JPH0741819Y2 - グローブボックスのロック装置 - Google Patents

グローブボックスのロック装置

Info

Publication number
JPH0741819Y2
JPH0741819Y2 JP2362289U JP2362289U JPH0741819Y2 JP H0741819 Y2 JPH0741819 Y2 JP H0741819Y2 JP 2362289 U JP2362289 U JP 2362289U JP 2362289 U JP2362289 U JP 2362289U JP H0741819 Y2 JPH0741819 Y2 JP H0741819Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piece
operation knob
cylinder lock
rocking
striker
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2362289U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02113674U (ja
Inventor
龍郎 山下
政勝 仁田脇
Original Assignee
株式会社本田ロック
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社本田ロック filed Critical 株式会社本田ロック
Priority to JP2362289U priority Critical patent/JPH0741819Y2/ja
Publication of JPH02113674U publication Critical patent/JPH02113674U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0741819Y2 publication Critical patent/JPH0741819Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両等のグローブボックスのロック装置のう
ち、操作ノブの摺動操作によって開閉するタイプのロッ
ク装置に関するものである。
(従来技術) 従来、この種のロック装置としては、実公昭57−37817
号公報に記載されたものが知られている。この装置は、
第4図,第5図に示すように、一端13aがケースに摺動
自在に設けられた操作ノブ11に係合し、他端13bがボッ
クス内の受座12に係合する揺動片13を、リターンばね16
を介してケースに軸支させて構成されており、前記操作
ノブ11の摺動操作(矢印イ)によって前記揺動片13を揺
動させることにより、該揺動片13と前記受座12との係合
を解除して、開蓋することができるようにされている。
また、この装置においては、シリンダ錠14の施錠操作に
より、シリンダ錠ロータ15に設けられたブロック片15a
を前記操作ノブ11の摺動を規制する位置に移動させ(矢
印ロ)、開蓋不能な状態にロックすることができるよう
にされている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記のように構成された従来のロック装置にお
いては、揺動片13の他端13bがが鈎状に形成されている
ため受座12との係合が外れ易く、車両の振動等によって
蓋が不意に開いてしまう恐れがある。また、揺動片13が
蓋体側に、受座12がボックス側に位置する構成となって
いるため、各部材の寸法のばらつきとか取付け位置のず
れ等によって揺動片13と受座12との係合代がばらつくこ
とになり、安定した係合代を確保することができないと
いう問題点がある。また、操作ノブ11は、揺動片13のリ
ターンばね16により揺動片13を介して付勢されているだ
けであるので、閉蓋状態における車両の振動あるいは閉
蓋操作等により揺動片13が揺動すると、操作ノブ11は一
時的にフリーな状態となり、その結果、操作ノブ11と揺
動片13との間でがたつき音が発生するという問題点があ
る。さらに、シリンダ錠14の施錠位置においては、操作
ノブ11の摺動はブロック片15aによって規制されている
が、揺動片13はリターンばね16によって付勢されている
だけであるので、車両の振動等により揺動片13が揺動す
ると、受座12との係合が外れてしまうことがあり、その
結果、施錠状態であるにもかかわらず蓋が不意に開いて
しまう恐れがある。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記のような問題点を解決することを目的と
するものであり、その手段として、グローブボックスの
ロック装置を、 ケース前方に摺動自在に内装された操作ノブと、前記ケ
ースにばねを介して軸支された揺動片と、該揺動片の近
傍に設けられるシリンダ錠であって、 前記揺動片の一端が、前記シリンダ錠の施錠位置では、
該シリンダ錠のロータ外周円弧面に係止する一方、解錠
位置では、前記ロータ外周に形成された切欠溝に入り込
むようにし、それによって施錠操作により揺動片の揺動
を規制するシリンダ錠と、前記ケースの後方に開方向に
ばね付勢されて軸支されると共に、ボックス側のストラ
イカと係脱自在にされた回転ラッチとから成り、前記揺
動片の一端を前記操作ノブに、他端を前記回転ラッチに
それぞれ係合させ、前記操作ノブの摺動操作により前記
揺動片と前記回転ラッチとの係合が解除されて、該回転
ラッチが前記ストライカを解放するようにしたことを第
1の特徴とし、 前記操作ノブが、常時その突出方向にばね付勢されてい
ることを第2の特徴とするものである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案に係るグローブボックスのロック装置の
平面断面図、第2図は回転ラッチ周りの右側面図、第3
図は本考案に係るグローブボックスのロック装置の外観
斜視図である。
図において、Aはグローブボックスの蓋の前面に設けら
れた施錠体であり、Cはボックス内に設けられたストラ
イカである。
第1図ないし第3図に示すように、ケース1には、その
前方に箱形の操作ノブ2が横軸方向に摺動自在に内装さ
れており、該操作ノブ2によって後述する揺動片3を揺
動させるようにされている。ここで、操作ノブ2は、コ
イルばね4によって常時その突出方向(第1図における
左方向)に付勢されており、このため操作ノブ2がフリ
ーな状態になることはないので、操作ノブ2によるがた
つき音は発生しない。また、前記ケース1には、前記操
作ノブ2の近傍に揺動片3が配置されており、該揺動片
3はその略中央部を軸支されている。ここで、揺動片3
は通常、巻ばね5によってその一端3aが前記操作ノブ2
の端面2aに当接するように付勢されている。尚、このと
き揺動片3の他端3bは、後述する回転ラッチ6と係合し
た状態にある。
また、前記ケース1には、その後方に回転ラッチ6が配
置されており、該回転ラッチ6はその略中央部を軸支さ
れている。ここで、回転ラッチ6には、前記揺動片3の
他端3bと係合する切欠部6aと、ボックス内に設けられた
ストライカCを係合保持するための略U字状の保持部6a
とが形成されており、揺動片3の他端3bが回転ラッチ6
の切欠部6aと係合しているとき、回転ラッチ6の保持部
6bはストライカCを係合保持した状態にある。そして、
このとき回転ラッチ6の保持部6bは、ストライカCを巻
き込んだ状態で保持しているので(第2図参照)、車両
等の振動によっても回転ラッチ6とストライカCとの係
合が外れることはない。尚、回転ラッチ6は、巻ばね7
によって常時開方向(第2図における時計回り)に付勢
されている。これにより、操作ノブ2の摺動操作によっ
て揺動片3が揺動し、その他端3bが回転ラッチ6の切欠
部6aから外れると、回転ラッチ6は開方向への回転が可
能となり、ストライカCを解放するようにされている。
さらに、前記揺動片3の近傍には、筒状のシリンダ錠ケ
ース8が設けられており、該シリンダ錠ケース8にはシ
リンダ錠ロータ8aが回転自在に内装されている。このシ
リンダ錠ロータ8aには、その外周面の一部に切欠溝9が
形成されており、解錠状態においては、前記揺動片3の
一端3aが該切欠溝9に対向して位置し、施錠状態におい
ては、前記切欠溝9が前記揺動片3の一端3aとの対向位
置から逃げるようにされている。これにより、解錠状態
においては、操作ノブ2の摺動操作によって揺動片3の
一端3aが揺動した際、該揺動片3の一端3aは前記切欠溝
9に入り込むため、シリンダ錠ロータ8aによってその摺
動が阻止されることはなく、通常どおりの開蓋操作が可
能である。これに対し、施錠状態においては、揺動片3
の一端3aが、操作ノブ2の端面2aとシリンダ錠ロータ8a
の外周円弧面とによって挟持された状態になるため、揺
動片3の揺動は不能となる。その結果、車両の振動等に
よっても揺動片3の他端3bと回転ラッチ6との係合が外
れることはなく、該回転ラッチ6によるストライカCの
係合も外れることはない。
次に本実施例の作用について説明する。
シリンダ錠の解錠状態において、操作ノブ2の摺動操作
を行うと、揺動片3の一端3aが巻ばね5の付勢力に抗し
て揺動する。すると、前記揺動片3の他端3bと回転ラッ
チ6の切欠部6aとの係合が解除される。その結果、前記
回転ラッチ6が開方向に回転可能となり、ストライカC
から離脱できる状態になるので、蓋を引けば開蓋を行う
ことができる。一方、閉蓋を行う場合には、次のように
なる。すなわち、蓋を閉めると、まずストライカCが巻
ばね7の付勢力によって開位置にある回転ラッチ6の保
持部6bに衝接する。次いで、前記ストライカCが回転ラ
ッチ6の保持部6b内に係入しながら、該回転ラッチ6を
巻ばね7の付勢力に抗して回転させる。このようにして
回転ラッチ6が回転することにより、回転ラッチ6の側
面に当接していた揺動片3の他端3bが、巻ばね5の付勢
力によって回転ラッチ6の切欠部6aに導かれて係入し、
その結果、回転ラッチ6は開方向への回転を規制される
ので、該回転ラッチ6はストライカCを係合保持した状
態にされる。
また、シリンダ錠の施錠状態においては、揺動片3の一
端3aが、操作ノブ2の端面2aとシリンダ錠ロータ8aの外
周円弧面とによって挟持された状態になるので、操作ノ
ブ2の摺動操作によっては揺動片3を揺動させることが
できない。このため、揺動片3の他端3bと回転ラッチ6
との係合が外れることはないので、該回転ラッチ6によ
るストライカCの係合も外れることはない。その結果、
開蓋させることは不可能となる。
尚、本実施例においては、シリンダ錠を設け、該シリン
ダ錠によって揺動片3の揺動をブロックすることによ
り、施錠可能な構成にされているが、必ずしもシリンダ
錠を設ける必要はなく、操作ノブ2の摺動操作によって
開閉するだけの構成であってもよい。
(考案の効果) 本考案は、以上のように構成したことにより、 シリンダ錠の施錠状態においては、揺動片の一端は、操
作ノブの端面とシリンダ錠ロータの外周円弧面とによっ
て挟持された状態になり、揺動片は揺動不能となる。そ
の結果、車両の振動等によって回転ラッチとストライカ
との係合が外れることはないという優れた効果がある。
また、操作ノブは、常時その突出方向にばね付勢されて
いるので、閉蓋時において操作ノブがフリーな状態にな
ることはなく、その結果、車両の振動あるいは閉蓋操作
等によっても操作ノブによるがたつき音が発生すること
はないという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るグローブボックスのロック装置の
平面断面図、第2図は回転ラッチ周りの右側面図、第3
図は本考案に係るグローブボックスのロック装置の外観
斜視図、第4図は従来技術を示す横断正面図、第5図は
その内部を示す正面図である。 1……ケース、2……操作ノブ 3……揺動片、4……コイルばね 5,7……巻ばね、6……回転ラッチ 6a……切欠部、6b……保持部 8……シリンダ錠ケース 8a……シリンダ錠ロータ 9……切欠溝、C……ストライカ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース前方に摺動自在に内装された操作ノ
    ブと、前記ケースにばねを介して軸支された揺動片と、
    該揺動片の近傍に設けられるシリンダ錠であって、 前記揺動片の一端が、前記シリンダ錠の施錠位置では、
    該シリンダ錠のロータ外周円弧面に係止する一方、解錠
    位置では、前記ロータ外周に形成された切欠溝に入り込
    むようにし、それによって施錠操作により揺動片の揺動
    を規制するシリンダ錠と、前記ケースの後方に開方向に
    ばね付勢されて軸支されると共に、ボックス側のストラ
    イカと係脱自在にされた回転ラッチとから成り、前記揺
    動片の一端を前記操作ノブに、他端を前記回転ラッチに
    それぞれ係合させ、前記操作ノブの摺動操作により前記
    揺動片と前記回転ラッチとの係合が解除されて、該回転
    ラッチが前記ストライカを解放するようにしたことを特
    徴とするグローブボックスのロック装置。
  2. 【請求項2】前記操作ノブが、常時その突出方向にばね
    付勢されていることを特徴とする請求項(1)記載のグ
    ローブボックスのロック装置。
JP2362289U 1989-02-28 1989-02-28 グローブボックスのロック装置 Expired - Lifetime JPH0741819Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2362289U JPH0741819Y2 (ja) 1989-02-28 1989-02-28 グローブボックスのロック装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2362289U JPH0741819Y2 (ja) 1989-02-28 1989-02-28 グローブボックスのロック装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02113674U JPH02113674U (ja) 1990-09-11
JPH0741819Y2 true JPH0741819Y2 (ja) 1995-09-27

Family

ID=31242769

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2362289U Expired - Lifetime JPH0741819Y2 (ja) 1989-02-28 1989-02-28 グローブボックスのロック装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0741819Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0227477U (ja) * 1988-08-11 1990-02-22

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02113674U (ja) 1990-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2553315Y2 (ja) リッドロック装置
JP2001241247A (ja) 自動車用ドアロックのラッチ位置検出装置
JPH0741819Y2 (ja) グローブボックスのロック装置
US4995653A (en) Door lock apparatus
JPH1144137A (ja) 錠装置
JP2565196Y2 (ja) グローブボックス用ロック装置
JP3795656B2 (ja) ウィンドウロック装置
JPH11141207A (ja) ラッチ錠
JPH0346131Y2 (ja)
JP2001271547A (ja) グローブボックスのロック装置
JPH0743387Y2 (ja) 車両用ドアロック装置
JP4098000B2 (ja) 車両用ロック装置
JPH0218203Y2 (ja)
JP2513870Y2 (ja) トランクリッドのロック装置
JPH0623658Y2 (ja) 自動車用ドアハンドル装置
JPH0737015Y2 (ja) グローブボックスのロック装置
JP3027391B2 (ja) トランクリッドロック装置
JPH0545726Y2 (ja)
JP2584205Y2 (ja) トランクロック装置
JP4559603B2 (ja) 自動車のトランクリッドロック装置
JPH054528Y2 (ja)
JP3594714B2 (ja) シリンダ錠
JP3159871B2 (ja) 自動車用ドアロック装置
JP3708190B2 (ja) シリンダ錠
JP3985934B2 (ja) ロック装置におけるレバーの操作力伝達構造

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term