、アクチュエータ駆動用モータのピニオンと
噛合された歯部を有する出力部材本体と、ドア開閉器に
連結される連結部と、拘束用下端面を有した凸状をなす
係止部とが一体的に形成された出力部材と、平板状をな
し、出力部材の係止部の拘束用下端面と当接可能に配置
された押圧部と、この押圧部と連設された基端部とが扇
状に形成された拘束用部材と、拘束用部材の基端部に取
付けられ、かつ、出力部材の可動方向の直下に配置され
たモータシャフトを有し、このモータシャフトを正逆回
転可能な拘束用モータとを備えている構成としたことを
特徴としている。 (考案の作用) この考案によるアクチュエータにおいて、拘束用モー
タのモータシャフトが出力部材の可動方向の直下に設け
られているとともに、モータシャフトに出力部材の係止
部に当接可能な拘束部材が取付けられているため、出力
部材を押し下げようとする力が加わったとしても、出力
部材がその力に抗するものとなり、ロック側において出
力部材が押し上げられた状態に保持されるものとなり、
誤差の影響を受けることがない。 (実施例) 以下、この考案に係わるアクチュエータの一実施例を
第1図ないし第3図に基いて説明する。 すなわち、図示するアクチュエータ1は、ロアケーシ
ング2と、このロアケーシング2に組付けられるアッパ
ケーシング3とからなるアクチュエータケース4のロア
ケーシング2に、モータシャフト5aが正方向または逆方
向に回転するアクチュエータ駆動用モータ5を収納して
いるとともに、アクチュエータ駆動用モータ5のモータ
シャフト5aに取付けたピニオン6が回転することによ
り、第1図中の位置(A)から位置(B)まで往動する
とともに、位置(B)から位置(A)まで復動する出力
部材7を収納している。 そして、ロアケーシング2に、出力部材7を位置
(B)において拘束するとともに、出力部材7の拘束を
解除する出力部材拘束解除機構8を収納している。 アクチュエータ駆動用モータ5は、その外部接続用端
子5b、5cから正側の電流または逆側の電流を供給するこ
とによって、モータシャフト5aが正方向または逆方向に
回転し、ロアケーシング2の第1図中下側寄りに設けた
アクチュエータ駆動用モータ取付部2aに固定されてい
る。 また、アクチュエータ駆動用モータ5は、モータシャ
フト5aが第2図中左方側に突出しており、ピニオン6が
圧入されている。 一方、出力部材7には、第1図中の上下方向に長尺棒
状をなし、断面矩形の出力部材本体7aの第1図中左側の
側壁7bに、ピニオン6に噛み合う歯部(ラック)7cを形
成しており、出力部材本体7aの第2図中右側の底壁7d
に、底壁7dの一部から右方側に突出した係止部7eを設け
ている。係止部7eには、第3図に示すように、凸状をな
す拘束用下端面7gが形成されている。 また、出力部材7は、ロアケーシング2に備えた出力
部材収納用溝部2bにより支持された状態で位置(A)と
位置(B)とのあいだで移動可能になっており、出力部
材本体7aの第1図中において上側に備えた連結部7fに図
示しないドア開閉器を連結するようになっている。 他方、出力部材拘束解除機構8は、主として、正方向
または逆方向に回転する拘束用モータ8aと、拘束用モー
タ8aの回転により出力部材7に設けた係止部7eに対し係
止または離隔する拘束用部材8bとから構成されている。 拘束用モータ8aは、その外部接続用端子8c、8dから電
流を切換えて供給することにより、モータシャフト8eが
正方向(第1図中反時計方向)または逆方向(第1図中
時計方向)に回転するようになっており、ロアケーシン
グ2の第1図中ほぼ中央に設けた拘束用モータ取付部2c
に固定してある。 また、拘束用モータ8aは、第2図に示すように、出力
部材7の図中右側に位置した状態で、モータシャフト8e
が出力部材7側に突出しており、このモータシャフト8e
に拘束用部材8bが取付けられている。 拘束用部材8bは、略三角形の板状をなすものであっ
て、基端部8fから径方向に突出した短寸側係止突部8g
と、係止突部8gよりもさらに径方向に大きく突出した長
寸側係止突部8hと、短寸側係止突部8gと長寸側係止突部
8hとを湾曲状をなす曲線で連続させた湾曲状係止突部8i
からなる押圧部8jを備えており、押圧部8jとこの押圧部
8jに連設された基端部8fとが扇形状をなす。 また、拘束用部材8bは、基端部8fを拘束用モータ8aの
モータシャフト8eに取付けてあり、モータシャフト8eが
第1図中反時計方向に回動すると、モータシャフト8eの
回動とともに第1図中反時計方向に位置(C)から位置
(D)まで回動するため、押圧部8jにおいて短寸側係止
突部8g、湾曲状係止突部8i、長寸側係止突部8hの順に出
力部材7に設けた係止部7eの拘束用下端面7gに係止しな
がら、出力部材7を第1図中上方側に押圧する。 そして、拘束用部材8bは、拘束用モータ8aのモータシ
ャフト8eが第1図中時計方向に回動すると、位置(D)
から位置(C)まで戻り回動するため、押圧部8jにおい
て長寸側係止突部8h、湾曲状係止突部8i、短寸側係止突
部8gの順に出力部材7の係止部7eから離隔する。 このような構造をなすアクチュエータ1は、第1図に
示す復帰の状態において、出力部材7は位置(A)にあ
り、拘束用部材8bは位置(C)にある。 この状態から、外部接続用端子5b、5cからアクチュエ
ータ駆動用モータ5の正側の電流が供給されると、モー
タシャフト5aが正方向に回転し、ピニオン6が正方向に
回転するため、ピニオン6に噛合う歯部7cによって、出
力部材7が位置(A)から位置(B)まで移動され、出
力部材7に連結されたドア開閉器をアンロック側からロ
ック側に作動する。 そして、この状態において、外部接続用端子8c、8dか
ら出力部材拘束解除機構8の拘束用モータ8aに正側の電
流が供給されると、モータシャフト8eが第1図中反時計
方向に回動され、拘束用部材8bが位置(C)から位置
(D)まで回動され、出力部材7に有する係止部7eの拘
束用下端面7gに対して拘束用部材8bの押圧部8jにおいて
短寸側係止突部8g、湾曲状係止突部8i、長寸側係止突部
8hの順に係止しつつ出力部材7を第2図中上方側に押圧
し、出力部材7を位置(B)において保持するため、出
力部材7に連結したドア開閉器をロックの状態に保持す
る。 また、上述したドア開閉器のロック状態において、出
力部材拘束解除機構8の拘束用モータ8aに外部接続用端
子8c、8dから逆側の電流が供給されると、モータシャフ
ト8eが第1図中時計方向に戻り回動され、拘束用部材8b
が位置(D)から位置(C)まで回動され、出力部材7
の係止部7eに対して拘束用部材8bの押圧部8jにおいてい
長寸側係止突部8h、湾曲状係止突部8i、短寸側係止突部
8gの順に離隔すると同時に、アクチュエータ駆動用モー
タ5に外部接続用端子5b、5cの逆側の電流が供給される
と、モータシャフト5aが逆方向に回転され、出力部材7
が位置(B)から位置(A)まで移動するため、出力部
材7に連結されたドア開閉器をロック側からアンロック
側に作動する。 上述したように、出力部材拘束解除機構8に設けた拘
束用部材8bは、拘束用モータ8aの正側の電流が供給され
たときに、押圧部8jの短寸側係止突部8g、湾曲状係止突
部8i、長寸側係止突部8hの順に出力部材7に有する係止
部7eの拘束用下端面7gに対し係止して押圧するため、ド
ア開閉器がアンロックの状態で、出力部材7とドア開閉
器とのあいだにストロークの誤差が生じていたとして
も、ロック側において出力部材7が押し上げられた状態
に保持されるものとなり、誤差の影響を受けないものと
なる。
【考案の効果】
以上説明してきたように、この考案に係わるアクチュ
エータによれば、拘束用モータのモータシャフトが出力
部材の可動方向の直下に設けられているとともに、モー
タシャフトに出力部材の係止部に当接可能な拘束部材が
取付けられているため、出力部材を押し下げようとする
力が加わったとしても、出力部材がその力に抗するもの
となり、ロック側において出力部材が押し上げられた状
態に保持されるので、誤差の影響を受けることかなく、
極めて簡素な構造で、出力部材に遊びがあったとして
も、確実な作動を行うことができるという優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係わるアクチュエータの一実施例の
部分破断側面図、第2図は第1図に示したアクチュエー
タの縦断面図、第3図は第1図に示したアクチュエータ
の作動状態を説明する部分破断側面図、第4図は従来の
アクチュエータの縦断面図である。1……アクチュエー
タ 4……アクチュエータケース 5……アクチュエータ駆動用モータ 5a……モータシャフト 6……ピニオン 7……出力部材 7a……出力部材本体 7c……歯部 7e……係止部 7f……連結部 7g……拘束用下端面 8a……拘束用モータ 8b……拘束用部材 8e……モータシャフト 8f……基端部 8j……押圧部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクチュエータケースと、 ピニオンが固着されたモータシャフトを有し、このモー
    タシャフトを正逆回転可能なアクチュエータ駆動用モー
    タと、 上記アクチュエータケースに上下動可能に収納され、上
    記アクチュエータ駆動用モータのピニオンと噛合された
    歯部を有する出力部材本体と、ドア開閉器に連結される
    連結部と、拘束用下端面を有した凸状をなす係止部とが
    一体的に形成された出力部材と、 平板状をなし、上記出力部材の係止部の拘束用下端面と
    当接可能に配置された押圧部と、この押圧部と連設され
    た基端部とが扇状に形成された拘束用部材と、 上記拘束用部材の基端部に取付けられ、かつ、上記出力
    部材の可動方向の直下に配置されたモータシャフトを有
    し、このモータシャフトを正逆回転可能な拘束用モータ
    とを備えていることを特徴とするアクチュエータ。
JP10804689U 1989-09-14 1989-09-14 アクチュエ―タ Expired - Lifetime JP2507167Y2 (ja)

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JPH0348071U JPH0348071U (ja) 1991-05-08
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