JPH0227244Y2 - - Google Patents

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JPH0227244Y2
JPH0227244Y2 JP1984089754U JP8975484U JPH0227244Y2 JP H0227244 Y2 JPH0227244 Y2 JP H0227244Y2 JP 1984089754 U JP1984089754 U JP 1984089754U JP 8975484 U JP8975484 U JP 8975484U JP H0227244 Y2 JPH0227244 Y2 JP H0227244Y2
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differential
case
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clutch
bolt
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JP1984089754U
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JPS614059U (ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H48/00Differential gearings
    • F16H48/38Constructional details
    • F16H48/40Constructional details characterised by features of the rotating cases

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Retarders (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、差動制限形式のデイフアレンシヤル
装置に関するものである。
(従来の技術) 作動制限形式のデイフアレンシヤル装置として
は、その差動軸(アクスルシヤフト或いはサイド
ギヤシヤフト)の軸上に、これと共に回転し得る
ようにスプライン滑合されたクラツチスリーブ
を、差動制限操作によつてスライドさせ、このク
ラツチスリーブのクラツチ歯をデイフアレンシヤ
ルケースのクラツチ歯にかみ合せて差動制限を果
すように構成したものがある(例えば、実開昭52
−20810号公報参照)。ところで、このデイフアレ
ンシヤル装置において差動を制限する場合、その
デイフアレンシヤルケースのうち、ピニオンシヤ
フトを支持している部分と、上記のクラツチ歯を
備えた部分との間には大きな捩れトルクが働くた
め、これらは一体構造とすることが望ましい。
しかしながら、デイフアレンシヤルケースにお
いて上記のクラツチ歯を有する部分は、このクラ
ツチ歯の強度確保のために鋼材を使用するのが好
ましく、他の部分はコストや生産性の面から鋳鉄
等の素材を使用することが好ましい。
そこで、デイフアレンシヤルケースを、ピニオ
ンシヤフトの支持部分と、クラツチ歯を備えた部
分とに分割し、これら相互をボルトによつて結合
した構成のものが提案されている(例えば、実開
昭55−34943号公報参照)。
(考案が解決しようとする課題) デイフアレンシヤルケースを、ピニオンシヤフ
トを支持した部分と、クラツチ歯を備えた部分と
に分割し、これらを単にボルトによつて結合した
場合、差動制限時において上記のボルト結合箇所
に作用する捩れトルクに対処するには、大径のボ
ルトを使用することが必要となるが、これにはそ
のスペースを確保する上においておのずから制限
がある。そこで、一般には小径のボルトを多数本
使用しているが、この場合にはデイフアレンシヤ
ルケース側の加工(ねじ孔加工等)や組付け作業
が煩雑となり、例えばボルト締めに際して締付工
具が隣接ボルトに干渉するなどの不具合が生じて
作業を困難にしている。
(課題を解決するための手段) 上記の問題点を解決するために、本考案は次の
ように構成している。すなわち、第1図で示すよ
うにデイフアレンシヤルケース10は、ピニオン
シヤフト13を支持したケース本体20と、差動
制限時にクラツチスリーブ17にかみ合うクラツ
チ歯19を備えたカバー体30とに分割されてい
る。そして、ケース本体20とカバー体30と
は、互いにボルトBによつて結合されるのである
が、これらの接合部分は相互に対応する例えばス
プライン等の非円形嵌合としている。さらにボル
トBは非円形嵌合の径方向から締着している。
(作用) 上記の構成において、デイフアレンシヤル装置
の差動を制限する際は、前記のクラツチスリーブ
17をデイフアレンシヤルケース10におけるカ
バー体30のクラツチ歯19にかみ合わせるので
あるが、このときにケース本体20とカバー体3
0との接合部分には比較的大きい捩れトルクが作
用する。この接合部分に働くトルクのうちの大部
分は、互いに対応するスプライン等の非円形嵌合
部によつて負担され、ケース本体20とカバー体
30とを結合しているボルトBによるトルクの負
担は著しく低減される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面にしたがつて具体
的に説明する。
差動制限形式のデイフアレンシヤル装置を断面
で表した第1図において、デイフアレンシヤルケ
ース10の内部には左右一対のサイドギヤ15
と、これらにかみ合う一対のピニオン14とがそ
れぞれ回転自在に組込まれている。これらの各サ
イドギヤ15には、デイフアレンシヤルケース1
0の左右両側の外部からそれぞれ挿入された差動
軸(アクスルシヤフト或いはサイドギヤシヤフ
ト)16が、それぞれのサイドギヤ15と共に回
転し得るようにスプライン結合されている。ま
た、上記の各ピニオン14をデイフアレンシヤル
ケース10内で位置決めしているピニオンシヤフ
ト13の両端部は、このデイフアレンシヤルケー
ス10に対して支持されている。
上記のデイフアレンシヤルケース10は、デイ
フアレンシヤルキヤリア(図示しない)に対し、
上記の各差動軸16の軸芯回りに回転し得るよう
に組付けられている。そして、このデイフアレン
シヤルケース10の外周部には、リングギヤ11
がボルト12によつて固定されている。このリン
グギヤ11は、図示しないドライブピニオンシヤ
フトのピニオンと常時かみ合つており、通常はリ
ングギヤ11がドライブピニオンシヤフト側から
回転伝達を受け、これによつてデイフアレンシヤ
ルケース10がデイフアレンシヤルキヤリアに対
して回転するのである。
第1図の右側に位置する差動軸16の軸上に
は、差動制限機構のクラツチスリーブ17が、こ
の差動軸16に沿つてスライド操作可能にスプラ
イン滑合されている。このクラツチスリーブ17
の左端面にはクラツチ歯18が形成されている。
また、このクラツチスリーブ17と相対向するデ
イフアレンシヤルケース10の右端部分には、こ
のスリーブ10のクラツチ歯18とかみ合い可能
なクラツチ歯19が形成されている。つまり、デ
イフアレンシヤル装置の差動を制限するには、図
示しないシフトフオークのシフト動作によつて上
記のクラツチスリーブ17を第1図の状態から左
方向へスライド操作する。これによつて、クラツ
チスリーブ17のクラツチ歯18がデイフアレン
シヤルケース10側のクラツチ歯19にかみ合
う。この結果、デイフアレンシヤルケース10と
差動軸16とがクラツチスリーブ17を通じて差
動回転不能に一体化されるのである。
上記のデイフアレンシヤルケース10は、ピニ
オンシヤフト13が支持され、かつリングギヤ1
1を有するケース本体20と、上記のクラツチ歯
19を備えたカバー体30とに分割されている。
このケース本体20は生産性に優れ、かつコスト
の低い鋳鉄等の素材で形成されており、逆にカバ
ー体30はそのクラツチ歯19の強度を確保する
ために鋼材等の素材で形成されている。
上記のケース本体20とカバー体30との接合
部分には、第1図の−線断面を表した第2図
から明らかなように、ケース本体20とカバー体
30とのそれぞれにおいて互いに嵌合するスプラ
イン歯21,31が形成されている。なお、ケー
ス本体20とカバー体30との接合部分は、互い
のスプライン歯21,31の外周部分において複
数本のボルトBによつて一体的に結合されてい
る。このボルトBはスプライン歯21,31の径
方向から締着されている。
上記の構成において、クラツチ歯19を備えた
カバー体30は、このクラツチ歯19の強度を確
保するために鋼材等によつて形成されているもの
の、その全体形状はケース本体20に較べて小型
であることから、鍛造プレス等の手段によつて容
易に成型することができ、かつクラツチ歯19の
加工等も簡単となる。また、デイフアレンシヤル
ケース10の大部分を占めるケース本体20は、
鋳鉄等の素材によつて構成されているため、その
生産性がよく、かつ鋼材等の使用量が少なくて済
み、コスト的にも有利となる。
さて、デイフアレンシヤル装置の差動を制限す
るには、すでに述べたように前記のクラツチスリ
ーブ17を差動軸16に沿つてスライド操作さ
せ、そのクラツチ歯18をデイフアレンシヤルケ
ース10におけるカバー体30のクラツチ歯19
にかみ合わせることにより、この差動軸16とデ
イフアレンシヤルケース10とを一体的に回転し
得る状態とするのである。このとき、ケース本体
20とカバー体30との接合部分には比較的大き
い捩れトルクが作用する。この接合部分に働くト
ルクのうちの大部分は、スプライン歯21,31
による嵌合部によつて負担され、ケース本体20
とカバー体30とを結合しているボルトBによる
トルクの負担は著しく低減され、このボルトBの
弛みや破損といつた不具合を防ぐことができる。
またボルトBをスプライン歯21,31の径方
向から締着したことにより、ボルトBの頭部がデ
イフアレンシヤルケース10の外周に位置され
る。このため、スプライン歯21,31の嵌合長
さ(第1図における左右方向の長さ)を長くとる
ことができ、その嵌合部分に働く最大トルクを増
大させることができる。
これを詳述すれば、例えば実開昭55−34943号
公報のようにボルトを軸方向から締着させるもの
では、ボルト頭部がデイフアレンシヤルケースの
端面に突出するため、デイフアレンシヤルケース
10の外周部の軸方向長さに制約がある場合にお
いては前記嵌合長さをそのボルト頭部の突出高さ
にみあう分短くしなければならない。しかし、ボ
ルトBをスプライン歯21,31の径方向から締
着することにより、前記軸方向にボルトを締着す
る場合に比しボルト頭部の高さ分を前記嵌合長さ
に加え、その嵌合長さを長くとることが可能とな
る。よつて必要最小限で前記嵌合部分に働く最大
トルクを増大させることができる。なお、デイフ
アレンシヤルキヤリア内においてデイフアレンシ
ヤルケース10の外周回りにはリングギヤ11等
の収容スペースの形成の必要から比較的余裕のあ
るスペースが存在していることから、その外周に
ボルト頭部が位置することによる弊害がでない。
なお、上記接合部分の非円形嵌合の手段として
は、加工などの面から上記スプライン歯21,3
1が最も適しているが、この接合部分におけるケ
ース本体20とカバー体30との形状を、相互に
対応する楕円(トラツク形の円も含む)や歪円に
代えてもよい。
(考案の効果) 以上のように本考案は、デイフアレンシヤルケ
ースが、ピニオンシヤフトを支持したケース本体
と、クラツチ歯を備えたカバー体とに分割された
構成において、このケース本体とカバー体との接
合部分を、相互の間に作用する捩れトルクの負担
可能なスプライン等の非円形嵌合としたことによ
り、差動制限時に前記ケース本体とカバー体との
接合部分に働く捩れトルクが前記非円形嵌合部に
よつて負担され、ケース本体とカバー体とを結合
しているボルトのトルク負担が著しく低減され
る。これによつて、結合ボルトの径を小さくする
ことができるとともに、その本数も少なくでき、
ケース本体とカバー体との組付け作業が簡素化さ
れる。
またボルトを非円形嵌合の径方向から締着する
ことにより、ボルトの頭部がデイフアレンシヤル
ケースの外周に位置されるため、ボルトを軸方向
から締着する場合に比し非円形嵌合の嵌合長さを
長くとり、その嵌合部分に働く最大トルクを増大
させることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は差動制
限形式のデイフアレンシヤル装置の断面図、第2
図は第1図の−線断面図である。 10……デイフアレンシヤルケース、13……
ピニオンシヤフト、17……クラツチスリーブ、
18……クラツチスリーブのクラツチ歯、19…
…カバー体のクラツチ歯、20……ケース本体、
21……スプライン歯、30……カバー体、31
……スプライン歯、B……ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. デイフアレンシヤルケースが、ピニオンシヤフ
    トを支持したケース本体と、差動制限時にスライ
    ド操作されるクラツチスリーブにかみ合うクラツ
    チ歯を備えたカバー体とに分割され、これら相互
    をボルトによつて結合してなるデイフアレンシヤ
    ル装置であつて、前記のケース本体とカバー体と
    の接合部分を相互の間に作用する捩れトルクの負
    担可能な非円形嵌合とし、前記ボルトをその非円
    形嵌合の径方向から締着したことを特徴とする差
    動制限形式のデイフアレンシヤル装置。
JP1984089754U 1984-06-15 1984-06-15 差動制限形式のディファレンシャル装置 Granted JPS614059U (ja)

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JP1984089754U JPS614059U (ja) 1984-06-15 1984-06-15 差動制限形式のディファレンシャル装置

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JP1984089754U JPS614059U (ja) 1984-06-15 1984-06-15 差動制限形式のディファレンシャル装置

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Publication Number Publication Date
JPS614059U JPS614059U (ja) 1986-01-11
JPH0227244Y2 true JPH0227244Y2 (ja) 1990-07-24

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005504943A (ja) * 2001-10-12 2005-02-17 アトリエ メカニーク エ エンディストリ スペシアール 差動装置及び前記差動装置の組立方法

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