JPH02264086A - シート状物の製造方法 - Google Patents

シート状物の製造方法

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JPH02264086A
JPH02264086A JP8732589A JP8732589A JPH02264086A JP H02264086 A JPH02264086 A JP H02264086A JP 8732589 A JP8732589 A JP 8732589A JP 8732589 A JP8732589 A JP 8732589A JP H02264086 A JPH02264086 A JP H02264086A
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    • D06N3/12Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof with macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. gelatine proteins
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はシート状物の製造法に関する。
本発明により製造される°シート状物は、良好な平滑性
と柔軟性およびドレープ性に優れた風合いを呈するスポ
ンジ構造を有しており、耐加水分解性および耐屈曲性に
優れる。
〔従来の技術〕
従来、繊維基材にポリウレタンエラストマーを主体とし
た重合体の溶液を含浸または/および塗布し凝固させて
皮革様シート状物とすることは公知である。
1.9−ノナンジオールおよび/lたは2−メチル−1
,8−オクタンジオールとジカルボン酸との縮合重合に
よって得られたポリエステルジオール(以下、これをP
NOAと略記する)、有機ジイソシアネートおよび鎖伸
長剤を反応させて得られたポリエステル系ポリウレタン
エラストマーが合成皮革・人造皮革用のコーティング剤
含浸剤または風合調節剤として使用されることが報告さ
れている(特開昭61−18り520号公報および特開
昭62−22817号公報参照)。
また、ポリオキシテトラメチレングリコールなどのポリ
オキシアルキレングリコールをソフトセグメント形成性
ポリマージオール成分としたポリウレタンは耐加水分解
性に優れることが知られている(特公昭59−2003
0号公報参照)。
〔発明が解決しようとする課題〕
PNOAとポリオキシアルキレングリコールをソフトセ
グメント形成性ポリマージオール成分と一ポリオキシア
ルキレングリコール系ポリウレタンを用いて従来法を実
施した場合には、スポンジ構造の潰れた。平滑性および
折れしわ形態の劣った表面を有するシート状物しか得ら
れていない。
また、皮革様シートを製造する場合1通常少なくとも2
種類の重合体を紡糸して得られた多成分繊維を基材繊維
として用い、この繊維にポリウレタンエラストマーを含
浸凝固させた。のち、該多成分繊維の少なくとも1成分
を溶剤処理または分解剤処理により除去して繊維形態を
変える操作が行われるが、その際、ポリウレタンエラス
トマーが形成するスポンジ構造が処−層剤の作用により
変形することがしばしばみられる。
本発明の目的は、jL好な平滑性と柔軟な風合いを呈す
るスポンジ構造を有する皮革様シート状物の製造方法を
提供することにある。
〔課題を解決する念めの手段〕
本発明によれば、上記の目的はs(’H+9−ノナンジ
オールおよび/または2−メチル−1,8−オクタンジ
オールを主成分とするジオールとジカルボン酸との縮合
重合によって得られる数平均分子量500〜4,000
のポリエステルジオール、数平均分子量300〜5,0
00のポリオキシアルキレングリコール、有機ジイソシ
アネートおよび鎖伸長剤を反応させて得られるポリウレ
タンエラストマー、(b)ポリエーテル変性クリコーン
オイル、 (e)ポリオキシエチレンーポリオキシプロ
ビレンブロックコボリマーおよび(d)該ポリウレタン
エクストマーの溶剤の各成分からなり、(b)成分と(
e)成分の合計量が(&)成分に対して0.5〜50重
量%であシ、かつ(b)成分対(0)成分の重量比がl
/20〜5/1であるポリウレタンエラストマー組成液
を繊維基材に含浸または/および塗布し、該ポリウレタ
ンエラストマーの非溶剤で凝固させることを特徴とする
シート状物の製造法を提供することくよって達成される
上記のポリエステルジオールは1.9−ノナンジオール
および/または2−メチル−1,8−オクタンジオール
を主成分とするジオールとジカルボン酸とを常法に従っ
て縮合重合することによって製造される。原料のジオー
ルは1例えばエチレングリコール、グロピレングリコー
ル、ブタンジオール、ヘキサンジオール、3−メチル−
1,5−ヘアタンジオール、1.4−シクロヘキサンジ
オール、キシレングリコールなどのジオールを少量含ん
でいてもよい。ジカルボン酸としては1例えばアジピン
酸、ピメリン酸、スペリン酸、アゼライン酸。
セバシン酸などの脂肪族ジカルボン酸;イソフタル酸、
テレフタル酸などの芳香族ジカルボン酸などが挙げられ
、これらのうちの1種類″!!九は任意の2s類以上の
組合わせで使用される。ポリエステルジオールは水酸基
価から求めた数平均分子量が500〜4,000の範囲
であるものを用いる。その数平均分子量は900〜3,
000の範囲であることが好ましい。
また、上記のポリオキシアルキレングリコールとしては
1例えばポリオキシエチレングリコール、キ ポリオキシプロピレングリコール、ポリン)テトラメチ
レングリコールなどが使用される。ポリオキシアルキレ
ングリコールは水酸基価から求めた数平均分子量が30
0〜s、 o o oの範囲である、ものを用いる。そ
の数平均分子量は500〜3,000の範囲であること
が好ましい。
本発明で用いられるポリウレタンエラストマーは、上記
のポリエステルジオール、ポリオキシアルキレングリコ
ール、有機ジイソシアネートおよび鎖伸長剤を常法に従
って所望の割合で反応させることKよシ製造される。ポ
リエステルジオールとポリオキシアルキレングリコール
の使用割合は。
ポリエステルジオールをソフトセグメント形成性ポリマ
ージオール成分としたポリウレタンの優れた特性が損わ
れず、かつポリオキシアルキレングリコールの改質効果
が十分に発揮されるように定められる。ポリエステルジ
オール対ポリオキシアルキレングリコールの使用割合(
重量比)は約5/1〜115の範囲であることが好まし
い。有機ジイソシアネートとしては例えば4.4′−ジ
フェニルメタンジイソシアネート、トリレンジイソシア
*−)、フェニレンジイソシアネート、キシリレンシイ
ツクアネートなどの芳香族ジイソシアネート;ヘキサメ
チレンジイソシアネート、イソホロンシイツクアネート
、4.4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート
、水添トリレンジイノシアネート、水添キシリレンジイ
ソシアネートなどの脂肪族または脂環族ジイソシアネー
トなどが挙げられ、ま九鎖伸長剤としては活性水素原子
を2個有する化合物、例えばエチレングリプール、プロ
ピレングリコール、フタフジオール。ヘキサンジオール
、3−メチル−1,5−ベンタンジオール。
1、4−シクロヘキサンジオール、キシレングリコール
などのジオール;エチレンジアミン、プロピレンジアミ
ン、キシリレンジアミン、イソホロンジアミン、ピペラ
ジン、フェニレンジアミン、トリレンジアミン、インホ
ロンジアミンなどのジアミン;ヒドラジン;アジピン酸
ジヒドラジド、イソフタル酸ジヒドラジドなどのヒドラ
ジドなどが挙げられる。これらの有機ジイソシアネート
および鎖伸長剤はそれぞれ1111類または2種類以上
の組合わせで使用される。
ポリウレタンエラストマーとしては、そのジメチルホル
ムアミドの10重量%溶液の溶液粘度が30℃で少なく
とも1ボイズ、好ましくは2〜10ボイズの範囲にある
ものを使用するのが望ましい。
この溶液粘度が小さいものを使用する場合には、得られ
るシート状物のスポンジ構造の強度が十分でないか、ま
たは耐屈曲疲労性が十分でない。−方、溶液粘度が高す
ぎるポリウレタンエラストマーは加工性が悪いばかりで
なく、シート状物に均一性の良好なスポンジ構造を付与
することが難しくなる。また、ポリワレタンエラストマ
ーには他のポリマーが40重量−以下の割合で混合され
ていてもよい。そのポリマーとしてポリオキシエチレン
グリコールをジオール成分として重合して得られたポリ
オキシエチレングリコールポリウレタンエラストマーを
、上記のポリウレタンエラストマーに10重量%未満で
混合する場合には、非溶剤、特に水を含む凝固液中で該
ポリウレタンエラストマーを凝固する際に、均一な凝固
を行うことができるばかりでなく、ポリウレタンエラス
トマーの染色性を良くシ、風合いが柔軟でしつとすした
触感のシート状物が得られる。
ポリウレタンエラストマーの溶剤としては1例えばジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチル
ピロリドン、ジメチルスルホキシドなどが挙げられるが
、ジメチルホルムアミドを使用するのが好ましい。
本発明で用いられるポリウレタンエラストマー組成液は
シロキサンとポリオキシアルキレンとの共重合物でおる
ポリエーテル変性シリコーンオイル(以下、これを(b
)成分と略称する)とポリオキシエチレンーポリオキシ
プロピレンブロックコボリマ−(以下、これを(e)成
分と略称する)とを特定の割合で含むことが、シート状
物に安定なスポンジ構造を付与するうえで必要である。
(b)成分と(c)成分とは重量比でl/20〜5/1
の範囲である。
これ以上に(b)成分の割合が多い場合も、また(e)
成分の割合が多い場合も平滑性の良好な多孔質シート状
物は得られない。(b)成分と(c)成分とは重量比で
1/1o〜2/1の範囲であることが好ましい。
(b)成分としては例えばクリスボンアシスター5D−
7(大日本インキ化学工業■製)などが挙げられ、また
(c)成分としては例えばクリスボンアシスター5D−
14(大日本インキ化学工業■製)などが挙げられる。
(b)成分と(c)成分の合計量はポリウレタンエラス
トマーに対して0.5〜50重量%である。その合計量
が0.5重量−よシも少ない場合には、シート状物は曳
好なスポンジ構造または均−性のスポンジ構造の多孔質
とはならない。また、合計量が50重量%よりも多い場
合には、シート状物が有するスポンジ構造における隔膜
が薄くなシ、また隔膜が微多孔質になりすぎてシート状
物は機械的強度、耐膨潤性の低−ものとなる0ポリウレ
タン工ラストマー組成液を含浸または/および塗布する
繊維基材は、天然繊維、再生繊維ま九は合成繊維からな
る繊維構造物である。合成繊維としては、ポリエステル
、ポリアミド、ポリオレフィン、ポリアクリロニトリル
、ポリウレタン、ポリウレタンウレア、ポリ塩化ビニル
などのポリマーを紡糸して得た単一成分の繊m(異形断
面糸、細繊度糸などを含む)のステープル繊維またはフ
ィラメント繊維;上記ポリマーの物理的または化学的性
質の異なる少なくとも2種のポリマーを一つのノズルよ
り吐出紡糸して得た多成分繊維のステープル繊維ま九は
フィラメント繊維;または上記ポリマーの少なくとも1
1!Iiと他のポリマー、例えばポリスチレン、ポリア
クリレート。
アクリル酸エステルまたはメタクリル酸エステルの共重
合体、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニルまたは酢
酸ビニル共重合体などの紡糸可能なポリマーの少なくと
も1種とを一つのノズルよシ吐出紡糸して得た多成分繊
維のステープル繊維またはフィラメント繊維から′繊細
構造物を作り、ついで多成分繊維の1成分を除去する方
法または分割・分離する方法などによって多成分繊維を
変性して得た極細繊維またはその繊維束などが挙げられ
る。これら繊維を編織布、繊維立毛編織布または繊維絡
合不織布として繊維基材とする。
繊維基材にポリワレタンエラストマー組成液を含浸また
は/および塗布し、次いでポリウレタンエラストマーの
非溶剤によシ凝固する。ポリウレタンエラストマーの非
溶剤として水、または前記のポリウレタンエラストマー
の溶剤の水溶液が使用される。該非溶剤としてはジメチ
ルホルムアミドの約20〜40%水溶液を用いるのが好
ましい。
凝固温度はシート状物に形成されるスポンジ構造に影響
を与える。凝固温度が高い場合には、全体がゆるやかに
凝固するため微細で均一なスポンジ構造となる。一方、
凝固温度が低い場合には、表面に緻密なスキン層を形成
し、内部はゆっくり凝固することから巨大な均一のスポ
ンジ構造となる。
好ましいスポンジ構造を形成させるには凝固温度を約2
5〜75℃の範囲で選定すれば良い。凝固して得られた
シート状物は水洗、乾燥することによりシート状物を得
る。
シート状物の表面がポリウレタンエラストマーの多孔質
層で被覆されている場合には、該シート状物に多孔質層
表面への着色剤を含む樹脂の塗布。
エンボシング、柔軟化処理などの仕上げ処理を行うこと
により銀行皮革様シートを得ることができる。またシー
ト状物が繊維基材にポリウレタンエラストマーを含浸し
ただけのものである場合には。
必要に応じてシート状物を厚さ方向く所望の厚さにスラ
イス分割したのち、その少なくとも一面に起毛処理を施
し、着色処理し、柔軟化処理して表面を繊維立毛させる
ことによシスニード調皮革様シートを得ることができる
本発明で得られた7−ト状物は安定なスポンジ構造を持
ち、柔軟性、ドレープ性に優れた風合いを有し、耐屈曲
性、耐加水分解性に優れる。また、このシート状物から
得られた銀行皮革様シート状物は折れしわ形態、エンボ
ス型の固定性などの外観が良<、またスェード調−シー
ト状物は立毛性。
風合いとも極めて良好である。これらのシート状物は縫
製加工性、裁断加工性、すき、型押性などに優れたもの
である。
〔実施例〕
以下に1本発明を実施例で具体的に説明する。
なお、実施例中の部およびチはととわしのない限り重量
部および重量−を表す。
実施例1〜3ならびに比較例1および21.9−ノナン
ジオールと2−メチル−1,8−オクタンジオールとの
混合物(モル比50150)とアジピン酸とを縮合重合
させて得られた数平均分子量2,000のポリエステル
ジオール、数平均分子量2,000のポリオキシテトラ
メチレングリコール、4.4’−ジフェニルメタンジイ
ソシアネートおよび1.4−ブタンジオール(モル比0
.6:0.4: 6 : 5.ソフトセグメント比率5
0.6%、イソシアネート基に基づく窒素量4.3%)
を反応させて得たポリウレタンエラストマー(濃度10
%ジメチルホルムアミド溶液の30℃における溶液粘度
3ポイズ)を13%ジメチルホルムアミド溶液とし、こ
の溶液にクリスボンアシスターSD−7(前記のとおり
、(b)成分)およびクリスボンアシスターSD−14
(前記のとおり、(c)成分)の添加剤混合物((b)
成分/(c)成分(重量比) = 1/2 )をポリウ
レタンエラストマーに対して60%、35チ、15%、
3%または0.296添加して5種類のポリウレタンエ
ラストマー組成液を調製した。
一方、6−ナイロン60部と高流動性ポリエチレン40
部を溶融紡糸して得た多成分繊維(6−ナイロンが極細
繊維成分)のステープル繊維を用いてウェブを作り、ニ
ードルパンチ絡合不織布とした。この絡合不織布に上記
のポリウレタンエラストマー組成液を含浸、飽充させた
のち、その絡合不織布をジメチルホルムアミド3〇−水
溶液(液温度40℃)に浸漬して凝固を行った。次いで
絡合不織布を熱トルエン中で処理して多成分繊維中のポ
リエチレン成分を溶解除去し、さらに洗浄し、カチオン
系処理分散液で処理して乾燥し、シート状物を得た。シ
ート状物はその表面をサンドペーパーでパフィングし、
極細繊維立毛面を形成したスェード調シート状物とした
。次いで、このシート状物を青色系金属錯塩染料を用い
てウィンス染色機で染色し、ソーピングし、乾燥し、ブ
ラッシングしてスェード調製品に仕上げた。この製品に
ついての品質を表1に示し念。
J゛べ下余白 表1から明らかなとおり、添加剤量が多い場合には、ス
ポンジ間の隔膜が薄くなり、製品化までの過程でスポン
ジ構造が潰れてしまい、立毛性。
風合いとも悪い製品になった。一方、添加剤量が少ない
場合には、該添加斉fが良好なスポンジ形成性に寄与し
ないため、スポンジ間の隔膜が厚く。
不均一なスポンジ構造となり、立毛性および風合いとも
悪い製品になった。それらに対して、実施例で得られた
製品は微細で均一なスポンジ構造を有しており、立毛性
および風合いとも良好であった。
実施例4〜6ならびに比較例3および4実施例1で得ら
れたと同じポリウレタンエラストマーの13%ジメチル
ホルムアミド溶液に表2に示した重量比率の添加剤混合
物をポリウレタンエラストマーに対して20%添加して
各々のポリウレタンエラストマー組成液を調製した。
以下余白 表 比較例3    0.4%     19.6%   
  0.02実施11N4     1.91    
 18.1%     0.1実施例5   10.0
%      10.0%    1.0実施例6  
  13.3%      6.7%     2.0
比較例4    17.1%       2.9チ 
    6.0一方、熱水収縮率が少なくとも30%の
繊度2.5デニールのポリエチレンテレフタレー)ff
1M50部と繊度0.9デニールの低収縮率ポリエチレ
ンテレフタレート繊維50部を混綿して作ったウェブを
ニードルパンチで結合処理し、熱水中で収縮処理および
熱処理して得た繊維シート(目付285′I/ml’、
厚さ1.4 m 、見掛密度0.20f/″−)に上記
のポリウレタンエラストマー組成液を含浸し、さらにそ
の上に実施例1で得られたと同じポリウレタンエラスト
マーの15チジメチルホルムアミド溶液に、ポリウレタ
ンエラストマーに対して酸化チタン8%、クリスポンア
シスター5D−7(前記のとおり)7チおよびクリスボ
ンアシスター5D−14(前記のとおり)14%を添加
したボリクレタンエラス′トマー組成液を塗布して被覆
層を形成した。次いで、繊維シートをジメチルホルムア
ミド25916水溶液(液温度40℃)に浸漬して凝固
し、熱水洗浄し、乾燥し念。得られたシート状物にポリ
ウレタンエラストマー被覆層表面に実施例1で得られた
と同じポリウレタンエラストマーを基材として調製した
白色表面塗布インクをグラビヤ印刷機でプリントし、工
ンボシングによりシート状物を銀行調皮革様シート状物
に仕上げた。この皮革様シート状物の品質を表3に示し
た。
以下余白 表     3 または 密 度 −ターによる 折れしわ形態  風 合 い 比較例30.45  小点割れ2 点 ぽきぽき折れ込み 状。
不良 反撥性が大 きく硬め 比較例40.43  小点割れ1 ぽきぽき折れ込み 
反撥性が大息    状、       きく硬め不良 表3から明らかなとおり、実施例で得られ念皮革槽シー
ト状物は風合い、折れしわ形態、ニスボス型入り性が良
く、かつドレープ性が良好であるために靴用または靴用
の素材として好適であった。
実施例7 実施例1において、ポリウレタンエラストマーとして1
,9−ノナンジオールと2−メチル−1,8−オクタン
ジオールとの混合物(モル比30/70 )とアジピン
酸とを縮合重合、させて得られた数平均分子9に1,5
00のポリエステルジオール、数平均分子−IN、so
oのポリオキシテトラメチレングリコール、4.4パ−
ジフェニルメタンジイソシアネートオヨヒエテレンクリ
コール(モル比0.6:0.4:3:2.ソフトセグメ
ント比率63.2%、イソシアネート基に基づく窒素量
3.5%)を反応させて得たポリウレタンエラストマー
(濃度10%ジメチルホルムアミド溶液の30’CKお
ける溶液粘度3ポイズ)を用い、添加剤量を該ポリウレ
タンエラストマーに対して35%添加して調製したポリ
ウレタンエラストマー組成液を用いる以外は実施例1と
同様の操作によりスェード!ll型品を得意。
製品は立毛性、風合いとも極めて良好なものであつ九。
〔発明の効果〕
本発明によれば・、良好な平滑性と柔軟性およびドレー
プ性に優れた風合いを呈し、耐屈曲性および耐加水分解
性に優れた安定なスポンジ構造を有する皮革様シート状
物が製造される。また製造されたシート状物は耐光候性
および低温特性に優れる。このシート状物から得られた
銀行皮革様シート状物は折れしわ形態、エンボス型の固
定性などの外観が良く、!lたスェード調シート状物は
立毛性、風合いとも極めて良好である。これらのシート
状物は二次加工性1例えば裁断加工性、縫製加工性、す
き、型押性などに優れ九ものであるっ特許出願人  株
式会社 り ラ し

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  (a)1,9−ノナンジオールおよび/または2−メ
    チル−1,8−オクタンジオールを主成分とするジオー
    ルとジカルボン酸との縮合重合によつて得られる数平均
    分子量500〜4,000のポリエステルジオール、数
    平均分子量300〜5,000のポリオキシアルキレン
    グリコール、有機ジイソシアネートおよび鎖伸長剤を反
    応させて得られるポリウレタンエラストマー、(b)ポ
    リエーテル変性シリコーンオイル、(c)ポリオキシエ
    チレン−ポリオキシプロピレンブロックコポリマーおよ
    び(d)該ポリウレタンエラストマーの溶剤の各成分か
    らなり、(b)成分と(c)成分の合計量が(a)成分
    に対して0.5〜50重量%であり、かつ(b)成分対
    (c)成分の重量比が1/20〜5/1であるポリウレ
    タンエラストマー組成液を繊維基材に含浸または/およ
    び塗布し、該ポリウレタンエラストマーの非溶剤で凝固
    させることを特徴とするシート状物の製造法。
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