JPH0225539A - 成形用アルミニウム合金硬質板およびその製造方法 - Google Patents

成形用アルミニウム合金硬質板およびその製造方法

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JPH0225539A
JPH0225539A JP17418088A JP17418088A JPH0225539A JP H0225539 A JPH0225539 A JP H0225539A JP 17418088 A JP17418088 A JP 17418088A JP 17418088 A JP17418088 A JP 17418088A JP H0225539 A JPH0225539 A JP H0225539A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は主としてアルミニウム&ffi用材料として
使用される絞り成形もしくは再絞り成形用のアルミニウ
ム合金fIII賀板およびその製造方法に関し、より詳
しくは塗装焼付は後の強度に優れ、しかも絞り成形性、
再絞り成形性にゆれた成形用アルミニウム合金硬質板お
よびその製造方法に関するものである。
従来の技術 絞り成形や再絞り成形を施して得られる食缶の材料とし
ては、最近ではスチールやブリキに代えてアルミニウム
合金を使用することが多くなっている。アルミニウム合
金は、食缶として使用した場合に、無味無臭無害で内容
物の味を損なわず、また軽量となる等の利点を有してい
る。
ところで従来の食九等に使用される絞り成形もしくは再
絞り成形用のアルミニウム合金としては、主としてAl
−2,5%M9基合金であるJIS 5052合金H合
金材が用いられている。
発明が解決すべき問題点 従来の絞り成形用もしくは再絞り成形用のアルミニウム
系材料である月85052合金838材は、スチールや
ブリキと比較すれば強度が充分ではなく、そのため強度
を補うべく肉厚を厚くする必要があり、したがって高コ
スト化を沼いてしまう。特に食缶の場合は一般に塗装焼
付は処理を行なう必要があり、前述の従来材では塗装焼
付は後の強度が低くなって一層の厚肉化が必要となって
いるのが現状である。そこでアルミニウム系の絞り成形
もしくは再絞り成形用の材料としては、塗装焼付は後の
強度が高く、しかも絞り成形性、再絞り成形性の優れた
材料の開発が強く望まれている。
この発明は以上の事情を背端としてなされたもので、従
来用いられていたJIS 5052合金H合金材よりも
塗装焼付は後の強度が高くかつ絞り成形性、再絞り成形
性に優れた成形用アルミニウム合金硬質板を提供するこ
とを目的とするしの′c′ある。
問題点を解決するための手段 本発明@等は前述の目的@達成覆るべく鋭意実験検討を
委ねた結果、合金の成分組成を適切な範囲内にl!l!
するとともに、圧延板の状態において比抵抗値を指標と
して表わされる合金元素の固溶状態を適切に制御するこ
とにより、塗装焼付は後の強度と絞り成形性、再絞り成
形性とがともに優れた成形用アルミニウム合金硬質板が
得られることを児出し、この発明をなすに至った。また
合金の製造過程において、鋳造時における冷却速度を速
めるとともに中間熱処理を急速昇温、急速冷Wとするこ
とにj;って、前述のような固溶状態を有するアルミニ
ウム合金硬賀板が得られること、したがって塗装焼付は
侵の強度と絞り成形性、再絞り成形性とがともに優れた
成形用アルミニウム合金硬質板が得られることを見出し
、この発明をな1に至った。
したがって請求項1の発明の成形用アルミニウム合金硬
質板は、Mg0.1〜2.0%、Mn0.f〜2.5%
、 Fe 0.1〜2.5%を含有し、残部がAt’お
よび不可避的不純物よりなり、しかも20℃における比
抵抗値が4.5μΩ1以上であることを特徴とするもの
である。
また請求項2の発明の成形用アルミニウム合金硬質板は
、(重量!4Q 0.T 〜2.0%、 Mn 0.t
 〜2.5%。
1”e Q、1〜2.5%を含有し、かつCu0.05
〜1.0%、 Z n 0.1〜i、0%の1梯または
2伸を含有し、残部がAlおよび不可避的不純物よりな
り、しかも20℃における比抵FL値が4.5μΩcm
以上であることを特徴とするものである。
さらに請求項3の発明の成形用アルミニウム合金硬質板
の製造方法は、M(J 0.1〜2.0%+Mn0.1
〜2.5%、 Fe 0.i 〜2.5%を含有し、残
部が八2および不可避的不純物よりなる合金を、50℃
/露以上の冷汗速度で連続鋳造して板厚3〜15市の連
続鋳造板とし、次いで、その連aM造仮に1次席間圧延
を施した後、500〜620℃の範囲内の温度に10℃
/Sa:以上の加熱速度で袢濡し直ちにもしくはその温
度で120%以下の保持を行なった1焚10℃/露以上
の冷却速度で冷却する中間熱処理と、それに続く2次席
間圧延とを1回または2回以上行ない、I&終の2次席
間圧延の圧延率を30%以上として、20℃での比抵抗
値が4.5μΩc(重量以上の圧延硬質板を得ることを
特徴とするものである。
そしてまt=m求項4の発明の成形用アルミニウム合金
硬質板の製造方法は、Mqo、1〜2.0%。
M n 0.1〜2.5%、 l” e 0.t 〜2
.5%を含有し、かツQu 0.05〜1.0%、 z
n 0.1〜1.0%の1種または2@を含有し、残部
がAlおよび不可避的不純物よりなる合金を、50℃/
SeC以上の冷却速度で連f1鋳造して板厚3〜15顯
の連続鋳造板とし、次いでその連続鋳造板に1次席間圧
延を施した後、500〜620℃の範囲内の温度に10
℃/sec以上の加熱速度で昇温し直ちにもしくはその
温度で120SeC以下の保持を行なった後10℃/5
ecJX上の冷却速度で冷f!Jする中間熱処理と、そ
れに続く2次席間圧延とを1回または2回以上行ない、
最終の2次席間圧延の圧延率を20%以上として、20
℃での比抵抗値が4.5μΩcm以上の圧延硬質板を得
ることを特徴と1−るものである。
作   用 本願各発明の成形用アルミニウム合金硬翼板における合
金元素は、主としてアルミニウム材料の強度を^めると
ともに、塗装焼付は時における軟化を抑制するために添
加されるものであり、まず請求項1の発明の成形用アル
ミニウム合金硬質板における成分限定理由を説明する。
Mg: Mgはアルミニウムマトリックス中に固溶し、加工硬化
特性を向上させるに有効な添加元素である。但し、この
発明の方法の場合は鋳造時の冷却速度を速めて、強制的
に他の成分、特にFeを固溶させているため、加工硬化
に対しては相乗的にそれぞれの元素が効いてくるから、
通常のDC鋳造の場合のように4%も添加する必要はな
い。ここで、M9添加量が0.1%未満では90%以上
の冷間圧延を行なっても塗装焼付は後に従来材である5
052合金H合金材と同程度の強度も得られず1、また
絞り成形、再絞り成形用材料として重要な方向性も45
°耳が極めて強くなるため好ましくない。
方MQ添加吊が2.0%を越えれば冷間圧延性が低下し
て、冷間圧延中に耳割れが発生し易くなり、歩留りが低
下するとともに操業上も問題が生じ易くなる。したがっ
てMg添加吊は0.1〜2.0%の範囲内とした。
Mn: Mnは強度向上に寄与するとともにIv!R焼付は詩の
強度低下を抑制するのに有効な元素である。
またこの発明で用途としている再絞り用成形材では、カ
ップリューダースもしくはカゴメ模様と称されている剪
断模様が成形時に発生すれば、カッ、’I、IJれや塗
膜剥離の原因となるから、このようなカップリューダー
スの発生は抑制しなければならないが、M「1の添加は
カップリューダースの抑制にし有効である。但しMOの
添加量が0.1%未満ではこの効果が得られず、一方2
.5%を越えれば冷間圧延性が極端に低下するとともに
鋳造性も極めて悪くなるから、Mnの添加量は0.1〜
2.5%の範囲内とした。
「e: FeはMnと同様に強制的に固溶させ、加工硬化性と耐
焼付は軟化性を向上させて、塗装焼付は後の高強度を得
るに極めて有効な元素である。なお「eの添加は、Mn
の固溶量を著しく減少させはするが、Mnの固溶量の減
少は、逆に微細な析出物が生じることを意味するから、
加工硬化や焼付軟化抑制についても有効である。Feの
添加量が0.1%未満ではその効果が得られず、一方2
.5%を越えてFe@添加すれば、析出物が粗大化して
かえって塗8焼付は時に軟化してしまうことがある。し
たがって[eの添加量は0.1〜2.5%の範囲内とし
た。なおFeの添加量はこの範囲内でも符に1.3〜2
.0%の範囲内が好ましい。
以上のように請求項1の発明の成形用アルミニウム合金
硬質仮においては、必須合金成分としてMg、Mn、F
eを添加し、Mgの固溶による加1硬化と、遷移元素で
あるFe、Mnの強制固溶による加工硬化と塗装焼付は
時の軟化抑制を図り、さらに成形時のカップリューダー
ス発生抑1hllや冷間圧延性を考慮している。
さらに請求項2の発明の成形用アルミニウム合金硬質板
では、上述のMg、 Mn、 Feのほか、Cuおよび
/またはznを添加して、MQ、Mn。
FeによるffI述の効果のほか、さらに塗装焼付は処
理時の時効硬化による塗装焼付は漫の強度向上を図って
いる。次に請求項2の発明の成形用アルミニウム合金硬
賞板におけるCu、lnの添加量限定理由を説明する。
Cu: Quは前述のように塗装焼付けffi理時において時効
硬化を図り、これによる塗装焼付は後の板の強度向上を
図るに有効である。この効果は、Al−Cu−Mq系析
出物の析出過程で生じる。この効果を得るためには、少
なくとも0.05%以上のCuの添加が必要である。一
方Cuを1.0%以上添加した場合、時効効果は容易に
青られるものの、冷間圧延中に加工硬化しやずくなり、
加工性を損なう。したがってCu@添加する場合のQu
添加Φは0.05〜1.0%の範囲内とした。
zn: znもMg、CLJとの相互作用によって時効硬化が期
待できることは良く知られており、この発明においても
lnの添加は塗装焼付は処理時における時効硬化による
塗装焼付は後の板の強度向上を図っているa Z nが
0.1%未満ではその効果が得られず、一方1.0%を
越えてlnを添加すれば強度は向上するものの、加工硬
化性が強くなって絞り成形性、再絞り成形性が極端に損
なわれる。
したがってznを添加する場合のzn添加量は0.1〜
1.0%の範囲内とした。
以上の各成分の残部は、本願のいずれの発明においても
Alおよび不可避的不純物とすれば良い。
なお通常のアルミニウム合金においては、鋳塊の結晶粒
微細化のためにTi、あるいはTiおよび8を微m添加
することがあり、この発明の成形用アルミニウム合金硬
質板においても、微量のTi、もしくはT:およびBを
含有していても良い。但し、Tiを添加する場合、その
添加lが0.01%未満ではTi添加の効果が得られず
、0.50%を越えれば初晶TiAl3が晶出して成形
性を害するから、Tiは0.01〜0.50%の範囲内
とすることが好ましい。また下1とともに8を添加する
場合、Bの添加量が1ppH未満ではB添加の効果がな
く、一方(重量000ppを越えれば、TiB2の粗大
粒子が混入して成形性を害するから、Bは1pp(重量
〜1000ppraの範囲内とt ルコトtfi O?
ましい。
さらに本願各発明の成形用アルミニウム合金硬質仮にお
いでは、前述のような各合金丸木を含有するほか、R終
圧延板の状態において20℃〈室温)で測定した比抵抗
値が4.5μΩa以上でなければならない。金属材料に
おける比抵抗値は固溶量に対応するが、本願各発明にお
いて固溶元素による耐焼付は軟化特性および時効硬化性
を有効にI能させるためには、固溶量の指標となる比抵
抗値<P、20℃)が4.5μΩ1である必要がある。
20’G:での比抵抗値が4.5μΩ1未満では塗装焼
付は後に充分な強度を得ることができない。
次に前述のような成形用アルミニウム合金硬賞板を製造
する方法、すなわち請求項3、請求項4の発明の方法つ
いて説明する。
先ず前述のような成分(重量成を有する合金の溶湧を常
法にしたがって溶製し、薄板連続鋳造法(N続鋳造圧延
法)等のMa鋳造法によって板厚3〜15、の板に連続
鋳造し、コイル状に巻取る。この連続鋳造時における冷
却速度は50℃/Se’e以上の通り冷W速度とする必
要がある。本来、還移金属であるFe、Mnは、アルミ
ニウムに対し固溶しにクク、鋳造時の冷が速度が低い場
合には大半が晶出してしまうから、既に述べたようなF
e、Mnの強制固溶による効果を図るためには、50℃
/E以上の冷却速度が必要どなるのである。筒部時の冷
FA速度が50℃15a:未満では、固溶量が不足ケる
ため塗装焼付は後の根の充分な強度向上が図れない。な
おl”eは、50℃/Sに以上の冷W速度としてもある
程度は品出あるいは析出してしまう。しかしながら、こ
の発明の成分組成R囲内であれば、50℃/sec以上
の速い冷却速度では晶出物や析出物は極めて微細なもの
となり、強度やカップリューダース抑制の点からは有利
に作用する。
上述のようにして青られた連続鋳造板は、引続いて、1
回または2回以上の中間熱51!L埋(中間焼鈍)を挟
んで冷間圧延を行なう。すなわち、1次席間圧延によっ
て中間板厚とした後、中間熱処理を行ない、さらに最終
冷間圧延として2次席間圧延を行なって製品板厚に仕上
げるか、あるいは1次席間圧延の後、中間熱処理と2次
席間圧延とを繰返し、最終の2次席間圧延によって製品
板厚に仕上げる。この過程における中間熱処理は、固溶
したQu、Zn、M(Jによる時効効果や遷移金属Fe
、Mnによる耐焼付は軟化性の効果を損なうことなく圧
延性を改善し、かつまた方向性および絞り成形性、再絞
り成形性の改善を図ることを目的どするものである。こ
の中間熱処理においては、加熱中り稈温中)および冷部
中に析出が生じないように、加熱速度および冷却速度は
いずれも10℃/気以上が必要であり、また完全に再結
晶した均一なl1lllJiを腎るためには500℃以
上の到達温度が必要となるが、620℃を越えれば共晶
訂融が発生して操業中に板切れを発生する危険があるか
ら、到達温度は500〜620℃の範囲内とした。この
500〜620℃の範囲内の温度での保持は極力短かい
方が析出が少ないので好ましいが、120saciX下
であれば許容される。このような10℃/sec以上の
急速加熱、急速冷却でしかも保持なしもしくは1205
BC以下の短時間保持の中間熱処理は、連続焼鈍炉を用
いることによって達成できる。
R柊の冷間圧延(製品板厚に仕上げるIζめの最終の2
次席間圧延)における圧延率は、Cu#よび/′または
Znを実質的に含有していない請求項1の発明の成分組
成の合金では30%以上、Cuおよび/またはznを含
有する請求項2の発明の成分組成の合金では20%以上
とする必要がある。最終の冷間圧延圧延率がそれぞれ上
記の値未満では、従来材である月35052合金■合金
材よりも高い塗装焼付は後の強度を得ることができない
。なおR終の冷間圧延における圧延率は、方向性のlI
[lJ御の点からは憧力小さいことが好ましいが、Cu
および/またはlnを実質的に含有しない場合、および
CLIおよび/またはlnを含有する場合のいずれにお
いても、50%以下の圧延率で充分に従来材より高い塗
装焼付番プ債強度を得ることができる。
なお、中間熱処理の回数は、圧延性を考慮しで最少限の
回数とすれば良いが、方向性の点から少なくとも2回以
上行なうことが好ましく、このようにすることによって
耳の発生のないいわゆるノンイヤー材を得ることができ
る。
以上のような工程を経て傳られた成形用アルミニウム合
金硬質板は、主として食缶に使用される絞り成形用、再
絞り成形用の材料としての必要条件である塗装焼付は後
の強度が従来材であるJIS5052合金H38材合金
優れ、しかもカップリューダースの発生もなく、絞り成
形性、再絞り成形性に優れ、従来よりも食缶等の薄肉化
、軽量化を図り得る成形用木材となる。
実施例 [実施例1] 第1表に示すような本願の請求項1の発明で規定してい
る成0IIi成範囲内の符号A〜Dの合金と、従来合金
であるJIS 5052合金の成分(重量(重量成の符
号Eの合金とについて、第2表に示すようなプロセスを
適用して、R終板厚0.22.、の圧延板を得た。
ここで、第2表において合金A、Cに対するプロセス条
件は本願の請求項3の発明のプロセス条件範囲内、合金
B、D、Eに対するプロセス条件はそのプロセス条件範
囲外である。口のようにして得られた各圧延板についで
、その比抵抗値、塗装焼付は処理(ベーキング)に相当
する270℃×20secの加熱処理を施した後の纒械
的性貿、およびカップリューダース発生状況を含めた再
絞り成形性@調べた結束を第3表に示す。
第3表に示すように、この発明のプロセス条件に従って
製造して、比抵抗値が4.5μΩJ以りとなった成形用
アルミニウム合金硬質板(合金符号A、C:本発明例)
では、従来例(5052合金)もしくは比較例による圧
延板と比較して、塗装焼付は処理後の強度は格段に優れ
、しかもカップリューダース発生状況を含めた再絞り成
形性にも優れた素材であることが明らかである。
[実施例2] 第4表に示すような本願発明の請求項2の発明で規定し
ている成分組成範囲内の符号F−1の合金と、従来合金
であるJIS 5052合金の成分組成の符号Eの合金
とについて、第5表に示すようなプロセスを適用して、
R終板厚0.22 rmの圧延板を得た。ここで、第5
表にお【プる合金F、Hに対するプロセス条件は本願の
請求項4の光明のプロセス条件範囲内、合金G、1.E
に対するプロセス条件はそのプロセス条件範囲外である
。このようにして得られた各圧延板について、その比抵
抗値、塗装焼付は処理(ベーキング)に相当する270
℃×20露の加熱処理後の機械的性質、およびカップリ
ューダースの発生状況を含めた再絞り成形性を調べた結
果を第6表に示す。
第4表:実施例2の合金化学成分 (wt%) 第6表に示すように、この発明のプロセス条件に従って
製造して、比抵抗値が4.5μΩ1以上となった成形用
アルミニウム合金硬質板(合金符号F、H:本発明例)
で番よ、従来例(5052合金)もしくは比較例による
圧延板と比較して、塗装焼付は処理後の強度が格段に優
れ、しかもカップリコーダース発生状況も含めた再絞り
成形性が格段に優れていることが明らかである。
発明の効果 この発明の成形用アルミニウム合金硬質板は、従来材よ
りも強度、特に塗装焼付は後の強度に優れ、しかも絞り
成形性、再絞り成形性も優れており、したがって食缶等
に適用した場合の薄肉化を図ることができる。またこの
発明の製造方法によれば、上述のように優れた特性を有
する成形用アルミニウム合金@!賀仮を実際的に得るこ
とができる。
なおこの発明の成形用アルミニウム合金硬質板は食缶等
の缶の絞り成形、再絞り成形胴材に適しているが、強度
、成形性に優れているところからiI色等の蓋としても
使用することができ、この場合には缶胴、ff1fiを
同一材料で一体化した缶が製造できるため、リサイクル
効率の点から極めて有利となる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)Mg0.1〜2.0%(重量%、以下同じ)、M
    n0.1〜2.5%、Fe0.1〜2.5%を含有し、
    残部がAlおよび不可避的不純物よりなり、しかも20
    ℃における比抵抗値が4.5μΩcm以上であることを
    特徴とする成形用アルミニウム合金硬質板。(2)Mg
    0.1〜2.0%、Mn0.1〜2.5%、Fe0.1
    〜2.5%を含有し、かつCu0.05〜1.0%、Z
    n0.1〜1.0%の1種または2種を含有し、残部が
    Alおよび不可避的不純物よりなり、しかも20℃にお
    ける比抵抗値が4.5μΩcm以上であることを特徴と
    する成形用アルミニウム合金硬質板。 (3)Mg0.1〜2.0%、Mn0.1〜2.5%、
    Fe0.1〜2.5%を含有し、残部がAlおよび不可
    避的不純物よりなる合金を、50℃/sec以上の冷却
    速度で連続鋳造して板厚3〜15mmの連続鋳造板とし
    、次いで、その連続鋳造板に1次冷間圧延を施した後、
    500〜620℃の範囲内の温度に10℃/sec以上
    の加熱速度で昇温し直ちにもしくはその温度で120s
    ec以下の保持を行なつた後10℃/sec以上の冷却
    速度で冷却する中間熱処理と、それに続く2次冷間圧延
    とを1回または2回以上行ない、最終の2次冷間圧延の
    圧延率を30%以上として、20℃での比抵抗値が4.
    5μΩcm以上の圧延硬質板を得ることを特徴とする成
    形用アルミニウム合金硬質板の製造方法。 (4)Mg0.1〜2.0%、Mn0.1〜2.5%、
    Fe0.1〜2.5%を含有し、かつCu0.05〜1
    .0%、Zn0.1〜1.0%の1種または2種を含有
    し、残部がAlおよび不可避的不純物よりなる合金を、
    50℃/sec以上の冷却速度で連続鋳造して板厚3〜
    15mmの連続鋳造板とし、次いでその連続鋳造板に1
    次冷間圧延を施した後、500〜620℃の範囲内の温
    度に10℃/sec以上の加熱速度で昇温し直ちにもし
    くはその温度で120sec以下の保持を行なった後1
    0℃/sec以上の冷却速度で冷却する中間熱処理と、
    それに続く2次冷間圧延とを1回または2回以上行ない
    、最終の2次冷間圧延の圧延率を20%以上として、2
    0℃での比抵抗値が4.5μΩcm以上の圧延硬質板を
    得ることを特徴とする成形用アルミニウム合金硬質板の
    製造方法。
JP17418088A 1988-07-13 1988-07-13 成形用アルミニウム合金硬質板およびその製造方法 Granted JPH0225539A (ja)

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