JPH1144137A - 錠装置 - Google Patents

錠装置

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JPH1144137A
JPH1144137A JP21926297A JP21926297A JPH1144137A JP H1144137 A JPH1144137 A JP H1144137A JP 21926297 A JP21926297 A JP 21926297A JP 21926297 A JP21926297 A JP 21926297A JP H1144137 A JPH1144137 A JP H1144137A
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dead
dead bolt
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lock box
piece
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Osamu Shimoi
治 下井
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Miwa Lock KK
Miwa Lock Co Ltd
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Miwa Lock KK
Miwa Lock Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 錠箱内の限られた空間の有効利用を図る。 【解決手段】 錠箱1内に水平に移動可能なデッドボル
ト3と揺動可能な鎌片4とを併設すること;デッドボル
ト3はシリンダ錠又はサムターンで操作されるデッドカ
ム6の作動によって突出入されるものであること;デッ
ドボルト3と鎌片4との間は作動ピン51と長孔52の
組で成る連係手段5で連係させてあること;デッドカム
6には突片63を設けること;及び、中央部にループを
有するねじりばね7を、一端をデッドボルト3に係止さ
せると共に、他端側をデッドカム6の突片63に当接さ
せ、かつ、ループを前記の作動ピンを兼ねる係止ピン5
1に嵌挿させることにより、デッドカム6の定位手段と
して装着したことを構成条件とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は扉の錠装置に関す
る。更に具体的には、不正解錠をより確実に阻止するた
めデッドボルトに鎌片を併設したタイプの錠装置の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の錠装置としては、水平方
向に案内されるようにしたデッドボルトと錠箱内に枢支
した鎌片とをストライクの係入孔に共に係入できるよう
に併設し、前記デッドボルトは、錠箱内に支承されシリ
ンダ錠又はサムターンによって回動操作されるデッドカ
ムの作動に伴ってその先端が錠箱のフロント板から突出
入されるようにしてあり、デッドボルトと鎌片との間は
デッドボルトに突設した作動ピンと鎌片に設けた長孔の
組で成る連係手段で連係させたものを挙げることができ
る。
【0003】そして、このようなデッドボルトと鎌片と
を併設したタイプの錠装置においては、デッドカムの定
位手段としてクリックばねや思案ばねを設ける場合、デ
ッドカムと錠箱との間に設けられるそれらのばねは、デ
ッドボルトと重なるような位置関係において揺動する鎌
片の邪魔にならないように、カム部から十分に離れた位
置に設けるのが普通であった。
【0004】そのため、前述のような従来の錠装置にあ
っては、錠箱内の限られた空間を有効利用するについて
支障を来たしたり、錠箱を大型のものとしなければなら
ないなどの問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明の錠装置は、
デッドカムの定位手段をデッドボルトに組み込み全体を
小型化し、錠箱内の空間を有効利用できるようにするこ
とを目的として提案されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明の錠装置は、錠箱内で水平方向に案内され
るようにしたデッドボルトと錠箱内に枢支した鎌片とを
ストライクの係入孔に共に係入できるように併設するこ
と;デッドボルトは、錠箱内に支承されシリンダ錠又は
サムターンによって回動操作されるデッドカムの作動に
伴ってその先端が錠箱のフロント板から突出入されるも
のであること;デッドボルトと鎌片との間はデッドボル
トに突設した作動ピンと鎌片に設けた長孔の組で成る連
係手段で連係させてあること;デッドカムにおけるデッ
ドボルトに近接した部分には突片を設けること;及び、
中央部にループを有するねじりばねを、一端をデッドボ
ルトに係止させると共に、他端側をデッドカムの突片に
当接させ、かつ、ループを前記の作動ピンを兼ねる係止
ピンに嵌挿させることにより、デッドカムの定位手段と
して装着したことを構成条件とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施例に基いて
この発明について説明する。図1及び図2において、符
号10は扉、20はその扉10の開放側端部が対向する
扉枠又は対をなす他の扉をそれぞれ示している。
【0008】符号1は扉10の開放側端部に面付け又は
彫り込みによりねじ91等で固設される錠箱で、錠箱1
内の上方部分にはこの発明の主要部である本締り機構3
0が設けられ、また、下方部分には仮締り機構40が設
けられている。
【0009】仮締り機構40は、周知のように、ラッチ
ボルト40a、ラッチばね40b、ハンドル軸(図示し
ない)が連係されるリトラクタ40c及び戻しばね40
d等から成る。但し、この仮締り機構40は本発明にと
って必須ではない。つまり、この発明に係る錠装置は本
締り機構40のみとすることもできる。
【0010】この発明の錠装置の主要部である本締り機
構30について説明すると、錠箱1内には、扉枠又は対
をなす他の扉20にねじ92等で固設されたストライク
2の共通の係入孔21に対し、突出時に共に係入される
2つの錠止部材であるデッドボルト3及び鎌片4が併設
されている。
【0011】デッドボルト3は、1枚の板材を折り曲げ
て横断面がコ字状に形成されており(図3参照)、錠箱
1内で任意の案内手段により水平方向に直線的に案内さ
れるようにしてある。
【0012】図示例のデッドボルト3は、突片と長孔の
組でなる案内手段31、錠箱1における突出案内部32
及び錠箱1に固定された案内片33等により案内され
る。
【0013】鎌片4は2枚の板材を重合させて形成して
あり、その一端は錠箱1内に枢軸41で枢支してあり、
他端は該鎌片4の前方への揺動により錠箱1の開口11
から突出しストライク2の係入孔21に同時に突出する
デッドボルト3と共に係入するようにしてある。
【0014】鎌片4の大部分は横断面コ字状のデッドボ
ルト3の空間部34に嵌まり合っており、デッドボルト
3と鎌片4との間はデッドボルト3に突設した作動ピン
51と鎌片4に設けた長孔52の組で成る連係手段5で
連係してある。
【0015】符号6は錠箱1内の後方部に支承されたデ
ッドカムで、その先端のカム部61はデッドボルト3の
V字状をなす従動切欠35に係合させてある。そして、
デッドカム6は錠箱1の側板に突設した前後で対をなす
ストッパ62、62の間を揺動する。
【0016】更に、デッドカム6は、錠箱1に装着され
たシリンダ錠の内筒及びサムターン(いずれも図示しな
い)に連係させてあり、シリンダ錠に差し込んだ鍵又は
サムターンを右回り又は左回りに回動させると、デッド
カム6は矢印Pのように揺動する。
【0017】そして、前記デッドカム6の揺動に伴っ
て、デッドボルト3は錠箱1に対し矢印Qのように直線
的に摺動変位し、その先端を錠箱1のフロント板から突
出入させる。
【0018】また同時に、デッドボルト3に連係手段5
で連係されている錠片4は枢軸41を中心として矢印R
のように揺動変位し、その他端(前端)を錠箱1のフロ
ント板から同様に突出入させる。
【0019】この発明においては、デッドカム6におけ
るデッドボルト3に近接した部分に一体に又は別体とし
て例えば先端を半円状とした突片63を設ける。
【0020】図示例のデッドカム6においては、図5に
明示するように、半径方向に延出させたカム部61に対
し突片63が段をなすようにして一体に形成してある。
【0021】そしてまた、この錠装置においては、前記
のデッドカム6上の突片63に対応させるようにして、
ねじりコイルばねのような中央部にループを有するねじ
りばね7が備えてある。
【0022】ねじりばね7は、一端をデッドボルト3に
形成した係止溝36等に係止させると共に、他端側をデ
ッドカム6の突片63の先端部に当接させ、かつ、ルー
プを上述の連係手段5における作動ピンを兼ねる係止ピ
ン51に嵌挿させることにより、デッドカム6を施錠位
置又は解錠位置においてクリック的に定位させる定位手
段として装着してある。
【0023】
【発明の効果】以上に説明したこの発明の錠装置によれ
ば、デッドボルトと鎌片とが併設されているタイプであ
るに関わらず、デッドカムの施錠位置及び解錠位置をク
リック的に定める定位手段としてのねじりばねが、その
一端をデッドボルトに係止させると共に、他端側をデッ
ドカムの突片に当接させ、かつ、中央のループを作動ピ
ンを兼ねる係止ピンに嵌め込むことにより、デッドボル
トにコンパクトに添設させる形態をなして装着されるの
で、デッドカムの定位手段の小型化に伴って錠箱内の限
られた空間が有効に利用されることになり、錠箱の大型
化を避けることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の錠装置の実施例を施錠状態において
一方の側板である蓋板を外して示す側面図。
【図2】その正面図。
【図3】図1の錠装置から取り外したデッドボルトを示
す図で、(A)は平面図、(B)は側面図,(C)は背
面図である。
【図4】図1の錠装置から取り外した鎌片を示す図で、
(A)は側面図、(B)は背面図である。
【図5】図1の錠装置から取り外したデッドカムを示す
図で、(A)は側面図、(B)は背面図である。
【符号の説明】
1 錠箱 2 ストライク 3 デッドボルト 4 鎌片 5 連係手段 51 作動ピンを兼ねるピン 52 長孔 6 デッドカム 63 突片 7 ねじりばね

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 錠箱内で水平方向に案内されるようにし
    たデッドボルトと錠箱内に枢支した鎌片とをストライク
    の係入孔に共に係入できるように併設すること;デッド
    ボルトは、錠箱内に支承されシリンダ錠又はサムターン
    によって回動操作されるデッドカムの作動に伴ってその
    先端が錠箱のフロント板から突出入されるものであるこ
    と;デッドボルトと鎌片との間はデッドボルトに突設し
    た作動ピンと鎌片に設けた長孔の組で成る連係手段で連
    係させてあること;デッドカムにおけるデッドボルトに
    近接した部分には突片を設けること;及び、中央部にル
    ープを有するねじりばねを、一端をデッドボルトに係止
    させると共に、他端側をデッドカムの突片に当接させ、
    かつ、ループを前記の作動ピンを兼ねる係止ピンに嵌挿
    させることにより、デッドカムの定位手段として装着し
    たことを構成条件とする錠装置。
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