JPH0225073A - 半導体素子の製造方法 - Google Patents

半導体素子の製造方法

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JPH0225073A
JPH0225073A JP17408388A JP17408388A JPH0225073A JP H0225073 A JPH0225073 A JP H0225073A JP 17408388 A JP17408388 A JP 17408388A JP 17408388 A JP17408388 A JP 17408388A JP H0225073 A JPH0225073 A JP H0225073A
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JP
Japan
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groove
oxide film
forming
film
manufacturing
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JP17408388A
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Jiro Ida
次郎 井田
Eiji Uchida
英次 内田
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、溝掘りゲート構造を有するMOS・FET
型の半導体素子の製造方法に関するものである。
(従来の技術) MOS型FET !使用した集積回路の集積度向上及び
動作速度向上を図るため、MOS型FETのゲート長は
ますます短縮化されている。しかしMOS型FETのゲ
ート長が短くなると短チヤネル効果の問題やバンチスル
ーの問題が出てくる。従ってゲート長を短縮化しようと
するMOS型FETではこれらの問題を回避するためソ
ース及びトレインのそれぞれの接合深さ(XJ) !小
さくする必要がある。
接合深さ(×、)を極限まで即ぢXr=Oumとするこ
とが可能なMOS型FETとしでは例えば文献(ブ0シ
ーディンクス オフ 8th  カンフ7レンス オン
 ソリッドステート デバイセス、 東京、1976(
Proceedir+qs  of  8th  Co
nference  anSolid 5tate D
evices、Tokyo、1976) fこ開示され
でいる溝掘りゲート構造を有するMOS4ET(Gro
ovedGate MOS−FET)がある。
第4図(A)〜(D)は、この文献に開示された溝掘り
ゲート構造を有するMOS−FETの製造方法の説明に
供する図であり、製造工程中の主な工程におけるトラン
ジスタを断面図を用いて示したちのである。以下、これ
ら図を参照して従来の製造方法につき説明する。
先ず、シリコン基板11ヲ熱酸化しその表面に膜厚が約
3000λのSiO2層138形成する0次いで、通常
のフォトリソエツチング技術を用いSiO2層13の素
子形成領域に対応する領域に窓15を開ける(第4図(
A))。
次に、LPCVD法tこよりシリコン基板11上にソー
ス・トレイン領域形成用のポリシリコン層17を膜厚が
約3500λ程度となるように堆積させる(第4図(8
) ) 。
次に通常のフォトリソエツチング技術を用いこのポリシ
リコン層17のゲート形成領域にこのシリコン層17表
面からシリコン基板11に至る溝を形成する。その後こ
の溝内に例えば膜厚200人のゲート酸化膜19を形成
し、さらにLPCVD法によりゲート電極となるポリシ
リコンを堆積させ、次いでこのポリシリコンを通常のフ
ォトエツチング技術でバターニングしでゲート電極21
を得る(第4図(C))。
次に、イオンプランテーションによりポリシリコン層1
7中に不純物(As、P、B等)を打込む。その後基板
を冨素雰囲気中で900〜1000℃程度の温度で適正
時間アニールしイオン注入された不純物を活性化すると
共に、ポリシリコン層17中の不純物をシリコン基板1
1中へ固層拡散により拡散させてソース・トレイン接合
位置をゲート電極用の溝の底面の位置に合わせる。続い
て従来公知の製造工程に従い中間絶縁膜23を堆積させ
次いでアルミニウムから成る配線25を形成し溝掘りゲ
ート構造を有するMOS−FETを製造していた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来の溝掘りゲートタイプMOS・FE
Tは、溝掘りゲート側V部分がゲート酸化膜という薄い
SiO2膜を介してソース・トレイン領域と結合する構
造となる。従ってゲートとソース・トレイン領域との重
なり容量が大きいMOS−FETとならざるを得ないと
いう問題点があった。この重なり容量は回路動作上ミラ
ー容量として働くため、閘03−FETの過渡応答特性
を著しく悪化させることになる。これがため、従来のM
OS−FETは、高速動作特性のMOS−FETとして
は必ずしも満足のゆくものではなかった。
この発明はこのような点に鑑みなされたものであり、従
ってこの発明の目的は上述した問題点を解決し、高速動
作が可能なMOS−FETを製造出来る方法を提供する
ことにある。
(課題を解決するための手段) この目的の達成を図るため、この発明によれば、溝掘り
ゲート構造を有するMOS−FET型の半導体素子を製
造するに当たり、 絶縁膜をマスクとし異方性エツチングによりシリコン下
地に第一の溝を形成する工程と、熱酸化法によりこの第
一の溝内に第一の酸化膜を形成する工程と、 異方性エツチングにより前述の第一の酸化膜の、前述の
第一の溝底にあたる部分を除去する工程と、 前述のシリコシ下地の、前述の第一酸化膜の第一溝底部
に当たる部分の除去により露出された部分に篤二の溝を
形成する工程と、 この第二の溝内に第二の酸化膜を形成する工程とを含む
ことを特徴とする。
この発明の実施に当たり、前述の絶縁膜の膜厚を第一の
溝形成後の第二の溝形成時にもマスクとしで残存するよ
うな膜厚とするのが好適である。
また、この発明の実施に当たり前述のシリコン下地の表
面部分に不純物をドーピングし、前述の第一の溝形成時
の異方性エツチングをこの不純物をドーピングした部分
のサイドエツチングが起こるような条件で行うのが好適
である。このようなエツチングは、例えば、シリコン下
地をシリコン基板と、このシリコン基板上に形成した不
純物ドープのポリシリコン層とで構成し、このシリコン
下地に第一の溝を形成する時の異方性エラチングラ09
□/Ar系ガスを用いて行うことで行える。
(作用) この発明の製造方法によれば、第一の酸化膜の第一の溝
の底部に当たる部分を除去したところに第二の溝を形成
しこの第二の溝に形成した第二の酸化膜をゲート酸化膜
とすることが出来る。従って第一の溝内の側壁の熱酸化
膜の膜厚は、ゲート酸化膜の膜厚を気づかうことなく、
厚い膜厚に形成出来ることになりこの結果第一の溝の側
壁部分の容態の低減が図れる。
ざらにこの発明の製造方法によれば、第二の溝部分にお
いてゲート酸化膜を介しゲートとソース・ドレインとが
対向するので、ゲートとソース・トレインとの間にオフ
セット領域が出来ることがない。従って相互コンダクタ
ンス(9,、、)を低下させることがない。
また、第一の溝及び第二の溝の形成用のマスクを共通な
絶縁膜で構成しているから、マスク形成工程が簡略化出
来る。
また、シリコン下地を不純物ドープのポリシリコン層を
含むものとし異方性エツチングのガスをC込。/Ar系
ガスとすると、ポリシリコン層がマスクエツジから後退
するようにサイドエツチングされる。このため、その後
ポリシリコン層を熱酸化したとき形成された酸化膜をこ
のマスクで覆うことが出来る(詳細は後述する。)。
(実施例) 以下、図面1Fr9照しまたNチャネルの溝掘りゲート
型MO3−FETの例によりこの発明の半導体素子の製
造方法の実施例の説明を行う、なお、以下の説明中で述
べる数値的条件等は単なる例示にすぎず、半導体素子の
設計に応じて変更されるものであることは理解されたい
。また以下の説明に用いる各図はこの発明が理解出来る
程度に概略的に示しであるにすぎず、従って この発明
がこの図示例にのみ限定されるものでないことは理解さ
れたい。なお説明に用いる各図において同様な構成成分
については同一の符号を付しで示しである。
第f虹土 先ず、この発明の製造方法の第一実施例につき説明する
。第1図(A)〜(G)は、第−実施例の説明に供する
図であり、製造工程中の主な工程におけるトランジスタ
を断面図を用いて示したものである。
先ず、P型シリコン基板31ヲ熱酸化しその表面に膜厚
が約3000人のSiO□層33層形3する。次いで通
常のフォトリソエツチング技術を用い5i02層33の
素子形成領域に対応する領域に窓35を開ける。
次いで例えばLPCVD法によりシリコン基板31上に
ソース・トレイン領域形成用のポリシリコン層37を膜
厚が約300oλ程度となるように堆積させる。
この第−実施例ではシリコン基板31と、ポリシリコン
層37とでシリコン下地を構成することになる0次いで
、第−及び第二溝を形成するためのマスク用絶縁膜とし
てこの場合NSC(Non DopedSilicat
e Glass)39G、CVD法によりポリシリコン
層37上に膜厚が約5000大となるように堆積させる
(第1図(A) ) 。
次に、ゲート電極用の溝の一部になる第一の溝41ヲ形
成するため、通常のフォトリン技術及びRIE (Re
active Ion Etchir+q)技術を用、
い、N5G39、ポリシリコン層37及びシリコン基板
31の所定領域を除去する。具体的には、この実施例の
場合、レジストパターンをマスクにN5G398先ずバ
ターニングし、このレジストマスクを除去した後バター
ニング済みのN5G39a!マスクにポリシリコン層3
7と、シリコン基板31の一部とを除去し第一の溝41
を得る(第1図(B))。
次にアッシャ−と、硫酸・過酸化水素水混合液による洗
浄とを行い第一の溝形成のエツチング時の汚染を洗浄し
た後、熱酸化により第一の溝41内に膜厚が2000人
程度の第一の酸化膜43を形成する。なおシリコン下地
を熱酸化しで得た酸化膜の膜厚の半分に相当する部分は
、シリコン下地側にもぐりこんで形成される。即ち、膜
厚が2000人である第一の酸化IM43のうちの膜厚
1000人(こ相当する部分は、第1図(C)中P、Q
で示した基準線(NSGマスク39aのエツジの位置に
引いた線)より外側(0,で示す側)にもぐり込んで形
成され残りの1000人の部分は基準線の内側(■。で
示す側)に形成されるよう(こなる。
次に、異方性エツチングにより第一の酸化膜43の第一
の溝41の底にあたる部分を除去する。この実施例では
RIEにより行う、ここで第一酸化膜43の第一の溝4
1の底に当たる部分をエツチングする際にはNSGマス
ク39aも共にエツチングされるから、NSGマスク3
9aの膜厚は約3000人まで減る。
さらに詳細に観察すると、第一酸化膜43の基準線より
内側に形成された部分43aも2000λの膜厚分だけ
エツチングされている(第1図CD))。
次に、シリコン下地の前記異方性エツチングにより露出
された部分、この実施例ではシリコン基板31の上述の
RIEにより露出された部分に第二の溝45ヲ形成する
ことを行う、この第二の溝45の形成をこの実施例の場
合は、第一酸化膜43の第一溝41の底部分の除去のR
TEを引き続いて実施することで行う、そしてシリコン
基板31を約1500大工・シチングした(第1図(E
))。
次にRIEのダメージを除去するため、1!牲酸化によ
り膜厚が200λ程度のm牲酸化膜(図示せず)を形成
し、次いでこの犠牲酸化膜を公知の方法で除去し、その
後洗浄を行う。
次に、第二の溝45内にゲート酸化膜としての第二の酸
化膜47を例えば熱酸化法等の従来公知の方法(こより
例えば膜厚200λ程度に形成する。次いでゲート電極
となる例えばポリシリコン49ヲLPCVD法により堆
積し、ざらにこのポリシリコン49に通常の方法(こよ
り不純物例えばリンを拡散させた復、このポリシリコン
を通常のフォトエツチング技術を用いゲート電極形状に
パターニングする0次いで、NSGマスク39aの不用
部分を除去しポリシリコンNl37のソース・ドレイン
領域となる部分ヲ露出しこの状態でポリシリコン層37
0表面を薄く酸化し例えば膜厚200λ程度の酸化膜を
形成する。次いで、イオンプランテーションによりこの
酸化膜を介しソース・トレイン領域形成のための不純物
、例えばAs(砒素)とかP (リン)をポリシリコン
層37に導入する(第1図(F))。
次に、従来公知の方法により中間絶縁膜51を形成しこ
の中間絶縁膜51にコンタクトホールを開け、次いで、
アルミニウム等を用い配線53を形成する。ここで、ソ
ース・トレイン領域形成のための不純物導入後の工程で
の種々の高温処理により、ポリシリコン層37中の不純
物はシリコン基板31側に固相拡散する。そしてこの熱
処理温度、熱処理時間を調整することによってソースの
接合位ji37a、ドレインの接合位置37bそれぞれ
を、ゲート電極の作り込まれた溝−の底面の位置この場
合第二の溝45の底面の位1145aに合わせることが
出来、よって接合深さ(Xp) = Ou mを実現す
ることが出来る(第1図(G))。
ざらにこの発明によれば、第1図CG)に示す如く、第
二の溝45によりシリコン基板31ヲ浅くエツチングし
であるため、固相拡散の際不純物がシリコン基板31の
第一の酸化膜43の下側部分に(図中55″C−示す部
分)に回り込むようになる。この結果接合深さ(XJ)
ユOumを実現してもゲートのエツジ49aと、ソース
の接合との間、及びゲートのエツジ49aと、トレイン
の接合との間にオフセット領域が出来るようなことがな
い。
第4例 次に、この発明の製造方法の第二実施例につき説明する
。第一実施例では、第1図(D)に示したように、第一
の酸化膜43の基準線より内側の一部分43aが除去さ
れ第一酸化膜43がこの部分で薄くなってしまうにの第
:実施例ではこのことを改善する。第2図(A)〜(D
)は、第二実施例の要部の説明に供する図であり、製造
工程中の主な工程におけるトランジスタを断面図を用い
て示したものである。
シリコン基板31上に5i02層33を形成しこの5i
n2層33に窓35を開はポリシリコン層37を堆積さ
せるところまでは、第一実施例同様に行う。
次に、この第二実施例では、ポリシリコン層37にソー
ス・トレイン層形成のための不純物を導入する。この実
施例では不純物導入をイオンプランテーションによりA
s(砒素)をドーズ量2 X 101”/cm3の条件
で打込むことで行う0次いで、N5G(Non Dop
ed 5ilicate Glass)!第一実施例同
様堆積させた猪、この第二実施例ではポリシリコン層3
7に導入した不純物をこのポリシリコン層37中に拡散
させることを行う、なお、この拡散条件は、ポリシリコ
ン層37中のみに不純物が拡散しシリコン基板側への固
相拡散は極力抑えることが出来るようなものとする。こ
の実施例では、温度を850°C程度とし、処理時間を
30分程度とした条件でこの拡散を行った(第2図(8
))。
次に、第一の溝41を形成するため、レジストパターン
をマスクにN5G39の不用部分をエツチングし、次い
で、バターニング済みのNSG 31マスクにポリシリ
コン層J7と、シリコン基板31の一部をエツチングす
る。この第二実施例ではこのときのポリシリコン層37
及びシリコン基板31のエツチングをエツチングガスを
C(h/Ar系ガスとした異方性エツチングで行う、こ
のようにCQ2/Ar系ガスを用いRIEを行うと第2
図(C)に示す如く不純物をドープしたポリシリコン層
37のみがNSGマスク39aのエツジ部から後退した
形状にエツチング(サイドエツチング)されるようにな
る、なおC1h/Ar系ガスを用いRIEを行った場合
にこのようなエツチングが可能であることについては、
例えば文献(ソリッドステート サイエンス アンド 
テクノ0ジー(SOLID−STATESCIENCE
 AND TEC)INOLOGY)工(7) (19
83) pp。
1592〜+ 597)に開示されている。
次に、熱酸化により第一の溝41内に第一の酸化膜43
ヲ形成する。この熱酸化ヲ800〜900℃という低温
で行うと、不純物がドープされでいるポリシリコン層3
7のほうがシリコン基板31より酸化され、ポリシリコ
ン層37の部分の酸化膜を厚くすることが出来る。また
ポリシリコン層37への不純物のドープ量及びCu2/
Ar系ガスを用いてのRIE時のエツチング量を適正な
ものとすれば、第一の酸化膜43の第一の溝41の側壁
にあたる部分を、基準線P、Qよつ内側(I、側)に即
ち、NSGマスク39aのエツジからはみ出すことがな
いようにすることが出来る。
その猪は、第1図(D)〜(G)を用いで説明した第一
実施例と同様な方法で第一酸化膜の第−溝の底部分の除
去や第二の溝45の形成等を順次に行い、溝掘り型ゲー
トを有するMOS−FETを得る。
蓋、1!倒 次にこの発明の製造方法の第三実施例につき説明する。
この第三実施例はポリシリコン層を堆積させることは行
わず、シリコン下地をシリコン基板31のみで構成した
例である。第3図は、第三実施例の要部の工程を示した
図であり、トランジスタの断面を用いて示しでいる。こ
の図からも理解できるように第三実施例の方法では、シ
リコン下地31に第一の溝41を形成しこの溝内に第一
の酸化膜43を形成し、その後第二の溝45を形成する
。なおソース・トレイン層形成のための不純物導入及び
不純物拡散は、第−及び第二の溝を形成する前又は後の
どちらかの時に行えば良いがどちらで行うかは半導体素
子の設計に応じて決定することになる。
なお、上述した各実施例はPチャネルのMOS・FET
にも応用することが出来る。
また、第−及び第二実施例では溝形成のためのマスクと
なる絶R膜! NSGを以って構成しているが、この絶
縁膜はNSCに限るものではなく他の好適なものとする
ことが出来る。
(発明の効果) 上述した説明からも明らかなように、この発明の半導体
素子の製造方法によれば、第一の酸化膜の第一の溝の底
部に当たる部分を除去したところに第二の溝を形成しこ
の第二の溝に形成した第二の酸化膜をゲート酸化膜とす
るので、第一の溝の側壁の熱酸化膜の膜厚を、ゲート酸
化膜の膜厚を気づかうことなく、非常に厚く出来る。従
ってこの部分の容量が低下するので、ゲートとソース・
ドレインとの重なり容jlを従来に比し大幅に低減出来
る。
また、この発明の製造方法においては第一の溝の形成を
異方性エツチングで行う、ここで異方性エツチングにお
いて垂直(こ溝形成が出来るように異方性を大きくした
エツチングを行うと溝底部のコーナ部にサブトレンチと
称されるくぼみが発生し易い。しかし、この発明の製造
方法ではサブトレンチが出来たとしてもこの部分は第一
の酸化膜になってしまうためデバイスの特性に影響を及
ぼさないから、異方性を大きくした条件で工・νチング
を行っても良いことが分る。また、第二の溝の形成時は
その溝の深さが非常に浅いためサブトレンチが発生した
としても非常に小さいものであるから、デバイスの特性
には重大な影響を与えることはない。
また、上述のよう(こ異方性を大きくした異方性エツチ
ングにより第一の溝及び第二の溝を形成し、かつ熱酸化
により第一の酸化膜及び第二の酸化膜を形成出来るので
、ゲート長の制御性が良好になる。異方性が大きいエツ
チング条件のほうが精度の良い溝となるのは当然である
のでその説明は省略し、熱酸化膜について説明すれば以
下の通りである。酸化膜を形成する方法としてCvD法
fこよってNSG lr堆積させることも考えられるが
、現在の技術レベルではNSGを堆積させた酸化膜より
熱酸化膜のほうがウェハー内及び多数のウェハー周での
膜厚制御性は良好である。具体的数値で説明すれば、現
在NSGでは膜厚のバラツキが5%程度以上あるが、熱
酸化では膜厚バラツキが5%以内になる。従って、第1
図(C)に示した第一の溝の幅と、この溝二の溝内に形
成された第一酸化膜の厚さでゲート長が決定されること
を考えると、熱酸化によって第一の酸化膜を形成するこ
とが非常に重要なことが分る。
ざらにこの発明の製造方法(こよれば、第二の溝部分に
おいてゲート酸化膜を介しゲートとソース・トレインと
が対向するので、ゲートとソース・ドレインとの間にオ
フセット領域が出来ることがない、従って相互コンダク
タンス(9□)を低下させることがないので高速動作の
指標となる連断周波数が低下することもない。
また、シリコン下地がポリシリコン層を含む場合にこの
ポリシリコン層に予め不純物をドープしておくと熱処理
時にこのポリシリコン層の酸化が促進される。このため
ゲート溝の側壁の酸化膜の膜厚を厚くすることが出来、
よって、重なり容量をさらに低減することが出来る。
これがため、高速動作が可能なMOS−FETを製造出
来る。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)〜(G)は、この発明の半導体素子の製造
方法の第一実施例の説明に供する図であり、製造工程中
の主な工程におけるトランジスタを断面図を用いて示し
た図、 第2図(A)〜(D)は、この発明の半導体素子の製造
方法の第三実施例の要部の説明に供する図であり、製造
工程中の主な工程におけるトランジスタを断面図を用い
て示した図、 第3図は、この発明の半導体素子の製造方法の第三実施
例の要部の説明に供する図、 第4図(A)〜(D)は、従来技術の説明に供する図で
ある。 3 +−・・シリコン基板、  33・・・8102層
35−・・窓、       37・・・ポリシリコン
層39・N5G(Non Doped 5ilicat
e GLass)39a =−NSGマスク、  41
−・・第一の溝43・・・第一の酸化膜、  45・・
・第二の溝47・・・第二の酸化膜(ゲート酸化膜)4
9・・・ゲート電極、   51・・・中間絶縁膜53
・・・配線。 特許出願人   沖電気工業株式会社 第−実施例の説明1に供する図 第 図 第 図 (G) 第二実施例の要部の説明に供する図 第2 図 第二実施例の要部の説明(こ供する図 第2 図 ([)) 第二実施例の要部の説明に供する図 第3 図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)溝掘りゲート構造を有するMOS・FET型の半
    導体素子を製造するに当たり、 絶縁膜をマスクとし異方性エッチングによりシリコン下
    地に第一の溝を形成する工程と、 熱酸化法により前記第一の溝内に第一の酸化膜を形成す
    る工程と、 異方性エッチングにより前記第一の酸化膜の、前記第一
    の溝底にあたる部分を除去する工程と、前記シリコン下
    地の前記第一酸化膜の除去により露出された部分に第二
    の溝を形成する工程と、該第二の溝内に第二の酸化膜を
    形成する工程とを含むことを特徴とする半導体素子の製
    造方法。
  2. (2)前記絶縁膜の膜厚を第一の溝形成後の第二の溝形
    成時にもマスクとして残存するような膜厚とする請求項
    1に記載の半導体素子の製造方法。
  3. (3)前記シリコン下地の表面部分に不純物をドーピン
    グし、前記第一の溝形成時の前記異方性エッチングを該
    不純物をドーピングした部分のサイドエッチングが起こ
    る条件で行う請求項1に記載の半導体素子の製造方法。
  4. (4)前記シリコン下地をシリコン基板と、該シリコン
    基板上に形成した不純物ドープのポリシリコン層とで構
    成し、前記第一の溝形成時の前記異方性エッチングをC
    l_2/Ar系ガスを用いて行う請求項3に記載の半導
    体素子の製造方法。
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