JPH088211Y2 - 平面ハンドル装置 - Google Patents
平面ハンドル装置Info
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- JPH088211Y2 JPH088211Y2 JP1989114241U JP11424189U JPH088211Y2 JP H088211 Y2 JPH088211 Y2 JP H088211Y2 JP 1989114241 U JP1989114241 U JP 1989114241U JP 11424189 U JP11424189 U JP 11424189U JP H088211 Y2 JPH088211 Y2 JP H088211Y2
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- Japan
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- dead bolt
- handle body
- shaft
- notch
- connecting shaft
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、配電盤収納箱本体等の固定枠体に対して扉
を閉鎖状態に錠止するハンドル装置に係り、更に詳細に
述べれば、不使用時にはハンドル本体がケース内に没入
している平面ハンドル装置に関するものである。
を閉鎖状態に錠止するハンドル装置に係り、更に詳細に
述べれば、不使用時にはハンドル本体がケース内に没入
している平面ハンドル装置に関するものである。
[従来の技術] 実公昭55−22126号公報に開示された従来の平面ハン
ドル装置では、ハンドル本体と押ボタンをケース内に隣
接させて収容し、裏面に止め金板の操作用突子を設けた
ハンドル本体の基端部を枢軸によってケースの両側壁に
枢着し、押ボタンの裏面に設けた傾斜アームの基端部を
該枢軸と平行な別の枢軸によってケースの両側壁に枢着
し、ハンドル本体の先端部に段面を設け、押ボタンの先
端部に該段面に係脱する突縁部を設け、バネによってハ
ンドル本体をケースから突出する方向に回転付勢する一
方、押ボタンの突縁部がハンドル本体の段面を没入方向
に押圧するように押ボタンをバネによって回転付勢して
いる。
ドル装置では、ハンドル本体と押ボタンをケース内に隣
接させて収容し、裏面に止め金板の操作用突子を設けた
ハンドル本体の基端部を枢軸によってケースの両側壁に
枢着し、押ボタンの裏面に設けた傾斜アームの基端部を
該枢軸と平行な別の枢軸によってケースの両側壁に枢着
し、ハンドル本体の先端部に段面を設け、押ボタンの先
端部に該段面に係脱する突縁部を設け、バネによってハ
ンドル本体をケースから突出する方向に回転付勢する一
方、押ボタンの突縁部がハンドル本体の段面を没入方向
に押圧するように押ボタンをバネによって回転付勢して
いる。
この従来装置では、押ボタンの突縁部がハンドル本体
の段面から離れる方向に押ボタンを指で押して、基端部
枢軸を中心に一定角度回転させると、押ボタンによる拘
束を解除されたハンドル本体は、バネ付勢によって基端
部枢軸を中心に前面側に回転して、握持可能な位置まで
ケースから斜めに突出する。
の段面から離れる方向に押ボタンを指で押して、基端部
枢軸を中心に一定角度回転させると、押ボタンによる拘
束を解除されたハンドル本体は、バネ付勢によって基端
部枢軸を中心に前面側に回転して、握持可能な位置まで
ケースから斜めに突出する。
しかしながら、この従来装置では押ボタンの誤動作を
阻止する手段を備えていないため、指で積極的に押ボタ
ンを押した場合だけでなく、ケース前面に一部突出して
いる押ボタンに器物や身体が接触して押ボタンが無意図
的に押された場合においても、ハンドル本体が偶発的に
ケースから突出してしまうことになる。
阻止する手段を備えていないため、指で積極的に押ボタ
ンを押した場合だけでなく、ケース前面に一部突出して
いる押ボタンに器物や身体が接触して押ボタンが無意図
的に押された場合においても、ハンドル本体が偶発的に
ケースから突出してしまうことになる。
ケース前面に大きく突出したハンドル本体は、通行者
の衣服や身体が引掛ったりして危険であるだけでなく、
器物が衝突したときには、ハンドル本体や当該器物の損
傷を招く危険もある。
の衣服や身体が引掛ったりして危険であるだけでなく、
器物が衝突したときには、ハンドル本体や当該器物の損
傷を招く危険もある。
[考案が解決しようとする課題] 従って本考案の目的は、不使用時にはハンドル本体が
ケース内に没入した位置に的確に保持される平面ハンド
ル装置であって、必要に応じて左回転停止型と右回転停
止型の平面ハンドル装置を直ちに組立てることができ、
左右兼用による量産効果が得られる、在庫管理と納品管
理が簡略化されと共に、他の器物が衝突することによっ
てハンドル本体6が歪曲損傷する恐れが減少し、長期に
わたって堅牢に使用することができる平面ハンドル装置
を提供することである。
ケース内に没入した位置に的確に保持される平面ハンド
ル装置であって、必要に応じて左回転停止型と右回転停
止型の平面ハンドル装置を直ちに組立てることができ、
左右兼用による量産効果が得られる、在庫管理と納品管
理が簡略化されと共に、他の器物が衝突することによっ
てハンドル本体6が歪曲損傷する恐れが減少し、長期に
わたって堅牢に使用することができる平面ハンドル装置
を提供することである。
[課題を解決するための手段] 以下、添付図面中の参照符号を用いて説明すると、本
考案の平面ハンドル装置では、扉1の前面側に開口した
空洞部2を形成したケース3を扉1に固着し、該空洞部
2の前部にハンドル本体6を回転及び摺動可能に嵌合
し、ハンドル本体6の中央軸部4の後端に割溝5を設
け、該割溝5にデッドボルト8を摺動可能に嵌合させ、
デッドボルト8の先端部8aを前記空洞部2の内側面の受
部7に係脱させる。
考案の平面ハンドル装置では、扉1の前面側に開口した
空洞部2を形成したケース3を扉1に固着し、該空洞部
2の前部にハンドル本体6を回転及び摺動可能に嵌合
し、ハンドル本体6の中央軸部4の後端に割溝5を設
け、該割溝5にデッドボルト8を摺動可能に嵌合させ、
デッドボルト8の先端部8aを前記空洞部2の内側面の受
部7に係脱させる。
空洞部2の後部に連結軸10を回転及び摺動可能に嵌合
し、連結軸10の前端部にデッドボルト8が摺動可能に嵌
合される割溝9を設け、先端部8aが前記受部7と係合す
るようにデッドボルト8をバネ11で摺動付勢する。
し、連結軸10の前端部にデッドボルト8が摺動可能に嵌
合される割溝9を設け、先端部8aが前記受部7と係合す
るようにデッドボルト8をバネ11で摺動付勢する。
連結軸10と一体的に回転する操作軸12を軸方向の摺動
を阻止してケース2の後部に取付け、連結軸10と操作軸
12の間に連結軸10を前方に摺動付勢するバネ13を設け、
ハンドル本体3の中央軸部4にはロータ18を回転可能に
収容する。
を阻止してケース2の後部に取付け、連結軸10と操作軸
12の間に連結軸10を前方に摺動付勢するバネ13を設け、
ハンドル本体3の中央軸部4にはロータ18を回転可能に
収容する。
該ロータ18の前面に鍵孔15を設け、デッドボルト8の
前面の従動カム面部16に係合する駆動カム突起17をロー
タ18の後面に設け、鍵14でロータ18を所定方向に回した
とき、デッドボルト8を後退させて先端部8aを前記受部
7から脱出させる。
前面の従動カム面部16に係合する駆動カム突起17をロー
タ18の後面に設け、鍵14でロータ18を所定方向に回した
とき、デッドボルト8を後退させて先端部8aを前記受部
7から脱出させる。
ハンドル本体6及び連結軸10と一体的にデッドボルト
8が前進摺動したとき、後退位置にあるデッドボルト8
の先端部8aが入り込む円弧状受溝部19をケース3の空洞
部2の内面に設ける。
8が前進摺動したとき、後退位置にあるデッドボルト8
の先端部8aが入り込む円弧状受溝部19をケース3の空洞
部2の内面に設ける。
さらに、空洞部2の内面に円弧状切欠部20を設け、該
切欠部20の両端部に軸方向溝21,22を設け、軸方向長さ
が切欠部20よりも短くて円周方向長さが切欠部20に合致
した円弧板23を切欠部20に嵌合する。
切欠部20の両端部に軸方向溝21,22を設け、軸方向長さ
が切欠部20よりも短くて円周方向長さが切欠部20に合致
した円弧板23を切欠部20に嵌合する。
該円弧板23の一側端部に軸方向長さが軸方向溝21,22
の全長さに合致した突条部24を設け、軸方向溝21,22の
選択された一方に嵌合される突条部24の前後各端部24a,
24bを円弧板23の前後各端面23aより突出させ、該円弧板
23の前後端面23a,23bと軸方向溝21,22の前壁面21a,22a
との間に前記受部7を形成する。
の全長さに合致した突条部24を設け、軸方向溝21,22の
選択された一方に嵌合される突条部24の前後各端部24a,
24bを円弧板23の前後各端面23aより突出させ、該円弧板
23の前後端面23a,23bと軸方向溝21,22の前壁面21a,22a
との間に前記受部7を形成する。
また、ケース3の前端部に円形鍔部30を設け、該鍔部
30の内側内周面2aに当接する円弧状外面6aが両端部に形
成された細長い摘み部62をハンドル本体6の前端部に設
ける。ハンドル本体6の前進摺動時に摘み部62の一部を
空洞部2から露出させ、摘み部62の該円弧状外面6aを鍔
部30の内側円周面2aに近接させる。
30の内側内周面2aに当接する円弧状外面6aが両端部に形
成された細長い摘み部62をハンドル本体6の前端部に設
ける。ハンドル本体6の前進摺動時に摘み部62の一部を
空洞部2から露出させ、摘み部62の該円弧状外面6aを鍔
部30の内側円周面2aに近接させる。
[作用] 鍵14をロータ18の鍵孔15に挿入してロータ18を左又は
右に45度回すと、駆動カム突起17が従動カム面部16を押
すため、バネ11の付勢に抗してデッドボルト8が直径方
向に後退摺動して、先端部8aが受部7から脱出する。
右に45度回すと、駆動カム突起17が従動カム面部16を押
すため、バネ11の付勢に抗してデッドボルト8が直径方
向に後退摺動して、先端部8aが受部7から脱出する。
そのため、ハンドル本体6とデッドボルト8及び連結
軸10は、バネ13の付勢によって一体的に前進摺動し、ハ
ンドル本体6がケース3の前面に突出する。デッドボル
ト8の先端部8aが受溝部19の前壁面19aに当接すること
によって、ハンドル本体6の前進摺動が停止する。
軸10は、バネ13の付勢によって一体的に前進摺動し、ハ
ンドル本体6がケース3の前面に突出する。デッドボル
ト8の先端部8aが受溝部19の前壁面19aに当接すること
によって、ハンドル本体6の前進摺動が停止する。
この突出したハンドル本体6に指を掛けて回すと、ハ
ンドル本体6とデッドボルト8、連結軸10及び操作軸12
が一体的に回転し、操作軸12に固着した止め金板25が、
固定枠体26側の受金部27から離脱し、これによって固定
枠体26に対する扉1の錠止が解除される。
ンドル本体6とデッドボルト8、連結軸10及び操作軸12
が一体的に回転し、操作軸12に固着した止め金板25が、
固定枠体26側の受金部27から離脱し、これによって固定
枠体26に対する扉1の錠止が解除される。
ハンドル本体6の旋錠方向と解錠方向への回転角度
は、デッドボルト8の先端部8aが円弧状受溝部19の端壁
面19b,19cに当接することによって規定される。
は、デッドボルト8の先端部8aが円弧状受溝部19の端壁
面19b,19cに当接することによって規定される。
ハンドル本体6の前進摺動時には、摘み部62の板厚さ
一部だけが空洞部2から露出し、残部は空洞部2に依然
として嵌合しており、該部分の円弧状外面6aが鍔部30の
内側円周面2aに近接している。そのため、摘み部62の露
出部分に他の器物が衝突してハンドル本体6に曲げモー
メントが作用するとき、鍔部30の内側円周面2aが摘み部
62の円弧状外面6aを支承する。
一部だけが空洞部2から露出し、残部は空洞部2に依然
として嵌合しており、該部分の円弧状外面6aが鍔部30の
内側円周面2aに近接している。そのため、摘み部62の露
出部分に他の器物が衝突してハンドル本体6に曲げモー
メントが作用するとき、鍔部30の内側円周面2aが摘み部
62の円弧状外面6aを支承する。
[実施例] 図示の実施例では、扉1の円形取付孔28に嵌合される
ケース3の円筒型主体部分29の前端には、扉1の前面に
当接する円形鍔部30が形成され、該鍔部30にある空洞部
2には内側円周面2aが形成されている。該主体部分29と
鍔部30の境界部には一対の取付用ボス31が突設され、該
ボス31は取付孔28の孔縁部に設けた一対の回転止め用切
欠32に嵌合される。該ボス31には、隣接する2面を開放
した箱型座金33が背面側から被せられ、該座金33を介し
てボス31の螺子孔61にビス34を螺子込むことによって、
ケース3が扉1に締付け固着される。
ケース3の円筒型主体部分29の前端には、扉1の前面に
当接する円形鍔部30が形成され、該鍔部30にある空洞部
2には内側円周面2aが形成されている。該主体部分29と
鍔部30の境界部には一対の取付用ボス31が突設され、該
ボス31は取付孔28の孔縁部に設けた一対の回転止め用切
欠32に嵌合される。該ボス31には、隣接する2面を開放
した箱型座金33が背面側から被せられ、該座金33を介し
てボス31の螺子孔61にビス34を螺子込むことによって、
ケース3が扉1に締付け固着される。
空洞部2は該主体部分29と鍔部30を貫通した段付き円
形孔状に形成され、主体部分29にある空洞部2の内面の
円弧状切欠部20は、中心角60度に設けられており、円弧
板23の一側端部の突条部24は軸方向溝21,22の選択され
た一方に嵌合される。
形孔状に形成され、主体部分29にある空洞部2の内面の
円弧状切欠部20は、中心角60度に設けられており、円弧
板23の一側端部の突条部24は軸方向溝21,22の選択され
た一方に嵌合される。
突条部24が軸方向溝21に嵌合するように円弧板23を切
欠部20に嵌合したときには、デッドボルト8の先端部8a
は軸方向溝22の前壁面22aと円弧板23の端面23aとの間に
形成された受部7に係脱する。
欠部20に嵌合したときには、デッドボルト8の先端部8a
は軸方向溝22の前壁面22aと円弧板23の端面23aとの間に
形成された受部7に係脱する。
扉1に対するケース3の取付けを60度だけ変更し、突
条部24が別の軸方向溝22に嵌合するように円弧板23を前
後逆転して切欠部20に嵌合したときには、デッドボルト
8の先端部8aは軸方向溝21の前壁面21aと円弧板23の端
面23bとの間に形成された受部7に係脱する。
条部24が別の軸方向溝22に嵌合するように円弧板23を前
後逆転して切欠部20に嵌合したときには、デッドボルト
8の先端部8aは軸方向溝21の前壁面21aと円弧板23の端
面23bとの間に形成された受部7に係脱する。
ハンドル本体6の中央軸部4には、連結軸10の前端の
小径軸部35が同心に嵌込まれ、前記割溝9は該小径軸部
35に設けてある。該割溝9と中央軸4の割溝9は直径方
向に整列している。連結軸10の前面には割溝9の延長上
にバネ受部36が突設され、バネ受部36は割溝5の延長部
に嵌合されている。該バネ受部36に一端を支持された圧
縮コイルバネ型の付勢用バネ11は、デッドボルト8の基
端部のバネ受孔37に他端を挿入支持されている。
小径軸部35が同心に嵌込まれ、前記割溝9は該小径軸部
35に設けてある。該割溝9と中央軸4の割溝9は直径方
向に整列している。連結軸10の前面には割溝9の延長上
にバネ受部36が突設され、バネ受部36は割溝5の延長部
に嵌合されている。該バネ受部36に一端を支持された圧
縮コイルバネ型の付勢用バネ11は、デッドボルト8の基
端部のバネ受孔37に他端を挿入支持されている。
尚、摘み部62の円弧状外面6aと鍔部30の内側円周面2a
を中心軸線に対して平行な円筒面に形成すれば、鍔部30
による摘み部62の支承作用は更に良好になされる。
を中心軸線に対して平行な円筒面に形成すれば、鍔部30
による摘み部62の支承作用は更に良好になされる。
連結軸10の周縁部の軸方向透孔38から中央軸部4の螺
子孔39にビス40を螺子込むことによって、デッドボルト
8を摺動可能に保持した状態でハンドル本体6と連結軸
10が一体に接続されている。円弧状受溝部19は、前記切
欠部20の前側位置に中心角60度に設けられている。ハン
ドル本体6のケース3からの抜脱は、デッドボルト8の
先端部8aが、該受溝部19の前壁面19aに当接することに
よって阻止される。
子孔39にビス40を螺子込むことによって、デッドボルト
8を摺動可能に保持した状態でハンドル本体6と連結軸
10が一体に接続されている。円弧状受溝部19は、前記切
欠部20の前側位置に中心角60度に設けられている。ハン
ドル本体6のケース3からの抜脱は、デッドボルト8の
先端部8aが、該受溝部19の前壁面19aに当接することに
よって阻止される。
連結軸10の後面の断面小判形ソケット部41には、操作
軸12の前端の同一断面の連動軸部42が嵌合しており、連
結軸10は操作軸12に対して空転不能であるが軸方向には
摺動可能になっている。ハンドル本体6と連結軸10の付
勢用バネ13は圧縮コイルバネで構成され、該バネ13の前
後各端部は該ソケット部41の後面凹部43と該連動軸部42
の前面凹部44に挿入支持されている。
軸12の前端の同一断面の連動軸部42が嵌合しており、連
結軸10は操作軸12に対して空転不能であるが軸方向には
摺動可能になっている。ハンドル本体6と連結軸10の付
勢用バネ13は圧縮コイルバネで構成され、該バネ13の前
後各端部は該ソケット部41の後面凹部43と該連動軸部42
の前面凹部44に挿入支持されている。
ケース3の主体部分29の後端面には円盤型裏板45が当
接され、周縁部の透孔46から主体部分29の螺子孔47に螺
子込まれるビス48によって締付け固着されている。操作
軸12は中間鍔部49を連結軸10と裏板45に挟持されること
によって、前後方向への移動を阻止されている。裏板45
の円形軸孔50にはOリング51に通した操作軸12が回転可
能に嵌挿され、操作軸12の後端角軸部52には、止め金板
25が角孔53にて嵌合され、ビス54によって操作軸12に締
付け固着されている。
接され、周縁部の透孔46から主体部分29の螺子孔47に螺
子込まれるビス48によって締付け固着されている。操作
軸12は中間鍔部49を連結軸10と裏板45に挟持されること
によって、前後方向への移動を阻止されている。裏板45
の円形軸孔50にはOリング51に通した操作軸12が回転可
能に嵌挿され、操作軸12の後端角軸部52には、止め金板
25が角孔53にて嵌合され、ビス54によって操作軸12に締
付け固着されている。
中央軸部4に背面側から嵌合されたロータ18は、内向
き鍔部55によってハンドル本体6の前方への抜脱を阻止
されている。ロータ18の前面には、鍵孔15が楕円孔状に
形成され、鍵孔15の内底面中央には連結孔56を軸方向に
設けてある。鍵14は断面楕円形の鍵山部57を有し、摘み
部58を前面に張出して設けてある。鍵14の中央部には軸
方向に貫通孔59を設けてある。
き鍔部55によってハンドル本体6の前方への抜脱を阻止
されている。ロータ18の前面には、鍵孔15が楕円孔状に
形成され、鍵孔15の内底面中央には連結孔56を軸方向に
設けてある。鍵14は断面楕円形の鍵山部57を有し、摘み
部58を前面に張出して設けてある。鍵14の中央部には軸
方向に貫通孔59を設けてある。
該貫通孔59から前記連結孔56に螺子込まれるビス60に
よって鍵14をロータ18に固着したときには、この平面ハ
ンドル装置は鍵有り型から鍵無し型に直ちに転用するこ
とができる。
よって鍵14をロータ18に固着したときには、この平面ハ
ンドル装置は鍵有り型から鍵無し型に直ちに転用するこ
とができる。
[考案の効果] 以上のように本考案の平面ハンドル装置は、不使用時
にはデッドボルト8によってハンドル本体6はケース3
内に没入した位置に保持されるものであるが、本考案で
は、空洞部2の内面に設けた円弧状切欠部20の両端部に
軸方向溝21,22を設け、該切欠部20に嵌合した円弧板23
の一側端部に、軸方向溝21,22の選択された一方に嵌合
される突条部24を設け、該突条部24の前後各端部24aを
円弧板23の前後各端面23aより突出させ、円弧板23の前
後端面23aと軸方向溝21,22の前壁面21a,22aとの間に前
記受部7を形成したので、扉1に対するケース3の取付
角度を変更すると共に、円弧板23の切欠部20に対する嵌
合態様を逆転させることによって、左回転停止型と右回
転停止型の平面ハンドル装置を直ちに組立てることがで
き、左右兼用による量産効果が得られると共に在庫管理
と納品管理が簡略化される。
にはデッドボルト8によってハンドル本体6はケース3
内に没入した位置に保持されるものであるが、本考案で
は、空洞部2の内面に設けた円弧状切欠部20の両端部に
軸方向溝21,22を設け、該切欠部20に嵌合した円弧板23
の一側端部に、軸方向溝21,22の選択された一方に嵌合
される突条部24を設け、該突条部24の前後各端部24aを
円弧板23の前後各端面23aより突出させ、円弧板23の前
後端面23aと軸方向溝21,22の前壁面21a,22aとの間に前
記受部7を形成したので、扉1に対するケース3の取付
角度を変更すると共に、円弧板23の切欠部20に対する嵌
合態様を逆転させることによって、左回転停止型と右回
転停止型の平面ハンドル装置を直ちに組立てることがで
き、左右兼用による量産効果が得られると共に在庫管理
と納品管理が簡略化される。
また、請求項(2)に記載の平面ハンドル装置では、
ケース3の前端部に円形鍔部30を設け、該鍔部30の内側
内周面2aに当接する円弧状外面6aが両端部に形成された
細長い摘み部62をハンドル本体6の前端部に設け、ハン
ドル本体6の前進摺動時に積み部62の一部を空洞部2か
ら露出させ、摘み部62の該円弧状外面6aを鍔部30の内側
円周面2aに近接させたので、他の器物が衝突することに
よってハンドル本体6が歪曲損傷する恐れが減少し、長
期にわたって堅牢に使用することができる。
ケース3の前端部に円形鍔部30を設け、該鍔部30の内側
内周面2aに当接する円弧状外面6aが両端部に形成された
細長い摘み部62をハンドル本体6の前端部に設け、ハン
ドル本体6の前進摺動時に積み部62の一部を空洞部2か
ら露出させ、摘み部62の該円弧状外面6aを鍔部30の内側
円周面2aに近接させたので、他の器物が衝突することに
よってハンドル本体6が歪曲損傷する恐れが減少し、長
期にわたって堅牢に使用することができる。
第1図は本考案の一実施例に係る平面ハンドル装置の施
錠状態の斜視図であり、第2図は該平面ハンドル装置の
背面図であり、第3図は該平面ハンドル装置の左側面図
であり、第4図は第1図のA−A線断面図であり、第5
図は第1図のB−B線断面図であり、第6図は第4図の
C−C線断面図であり、第7図は第4図のD−D線断面
図であり、第8図は第4図のE−E線断面図である。 第9図はハンドル本体がケースから突出したときの第4
図に対応した断面図であり、第10図はハンドル本体を解
錠方向に回したときの第6図に対応した断面図である。 第11図は該平面ハンドル装置に用いたケースの背面図で
あり、第12図は第11図のF−F線断面図である。第13図
は該平面ハンドル装置に用いた円弧板の正面図であり、
第14図は該円弧板の左側面図である。 1…扉、2…空洞部、2a…円形内周面、3…ケース、4
…中央軸部、5…割溝、6…ハンドル本体、6a…円弧状
外面、7…受部、8…デッドボルト、8a…先端部、9…
割溝、10…連結軸、11…付勢用バネ、12…操作軸、13…
付勢用バネ、14…鍵、15…鍵孔、16…従動カム面部、17
…駆動カム突起、18…ロータ、19…受溝部、19a…前壁
面、19b,19c…端壁面、20…切欠部、21,22…軸方向溝、
21a,22a…前壁面、23…円弧板、23a,23b…前後端面、24
…突条部、24a,24b…前後端部、25…止め金板、26…固
定枠体、27…受金部、28…取付孔、29…ケース主体部
分、30…鍔部、31…取付用ボス、32…回転止め用切欠、
33…座金、34…固着用ビス、35…小径軸部、36…バネ受
部、37…バネ受孔、38…連結用透孔、39…螺子孔、40…
連結用ビス、41…ソケット部、42…連動軸部、43…後面
凹部、44…前面凹部、45…裏板、46…固定用透孔、47…
螺子孔、48…固着用ビス、49…中間鍔部、50…軸孔、51
…Oリング、52…角軸部、53…角孔、54…固着用ビス、
55…内向き鍔部、56…連結孔、57…鍵山部、58…摘み
部、59…貫通孔、60…接続用ビス、61…螺子孔、62…摘
み部
錠状態の斜視図であり、第2図は該平面ハンドル装置の
背面図であり、第3図は該平面ハンドル装置の左側面図
であり、第4図は第1図のA−A線断面図であり、第5
図は第1図のB−B線断面図であり、第6図は第4図の
C−C線断面図であり、第7図は第4図のD−D線断面
図であり、第8図は第4図のE−E線断面図である。 第9図はハンドル本体がケースから突出したときの第4
図に対応した断面図であり、第10図はハンドル本体を解
錠方向に回したときの第6図に対応した断面図である。 第11図は該平面ハンドル装置に用いたケースの背面図で
あり、第12図は第11図のF−F線断面図である。第13図
は該平面ハンドル装置に用いた円弧板の正面図であり、
第14図は該円弧板の左側面図である。 1…扉、2…空洞部、2a…円形内周面、3…ケース、4
…中央軸部、5…割溝、6…ハンドル本体、6a…円弧状
外面、7…受部、8…デッドボルト、8a…先端部、9…
割溝、10…連結軸、11…付勢用バネ、12…操作軸、13…
付勢用バネ、14…鍵、15…鍵孔、16…従動カム面部、17
…駆動カム突起、18…ロータ、19…受溝部、19a…前壁
面、19b,19c…端壁面、20…切欠部、21,22…軸方向溝、
21a,22a…前壁面、23…円弧板、23a,23b…前後端面、24
…突条部、24a,24b…前後端部、25…止め金板、26…固
定枠体、27…受金部、28…取付孔、29…ケース主体部
分、30…鍔部、31…取付用ボス、32…回転止め用切欠、
33…座金、34…固着用ビス、35…小径軸部、36…バネ受
部、37…バネ受孔、38…連結用透孔、39…螺子孔、40…
連結用ビス、41…ソケット部、42…連動軸部、43…後面
凹部、44…前面凹部、45…裏板、46…固定用透孔、47…
螺子孔、48…固着用ビス、49…中間鍔部、50…軸孔、51
…Oリング、52…角軸部、53…角孔、54…固着用ビス、
55…内向き鍔部、56…連結孔、57…鍵山部、58…摘み
部、59…貫通孔、60…接続用ビス、61…螺子孔、62…摘
み部
Claims (2)
- 【請求項1】扉1に固着され、軸線が扉1の前面に開口
した空洞部2を設けたケース3と;該空洞部2の前部に
回転及び摺動可能に嵌合され、中央軸部4の後端に割溝
5を設けたハンドル本体6と;該割溝5に摺動可能に嵌
合され、空洞部2の内側面の受部7に先端部8aが係脱す
るデッドボルト8と;該空洞部2の後部に回転及び摺動
可能に嵌合され、前端部に該デッドボルト8が摺動可能
に嵌合される割溝9を設けた連結軸10と;受部7に係合
するようにデッドボルト8を摺動付勢するバネ11と;軸
方向摺動を阻止されてケース2の後部に取付けられ、連
結軸10と一体的に回転する操作軸12と;該連結軸10と操
作軸12の間に設けられ、連結軸10を前方に摺動付勢する
バネ13と;ハンドル本体3の中央軸部4に回転可能に収
容され、前面に鍵孔15を設け、デッドボルト8の従動カ
ム面部16に係合する駆動カム突起17を後面に設けたロー
タ18と;該鍵孔15に挿入され、ロータ18を所定方向に回
してデッドボルト8を後退させ、先端部8aを前記受部7
から脱出させる鍵14とから成り、ハンドル本体6及び連
結軸10と一体的にデッドボルト8が前進摺動したとき、
後退位置にあるデッドボルト8の先端部8aが入り込む円
弧状受溝部19を空洞部2の内面に設け、空洞部2の内面
に円弧状切欠部20を設け、該切欠部20の両端部に軸方向
溝21,22を設け、軸方向長さが切欠部20よりも短くて円
周方向長さが切欠部20に合致した円弧板23を切欠部20に
嵌合し、該円弧板23の一側端部に軸方向長さが軸方向溝
21,22の全長さに合致した突条部24を設け、軸方向溝21,
22の選択された一方に嵌合される突条部24の前後各端部
24a,24bを円弧板23の前後各端面23aより突出させ、該円
弧板23の前後端面23a,23bと軸方向溝21,22の前壁面21a,
22aとの間に前記受部7を形成した平面ハンドル装置。 - 【請求項2】ケース3の前端部に円形鍔部30を設け、該
鍔部30の内側内周面2aに当接する円弧状外面6aが両端部
に形成された細長い摘み部62をハンドル本体6の前端部
に設け、ハンドル本体6の前進摺動時に摘み部62の一部
を空洞部2から露出させ、摘み部62の該円弧状外面6aを
鍔部30の内側円周面2aに近接させた請求項(1)に記載
の平面ハンドル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989114241U JPH088211Y2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | 平面ハンドル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989114241U JPH088211Y2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | 平面ハンドル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0354561U JPH0354561U (ja) | 1991-05-27 |
JPH088211Y2 true JPH088211Y2 (ja) | 1996-03-06 |
Family
ID=31662620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989114241U Expired - Lifetime JPH088211Y2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | 平面ハンドル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH088211Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5333800A (en) * | 1977-07-25 | 1978-03-29 | Takigen Mfg Co | Clamping handle device |
-
1989
- 1989-09-29 JP JP1989114241U patent/JPH088211Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0354561U (ja) | 1991-05-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |