JPH02237394A - スピーカ用ボイスコイル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はスピーカ用ボイスコイルの耐熱性の向上手段
に関するものである。

〔従来の技術〕

第１図はこの発明のものを含めた従来一般のスピーカ用
ボイスコイルの断面図であシ，図において（１）は例え
ばセラミック製のボイスコイルボビン，（６）はこのボ
ビンに巻装されたボイスコイル，（７）はその端末であ
る。第２図は上記ボイスコイルの要部の拡大断面図で必
シ，（１）は上記のボイスコイルボビン，（２）はその
外周面に施された接着層，（３）は銅やアルミから成シ
表面にポリエスル系絶縁層（６ａ）を有する絶縁導線，
（４）はこの絶縁導線の回）に被着された接着剤である
。

ところで上記ボイスコイルに使用されている上記の接着
剤＋２１　（４１としては最近ではボリアミド，イミド
系樹脂が多く使用されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

近年スピーカの高入力化の要求によって耐熱性に優れた
ボイスコイルが必要となシ，上記したポリアミド，イミ
ド系接着剤では耐熱性や作業性に問題がでてきた。

この発明は上記の問題点を解消するためになされたもの
で，熱硬化性のトリアジン系樹脂ＢＴ２０６０を接着剤
として使用し，よ）高耐入力のスピーカ用ボイスコイル
を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明の場合は上記の接着剤として，％に熱硬化性の
トリアジン系樹脂から成る接着剤を使用している。

〔作　用〕

この発明に使用される接着剤は熱硬化させることによシ
，トリアジン猿を生成し熱に安定な樹脂となシ，その硬
化状態は次のようになる。

トリアジン樹脂モノマー トリアジン樹脂オリゴマ 〔実施例〕 以下この発明の一実施例について説明する。すなわち第
２図に示すように先ずボイスコイルボビタ［？ ン１１｝のか局面にトリアジン系樹脂を接着剤（２）と
して塗布し，これを半硬化状態としておく。次に表面の
絶縁層（３ａ）にトリアジン系樹脂接着剤（４）が塗布
された第３図のマグネットワイヤ（５）に，Ｎメチルビ
ニリドンを溶媒としたトリアジン系樹脂の希釈接着剤を
塗布しつつ，このマグネットワイヤ（５）ヲ上記のボイ
スコイルボビン（１）の半硬化接着剤（２）上に巻回し
，６０℃で３０分乾燥後１１０℃〜１２０℃程度の錦度
で約１０分間加熱し全体を半硬化状態とし，ボイスコイ
ル（６）の端末（７）の加工処理を行い，その後１５０
℃〜２００℃で６０分〜９０分間完全に硬化させる。そ
の際触媒としてオクチル酸亜鉛を０．１〜０２チ添加す
る。なお上記の接着剤（４）は絶縁導線（３）の巻装時
に形成させてもよい。

次に上記のようにして構成されたこの発明によルスピー
カ用ボイスコイルの耐入力性について従米例のものと比
較した例について説明する。

ボイスコイル温度上昇試験 条件 試験用周波数２　ｋＨｚ　　，　Ｑ　ｃｌＢ　：　２　
ＧＷ（ＮＶ）定格人力６０Ｗ（１９．０Ｖ）定格インピ
ーダンス６Ω〔発明の効果〕 この発明によるスピーカ用ボイスコイルには，以上のよ
うに熱硬化性のトリアジン系樹脂から成る接着剤を使用
しているので，ボイスコイルの巻装が容易で，しかも硬
化時に発泡することもなく，物性，接着性にも優れ，こ
れによシボイスコイルとしての高耐入力化が計れるとい
う効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を含む一般的なスピーカ用ボイスコイ
ルを示す断面図，第２図はこの発明のスピーカ用ボイス
コイルの要部の拡大断面図，第３図はこの発明のボイス
コイルとして巻装されるマグネットワイヤーの断面図で
ある。 なお図中（２）および（４）は接着剤，（３）は絶縁導
線，（３ａ）は絶縁層である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 表面に絶縁層を有しコイル状に巻装される絶縁導線に、
   熱硬化性のトリアジン系樹脂から成る接着剤を使用した
   ことを特徴とするスピーカ用ボイスコイル。