JP3594714B2 - シリンダ錠 - Google Patents
シリンダ錠 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3594714B2 JP3594714B2 JP31015895A JP31015895A JP3594714B2 JP 3594714 B2 JP3594714 B2 JP 3594714B2 JP 31015895 A JP31015895 A JP 31015895A JP 31015895 A JP31015895 A JP 31015895A JP 3594714 B2 JP3594714 B2 JP 3594714B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- torsion spring
- key
- locking
- return
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、キー操作により施錠及び解錠して、ロック機構のロック・アンロックを制御するようにしたシリンダ錠の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
乗用車のドアのロック機構の施・解錠に用いられるシリンダ錠は、キー操作によりキー挿抜位置から時計方向へ回動させて解錠し、反時計方向へ回動させて施錠する。また、トランクリッドのロック機構の解錠に用いられるシリンダ錠は、キー操作によりキー挿抜位置から時計方向へ回動させて解錠するとともに、反時計方向へ回動して施錠し、その施錠位置でキーを抜き取れるようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の時計方向へ回動させて解錠する場合は、キー挿抜位置に戻してキーを抜き取る必要が有った。本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたもので、解錠操作の場合はキーを挿抜位置に自動復帰させるようにしたシリンダ錠を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明のシリンダ錠は、キー操作により回動するロータを装着したロータケースの後端部に、自動復帰用の捩りバネを付装し、該捩りバネの両端の係止端をそれぞれ前記ロータケースに係止し、前記キーの解錠操作により回動するロータには、前記捩りバネの係止端の一方を係合させて、該捩りバネを巻込むことにより、戻りバネ力を作用させてキー挿抜位置に自動復帰させ、前記回動と逆回動させる場合は、前記ロータに形成した切り落とし部により前記捩りバネの係止端の何れにも係合させないで、戻りバネ力を作用させないようにしたことを特徴とする。
【0005】
【発明の作用及び効果】
上記構成のシリンダ錠によれば、キー操作によりロータを回動させて解錠する場合は、該ロータに自動復帰用の捩りバネの係止端が係合して回動するから、ロータに戻りバネ弾力が作用し、キーが挿抜位置に自動復帰する。逆方向へ回動させると、ロータに形成した切り落とし部により捩りバネの係止端の何れにも係合しないから、戻りバネ力が作用することがなく自動復帰することがない。従って、施・解錠操作を確実に行なうことができる。上記解錠操作の場合は、キーが挿抜位置に自動復帰するから、操作者による挿抜位置への戻し操作が必ずしも必要でなくなる。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。図1は本発明のシリンダ錠1の正面図、図2は同、断面図、図3は同、背面図、図4はロータ6と自動復帰用の捩りバネ8の作用を示した説明図である。ロータケース2の前端面には、ケースカバー3が被着されている。該ケースカバー3には、シャッタを設けたキー挿抜口5が形成されている。
【0007】
ロータケース2内にはロータ6が回動可能に装着されている。該ロータケース2とロータ6間には、節度機構7が形成されていて、図1に示すようにキーの挿抜位置であるロック位置(A)及びアンロック位置(B)に節度が設けられている。ロック位置(A)は、アンロック位置(B)から反時計方向へ90度回動した位置である。また、アンロック位置(B)から時計方向へ60度回動した位置に解錠位置(C)が設けられている。ロータケース2の後端部の外周に自動復帰用の捩りバネ8が巻装されている。捩りバネ8の両端の係止端9,10は、中心方向へ屈曲してロータケース2の後端筒部2aの切欠11の端部12,13に係止されている。該切欠11の端部12,13間は、中心角度で65〜70度開いている。
【0008】
上記ロータ6の後端には、該後端筒部2a内において軸部の4分の3を切り落とした4分の1円軸部14が形成されている。そして、該4分の1円軸部14には、円周部に係合突起15,16が形成されている。両係合突起15,16の先端は、中心角度で180度開いていて径方向で対向している。上記アンロック位置(B)では、係合突起15は捩りバネ8の係止端9に係合している(図3参照)。
【0009】
上記構成のシリンダ錠1は、キーの回動操作で図4(a)に示すようにアンロック位置(B)から解錠位置(C)へ回動すると、係合突起15に係止端9を係合する捩りバネ8が巻込まれる。従って、ロータ6には捩りバネ8の戻りバネ弾力が作用し、アンロック位置(B)に自動復帰する。また、アンロック位置(B)からロック位置(A)へ回動すると、図4(b)に示すように係合突起15は捩りバネ8の係止端9から離れ、係合突起16はロック位置(A)に回動するまで捩りバネ8の係止端10には係合しない。従って、該捩りバネ8を巻込むことがない。このため、戻りバネ弾力が作用してロータ6がアンロック位置(B)に自動復帰することはない。
【0010】
上記したように、本発明のシリンダ錠1は、使用頻度の高いアンロック位置(B)から解錠位置(C)へ回動する場合には、自動復帰用の捩りバネ8の弾力を作用させて自動復帰させるようにしたものである。また、アンロック位置(B)からロック位置(A)へ回動する場合には、確実に施錠するために節度を設け、自動復帰させないようにしたものである。従って、乗用車のドアロック機構の施・解錠に用いたり、トランクリッドのロック機構の施・解錠に用いることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シリンダ錠1の正面図である。
【図2】同、断面図である。
【図3】同、背面図である。
【図4】ロータ6と自動復帰用の捩りバネ8の作用を示した説明図である。
【符号の説明】
1...シリンダ錠
2...ロータケース
2a...後端筒部
6...ロータ
8...捩りバネ
9,10...係止端
11...切欠
14...4分の1円軸部
15,16...係合突起
Claims (1)
- キー操作により回動するロータを装着したロータケースの後端部に、自動復帰用の捩りバネを付装し、該捩りバネの両端の係止端をそれぞれ前記ロータケースに係止し、前記キーの解錠操作により回動するロータには、前記捩りバネの係止端の一方を係合させて、該捩りバネを巻込むことにより、戻りバネ力を作用させてキー挿抜位置に自動復帰させ、前記回動と逆回動させる場合は、前記ロータに形成した切り落とし部により前記捩りバネの係止端の何れにも係合させないで、戻りバネ力を作用させないようにしたことを特徴とするシリンダ錠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31015895A JP3594714B2 (ja) | 1995-11-01 | 1995-11-01 | シリンダ錠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31015895A JP3594714B2 (ja) | 1995-11-01 | 1995-11-01 | シリンダ錠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09125760A JPH09125760A (ja) | 1997-05-13 |
JP3594714B2 true JP3594714B2 (ja) | 2004-12-02 |
Family
ID=18001863
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31015895A Expired - Fee Related JP3594714B2 (ja) | 1995-11-01 | 1995-11-01 | シリンダ錠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3594714B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100394603B1 (ko) * | 2001-04-10 | 2003-08-14 | 임원배 | 열쇠를 돌리지 않는 자물쇠 |
-
1995
- 1995-11-01 JP JP31015895A patent/JP3594714B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09125760A (ja) | 1997-05-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5907963A (en) | Lock assembly with a key-activated removable core structure | |
US6604393B2 (en) | Lock system operable with multiple keys | |
JP3688494B2 (ja) | ステアリングロック装置 | |
JPH0330532Y2 (ja) | ||
US4333325A (en) | Steering shaft locking device | |
JP3594714B2 (ja) | シリンダ錠 | |
JP2922828B2 (ja) | イグニッションスイッチ | |
US3961504A (en) | Vehicular trunk lid latch assembly | |
JP3298737B2 (ja) | シリンダ錠装置のキーシリンダ自動復帰装置 | |
JP3017276B2 (ja) | シリンダ錠 | |
JP3795656B2 (ja) | ウィンドウロック装置 | |
JP3706797B2 (ja) | ステアリングロック装置 | |
US3738135A (en) | Gating mechanism for cylinder lock assembly | |
JPH0625578Y2 (ja) | ノブ付シリンダ錠 | |
JP3577453B2 (ja) | ロック装置 | |
US2563985A (en) | Combined latch and lock | |
JPH0625577Y2 (ja) | ノブ付シリンダ錠 | |
JPH0426032B2 (ja) | ||
JPH0351502Y2 (ja) | ||
JPH0741819Y2 (ja) | グローブボックスのロック装置 | |
JPH048211Y2 (ja) | ||
JPS5823883Y2 (ja) | リツドの簡易キ−ロツク装置 | |
JP3708190B2 (ja) | シリンダ錠 | |
JPH09125759A (ja) | シリンダ錠 | |
JPH0450780Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040622 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040803 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040831 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040901 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080910 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090910 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |