JPH02274283A - 布地ピックアップ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は布地ピックアップ装置、特に積層された布地か
ら布地を１枚づ＼吸着分離する布地ピックアップ装置に
関するものである。

〔従来の技術〕

従来、積層された布地から１枚の布地を吸着分離するた
めの装置としては第９図に示すように真空（吸気圧）を
作用させた１個の椀状吸着バッドｌを用いて布地２を吸
着するものが知られている。

〔発明が解決しようとする課題〕

然しなからこのような従来の装置では布地に対する吸引
力が１個所に集中するのでこの部分の布地が（ぼみ、布
地を傷めるおそれがあり、又確実に１枚の布地をピンク
アップすることができず、複数枚の布地を同時にピック
アップする危険性が高かった。

本発明はこのような欠点を除くようにしたものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の布地ピックアップ装置は下面に多数の空気吸引
孔を設けた吸着面を有しその内部が空気吸引機構に連通
される中空の吸着パッドと、吸着すべき布地の端部に対
接される上記吸着パッドの一端を他端に相対的に上記布
地から離間せしめる機構と、上記吸着パッドの吸着面と
共に上記布地に対接される対接面を有しその一端が上記
吸着パッドの他端に回動自在に枢支される布地押え部材
とより成ることを特徴とする。

〔作　用〕

本発明の布地ピックアップ装置においては布地はその端
部から吸着パッドにより１枚づ＼吸着分離される。

〔実施例〕

以下図面によって本発明の詳細な説明する。

本発明の布地ピックアップ装置においては、第１図に示
すように多数の空気吸引孔３を設けた平坦な吸着面９を
有する細長い中空箱状の吸着パッド１０の基端部に布地
押え用水平杆８の端部を回動自在に枢支し、上記水平杆
８の遊端を上下棒６の下端に上下棒６と直角となるよう
に固定し、上記吸着パッド１０の遊端を伸縮シリンダー
７を介して上記上下棒６に連結せしめると共に、上記吸
着パッド１０の吸着面９が布地２の端部に接する部分に
空気を放出するための空気ノズル１１を設け、上記吸着
パッド１０内に空気吸引機構（図示せず）を連結せしめ
る。そして該装置を積層された布地の両側端上方に一対
配置する。

本発明の布地ピンクアンプ装置によって積層された布地
から１枚の布地をピックアップする場合には、第１図に
示すように上記吸着パッド１０の吸着面９が上記水平杆
８と一線をなす水平状態としたま〜上下棒６を上下駆動
機構（図示せず）によって下動して第２図に示すように
吸着パッド１０の吸着面９と水平杆８とを積層された布
地２上の端部近くに押し付け、これをリミ・ノトスイ・
ソチ等により検出することにより吸着面９と布地２の端
部との接合部に空気ノズル１１から空気を放出しながら
伸縮シリンダー７を縮めると、第３図に示すように吸着
パッド１０のみが布地２の最上部の１枚の端部を吸着面
９によって吸着しながら上方に傾斜するようになる。こ
のように吸着パッド１０が布地２の端部をその吸着面９
で吸着した状態で傾斜し始めた場合布地同士の付着力に
よって２枚の布地が共に吸着される場合もあるがこのよ
うな２枚の布地については吸着パッド１０の傾斜が増す
につれて布地の厚さに応じて上下の布地の端部相互間に
ずれが生じ、２枚の布地は分離され１枚のみとなるシス
このずれた部分に上記空気放出ノズル１１からの空気が
放出され、この放出された空気は上記２枚の布地間に入
り込み２枚の布地を分離せしめるように働く。従って布
地２を確実に１枚ずつ吸着分離できるようになる。

このように分離した布地は第４図に示すように上下棒６
を上昇すれば積層された布地２から離間されるからこれ
を所望の個所に移動し釈放することができる。

本発明の第２の実施例においては、上記第１の実施例に
おける上記水平杆８と吸着パッド１０を用いず、第５図
に示すように多数の空気吸引孔３を設は弧状に突出した
吸着面４を有する細長い中空箱状の吸着パッド５の基端
部を上下棒６の下端に枢支し、先端部を伸縮シリンダー
７を介して上記上下棒６に連結せしめ、上記吸着バ・７
ド５内には空気吸引機構（図示せず）を連結せしめる。

この第２の実施例の布地ピンクアップ装置によって積層
された布地から１枚の布地をピックアップする場合には
、第５図に示すように上下棒６を上下駆動機構によって
下動して上記吸着パッド５の基端部を積層された布地２
上の端部近くに押し付け、これをリミットスイッチ等に
より検出することにより第６図に示すように伸縮シリン
ダー７を伸長すると共に吸着パッド５をその弧状に突出
した吸着面４がその基部から先端部に亘って次第に布地
２に接するよう上下棒６を上昇させて吸着バッド５を揺
動せしめる。面この場合布地２に対する吸着バッド５の
向きは吸着バッド５が上記のように揺動した際その先端
部が布地２の端部に接することになるように定める。又
吸着バッド５を上記のように揺動せしめる際には上記吸
着バッド５に連結した空気吸引機構を作動せしめる。

この結果最上部の布地２の端部は第７図に示すように吸
着バッド５の吸着面４の先端部に吸着されるからこの状
態で伸縮シリンダー７を縮めれば第８図に示すように布
地２はその端部を含む広い範囲に亘って吸着バッド５の
吸着面４に吸着された状態となり、布地の１個所にくぼ
み等を生ずることなく、しわ、よじれも生ぜず且つ確実
に布地２を１枚づ一吸着分離できるようになる。

〔発明の効果〕

上記のように本発明の布地ピックアップ装置によれば積
層された布地から布地を１枚づ＼確実に吸着分離するこ
とができる。

第１図は本発明の布地ピンクアップ装置の説明図、第２
図〜第４図はその動作説明図、第５図は本発明の他の実
施例説明図、第６図〜第８図はその動作説明図、第９図
は従来の布地ピックアップ装置の説明図である。

１．５．１０・・・吸着バッド、２・・・布地、３・・
・空気吸引孔、４．９・・・吸着面、６・・・上下棒、
７・・・伸縮シリンダー、８・・・水平杆、１１・・・
空気ノズル。

【図面の簡単な説明】

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）下面に多数の空気吸引孔を設けた吸着面を有しそ
   の内部が空気吸引機構に連通される中空の吸着パッドと
   、吸着すべき布地の端部に対接される上記吸着パッドの
   一端を他端に相対的に上記布地から離間せしめる機構と
   、上記吸着パッドの吸着面と共に上記布地に対接される
   対接面を有しその一端が上記吸着パッドの他端に回動自
   在に枢支される布地押え部材とより成ることを特徴とす
   る布地ピックアップ装置。
2. （２）下面に多数の空気吸引孔を設けた外方に膨らむ弧
   状、の吸着面を有しその内部が空気吸引機構に連通され
   る中空の吸着パッドと、吸着すべき布地の端部に対接さ
   れる上記吸着パッドの一端を他端に相対的に上記布地か
   ら離間せしめる機構とより成ることを特徴とする布地ピ
   ックアップ装置。
3. （３）上記吸着パッドの吸着面と上記布地の端部に接す
   る部分近傍に空気を放出するための空気放出機構が設け
   られている請求項１又は２記載の布地ピックアップ装置
   。