JPH0647864Y2 - 分離給紙装置 - Google Patents

分離給紙装置

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JPH0647864Y2
JPH0647864Y2 JP1986121720U JP12172086U JPH0647864Y2 JP H0647864 Y2 JPH0647864 Y2 JP H0647864Y2 JP 1986121720 U JP1986121720 U JP 1986121720U JP 12172086 U JP12172086 U JP 12172086U JP H0647864 Y2 JPH0647864 Y2 JP H0647864Y2
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separating
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JP1986121720U
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康一郎 北爪
仁志 臼井
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ダイワ精工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、プリンタ等の自動給紙装置に使用される分離
給紙装置に係り、特に爪分離方式の自動給紙装置をフリ
クション分離方式に切り替えると共に、スタッカ側面の
内側に硬質用紙セット具で巾狭案内部を設けてハガキ等
の枚葉給紙を確実にした分離給紙装置に関する。
〔従来の技術〕
コンピュータシステム,オフィスオートメーション等の
出力装置の1つとしてプリンタがあり、この種のプリン
タは特開昭54−138714号公報等において知られている。
第8図乃至第10図は従来の爪分離式給紙機構を説明する
ためのもので、第8図は自動給紙ユニットの要部の断面
図である。
この第8図において、自動給紙ユニット1は未印字の用
紙Pを積層収容するスタッカ2と、印字済みの用紙P′
を収容する収容部3を前後して備えている。
上記スタッカ2は、給紙ユニット1のフレーム本体4に
横架固定した軸2bを介して左右方向にスライド可能に取
り付けた位置決め兼用紙サイズ幅調整用の一対の可動部
材2a(図面では一方のみを示す)と、この可動部材2aに
上端が回動可能に支持され下端側を圧縮ばね2cにより給
紙ローラ5側へ付勢して用紙Pを給紙ローラ5に押圧す
る一対のプレッシャプレート2d(一方のみを示す)と、
このプレッシャプレート2dの下端部間を連結する可動軸
2eとから構成されている。また、上記収容部3はスタッ
カ2の前面に位置して設けられ、フレーム本体4に傾斜
して設けた基板3aと、この基板3aの上端縁に取り付けた
支え部材3bとから構成されている。6は排紙ローラであ
る。
また、上記スタッカ2の可動部材2aには、第9図及び第
10図に示す如く用紙Pの下端角部が係合する三角状の紙
分離爪7が取り付けられており、この爪7と上記給紙ロ
ーラ5 がスタッカ内の用紙Pを1枚ずつ分離して供給
するものである。
即ち、給紙ローラ5が第10図の矢印A方向に回転する
と、ローラ5の矢印A方向への回転に伴って最上部の用
紙Paが矢印B方向へ送り出される。このとき、用紙Paの
角部は分離爪7に係合しているため、用紙Paの下端側は
第9図及び第10図のaのように前方へ弧状に撓む。そし
て、給紙ローラ5の回転により用紙Paが更に送り出され
ると、その撓みは第9図及び第10図のbのように更に大
きくなると共に、この撓み動作に伴い用紙Paの縦方向の
縁部が爪7の傾斜縁7aを下方へ移動することにより、用
紙Paの角部Pa1が爪7内から順次抜け出していく。用紙P
aの角部Pa1が爪7内から抜け出ると、用紙Paの下端は爪
7から解放され、第9図及び第10図のcの状態になる。
この用紙Paは給紙ローラ5の回転に伴いスタッカ2の底
板2f,収容部3の底板3c及びプリンタディフレクタ8で
ガイドされながらプラテン9とこれに圧接するピンチロ
ーラ10間へと送り込まれる。
以下、上記一連の動作によりマガジン2内の積層用紙P
は枚葉給紙されるこになる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のような従来の爪による分離給紙方式は、通常のコ
ピー用紙,タイプ用紙等のように紙質が柔軟で比較的薄
い用紙の分離には好適であるが、ハガキ、カード等のよ
うな硬い紙質の用紙、あるいは封筒のような厚手の用紙
では、爪による分離がほとんど不可能に等しく、もし可
能であるとしても用紙を損傷し、プラテン側での紙送り
に支障を来す問題があった。
また、従来、ハガキ,カードあるいは封筒等のような用
紙の分離供給を確実にできるものとして、フリクション
パット分離給紙方式が提案され、複写機等に適用されて
いる。
そこで、爪分離式の自動給紙ユニットに硬い用紙及び厚
い用紙(以下、これを総称して硬質用紙という)の分離
給紙が可能になるように、第8図におけるスタッカ部を
マガジン構造にし、爪分離式及びフリクション分離式の
カセットを各別に用意して、これらを紙質に応じマガジ
ン部に交換可能にセットすることが考えられる。しか
し、このような場合、紙サイズ毎にそれぞれのカセット
に準備しておかなければならず、その費用が膨大なもの
になってしまうほか、カセットの収納場所,管理等に問
題があり、実用性に乏しいものとなる。
〔考案の目的〕
本考案は上記のような問題点を解決するためになされた
もので、爪式の分離給紙スタッカを僅かな部品の付加に
よりフリクション分離給紙方式に切換え可能にし、硬質
用紙の枚葉分離を確実になし得るようにした分離給紙装
置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係る分離給紙装置は、自動給紙ユニットのフレ
ーム本体に左右移動自在に取付けられ、かつ用紙を積層
収容すると共に用紙分離用の爪を備えた一対のスタッカ
と、一対のスタッカのプレッシャプレートに対向して一
対のスタッカと一体的に移動可能に配置され積層用紙を
送り出す紙送りローラとを備えてなる分離給紙装置にお
いて、上記一対のスタッカの用紙分離用の爪の内側に着
脱自在にセットされる硬質用紙幅決め用の用紙セット具
と、上記フレーム本体に着脱自在に取り付けられると共
に、上記用紙セット具内に積層収容された硬質用紙を下
端縁から支え、かつ硬質用紙を枚数分離する少なくとも
1個のフリクション式のセパレータとを備えてなるもの
である。
〔考案の作用〕
本考案においては、フリクション式のセパレータ及び硬
質用紙セット具がそれぞれ設けられているから、爪分離
専用の自動給紙ユニットであっても、これに構造的な変
更を加えることなしに硬質用紙の分離給送に好適な給紙
ユニットに容易に切換え変更させることが可能になり、
硬質用紙の分離給送も確実になる。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の実施例を図面について説明する。
第1図乃至第3図は本考案に係る分離給紙装置の第1の
実施例を示すもので、第1図は分離給紙装置を備えた自
動給紙ユニットの要部の正面図、第2図は第1図のII−
II線に沿う断面図、第3図はフリクション式分離給紙機
構部の斜視図である。
第1図及び第2図おいて、20はプリンタに適用される自
動給紙ユニット、21はそのフレーム本体で、このフレー
ム本体21内には未印字の用紙Pを積層収容する一対のス
タッカ22,23が設けられている。上記両スタッカ22,23は
用紙Pのサイズに合わせて接近及び離間方向に位置調整
できるもので、それぞれは可動板22a,23aを有し、この
各可動板22a,23aの背面22a1,23a1は、上記フレーム本
体21の左右両側板21a,21b間に横架固定した支持軸24に
その長手方向に摺動可能に取り付けられていると共に、
その側板22a,23aは、フレーム本体21の左右両側板21a,2
1b間に回転可能に軸支した紙送り軸25にブッシュ26a,26
bを介して支持され、上記ブッシュ26a,26bは紙送り軸25
の軸線方向には摺動可能で、軸回り方向には回転できな
い状態になっている。
また、上記各スタッカ22,23は、上端をそれぞれの可動
板22a,23aの上端に回動可能に枢着したプレッシャプレ
ート22b,23bを有し、この両プレッシャプレート22b,23b
の揺動端側は圧縮ばね22c,23cによって紙送り軸25に接
近する方向へ付勢され、更に両プレッシャプレート22b,
23bの揺動端部は、その回動角度を規制する軸27に摺動
可能に係合されている。28,29は上記可動板22a,23aの下
側前縁に取り付けた紙分離用の爪である。また、30,31
は上記紙送り軸25のブッシュ26a,26bに取り付けたゴム
製の紙送りローラで、この両紙送りローラ30,31には上
記ばね22c,23c及びプレッシャプレート22b,23bによって
スタッカ22,23内に積層収容された用紙P全体が押し付
けられ、かつ用紙Pの下端両角部が紙分離用の爪28,29
に係合されるようになっている。また、スタッカ22,23
及び爪28,29、紙送りローラ30,31は爪式の分離給紙手段
を構成するものである。
また、第1図及び第2図において、符号32は、左右両ス
タッカ22と23の中間部に配置されたフリクション式のセ
パレータで、上記爪分離式の自動給紙ユニットをフリク
ション分離式の給紙ユニットとして、ハガキ等の硬質用
紙の分離給紙に良好に機能させるためのものである。
上記セパレータ32は、第2図及び第3図に示すように紙
分離爪28,29の配置レベルより高いレベル位置に配置さ
れる紙受板33を備え、この紙受板33の後端には下方へ折
り曲げられた支持部34が一体に形成されており、この支
持部34に下方に向け開口するよう形成した溝34aをフレ
ーム本体21の後部壁21dに係合することで、紙受板33を
プレッシャプレート22b,23bと略直角になるように支持
させると共に、支持部34は後部壁21dに対し着脱可能に
なっており、更に紙受板33の紙送りローラ側先端縁33a
は下り勾配に斜めにカットされている。また、上記紙受
板33の下面には、コルク,ゴム等から成る板状のフリク
ションパット35及び板ばね36がフリクションパット35を
内側にして積層接着され、そしてフリクションパット35
及び板ばね36の先端部分は紙受板33の先端から舌状に突
出されていると共に、この舌状部は僅かに下方へ傾斜し
た形状になっている。37,38はスタッカ22,23のプレッシ
ャプレート22b,23bの前面に取り付け、取り外し可能に
セットされる硬質用紙セット具で、この用紙セット具3
7,38は、それぞれ上端がプレッシャプレート22b,23bの
上端に着脱可能に係合され、可動板22a,23aから分離爪2
8,29の幅寸法以上に離間させる幅を有する支持板37a,38
aと、この支持板37a,38aの側縁に直角に固着した側板37
b,38b、及びこの側板37b,38bに固着した背板37c,38cと
から構成されている。
また、第1図において、39はフレーム本体21の一方の側
板21bに取り付けたギアボックスで、紙送り軸25を間欠
回転させる一方向性クラッチ及びこれに回転を伝達する
ギア列(いずれも図示せず)が内蔵されている。40はプ
リンタユニット(図示せず)のフレーム41に回転可能に
軸着したプラテンで、そのプラテン軸40aの一端は歯車
列42を介して小形直流モータ43が連繋されている。44は
モータ43の駆動制御回路で、給紙,印字送り及び排紙の
ための制御を行なうものである。また、45はプラテン軸
40aに取り付けたプラテンギアで、これにはギアボック
ス46内の中間ギア(図示せず)が噛合され、この中間ギ
アの回転はフレーム本体21に横架支持した中間軸47を介
して上記ギアボックス39内のギア列に伝達されるように
なっている。48は排紙ローラで、この排紙ローラ48はフ
レーム本体21に回転可能に横架したローラ軸49に取り付
けられ、そしてローラ軸49の回転はギアボックス39内の
ギア列から伝達されるようになっている。また、第2図
において、50は印字完了の用紙P′を収容する収納部
で、排紙ローラ軸49の後方に位置してフレーム本体21に
設けられ、従来と同様に基板50aと、その上端縁に取り
付けた支え部材50bとから構成されている。
次に、上記のように構成された本実施例の動作について
説明する。
ハガキ等の硬質用紙を分離供給する場合は、用紙セット
具37,38をスタッカ22,23のプレッシャプレート22b,23b
に第1図のようにセットし、そして使用紙のサイズに合
わせてスタッカ22,23を互いに近接する方向、又は、互
いに離間する方向に移動させ、位置決めする。その後、
又はスタッカ22,23の位置決めに先立って、スタッカ22
と23間の中間部に位置してセパレータ32をフレーム本体
21の後部壁21dに第3図の如くセットする。しかる後、
多数枚積層された硬質用紙Pを用紙セット具37,38の側
板37b,38b間に差し込み、下端縁をセパレータ32の紙受
板33上に載せる。そして、プレッシャプレート22b,23b
のアンプレッシャ状態に解除することにより(この機構
は周知のものである)、プレッシャプレート22b,23bを
ばね22c,23cにより紙送りローラ30,31側へ付勢して硬質
用紙P全体を第4図に示す如く紙送りローラ30,31に圧
接させる。
かかる状態で、プリンタユニットの自動運転スイッチ等
の投入によりモータ駆動制御回路44からモータ43に対し
給紙指令が与えられると、モータ43が起動され、その回
転は、プラテン軸40a→プラテンギア45→中間ギア→中
間軸49及びギアボックス39内のギア列を介して一方向性
クラッチに伝達され、紙送り軸25を回転させる。これに
伴い紙送りローラ30,31が第4図の矢印A方向に回転さ
れるため、用紙セット具37,38の用紙の最上部の用紙Pa
が紙送りローラ30,31との摩擦力によって第4図の矢印
B方向に送り出され始める。
この時、用紙Paの下端縁の中間部はセパレータ32の紙受
板33の先端縁に係合しているが、この用紙Paはハガキ等
の腰の強い硬質紙であり、かつプレッシャプレートによ
って紙送りローラ側へ押されているため、用紙Paに矢印
B方向の送り力が作用すると、該用紙Paの下端縁は紙受
板33の先端傾斜縁33aを滑り落ち、フリクションパット3
5の先端舌状部上へと送り出される。これにより最上部
の用紙が積層用紙から引き出され、紙受板33上の積層用
紙から分離される。このとき、積層用紙から分離され送
り出される用紙枚数は1枚又は2枚である。
従って、紙受板33上から送り出された用紙が1枚のとき
は、該用紙Paはそのまま紙送りローラ30,31の矢印A方
向の回転に伴って第2図に示すようプラテン40方向へ供
給されることになる。このとき、フリクションパット35
及び板ばね36の先端部分は用紙Paによって下方へ弯曲さ
れ、これに応じてフリクションパット35は用紙Paに圧接
されるが、用紙Paに対するフリクションパット35の摩擦
係数は紙送りローラ30,31のそれよりも小さいため、用
紙Paはフリクションパット35上をスリップすることにな
り、用紙Paは確実に分離給送される。
一方、用紙同士の摩擦係数の加減あるいは用紙の厚さ変
動などにより、第5図に示す如く2枚の用紙Pa,Pbが紙
受板33の先端縁33aからフリクションパット35の舌状部
分側へ送り出された場合、用紙Paとこれに圧接する紙送
りローラ30,31間の摩擦力F1は、用紙PaとPb間の摩擦力F
2及び用紙Pbとその下端部が圧接するフリクションパッ
ト35間の摩擦力F3よりも大きく、三者間にはF1>F3>F2
の関係があるため、用紙Pbは第5図に示す如くフリクシ
ョンパット35に係止状態に保持され、用紙Paのみがプラ
テン40側へ分離供給されることになる。
上記のようにして、紙送りローラ30,31の回転によりス
タッカ上の積層用紙が1枚ずつ分離給送され、そし分離
された用紙の送出し端縁が第2図に示す如くガイド板21
cに案内されながらプラテン40に達し、プラテン40とこ
れに圧接するピンチローラ51間に咥え込まれる状態にな
ると、モータ43の分離給紙動作は終了し、これに代わっ
て用紙に対する頭出し、及び印字に伴う行送りが駆動制
御回路44からの指令によって順次実行されることにな
る。そして、用紙に対する印字が終了すると、駆動制御
回路44はモータ43に対し排紙指令を与え、これにより印
字終了の用紙を収納部50内へ送り出すことになる。
以下同様にして、用紙セット具37,38内の用紙Pはギア
ボックス39内のクラッチにより間欠回転される紙送りロ
ーラ30,31によって1枚ずつ分離され、プラテン40側へ
送り出されることになる。
また、通常の用紙を分離給紙する場合は、用紙セット具
37,38をスタッカ22,23から取り外し、かつセパレータ32
をフレーム本体21から取り出し、第7図に示すように従
来と同様にスタッカ22,23内に用紙をセットして爪分離
方式で送り出す。このときの給紙動作は従来と同様であ
るので、その説明は省略する。
以上のように本実施例にあっては、爪式の分離給紙用ス
タッカ22,23をフリクション式の分離給紙として機能さ
せる場合は、スタッカ22,23のプレッシャプレート22b,2
3bに用紙セット具37,38をセットし、かつスタッカ22,23
の中間部に位置してフリクションセパレータ32をセット
するだけで良く、爪分離給紙用の自動給紙ユニットをハ
ガキ等の硬質用紙あるいは封筒のような厚い用紙の分離
給送に適用することができると共に、これらの比較的腰
の強い硬質用紙は、その両端側を紙送りローラ30,31に
押圧し、かつ下端縁中間部をフリクションセパレータ32
に係合させて分離給送硬質用紙の分離給送が確実とな
り、しかも用紙のサイズが代わっても、これに即応で
き、サイズ別のカセット等は全く不要となる。
第6図は本考案における硬質用紙セット機構の他の実施
例を示す。この実施例においては、スタッカ22(23)を
構成するプレッシャプレート22b(23b)に、その縦方向
に配列して一対の係合穴60,61を形成し、この係合穴60,
61に用紙セット用の側板62に形成した係合爪63,64を係
脱可能に係合するようにしたものであ。
この実施例にあっては、上記第3図に示す方式のものに
比し構造を簡単にできる効果がある。
第7図は本考案における硬質用紙セット機構の更に他の
実施例を示す。この実施例では、プレッシャプレート22
b(23b)の側板22b1(23b1)にコ字状の支持部材64をス
ライド可能に外方から貫通して取り付けると共に、支持
部材64の貫通先端部には切欠き65a,65bを形成し、この
切欠き65a,65bに用紙セット用の側板66を着脱可能に係
合したものである。64a,64bは側板22b1の支持部材貫通
穴に係止するための切欠きである。
上記実施例の用紙セット機構にあっては、給紙ユニット
の爪分離動作であっても側板66をプレッシャプレートか
ら取り外す必要がなく、第7図の2点鎖線の状態に移動
させておけば良い。
なお、上記実施例では積層硬質用紙の下端縁を支え、か
つ用紙の枚葉分離を行なうフリクション式セパレータ32
を1個を紙送りローラに当接することなく配置する場合
について述べたが、これに限定されず、2個以上配置す
る方式としても良いことは勿論、セパレータは後部壁21
dに着脱するのではなく、後部壁21dに摺動自在で倒状起
立可能に取り付けても良い。また、用紙セット具は上記
実施例のものに限定されない。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、爪分離式のスタッカを備
えた分離給紙装置において、上記スタッカのプレッシャ
プレートに硬質用紙を積層保持する用紙セット具を設
け、かつ用紙セット具内にセットされた積層用紙の下端
縁を保持すると共に用紙の1枚ずつ分離する少なくと1
個のフリクション式セパレータを配設できる方式にした
ので、爪分離式専用の自動給紙ユニットをフリクション
式の給紙ユニットとして切り替え利用することができ、
これに伴い爪分離式給紙ユニットをハガキ,封筒等の硬
質用紙の分離給送に簡単な部品の付加で有効に機能させ
得ると共に、硬質用紙の分離も確実となり、しかも一種
類のフリクションセレクタ及び用紙セット具で種々のサ
イズの硬質用紙に対処できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る分離給紙装置を備えた自動給紙ユ
ニットの一部の切欠きの正面図である。 第2図は第1図のII−II線に沿う断面図である。 第3図は本考案のフリクション式分離機構の一実施例を
示す斜視図である。 第4図及び第5図はその動作説明図である。 第6図は本考案における硬質用紙セット機構の他の例を
示す要部の斜視図である。 第7図は本考案における硬質用紙セット機構の更に他の
例を示す要部の正面図である。 第8図は従来における分離給紙装置の断面図である。 第9図及び第10図はその動作説明図である。 〔符号の説明〕 20…自動給紙ユニット 21…フレーム本体 22,23…スタッカ 22b,23b…プレッシャプレート 28,29…紙分離爪 30,31…紙送りローラ 32…フリクション式セパレータ 33…紙受板 34…フリクションパット 35…板ばね 37,38…用紙セット具 P…用紙。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−263530(JP,A) 特開 昭59−26834(JP,A) 特開 昭62−205931(JP,A) 特開 昭59−138534(JP,A) 実開 昭60−165338(JP,U) 実開 昭62−128026(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動給紙ユニット(20)のフレーム本体
    (21)に左右移動自在に取り付けられ、かつ用紙(P)
    を積層収容すると共に用紙分離用の爪(28,29)を備え
    た一対のスタッカ(22,23)と、 一対のスタッカ(22,23)のプレッシャプレート(22b,2
    3b)に対向して一対のスタッカ(22,23)と一体的に移
    動可能に配置され積層用紙を送り出す紙送りローラ(3
    0,31)と を備えてなる分離給紙装置において、 上記一対のスタッカ(22,23)の用紙分離用の爪(28,2
    9)の内側に着脱自在にセットされる硬質用紙幅決め用
    の用紙セット具(37,38)と、 上記フレーム本体(21)に着脱自在に取り付けられると
    共に、上記用紙セット具(37,38)内に積層収容された
    硬質用紙を下端縁から支え、かつ硬質用紙を枚数分離す
    る少なくとも1個のフリクション式のセパレータ(32)
    と を備えてなることを特徴とする分離給紙装置。
JP1986121720U 1986-08-08 1986-08-08 分離給紙装置 Expired - Lifetime JPH0647864Y2 (ja)

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JPS6331037U JPS6331037U (ja) 1988-02-29
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JPS6331037U (ja) 1988-02-29

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