JPH01275343A - カセット給紙装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 升ＪじＬｌ 本発明は、カセット内に堆積された用紙の最上紙に接し
てこれを送り出す給紙ローラを有するカセット給紙装置
に関する。

災釆皮権 上記形式の給紙装置は、公知であり、複写機、プリンタ
ー等に広く用いられている。この種の装置においては、
静電気等により一度に複数枚の用紙が送り出されること
がしばしば発生する。このため、従来では最上紙と分離
するための分離機構を設けて、最上紙から順次−枚ずつ
送りだすように構成されている。

第８図は、従来の給紙装置を示しており、この例では用
紙２１に呼び出しコロ２２が接し、呼び出しコロ２２に
よって送り出された用紙２１が分離機構を介して給送さ
れる。従って、呼び出しコロにより複数枚が送り出され
ても分離機構によって最上紙のみが給送されるものであ
る。この場合の分離機構としては、摩擦分離方式、段付
きコロ分離方式、逆転コロ分離方式等が適用できる。

ところが、このような分離機構を備えたカセット給紙装
置は高価であり、更にレジストローラまでの給紙搬送路
で紙詰まりが発生したときの処理が面倒である。しかも
カセットを複写機等の本体から取り出したとき１本体側
に紙残りが生ずることもあった。

また、第９図に示すようにコーナー分離爪方式による分
離機構を備えたカセット給紙装置は、上記した問題が生
じないが、この方式によるものは、使用する用紙３１が
限定される。即ち、厚手の紙では不給紙が生じやすく、
薄手の紙では多数枚送りが防止しにくい。更に、コーナ
ー分離爪方式は用紙補給時にコーナー爪３２を用紙角に
当てる操作が必要でありその操作性も悪いという問題が
あった。

目　　　的 本発明は、上述した従来の問題を解消し、安価でしかも
ジャム処理、用紙補給の操作性がよく、使用用紙が限定
されることないカセット給紙装置を提供することを目的
としている。

盈−氏 この目的を達成するために、本発明は給紙ローラとの協
働で、最上紙と他の用紙とを分離する分離手段を、用紙
送りだし方向下流側のカセット前方側の板の上端に設け
たことを特徴とし、更に分離手段が、突出部であり、該
突出部と前記給紙ローラの用紙と接するローラ当接部と
の少なくとも一方が複数個設けられ、カセットを装着し
た際、少なくとも一部に突出部とローラ部とが互い違い
になるように突出部及びローラ部の位置が設定されてい
ること、及び分離手段が、前記給紙ローラ表面の摩擦係
数より小さい摩擦係数の作用面を有する制動部材であり
、カセットを装着した際、制動部材は給紙ローラに接触
するように配置されていることを特徴としている。

以下、本発明の実施例を添付図面に従って説明する。

第１図において、符号１はカセット本体、２はその底抜
であり、また３は複写機等の機械本体側に設けられ、底
板２を押し上げる押し上げアームである。カセット１の
底抜２上には、用紙４が堆積載置され、この用紙４の最
上紙４−１が給紙ローラ５に接する位置まで押し上げア
ーム３によって底板２が押し上げられる。

給紙ローラ５は、機械本体側に位置固定で設けられ、第
２図に示すように軸６に固定された２つのローラ部７を
有している。ローラ部７は段付きローラ状に形成され、
各ローラ部７には夫々２つのローラ当接部８が設けられ
ている。

他方、カセット本体には用紙４の送り出し方向下流側に
位置するカセット前方側板９上に突出部１０として構成
された分離手段が固着または一体的に形成されて設けら
れている。この突出部１０は、カセット本体を機械本体
に装着された際、上記ローラ部７のローラ当接部８間に
位置し、かつ突出部１ｏの上面がローラ当接部８の下端
よりも上方になるように、ローラ部７及び突出部１０の
設置位置及び大きさが設定されている。

かく構成されたカセット給紙装置は、カセット本体１を
機械本体に装着すると、突出部１０がローラ部７のロー
ラ当接部８間に位置される。このとき、給紙ローラ５の
位置は固定であるから、カセット本体１のセット位置が
一定であれば、突出部１０におけるローラ当接部８への
くい込み量を一定になる。

ここで、給紙指令により給紙ローラ５が第１図の時計方
向へ回転すると、最上紙４−１が矢印Ａ方向へ給送され
る。この場合、最上紙４−１は給紙ローラ５とカセット
前方側板９の間に入り込み、第２図に示すようにローラ
部７のローラ当接部８と突出部１０によって波打ち、こ
のとき、最上紙４−１はその紙白体の座屈力によって他
の用紙と分離し、最上紙４−１のみが矢印Ａ方向へ送り
だされる。

第３図及び第４図は、第２図に示す実施例の変形例であ
る。第３図では、ローラ部７が段付きローラを使用して
いるが、突出部１０はローラ部７のローラ当接部８間で
なく、２つのローラ部７の間と、その両側に設けられて
いる。また、第４図ではローラ部７と突出部１０との配
置関係が第３図と同様であるが、ローラ部７は段付きロ
ーラでなく、普通のローラを用いている。

かく構成されたカセット給紙装置においても、第３図に
示すように給紙ローラ５とカセット前方側板９に入り込
んだ最上紙４−１が波打ち、他の用紙と分離されて送り
出すことができる。

かくして、上記した実施例では、カセット前方側板９に
突出部１０を設けたという簡単な構成で、用紙の分離機
能が得られる。なお、本例の分離方式では一箇所以上で
最上紙４−１に波打ち形状を施せばよいので、給紙ロー
ラ５のローラ当接部８と突出部１０の少なくとも一方を
複数設け、そしてローラ当接部８と突出部１０とが一箇
所以上で互い違いになるように夫々配置すればよい。

第５図及び第６図は１本発明の別の実施例を示すもので
、本実施例ではカセット前方側板９にフリクションパッ
ド１１として構成された分離手段がもうけられている。

このフリクションパッド１１は、カセット本体１を機械
本体に装着した際、給紙ローラ５に当接するように配置
されている。

また、給紙ローラ５の紙に対する摩擦係数をμｍ、フリ
クションパッド１１の紙に対する摩擦係数をμ２とする
と。

μｍ〉μ２ となるように設定されている。

かく構成されたカセット給紙装置は、給紙ローラ５が時
計方向へ回転すると、最上紙４−１が矢印Ａ方向へ送り
だされる。このとき、最上紙４−１と一緒に他の用紙も
送り出されようとすると。

この用紙はフリクションパッド１１によって停止され、
最上紙４−１のみが給送される。また、最゛上紙のみが
給紙ローラ５とフリクションパッド１１に挟持された時
には、上記μｍ〉μ２の関係から給紙ローラ５の搬送力
がフリクションパッド１１の制動力より上回り、最上紙
は支障なく送り出される。

第７図は第５図に示す実施例の変形例であって、本例の
場合、カセット前方側板９の上端に円弧状に形成された
部分を設け、その円弧部分にフリクションパッド１１が
取付けられている。この変形例においても、上記実施例
と同様の効果が得られる。

以上、本発明の好ましい実施例について説明したが１本
発明は上記実施例に限定されず、各種改変できるもので
ある６例えば、第１図に示す実施例において、突出部の
用紙と対向する上端部に用紙送り出し方向下流側が上方
となるようにテーパを形成してもよい。また、第５図に
示す実施例において、分離手段してフリクションパッド
を設けたが、このパッドの代りに前方側板自体に摩擦の
大きい加工１例えばローレット等を施してもよい。

更に、第５図に示す実施例では給紙ローラが最上紙に接
する給紙位置と、それから射れる離間位置との間で移動
可能にして、給紙時のみ給紙位置に位置させるようにし
てもよい。

効果 本発明に係るカセット給紙装置はカセットの前方側板に
分離手段を設けた簡単な構成であり、極めて安価である
。しかも給紙部で紙づまりが生じても、カセットを取り
出せば給紙ローラ以外の部材がないので処理が簡単であ
る。更に、カセットを取り出したときに用紙が機械本体
に残ることもない

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の位置実施例を示す側面断面図、第２図
はその正面断面図、第３図及び第４図は第２図の夫々別
の変形例を示す正面断面図、第５図は本発明の別の実施
例を示す側面断面図、第６図はその正面断面図、第７図
は第５図の変形例を示す側面断面図、第８図及び第９図
は夫々別の従来のカセット給紙装置を示す説明図である
。 １・・・カセット本体 ４・・・用紙 ４−１・・・最上紙 １０・・・突出部 １１・・・フリクションパッド 第５図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）カセット内に堆積された用紙の最上紙に接してこ
   れを送り出す給紙ローラを有するカセット給紙装置にお
   いて、 前記給紙ローラとの協働で、最上紙と他の用紙とを分離
   する分離手段を、用紙送りだし方向下流側のカセット前
   方側板の上端に設けたことを特徴とする前記カセット給
   紙装置。
2. （２）前記分離手段が、突出部であり、該突出部と前記
   給紙ローラの用紙と接するローラ当接部との少なくとも
   一方が複数個設けられ、カセットを装着した際、少なく
   とも一部に突出部とローラ部とが互い違いになるように
   突出部及びローラ部の位置が設定されていることを特徴
   とする請求項１に記載のカセット給紙装置。
3. （３）前記分離手段が、前記給紙ローラ表面の摩擦係数
   より小さい摩擦係数の作用面を有する制動部材であり、
   カセットを装着した際、制動部材は給紙ローラに接触す
   るように配置されていること特徴とする請求項１に記載
   のカセット給紙装置。