JP4587140B2 - デッドボルトの構造 - Google Patents

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この発明は、デッドボルトの構造に係り、特に、作動音が静粛であり、しかも安全性を向上させ得るデッドボルトの構造に関する。
デッドボルトの錠止機構には種々のものがあるが、その一つに特許文献1に記載されたものがある。
このデッドボルトの錠止機構は、後記特許文献1の第1図に示すように、ラッチボルト7や図示しないデッドボルトの先端部に段部を形成し、一方、錠箱の内側に、先端がこの段部の移動軌跡と干渉する施錠角度位置、及び干渉しない解錠位置の間を揺動できる錠止レバー(特許文献1では第1保安レバー37)を設けるものである。
実公平3−041016号公報
上記した構成のデッドボルトの制御機構は、錠止レバーの揺動角を小さくできるため、特に小さな作動ストロークのソレノイドを用いる電気錠の制御機構として好適である。
しかしながら、このデッドボルトの制御機構は、解錠後は錠止レバーの先端がデッドボルトやラッチボルトの上面或いは下面に弾圧されるので、デッドボルトやラッチボルトをリトラクタによって錠箱内に引っ込めるとき、例えばゴリゴリという不愉快な摺接音が発生する。
そこでこの発明は、特許文献1に記載されているようなデッドボルトの制御機構を用いても不愉快な作動音が発生しないデッドボルトを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、錠箱のフロント板から出没する先端に、横断面が縦長で細長いコ字形の頭部を形成し、自由端部をその上又は下のスリットから頭部内に挿入され、基端を錠箱の側板に平行な平面内で揺動可能に案内された鈎形のカマを、その中央部において頭部に連係させ、頭部がフロント板から突出するとき、カマの先端部をストライクのボルト投入孔に振り入れると共に、頭部の内端のスリット側の段部を錠止レバーの先端により衝止するようにしたものにおいて、頭部の内端に、その内端開口を閉塞し、頭部のスリットから突出する作用端の傾斜縁を内側に向けた合成樹脂製のストッパ受を設けたことを特徴とする。
上記のように構成された請求項1に記載の発明によるデッドボルトは、解錠時錠止レバーの先端をデッドボルトの頭部の内端の移動軌跡外に退避させ、デッドボルトを錠箱の内側に移動させると、ストッパー受の作用端の傾斜縁が錠止レバーの先端と先ず係合し、これらの間に生じる楔作用により錠止レバーが更にデッドボルトから離間するように回動するので、やがて錠止レバーに乗り上がる。
この過程において、合成樹脂製のストッパ受の作用端が錠止レバーと常時摺接し、ストッパ受の材質が合成樹脂であることから、例え錠止レバーが金属製であっても不快な作用音の発生を防止することができる。
また、ストッパ受がデッドボルトの頭部の空間をその内端において閉塞するので、頭部の空間を通して工具を錠箱内に挿入することによる不正解錠を完全に防止することができる、等種々の効果を奏する。
カマ付きのデッドボルトにおいて、断面コ字形の頭部の内端に、その内端開口を閉塞し、頭部のスリットから突出する作用端の傾斜縁を内側に向けた合成樹脂製のストッパ受を設ける、という簡単な構成で、不快な摺接音の発生防止、及び不正解錠の防止、の一石二鳥の効果を得ることができた。
以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1において符号1は錠箱を示し、この錠箱1において、水平方向(左右方向)に延在し、全体を符号2で示すデッドボルトが水平方向に移動可能に支持、案内されている。
このデッドボルト2の内端部上端縁には、図3及び図4に示すように、間に所定の間隔をおいて、第1及び第2衝止片3、4が突設されている。
一方、図1に示すように、デッドボルト2の上方には、図示しないシリンダ錠、或いはサムターン等に連結された施解錠リング5が回動可能に配設されており、解錠時には施解錠リング5が反時計方向に回動し、その外周部の所定の角度位置に突設された作動アーム6が第2衝止片4を内方(右方)に押動してデッドボルト2の先端部を図示しないストライクから引抜く。
また、施錠時には施解錠リング5が時計方向に回動し、その作動アーム6が第1衝止片3を外方に押動するので、デッドボルト2が図1に示す施錠位置迄移動し、その先端部を錠箱のフロント板7から突出させて図示しないストライク孔に投入する。
なお、図示の実施例におけるデッドボルト2の頭部2aは板材で構成され、図2乃至図4に示すように、横断面が縦長で細長いコ字形になるように成形されている。
そして、この頭部2a内に、鈎形の板材を重合して固定したカマ8の自由端部が、下方の水平なスリットから挿入されて収納されている。
また、カマ8は、図1に示すように、その基端を支軸9によって回動可能に支承され、錠箱1の側板に平行な平面内で揺動可能に支持、案内されている。
更にまた、カマ8の頭部2a内における中央部に開口した長穴としての係合孔11(図1参照)と、デッドボルトの頭部2aを水平方向に貫通するようにしてこれに固定された係合ピン12との係合による連係手段により、カマ8はデッドボルトの頭部2aと連係している。
そのため、解錠時には係合ピン12が錠箱1内に引込んでいるので、カマ8は図1に鎖線で示すように時計方向に回動していて錠箱内に完全に引込んでいるが、施錠時には、係合ピン12が外方に移動するので、図1に実線で示すように、半時計方向に回動し、カマ8の先端部が図示しないストライクのボルト投入孔に振り入れられる。
他方、図1に示すように、デッドボルト2の内端部下方にはほぼ水平に延在する錠止レバー13が配設されており、その内端(右端)を錠止レバー軸14により回動自在に軸支されている。
そのため、錠止レバー13は錠箱1の側板に平行な平面内で揺動可能に支持、案内されることになる。
また、錠止レバー13は、錠止レバー軸14に巻装された捩りコイルばねとしての錠止レバーばね15の弾力により、図1で時計方向に付勢されている。
一方、錠止レバー13の中央部に開口した長穴16、及び、垂直方向に延在し、長さ方向に移動可能に案内された制御スライダ17の下端部に植設された制御ピン18との係合を介して、錠止レバー13は制御スライダ17と連係している。
そして、図1に示す施錠状態においては、制御レバー13は図示の角度位置を保ち、その先端(自由端)をデッドボルトの頭部2aの内端のスリット側の段部、すなわち、図4に示すスリットが開く側の段部19に、内側から衝止可能に臨ませている。
そのため、デッドボルト2は錠止レバー13によって錠止され、施錠状態を安定に保つ。
一方、解錠のため合鍵、サムターン或いはドアのハンドル等により前記施解錠リング5を図1で反時計方向に回動させると、作動アーム6が第2衝止4と係合する前に制御スライダ17の上端の傾斜部と係合し、これらの間に生じる楔作用により制御スライダ17が下方に押動され、制御ピン18によって錠止レバー13が半時計方向に回動する結果、錠止レバー13の先端が下降してデッドボルト2の解錠方向の移動が可能になる。
なお、図1において符号21は思案ばねを示し、この思案ばね21は施解錠リング5の作動にスナップアクション性を付与する。
以上に説明したデッドボルトの構造は従来からのものであるが、この発明によるデッドボルトの構造上の特徴は、頭部2aの内端に、その内端の垂直な開口を閉塞するように合成樹脂製のストッパ受22を設けた点にある。
このストッパ受22は概ね角柱状で、図5及び図6に示すように、付番しない凹陥部で肉を盗み、図示の実施例ではその一方の側面に突条20が一体に突設されている。
また、図5及び図6に示すように、ストッパ受22の下端である作用端23には傾斜縁24が形成されている。
更にまた、ストッパ受22の上端には係止ピン25が一体に形成されると共に、その中央部の側面を貫通するようにかしめピン孔26が開口している。
そして、上記のように構成されたストッパ受24は、突条20を頭部2aの内端縁に接合させ、係止ピン25を頭部2aの上面内端部に開口した係止孔27(図3参照)に嵌合させるようにして頭部2a内に挿入され、頭部2a及びストッパ受22を貫通する付番しないかしめピンにより固定される(図7参照)。
なお、このストッパ受22の位置を適切に設定すれば、図1に鎖線で示すように、解錠位置にあるストッパ受22は解錠位置にあるカマ8より内方にあるので、ストッパ受22とカマ8は干渉しない。
上記のように構成されたこの発明の一実施例によるデッドボルトは、解錠時、前記したように、錠止レバー13の先端とストッパ受の傾斜縁24、及びストッパ受の作用端となる下端と錠止レバー13との上面とが摺接するが、ストッパ受22は合成樹脂製であるから、不快な摺接音は発生しない。
また、図2に示すように、デッドボルトの頭部2aの空間をストッパ受22が閉塞するので、この空間を通る工具による不正解錠を不可能にすることも前記した通りである。
この発明の一実施例によるデッドボルトを備えた錠箱の一部断面側面図。 錠箱の正面図。 デッドボルトの部品の一部断面平面図。 デッドボルトの部品の側面図。 ストッパ受の側面図。 ストッパ受の背面図。 デッドボルトの下面図。
符号の説明
1 錠箱
2 デッドボルト
2a 頭部
3 第1衝止片
4 第2衝止片
5 施解錠リング
6 作動アーム
7 フロント板
8 カマ
9 支軸
11 係合孔
12 係合ピン
13 錠止レバー
14 錠止レバー軸
15 錠止レバーばね
16 長穴
17 制御スライダ
18 制御ピン
19 段部
22 ストッパ受
23 作用端
24 傾斜縁
25 係止ピン
26 かしめピン孔
27 係止孔

Claims (1)

  1. 錠箱のフロント板から出没する先端に、横断面が縦長で細長いコ字形の頭部を形成し、自由端部をその上又は下のスリットから頭部内に挿入され、基端を錠箱の側板に平行な平面内で揺動可能に案内された鈎形のカマを、その中央部において頭部に連係させ、頭部がフロント板から突出するとき、カマの先端部をストライクのボルト投入孔に振り入れると共に、頭部の内端のスリット側の段部を錠止レバーの先端により衝止するようにしたものにおいて、頭部の内端に、その内端開口を閉塞し、頭部のスリットから突出する作用端の傾斜縁を内側に向けた合成樹脂製のストッパ受を設けたことを特徴とするデッドボルトの構造。
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