JPH02260286A - ディスクドライブ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ディスクドライブ装置、特に、データトラ
ックのアドレスの形成処理に関する。

〔発明の概要〕

この発明では、セクタ状にデータトラックに対するアド
レス信号がディスクに記録され、アドレス信号は、複数
のトラックからなるブロック毎に繰り返すものとされ、
ディスクが１セクタ回転する間にヘッドが移動すること
ができる距離が各ブロック内のデータトラック本数のＡ
以下とされ、再生されたアドレスからブロックの更新を
少ない計算量で検出できる。

〔従来の技術］ 磁気ディスクにセクタ状にサーボ信号を書き込むセクタサーボ方式が知られている。このセクタサーボ方式において、サーボ信号が記録されている領域内にトラックアドレスも記録することが提案されている。この場合、領域の長さを余り長くできないので、アドレス信号のビット数が余り大きくできない。このため、トラック数が多くなると、全トラックが複数のブロックに分割され、ブロック毎に繰り返されるアドレスを記録する方式％式％ （発明が解決しようとする課題〕

ブロックに分割されたアドレスが記録されているディス
クでは、目標のトラックを探すシーク時に、ブロックが
更新された時にサンプリングで得られるアドレスは、そ
のまま使用できず、ブロックが更新されたことを検出す
ることが必要である。

ブロックの更新の検出は、シークアルゴリズムにおいて
、次のサンプリング時には、ヘッドがどのアドレス付近
に移動しているかを予測することで可能である。しかし
ながら、この予測のための計算に時間がかかり、アドレ
スを確定するのに時間がかかる問題があった。

従って、この発明の目的は、少ない計算量でアドレスが
確定できるディスクドライブ装置を提供することにある
。

〔課題を解決するための手段〕

この発明では、セクタ状にデータトラックに対するアド
レス信号がディスクに記録され、アドレス信号は、複数
のトラックからなるフロック毎に繰り返すものとされ、 ディスクが１セクタ回転する間にヘッドが移動すること
ができる距離が各ブロック内のデータトラック本数のＡ
以下とされている。

〔作用〕

ブロックに分割しているので、少ないビット数で多くの
トラックのアドレスを表現できる。ブロックの値は、デ
ィスクには、記録されておらず、ディスクの絶対アドレ
スを形成するには、ブロックの値が更新されたことを検
出する必要がある。

ディスクが１セクタ回転する間にヘッドが移動できる最
大の範囲が制限されているので、時間的に連続するアド
レスの間では、２以上のブロックの値の変化が生じない
。この条件を設けることで、少ない計算量でブロックの
更新の判定ができ、絶対アドレスの形成も迅速になしう
る。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。第１図において、■が磁気ディスクを示し、２が
磁気ディスク１と接触して、データの記録及び再生を行
う磁気ヘッドを示す。図示せぬスピンドルモータにより
磁気ディスク１が回転され、磁気ディスク１の径方向に
摺動自在なように磁気ヘッド２がヘッド移動機構に支持
されている。この磁気ディスク１には、第２図に示すよ
うに、等角間隔で放射状に延びるサーボ領域２０ａ〜２
０ｈが設けられている。このセクタ状のサーボ領域２０
ａ〜２０ｈには、サーボ信号と共にアドレス信号が予め
記録されている。サーボ領域２０ａ〜２０ｈ以外のデー
タ領域には、例えば同心円状に多数のデータトラックが
設けられる。サーボ信号により磁気ヘッド２のトラック
ずれが補正される。このセクタサーボ方式は、従来より
知られているので、第１図では、アドレス信号の処理に
関連した構成のみが示されている。

磁気ヘッド２の再生信号が再生アンプ３を介してアドレ
ス検出回路４及びサーボ領域検出回路５に供給される。

サーボ領域検出回路５の出力信号がタイミング発生回路
６に供給され、タイミング発生回路６からのサーボ領域
２０ａ〜２０ｈと対応したタイミングパルスがアドレス
検出回路４に供給される。アドレス検出回路４の出力に
は、サーボ領域２０ａ〜２０ｈの夫々から順次再生され
た数ビットのアドレス信号が取り出される。

再生アドレス信号が絶対アドレス形成回路７、アドレス
差検出回路８及びレジスタ９に供給される。レジスタ９
からの以前にサンプリングされたアドレス信号がアドレ
ス差検出回路８に供給される。従って、アドレス差検出
回路８により、以前にサンプリングされたアドレス信号
の値と新たにサンプリングされたアドレス信号の値との
差が計算される。このアドレス差が絶対値化回路１０で
絶対値に変換され、絶対値化回路１０の出力信号が判定
回路１１に供給される。

判定回路１１では、後述のように再生されたアドレス信
号から絶対アドレスを絶対アドレス形成回路７で形成す
るために必要な制御信号が形成される。絶対アドレス形
成回路７で発生した絶対アドレスがシステムコントロー
ラ１２に供給され、システムコントローラ１２は、この
絶対アドレスを参照して目標のデータトラックに磁気ヘ
ッド２を位置させる。また、システムコントローラ１２
から判定回路１１に対してシータ方向を示す状態信号が
供給される。

磁気ディスク１のサーボ領域２０ａ〜２０ｈに記録され
ているアドレス信号は、第３図に示すように、（０〜ｎ
）に変化するものとされている。

この例では、データ領域が４個のブロックに分割され、
ブロックの値がｋで示されている。内周側から外周側に
向かって、ブロック値ｋが０，１゜２．３と増加する。

但し、ブロック値には、磁気ディスク１に記録されてい
るものでなく、絶対アドレス形成回路７で発生する値で
ある。このため、初期設定で磁気ヘッド２が最内周側に
位置された時に、（ｋ＝ｏ）と設定される。

各ブロック内では、内周側から外周側に向かってデータ
トラックと夫々対応してアドレスが０からｎに順次増加
するようにされている。システムコントローラ１２から
判定回路１１に供給されるシータ方向の状態信号は、ア
ドレスが増加する方向で＋、アドレスが減少する方向で
−とされている。

絶対アドレス形成回路７で形成される絶対アドレスは、
ｉを再生されたアドレス値とすると、（ｎ＋１）ｋ＋ｉ
　　　　（０≦ｉ≦ｎ）で表される。

磁気ディスク１が１セクタ回転する期間に、磁気ヘッド
２が最大移動できる範囲ｍが’Ａ　ｎより小さい（即ち
、ｍ＜′Ａｎ）ように、アドレスの値ｎと磁気ヘッド２
の移動速度との関係が設定される。

この条件により１サンプリング期間で最大の範囲ｍの移
動が生じても、次のアドレスが隣のブロックまでに限ら
れ、ブロック値ｋが２以上、変化しない。第３図に示す
ように、＋のシータ方向においてｍの移動が生じ、Ｐｌ
からＰ２にアドレスが変化した時には、夫々の絶対アド
レスが下記のものとなる。

Ｐｌの絶対アドレスの値 （ｎ＋１）ｋ＋ｉ Ｐ２の絶対アドレスの値 （ｎ＋１）ｋ＋ｉ十ｍ　　即ち、 （ｎ＋１）（ｋ＋１）−１−ｍ＋１−ｎ−１であり、サ
ンプリングされるのは、（ｍ＋ｉ　−ｎ−１）の値であ
る。これらの時間的に連続する二つのアドレスの値の差
は、ブロックが更新されいない場合では、（（ｉ　＋ｍ
）　−ｉ　＝ｍ）であり、また、ブロックの更新が発生
するΣきには、アドレス差が（（ｉ＋ｍ−ｎ−１）　−
ｉ＝ｍ−ｎ　−１）となる。（ｎ＞ｍ）の関係から差の
値が負となる。また、このアドレス差の絶対値は、（ｎ
−ｍ＋１）で、（２ｍ＜ｎ）の関係から（ｍ＋１）以上
の値となる。

また、第３図に示すように、−のシータ方向においてｍ
の移動が生じ、ＱｌからＱ２にアドレスが変化した時に
は、夫々の絶対アドレスが下記のものとなる。

Ｑｌの絶対アドレスの値 （ｎ＋１）ｋ＋ｉ Ｑ２の絶対アドレスの値 （ｎ＋１）ｋ＋ｉ−ｍ　　即ち、 （ｎ＋１）　　（ｋ−１）＋ｉ−ｍ＋ｎ＋１であり、サ
ンプリングされるのは、（ｉ−ｍ＋ｎ＋１）の値である
。これらの時間的に連続する二つのアドレスの値の差は
、ブロックが更新されいない場合では、（（ｉ−ｍ）−
ｉ−−ｍ）であるが、ブロックの更新が発生するときに
は、アドレス差が（（ｉ−ｍ＋ｎ＋１）−ｉ＝ｎ−ｍ＋
１）となる。このアドレス差の絶対値は、上述と同様に
（２ｍ＜ｎ）の関係から（ｍ＋１）以上の値となる。

以上のように、絶対アドレスを再生されたアドレス信号
から形成するには、アドレス差検出回路８からのアドレ
スを絶対値化回路１０で絶対値に変換し、判定回路１１
でアドレス差の絶対値と（ｍ＋　１　）の大小関係が比
較される。この大小関係とシステムコントローラ１２か
らのシータ方向を示す信号とに基づいて、ブロック値ｋ
を前の値に対してどのように変化させるかを示す制御信
号が形成され、この制御信号が絶対アドレス形成回路７
に供給される。

つまり、上述の説明から理解されるように、アドレス差
の絶対値がｍ以下の時には、ブロック値ｋを前の値にホ
ールドし、また、絶対アドレスが増加するシータ方向（
＋方向）で、アドレス差の絶対値が（ｍ＋１）以上の時
には、前の値に＋１したブロック値を絶対アドレス形成
回路７において使用し、更に、絶対アドレスが減少する
シータ方向（一方向）で、アドレス差の絶対値が（ｍ＋
１）以上の時には、前の値に−１したブロック値が絶対
アドレス形成回路７において使用される。

この処理で、絶対アドレスを正しく形成することができ
る。

とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例のブロック図、第２図はデ
ィスクの記録パターンの一例の路線図、第３図はこの発
明の一実施例の動作説明に用いる路線図である。 図面における主要な符号の説明 １：磁気ディスク、 ２：磁気ヘッド、 ７：絶対アドレス形成回路、 １１：判定回路。 〔発明の効果〕 この発明では、全トラックを複数のブロックに分割し、
ブロック内で変化するアドレスがセクタ状に記録されて
いる時に、ブロック値が更新されたことが確実に検出で
き、少ない計算量で再生されたアドレス信号から絶対ア
ドレスを形成するこ代理人　弁理士　杉　浦　正　知

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 セクタ状にデータトラックに対するアドレス信号がディ
   スクに記録され、 上記アドレス信号は、複数のトラックからなるブロック
   毎に繰り返すものとされ、 上記ディスクが１セクタ回転する間にヘッドが移動する
   ことができる距離が上記各ブロック内のデータトラック
   本数の１／２以下とされたことを特徴とするディスクド
   ライブ装置。