JPH0227116A - エンジンの液冷式冷却装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、オイルクーラ、ラジェータ又はコンデンサな
との放熱器に冷却風を下から吹き付ける形式のエンジン
の液冷式冷却装置に関し、ファンケースをエンジンＥに
開閉自在に固定し、ファンケースに防塵具を支持するこ
とにより、放熱器の目詰まりを防止し、防塵具の支持構
造を簡略化できるものを提供する。

〈従来技術〉 本発明の対象となるエンジンの液冷式冷却装置の基本構
造は、第１図又は第１１図に示すように、エンジンＥの
前側空間の上側にエンジン液冷用放熱器１を、下側に遠
心ファン２を配置し、放熱器ｌをエンジンＥに支持させ
、遠心ファン２をクランクケース３の前壁外に突出する
回転軸４に固定し、遠心ファン２て起こした冷却風をフ
ァンケース５で上向きに案内して放熱器１に下から吹き
付けるように構成し、ファンケース５をエンジンＥに固
定した形式のものである。

この形式の従来技術としては、第１１図に示すように、
エンジンＥがシリンダヘットＸＯの副燃焼室の周囲を部
分的に油冷する部分Ｍｌ　７＠式ティーセルエンジンで
あり、放熱器１か当該油冷用のオイルを冷却するための
オイルクーラてあって、ファンケース５をシリンダヘッ
ト１０まて立ち］−ばてエンジンＥの前方を覆い、プリ
ンタヘット１０から上方に延出した支持腕１１にオイル
クーラ１を固定したものかある。

〈発明か解決しようとする課題〉 しかしなから、長期に亘りオイルクーラ１を使用すると
、偏平な放熱板の間やコアに塵埃か溜まって目詰まりを
起こし、放熱効果か低下してしまう。

また、オイルクーラ１に塵埃が溜まってきた場合、 （１）オイルクーラ１を取り外して清掃しようとすると
、当該クーラの取り（４け部かファンケース５の内部に
臨むために、まずファンケース５を取り外さねばならな
い。

（２）オイルクーラ１を取り外さすに清掃しようとする
と、クーラの下面はファンケース５に直接臨むために、
やはりファンケース５を外さなければならない。

この結果、オイルクーラｌの清掃作業が煩雑になる。

一一方、ｆｌ＆のｆｄ　型水冷エンジンでは、エンジン
本体の前０１１ｊに吸い込み式の軸流ファンを介してラ
ンエータを設け、当該ラジェータの前面に引き出し式の
防塵具を配置し、防塵具て塵埃を除去してから冷却風を
ラジェータに吹き付けるように構成しである。

従って、前記従来技術のオイルクーラに上記−般の縦型
水冷エンジンのランエータ構造を適用すれば、引き出し
式の防塵具をオイルクーラ１にそのままの形態て付設す
るという改良構造か考えられる。

しかしながら、上記改良構造では、防塵具とこれをスラ
イドさせるための支持枠とをオイルクーラ１に付設せね
ばならす、防塵具全体の支持構造か複雑になるうえ、オ
イルクーラの重さに防塵具全体の重さがオイルクーラの
支持腕に加重されるために、エンジンＥの振動か当該支
持腕を介してオイルクーラ１に増大して伝達されてしま
い、オイルクーラ１を破損する虞れか太きい。

そのうえ、防塵具はスライド式なので、清掃のために防
塵具を支持枠から引き出すときに、１棋埃が支持枠でこ
すり取られて、ファンケース５に落下する場合か少なく
ない。

そこて、本出願人は、本発明に先立って第７図及び第８
図に示す第１先行案と、第９図及び第１０図に示す第２
先行案を提案した。

即ち、第１先行案は、オイルクーラ１のコアを保護する
保護カバー２０と防塵具８とをコ字状に一体化したもの
で、保護カバー２０を後方に大きく連出して、この連出
部２３をへ、７Ｆカッ＼−２１につまみホルト２２て固
定したものである。

上記第１先行案では、防塵具８の構造は簡単で、防塵具
８の重量も直接にはオイルクーラ１の支持腕に負荷され
ない。

また、防塵具８の清掃作業をするときには、防塵具８を
ヘッドカバー２１から取り外してやれば、塵埃かファン
ケース５内に落下することはないので、遠心ファン２を
再始動したときにケース内の塵埃か吹き上かって防塵具
８にイ」着することはない。

しかしながら、振動の大きなヘットカバー２１に防塵具
８及び保護カバー２０を支持するので、この両者の振動
か激しく、騒音が大きくなるうえ、当該支持構造自体か
不安定になる。

また、一方、第２先行案は、エンジン本体にファンケー
ス５を固定して、このファンケース５の上部につまみポ
ルト２４を介して防塵具８を着脱自在に取りイ」けると
ともに、へ、トノツバ−２１につまみボルト２２を介し
て通気性の網状保護カバー２０を着脱自在に支持したも
のである。

従って、上記第２先行案でも、防塵具８の構造は簡単で
、防塵具８の重量も直接にはオイルクーラｌの支持腕に
負荷されないが、防塵具８の清掃作業をする場合、固定
されたファンケース５から防塵具８を取り外すときに、
下方のファンケース５内に塵埃か落下する虞れか大きい
。

本発明は、放熱器の目詰まりを防止し、放熱器の振動の
増大をなくすとともに、防塵具の除塵作業時にはファン
ケース内に塵埃か残らないようにすることを技術的課題
とする。

〈課題を解決するための手段〉 上記課題を解消するための手段を、実施例に対応する図
面を用いて以下に説明する。

即ち、本発明は、前記基本構造のエンジンの液冷式冷却
装置において、 ファンケース５をエンジンＥに対して開閉自在に閉蓋し
て固定手段６て固定し、遠心ファン２から放熱器１まで
の間に、冷却風中に混入する塵埃を除去する防塵具８を
設け、防塵具８をファンケース１に固定支持させたこと
を特徴とするものである。

〈作用〉 遠心ファン２て起こされた冷却風は、ファンケース５て
上向きに案内され、防塵具８て塵埃が除去されたうえて
、放熱器１に冷却風か吹き付けられる。

上記防塵具８は、ファンケース１に支持されるので、防
塵具８をシリンダヘッドやヘッドカバーなとのエンジン
本体側に固定する支持構造を省略できるうえ、防塵具８
の重量か放熱器１の支持腕に直接に負荷されることもな
い。

また、当該防塵具８か支持されているファンケース１は
エン７ンＥに対して開閉自在に固定されるので、防塵具
８の清掃作業に際しては、ファンケース１をエンジンＥ
から開蓋することにより、エンジンＥから離した状態で
防塵具８及びファンケース１のｌ青掃かできる。

このため、上記清掃作業においては、前述のように、引
き抜き操作で防塵具８に堆積した塵埃がこすり取られて
ファンケース５内に落下することはないので、防塵具８
を清掃した後にエンジンＥを運転した場合に、塵埃か吹
き上かって防塵具８を目詰まりさせることはない。

〈発明の効果〉 （１）冷却風は予め防塵具で除塵されるので、放熱器の
目詰まりを円滑に防止できる。

（２）防塵具をエンジン本体側に固定する構造を省略で
きるので、防塵具の支持構造を簡略化できる。

（３）防塵具の重量か放熱器の支持腕に直接には負荷さ
れないので、放熱器にエンジン振動か増大して伝達され
ることはなく、放熱器の振動による破損を抑制てきる。

（４）防塵具を清掃した後のエンジンの運転テ、塵埃が
吹き上かって防塵具を目詰まりさせることはないので、
遠心ファンによる冷却性能を向上できるとともに、防塵
具の清掃頻度を少な（できる。

〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図面に基づいて述へる。

第１図は第１実施例を示す部分油冷式強制空冷副燃焼室
型頭上弁ティーセルエンジンの縦断右側面図、第２図は
同実施例を示すファンケースの要部分解斜視図であって
、同ディーゼルエンジンＥの前側空間の上側にオイルク
ーラ１を配置し、オイルクーラ１の入口管１２と出口管
１２とをシリンダヘッド１０にゴム管１４を介して接続
して、オイルを副燃焼室の周囲に流して部分油冷し、次
いてオイルクーラ１に流して冷却するように構成しであ
る。

但し、上記オイルクーラ１は、複数枚の偏平な放熱板を
並列に配置してこれらの左右を２本の流）ｍ管で連結し
たものである。

また、上記ティーセルエンジンＥの前側空間の下側にフ
ァンケース５を取りイ４は、エンジンＥのクランクケー
ス３の前壁外に突出するクランク軸４に遠心ファン２を
固定し、ファンケース５内に当該遠心ファン２を収容す
る。

上記ファンケース５の上部５ａは、第２図に示すように
、コ字状に切り欠かれて開口されるとともに、ケースの
左・右両側壁５ｂの上部寄りに横方向に各々Ｕ溝１５か
形成される。

そして、エンジンＥの７リンクへノド１０からファンケ
ース支持腕１６を連出し、支持腕１６に空けた透孔１６
ａに上記Ｕａ１５を合わぜてつまみホルト６を嵌合し、
ファンケース５をエンジン本体側に着脱自在に固定する
。

また、ファンケース５の上部５ａには防塵具８がスポッ
ト溶接され、防塵具８は矩形の支持枠１７に適正メツシ
ーの網体１８を張って構成される。

そこて、本オイルクーラ冷却機構の機能を述へると、遠
心ファン２て起こされた冷却風は、ファンケース５で案
内されてシリンダ２０及びシリンダヘット１０を冷却し
たのち、エンジンＥの背部に排出されるとともに、 ファンケース５の上方に案内されて防塵具８を通過する
際に中に含まれる塵埃を除去されたのち、オイルクーラ
１に吹き当たってこれを冷却する。

また、防塵具８に塵埃か付着して目詰まりが生じて来る
と、っまみホルト６を緩めて支持枠１６から防塵具８ご
とファンケース５を取り外し、エンジン本体から離した
状態て防塵具８の除塵作業を行うのである。

但し、上記防塵具８は、例えば、ファンケース５の上端
部に、端縁たけかすへり、網体はこすれない方式で着脱
自在に支持しても良い。

また、ファンケース５は、第６図に示すように、クラン
クケース３に形成された支持具３０の支点３１を中心に
開閉自在に取り付けても差し支えない。尚、符号３２は
、ファンケース５の閉蓋用ロラ３３を受は止める受止め
具である。

一方、第３図及び第４図は本発明の第２実施例を示し、
オイルクーラ１を上下から挾み込む形で防塵具８と保護
カバー２０とをコ字状に一体化してファンケース５の」
二端部５ａに固定したものである。

上記保護カバー２０は、オイルクーラ１の放熱板間のコ
アか外力で変形して冷却効率を低下させないように、当
該コアを保護するものであって、防塵具８と異なり単な
る板状体で形成される。

但し、保護カバー２０は、実線で示すように、防塵具８
に平行に配置しても良いし、仮想線で示すように、前部
かり傾斜状に配置しても差し支えない。

第５図は本発明の第３実施例を示し、ファンケス５の」
二部にオイルクーラ１を抜工かり傾斜状にンリンタヘノ
ｌ’　１０から連出した支持腕１１に支持し、ファンケ
ース５の側にこのオイルクーラ１に平行に防塵具８を配
置したものであって、オイルクーラ１の冷却面積及び防
塵具１の防塵面積を大きくとりながら、オイルクーラ１
及び防塵具８の取付は空間をコンパクトに設定できるも
のである。

但し、本発明の対象となるエンジンＥは、シリンダ２０
及びシリンダヘッド１０の少なくとも一部を液冷する形
態であるので、シリンダ２０と７リンクヘツト１０とを
共に全液冷するタイプ、ンリンタヘッド１０のみを全液
冷するタイプ或いはシリンダヘット１０の一部（当該液
冷部分は、」二記実施例のように、副燃焼室には限らな
い）を液冷するタイプなどを包含するものである。

上記冷却液は、水、オイル、エチレングリコールなどの
適正な冷媒であれば良い。

さらに、本発明は、実施例のような副室式ディーゼルエ
ンジンに限らず、直噴式ディーゼルエンジン、或いは電
着式エンジンにも適用できる。

しかも、本発明は、エンジンＥの液冷用放熱器１に適用
できるので、ファンケース５の上部に配置２ 置する上記実施例のようなオイルクーラ１のみならず、
エンジンＥの前部或いは上部に配置するラジェータ、コ
ンデンサなとにも適用できる。

また、本発明の防塵具８は、遠心ファン２から放熱器１
まての間に設けられるのて、上記実施例のように、放熱
器１の直下に配置する替わりに、例えば、遠心ファン２
の直上に配置しても良いうえ、配置の方向付けとしては
放熱器１に平行でも、傾斜状でも差し支えない。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第５図は本発明の実施例を示し、第１図は第１
実施例を示す部分油冷式強制空冷副燃焼室型頭上弁ディ
ーゼルエンジンの縦断右側面図、第２図は同実施例を示
すファンケースの要部分解斜視図、第３図は第２実施例
を示す部分油冷式強制空冷デイ−セルエンジンの要部縦
断右側面図、第４図は同第２実施例を示すディーゼルエ
ンジンの要部分解斜視図、第５図は第３実施例を示す第
３図相当図、第６図はファンケースの開閉構造の変形例
を示す要部横断平面図、第７図は第１先行案を示す第３
図相当図、第８図は同第１先行案を示す防塵具と保護カ
バーとの一体物の斜視図、第９図は第２先行案を示す第
３図相当図、第１０図は同第２先行案を示すティーセル
エンジンの要部切欠正面図、第１１図は従来技術を示す
第５図相当図である。 トエンジン液冷却用放熱器、２・遠心ファン、３　クラ
ンクケース、４　回中云中山、５　ファンケース、６・
固定手段、８　防塵具、Ｅ・・エンゾン。 特許出願人　　久保田鉄工株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、エンジンＥの前側空間の上側にエンジン液冷用放熱
   器１を、下側に遠心ファン２を配置し、放熱器１をエン
   ジンＥに支持させ、遠心ファン２をクランクケース３の
   前壁外に突出する回転軸４に固定し、遠心ファン２で起
   こした冷却風をファンケース５で上向きに案内して放熱
   器１に下から吹き付けるように構成し、ファンケース５
   をエンジンＥに固定したエンジンの液冷式冷却装置にお
   いて、 ファンケース５をエンジンＥに対して開閉自在に閉蓋し
   て固定手段６で固定し、遠心ファン２から放熱器１まで
   の間に、冷却風中に混入する塵埃を除去する防塵具８を
   設け、防塵具８をファンケース１に固定支持させたこと
   を特徴とするエンジンの液冷式冷却装置