JPH02264108A - 内燃機関のオイルパン - Google Patents

内燃機関のオイルパン

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JPH02264108A
JPH02264108A JP1081568A JP8156889A JPH02264108A JP H02264108 A JPH02264108 A JP H02264108A JP 1081568 A JP1081568 A JP 1081568A JP 8156889 A JP8156889 A JP 8156889A JP H02264108 A JPH02264108 A JP H02264108A
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隆 照井
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    • F01M2011/0041Oilsumps with different oil compartments for accommodating movement or position of engines

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は内燃機関のオイルパンに関する。
〈従来の技術〉 従来の内燃機関のオイルパンとしては、例えば第3図に
示すようなものがある。
多気筒内燃機関の機関本体31は、クランク軸32を回
転自由に支持するシリンダブロック33と、該シリンダ
ブロック33の開放下面に装着されて、該クランク軸3
2に沿って深底部34と浅底部35とが設けられるオイ
ルパン36とを備えている。
ここで、深底部34にはバッフルプレート37が取付ら
れており、先端にオイルストレーナ38を有するオイル
吸入口39を該バッフルプレート37に設けられる切欠
き40に挿入し、該オイルストレーナ38をオイル中に
浸漬することにより、オイルを吸入している。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、車両の総重量の低減や、内燃機関の小型
化の要望等により機関本体31の大きさは制限を受ける
ことになり、オンルバン36を含めて機関本体31の高
さを低くする必要が有る。もってオイルパン36自身の
高さも低くなっている。
ところでクランク軸32には、該クランク軸32の回転
を円滑に保つことにより機関の回転をスムーズにして、
クランクジャーナル部42等の摩耗を低滅し、出力増加
、燃費の向上を図るために、バランスウェイI・41が
取付けられているが、前述したようにオイルパン36自
身の高さが低(なっているため、バランスウェイト41
は結果としてオイルパン36に接近して設けられること
となる。
よって、例えば車両の加減速時や旋回時等の機関に働く
慣性力によりオイルパン36内に溜まっているオイルの
液面43が傾くと、通常深底部34にオイルを導いてい
る浅底部35にオイルが滞留し、クランク軸32の回転
に伴ってバランスウェイト41により発生ずる風圧によ
りオイルが撥ね上げられたり、更に液面43が傾(こと
により、通常該液面43が水平状態の場合は浸漬してい
ないバランスウェイト41が、第3図または第4図に示
すように、オイル中に浸漬することとなり、オイルが掻
き上げられたりするようになる。従って、深底部34に
戻るオイルの量が減少し、オイルの液面43が下降して
前記オイルストレーナ38が液面43上に出て、空気を
吸引することとなり図示しないオイルポンプがオイルを
吐出できなくなったり、また各潤滑部位で給油不足によ
る不具合を生じる惧れがある。
このため、第5図及び第6図に示すように、オイルパン
51の側面52に浅底部53から深底部54にかけて図
示しないクランク軸により掻き上げられるオイルを液面
に落とすためのプレート55を設けたものがある(米国
特許明細書筒4,270,497号参照)。
しかし、前記プレート55においては、オイルパン51
の側面52上方に掻き上げられたオイルを下方に案内す
るのみの作用しか奏せず、オイルの粘性等により深底部
54への戻りが不充分となることがある。
そこで、本発明はかかる従来の実情に鑑み、車両に掛か
る慣性力によりオイルの液面が傾きクランク軸によりオ
イルが掻き上げられても、積極的にオイルを深底部に戻
すように作用する内燃機関のオイルパンを提供すること
を目的とする。
〈課題を解決するだめの手段〉 このため、本発明は、クランク軸を回転自由に支持する
シリンダブロックの下端面に装着され、オイル吸入口が
浸漬される深底部と該深底部にオイルを導(浅底部とが
該クランク軸に沿って設けられる内燃機関のオイルパン
において、クランク軸の回転によりオイルが撥ね上げら
れる側の側面のうち少なくとも前記浅底部に相当する側
面に、深底部側に向かうに従って上方に傾斜している傾
斜部とこの傾斜部に連続するガイド部とを有する案内プ
レートを設ける構成とする。
〈作用〉 上記構成においては、オイルパンのクランク軸の回転に
よりオイルが撥ね上げられる側の側面のうち少なくとも
前記浅底部に相当する側面に案内プレートを設けたので
、オイルの液面が傾きクランク軸によりオイルが掻き上
げられても、掻き上げられたオイルは前記案内プレート
に当たりそれ以上の撥ね上げは防止される。更に該案内
プレートが上方に傾斜している傾斜部を有するので、オ
イルが該案内プレートに当たる際に、前記クランク軸の
回転半径接線方向に向かう外力のみが作用していたオイ
ルに、深底部側に向かう方向の外力が作用することにな
る。そして、オイルは前記傾斜部に連続するガイド部に
沿って深底部側に導かれる。
〈実施例〉 以下に本発明の一実施例を図に基づいて説明する。
第1図及び第2図に示す多気筒内燃機関の機関本体1は
、クランク軸2を回転自由に支持するシリンダブロック
3と、該シリンダブロック3の開放下面に装着されて、
該クランク軸2に沿って車両後方向に深底部4が設けら
れ車両前方向に浅底部5が設けられるオイルパン6とに
より構成される。
そして、深底部4にはバッフルプレート7が取り付けら
れており、先端にオイルストレーナ8を有スるオイル吸
入口9が該パンフルプレ−1・7に設けられる切欠き1
0に挿入され、該オイルストレーナ8をオイル中に浸漬
することにより、潤滑部位に供給するオイルが図示しな
いオイルポンプにより吸入される。
ここで、本実施例においてはクランク軸2が車両前方向
から見て時計方向に回転している(第2図中に矢印Nで
示す)ので、本発明に係る構成として、前記浅底部5に
相当するオイルパンの右側面12に、浅底部5から深底
部6に向かうに従って上方に傾斜している傾斜部2L 
22と、前記傾斜部2L 22に連続するように滑らか
にオイルパンの右側面12の上方に凹状を形成する案内
部23.24とを有する案内プレート25.26を、該
案内プレート25゜26の最下端部である前端側27.
28がオイル液面11より上方に位置するように、溶接
部29.30をスポット溶接等を行って取り付けている
次に作用を説明する。
例えば車両の加減速時や旋回時等にオイルの液面11が
図示のように傾いて浅底部5に滞留すると、従来と同様
に、クランク軸2のバランスウェイト13がオイル中に
浸漬してオイルを掻き上げる(図中矢印aで示す)こと
になるが、掻き上げられたオイルは案内プレート25.
26の傾斜部2L 22に当たりそれ以上の撥ね上げが
防止される。更に、傾斜部2L 22の傾斜によりオイ
ルには浅底部5から深底部4に向かう方向の後方力(図
中矢印すで示す)が作用して、傾斜部2L 22及び前
記傾斜部21゜22に連続する案内部23.24に沿っ
て深底部4にオイルが導かれる。
従って、オイル液面11が傾いてバランスウェイト13
によりオイルが撥ね上げられたり、掻き上げられたりし
ても、案内プレート25.26により積極的に深底部4
に該オイルが戻されるので、オイルの量の減少によるオ
イル液面11の低下が生じることは無く、潤滑を行う際
に不具合を生じることば無い。
また、本実施例においては案内プレート25.26の傾
斜部2L 22と案内部23.24とにより、上方に滑
らかな凹状を形成するようにしてよりスムーズにオイル
を深底部4に導くように構成したが、案内部23.24
は前記傾斜部21.22に連続するガイド部であれば充
分であることは勿論である。
〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によれば、クランク軸の回転
によりオイルが撥ね上げられる側の側面内に、所定の条
件の案内プレートを設ける構成としたので、掻き上げら
れたオイルは前記案内プレートによりそれ以上の撥ね上
げが防止され、かつオイルに深底部側に向かう方向の外
力が作用されることになるので、オイルを前記傾斜部に
連続するガイド部に沿って積極的に深底部に導くことと
なる。従って、オイルの戻り不良によるオイルの量の減
少が防止でき、もってオイル液面の低下が生じることは
無く、潤滑を行う際の不具合発生を防止できるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る実施例を示す内燃機関のオイルパ
ンの側面図、第2図は同上実施例における正面図、第3
図は従来の内燃機関のオイルパンの側面図、第4図は第
3図におけるT−I断面図、第5図はプレートを設けた
従来の内燃機関のオイルパンの側面図、第6図は第5図
における■−■断面図である。 1・・・機関本体  2・・・クランク軸  3・・・
シリンダブロック  4・・・深底部  5・・・浅底
部6・・・オイルパン  8・・・オイルストレーナ・
・・バランスウェイト  21.22・・・傾斜部24
・・・案内部  25.26・・・案内プレート特許出
願人  日産自動車株式会社 代理人 弁理士 笹 島  冨二雄

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. クランク軸を回転自由に支持するシリンダブロックの下
    端面に装着され、オイル吸入口が浸漬される深底部と該
    深底部にオイルを導く浅底部とが該クランク軸に沿って
    設けられる内燃機関のオイルパンにおいて、クランク軸
    の回転によりオイルが撥ね上げられる側の側面のうち少
    なくとも前記浅底部に相当する側面に、深底部側に向か
    うに従って上方に傾斜している傾斜部とこの傾斜部に連
    続するガイド部とを有する案内プレートを設けたことを
    特徴とする内燃機関のオイルパン。
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