JPH02239041A - 給送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は複数枚積載されたシートを分離爪で１枚づつ分
離して給送する給送装置に関する。

［従来の技術］ プリンタや複写機などの記録装置、あるいは原稿読取り
装置などにあっては、複数枚積載されたシート（用紙等
の記録媒体の他印刷物等の原稿を含む）から１枚づつ分
離して順次送り込むための給送装置（カットシ一トフィ
ーダー）が使用されている． シートの分離機構には種々の構造のものがあるが、その
１つとして、分離爪を使用するものかあり、本発明はこ
の分離爪を備えた給送装置に係るものである。

第１０図は従来の分離爪の平面図であり、第１．　０図
は第９図の分離爪の正面図である。

第１０図および第１１図において、給紙装置内では、多
数枚のシート（普通シー１１．１が圧板Ｉ２上に積載さ
れ、該圧板Ｉ２を圧接ばね１３で上方へ押圧することに
より前記積載シ一ト１ｌが給紙ローラ１４に圧接されて
いる。

積戦シ一ト１１の酵端部の両側角隅部には、給紙ローラ
１４の摩擦搬送力が生じた時シ一ト１１を最−Ｆ層のも
のから１枚づつ分離給送する分離爪５が設けられている
。

前記分離爪１５および給紙ローラ１４は左右対称に２個
設けられており、第９図および第１１図には片側（左側
）のみを示す． 各分離爪１５は、積載シ一ト１１の上面を押える爪郎１
６と積載シ一ト１１の前端が衝当する突き当て部１７を
有し、通常、給紙装置の枠体の前噛部の左右に一体的ま
たは上下に揺動可能に枢支され別部材どし゛Ｃ設けられ
′Ｃいる。

第１２図の（Ａ）．（Ｂ）、（Ｃ）は第！Ｏ図および第
１１図の分離爪によるシート１１の分離給送時の状態を
３段階にわたって示す模式的縦断面図である。

第１２図の（Ａ）において、圧板１２−Ｆの積載シート
ＩＩが圧接ばねＩ３で給紙ローラＩ４にＬト接された状
態になっており、ここで給紙命令により給紙ローラ１４
を矢印方向に回転駆動する。

給紙ローラ１４が回転すると摩擦力により積載シートＩ
＋の−Ｌ面に推力が作用する。−力、積載シ一ト１１の
両側先端では、上面が爪部ｌ６で押えられ、眞端面が突
ぎ当て部１７でストツブされている。

したがって、積載シ一ト１１の最上層の１枚が、第１１
図の（Ｂ）に示すように、爪郎１６と給紙ローラ１４と
の間でループを造る。

さらに給紙ローラ１４が回転して前記ループが所定量に
達すると、記録シ一トＩ１が復元力によって爪部ｌ６を
乗り越えて第１２図の（Ｃ）に示すように給紙方向へ送
られることにより、他の積載シ一ト１１から分離給送さ
れる。

分離された記録シ一ト１１は、給紙ローラ１４で記録郎
の送りローラに突き当てられると、以降はこの送りロー
ラによって記録部の所定位置まで送られ、記録動作など
に備える。しかし、上記従来の爪分離機構では、例えば
ハガキや画用紙のように剛性の高い厚手シートを使用す
る場合、シートの“こしの強さ”に頁けて前述のループ
｛第１１図の（Ｂ）｝ができないため、爪部１６を乗り
越えることができない。

このため、従来の給紙装置では，普通シート専用と厚手
シート（ハガキなど）専用の別々の給紙装置を設けたり
、普通シート用の給紙装置に厚手シート分離機構を設け
た厚手シートホルダーのようなものをセットして使うと
いう方法を採らない限り、普通シートおよび厚手シート
の両方の自動給紙を達成することができなかった． そこで左右の分離爪の爪部と突き当て部との間に厚手シ
ートが一枚だけ通過するスリットを形成し、複数枚積載
された厚Ｌシ一トの左右の端縁を案内するサイドガイド
を着脱あるいは出没町能に設けることにより、前記問題
を解決しようとする提案が本出願人によりなされている
． 本発明の目的は、訂記従来技術の問題点を解決でき、一
種類の分離爪を用いた簡単な構成で曹通シ一トおよび厚
手シートの双方を自動的に分離給送でぎ、さらに萌記提
案の構成に比べ厚手シートの分離を確実にして重送の発
生をおさえうる給送装置を提供することである。

［実施例］ 以下第１図〜第５図を参照して本発明の−実施例を具体
的に説明する。

第２図は本発明による給紙装置の一実施例の模式的斜視
図であり、（Ａ）は普通シートを使用する場合を、（Ｂ
）は厚手シートを使用する場合をそれぞれ示し、第３図
は第２図の左側の分離爪の詳細を示す模式的部分平面図
であり、第４図は第３図中の線ＩＩＩ　−　ＩＩ１から
見た模式的部分正面図である． 第２図〜第３図において、給紙装置の枠体２１は左半部
２１Ａおよび右半部２１Ｂに分割され、それらを貫通軸
（給紙ローラ軸２２まで）に沿って移動させることによ
り全中寸法を調整することかでぎる。

前記枠体２ｌの内部に位置する圧板２０上に多数枚の記
録シート（普通シートｌ１または厚手シ一ト２３）を積
載し、押圧ばね１３で圧板２０を給紙ローラ１４へ向け
て押圧することにより記録シ一トの上面が該給紙ローラ
１４に圧接されている。

左右の枠体部分２１Ａ，２１Ｂの外側壁部には普通シ一
ト１１用サイドガイド２４、２４が設けられており、ま
た、各枠体部分２１Ａ．２１Ｂまたは圧板２０の前記サ
イドガイド２４、２４より内部には出没または着脱自在
の厚手シ一ト２３用サイドガイド２５、２５が設けられ
ている．第２図および第３図の実施例では、前記厚手シ
一ト２３用サイドガイド２５、２５は枠体部分２１Ａ，
２１Ｂまたは圧板２０に起立および平坦化可能に設けら
れ、平坦化することにより底面内に収納しつる構造にな
っている。

前記枠体２１の左半部分２１Ａおよび右半部分２１Ｂの
前端両側には給紙時最上層の１枚の記録シートを分館す
るための分列爪２６Ａ．２６Ｂが設けられている。

前記分離爪２６Ａ，２６Ｂは、図示の例では、各枠体部
分２１Ａ，２１Ｂと一体的に形成され、それぞれ爪部２
８および突ぎ当て部２９を有ずる形状構造になっている
。

第２図〜第４図に示す給紙装置は中心線に関し実買上左
右対象に構成ざれている． 然して、各分離爪２６Ａ，２６Ｂはそれぞれ、爪部２８
および突き当て部２９を有し、爪部２８と突き当て部２
９との間にスリット３０が形成されている． 前記スリット３０は、爪部２８の巾の略半分程度まで形
成されており、該スリット３０の左右巾は、第３図に示
すごとくサイドガイド２５．２５に案内された厚手シ一
ト２３が給紙方向に円滑に直進しつる形状寸法および位
置関係になっている。

第１図は本発明による給紙装置のスリット部の形成を説
明する分離爪の縦断面図である。

第１図において、分離爪２６の爪部２８と突き当て部２
９によりスリットが形成ざれるが、該スリットは、給送
されるシートの進行方向の投影寸法甲と甲と異なる方向
に形成される投影寸法すなわち爪部２８と突き当て部と
の距離乙を有し、乙は甲より大きくなるよう設けられて
いる．さらにシート進行方向の投影寸法甲は、自動給送
される厚手シートの厚さ丙よりも小さく、爪部２８の垂
直方向の投影寸法乙は、厚手シートの厚さ丙よりも大ぎ
く設定されている． 以上第１図〜第４図について説明した給紙装置で普通シ
一トｌｌを給紙する場合は、内側の厚手シ一ト２３用の
サイドガイド２５．２５を取外しまたは収納して不使用
状態−にして普通シ一ト１１を積載し、給紙ローラ１４
，１４を駆動すればよい． すなわち、普通シ一ト１１の前端角隅部が爪部２８に押
えられ、該普通シ一ト澹１の前端が突き当て部２９に突
き当るようになっているので、第１２図で説明した従来
の爪分離と同様に該普通シ一ト１１を１枚づつ分離して
給送することができる。

一方、積載されている記録シートがハガキや画用紙など
のように剛性の高い厚手シ一ト２３の場合は、厚手シー
ト用のサイドガイド２５．２５を装着または起立させる
などして使用状態にし、厚手シ一ト２３は該サイドガイ
ド２５．２５に合せてセットされている。

ここで、サイドガイド２５．２５は、分離爪２６Ａ，２
６Ｂに対して、第３図に示すように、厚手シ一ト２３を
セットした時に該シートの先端が突き当て部２９．２９
に突き当らず、かつ該シートが爪郎２８，２８により上
面を押えられるような位置関係に配置されている． そこで給紙ローラ１４，１４が給紙命令により回転する
と、最上位の厚手シ一ト２３がサイドガイド２５．２５
で左右端縁を案内されて給紙方向へ送られる． 第５図は第１図〜第４図の給紙装置で厚手シート２３を
給紙する状態を示す部分縦断面図である． 第５図において、前述のようにして厚手シ一ト２３を給
紙する際は、厚手シートの進行方向には爪郎２８と突き
当て部２９により投影寸法甲のスリットが設けられてい
る。甲は厚手シ一ト２３の厚さ寸法丙より小さいので該
厚手シ一ト２３は突き当て部２９の上端に軽く突ぎ当た
るが、さらに給紙ローラ１４により送られると投影寸法
乙が厚手シ一ト２３の厚さ寸法丙より大きいので、突き
当て郎２９の上方向ににげろようにして最一Ｆ位の厚手
シート１枚のみが分離されて記録部等に送り込まれてい
く． 投影寸法乙が投影寸法甲と同じかそれ以下の寸法では、
甲より厚い厚手シートでは折れ等の給紙不良が発生する
が、本発明ではその問題はない。

また、乙をスリット３０の最大投影寸法とし、該投影寸
法乙が厚手シート２枚分の厚さより小さい寸法に設定す
れば、より確実な分離性能が得られる． 以上の説明より、スリット３０のシート進行方向の投影
寸法甲が厚手シートの厚さ丙より小さく、他方向の投影
寸法乙が前記内より大きく設けることにより、厚手シ一
ト２３の分離を確実にし、重送の発生を防ぐことができ
る。

以上説明した実施例によれば５　１種類の分離爪２６Ａ
，２６Ｂを使用するだけで、しかも簡東な構造で普通シ
一トｌ１および厚手．シ一ト２３のいずれをも１枚づつ
確実に分離して給送しつる給紙装置が得られた。

［他の実施例］ 第６図は分離爪２６Ａ．２６Ｂの別の構造例を示す部分
斜視図である。

第６図の分離爪は、突き当て部２９のスリット３０を形
成する内側部分２９ａを別部品とし、ビスで細付け可能
な構造になっている． このような組立て構造によれば、折り曲げなどの一体成
形では精度を出し難いスリット３０の十法形状を、２部
品の位置精度で寸法を出すことにより容易に精度を高め
ることができた。

また、別体部分２９ａの形状を変えるだけで、スリット
３０・の大静さを変えて他の厚さの記録シートにも容易
に対応することが可能になった。

第７図は第２図中のサイドガイド２４．２４および２５
．２５の模式的横断面図である。

第７図において、厚手シ一ト２３用のサイドガイド２５
．２５は圧板２０に対して起立、収納可能に取付けられ
ている。

普通シ一ト１１を使用する時は、サイドガイド２５．２
５を一点鎖線で示すように圧板２０内に収容して平面に
し、外側のサイドガイド２４．２４でシ一ト噛縁を案内
するように普通シ一ト１１をセットする． ハガキなど剛性の高い厚手シ一ト２３を使用する時は、
サイドガイト２５，２５を実線で示すように立ち上げて
使用する． 第７図は厚手シ一ト２３用のサイドガイド２５、２５を
着脱自在にする場合の給紙装置の構造を示す分解斜視図
である。

第８図釘おいては、厚手シ一ト２３を積載する圧板３１
．３１を普通シ一ト１１を積載する圧板２０，２Ｏと別
に形成するとともに、各圧板３１．３１に厚手シート用
サイドガイド２５２５を固定しておき、普通シ一ト１１
を使用する時は圧板３１．３１は取外して別の場所に保
管し、厚手シ一ト２３を使用する之きはサイドガイド２
５．２５付きの圧板３１．３１を既存の圧板２０，２０
上に嵌め込んで位置決め装着する構造になっている。

第８図は厚手シート用サイドガイト２５，２５をスライ
ド式にした構造を例示する模式的斜視図である． 第８図の構造では、圧板２０，２０の外側端縁に形成し
た普通シート用サイドガイド２４．２４の一郎を巾方向
に設定距離だけスライド可能にし、厚手シ一ト２３を使
用する時は図示のように内側へスライドさせて厚手シー
ト用サイドガイド２５．２５を構成し、普通シ一トｔｔ
を使用する時は他のガイド部分２４と同一平面にして全
体で普通シート用サイドガイドを構成する。

なお、第６図において、突ぎ当て部２９の別体部分２９
ａをユーザーの操作により上下位置調節可能にすれば、
爪部２８との間の隙間で形成されるスリット３０の巾ｈ
を調節式にすることができ、他の厚さのシートについて
も自動的に分如給紙することが可能になる。

以上の説明から明らかなごとく、本発明によれば、分離
爪機構を有する給紙装置において、左右の分離爪の爪部
と突き当て部の間にシート進行方向の投影寸法が厚手シ
ートの厚さより小さく、甲と異なる方向に形成される投
影寸法が厚手シートの厚さより大きいスリットを設け、
複数枚積載された厚手シートの左右のｔ４ｍを案内する
サイドガイドを着脱または出没可能に設けることにより
、１種類の分離爪で普通シートおよび厚手シートの分離
・給送を行なうように構成するので、簡単な構造で種々
の厚さ（剛性）のシートを容易に分離すると共に、厚手
シートの分離をより確実にすることができる給送装置が
得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による給紙装置のスリット部の形成を説
明する分離爪の縦断面図である。第２図（Ａ），（Ｂ）
は本発明による給紙装置の一実施例の模式的斜視図であ
り、（Ａ）は普通シートを沿って見た模式的正面図、第
５図は第２図の（Ｂ）で厚手シートを給紙する状態を示
す縦断面図、第６図は第１図中の分離爪の別の構造例を
示す斜視図、第７図は第１図中の厚手シート用サイドガ
イドの一橋造例を示す横断面図、第８図は着脱可能な厚
手シート用サイドガイドの構造例を示す分割斜視図、第
９図は厚手シート用サイドガイドの別の構造例を示す斜
視図、第１０図は従来の給紙装置の分離爪の平面図、第
１１図は第１０図の分離爪の正面図、第１２図（Ａ），
（Ｂ）．（Ｃ）は分離爪で普通シートを分離し給紙する
状態を示す縦断面図である． １１・・・普通シート、１４・・・給紙ローラ、２３・
・・厚手シート、２４・・・普通シート用サイドガイド
、２５・・・厚手シート用サイドガイド、２６Ａ．２６
Ｂ・・・分離爪、２８・・・爪部、２９・・・突き当て
部、３０・・・スリット。 甲・・・スリットのシート進行方向の投影寸法乙・・・
スリットの甲と異なる方向の投影寸法丙・・・厚手シー
トのシート厚さ寸法 ２ビ 窄／！＋−印 宅プロ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数枚積載されたシートの両側前端部に設けられ
   、シート上面を押さえる爪部と、シートの進行方向に対
   して直角方向に形づくられシート前端が規制される突き
   当て部を有する分離爪を備え、給紙ローラの摩擦力で前
   記シートを１枚ずつ分離・給送する給紙装置において、 左右の分離爪の前記爪部と前記突き当て部により形成さ
   れるスリットが、シート進行方向の投影寸法甲と、甲と
   異なる方向に形成される投影寸法乙を有し、乙が甲より
   大きいことを特徴とする給送装置。
2. （２）特許請求の範囲第１項記載の給送装置において、
   前記投影寸法甲より大きく、乙より小さい範囲に自動給
   送される厚手シートのシート厚さ丙が存在するように前
   記スリットが形成されていることを特徴とする給送装置
   。
3. （３）特許請求の範囲第２項記載の給送装置において、
   複数枚積載された厚さ丙の厚手シートの左右の端縁を案
   内するサイドガイドを着脱または、出没可能に設けるこ
   とにより、一種類の分離爪で普通シートおよび厚さ丙の
   厚手シートの分離・給送を行なうことを特徴とする給送
   装置。